JP6035674B2 - サイドミラー - Google Patents

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Description

本発明はサイドミラーに関する。
従来、サイドミラーに付着した水滴や霜を、ミラー裏面側からヒーターの電熱により水滴除去するものや、ミラー裏面に圧電振動素子を設けて、振動により水滴を除去するもの、さらにそれら両方の機能を備えたものが考案されている(例えば特許文献1)。
実開平6−49237号公報
しかしながら、ヒーターで水滴を除去するためには、ミラー面(ミラーの表面)の温度は50℃〜60℃必要であり、適温に達するまでに加熱時間がかかるという課題がある。一方で、振動素子を用いる手法は比較的素早く水滴を除去することができるが、除去範囲にムラができやすく、曇りや霜に対処しきれないという課題がある。また、これら双方の課題を解決するために両方の機能を備えるとしても、ヒーターと振動子の双方を同時駆動すると一度に高電流が流れることになり、電源負荷が高く、大容量の電源が必要となってしまうという課題がある。
本発明の課題は、ミラー面に付着する水滴や霜を、電源負荷の少ない形で、より確実により素早く除去できる車両用のサイドミラーを提供することにある。
課題を解決するための手段および発明の効果
上記課題を解決するために、本発明のサイドミラーは、
サイドミラー外表面を形成するサイドミラー筐体と、
前記サイドミラー筐体に固定され、車外においてミラー面を形成するミラー部材と、
車両の走行に伴い受風する走行風を、前記サイドミラー筐体内の走行風導入空間に導入し、導入された走行風によって前記ミラー部材を振動させる受風振動手段と、
前記ミラー部材を熱する発熱部と、
前記発熱部を前記ミラー部材への伝熱が可能となるよう形で収容する収容部と、
を備え、前記収容部は、前記サイドミラー筐体内に前記発熱部から発生する熱を蓄積する形で保温される保温空間を形成する壁部によって形成され、当該壁部によって、前記保温空間と前記走行風導入空間とが別空間となるよう区画されていることを特徴とする。
上記本発明の構成によれば、ミラー面から雨滴等を除去する振動が、走行風によって発生するため、電力を使用することはない。
本発明のサイドミラーが設けられた車両(自動車)を簡略的に示した外観図。 図1のサイドミラーの拡大斜視図。 図2のサイドミラーの中央断面図であって、開閉部が開状態のときを示した断面図。 図3のサイドミラーの開閉部が閉状態のときを示した断面図。 図1のサイドミラーの電気的構成を簡略的に示したブロック図。 オートモード設定時における発熱部と開閉部の駆動制御の流れを示すフローチャート。 マニュアルモード設定時における発熱部と開閉部の駆動制御の流れを示すフローチャート。 発熱部と開閉部のマニュアル停止制御の流れを示すフローチャート。 開閉部の開駆動制御の第一例を示す図。 開閉部の開駆動制御の第二例を示す図。 図2のサイドミラーの変形例の中央断面図であって、開閉部が開状態のときを示した断面図。 図11のサイドミラーの開閉部が閉状態のときを示した断面図。 オートモード設定時における発熱部と開閉部の駆動制御の変形例の流れを示すフローチャート。
以下、本発明のサイドミラーの一実施形態を、図面を参照して説明する。
本実施形態のサイドミラー1は、図1に示すように、運転者の後方視認用に車両100の左右外側に設けられるものであり、図2に示すように、車外にあって運転者による後方視認用のミラー面2aを形成するミラー部材2を、車両100の走行に伴い受風する走行風によって振動させる受風振動手段6を備える。
本実施形態における受風振動手段6は、車両100の前進に伴い生じる車両前方からの走行風を受け、これを振動源としてミラー面2aを振動させるものである。具体的には、図3に示すように、振動源となる車両前方からの走行風を、サイドミラー1の外表面3a,3b,3c(筐体外壁部31の露出面のうち後面3a,前面及び上面3b,下面3c)を形成するサイドミラー筐体3内に導くよう形成された走行風導入口36と、筐体3内に導かれた走行風を受けて回転する受風回転部60と、受風回転部60とミラー部材2とを連結するとともに受風回転部60の回転に伴い生じる振動をミラー部材2に伝達する振動伝達部65と、筐体3内の空気を排出する排出口37と、を有する。
ここでの受風回転部60は、回転軸62の周りを回転する複数の回転翼61が回転する風車60として構成される。また、ここでの振動伝達部65は、風車60の回転軸62を回転自在に固定する風車固定部63と、風車固定部63から放射状に延出する複数(ここでは3又は3以上)の棒状部材であってその先端がミラー部材2と連結する風車支持部64と、を有して構成される。ここでの振動伝達部65は、それら棒状部材64で増幅される形でミラー部材2に振動を伝達する。
ミラー部材2は、筐体3に対し回転軸29を介して回転自在に固定される。一方で、筐体3には、その回転可能範囲を規定する回転範囲規定部39が設けられており、ミラー部材2は、予め定められた回転可能範囲の中で往復回転する形で振動を生じる。ここでの回転範囲規定部39は、筐体3において、後面3aに開口38を形成する開口外周部から開口38の内向きに突出し、ミラー部材2に対し順逆双方の回転方向においていずれか一方のみが当接するように設けられた対をなす突起部39である。
また、本実施形態のサイドミラー1は、ミラー部材2の裏面2bに、ミラー部材2を熱する発熱部4を有する。ここでの発熱部4は、ミラー部材2の裏面2bに設けられたヒーターであり、制御部10からの駆動信号を受けて通電されることにより発熱する。ここでのヒーター4は、ミラー部材2の裏面2bに対し接着剤や両面テープ等の接着層を介して接着固定されている。風車支持部64は、このヒーター4に対し固定されており、ヒーター4を介してミラー部材2と連結して、振動をミラー部材2に伝達している。
また、本実施形態のサイドミラー1は、発熱部4を、ミラー部材2への伝熱が可能となる形で収容する収容部5を有する。ここでの収容部5は、発熱部4から発生する熱を蓄積する形で保温される保温空間50を形成する壁部2,35,34によって形成されている。即ち、収容部5は、筐体内壁部35によって内部の保温空間50を、走行風が導入される走行風導入空間30とは別に区画された別空間となるよう形成されており、互いの空間30,50の空気が混じり難くなるよう形成されている。つまり、収容部5は、発熱部4の熱を蓄積する保温・断熱するだけでなく、走行風の進入を阻止することにより発熱部4の冷却を防止する役割も果たしている。
ここでの収容部5は、発熱部4を取り囲む壁部2,35,34の一部として、ミラー部材2と、筐体外壁部の一部である壁部34とを有する。つまり、ここでの収容部5は、ミラー部材2の裏面2bを内壁面とする形で、サイドミラー1内に内部空間50を形成している。さらに、ここでの収容部5は、サイドミラー1の外表面3a,3bを形成する筐体3の内部を仕切る筐体内壁部(区画壁部)35によって、内部空間50を固定的に区画して形成される。
また、本実施形態のサイドミラー1は、走行風導入口36を開閉する開閉部7と、開閉部7を開閉駆動させる開閉手段としての制御部10と、を有する。なお、制御部10は、発熱部4を発熱駆動させる発熱手段としても機能するものであり、ここでは、発熱部の発熱のON/OFFに連動して、開閉部7の開閉駆動を実行する。
制御部10は、CPU,ROM,RAM等を有した周知のマイクロコンピュータであり、ここでは、図5に示すように、開閉部7を開閉駆動させる開閉駆動部11と、車速を検出する車速検出部13と、発熱部4をなす周知のヒーターの駆動部14と、接続する。
開閉駆動部11は、ここでは開閉部7を電動開閉駆動する周知のモータ等である。
車速検出部13は、周知の車速センサである。
ヒーター駆動部14は、ここでは通電(ヒーターON)されることで発熱部4をなすヒーターの発熱層を加熱させる周知の電熱部(抵抗回路)である。
また、本実施形態の制御部10は、開閉部7の開閉駆動及び発熱部4の発熱駆動の制御モードとして、これらの駆動をユーザー操作に基づいて実行するマニュアルモードと、これらの駆動を予め定められた車両状態となった場合に実行するオートモードと、を切替設定可能である。ここでの制御部10は、図5に示すように、これらの制御モードを設定するモード設定操作を受け付けるモード設定操作部15と、上記マニュアルモードにおいて開閉部7の開閉駆動や発熱部4の発熱駆動を実行させる駆動操作(開閉操作及び発熱操作)を受け付ける駆動操作部(開閉操作部及び発熱操作部)16と、接続する。
また、ここでの制御部10は、それら各制御モードにおいて、開閉部7の開閉駆動及び発熱部4の発熱駆動を制御するプログラムを実行し、これにより上記開閉手段及び発熱手段として機能する。ここでのプログラムは、開閉部7の開駆動と発熱部4の発熱開始を連動して実行するとともに、開閉部7の閉駆動と発熱部4の発熱停止を連動して実行する。
オートモードにおいて、開閉部7の開閉駆動及び発熱部4の発熱(ヒーターON/OFF)を実行する制御は、図6に示すように、制御部10が、まずは車速センサ13から取得される検出情報に基づいて車両100の現在の車速を特定(検出)して(車速検出手段)、その車速が予め定められた基準低速度を下回ったか否かを判定し(S11)、下回った場合に限り(S11:Yes)、開閉部7の開駆動及び発熱部4の発熱(ヒーター駆動部14への通電)を開始する(S12:開駆動手段及び発熱開始手段)。これにより、ミラー部材2の振動及び発熱が開始する。これにより、車両停止前に、ミラー面23aに付着する水滴や霜を除去し始めることができる。特に水滴のような大きいものについては、開閉部7の開駆動により比較的早く除去できる。
発熱部4の発熱(ヒーター駆動部14への通電)が開始されるに伴い制御部10は、時間の計時を開始する。計時している時間が発熱開始から予め定められた基準加熱時間を経過した場合に(S13:Yes)、制御部10は、開閉部7の閉駆動及び発熱部4の発熱停止(ヒーター駆動部14への非通電)を開始する(S14:閉駆動手段及び発熱停止手段)。これにより、ミラー部材2の振動及び発熱が終了する。ただし、ミラー部材3の熱はその後の時間経過とともに徐々に消失する。
なお、基準加熱時間は、ミラー面(ミラーの表面)2aの温度は50℃〜60℃必要であり、当該レベルの温度に達するまでに最低限必要となる時間以上で定められた時間である。
他方、マニュアルモードにおいて、開閉部7の開駆動及び発熱部4の発熱(ヒーターON)を開始する制御は、図7に示すように、制御部10が、まずは駆動操作部16から取得される操作情報に基づいて、開閉部7の開駆動や発熱部4の発熱駆動を開始させる所定の開始操作を受け付けたか否かを特定し(S21:開始操作検出手段)、その開始操作を受け付けた場合に限り(S21:Yes)、開閉部7の開駆動及び発熱部4の発熱(ヒーター駆動部14への通電)を開始する(S22:開駆動手段及び発熱開始手段)。これにより、ミラー部材2の振動及び発熱が開始する。
なお、マニュアルモードにおいても、開閉部7の閉駆動及び発熱部4の発熱停止(ヒーターOFF)を開始する制御は、上述の図6の処理(S13及びS14)と同様である。
ただし、マニュアルモードにおいては、図8に示すように、制御部10が、駆動操作部16から取得される操作情報に基づいて、開閉部7の閉駆動や発熱部4の発熱を停止させる所定の終了操作を受け付けたか否かを特定しており(S31:終了操作検出手段)、その終了操作を受け付けた場合には(S31:Yes)、開閉部7の閉駆動及び発熱部4の発熱停止(ヒーター駆動部14への非通電)を強制的に直ちに開始する(S32:強制閉駆動手段及び強制発熱停止手段)。なお、オートモードにおいても同様にして開閉部7の閉駆動及び発熱部4の発熱停止(ヒーター駆動部14への非通電)を強制的に直ちに開始できるようにしてもよい。
ここで、制御部10による開閉部7の開閉駆動について説明する。開閉部7の開閉駆動は、図9に示すように、全閉状態と全開状態との2状態間の切替駆動とすることができる。つまり、制御部10は、予め定められた条件が満たされた場合に直ちに開閉部7を全開状態とし、その後、所定加熱時間(図中の所定時間)が経過すると直ちに全開状態とすることができる。
しかしながら、本実施形態の制御部10は、図10に示すように、開閉部7の開駆動を、所定加熱時間(図中の所定時間)の中で、互いに異なる複数の開度の状態を段階的に経ながら切り替える。この場合、開閉手段は、ミラー部材2の振動源となる走行風の風量を調整する風量調整手段として機能することになる。これにより、所定加熱時間(図中の所定時間)の中で、ミラー部材2の振動周期を可変させることが可能となり、振動周期を変化させることで、様々な大きさの水滴を除去し易くなる。なお、ここでは、所定加熱時間(図中の所定時間)の中で、段階的に開度を増すように定められており、さらに最後となる全開状態が最も長くなるよう時間配分がなされている。
以上、本発明の一実施形態を説明したが、これはあくまでも例示にすぎず、本発明はこれに限定されるものではない。例えば上記実施形態において一部の構成要件を省略する、さらには他の構成要件を追加する等、当業者の知識に基づく種々の変更が可能である。これは以下で述べる実施形態においても同様である。
上記実施形態においては、車両において運転者が後方視認するためのミラー面の雨滴等を除去するものであるが、他方向を視認するミラー面がある場合にも同様に適用できる。
上記実施形態における収容部5は、ミラー部材2と一体動作する可動収容部とすることができる。例えば図11及び図12に示すように、収容部5を、保温空間50を形成する筐体として形成し、ミラー部材2を、その筐体5の開口に蓋する形で、かつ発熱部4を保温空間50内に収容する形で組み付ける構成とすることができる。そして、図11及び図12の場合、一体の可動体2,5が筐体3に対し回転軸59を介して回転自在に固定される。また、上記実施形態と同様に、筐体3には、その回転可能範囲を規定する回転範囲規定部39aが設けられており、ミラー部材2は、予め定められた回転可能範囲の中で往復回転する形で振動を生じる。ここでの回転範囲規定部39aは、筐体3において、後面3aに開口38を形成する開口外周部(ここでは開口38の外周部の上側)から開口38の内向きに突出し、一体の可動体2,5に形成された凹部53a内に進入する形で配置される突起部39aであり、一体の可動体2,5に対し順逆双方の回転方向において前面及び後面のいずれか一方のみが凹部53aの内壁面に当接する形で、回転を規制し、振動を生じさせる。
なお、保温空間50は、走行風導入空間30内の空気が進入しにくい空間として形成されていればよく、必ずしも密閉空間とされる必要はない。ただし、図11及び図12のように密閉空間50となることで、保温機能を増すことができ、ミラー部材2の温度が下がりにくくなる。
また、受風振動手段6は、車両100の走行風を、ミラー部材2もしくはミラー部材2と一体動作する部材に当たるよう導く走行風通過経路36とすることもできる。つまり、車両100の走行風でミラー部材2を直接的に揺らす構成であり、例えば図11及び図12に示すように構成できる。なお、図11及び図12の場合は、走行風通過経路36を通過する形で筐体3内の走行風導入空間30内に進入した走行風が直接、ミラー部材2もしくはミラー部材2と一体動作する部材5に当たることにより、さらにいえば空間30内で流れが乱された乱気流として部材5に当たることにより、ミラー部材2を振動させる構成である。
さらに、図11及び図12の場合は、筐体3の開口38内でミラー部材2との間に形成される隙間37aを、走行風導入空間30内に進入した走行風の一部が通過して外部に排出されることにより、隙間37aを通過して外部に排出される空気が排出に際して渦をまくことにより、ミラー部材2に微振動を与える構成にもなっている。つまり、図11及び図12の場合は、受風振動手段6として、走行風通過経路36と隙間37とを有している。
また、制御部10は、車両100において減速スピードが一定レベル以上となる予め定められた急減速状態において開閉部7を開状態とするように構成してもよい(開閉手段)。
例えば制御部10を、車両100の減速スピードを検出するための検出情報を取得する図5の減速検出部12と接続するよう構成する。そして、制御部10は、予め定められた低車速状態を前提に、上記急減速状態となることで、開閉部7を開状態とするように構成することができるし、逆に、上記急減速状態を前提に、上記低車速状態となることで、開閉部7を開状態とするように構成することもできる(開閉手段)。
具体的にいえば、図13に示すように、オートモードにおいて、まずは車速センサ13から取得される検出情報に基づいて車両100の現在の車速を特定(検出)して(車速検出手段)、その車速が予め定められた基準低速度を下回ったか否かを判定し(S101)、さらに、減速検出部12から取得される予め定められた減速スピード情報に基づいて車両100が予め定められた上記急減速状態にあるか否かを判定し(S102)、車速が予め定められた基準低速度を下回り、かつ車両100が予め定められた上記急減速状態にある場合に限り(S102:Yes)、開閉部7の開駆動及び発熱部4の発熱(ヒーター駆動部14への通電)を開始するように構成する(S103:開駆動手段及び発熱開始手段)。なお、開閉部7の閉駆動及び発熱部4の発熱停止(ヒーターOFF)を開始する処理(S104,S105)は、上述の図6の処理(S13及びS14)と同様である。
なお、減速検出部12を車速センサ13とし、検出される車速に基づいて特定される減速が急となる予め定められた急減速を上記減速状態としてもよいが、ここでの減速検出部12は、運転者による減速操作を検出する減速操作検出部として構成できる。減速検出部12によって車両100の減速操作を検出することで、運転者の減速意思・停止意志の有無を特定することができ、さらにその減速意思が、予め定められた車両100の低車速状態において特定された場合には、これを運転者のより確かな停車意思として特定することができる。そして、停車意思が特定されるということは、これを車両100がまもなく停止と予測される停止直前状態として特定することになる。これにより、運転者による停止意志を前提にミラー面23aに付着する水滴や霜の除去が開始されるから、水滴や霜の除去がある程度なされた状態で停車状態となる。ここでの減速操作検出部12は、ブレーキ操作(例えばブレーキペダルの踏下)を検出するブレーキ操作検出部とすることができ、制御部10は、予め定められた基準踏下力を上回る踏下力が検出された場合を、上記急減速状態として判定することができる。
また、制御部10は、開閉部7の開駆動と発熱部4の発熱開始を非連動で実行してもよいし、開閉部7の閉駆動と発熱部4の発熱停止を非連動で実行してもよい。例えば開閉部7の開駆動を、上記図6,図7,図13と同様とする一方で、発熱部4の発熱開始を車両停止(速度ゼロ)に伴い実行するようにしてもよい。
1 サイドミラー
100 車両
2 ミラー部材
2a ミラー面
4 発熱部(ヒーター)
5 収容部
6 受風振動手段
7 開閉部
10 制御部

Claims (9)

  1. サイドミラー外表面を形成するサイドミラー筐体と、
    前記サイドミラー筐体に固定され、車外においてミラー面を形成するミラー部材と、
    車両の走行に伴い受風する走行風を、前記サイドミラー筐体内の走行風導入空間に導入し、導入された走行風によって前記ミラー部材を振動させる受風振動手段と、
    前記ミラー部材を熱する発熱部と、
    前記発熱部を前記ミラー部材への伝熱が可能となるよう形で収容する収容部と、
    を備え、前記収容部は、前記サイドミラー筐体内に前記発熱部から発生する熱を蓄積する形で保温される保温空間を形成する壁部によって形成され、当該壁部によって、前記保温空間と前記走行風導入空間とが別空間となるよう区画されていることを特徴とするサイドミラー。
  2. 前記受風振動手段は、前記走行風を受けて回転する受風回転部と、前記受風回転部と前記ミラー部材とを連結するとともに前記回転に伴い生じる振動を前記ミラー部材に伝達する振動伝達部と、を有する請求項1に記載のサイドミラー。
  3. 前記受風振動手段は、前記走行風を前記ミラー部材もしくは前記ミラー部材と一体動作する部材に当たるよう導く走行風通過経路である請求項1に記載のサイドミラー。
  4. 前記走行風導入空間内に振動源となる走行風を導くよう形成された走行風導入口と、前記走行風導入口を開閉する開閉部と、を有する請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のサイドミラー。
  5. 前記開閉部を開閉駆動させる開閉手段を備える請求項4に記載のサイドミラー。
  6. 前記開閉手段は、車室内に設けられた開閉操作部への開閉操作に基づいて、前記開閉部を開閉駆動させるものである請求項5に記載のサイドミラー。
  7. 前記車両の車速を検出する車速検出手段を備え、
    前記開閉手段は、検出された前記車速が予め定められた基準低速度を下回った場合に、前記開閉部を開駆動させるものである請求項5又は請求項6に記載のサイドミラー。
  8. 前記ミラー部材の振動源となる走行風の風量を調整する風量調整手段を備える請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載のサイドミラー。
  9. 請求項5ないし請求項7のいずれか1項に記載の要件を備え、前記風量調整手段が前記開閉手段である請求項8に記載のサイドミラー。
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