JPH03112752A - 車輌用ミラー - Google Patents

車輌用ミラー

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Publication number
JPH03112752A
JPH03112752A JP1252559A JP25255989A JPH03112752A JP H03112752 A JPH03112752 A JP H03112752A JP 1252559 A JP1252559 A JP 1252559A JP 25255989 A JP25255989 A JP 25255989A JP H03112752 A JPH03112752 A JP H03112752A
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JP
Japan
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mirror
support member
heating means
back surface
scattering prevention
Prior art date
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Application number
JP1252559A
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English (en)
Inventor
Naofumi Fujie
直文 藤江
Koji Ito
浩二 伊藤
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
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  • Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ミラー面の視界を維持する自動車用サイドミ
ラー等に好適な車輌用ミラーに関するもので、特に、超
音波振動子による水滴等の除去機能を備えミラー面に付
着した水滴、氷、霜、曇等を除去する車輌用ミラーに関
するものである。
[従来の技術] この種の車輌用ミラーの従来例には、実開昭61−30
552号公報等に記載の技術を挙げることができる。
第11図は上記公報に掲載された車輌の外部に配設され
た自動車用ミラーのクリーニング装置の断面図である。
図において、車輌の外部に配設されたバックミラーは、
ガラス製のミラー91を取付けたバックミラー本体92
をステー93で支持したもので、前記バックミラー本体
92とステー93の間に、例えば、セラミックス製の超
音波振動子94を設けたものである。この超音波振動子
94には、車輌内から操作できるように車室内に操作ス
イッチ95が接続されている。そして、前記超音波振動
子94と操作スイッチ95との間には、駆動回路96及
び電源97が直列接続されている。
前記駆動回路96は発振器によって発生された信号を増
幅器で増幅し、それを超音波振動子94に送り、超音波
振動子94を適当に振動させるものである。
このように構成された従来の超音波振動子を用いた車輌
用ミラーは、次のように動作することができる。
バックミラーのミラー面に水滴等が付着した場合、車室
内の操作スイッチ95を操作して、超音波振動子94を
振動させる。この超音波振動子94の振動は、バックミ
ラー本体92の全体を振動させることによって、ミラー
面に付着した水滴等を除去することができる。
また、この種の車輌用ミラーの従来例として、実開昭5
9−40145号公報等に記載の技術を挙げることがで
きる。
第12図は上記公報に掲載された車輌の外部に配設され
た車輌用ミラーのミラー後面の斜視図である。
図において、ミラー101の後面に平面上のヒータ10
2を固着し、このヒータ102の端子103及び端子1
04に通電することによってヒータ102を加熱し、ヒ
ータ102によってミラー101の前面を加熱するもの
である。
ミラー101の前面が加熱されると、ミラー101に付
着していた水滴、汚れ、曇等が蒸発し、それまで、ミラ
ー101に付着していた水滴、汚れ、曇等がなくなるこ
とで、ミラー101の視認性を回復させることができる
[発明が解決しようとする課題] ところが、超音波振動子94でミラー91の面に付着し
ている水滴等を除去する技術と、ミラー101の面をヒ
ータ102で加熱する技術とを同時に具備するものでは
、超音波振動子94でミラー91面を振動させると、そ
の超音波振動によってミラー101に配設したヒータ1
02が離れたり、接合時にミラー101に歪を付与し、
その影響及び超音波振動によってミラー101が破損し
たり、配線が疲労して断線したりする可能性があった。
逆に、ヒータ102を堅固に取付けるとミラー91面の
振動モードが変化し、ヒータ102を堅固に取付けると
ミラー91面の超音波振動を吸収し、ミラー91面の水
滴除去効率が低下する可能性がある。
そこで、ミラー91からヒータ102及び超音波振動子
94を離して配設することが考えられるが、その場合の
振動エネルギー及び熱エネルギーの伝搬効率が問題とな
る。
また、ミラー91の面に小石等が当ってミラー91面が
破壊された場合のミラー破片の飛散が問題となる。特に
、粘性の高い材料をミラー91の裏面に接着させると、
ミラー91の超音波振動の伝搬効率が低下する可能性が
ある。
そこで、本発明の課題は、ミラー面に超音波振動エネル
ギー及び熱エネルギーを効率良く受けることができ、し
かも、ミラーが破壊されても、そのミラー破片が飛散す
ることのない車輌用ミラーを提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記の課題を解決するために、請求項1の車輌用ミラー
は、表面が凸状に彎曲してなるミラーの裏面に接合した
摩擦抵抗の小さく、薄い層からなる飛散防止部材と、前
記ミラーの裏面側にあって、その周囲が前記ミラーの裏
面に面接触するように彎曲した面からなる接合部及び前
記接合部の内側にあって前記ミラーの裏面に対して所定
の間隔を隔てた面からなる本体部とを形成した支持部材
と、前記支持部材の本体部に接合された超音波振動子と
、前記ミラーと前記支持部材とを接合して形成された空
間に位置し、前記支持部材に彎曲した状態で取付けられ
、前記ミラーの裏面の飛散防止部材に接触し、前記ミラ
ーを加熱するフレキシブル基板に形成した面加熱手段と
を具備するものである。
請求項2の車輌用ミラーは、請求項1の飛散防止部材を
、ポリブタジェンを主成分とする皮膜としたものである
請求項3の車輌用ミラーは、請求項1の飛散防止部材を
、アセテート系を主成分とする薄膜の接着テープとした
ものである。
[作用] 請求項1の車輌用ミラーにおいては、前記ミラーに小石
等が当てられて、ミラーが破壊に至ったとしても、ミラ
ーの裏面の飛散防止部材によって、その飛散が防止され
る。
また、面加熱手段はミラーの裏面の飛散防止部材に面接
触しているから、前記ミラーの中央部から温度を上げる
ことができ、ミラーの視野に影響を及す中心部から水滴
等の除去を行なうことができる。
更に、周囲がミラーの裏面に面接触するように彎曲した
面からなる支持部材の接合部でミラーの裏面と接合する
ものであるから、接合によるミラーの歪をなくし、接合
強度を強化する。そして、支持部材の本体部を前記ミラ
ーの裏面に対して所定の間隔を隔てて空間を形成したも
のであるから、その空間に配置された面加熱手段によっ
てその限られた空間のみにその温度上昇の範囲を制限す
ることができ、また、前記面加熱手段が前記支持部材に
彎曲した状態で取付けられ、支持部材に取付けられた状
態で前記ミラーの裏面の薄い層からなる飛散防止部材を
介してミラーを加熱するものであるから、ミラーに対す
る熱エネルギーの伝達の効率を良くすることができる。
そして、前記面加熱手段が前記支持部材に彎曲した状態
で取付けられ、支持部材に取付けられた状態で前記ミラ
ーの裏面の薄い層からなる飛散防止部材を介してミラー
を加熱するものであるから、面加熱手段をミラー側の負
荷とせず、支持部材側の負荷とすることができ、かつ、
前記面加熱手段が接触する前記ミラーの裏面の飛散防止
部材の摩擦抵抗を小さくしているから、前記面加熱手段
と前記ミラーとの接触により、ミラーの超音波振動を阻
害することがない。
請求項2の車輌用ミラーは、飛散防止部材を、ポリブタ
ジェンを主成分とする皮膜としたものであるから、その
塗布範囲を任意に選択できる。
請求項3の車輌用ミラーは、飛散防止部材を、アセテー
ト系を主成分とする薄膜の接着テープとしたものである
から、超音波振動の減衰を少なくし、接着の作業性を上
げることができる。
[実施例] まず、本発明の車輌用ミラーを自動車用サイドミラーに
具体化した実施例を図面に基づいて説明する。
第3図は本実施例の自動車用サイドミラーを構成するミ
ラー及び支持部材及び面加熱手段を示す第4図の切断線
X−Xによる横断面図、第4図は本実施例の自動車用サ
イドミラーを構成するミラー及び支持部材及び面加熱手
段の構成体を示す裏面図である。また、第5図は本実施
例の自動車用サイドミラーを構成するミラー及び支持部
材及び面加熱手段をホルダーに収容した状態を示す裏面
図で、第6図は本実施例の自動車用サイドミラーを構成
するミラー及び支持部材及び面加熱手段をホルダーに収
容して組立てた状態を示す第5図の切断線Y−Yによる
縦断面図である。そして、第7図は本実施例で使用する
面加熱手段の裏面図である。
第5図及び第6図に示すように、本実施例の自動車用サ
イドミラーのホルダー1は合成樹脂材料によって射出成
形され、そのホルダー1には光線が入射及び反射する側
の開口部12と、この開口部12を囲繞する額縁状の保
持部13とが形成されている。ホルダー1の内部には、
表面が所定曲率の凸状の面を有するミラー4が収容され
ている。
このホルダー1は車体に取付けられる図示しないステー
等を具備するサイドミラー本体に装着される。
前記ミラー4は、公知のように、ホルダー1の開口部1
2から露出するガラス板からなる表側透明体と、その裏
面に金属蒸着等により反射膜等を形成してなる反射層か
ら構成されている。そのミラー4の裏面の反射層側には
、第1図の本実施例の車輌用ミラーを構成するミラー4
及び飛散防止部材7を示す裏面図に示すように、本実施
例の飛散防止部材7であるアセテート系を主成分とする
薄膜の接着テープを所定の距離を隔てて、ミラー4の長
さ方向に5条並列にして接着している。この接着テープ
としては、市販のメンディングテープ(商標名)の使用
が可能である。この種の接着テープは、引張りに対して
延びが極端に少なく、表面の摩擦抵抗が小さ、更に、そ
の外表面がシボ付きである。また、その厚みも10〜5
0ミクロン程度であり、熱伝導を問うまでもない厚みで
ある。発明者等の実験によれば、市販の接着テープでは
、前記メンディングテープが超音波振動の減衰が少なく
、熱伝導にも支障がなく、本実施例の車輌用ミラーに良
好であることを確認した。
前記ミラー4の裏側には、第2図の本実施例の車輌用ミ
ラーを構成するミラー4及び飛散防止部材7及び支持部
材5及び面加熱手段3の構成体を示す要部拡大断面図、
及び第3図から第6図に示すように、前記ミラー4とほ
ぼ同じ大きさで近似した線膨張率を有する金属板、例え
ば、フェライト系ステンレスまたはマルテンサイト系ス
テンレス材料等の板状材料からなる支持部材5が、ミラ
ー4との間に所定の間隔りをおいて並設されている。
前記支持部材5は概略的に前記ミラー4の裏面の曲率と
路間等の曲率で形成した中心部付近の本体部50と、前
記本体部50の周囲に位置し、前記ミラー4の裏側に面
接触する接合部51とを具備している。
更に詳しくは、前記本体部50の側部に形成した超音波
振動子2を接着する平面からなる振動子接合部52と、
前記接合する超音波振動子2の周囲には、超音波振動子
2の接合位置を規制する規制手段となる規制突起53と
、フレキシブルプリントケーブル31を挿通する導体挿
入部54とを具備している。
前記中心部付近の本体部50は、その曲率を前記ミラー
4の裏面の曲率と路間等の曲率で形成し、ミラー4と支
持部材5の本体部50との間隔りをほぼ均一とし、その
空間を狭い均一幅としている。
また、前記ミラー4の裏側に面接触する接合部51は、
ミラー4の裏側に接着剤で接合されたとき、接着剤の厚
みをミラー4の全周に亘って均一化して密に接合し、更
に、ミラー4に接合による歪が生じないようにしている
更に、振動子接合部52に接合する超音波振動子2の周
囲に形成した超音波振動子2の接合位置を規制する規制
突起53は、振動子接合部52に超音波振動子2を接着
する際に、超音波振動子2を所定の定位置に接着するの
を容易にするもので、支持部材5の成形時に振動子接合
部52の平面またはその周囲に、凸部を形成したもので
ある。そして、前記振動子接合部52も同様に、超音波
振動子2を接着する面を前者と同一面形状の平面とし、
接着剤の厚みを薄く、かつ、均一化し、超音波振動の伝
達を効率良くしている。
また、導体挿入部54は面加熱手段3に電力を供給する
フレキシブルプリントケーブル31を挿通させ、前記フ
レキシブルプリントケーブル31の支持部材5と面加熱
手段3との間を弛ませた状態でシーリング剤で封止する
ものであり、面加熱手段3とフレキシブルプリントケー
ブル31との接続部が支持部材5に接触し難いように、
支持部材5をミラー4側に位置する面に凹部を形成し、
前記接続部を収容している。
そして、前記ミラー4の裏側に面接触する接合部51は
、第4図に示すように、ミラー4の裏側に接着剤で接合
されたとき、接着剤の食出しがミラー4の表面に飛出さ
ないように、前記ミラー4の外周4aより支持部材5の
外周5aを、前記ミラー4の外周4aより1〜2 [m
m]程度内側に設定している。この外周4aと外周5a
との差は、接着剤の種類及びホルダー1の開口部12を
囲繞する額縁状の保持部13の形態によって決定される
が、超音波振動子2の振動の伝達効率を考慮すると、で
きるだけ外周4aと外周5aとの差は少ないことが望ま
しい。また、前記ミラー4の外周4aには、支持部材5
の外周5aまで突出した6個の位置決め突起5bが形成
されていて、前記ミラー4の裏側に面接触させて、接着
剤が塗布された接合部51を接着する際に、前記ミラー
4の外周4aに支持部材5の位置決め突起5bの外縁を
合致させることによって、前記ミラー4と支持部材5と
の位置合せとして使用される。
このとき、前記ミラー4の裏面の曲率と路間等の曲率で
形成した前記支持部材5の中心部付近の本体部50は、
前記本体部50の周囲に位置する前記ミラー4の裏側に
面接触する接合部51より、ミラー4との間の間隔した
け変位していることになる。この変位はミラー4の裏側
に接着する接着剤に必要な強度が得られる接合部51の
面積を決定した内側に段差を形成することによって得て
いる。前記段差は滑かな屈曲によって形成されており、
前記本体部50と前記接合部51との間の段差で形成さ
れる開成された本体部50の周縁を形成している。そし
て、第4図に示すように、本体部50の周縁の隅の曲率
はそれに対応するミラー4の周縁の隅の曲率より大きく
なっており、全体として、本体部50の周縁の曲率は、
ミラー4の意匠線となるミラー4の周縁の曲率より、そ
の曲率を大きくしている。このように、ミラー4の意匠
線となるミラー4の周縁の曲率より、本体部50の周縁
の曲率を大きくして、本体部50に配設した超音波振動
子2が発生する超音波振動の反射を発生させないように
している。
なお、前記位置決め突起5bはホルダー1の弾性片11
によって押圧力を受け、ホルダー1の開口部12を囲繞
する保持部13との間でミラー4及び支持部材5を挾持
し、結果的に、ミラー4及び支持部材5をホルダー1に
取付けている。
支持部材5は接合部51によってミラー4の全周囲に接
合され、更に、導体挿入部54は面加熱手段3に電力を
供給するフレキシブルプリントケーブル31をシーリン
グ剤で封止しているから、支持部材5とミラー4で形成
される面加熱手段3が収容される空間は密封された空間
となる。しかし、密封する際に湿度が高いと、水分が封
入されてしまう可能性がある。水分が封入されていると
、支持部材5とミラー4で形成された空間内の温度変化
によって、前記空間内に結露が発生し、前記空間内に水
が溜ってしまう。前記空間に溜った水はミラー4を伝搬
する超音波振動を吸収するので、ミラー4の表面で水滴
を霧化する効率が低下することになる。そこで、本実施
例においては、支持部材5の本体部50に小孔55を穿
設し、そこに水蒸気を通過させるが水滴を通過させない
繊維部材56(例えば、ボアテックス)を接着剤を用い
て接合して形成した呼吸手段を配設している。したがっ
て、支持部材5とミラー4で形成される空間に水滴が侵
入しても、その空間の水滴が霧化されたとき、その水分
を前記空間から排出することができる。
前記面加熱手段3は、第7図に示すように、絶縁性のフ
レキシブル基板30に対して、抵抗を構成する回路パタ
ーン32を印刷、蒸着、スパッタリング等を行なって発
熱部を形成し、更に、その回路パターン32の上面に前
者と同様に絶縁性のフレキシブル基板30を接合し、回
路パターン32をサンドイッチ状とし、前記回路パター
ン32に電力を供給するフレキシブルプリントケーブル
31を接続したものである。本実施例で使用された前記
回路パターン32はP T C(PosltlveTe
mperature Coeffclent Ther
mistor)ヒータと呼称され、所定のキュリー点温
度に到達するまで抵抗値の増大を示す正温度特性を有す
るものである。したがって、電圧を加えて自己発熱させ
たPTCヒータは、温度が下がると電流が増加し、はぼ
一定の温度で安定し、常に、回路パターン32の温度を
、強いては、前述したように、ミラー4と支持部材5の
本体部50との間隔りをほぼ均一とし、その空間を狭い
均一幅としているから、ミラー4と支持部材5とで囲ま
れた空間を一定温度状態とする。
また、本実施例の面加熱手段3は、絶縁性のフレキシブ
ル基板30に対して、回路パターン32を印刷、蒸着、
スパッタリング等を行なって発熱部を形成したものであ
るから可撓性に富み、また、支持部材5との間にゆとり
を持って配設されており、支持部材5に加えられた超音
波振動を減衰させることがない。また、加えられた超音
波振動によって、面加熱手段3の一部のみが疲労するも
のではなく、全体でその超音波振動に対応するものであ
るから、その寿命を長くすることができる。
この面加熱手段3はミラー4から所定の距離離れた支持
部材5の本体部51に接合される。本実施例の面加熱手
段3と支持部材5の本体部51との接合は、接着剤によ
って接合しているが、本発明を実施する場合の接合は、
鋲止め等の公知の固着手段の使用が可能である。この面
加熱手段3と支持部材5の本体部51との接合は、組立
てた状態で、面加熱手段3がミラー4の裏面に面接触す
るように、面加熱手段3を彎曲させた状態に配設される
。因に、本実施例では、面加熱手段3の反ミラー側に位
置するフレキシブル基板30の4隅に接着剤を塗布して
接着することによって、面加熱手段3がミラー4の裏面
に接合したその外表面の摩擦抵抗が小さく、かつ、薄い
層からなる飛散防止部材7に3次元的に彎曲して面接触
し、熱エネルギーを効率良くミラー4に導いている。特
に、面加熱手段3のミラー4側に位置するフレキシブル
基板30は、互いに振動しながらミラー4側に面接触す
るために、耐摩耗性に富み、摩擦係数の低い材料が選択
される。
次に、上記のように構成された一実施例の自動車用サイ
ドミラーは、次のように使用することができる。
まず、超音波振動子2に電力を供給すると、超音波振動
子2を構成する圧電素子の圧電効果のうちの横効果によ
って長さ方向に収縮または伸長する振動が発生する。こ
の場合、第3図に示すように、支持部材5の周縁はミラ
ー4の周縁に固着されているので、支持部材5に発生し
た振動は接着剤を介してミラー4の周縁からその全体に
伝播する。したがって、超音波振動子2に供給する周波
数を適当な値に選択すれば、支持部材5が共振し、その
全体に均一で振幅が大きな定在波が発生し、その定在波
によってミラー4が高速度で運動する。
このとき、ミラー4の表面に付着した水滴、霜または塵
埃等の付着物はミラー4から高い運動エネルギーを与え
られ、重力で滴下したり、霧化されたりしてミラー4か
ら除去される。
このとき、本実施例のように面加熱手段3が彎曲して、
ミラー4の裏面の飛散防止部材7に接触した中央部で、
飛散防止部材7を介してミラー4に接触しているから、
その面加熱手段3とミラー4の裏面の飛散防止部材7と
の間に、超音波振動による摩擦が生じる。しかし、飛散
防止部材7の表面の摩擦抵抗が小さいから、面加熱手段
3と飛散防止部材7との摩擦によって、ミラー4の超音
波振動が阻害されることがない。また、面加熱手段3と
飛散防止部材7との摩擦による超音波振動エネルギーの
損失は無視できる程度に小さい。
また、フレキシブルプリントケーブル31を介して電力
が供給されると、面加熱手段3の回路パターン32が加
熱され、面加熱手段3は直接熱伝導によって、または放
射または対流等によって、その一部はミラー4の裏面に
接合した飛散防止部材7を介してミラー4に熱を伝える
したがって、本実施例のように面加熱手段3が彎曲して
、ミラー4の裏面の飛散防止部材7に接触した中央部で
、飛散防止部材7を介して或いは直接ミラー4に熱を伝
えるものであるから、前記ミラー4の中央部から温度を
上げることができ、ミラー4の視野に影響を及す中心部
から水滴等の除去を行なうことができる。故に、ミラー
4の表面に付着した水滴、霜、塵埃、霜等の付着物はミ
ラー4から高い熱エネルギーを与えられ、重力で滴下し
たり、気化されたりしてミラー4から除去される。
更に、ミラー4に小石が当たる等の外力が加わって破壊
されたとき、ミラー4の裏面に接合されている飛散防止
部材7によって破壊されたミラー片をそのまま保持され
るから、譬え、ミラー4の破壊が生じてもミラー片が散
乱されることがない。
このように、本実施例の車輌用ミラーは、表面が凸状に
彎曲してなるミラー4と、前記ミラー4の裏面に接合し
たその外表面の摩擦抵抗が小さく、かつ、薄い層からな
る飛散防止部材7と、前記ミラー4の裏面側にあって、
その周囲が前記ミラー4の裏面に面接触するように彎曲
した面からなる接合部51及び前記接合部51の内側に
あって前記ミラー4の裏面に対して所定の間隔りを隔て
た面からなる本体部50とを形成した支持部材5と、前
記支持部材5の本体部50に接合された超音波振動子2
と、前記ミラー4と前記支持部材5とを接合して形成さ
れた空間に位置し、前記支持部材5に彎曲した状態で取
付けられ、前記ミラー4の裏面の飛散防止部材7に接触
し、前記ミラー4を加熱するフレキシブル基板30に形
成した面加熱手段3とを具備するものであり、特に、前
記飛散防止部材7は、アセテート系を主成分とする薄膜
の接着テープをミラー4の裏面に接着してなるものであ
る。
したがって、周囲がミラー4の裏面に面接触するように
彎曲した面からなる支持部材5の接合部51でミラー4
の裏面と接合するものであるから、接合によるミラー4
の歪をなくし、接合強度を強化することができる。そし
て、支持部材5の本体部50を前記ミラー4の裏面に対
して所定の間隔りを隔てて空間を形成したものであるか
ら、その空間に配置された面加熱手段3によってその限
られた空間のみに、その温度上昇を制限することができ
、また、前記面加熱手段3が前記支持部材5に彎曲した
状態で取付けられ、支持部材5に取付けられた状態で前
記ミラー4の裏面の薄い層からなる飛散防止部材7を介
してミラー4を加熱するものであるから、面加熱手段3
をミラー4側の負荷とせず、支持部材5側の負荷とする
ことができ、その間の熱エネルギーの伝達の効率を良く
することができる。更に、面加熱手段3が彎曲させたフ
レキシブル基板30で形成されており、支持部材5に取
付けられた状態で前記ミラー4の裏面の飛散防止部材7
の摩擦抵抗を小さくしているから、前記面加熱手段3と
前記ミラー4との接触により、ミラー4の超音波振動を
阻害することがない。特に、飛散防止部材7として使用
した接着テープのように、その飛散防止部材7の表面が
シボ付きであると、その接触抵抗をより小さくすること
ができる。
そして、前記ミラー4に小石等が当たってミラー4が破
壊に至ったとしても、ミラー4の裏面の飛散防止部材7
によって、その飛散が防止される。
更に、面加熱手段3はミラー4の裏面の薄い層からなる
飛散防止部材7に面接触しているから、前記ミラー4の
中央部から温度を上げることができ、ミラー4の視野に
影響を及す中心部から水滴等の除去を行なうことができ
る。
ところで、上記実施例の飛散防止部材7としては、同一
幅のアセテート系を主成分とする薄膜の接着テープをミ
ラー4の裏面に、その長さ方向に平行して5条接着して
形成したものであるが、本発明を実施する場合には、第
1図に示す構成に限定されるものではなく、第8図の本
発明の実施例の車輌用ミラーで用いる飛散防止部材7の
他の接合状態を示す裏面図のように、互いに異なった接
着テープ幅のアセテート系を主成分とする薄膜の接着テ
ープをミラーの裏面に接着してなる飛散防止部材7a、
7b、7cとしてもよい。或いは、第9図の本発明の実
施例の車輌用ミラーで用いる飛散防止部材7の他の接合
状態を示す裏面図のように、大幅のアセテート系を主成
分とする薄膜の接着テープに複数のスリット8を形成し
たものを接合してもよい。
何れにせよ、本発明を実施する場合の飛散防止部材7は
、大幅の接着テープであれば、ミラー4と飛散防止部材
7との間に空気が閉じられないような形態とする必要が
ある。
ミラー4と飛散防止部材7との間に空気が閉じられない
ような形態とする手段からして、飛散防止部材7を接着
テープから液体とすることもできる。例えば、発明者等
の実験によれば、ポリブタジェンを主成分とする皮膜を
ミラー4の裏面に形成してたものでも、アセテート系を
主成分とする薄膜の接着テープからなる飛散防止部材7
と同様の効果のあるものが得られた。
即ち、第10図の本発明の実施例の車輌用ミラーで用い
る飛散防止部材6の他の接合状態を示す裏面図のように
、表面が凸状に彎曲してなるミラー4の裏面にポリブタ
ジェンを主成分とする液体を塗布し、ミラーの裏面に粘
性流体からなる皮膜を形成したもので、発明者等の実験
によれば、ポリブタジェンを主成分とする皮膜は20ミ
クロン程度の膜厚でミラー片の飛散防止効果が確認され
、通常では、20〜70ミクロン程度の膜厚での使用が
好ましい。本実施例の場合にも、前記飛散防止部材8の
摩擦抵抗が小さいから、前記面加熱手段3と前記ミラー
4との接触によって、ミラー4の超音波振動を阻害する
ことがなく、超音波振動を印加した場合の発熱は確認さ
れなかった。
このように、本発明の実施例の車輌用ミラーは、表面が
凸状に彎曲してなるミラー4と、前記ミラー4の裏面に
接合したその外表面の摩擦抵抗が小さく、かつ、薄い層
からなる飛散防止部材6,7と、前記ミラー4の裏面側
にあって、その周囲が前記ミラー4の裏面に面接触する
ように彎曲した面からなる接合部51及び前記接合部5
1の内側にあって前記ミラー4の裏面に対して所定の間
隔を隔てた面からなる本体部50とを形成した支持部材
5と、前記支持部材5の本体部50に接合された超音波
振動子2と、前記ミラー4と前記支持部材5とを接合し
て形成された空間に位置し、前記支持部材5に彎曲した
状態で取付けられ、前記ミラー4の裏面の飛散防止部材
6,7に接触し、前記ミラー4を加熱するフレキシブル
基板30に形成した面加熱手段3とを具備するものであ
る。
したがって、本実施例の車輌用ミラーにおいては、周囲
がミラー4の裏面に面接触するように彎曲した面からな
る支持部材5の接合部51でミラー4の裏面と接合する
ものであるから、接合によるミラー4の歪をなくし接合
強度を強化することができる。そして、支持部材5の本
体部50を前記ミラー4の裏面に対して所定の間隔を隔
てて空間を形成したものであるから、その空間に配置さ
れた面加熱手段3によってその限られた空間のみにその
温度上昇を制限することができ、また、前記面加熱手段
3が前記支持部材5に彎曲した状態で取付けられ、支持
部材5に取付けられた状態で前記ミラー4の裏面の薄い
層からなる飛散防止部材6,7を介してミラー4を加熱
するものであるから、ミラー4に対して熱エネルギーの
伝達の効率を良くすることができる。
更に、面加熱手段3が彎曲させたフレキシブル基板30
で形成されており、また、前記ミラー4の裏面の飛散防
止部材6,7の摩擦抵抗を小さくしているから、前記面
加熱手段3と前記ミラー4との接触により、ミラー4の
超音波振動を阻害することかない。そして、前記面加熱
手段3が前記支持部材5に彎曲した状態で取付けられ、
支持部材5に取付けられた状態で前記ミラー4の裏面の
薄い層からなる飛散防止部材6.7を介してミラー4を
加熱するものであるから、面加熱手段3をミラー4側の
負荷とせず、支持部材5側の負荷とすることができ、面
加熱手段3による超音波振動エネルギーの消費が少ない
。即ち、面加熱手段3がフレキシブル基板31に回路パ
ターン32を印刷して形成し、前記面加熱手段3が前記
支持部材5に彎曲した状態に取付けられたものであるか
ら、面加熱手段3で超音波振動エネルギーを消費する量
を少くすることができる。
そして、前記ミラー4に小石等が当って、ミラー4が破
壊に至ったとしても、ミラー4の裏面の飛散防止部材6
.7によって、その飛散が防止できる。
更に、面加熱手段3はミラー4の裏面の飛散防止部材6
.7に面接触しているから、前記ミラー4の中央部から
温度を上げることができ、ミラー4の視野に影響を及す
中心部から水滴等の除去を行なうことができる。
特に、前記飛散防止部材6を、ポリブタジェンを主成分
とする皮膜としたものでは、その塗布範囲及び膜厚を任
意に選択できる。また、前記飛散防止部材7を、アセテ
ート系を主成分とする薄膜の接着テープとしたものでは
、超音波振動の減衰を少なくし、接着剤の硬化時間が不
要となり、接着の作業性を上げることができる。
上記実施例の車輌用ミラーは、ミラー4に対して所定の
間隔りをおいて配設された支持部材5の本体部50は、
その曲率をミラー4の裏面の曲率と路間等の曲率で形成
し、ミラー4と支持部材5の本体部50との間隔りをほ
ぼ均一とし、その空間を狭い均一幅とし、支持部材5の
反ミラー側の空間を広くして電子回路部品、その他の機
能部品の収納を容易にし、車輌用ミラーの仕上りをコン
パクトにすることができる。
また、上記実施例の車輌用ミラーにおいては、前記支持
部材5に彎曲した状態で取付けられた面加熱手段3を、
中央部を彎曲させた状態にたるませ、そこをミラー4の
裏面に接触させたものであるから、後方の視認性に影響
を与えるミラー4の中央部から温度上昇させることがで
き、また、支持部材5から離すことによって熱損失を減
少させることができる。そして、前記面加熱手段3と支
持部材5との間に相対的な振動が生じたとしても、両者
間の摩擦抵抗を小さくすることができる。
そして、上記実施例の前記面加熱手段3と接続されたフ
レキシブルプリントケーブル31は、前記支持部材5を
貫通しても、前記支持部材5との間を堅固に封止でき、
しかも、前記面加熱手段3と前記支持部材5との間に相
対的な振動が加わっても、フレキシブルプリントケーブ
ル31でそれを吸収でき、特定の部分が疲労して断線に
陥る可能性が低く、長寿命となる。
更に、従来のように、支持部材5とミラー4を同一の大
きさとして両者を接着したものでは、接着剤の食出しが
ミラー4の表面に及ばないように接合圧を調整するため
に、接着剤の厚みを薄く均一にすることができず、その
厚みがアンバランスであった。しかし、本実施例におい
ては、接着剤の厚みを薄く均一にできるから、ミラー4
の振動効率が良くなり、従来のものに比較して5〜8[
W]程度の電力効率の上昇があった。しかも、接着剤の
食出しがミラー4の表面に及ばないので、その仕上りが
綺麗である。
更にまた、上記実施例の車輌用ミラーにおいては、絶縁
性のフレキシブル基板30に形成した面加熱手段3を、
PTCヒータとしたものである。
したがって、正極性サーミスタの特性により所定の温度
状態に導く時間を短くすることができる。
そして、上記実施例の車輌用ミラーにおいては、支持部
材5の本体部50に小孔55を穿設し、そこに水蒸気を
通過させるが水滴を通過させない繊維部材56を接着剤
を用いて接合して形成した空間内の湿度を低湿度に維持
する呼吸手段を配設したものであるから、ミラー4と支
持部材5との間に形成した空間に水滴が入り込んだとし
ても、それを霧化して排出することができる。
ところで、上記実施例の超音波振動子2は圧電効果のう
ちの横効果によって長さ方向に収縮させ、その効率を高
くしてミラー4を振動させているが、本発明を実施する
場合には、圧電効果のうちの縦効果を利用することもで
きる。
[発明の効果] 以上詳述したように、請求項1の車輌用ミラーは、ミラ
ーの裏面に接合したその外表面の摩擦抵抗が小さく、か
つ、薄い層からなる飛散防止部材と、前記ミラーの裏面
側にあって、その周囲が前記ミラーの裏面に面接触する
ように彎曲した面からなる接合部及び前記接合部の内側
にあって前記ミラーの裏面に対して所定の間隔を隔てた
面からなる本体部とを形成した支持部材と、前記支持部
材の本体部に接合された超音波振動子と、前記ミラーと
前記支持部材とを接合して形成された空間に位置し、前
記支持部材に彎曲した状態で取付けられ、前記ミラーの
裏面の飛散防止部材に接触し、前記ミラーを加熱するフ
レキシブル基板に形成した面加熱手段とを具備するもの
である。
したがって、前記ミラーに小石等が当たって、譬え、ミ
ラーが破壊に至ったとしても、ミラーの裏面の飛散防止
部材によって、その飛散が防止できる。
また、前記面加熱手段が前記支持部材に彎曲した状態で
取付けられ、支持部材に取付けられた状態で前記ミラー
の裏面の薄い層からなる飛散防止部材を介してミラーを
加熱するものであるから、面加熱手段をミラー側の負荷
とせず、支持部材側の負荷とすることができ、かつ、前
記面加熱手段が接触する前記ミラーの裏面の飛散防止部
材の摩擦抵抗を小さくしているから、前記面加熱手段と
前記ミラーとの接触により、ミラーの超音波振動を阻害
することがない。
そして、面加熱手段はミラーの裏面の飛散防止部材に面
接触しているから、前記ミラーの中央部から温度を上げ
ることができ、ミラーの視野に影響を及す中心部から水
滴等の除去を行なうことができる。
更に、周囲がミラーの裏面に面接触するように彎曲した
面からなる支持部材の接合部でミラーの裏面と接合する
ものであるから、接合によるミラーの歪をなくし、その
接合強度を強化することができる。そして、支持部材の
本体部を前記ミラーの裏面に対して所定の間隔を隔てて
空間を形成したものであるから、その空間に配置された
面加熱手段によってその限られた空間のみにその温度上
昇を制限することができ、また、前記面加熱手段が前記
支持部材に彎曲した状態で取付けられ、支持部材に取付
けられた状態で前記ミラーの裏面の薄い層からなる飛散
防止部材を介してミラーを加熱するものであるから、ミ
ラーに対する熱エネルギーの伝達の効率を良くすること
ができる。
請求項2の車輌用ミラーに瑯いては、請求項1の効果に
加えて、飛散防止部材をポリブタジェンを主成分とする
皮膜としたものであるから、その塗布範囲及び皮膜の厚
みを任意に選択決定できる。
請求項3の車輌用ミラーにおいては、請求項1の効果に
加えて、飛散防止部材をアセテート系を主成分とする薄
膜の接着テープとしたものであるから、超音波振動の減
衰を少なくし、接着の作業性を良くすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の車輌用ミラーを構成するミ
ラー及び飛散防止部材を示す裏面図、第2図は本発明の
一実施例の車輌用ミラーを構成するミラー及び飛散防止
部材及び支持部材及び面加熱手段の構成体を示す要部拡
大断面図、第3図は本発明の一実施例の車輌用ミラーを
構成するミラー及び支持部材及び面加熱手段を示す横断
面図、第4図は本発明の一実施例の車輌用ミラーを構成
するミラー及び支持部材及び面加熱手段の構成体を示す
裏面図、第5図は本発明の一実施例の車輌用ミラーを構
成するミラー及び支持部材及び面加熱手段をホルダーに
収容した状態を示す裏面図、第6図は本発明の一実施例
の車輌用ミラーを構成するミラー及び支持部材及び面加
熱手段をホルダーに収容して組立てた状態を示す縦断面
図、第7図は本発明の一実施例の車輌用ミラーで使用す
る面加熱手段の裏面図、第8図乃至第10図の本発明の
実施例の車輌用ミラーで用いる飛散防止部材の他の接合
状態を示す裏面図、第11図は従来の車輌用ミラーの断
面図、第12図は従来の他の車輌用ミラーの斜視図であ
る。 図において、 1:ホルダー     2:超音波振動子3:面加熱手
段    4:ミラー 5:支持部材 6.7.7a、7b、7c:飛散防止部材50:本体部
     51:接合部 である。 なお、図中、同−符号及び同一記号は同一または相当部
分を示すものである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)表面が凸状に彎曲してなるミラーと、前記ミラー
    の裏面に接合したその外表面の摩擦抵抗が小さく、かつ
    、薄い層からなる飛散防止部材と、 前記ミラーの裏面側にあって、その周囲が前記ミラーの
    裏面に面接触するように彎曲した面からなる接合部及び
    前記接合部の内側にあって前記ミラーの裏面に対して所
    定の間隔を隔てた面からなる本体部とを形成した支持部
    材と、 前記支持部材の本体部に接合された超音波振動子と、 前記ミラーと前記支持部材とを接合して形成された空間
    に位置し、前記支持部材に彎曲した状態で取付けられ、
    前記ミラーの裏面の飛散防止部材に接触し、前記ミラー
    を加熱するフレキシブル基板に形成した面加熱手段と、 を具備することを特徴とする車輌用ミラー。
  2. (2)前記飛散防止部材は、ポリブタジエンを主成分と
    する皮膜をミラーの裏面に形成してなることを特徴とす
    る請求項1に記載の車輌用ミラー。
  3. (3)前記飛散防止部材は、アセテート系を主成分とす
    る薄膜の接着テープをミラーの裏面に接着してなること
    を特徴とする請求項1に記載の車輌用ミラー。
JP1252559A 1989-09-28 1989-09-28 車輌用ミラー Pending JPH03112752A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0649237U (ja) * 1992-12-15 1994-07-05 株式会社村上開明堂 水滴除去ミラー
WO1998010958A1 (fr) * 1996-09-12 1998-03-19 Kabushiki Kaisha Tokai Rika Denki Seisakusho Retroviseur exterieur pour automobiles

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JPH0649237U (ja) * 1992-12-15 1994-07-05 株式会社村上開明堂 水滴除去ミラー
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