JPH03164352A - 車両用ミラー - Google Patents

車両用ミラー

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Publication number
JPH03164352A
JPH03164352A JP2202655A JP20265590A JPH03164352A JP H03164352 A JPH03164352 A JP H03164352A JP 2202655 A JP2202655 A JP 2202655A JP 20265590 A JP20265590 A JP 20265590A JP H03164352 A JPH03164352 A JP H03164352A
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JP
Japan
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mirror
support member
linear expansion
ultrasonic transducer
vehicle
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Application number
JP2202655A
Other languages
English (en)
Inventor
Naofumi Fujie
直文 藤江
Taneichi Kawai
河合 種市
Koji Ito
浩二 伊藤
Shoji Okada
岡田 尚司
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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  • Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、ミラー面の視界を維持する自動車用サイドも
ラー等の好適な車両用ミラーに関するもので、特に、超
音波振動子による水滴等の除去機能を備えξラー面に付
着した水滴、氷、霜、曇等を除去する車両用ミラーに関
するものである。
(従来の技術) 従来、この種の車両用ミラーとしては、実開平1−11
3069号公報に示されるものが知られている.これは
、ミラー部材と、該ミラー部材の裏面側に前記ミラー部
材に対して所定の間隔をおいて取付けられた支持部材と
、該支持部材に固定された振動子とを有し、振動子の振
動させて支持部材を振動させることにより、ミラー部材
を共振させ、これにより、ミラー部材表面に付着した水
滴、氷、霜、曇等を除去するものであった。
〔考案が解決しようとする課題) しかし、上記した車両用ミラーであると、振動子の振動
がミラー部材の裏面に固定された支持部材を介してミラ
ー部材に伝達されるため、支持部材の材質を任意に選択
すると、支持部材によりミラー面に温度変化による大き
な歪みが付与されたり、振動子の振動が支持部材により
吸収されたりする恐れがあった。
故に、本発明は支持部材の材質を、水滴除去機能を持つ
車両用ミラーとして最適なものに特定することを、共通
の技術的課題とするものである。
〔発明の構或〕
(課題を解決するための手段) 上記技術的課題を解決するために本発明において講じた
技術的手段は、第1の手段として、ミラー部材と、該ミ
ラー部材の裏面側に前記ミラー部材に対して所定の間隔
をおいて取付けられた前記ミラー部材と近似した線膨張
率の材料からなる支持部材と、該支持部材に固定された
振動子とを有したことであり、第2の手段として、ミラ
ー部材と、該ミラー部材の裏面側に前記ミラー部材に対
して所定の間隔をおいて取付けられた損失係数が約1.
75%以下の材料からなる支持部材と、該支持部材に固
定された直径が約50mm以下の振動子とを有したこと
である。
(作用) 支持部材をミラー部材と近似した線膨張率の材料として
いるので、支持部材によりミラー部材に付与される温度
変化による歪みが小さくなる。又、支持部材を損失係数
が約1.75%以下の材料としているので、支持部材・
による振動エネルギーの吸収が少なくなる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて説明する。
第1図ないし第5図において、第1実施例について説明
する。
第3図及び第4図に示すように、本実施例の自動車用サ
イドミラーのホルダー1は合或樹脂材料によって射出威
形され、そのホルダー■には光線が入射及び反射する側
の開口部12と、この開口部l2を囲繞する額縁状の保
持部13とが形威されている。ホルダーlの内部には、
表面が所定曲率の凸状の面を有するミラー4が収納され
ている。
このホルダーlは車体に取付けられる図示しないステー
等を具備するサイドミラー本体に装着される。
前記ミラー4は、公知のように、ホルダー1の開口部l
2から露出するガラス板からなる表側透明体と、その裏
面に金属蒸着等により反射膜等を形威してなる反射層か
ら構成されている。
前記ミラー4の裏側には、第1図及び第2図に示すよう
に、前記ミラー4と略同じ大きさで近似した線膨張率を
有する金属板、例えば、フェライト系ステンレス,マル
テンサイト系ステンレス又はチタン系材料等の板状材料
からなる支持部材5が、ミラー4との間に所定の間隔6
をおいて並設されている。前記支持部材5となるフェラ
イト系ステンレス.マルテンサイド系ステンレス又はチ
タン系材料は、その線膨張率が約9X10−’である。
一方、前記ミラー材料はガラス材からなり、その線膨張
率が約8X10−’である。
前記支持部材5は概略的に前記ミラー4の裏面の曲率と
略同等の曲率で形成した中央部付近の本体部50と、前
記本体部50の周囲に位置し、前記ミラー4の裏側に面
接触する接合部51とを具備している。
更に詳しくは、前記本体部50の側部に形威した超音波
振動子2を接着する平面からなる振動子接合部52と、
前記接合する超音波振動子2の周囲には、超音波振動子
2の接合位置を規制する規制手段となる規制突起53と
、フレキシブル導体31を挿通ずる導体挿入部54とを
具備している。
前記中心部付近の本体部50は、その曲率を前記ミラー
4の裏面の曲率と略同等の曲率で形或し、ミラー4と支
持部材5の本体部50との間隔をほぼ均一とし、その空
間を狭い均一幅としている。
又、前記ミラー4の裏側に面接触する接合部51は、ミ
ラー4の裏側に接着剤で接合されたとき、接着剤の厚み
をミラー4の全周に亘って均一化して密に接合し、更に
、ミラー4の接合による歪みが生じないようにしている
。そして、前記振動子接合部52も同様に、超音波振動
子2を接着する面を平面とし、接着剤の厚みを薄く、か
つ、均一化し、超音波振動に伝達を効率良くしている。
更に、振動子接合部52に接合する超音波振動子2の周
囲に形威した超音波振動子2の接合位置を規制する規制
突起53は、振動子接合部52に超音波振動子2を接着
する際に、超音波振動子2を所定の定位置に接着するの
を容易にするもので、支持部材5の威形時に振動子接合
部52の平面またはその周囲に、凸部を形威したもので
ある。また、導体挿入部54は加熱手段3に電力を供給
するフレキシブル導体3lを挿通させ、そこをシーリン
グ剤で封入するものであり、加熱手段3とフレキシブル
導体3lとの接続部が支持部材5に接触し難いように、
支持部材5をミラー4側に位置する面に凹部を形威し、
接続部を収容している。
そして、前記ξラー4の裏側に面接触する接合部5lは
、第2図に示すように、ミラー4の裏側に接着剤で接合
されたとき、接着剤の食出しが旦ラー4の表面に飛出さ
ないように、前記ミラー4の外周4aより支持部材5の
外周5aを、前記ξラー4の外周4aより1〜2mm程
度内側に設定している。この外周4aと外周5aとの差
は、接着剤の種類及びホルダー1の開口部12を囲繞す
る額縁状の保持部13の形態によって設定されるが、超
音波振動四2の振動の伝達効率を考慮すると、できるだ
け外周4aと外周5aとの差は少ないころが望ましい。
また、前記ミラー4の外周4aには、支持部材5の外周
5aまで突出した6個の位置決め突起5bが形威されて
いて、前記ミラー4の裏側に面接触させて、接着剤が塗
布された接合部51を接着する際に、前記ミラー4の外
周4aに支持部材5の位置決め突起5bの外周を合致さ
せることによって、前記ミラー4と支持部材5との位置
合せとして使用される。
このとき、前記ξラー4の裏面の曲率と略同等の曲率で
形威した前記支持部材5の中心部付近の本体部50は、
前記本体部50の周囲に位置する前記ミラー4の裏側に
面接触する接合部5lより、ミラー4との間の間隔6だ
け変位していることになる。この変位はえラー4の裏側
に接着する拙宅剤に必要な強度が得られる接合部51の
面積を決定した内側に段差Aを形成することによって得
ている。前記段差Aは滑かな屈曲によって形成されてお
り、前記本体部50と前記接合部5lとの間の段差Aで
形威される閉成された本体部5oの周線Bを形威してい
る。そして、第2図に示すように、本体部50の周縁B
の隅Blの曲率はそれに対応するミラー4の周縁の隅4
alの曲率より大きく、周縁Bの隅B2の曲率はそれに
対応するミラー4の周縁の隅4a2に曲率より大きくな
っており、また、周縁B3の曲率はそれに対応する旦ラ
ー4の周縁の隅4a3の曲率程度の近似値に、周縁Bの
隅B4の曲率はそれに対応するミラー4の周縁の隅4a
4の曲率程度の近似値としてる。
全体として、本体部50の周縁Bの曲率は、ミラー4の
意匠線となるミラー4の周縁の曲率より、その曲率を大
きくしている。このように、ミラー4の意匠線となるミ
ラー4の周縁の曲率より、本体部50の周縁Bの曲率を
大きくして、本体部50に配設した超音波振動子2が発
生する超音波振動の反射を発生させないようにしている
なお、前記位置決め突起5bはホルダー1の弾性片I1
によって押圧力を受け、ホルダーIの開口部12を囲繞
する保持部13との間でミラー4及び支持部材5を扶持
し、結果的に、旦ラー4及び支持部材5をホルダーlに
取付けている。
支持部材5は接合部51によってミラー′4の全周囲に
接合され、更に、導体挿入部54は加熱千段3に電力を
供給するフレキシブル導体31をシーリング剤で封止し
ているから、支持部材5とミラー4で形威される加熱手
段3が収容される空間は密封された空間となる。しかし
、密封する際に湿度が高いと、水分が封入されてしまう
可能性がある。水分が封入されていると、支持部材5と
ミラー4で形威された空間内の温度変化によって、前記
空間内に結露が発生し、前記空間内に水が溜ってしまう
。前記空間に溜った水はミラー4を伝搬する超音波振動
を吸収するので、ミラー4の表面で水滴を霧化する効率
が低下することになる。
そこで、本実施例においては、支持部材5の本体部50
に小孔55を穿設し、そこに水蒸気を通過させるが水滴
を通過させない繊維部材56(例えば、ゴアテックス)
を接着材を用いて接合している。したがって、支持部材
5とミラー4で形戒される空間に水滴が侵入しても、そ
の空間の水滴が霧化されたとき、その水分を前記空間か
ら排出することができる。
前記加熱手段3は、第5図に示すように、フレキシブル
絶縁基板30に対して、抵抗を構戒する回路パターン3
2を印刷、蒸着、スパッタリング等を行なって発熱部を
形成し、更に、その回路パターン32の上面にフレキシ
ブル絶縁基板30を接合し、回路パターン32をサンド
イツチ状とし、前記回路パターン32に電力を供給する
フレキシブル導体3lを接続したものである。この加熱
手段3はミラー4から所定の距離離れた支持部材5の本
体部5lに接合される。本実施例の加熱千段3と支持部
材5の本体部51との接合は、接着剤によって接合して
いるが、本発明を実施する場合の接合は、鋲止め等の公
知の固着手段の使用が可能である。この。熱千段3と支
持部材5の本体部51との接合は、組立てた状態で、加
熱千段3がミラー4の裏面に面接触するように、加熱手
段3を彎曲させた状態に配設される。因に、本実施例で
は、加熱千段3の反ミラー側に位置するフレキシブル絶
縁基板30の4隅に接着剤を塗布して接着することによ
って、加熱千段3がξラー4の裏面に3次元的に彎曲し
て、ミラー4の略中央部に面接触し、熱エネルギーを効
率良くミラー4に導いている。特に、加熱手段3のミラ
ー4側に位置するフレキシブル絶縁基板30は、互いに
振動しながらミラー4側に面接触するために、耐摩耗性
に冨み、摩擦係数の低い材料が選択される。
次に、上記のように構成された実施例の自動車用サイド
ミラーは、次のように使用することができる。
まず、超音波振動子2に電力を供給すると、超音波振動
子2を構威する圧電素子の圧電効果のうちの横効果によ
って長さ方向に収縮または伸長する振動が発生する。こ
の場合、第一図に示すようLこ、支持部材5の周縁はミ
ラー4の周縁に固着されているので、支持部材5に発生
した振動は接着剤を介してミラー4の周縁からその全体
に伝播する。したがって、超音波振動子2に供給する周
波数を適当な値に選択すれば、支持部材5が共振し、そ
の全体に均一で振幅が大きな定在波が発生し、その定在
波によってミラー4が高速度で運動する。
このとき、ミラー4の表面に付着した水滴、霜または塵
埃等の付着物はミラー4から高い運動エネルギーを与え
られ、重力で滴下したり、霧化されたりしてミラー4か
ら除去される。
また、フレキシブル導体31を介して電力が供給される
と、加熱手段3の回路パターン32が加熱され、加熱手
段3は直接熱伝導によって、または放射または対流等に
よってミラー4に熱を伝える。したがって、本実施例の
ような加熱手段3がミラー4の裏面の略中央部に接触し
ている構造の場合には、通常、ミラー4には、その中央
部から温度上昇し、ミラー4の表面に付着した水滴、霜
、塵埃、等の付着物は、ミラー4から高い熱エネルギー
を与えられ、重力で滴下したり、気化されたりしてミラ
ー4から除去される。
この時、ミラー4及び支持部材5に温度変化による伸長
又は収縮が発生するが、ガラス材料である逅ラー4の線
膨張率が約8X10−’程度で、フェライト系ステンレ
ス,マルテンサイト系ステンレス又はチタン系材料であ
る支持部材5の線膨張率は約9X10−6程度で近似し
ていることから、両者を接着剤により接合して一体化し
ても、両者間の線膨張率の差により支持部材5がミラー
4に与える温度変化による歪みを小さくすることができ
る.これにより、ξラー4に無理な力が加わることがな
くミラー4の割れを防止することができると共に接着剤
に無理な力が加わることもないので接着剤の剥がれを防
止することができ、支持部材5の剥離やくラー4と支持
部材5との間のシール性を長期に亘って維持することが
できる。
そして、上記実施例の車両用ミラーは、前記ミラー4の
裏面側に接合する周囲の取付面が、前記ミラー4の裏面
に面接触するように凸状に彎曲した面からなる接合部5
lを有し、前記ミラー4に対して所定の間隔をおいて配
設された支持部材5と、前記ミラー4と支持部材5との
間に位置し、支持部材5に取付けられた前記ミラー4を
加熱する加熱手段3からI!威されるもので、特に、前
記ミラー4に対して所定の間隔をおいて配設された支持
部材5の本体部50は、その曲率をミラー4の裏面の曲
率と略同等の曲率で形威し、ミラー4と支持部材5の本
体部50との間隔をほぼ均一とし、その空間を狭い均一
幅とし、支持部材5の反ミラー側の空間を広くして電子
回路部品、その他の機能部品の収納を容易にし、車両用
ミラーの仕上りをコンパクトとするものである。また、
ミラー4と支持部材5の本体部50との間隔をほぼ均一
とし、しかも、その空間を狭い均一幅にできるから、果
ラー4の裏面の前記空間の温度分布を均一化し、しかも
、ミラー4の温度上昇を速くすることができる。
更に、本発明の実施例においては、前記ミラー4の裏面
に支持部材5を接合させるとき、両者に無理がない状態
で両者を面接合させることができ、シール性を良くする
と共に、ミラー4の歪みを付与することなく接合できる
から、ミラー4の寿命を長くすることができる。また、
両者間の接合強度を強化することができる。そして、そ
の間に支持部材5に取付けられたミラー4を加熱する加
熱手段3を配置することにより、加熱手段3をミラー4
の負荷とせず、支持部材5の負荷とすることができ、ミ
ラー4の振動負荷を小さくすることができ、ミラー4の
波動インピーダンスを均一化できる。
本実施例は、支持部材5に対して、更に、超音波振動子
2を取付ける振動子接合部52たる平面を形威したもの
である。両者の接合を平面で行なうことができるから、
支持部材5に超音波振動子2を接合する際の接着剤の層
を薄くすることができ、その接合強度を高めることによ
って超音波振動子2の剥れ落ちをなくし、超音波振動子
2の振動の伝達効率を上げることができる。
本実施例は、支持部材5に対して、更に、超音波振動子
2を取付ける位置を特定する規制突起53等の規制手段
を形成したものであるから、超音波振動子2を接合する
際に人為的な誤差を少なくし、接合誤差精度を少なくす
ることができる。
本実施例は、支持部材5に対して、更に、ミラー4とで
形威した空間に水滴が侵入するのを防止する支持部材と
の本体部50に小孔55を穿設し、そこに水蒸気を通過
させるが水滴を通過させない繊維部材56を接合して呼
吸手段を形威したものでは、支持部材5とミラー4で形
或される空間に水滴が侵入しても、その空間の水滴が霧
化され、その空間の湿度が高くなったとき、その水分を
排出することができる。
本実施例の支持部材5は、その大部分がミラー4の外周
4aよりも内側に支持部材5の外周5aがあり、ミラー
4と支持部材5とを接着剤で接合しても、接着剤がミラ
ー4の表面側に飛出し、ミラー4の表面が汚れることが
ない。
ところで、上記実施例の超音波振動子2は圧電効果のう
ちの横効果によって長さ方向に収縮させ、その効率を高
くしてミラー4を振動させているが、本発明を実施する
場合には、圧電効果のうちの縦効果を利用することもで
きる。
次に、第2実施例について説明する。
第6図に示すように、ミラー4の裏面には支持部材7が
接着剤により接合されており、支持部材7の裏面には超
音波振動子8が固着されている。
通常、ミラー4の表面に付着−した水滴、霜、塵埃等を
除去する場合、約50KHzの周波数でミラー4の表面
に振幅が約4μm以上の振動を励起させる必要がある。
又、超音波振動子8は直径が大きすぎると共振周波数が
低くなり、充分な除去性能が得られなくなる。このため
、超音波振動子8への入力電圧を高くして振幅を約4μ
m以上たしなければならないが、入力電圧を高くすると
超音波振動子8が割れてしまう恐れがある。更に、ミラ
ー4の表面の面積は意匠にもよるが約162cm”であ
り、このミラー4に約4μm以上の振幅を励起する場合
には、約25Wの電力を超音波振動子8に入力しなけれ
ばならないが、超音波振動子8の入力限度は空冷使用の
もので約1.5W/cm”であるので、超音波振動子8
の直径は約50mmのものとなる。
以上のことから超音波振動子8の直径は50mm以下の
ものが好ましい。
この直径の超音波振動子8に約25Wの電力を入力した
場合、えラー4の表面に励起される振幅と支持部材7の
損失係数との間において第7図に示す如く関係がある。
これにより、約4μm以上の振幅を得るためには支持部
材7は約1.75%以下の損失係数のものが好ましい。
本実施例において、支持部材7は、損失係数が約1.7
5%以下のチタン系材料,青銅系材料,黄銅系材料,ア
ルミ合金,1B−8ステンレス網,0.65%C′fA
,  0.  8%C綱等の材料からなり、超音波振動
子8は直径約50mm以下となっている。これにより、
支持部材7での振動エネルギーの損失を少なくすること
ができ、最低限の入力で確実にミラー4の表面の水滴、
霜、塵埃等を除去することができる。
尚、上記した構或以外は第1実施例とほぼ同様な構或と
なっている。
上記したように、第1実施例では、支持部材5を線膨張
率が約9X10−’であるフェライト系ステンレス,マ
ルテンサイト系ステンレスまたはチタン系材料としたの
で、支持部材5よりミラー4に付与される温度変化によ
る歪みを小さくすることができ、第2実施例では、支持
部材7を損失係数が約1.75%以下であるチタン系材
料,青銅系材料,黄銅系材料,アルミ合金,1B−8ス
テンレス綱、0.65%C綱.0.8%CyI等の材料
としたので、支持部材での振動エネルギーの損失を少な
くすることがきる。因みに、通常、多く使用されるオー
ステナイト系ステンレス材料はその線膨張率が約16X
10−’であり、その線膨張率からしてガラス材料から
なるミラー4に歪みを与える可能性が高くなる。また、
インバー合金等の線膨張率がガラス材料に近似している
が、フェライト系ステンレスまたはマルテンサイト系ス
テンレス材料は錆が発生し難いこと及び加工性が良いこ
とからも有利である。更に、フェライト系ステンレス材
料は、損失係数が約3.2%であ−り、前述した如く直
径が50mmの超音波振動子8(2)に25Wの電力を
入力した場合には2.93μmの振幅しか得らず、除去
性能不足となってしまうが、チタン系材料は、損失係数
が約0.23であるので、線膨張率がミラー4と近似し
且つ損失係数が約1.75以下の支持部材7(4)とし
ては最適な材料である。
〔発明の効果〕
以上、群述したように、支持部材の材料をミラー部材と
線膨張率が近似した材料や損失係数が約1.75以下の
材料とすることにより、支持部材によりミラー部材に付
与される温度変化による歪みを小さくしたり、又、支持
部材による振動エネルギ一の吸収を少なくしたりするこ
とができる。
これにより、水滴除去機能を持つ車両用ミラーとしての
最適な支持部材を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例の車両用ミラーを構威する
ミラー及び支持部材及び加熱手段を示す横断面図、第2
図は本発明の第1実施例の車両用ミラーを構戒するミラ
ー及び支持部材及び加熱手段の構或体を示す裏面図、第
3図は本発明の第1実施例の車両用ミラーを構或するξ
ラー及び支持部材及び加熱手段をホルダに収容した状態
を示す裏面図、第4図は本発明の第1実施例の車両用ミ
ラーを構戒するミラー及び支持部材及び加熱手段をホル
ダに収容して組立てた状態を示す縦断面図、第5図は本
発明の第1実施例で使用する加熱手段の裏面図、第6図
は本発明の第2実施例の車両用ξラーを構威するミラー
及び支持部材をホルダに収容した状態を示す横断面図、
第7図は本発明の第2実施例で使用するξラーの表面の
振幅と損失係数との関係を表す図である。 2,8・・・超音波振動子(振動子),4・・・ミラー
(ミラー部材), 5,7・・・支持部材。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ミラー部材と、該ミラー部材の裏面側に前記ミラ
    ー部材に対して所定の間隔をおいて取付けられた前記ミ
    ラー部材と近似した線膨張率の材料からなる支持部材と
    、該支持部材に固着された振動子とを有する車両用ミラ
    ー。
  2. (2)前記ミラー部材は、ガラス材料からなる請求項1
    記載の車両ミラー。
  3. (3)前記支持部材は、フェライト系ステンレス材料、
    マルテンサイト系ステンレス材料又はチタン系材料のい
    ずれかからなる請求項2記載の車両用ミラー。
  4. (4)ミラー部材と、該ミラー部材の裏面側に前記ミラ
    ー部材に対して所定の間隔をおいて取付けられた損失係
    数が約1.75%以下の材料からなる支持部材と、該支
    持部材に固定された直径が約50mm以下の振動子とを
    有する車両用ミラー。
  5. (5)前記支持部材は、チタン系材料、青銅系材料、黄
    銅系材料、アルミ合金、18−8ステンレス綱、0.6
    5%C鋼、0.8%C鋼のいずれかからなる請求項4記
    載の車両用ミラー。
JP2202655A 1989-08-31 1990-07-31 車両用ミラー Pending JPH03164352A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1-227115 1989-08-31
JP22711589 1989-08-31

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JP2202655A Pending JPH03164352A (ja) 1989-08-31 1990-07-31 車両用ミラー

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JP (1) JPH03164352A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0677434A1 (en) * 1993-11-04 1995-10-18 Pentel Kabushiki Kaisha Mirror with heater

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0677434A1 (en) * 1993-11-04 1995-10-18 Pentel Kabushiki Kaisha Mirror with heater
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