JPH0390454A - 車輌用ミラー - Google Patents

車輌用ミラー

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JPH0390454A
JPH0390454A JP1227116A JP22711689A JPH0390454A JP H0390454 A JPH0390454 A JP H0390454A JP 1227116 A JP1227116 A JP 1227116A JP 22711689 A JP22711689 A JP 22711689A JP H0390454 A JPH0390454 A JP H0390454A
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JP
Japan
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mirror
support member
heating means
vehicle
main body
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Pending
Application number
JP1227116A
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English (en)
Inventor
Naofumi Fujie
直文 藤江
Taneichi Kawai
河合 種市
Koji Ito
浩二 伊藤
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
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Priority to DE4027169A priority patent/DE4027169C2/de
Priority to US07/574,438 priority patent/US5323265A/en
Priority to US07/576,212 priority patent/US5475530A/en
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  • Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ミラー面の視界を維持する自動車用サイドミ
ラー等に好適な車輌用ミラーに関するもので、特に、超
音波振動子による水滴等の除去機能を備えミラー面に付
着した水滴、氷、霜、曇等を除去する車輌用ミラーに関
するものである。
[従来の技術] この種の車輌用ミラーの従来例には、実開昭61−30
552号公報等に記載の技術を挙げることができる。
第6図は上記公報に掲載された車輌の外部に配設された
自動車用ミラーのクリーニング装置の断面図である。
図において、車輌の外部に配設されたパックミラーは、
ガラス製のミラー71を取付けたバックミラー本体72
をステー73で支持したもので、前記バックミラー本体
72とステー73の間に、例えば、セラミックス製の超
音波振動子74を設けたものである。この超音波振動子
74には、車輌内から操作できるように車室内に操作ス
イッチ75が接続されている。そして、前記超音波振動
子74と操作スイッチ75との間には、駆動回路76及
び電源77が直列接続されている。
前記駆動回路76は発振器によって発生された信号を増
幅器で増輻し、それを超音波振動子74に送り、超音波
振動子74を適当に振動させるものである。
このように構成された従来の超音波振動子を用いた車輌
用ミラーは、次のように動作することができる。
バックミラーのミラー面に水滴等が付着した場合、車室
内の操作スイッチ75を操作して、超音波振動子74を
振動させる。この超音波振動子74の振動は、バックミ
ラー本体72の全体を振動させることによって、ミラー
面に付着した水滴等を除去することができる。
また、この種の車輌用ミラーの従来例として、実開昭5
9−40145号公報等に記載の技術を挙げることがで
きる。
第7図は上記公報に掲載された車輌の外部に配設された
車輌用ミラーのミラー後面の斜視図である。
図において、ミラー81の後面に平面上のヒータ82を
固着し、このヒータ82の端子83及び端子84に通電
することによってヒータ82を加熱し、ヒータ82によ
ってミラー81の前面を加熱するものである。
ミラー81の前面が加熱されると、ミラー81に付着し
ていた水滴、汚れ、曇等が蒸発し、それまで、ミラー8
1に付着していた水滴、汚れ、曇等がなくなることで、
ミラー81の視認性を回復させることができる。
[発明が解決しようとする課題] ところが、超音波振動子74でミラー71の面に付着し
ている水滴等を除去する技術と、ミラー81の面をヒー
タ82で加熱する技術とを具備するものでは、超音波振
動子74でミラー71面を振動させると、その超音波振
動によってミラー81に配設したヒータ82が離れたり
、接合時にミラー81に歪を付与し、その影響及び超音
波振動によってミラー81が破損したり、配線が断線し
たりする可能性があった。逆に、ヒータ82を堅固に取
付けるとミラー71面の振動モードが変化し、超音波振
動を受けてもミラー、71が高効率で振動できないこと
になる。
そこで、本発明の課題は、超音波振動を受けたときミラ
ーが高効率で振動し、しかも、ミラーが損傷され難く、
また、加熱手段も損傷することのない車輌用ミラーを提
供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するために、請求項1の車輌用ミラーは
、表面が凸状に彎曲してなるミラーの裏面側に接合する
接合部が前記ミラーの裏面に面接触するように凸状に彎
曲した面、及び超音波振動子を取付ける平面を有し、前
記ミラーに対して所定の間隔をおいて配設された支持部
材と、前記ミラーと支持部材との間に、支持部材に取付
けられた前記ミラーを加熱する加熱手段を配設したもの
である。
請求項2の車輌用ミ、ラーの支持部材は、前記ミラーに
対して略均一の間隔を隔てて前記ミラーの裏面とほぼ同
様に彎曲する面に形成したものである。
請求項3の車輌用ミラーの支持部材は、超音波振動子を
取付ける位置を特定する規制手段を加えて形成したもの
である。
[作用] 請求項1の車輌用ミラーにおいては、表面が凸状に彎曲
してなるミラーの裏面側に接合する周囲の接合部が、前
記ミラーの裏面に面接触するように凸状に彎曲した面で
形成されているから、ミラ−に歪を付与することなくミ
ラーと支持部材とが接合でき、両者間の接合強度を強化
でき、ミラーの寿命を長くすることができる。また、超
音波振動子を取付ける平面を形成することによって、超
音波振動子と支持部材の接合面との間を密として、振動
伝搬効率を良くすると共に、両者間の接合強度を強くし
て超音波振動子が剥れ難くできる。そして、ミラーと支
持部材との間に支持部材に取付けられた加熱手段を配設
することにより、加熱手段をミラーの負荷とせず、支持
部材の負荷とすることにより、ミラーの振動負荷を小、
さくすることができ、かつ、ミラーの波動インピーダン
スを均一化できる。
請求項2の車輌用ミラーにおいては、請求項1に記載の
支持部材に、前記ミラーに対して略均一の間隔を隔てて
前記ミラーの裏面とほぼ同様に彎曲する面に形成したも
のであるから、ミラーと支持部材との間隔を均一化でき
、また、前記ミラーの裏側の空間を広くして他の部品の
収容スペースを確保し、加熱手段による温度上昇空間を
限定できる。
請求項3の車輌用ミラーにおいては、請求項1または請
求項3に記載の支持部材に、超音波振動子を取付ける位
置を特定する規制手段を形成し、超音波振動子の取付は
誤差を少なくすることができる。
[実施例] まず、本発明の車輌用ミラーを自動車用サイドミラーに
具体化した実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本実施例の自動車用サイドミラーを構成するミ
ラー及び支持部材及び加熱手段を示す第2図の切断線X
−Xによる横断面図、第2図は本実施例の自動車用サイ
ドミラーを構成するミラー及び支持部材及び加熱手段の
構成体を示す裏面図である。また、第3図は本実施例の
自動車用サイドミラーを構成するミラー及び支持部材及
び加熱手段をホルダに収容した状態を示す裏面図で、第
4図は本実施例の自動車用サイドミラーを構成するミラ
ー及び支持部材及び加熱手段をホルダに収容して組立て
た状態を示す第3図の切断線Y−Yによる縦断面図であ
る。そして、第5図は本実施例で使用する加熱手段の裏
面図である。
第3図及び第4図に示すように、本実施例の自動車用サ
イドミラーのホルダー1は合成樹脂材料によって射出成
形され、そのホルダー1には光線が入射及び反射する側
の開口部12と、この開口部12を囲繞する額縁状の保
持部13とが形成されている。ホルダー1の内部には、
表面が所定萌率の凸状の面を有するミラー4が収容され
ている。
このホルダー1は車体に取付けられる図示しないステー
等を具備するサイドミラー本体に装着される。
前記ミラー4は、公知のように、ホルダー1の開口部1
2から露出するガラス板からなる表側透明体と、その裏
面に金属蒸着等により反射膜等を形成してなる反射層か
ら構成されている。
前記ミラー4の裏側には、第1図及び第2図に示すよう
に、前記ミラー4とほぼ同じ大きさで近似した線膨張率
を有する金属板、例えば、フェライト系ステンレスまた
はマルテンサイト系ステンレス材料等の板状材料からな
る支持部材5が、ミラー4との間に所定の間隔6をおい
て並設されている。前記支持部材5となるフェライト系
ステンレスまたはマルテンサイト系ステンレス材料は、
その線膨脹率が約9X10’である。一方、前記ミラー
材料はガラス材からなり、その線膨脹率が約8×10−
6である。
前記支持部材5は概略的に前記ミラー4の裏面の聞辛と
路間等の曲率で形成した中心部付近の本体部50と、前
記本体部50の周囲に位置し、前記ミラー4の裏側に面
接触する接合部51とを具備している。
更に詳しくは、前記本体部50の側部に形成した超音波
振動子2を接着する平面からなる振動子接合部52と、
前記接合する超音波振動子2の周囲には、超音波振動子
2の接合位置を規制する規制手段となる規制突起53と
、フレキシブル導体31を挿通する導体挿入部54とを
具備している。
前記中心部付近の本体部50は、その曲率を前記ミラー
4の裏面の曲率と時開等の曲率で形成し、ミラー4と支
持部材5の本体部50との間隔6をほぼ均一とし、その
空間を狭い均一幅としている。
また、前記ミラー4の裏側に面接触する接合部51は、
ミラー4の裏側に接着剤で接合されたとき、接着剤の厚
みをミラー4の全周に亘って均一化して密に接合し、更
に、ミラー4に接合による歪が生じないようにしている
。そして、前記振動子接合部52も同様に、超音波振動
子2を接着する面を平面とし、接着剤の厚みを凍く、か
つ、均一化し、超音波振動の伝達を効率良くしている。
更に、振動子接合部52に接合する超音波振動子2の周
囲に形成した超音波振動子2の接合位置を規制する規制
突起53は、振動子接合部52に超音波振動子2を接着
する際に、超音波振動子2を所定の定位置に接着するの
を容易にするもので、支持部材5の成形特に振動子接合
部52の平面またはその周囲に、凸部を形成したもので
ある。また、導体挿入部54は加熱手段3に電力を供給
するフレキシブル導体31を挿通させ、そこをシーリン
グ剤で封止するものであり、加熱手段3とフレキシブル
導体31との接続部が支持部材5に接触し難いように、
支持部材5をミラー4側に位置する面に凹部を形成し、
接続部を収容している。
そして、前記ミラー4の裏側に面接触する接合部51は
、第2図に示すように、ミラー4の裏側に接着剤で接合
されたとき、接着剤の食出しがミラー4の表面に飛出さ
ないように、前記ミラー4の外周4aより支持部材5の
外周5aを、前記ミラー4の外周4aより1〜2 [m
m]程度内側に設定している。この外周4aと外周5a
との差は、接着剤の種類及びホルダー1の開口部12を
囲繞する額縁状の保持部13の形態によって決定される
が、超音波振動子2の振動の伝達効率を考慮すると、で
きるだけ外周4aと外周5aとの差は少ないことが望ま
しい。また、前記ミラー4の外周4aには、支持部材5
の外周5aまで突出した6個の位置決め突起5bが形成
されていて、前記ミラー4の裏側に面接触させて、接着
剤が塗布された接合部51を接着する際に、前記ミラー
4の外周4aに支持部材5の位置決め突起5bの外縁を
合致させることによって、前記ミラー4と支持部材5と
の位置合せとして使用される。
このとき、前記ミラー4の裏面の曲率と時開等の曲率で
形成した前記支持部材5の中心部付近の本体部50は、
前記本体部50の周囲に位置する前記ミラー4の裏側に
面接触する接合部51より、ミラー4との間の間隔6だ
け変位していることになる。この変位はミラー4の裏側
に接着する接着剤に必要な強度が得られる接合部51の
面積を決定した内側に段差Aを形成すること”によって
得ている。前記段差Aは滑かな屈曲によって形成されて
おり、前記本体部50と前記接合部51との間の段差A
で形成される閉成された本体部50の周縁Bを形成して
いる。そして、第2図に示すように、本体部50の周縁
Bの隅Blの四重はそれに対応するミラー4の周縁の隅
4alの曲率より大きく、周縁Bの隅B2の[143率
はそれに対応するミラー4の周縁の隅4a2の曲率より
大きくなっており、また、周縁Bの隅B3の曲率はそれ
に対応するミラー4の周縁の隅4a3の曲率程度の近似
値に、周縁Bの隅B4の曲率はそれに対応するミラー4
の周縁の隅4a4の曲率程度の近似値としている。全体
として、本体部50の周縁Bの曲率は、ミラー4の意匠
線となるミラー4の周縁の曲率より、その由]率を大き
くしている。このように、ミラー4の意匠線となるミラ
ー4の周縁の曲率より、本体部50の周縁Bの曲率を大
きくして、本体部50に配設した超音波振動子2が発生
する超音波振動の反射を発生させないようにしている。
なお、前記位置決め突起5bはホルダー1の弾性片11
によって押圧力を受け、ホルダー1の開口部12を囲繞
する保持部13との間でミラー4及び支持部材5を挾持
し、結果的に、ミラー4及び支持部材5をホルダー1に
取付けている。
支持部材5は接合部51によってミラー4の全周囲に接
合され、更に、導体挿入部54は加熱手段3に電力を供
給するフレキシブル導体31をシーリング剤で封止して
いるから、支持部材5とミラー4で形成される加熱手段
3が収容される空間は密封された空間となる。しかし、
密封する際に湿度が高いと、水分が封入されてしまう可
能性がある。水分が封入されていると、支持部材5とミ
ラー4で形成された空間内の湯度変化によって、前記空
間内に結露が発生し、前記空間内に水が溜ってしまう。
前記空間に溜った水はミラー4を伝搬する超音波振動を
吸収するので、ミラー4の表面で水滴を霧化する効率が
低下することになる。
そこで、本実施例においては、支持部材5の本体部50
に小孔55を穿設し、そこに水蒸気を通過させるが水滴
を通過させない繊維部材56(例えば、ボアテックス)
を接着剤を用いて接合している。したがって、支持部材
5とミラー4で形成される空間に水滴が侵入しても、そ
の空間の水滴が霧化されたとき、その水分を前記空間か
ら排出することができる。
前記加熱手段3は、第5図に示すように、フレキシブル
絶縁基板30に対して、抵抗を構成する回路パターン3
2を印刷、蒸着、スパッタリング等を行なって発熱部を
形成し、更に、その回路パターン32の上面にフレキシ
ブル絶縁基板30を接合し、回路パターン32をサンド
イッチ状とし、前記回路パターン32に電力を供給する
フレキシブル導体31を接続したものである。この加熱
手段3はミラー4から所定の距離能れた支持部材5の本
体部51に接合される。本実施例の加熱手段3と支持部
材5の本体部51との接合は、接着剤によって接合して
いるが、本発明を実施する場合の接合は、鋲止め等の公
知の固着手段の使用が可能である。この加熱手段3と支
持部材5の本体部51との接合は、組立てた状態で、加
熱手段3がミラー4の裏面に面接触するように、加熱手
段3を彎曲させた状態に配設される。因に、本実施例で
は、加熱手段3の反ミラー側に位置するフレキシブル絶
縁基板30の4隅に接着剤を塗布して接着することによ
って、加熱手段3がミラー4の裏面に3次元的に彎曲し
て、ミラー4のほぼ中央部に面接触し、熱エネルギーを
効率良くミラー4に導いている。特に、加熱手段3のミ
ラー4側に位置するフレキシブル絶縁基板30は、互い
に振動しながらミラー4側に面接触するために、耐摩耗
性に富み、摩擦係数の低い材料が選択される。
次に、上記のように構成された一実施例の自動車用サイ
ドミラーは、次のように使用することができる。
まず、超音波振動子2に電力を供給すると、超音波振動
子2を構成する圧電素子の圧電効果のうちの横効果によ
って長さ方向に収縮または伸長する振動が発生する。こ
の場合、第1図に示すように、支持部材5の周縁はミラ
ー4の周縁に固着されているので、支持部材5に発生し
た振動は接着剤を介してミラー4の周縁からその全体に
伝播する。したがって、超音波振動子2に供給する周波
数を適当な値に選択すれば、支持部材5が共振し、その
全体に均一で振幅が大きな定在波が発生し、その定在波
によってミラー4が高速度で運動する。
このとき、ミラー4の表面に付着した水滴、霜または塵
埃等の付着物はミラー4から高い運動エネルギーを与え
られ、重力で滴下したり、霧化されたりしてミラー4か
ら除去される。
また、フレキシブル導体31を介して電力が供給される
と、加熱手段3の回路パターン32が加熱され、加熱手
段3は直接熱伝導によって、または放射または対流等に
よってミラー4に熱を伝える。したがって、本実施例の
ような加熱手段3がミラー4の裏面のほぼ中央部に接触
している構造の場合には、通常、ミラー4には、その中
央部から温度が上昇し、ミラー4の表面に付着した水滴
、霜、塵埃、霜等の付着物はミラー4から高い熱エネル
ギーを与えられ、重力で滴下したり、気化されたりして
ミラー4から除去される。
このように、本実施例の車輌用ミラーは、表面が凸状に
彎曲してなるミラー4と、前記ミラー4の裏面側に接合
するその周囲の接合部51となる前記ミラー4の裏面に
面接触するように凸状に彎曲した面と、前記周囲の接合
部51の内側に位置する本体部50となる前記ミラー4
に対して所定の間隔6を隔てた面とを有し、前記本体部
50と前記接合部51との間の段差Aで形成される本体
部50の全体の周縁Bを、前記ミラー4の周縁の曲率よ
り大きく形成した支持部材5と、前記ミラー4と支持部
材5との間に位置し、支持部材5に取付けられた前記ミ
ラー4を加熱する加熱手段3を有している。
したがって、本体部50の周縁Bの四重は、ミラー4の
意匠線となる小さい曲率の隅に対応する隅を大きくして
いる。このように、ミラー4の意匠線となるミラー4の
周縁の隅の特別小さい曲率に対応する本体部50の周縁
Bの隅については、本体部50の隅の周縁Bの曲率を太
さ<シて、全体として、前記本体部50と前記接合部5
1との間の段差Aで形成される本体部50の全体の周縁
Bを、前記ミラー4の周縁の曲率より大きくし、本体部
50に配設した超音波振動子2が発生する超音波振動の
反射を発生させないようにし、超音波振動子2が発生す
る超音波振動を高効率でミラー4側に伝搬している。
特に、本実施例の車輌用ミラーの、前記ミラー4に対し
て所定の間隔6をおいて配設された支持部材5の本体部
50は、その曲率をミラー4の裏面の曲率と路間等の曲
率で形成し、ミラー4と支持部材5の本体部50との間
隔6をほぼ均一とし、その空間を狭い均一幅とし、支持
部材5の反ミラー側の空間を広くして電子回路部品、そ
の他の機能部品の収納を容易にし、車輌用ミラーの仕上
りをコンパクトとするものである。また、ミラー4と支
持部材5の本体部50との間隔6をほぼ均一とし、しか
も、その空間を狭い均一幅にできるから、ミラー4の裏
面の前記空間の温度分布を均一化し、しかも、ミラー4
の温度上昇を速くすることができる。しかし、本発明を
実施する場合には、支持部材5の接合部51をミラー4
の裏面に面接触するように凸状に彎曲した面とし、本体
部50の面を平面とすることもできる。この種の実施例
の場合には、支持部材5の接合部51以外の多くの面を
平面とすることもできるから、特別に超音波振動子2の
振動子接合部52のみを平面に底形しなくとも、同一面
形状相互の接合となり、接着剤の層を薄くできるから、
両者間の接合強度を強くすることかでき、超音波振動子
2が剥れ難くなり、しかも、超音波振動の伝達効率を上
げることができる。また、この場合には、特別に超音波
振動子2の振動子接合部52のみを平面に底形しなくと
もよいから、金型が廉価となる。
また、本実施例においては、前記ミラー4の裏面に支持
部材5を接合させるとき、両者に無理がない状態で両者
を面接合させることができ、シール性を良くすると共に
、ミラー4に歪を付与することなく接合できるから、ミ
ラー4の寿命を長くすることができる。また、ミラー4
に歪が付与されていないから、ミラー4に安定した均一
な定在波を乗せることができる。そして、両者間の接合
強度を強化することができる。更に、その間に支持部材
5に取付けられたミラー4を加熱する加熱手段3を配設
することにより、加熱手段3をミラー4の負荷とせず、
支持部材5の負荷とすることができ、ミラー4の振動負
荷を小さくすることができ、ミラー4の波動インピーダ
ンスを均一化できる。
なお、従来のように、支持部材5とミラー4を同一の大
きさとして、両者を接着したものでは、接着剤の食出し
がミラー4の表面に及ばないように接合圧を調整するた
めに、接着剤の厚みを薄く均一にすることができず、そ
の厚みがアンバランスであった。しかし、本実施例にお
いては、接着剤の厚みを薄く均一にできるから、ミラー
4の振動効率が良くなり、従来のものに比較して5〜8
[W]程度の電力効率の上昇があった。
本実施例は、表面が凸状に彎曲してなるミラー4と、前
記ミラー4の裏面側に接合する周囲の取付面が、前記ミ
ラー4の裏面に面接触するように凸状に彎曲した面から
なる接合部51及び前記ミラー4に対して略均一の間隔
6を隔てて前記ミラー4の裏面と同様に彎曲した面とを
形成した本体部50とを有する支持部材5と、前記ミラ
ー4と支持部材5との間に位置し、支持部材5に取付け
られた前記ミラー4を加熱する加熱手段3とを具備する
ものである。したがって、支持部材5の反ミラー側の空
間を広くして電子回路部品、その他の機能部品の収納を
容易にし、車輌用ミラーの仕上りをコンパクトにするこ
とができる。また、ミラー4と支持部材5の本体部50
との間隔6をほぼ均一とし、かつ、その空間を狭い均一
幅にできるから、ミラー4の裏面の前記空間の温度分布
を均一化し、しかも、ミラー4の温度上昇を速くするこ
とができる。
本実施例は、支持部材5に対して、更に、超音波振動子
2を取付ける振動子接合部52なる平面を形成したもの
である。したがって、支持部材5に超音波振動子2を接
合する際の接着剤の層を薄くすることができ、超音波振
動子2の振動の伝達効率を上げることができる。
本実施例は、支持部材5に対して、更に、超音波振動子
2を取付ける位置を特定する規制突起53等の規制手段
を形成したものであるから、超音波振動子2を接合する
際に人為的な誤差を少なくし、接合誤差精度を少(する
ことができる。しかし、本発明を実施する場合の規制手
段は、前記規制突起53の形状に限定されるものではな
く、超音波振動子2の位置を特定できる形状を有してお
ればよい。
本実施例は、支持部材5に対して、更に、ミラー4とで
形成した空間に水滴が侵入するのを防止する支持部材5
の本体部50に小孔55を穿設し、そこに水蒸気を通過
させるが水滴を通過させない繊維部材56を接合して呼
吸手段を形成したものでは、支持部材5とミラー4で形
成される空間に水滴が侵入しても、その空間の水滴が霧
化され、その空間の湿度が高くなったとき、その水分を
排出することができる。
本実施例の支持部材5は、その大部分がミラー4の外周
4aよりも内側に支持部材5の外周5aがあり、ミラー
4と支持部材5とを接着剤で接合しても、接着剤がミラ
ー4の表面側に飛出し、ミラー4の表面が汚れることが
ない。
ところで、上記実施例の超音波振動子2は圧電効果のう
ちの横効果によって長さ方向に収縮させ、その効率を高
くしてミラー4を振動させているが、本発明を実施する
場合には、圧電効果のうちの縦効果を利用することもで
きる。
[発明の効果] 以上詳述したように、請求項1の車輌用ミラーは、ミラ
ーの裏面側に接合する周囲の取付面を前記ミラーの裏面
に面接触するように彎曲した面に形成した接合部及び超
音波振動子を取付ける平面を形成した振動子接合部を有
し、前記ミラーに対して所定の間隔をおいて配設された
支持部材と、前記ミラーと支持部材との間に位置し、支
持部材に取付けられた前記ミラーを加熱す、る加熱手段
とを具備するものである。
したがって、表面が凸状に彎曲してなるミラーの裏面側
に接合する周囲の接合部が、前記ミラーの裏面に面接触
するように凸状に彎西した面で形成されているから、ミ
ラーに歪を付与することなくミラーと支持部材とが接合
でき、両者間の接合強度を強化でき、ミラーの寿命を長
くすることができる。
また、前記支持部材に超音波振動子を取付ける対向する
同一面形状を形成することによって、支持部材に超音波
振動子を接合する際の接着剤の層を薄くすることができ
、超音波振動子と支持部材の接合面との間を密として、
振動伝搬効率を良くすると共に、両者間の接合強度を強
くして超音波振動子が剥れ難くできる。
そして、ミラーと支持部材との間に支持部材に取付けら
れた加熱手段を配設することにより、加熱手段をミラー
の負荷とせず、支持部材の負荷とすることにより、ミラ
ーの振動負荷を小さくすることができ、かつ、ミラーの
波動インピーダンスを均一化できる。
請求項2の車輌用ミラーにおいては、請求項1に記載の
支持部材に、前記ミラーに対して略均一の間隔を隔てて
前記ミラーの裏面とほぼ同様に彎曲する面に形成したも
のであるから、ミラーと支持部材との間隔を均一化でき
、その温度分布を均一化できる。また、前記ミラーの裏
側の空間を広くして他の部品の収容スペースを確保し、
加熱手段による温度上昇空間を限定できる。
請求項3の車輌用ミラーにおいては、請求項1または請
求項3に記載の支持部材に、超音波振動子を取付ける位
置を特定する規制手段を形成し、超音波振動子の取付け
の接合誤差精度を良くし、人為的誤差がなくなり作業性
が良くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の車輌用ミラーを構成するミ
ラー及び支持部材及び加熱手段を示す横断面図、第2図
は本発明の一実施例の車輌用ミラーを構成するミラー及
び支持部材及び加熱手段の構成体を示す裏面図、第3図
は本発明の一実施例の車輌用ミラーを構成するミラー及
び支持部材及び加熱手段をホルダに収容した状態を示す
裏面図、第4図は本発明の一実施例の車輌用ミラーを構
成するミラー及び支持部材及び加熱手段をホルダに収容
して組立てた状態を示す縦断面図、第5図は本実施例で
使用する加熱手段の裏面図、第6図は従来の車輌用ミラ
ーの断面図、第7図は従来の他の車輌用ミラーの斜視図
である。 図において、 1:ホルダー    2=超音波振動子3:加熱手段 
   4:ミラー 5:支持部材   50:本体部 51:接合部    52:振動子接合部である。 なお、図中、同−符号及び同一記号は同一または相当部
分を示すものである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)表面が凸状に彎曲してなるミラーと、前記ミラー
    の裏面側に接合する周囲の取付面を前記ミラーの裏面に
    面接触するように彎曲した面に形成した接合部及び超音
    波振動子を取付ける平面を形成した振動子接合部を有し
    、前記ミラーに対して所定の間隔をおいて配設された支
    持部材と、前記ミラーと支持部材との間に位置し、支持
    部材に取付けられた前記ミラーを加熱する加熱手段と、 を具備することを特徴とする車輌用ミラー。
  2. (2)前記支持部材は、前記ミラーに対して略均一の間
    隔を隔てて前記ミラーの裏面とほぼ同様に彎曲した面に
    形成したことを特徴とする請求項1に記載の車輌用ミラ
    ー。
  3. (3)前記支持部材には、更に、超音波振動子を取付け
    る位置を特定する規制手段を具備することを特徴とする
    請求項1または請求項2に記載の車輌用ミラー。
JP1227116A 1989-08-13 1989-08-31 車輌用ミラー Pending JPH0390454A (ja)

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JP1227116A JPH0390454A (ja) 1989-08-31 1989-08-31 車輌用ミラー
DE4027169A DE4027169C2 (de) 1989-08-31 1990-08-28 Außen-Rückspiegel für ein Kraftfahrzeug
US07/574,438 US5323265A (en) 1989-08-31 1990-08-29 Outside mirror for vehicle including a vibrator fixed to a one-piece supporting member separate from a holder member
US07/576,212 US5475530A (en) 1989-08-13 1990-08-31 Outside mirror for a vehicle

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6335223B1 (en) 1997-01-20 2002-01-01 Matsushita Electronics Corporation Method for producing a resin-sealed semiconductor device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6335223B1 (en) 1997-01-20 2002-01-01 Matsushita Electronics Corporation Method for producing a resin-sealed semiconductor device

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