JP2000022474A - 超音波振動子の接着方法 - Google Patents
超音波振動子の接着方法Info
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- JP2000022474A JP2000022474A JP10199764A JP19976498A JP2000022474A JP 2000022474 A JP2000022474 A JP 2000022474A JP 10199764 A JP10199764 A JP 10199764A JP 19976498 A JP19976498 A JP 19976498A JP 2000022474 A JP2000022474 A JP 2000022474A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、超音波振動子が割れないように振
動板又は石英ガラス等に超音波振動子を接着する超音波
振動子の接着方法を提供するものである。 【構成】 ステンレスの振動板１の上にメッシュ２が載
置され、このメッシュ２に接着剤（図示せず）を注入し
て、接着剤が振動板１に付着するようにするとともに、
接着剤をメッシュ２の表面に盛り上がるように載せ、そ
の上に超音波振動子３を押し付けて載置した後、ステン
レス振動板１、メッシュ２及び超音波振動子３を高温で
加熱する。そして、接着剤が硬化する時間高温で加熱し
た後、冷却放置すると、ステンレスの振動板１と超音波
振動子３がメッシュ２を介して接着される本発明では、
超音波振動子を振動板等に接着する場合にメッシュを介
して接着することにより、このメッシュで熱膨張の差を
吸収することができるので、超音波振動子又は接着する
石英ガラス等が割れたり、寿命が短くなることを防ぐこ
とができる。
動板又は石英ガラス等に超音波振動子を接着する超音波
振動子の接着方法を提供するものである。 【構成】 ステンレスの振動板１の上にメッシュ２が載
置され、このメッシュ２に接着剤（図示せず）を注入し
て、接着剤が振動板１に付着するようにするとともに、
接着剤をメッシュ２の表面に盛り上がるように載せ、そ
の上に超音波振動子３を押し付けて載置した後、ステン
レス振動板１、メッシュ２及び超音波振動子３を高温で
加熱する。そして、接着剤が硬化する時間高温で加熱し
た後、冷却放置すると、ステンレスの振動板１と超音波
振動子３がメッシュ２を介して接着される本発明では、
超音波振動子を振動板等に接着する場合にメッシュを介
して接着することにより、このメッシュで熱膨張の差を
吸収することができるので、超音波振動子又は接着する
石英ガラス等が割れたり、寿命が短くなることを防ぐこ
とができる。
Description
【０００１】
【発明の俗する技術分野】本発明は、超音波振動子が割
れないように振動板又は石英ガラス等に超音波振動子を
接着する超音波振動子の接着方法に関するものである。
れないように振動板又は石英ガラス等に超音波振動子を
接着する超音波振動子の接着方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、超音波振動子をステンレスの振動
板や石英ガラスに接着するには、振動板又は石英ガラス
の上に接着剤を付着し、その上に超音波振動子を押し付
けて載置し、振動板と超音波振動子又は石英ガラスと超
音波振動子に熱をかけて超音波振動子とステンレスの振
動板又は超音波振動子と石英ガラスを接着するようにし
ていた。
板や石英ガラスに接着するには、振動板又は石英ガラス
の上に接着剤を付着し、その上に超音波振動子を押し付
けて載置し、振動板と超音波振動子又は石英ガラスと超
音波振動子に熱をかけて超音波振動子とステンレスの振
動板又は超音波振動子と石英ガラスを接着するようにし
ていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、超音波振動
子とステンレスの振動板では、ステンレスの振動板の熱
膨張率が大きく、又、石英ガラスと超音波振動子では超
音波振動子の熱膨張が大きいために、ステンレスの振動
板と超音波振動子又は石英ガラスと超音波振動子を接着
のために全体を加熱して接着剤を硬化した後、冷却放置
すると、ステンレスの振動板と超音波振動子の場合に
は、ステンレスの振動板の収縮率が大きいため、超音波
振動子が割れたり、又、石英ガラスと超音波振動子の場
合では、超音波振動子の収縮率が大きいため、石英ガラ
スが割れたり、又、接着時に割れない場合でも、ランニ
ング動作中の発熱によって同様の現象が起きたりして寿
命が短くなるという問題があった。
子とステンレスの振動板では、ステンレスの振動板の熱
膨張率が大きく、又、石英ガラスと超音波振動子では超
音波振動子の熱膨張が大きいために、ステンレスの振動
板と超音波振動子又は石英ガラスと超音波振動子を接着
のために全体を加熱して接着剤を硬化した後、冷却放置
すると、ステンレスの振動板と超音波振動子の場合に
は、ステンレスの振動板の収縮率が大きいため、超音波
振動子が割れたり、又、石英ガラスと超音波振動子の場
合では、超音波振動子の収縮率が大きいため、石英ガラ
スが割れたり、又、接着時に割れない場合でも、ランニ
ング動作中の発熱によって同様の現象が起きたりして寿
命が短くなるという問題があった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、金属製の振動
板にメッシュを載せ、該メッシュに接着剤を注入して、
前記振動板に前記接着剤が付着するようにするととも
に、前記メッシュの上部に注入した接着剤に超音波振動
子を押し付けて載置し、全体を加熱して、放置冷却する
ものであり、又、前記振動板の代わりに石英ガラスに接
着するものである。
板にメッシュを載せ、該メッシュに接着剤を注入して、
前記振動板に前記接着剤が付着するようにするととも
に、前記メッシュの上部に注入した接着剤に超音波振動
子を押し付けて載置し、全体を加熱して、放置冷却する
ものであり、又、前記振動板の代わりに石英ガラスに接
着するものである。
【０００５】
【発明の実施の形態】本発明では、金属製振動板又は石
英ガラスにメッシュを載置し、このメッシュに接着剤を
入れて振動板又は石英ガラスに接着剤を付着させるとと
もに、メッシュに接着剤を注入し、この接着剤に超音波
振動子を押し付けて全体を加熱した後、冷却放置する
と、振動板又は石英ガラスと超音波振動子の熱による膨
張又は収縮の差をメッシュが吸収し、超音波振動子又は
石英ガラスの割れや寿命が短くなることを防ぐことがで
きる。
英ガラスにメッシュを載置し、このメッシュに接着剤を
入れて振動板又は石英ガラスに接着剤を付着させるとと
もに、メッシュに接着剤を注入し、この接着剤に超音波
振動子を押し付けて全体を加熱した後、冷却放置する
と、振動板又は石英ガラスと超音波振動子の熱による膨
張又は収縮の差をメッシュが吸収し、超音波振動子又は
石英ガラスの割れや寿命が短くなることを防ぐことがで
きる。
【０００６】
【実施例】図１は、本発明の実施例の超音波振動子の接
着方法を説明する側面図で、ステンレスの振動板１の上
にメッシュ２が載置され、このメッシュ２に接着剤（図
示せず）を注入して、接着剤が振動板１に付着するよう
にするとともに、接着剤をメッシュ２の表面に盛り上が
るように載せ、その上に超音波振動子３を押し付けて載
置した後、ステンレス振動板１、メッシュ２及び超音波
振動子３を高温で加熱する。
着方法を説明する側面図で、ステンレスの振動板１の上
にメッシュ２が載置され、このメッシュ２に接着剤（図
示せず）を注入して、接着剤が振動板１に付着するよう
にするとともに、接着剤をメッシュ２の表面に盛り上が
るように載せ、その上に超音波振動子３を押し付けて載
置した後、ステンレス振動板１、メッシュ２及び超音波
振動子３を高温で加熱する。
【０００７】そして、接着剤が硬化する時間高温で加熱
した後、冷却放置すると、ステンレスの振動板１と超音
波振動子３がメッシュ２を介して接着されるが、この場
合、超音波振動子３には全く割れがなく、又、このよう
に構成した振動子をランニング使用すると、寿命が非常
に伸びるという利点がある。
した後、冷却放置すると、ステンレスの振動板１と超音
波振動子３がメッシュ２を介して接着されるが、この場
合、超音波振動子３には全く割れがなく、又、このよう
に構成した振動子をランニング使用すると、寿命が非常
に伸びるという利点がある。
【０００８】図２は、本発明の他の実施例の超音波振動
子の接着方法を説明する側面図で、石英ガラス４の上に
メッシュ２が載置され、このメッシュ２に接着剤（図示
せず）が石英ガラス４に付着するまで注入され、又、メ
ッシュ２の上に接着剤が盛り上がるまで載せられ、その
接着剤の上に超音波振動子３を押し付けて載置した後、
石英ガラス４、メッシュ２及び超音波振動子３を高温で
加熱する。
子の接着方法を説明する側面図で、石英ガラス４の上に
メッシュ２が載置され、このメッシュ２に接着剤（図示
せず）が石英ガラス４に付着するまで注入され、又、メ
ッシュ２の上に接着剤が盛り上がるまで載せられ、その
接着剤の上に超音波振動子３を押し付けて載置した後、
石英ガラス４、メッシュ２及び超音波振動子３を高温で
加熱する。
【０００９】そして、接着剤が硬化する時間高温で加熱
した後、冷却放置すると、石英ガラス４と超音波振動子
３がメッシュ２を介して接着されるが、この場合、石英
ガラス４には全く割れがなく、又、この振動装置をラン
ニング使用すると、寿命が非常に伸びるという利点があ
る。
した後、冷却放置すると、石英ガラス４と超音波振動子
３がメッシュ２を介して接着されるが、この場合、石英
ガラス４には全く割れがなく、又、この振動装置をラン
ニング使用すると、寿命が非常に伸びるという利点があ
る。
【００１０】なお、メッシュは比較的細いステンレス製
の線材を網状に構成したものを使用すればよいが、超音
波振動子３をステンレスの振動板１又は石英ガラス４以
外に接着する場合には、熱に強い合成樹脂のメッシュを
使用しても、上記実施例と同様の効果を得ることがで
き、熱膨張の異なる２つの部材を接着する場合に、メッ
シュを介在させて、熱膨張の差を吸収すればよい。
の線材を網状に構成したものを使用すればよいが、超音
波振動子３をステンレスの振動板１又は石英ガラス４以
外に接着する場合には、熱に強い合成樹脂のメッシュを
使用しても、上記実施例と同様の効果を得ることがで
き、熱膨張の異なる２つの部材を接着する場合に、メッ
シュを介在させて、熱膨張の差を吸収すればよい。
【００１１】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の超音波振
動子の接着方法ては、超音波振動子を振動板等に接着す
る場合にメッシュを介して接着することにより、このメ
ッシュで熱膨張の差を吸収することができるので、超音
波振動子又は接着する石英ガラス等が割れたり、寿命が
短くなることを防ぐことができるという利点がある。
動子の接着方法ては、超音波振動子を振動板等に接着す
る場合にメッシュを介して接着することにより、このメ
ッシュで熱膨張の差を吸収することができるので、超音
波振動子又は接着する石英ガラス等が割れたり、寿命が
短くなることを防ぐことができるという利点がある。
【図１】本発明の実施例の超音波振動子の接着方法を説
明する側面図である。
明する側面図である。
【図２】本発明の他の実施例の超音波振動子の接着方法
を説明する斜視図である。
を説明する斜視図である。
【符号の説明】 １ 振動板 ２ メッシュ ３ 超音波振動子 ４ 石英ガラス
Claims (2)
- 【請求項１】 金属製の振動板にメッシュを載せ、該メ
ッシュに接着剤を注入して、前記振動板に前記接着剤が
付着するようにするとともに、前記メッシュの上部に注
入した接着剤に超音波振動子を押し付けて載置し、全体
を加熱して、放置冷却することを特徴とする超音波振動
子の接着方法。 - 【請求項２】 前記振動板の代わりに石英ガラスに接着
することを特徴とする請求項１記載の超音波振動子の接
着方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10199764A JP2000022474A (ja) | 1998-06-30 | 1998-06-30 | 超音波振動子の接着方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10199764A JP2000022474A (ja) | 1998-06-30 | 1998-06-30 | 超音波振動子の接着方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000022474A true JP2000022474A (ja) | 2000-01-21 |
Family
ID=16413238
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10199764A Pending JP2000022474A (ja) | 1998-06-30 | 1998-06-30 | 超音波振動子の接着方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000022474A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007288289A (ja) * | 2006-04-13 | 2007-11-01 | Honda Electronic Co Ltd | 超音波振動子及び超音波洗浄機 |
| JP5623084B2 (ja) * | 2007-11-29 | 2014-11-12 | 株式会社日立メディコ | 超音波探触子及びこれを用いた超音波診断装置 |
| JP2015090271A (ja) * | 2013-11-05 | 2015-05-11 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 慣性力センサ装置 |
| JP2020141250A (ja) * | 2019-02-28 | 2020-09-03 | 本多電子株式会社 | ソナー、超音波振動子及びその製造方法 |
-
1998
- 1998-06-30 JP JP10199764A patent/JP2000022474A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007288289A (ja) * | 2006-04-13 | 2007-11-01 | Honda Electronic Co Ltd | 超音波振動子及び超音波洗浄機 |
| JP5623084B2 (ja) * | 2007-11-29 | 2014-11-12 | 株式会社日立メディコ | 超音波探触子及びこれを用いた超音波診断装置 |
| JP2015090271A (ja) * | 2013-11-05 | 2015-05-11 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 慣性力センサ装置 |
| JP2020141250A (ja) * | 2019-02-28 | 2020-09-03 | 本多電子株式会社 | ソナー、超音波振動子及びその製造方法 |
| JP7261429B2 (ja) | 2019-02-28 | 2023-04-20 | 本多電子株式会社 | ソナー、超音波振動子及びその製造方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041029 |
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| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070123 |
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| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070326 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070717 |