JP2002354589A - 圧電トランスデューサの製造方法及び圧電トランスデューサ - Google Patents

圧電トランスデューサの製造方法及び圧電トランスデューサ

Info

Publication number
JP2002354589A
JP2002354589A JP2001162925A JP2001162925A JP2002354589A JP 2002354589 A JP2002354589 A JP 2002354589A JP 2001162925 A JP2001162925 A JP 2001162925A JP 2001162925 A JP2001162925 A JP 2001162925A JP 2002354589 A JP2002354589 A JP 2002354589A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
electrode
piezoelectric element
piezoelectric
piezoelectric transducer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001162925A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4610790B2 (ja
Inventor
Hiroyuki Muramatsu
博之 村松
Masataka Araogi
正隆 新荻
Minao Yamamoto
三七男 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Instruments Inc
Original Assignee
Seiko Instruments Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Instruments Inc filed Critical Seiko Instruments Inc
Priority to JP2001162925A priority Critical patent/JP4610790B2/ja
Publication of JP2002354589A publication Critical patent/JP2002354589A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4610790B2 publication Critical patent/JP4610790B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
  • Transducers For Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】製造が容易であり、トランスデューサを複数個
生産した場合、それぞれのトランスデューサ毎の音響整
合層の厚さのばらつきが少なく、量産性の優れた圧電ト
ランスデューサの製造方法、及び圧電トランスデューサ
を提供する。 【解決手段】パターニングされた電極を有する基板43
に、圧電素子41を複数枚固定するとともに圧電素子4
1に設けられた一面の電極と基板電極47aを導通さ
せ、圧電素子41に設けられた他面の電極と基板電極4
7bを導線などにより導通させ、圧電素子41の超音波
放射面に音響整合層49を設け、基板43を複数枚に分
割する。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧電トランスデュ
ーサの製造方法、及び圧電トランスデューサに係わり、
詳細には、人体内部、物体内部の情報を検出するため
の、圧電トランスデューサの製造方法、及び圧電トラン
スデューサに関する。
【従来の技術】従来の圧電トランスデューサについて図
11,12を用いて説明する。図11が従来の圧電トラ
ンスデューサの斜視図であり、図12は図11の圧電ト
ランスデューサの側面図である。圧電トランスデューサ
100は音響整合層110、バッキング材130、圧電
素子101、圧電素子に電圧を印加するためのフレキシ
ブル基板120とから構成される。圧電トランスデュー
サ100は、タングステン粉末をエポキシ樹脂に混合さ
せたバッキング材130上にフレキシブル基板120と
圧電素子101を貼り付け、さらに圧電素子101の上
に樹脂などの音響整合層110を塗布、あるいは貼り付
け、最後に圧電素子101をダイシングにより短冊状に
切断して製造していた。圧電素子101には、図12に
示すように、電極102、103が設けられている。電
極102は圧電素子の上面101aからフレキ120に
電気的に接続させるため、圧電素子101の側面とも電
気的に接続されている。以上が、一般的な超音波探触子
の構造、及び製造方法であるが、両面に電極を設け、両
面の電極へ所定の電圧を印加するための銅線を取り付け
られた板状の圧電素子を、樹脂の中に埋め込むという圧
電トランスデューサも提案されている。
【発明が解決しようとする課題】従来の圧電素子を利用
した圧電トランスデューサにおいては、一般的な超音波
探触子、樹脂に埋め込んだ形のトランスデューサに関し
て、以下のような問題点があった。1.圧電素子に特殊
なパターニングを行う必要があるため、製造が困難であ
った。2.音響整合層をトランスデューサごとに設ける
必要があり、また音響整合層の厚さ、表面状態によって
感度が大きく異なるため、トランスデューサを複数個生
産した場合、それぞれのトランスデューサ毎の感度のば
らつきを制御することが困難であった。3.トランスデ
ューサを一つづつ製造するため、量産性が非常に悪く、
製造コストが高かった。4.圧電素子に所望の電気信号
を印加するために銅線などを使用すると、配線が煩雑と
なったり、電気的なインピーダンスが高くなるため、電
気的な損失が大きくなる。
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の圧電トランスデューサの製造方法において
は、パターニングされた電極を有する基板に、圧電素子
を固定するとともに圧電素子に設けられた一面の電極と
基板電極を導通させ、圧電素子に設けられた他面の電極
と基板電極を導線などにより導通させ、圧電素子の超音
波放射面に音響整合層を設け、基板を複数枚に分割する
ことで、音響整合層の厚さのばらつきが少なく、検出感
度のばらつきを抑え、量産性の優れた圧電トランスデュ
ーサの製造を行うこととしている。さらに、音響整合層
を設ける工程をスピンコート、ラミネートによって製造
することで、音響整合層を所定の厚さで均一に塗布する
ことが可能となり、結果として性能のばらつきが少なく
なる。また、基板として、スルーホールを設けたガラエ
ポ基板などを用いることで、導線などの配線を基板の超
音波送信面に設ける必要がなくなり、音響整合層を均一
に塗布しやすくなる。また、圧電素子を基板に固定した
後に圧電素子を所定の大きさに切断することで、製造時
に圧電素子が破損することが少なくなる。さらに、支持
体を基板の背面に設けることで、耐久性とともに不要な
超音波の伝搬を防ぎ、感度の優れた圧電トランスデュー
サを複数個製造することが可能となる。支持体に電極を
設けるなどすることで、電気的な損失を少なくした圧電
トランスデューサを提供することが可能となる。
【発明の実施の形態】本発明の実施においては、パター
ニングされた電極を有する基板に、圧電素子を固定する
とともに圧電素子に設けられた一面の電極と基板電極を
導通させ、圧電素子に設けられた他面の電極と基板電極
を導通させ、圧電素子の超音波放射面に音響整合層を設
け、基板を複数枚に分割することで、音響整合層の厚さ
のばらつきが少なく、量産性の優れた圧電トランスデュ
ーサの製造を行うこととしている。基板としては、ガラ
ス、シリコンなどの基板を用い、基板と圧電素子は、導
電性、あるいは絶縁性の接着剤で固定する。この際、圧
電素子の両面に設けられた電極のうち、一方の面の電極
が基板電極と導通するように固定する。音響整合層とし
ては、エポキシ樹脂、アクリル樹脂などが適しており、
使用する超音波の周波数などによって異なる。音響整合
層の厚さも使用する超音波の周波数によって異なり、使
用する超音波の波長の1/4程度が適している。圧電素
子、音響整合層を設けた基板を、所定の大きさにダイシ
ングなどにより分割し、複数個の圧電トランスデューサ
を製造する。さらに、音響整合層を設ける工程をスピン
コートあるいはラミネートによって製造することで、音
響整合層を所定の厚さで均一に塗布することが可能とな
る。また、基板として、スルーホールを設けたガラエポ
基板を用いることで、配線を基板の超音波送信面に設け
る必要がなくなり、音響整合層を均一に塗布しやすくな
る。さらに、支持体を基板の背面に設けることで、耐久
性とともに不要な超音波の伝搬を防ぎ、感度の優れた圧
電トランスデューサを複数個製造することが可能とな
る。支持体に電極を設けるなどすることで、電気的な損
失を少なくした圧電トランスデューサを提供することが
可能となる。詳細は以下の実施例において述べる。
【実施の形態1】本発明の圧電トランスデューサの製造
方法に関する1実施の形態について図1〜図3を用いて
説明する。図1は本発明の圧電トランスデューサの製造
方法の工程を説明する説明図であり、図2は本発明の圧
電トランスデューサの製造方法により製造された圧電ト
ランスデューサの斜視図、図3は図2の圧電トランスデ
ューサの側面図である。なお、図2において、音響整合
層49は省略している。本発明の圧電トランスデューサ
は図1に示すように、基板43、圧電素子41、基板4
3の上面43aに設けられた基板電極47a、47b、
図3に示す基板の裏面電極47cによって構成される。
はじめに本発明の圧電トランスデューサの製造方法を図
1を用いて説明する。まず所定の大きさに加工された圧
電トランスデューサ(上下面に図示しない電極が設けら
れている)を基板43上に固定する(図1(a))。こ
の際、基板電極47aと圧電素子41が重なるように配
置する。固定には、絶縁性、導電性の接着剤を用いるか
あるいは、圧電素子41と基板電極47aを熱圧着させ
ることも可能であるが、圧電素子41の一面(図1
(a)での裏面)に設けられた電極と基板電極47aが
電気的に導通されることが必要である。次に、圧電素子
41の他面(図1(a)での上面)に設けられた電極と
基板電極47bをワイヤボンディングによりワイヤ61
を設けることで電気的に接続する(図1(b))。さら
に音響整合層49を基板43上に設ける(図1
(c))。音響整合層49は光硬化、熱硬化、紫外線硬
化、あるいは常温硬化の樹脂を用いる。音響整合層49
の塗布にはスピンコートあるいはラミネートによって塗
布する。ラミネートの場合は、所定の厚さのフィルムを
使用することになる。後述するように、音響整合層49
の厚さは0.1mm以下程度に均一に塗布する必要があ
るためである。最後に基板43を複数個に分割すること
で完成する(図1(d))。分割はダイシングによって
分割する。本実施の形態では、圧電素子41を超音波送
信用、超音波受信用の2枚を1組として圧電トランスデ
ューサとして構成しているため、図1(a)で12枚の
圧電素子を固定すると、6個の圧電トランスデューサを
製造することができる。図2が本実施の形態の圧電トラ
ンスデューサの製造方法によって製造された圧電トラン
スデューサ4であるが、圧電素子41の一面に電極47
aが、他面に電極47bが電気的に接続されているた
め、圧電素子41の上下両面に異なった電位の電圧を印
加することが可能である。電極47a、47bは図3に
示す裏面電極47cと電気的に接続されており、裏面電
極47cにワイヤなどの銅線を接続することで圧電トラ
ンスデューサ4を駆動することができる。つぎに、本発
明の圧電トランスデューサに使用した部材について説明
する。圧電素子41は、厚さ0.2mm(共振周波数
9.6MHz)、外形0.5×8mmのPZTを使用し
た。基板43は、ガラスエポキシ樹脂を使用した。電極
47a、47bはCu板に金メッキを施した電極であ
り、厚さは50μm程度である。音響整合層49の材質
は、圧電トランスデューサによって検査、測定される対
象物の材質によって適当な材質が選択されるが、本実施
の形態では、生体(人体)内の情報を検出するために使
用するため、生体との適合性を基に選定を行った。音響
整合層49を介して生体と各圧電素子41との間で効率
良く超音波を伝搬するためには、音響整合層49の音響
インピーダンスを、生体の音響インピーダンスZlと圧
電素子の音響インピーダンスZcとの間の値にする必要
がある。音響インピーダンスとは、音波の伝搬のしやす
さを示す値であり、その値はヤング率や密度によって変
化する。そして、音響整合層49の理想的な音響インピ
ーダンスZmは、 Zm=(Zc×Zl)1/2 …式(1) によって示すことができる。そして、式(1)に、公知
であるZl=1.5M(N・sec/m3 )、Zc(P
ZTを使用)=30M(N・sec/m3 )を代入する
と、Zm=約6.7M(N・sec/m3 )となる。こ
の計算値を基に、本実施の形態では、音響整合層49
に、音響インピーダンスが約6M(N・sec/m3
である紫外線硬化性を有するエポキシ樹脂を使用してい
る。また、超音波の伝搬について、音響整合層49の厚
さも重要な要素である。音響整合層49の厚さが不適当
な場合には、上述の音響インピーダンスと同様に、音響
整合層49において超音波の反射が起こってしまい、効
率良く超音波が伝搬しない。音響整合層49の圧電素子
41上の厚さ(図3のh)は、音響整合層49が伝搬す
る超音波の周波数で波長の1/4程度にするのが好まし
い。具体的には、超音波の周波数が9MHz(通常、
2.3〜10MHzの超音波を使用する)で、音響整合
層49における音速が約3000m/sの場合、音響整
合層49の厚さは80μm程度が適当である。さらに音
響整合層49はほぼ平坦となるように塗布される必要が
ある。音響整合層49が凹凸をもって形成されると、超
音波が所定の方向に送信されにくくなり、結果として感
度が低下してしまう。スピンコート、ラミネートを用い
ることにより、複数個の圧電トランスデューサを製造し
ても、音響整合層49の厚さ、平坦さを均一に塗布する
ことが可能となるため、量産性の良い圧電トランスデュ
ーサの製造方法を提供することが可能となる。また、基
板43上に設けられた電極47a、47bをスルーホー
ルメッキする事で、基板43の裏面43bより、裏面電
極47c(図3参照)を取り出すことが可能となる。基
板43の裏面43bの裏面電極47cより、圧電素子4
1を駆動するための電極47a、47bと導通させない
場合、基板43の上面43a上の電極47a、47bに
圧電素子41に駆動電気信号を印加するため、導線など
を設ける必要が生じる。この場合、導線として圧電素子
41の厚さより細い導線を使用しないと音響整合層49
から導線が露出するなどの問題が生じてしまう。また、
導線を設けるためには、音響整合層49を塗布する前に
設ける必要があり、製造上非常に繁雑となる。本実施の
形態のように裏面43bから電極を取り出せばよいの
で、音響整合層49を設けた後、フレキ、導線などを裏
面電極47cに接続して圧電素子41を駆動させればよ
い。さらに、基板43の材質として、圧電素子41と基
板43との接合面で乱反射を防ぐため、音響インピーダ
ンスが圧電素子に近く、さらに乱反射を防ぐため、超音
波の減衰率が高いものが望ましい。本実施の形態では、
基板43としてガラスエポキシ樹脂を使用したが、ガラ
スエポキシ樹脂は、積層されて形成されているため、層
と層の間に空隙が存在する。空気層は超音波の減衰率が
極めて高いため、超音波の減衰率も比較的高く、基板4
3の材質として適している。また、本実施の形態では、
圧電素子41を2枚使用するタイプの圧電トランスデュ
ーサを6個同時に製造する工程について説明したが、特
にこれに限定されるわけではなく、1枚の圧電素子で送
信、受信を行うタイプ、複数枚配置して、測定の際に電
気的に走査するタイプであっても問題ないし、6個以
上、あるいはそれ以下の圧電トランスデューサを製造し
ても問題ない。また、圧電素子、音響整合層、基板の材
質、大きさも適宜変更することが可能である。さらに、
必要であれば音響整合層49上に超音波を集束させるた
めのレンズを設けることも可能である。
【実施の形態2】本発明の圧電トランスデューサの製造
方法に関する1実施の形態について図4を用いて説明す
る。図4は本発明の圧電トランスデューサの製造方法の
うち、音響整合層49を塗布する工程を示した図であ
り、そのほかの工程、構造は実施の形態1と同じであ
る。音響整合層49を圧電素子41の厚さの分だけ、塗
布する(図4(a))。この際、音響整合層49の塗布
は、スピンコート、ラミネートなどに限らず、所定の分
量だけディスペンサなどで流し込んでも良い。次に圧電
素子41の上に所定の厚さ(本実施の形態の場合80μ
m程度 図3のh)で樹脂をスピンコート、ラミネート
により塗布する(図4(b))。スピンコート、ラミネ
ートなどによって直接、音響整合層49を塗布すると、
圧電素子41の段差があるため、ムラ、凹凸が生じる。
音響整合層49に凹凸がある場合、音響整合層49の表
面で超音波が乱反射する可能性があり、結果として検出
感度の低下につながる。本実施の形態のように樹脂を塗
布する工程を複数回に分けることで、均一に音響整合層
49を塗布することが可能となる。本実施の形態では図
示しなかったが、音響整合層49の上に生体との密着性
を良くする目的で、シリコンゲルなどの弾性材料を設け
ることも可能である。さらに、音響整合層49を塗布す
る際に、所定の形状の型を用意して、音響整合層49を
流し込み、レンズ形状として超音波の送信、受信強度を
向上させることも可能である。
【実施の形態3】本発明の圧電トランスデューサの製造
方法に関する1実施の形態について図5を用いて説明す
る。図5は、基板に溝70を設け、溝70に圧電素子を
埋め込んだ構造の圧電トランスデューサの製造方法であ
り、他の工程、構造については実施の形態1と同じであ
る。以下、本実施の形態における圧電トランスデューサ
の製造方法の工程について図5を用いて説明する。ま
ず、基板43にダイシングなどにより溝70を設ける
(図5(a))。この際、溝70の深さは圧電素子41
の厚さと同じかそれより深いことが望ましい。次に、溝
70の底部71に電極48をスパッタなどにより設ける
(図5(b))。次に、圧電素子41を溝70に配置
し、配線61、62をワイヤボンディングなどにより行
う(図5(c))。この際、配線61は圧電素子41の
上面へ、配線62は溝70に設けられた電極48へ接続
させることで、基板電極47a、47bより圧電素子4
1の上下面へ電気的に接続可能で、それぞれ異なる電位
の電圧を印加することができる。以降、音響整合層の塗
布、複数の圧電トランスデューサへの分割などは実施の
形態1と同じである。このような構造、製造方法とする
ことで、圧電素子41による段差が生じなくなるため、
音響整合層49を一度の工程で均一に塗布することが可
能となり、結果として検出感度のばらつきを低く抑える
ことが可能となる。
【実施の形態4】本発明の圧電トランスデューサの製造
方法に関する1実施の形態について図6を用いて説明す
る。図6は、適当な大きさの圧電素子を基板上に貼り付
けた後、圧電素子を所定の大きさに切断する工程を含む
圧電トランスデューサの製造法の説明図である。以下に
本実施の形態の圧電トランスデューサの製造法について
説明する。まず適当な大きさの圧電素子41を基板43
上に固定する(図6(a))。次に圧電素子41を所定
の幅に分割して、41a、41bとする(図6
(b))。次に必要な圧電素子41aのみを残し、ワイ
ヤなどにより配線61を設ける(図6(c))。以下、
音響整合層49の塗布工程、基板43の分割工程は実施
の形態1と同じである。一般に圧電素子を厚さ方向に効
率良く振動させるためには、圧電素子の厚さtと幅wの
比w/tが0.6程度であることが望ましい。本実施の
形態の場合、圧電素子41の厚さが0.2mmだと、幅
wは0.12mmとなる。このような細い幅の圧電素子
を取り扱うことは非常に困難であり、製造が難しくな
る。本実施の形態のように、はじめに大きなサイズの圧
電素子41を基板43に設け、必要な部分と不要な部分
に圧電素子41を分割することで、上記問題が解決され
る。なお、不要な圧電素子41bは、取り除かなくて
も、圧電素子41aと電気的に接続されていなければ特
に問題が無いが、構造上などの理由により、取り除くの
が望ましい場合は、図6(a)の工程の際に接着剤を図
6(b)の41aに対応する領域のみに塗布しておけ
ば、図6(b)の圧電素子分割工程の後に取り除くこと
ができる。
【実施の形態5】本発明の圧電トランスデューサの製造
方法に関する1実施の形態について図7,8を用いて説
明する。図7は、本実施の形態に使用する支持体81の
斜視図であり、図8は本実施の形態の圧電トランスデュ
ーサの製造方法を説明する説明図である。その他の工
程、構造、材料については実施の形態1と同じである。
以下に工程を説明する。所定の大きさに加工された圧電
素子41を固定した基板43の裏面に支持体81を固定
する(図8(a))。次に、支持体81ごとダイシング
などにより分割して、複数の圧電トランスデューサ4を
製造する(図8(b))。この際、支持体81の凹部に
よって、空隙80が形成され、この空隙80が超音波減
衰層として機能する。圧電トランスデューサにおいて、
超音波を送受信する面の反対面には、超音波を減衰させ
るための超音波減衰層が設けられる。空気層は超音波減
衰性が極めて高く、超音波減衰層として利用できる。本
実施の形態はこのような理由から凹型のくぼみを有する
支持体81を、基板43の支持と、超音波の減衰の面か
ら用いたが、従来使用されているような、タングステン
粉末をエポキシ樹脂に混合したような材質としても良
い。
【実施の形態6】本発明の圧電トランスデューサの一実
施の形態について図9,10を用いて説明する。図9,
10は本実施の形態の圧電トランスデューサの説明図で
ある。図9は支持体81に支持体電極82a、82b、
83a、83bを設けた説明図である。その他の工程、
構造、材料については実施の形態1と同じである。支持
体電極82a、82b、83a、83bは、図3の裏面
電極47cと接続される。このような構造とすること
で、基板からワイヤなどの余分な配線を必要とせず、構
造、製造工程が容易となるばかりか、ノイズ信号などが
のりにくくなり、また電気的なインピーダンスも低く抑
えられるため、低い電力で駆動することが可能となる。
支持体電極82a、82b、83a、83bは、図示し
ない駆動回路が実装されるシリコン、ガラエポなどの基
板に直接実装することが可能であり、製造が非常に容易
となる。図10は、支持体81に基板43の背面43b
と接続するための電極が設けられたフレキシブル基板8
4を設けた図である。このような構造とすることで、容
易に圧電トランスデューサを製造することが可能とな
る。
【発明の効果】以上のように、本発明の圧電トランスデ
ューサの製造方法及び圧電トランスデューサによれば、 1.音響整合層を均一に塗布することが可能となるた
め、性能のばらつきを押さえ、高感度な圧電トランスデ
ューサを複数個製造することが可能となり、性能の向
上、コストを低く押さえられるという効果がある。ま
た、樹脂の塗布工程を変えたり、裏面に電極が取り出せ
る基板を使用することで、さらにばらつきを押さえて音
響整合層を設け、製造効率を向上させることが可能とな
る。 2.電極の取り出しをワイヤボンディングなどで行った
り、圧電素子を溝に埋め込んだ形状とすることで、特殊
なパターニングを圧電素子に施す必要がなくなり、製造
コストの削減、性能のばらつきの低減という効果があ
る。また、基板に圧電素子を貼り付けた後、所定の大き
さに圧電素子を分断することで、従来製造が困難であっ
た細長く破壊しやすい圧電素子を使用することが可能と
なり、製造が容易になるばかりでなく、性能も向上させ
ることができるという効果がある。 3.本発明の圧電トランスデューサによれば、圧電素子
を駆動する電気信号を印加するための配線を容易にする
ことが可能であるため、構造、製造工程が容易となるば
かりか、ノイズ信号を抑えられ、また電気的なインピー
ダンスも低く抑えられるため、電気的な損失が低くな
り、低い電力で駆動することが可能となり、省エネルギ
ー化という効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の圧電トランスデューサの製造方法の説
明図である。
【図2】本発明の圧電トランスデューサの斜視図であ
る。
【図3】本発明の圧電トランスデューサの側面図であ
る。
【図4】本発明の圧電トランスデューサの製造方法の説
明図である。
【図5】本発明の圧電トランスデューサの製造方法の説
明図である。
【図6】本発明の圧電トランスデューサの製造方法の説
明図である。
【図7】本発明の圧電トランスデューサに使用する支持
体の説明図である。
【図8】本発明の圧電トランスデューサの製造方法の説
明図である。
【図9】本発明の圧電トランスデューサの構造を示す説
明図である。
【図10】本発明の圧電トランスデューサの構造を示す
説明図である。
【図11】従来の圧電トランスデューサの説明図であ
る。
【図12】従来の圧電トランスデューサの説明図であ
る。
【符号の説明】
4 圧電トランスデューサ 41 圧電素子 41a 圧電素子 41b 圧電素子 43 基板 43a 基板の一面 43b 基板の背面 47a 電極 47b 電極 47c 裏面電極 48 電極 49 音響整合層 61 ワイヤ 62 ワイヤ 70 溝 71 溝の底部 80 空隙 81 支持体 82a、82b 支持体電極 83a、83b 支持体電極 84 フレキシブル基板 100 圧電トランスデューサ 101 圧電素子 102 電極 103 電極 110 音響整合層 120 フレキシブル基板 130 バッキング材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04R 31/00 330 H01L 41/08 Z (72)発明者 山本 三七男 千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目8番地 セ イコーインスツルメンツ株式会社内 Fターム(参考) 4C301 EE17 GB03 GB09 GB33 5D019 BB19 BB28 BB29 FF03 FF04 GG01 HH01

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パターニングされた電極(以下、基板電
    極)を有する基板に、両面に電極が設けられた圧電素子
    を固定するとともに前記圧電素子に設けられた一面の電
    極と前記基板電極とを電気的に接続し、前記圧電素子の
    他面の電極と前記基板電極を電気的に接続し、前記圧電
    素子に音響整合層を設け、前記基板を複数個に分割して
    複数個の圧電トランスデューサを製造する圧電トランス
    デューサの製造方法。
  2. 【請求項2】前記音響整合層を設ける工程が、樹脂をス
    ピンコート、あるいはラミネートにより設ける事を特徴
    とする請求項1記載の圧電トランスデューサの製造方
    法。
  3. 【請求項3】前記音響整合層を設ける工程を複数回に分
    けたことを特徴とする請求項1あるいは請求項2に記載
    の圧電トランスデューサの製造方法。
  4. 【請求項4】前記音響整合層は、光硬化、紫外線硬化、
    熱硬化あるいは常温で硬化する樹脂からなり、前記圧電
    素子の厚さによる段差分だけ、樹脂を塗布して硬化させ
    た後に、所定の厚さだけ前記圧電素子の上に音響整合層
    を再度塗布し、硬化させて形成することを特徴とする請
    求項1から3のいずれかに記載の圧電トランスデューサ
    の製造方法。
  5. 【請求項5】前記基板に前記圧電素子を固定した後、前
    記基板を分割する工程の前に、前記圧電素子を所定の形
    状に分割する工程を有する請求項1から4のいずれかに
    記載の圧電トランスデューサの製造方法。
  6. 【請求項6】前記圧電素子を固定する工程の際に、前記
    圧電素子は駆動させる領域のみ、あるいはそれより狭い
    領域で前記基板と固定されることを特徴とする請求項5
    に記載の圧電トランスデューサの製造方法。
  7. 【請求項7】前記圧電素子を所定の大きさに分割する工
    程と、前記基板を分割する工程の間に、不要な圧電素子
    を除去する工程を有することを特徴とする請求項5ある
    いは6に記載の圧電トランスデューサの製造方法。
  8. 【請求項8】前記基板に前記圧電素子を埋め込む溝を形
    成する工程、前記溝の底部に配線用の電極を設ける工
    程、前記溝に圧電素子を配置固定する工程を有すること
    を特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の圧電ト
    ランスデューサの製造方法。
  9. 【請求項9】前記基板の前記圧電素子固定面(以下、表
    面)の裏面(以下、裏面)に前記基板を支持する支持体
    を設ける工程を有し、前記基板を分割する際に、前記支
    持体ごと複数個に分割することを特徴とする請求項1か
    ら8のいずれかに記載の圧電トランスデューサの製造方
    法。
  10. 【請求項10】前記基板の裏面には、前記表面に設けら
    れた前記基板電極と電気的に接続された基板電極(以
    下、裏面電極)が設けられ、前記支持体には、前記支持
    体の側面あるいは底面と前記基板の裏面に設けられた前
    記裏面電極と電気的に接続するための電極が設けられて
    おり、前記支持体を固定する工程の際に、前記支持体に
    設けられた電極と前記基板の裏面に設けられた前記裏面
    電極とを電気的に接続することを特徴とする請求項9に
    記載の圧電トランスデューサの製造方法。
  11. 【請求項11】パターニングされた電極(以下、基板電
    極)を有する基板に、両面に電極が設けられた圧電素子
    を固定し、前記圧電素子に設けられた一面の電極と前記
    基板電極とを電気的に接続し、前記圧電素子の他面の電
    極と前記基板電極を電気的に接続し、前記圧電素子に音
    響整合層を設けた圧電トランスデューサにおいて、前記
    基板は、表面と裏面に設けられた前記基板電極の一部が
    導通可能な基板であることを特徴とする圧電トランスデ
    ューサ。
  12. 【請求項12】前記基板は、スルーホールを設け、表面
    と裏面の電極の一部が導通可能なガラスエポキシ樹脂基
    板であることを特徴とする請求項11に記載の圧電トラ
    ンスデューサ。
  13. 【請求項13】前記基板の裏面に凹字型の溝を有する支
    持体を設けたことを特徴とする請求項12に記載の圧電
    トランスデューサ。
  14. 【請求項14】前記支持体に、前記基板の裏面に設けら
    れた電極と電気的に接続するための電極を設けたことを
    特徴とする請求項11から請求項13のいずれかに記載
    の圧電トランスデューサ。
JP2001162925A 2001-05-30 2001-05-30 圧電トランスデューサの製造方法 Expired - Fee Related JP4610790B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001162925A JP4610790B2 (ja) 2001-05-30 2001-05-30 圧電トランスデューサの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001162925A JP4610790B2 (ja) 2001-05-30 2001-05-30 圧電トランスデューサの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002354589A true JP2002354589A (ja) 2002-12-06
JP4610790B2 JP4610790B2 (ja) 2011-01-12

Family

ID=19005977

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001162925A Expired - Fee Related JP4610790B2 (ja) 2001-05-30 2001-05-30 圧電トランスデューサの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4610790B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004298368A (ja) * 2003-03-31 2004-10-28 Seiko Instruments Inc 超音波診断装置
JP2012249777A (ja) * 2011-06-02 2012-12-20 Toshiba Corp 超音波プローブ
US20170252777A1 (en) * 2016-03-01 2017-09-07 Qualcomm Incorporated Flexible pmut array

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62211919A (ja) * 1986-03-13 1987-09-17 Oki Electric Ind Co Ltd 有機化合物の塗布方法
JPH05103396A (ja) * 1991-10-04 1993-04-23 Olympus Optical Co Ltd 音響整合層の製造方法および製造装置
JPH0889505A (ja) * 1994-09-27 1996-04-09 Toshiba Corp 超音波プローブの製造方法
JPH1123832A (ja) * 1997-06-30 1999-01-29 Toppan Printing Co Ltd 液晶プロジェクター用カラーフィルターの製造方法
JPH1184332A (ja) * 1997-09-02 1999-03-26 Sony Corp 液晶表示装置の製造方法
JPH11103230A (ja) * 1997-09-26 1999-04-13 Citizen Electronics Co Ltd 圧電振動子とその製造方法
JPH11289105A (ja) * 1998-04-03 1999-10-19 Citizen Electronics Co Ltd フォトリフレクタとその製造方法
JP2000316858A (ja) * 1999-03-11 2000-11-21 Seiko Instruments Inc 脈波検出装置、その製造方法、および腕携帯機器

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62211919A (ja) * 1986-03-13 1987-09-17 Oki Electric Ind Co Ltd 有機化合物の塗布方法
JPH05103396A (ja) * 1991-10-04 1993-04-23 Olympus Optical Co Ltd 音響整合層の製造方法および製造装置
JPH0889505A (ja) * 1994-09-27 1996-04-09 Toshiba Corp 超音波プローブの製造方法
JPH1123832A (ja) * 1997-06-30 1999-01-29 Toppan Printing Co Ltd 液晶プロジェクター用カラーフィルターの製造方法
JPH1184332A (ja) * 1997-09-02 1999-03-26 Sony Corp 液晶表示装置の製造方法
JPH11103230A (ja) * 1997-09-26 1999-04-13 Citizen Electronics Co Ltd 圧電振動子とその製造方法
JPH11289105A (ja) * 1998-04-03 1999-10-19 Citizen Electronics Co Ltd フォトリフレクタとその製造方法
JP2000316858A (ja) * 1999-03-11 2000-11-21 Seiko Instruments Inc 脈波検出装置、その製造方法、および腕携帯機器

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004298368A (ja) * 2003-03-31 2004-10-28 Seiko Instruments Inc 超音波診断装置
JP2012249777A (ja) * 2011-06-02 2012-12-20 Toshiba Corp 超音波プローブ
US9566612B2 (en) 2011-06-02 2017-02-14 Toshiba Medical Systems Corporation Ultrasonic probe
US20170252777A1 (en) * 2016-03-01 2017-09-07 Qualcomm Incorporated Flexible pmut array
US10770646B2 (en) * 2016-03-01 2020-09-08 Qualcomm Incorporated Manufacturing method for flexible PMUT array

Also Published As

Publication number Publication date
JP4610790B2 (ja) 2011-01-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3383314B2 (ja) 圧電変換器
US4747192A (en) Method of manufacturing an ultrasonic transducer
US20160126451A1 (en) Method of Making Thick Film Transducer Arrays
US8528174B2 (en) Method of manufacturing an ultrasound imaging transducer acoustic stack with integral electrical connections
US6924587B2 (en) Piezoelectric transducer, manufacturing method of piezoelectric transducer and pulse wave detector
JP2004188203A (ja) 超微細加工超音波トランスデューサ装置用バッキング材
JP2002084597A (ja) 超音波変換器アレーとその製造方法
JPH10304495A (ja) 結合バッキングブロック及び複合変換器アレー
JP2005507580A (ja) 音響エネルギーの横方向の伝搬を制限する超小型超音波トランスデューサ(mut)基板
JP3450430B2 (ja) 超音波トランスジューサ
JPH0723500A (ja) 2次元アレイ超音波プローブ
JPS5920240B2 (ja) 超音波探触子及び該超音波探触子の製造方法
JP4610790B2 (ja) 圧電トランスデューサの製造方法
JP2606249Y2 (ja) 超音波探触子
JP3488102B2 (ja) 超音波探触子
JP2004056504A (ja) 超音波探触子及びその製造方法
KR20110005148A (ko) 필름형 피에조 스피커 및 그 제조 방법
JPS61220596A (ja) 超音波トランスジユ−サ
JP2002315095A (ja) 圧電音響変換器
JP2004364334A (ja) 圧電音響変換器
KR102359155B1 (ko) 하이브리드 초음파 탐촉자 및 그 제조 방법
JP2003527013A (ja) 一方向性音響プローブとその製造方法
JPH10314672A (ja) プレート型超音波振動子
JP2000214144A (ja) 2次元配列型超音波探触子
CN115793894A (zh) 一种超声波发生屏及其制造方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20040303

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080109

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20091113

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100204

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100209

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100405

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100525

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100622

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20100902

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101005

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101013

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131022

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4610790

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees