JPH0631246A - 振動装置及び水滴除去装置 - Google Patents

振動装置及び水滴除去装置

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JPH0631246A
JPH0631246A JP18721792A JP18721792A JPH0631246A JP H0631246 A JPH0631246 A JP H0631246A JP 18721792 A JP18721792 A JP 18721792A JP 18721792 A JP18721792 A JP 18721792A JP H0631246 A JPH0631246 A JP H0631246A
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JP
Japan
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vibration
piezoelectric element
plate
diaphragm
transparent
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Withdrawn
Application number
JP18721792A
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English (en)
Inventor
Takahiro Heiuchi
隆博 塀内
Michimasa Tsuzaki
通正 津崎
Kiyotaka Komori
清孝 古森
Tomoyuki Fujiki
智之 藤木
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 振動板に大振幅振動を生じさせることを小さ
い圧電素子で可能とするとともに、窓ガラスや鏡、ゴー
グル等に利用することができる透明な振動板の水滴除去
を有効に行うことができる。 【構成】 振動板1と、この振動板の2点間を固定して
いるとともに振動板1以上の剛性を有している固定部材
3,3と、振動板1の一面に取り付けられた圧電素子2
とから成り、圧電素子2における面方向の振動Xで、2
点間が剛性の高い固定部材3,3で固定されている振動
板1を膨張収縮させて厚み方向の振動を生じさせる。こ
の時、振動板1を透明部材で形成すれば、透明視界を確
保することができるものとなり、透明板に付着した水滴
を振動で除去することができるものとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は圧電素子を用いた振動装
置と、この振動装置を利用した水滴除去装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】振動装置として、図11に示すように、
薄板状の振動板1の一面に固着した圧電素子2に交流電
流を流すことで、圧電素子2によって生じる図中矢印方
向の振動で、振動板1をその厚み方向に振動させるもの
が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この場合、圧電素子2
における上記方向の振動はその振幅が小さく、振動板1
の厚み方向の振動を大きくするには、圧電素子2の厚み
を大きくしたり、多数の圧電素子や大面積の圧電素子を
振動板の一面に取り付けたりしなくてはならない。しか
し、前者においては、圧電素子の駆動に大きな電力が必
要となる上に、あまりにも厚い圧電素子を用いた場合に
は、素子の機械的強度が振幅に追随できずに破壊されて
しまうことがある。後者は確かに有効な方法であり、こ
れを利用した商品が数多く見られるが、透明で且つ強力
な圧電素子が実用化されていないために、振動板を透明
としておきたいものには、利用することができない。
【0004】本発明はこのような点に鑑み為されたもの
であり、その目的とするところは振動板に大振幅振動を
生じさせることを小さい圧電素子で可能とする振動装置
を提供することと、窓ガラスや鏡、ゴーグル等に利用す
ることができる透明な振動板の水滴除去を有効に行うこ
とができる水滴除去装置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、振動
板と、この振動板の2点間を固定しているとともに振動
板以上の剛性を有している固定部材と、振動板の一面に
取り付けられた圧電素子とから成る振動装置を第1発明
の特徴とし、透明部材にて形成された振動板と、この振
動板の2点間を固定しているとともに振動板以上の剛性
を有している固定部材と、振動板の一面に取り付けられ
た圧電素子とから成ることを特徴とする水滴除去装置を
第2発明の特徴としているものである。
【0006】
【作用】本発明によれば、図2に示すように、圧電素子
2における厚み方向の振動Zではなく、この厚み方向の
振動よりも大振幅となっている面方向の振動Xで、2点
間が剛性の高い固定部材3,3で固定されている振動板
1が膨張収縮して、図1(a) に示す状態と、湾曲した図
1(b) に示す状態を繰り返して厚み方向の振動を生じる
ものであり、このために小さい圧電素子2によっても振
動板1をその厚み方向に大きく振動させることが可能と
なっているものである。なお、振動板1の初期状態が図
1(b) に示す湾曲状態であれば、振動板1はより効率の
高い振動を行うことになる。この場合、振動板1の剛性
が圧電素子2の剛性以下であることは自明である。ま
た、このように振動板1を振動させるために、振動板1
を透明で向こうが透けて見えるものとした時も、圧電素
子2が視界を妨げることがない小さいものとすることが
でき、窓ガラスや鏡等における水滴除去を振動で行うも
のとして利用することができるものとなっている。
【0007】
【実施例】以下本発明を図示の実施例に基づいて詳述す
ると、図3は本発明において用いている圧電素子2を示
すもので、その両面に接着剤20を介して銅箔からなる
電極兼電線21を取り付けたものとなっている。なお、
接着剤20の層は薄く、しかも圧電素子2に印加される
ものが交流であるために、接着剤20が絶縁体であると
はいえ、圧電素子2に十分な電流を流すことができる。
【0008】一方、振動板1は、アクリル樹脂の板等か
らなるもので、図4に示すように、その両端が振動板1
の剛性以上の剛性を有しているもの、例えば鉄からなる
固定部材3,3に固定されている。両固定部材3,3
は、同じく鉄製の連結棒4,4にて連結されることで、
一体物となっている。今、振動板1を厚さ0.6mm、
幅及び長さが10cmの透明アクリル樹脂板からなるも
のとし、この振動板1の一端側の表面に接着剤で取り付
ける圧電素子2として富士チタン株式会社製の圧電セラ
ミックC−6を用いた場合、透明な振動板1の面積10
0cm2 に対して圧電素子2が占める面積は約1cm2
であることから、透明視界の確保率が99%となってい
るものとなり、これに20V、3A、1kHzの条件で
圧電素子2に電流を流せば、計測の結果、振動板1は最
大で約30μmの振幅で厚み方向に振動する。また、振
動板1における圧電素子2が取り付けられていない側の
面に霧吹きでまんべんなく水滴を付着させた後、20
V、2Aの交流電流を5秒間に5kHz〜500kHz
の間で連続的に変化させるという条件で圧電素子2に流
すと、15秒以内に水滴がほぼ完全に除去された。な
お、交流電流の周波数を高くなると電気抵抗値が低下し
て過大な電流が流れ易くなるために、電流値を制御する
制御回路が必要である。
【0009】図5に示す実施例では、厚さ0.6mm、
幅及び長さが10cmの透明アクリル樹脂板からなる振
動板1の両端を、その弦が9cmとなるように固定部材
3に固定して、この振動板1の一端側に圧電素子2を取
り付けたものを示している。この場合も、透明視界の確
保率は99%であり、20V、3A、1kHzの条件で
圧電素子2に電流を流せば、計測の結果、振動板1は最
大で約40μmの振幅で厚み方向に振動する。また前記
実施例と同じ条件で水滴を付着させるとともに電流を流
すと、15秒以内に水滴がほぼ完全に除去された。
【0010】図6に示す実施例は、両端が固定部材3で
固定された振動板1のほぼ中央の側端部に圧電素子2を
取り付けたものを示している。この場合、振動板1の固
定端側に圧電素子2を取り付ける場合よりも、振動板1
の振動は小さくなるが、それでも図4に示した実施例と
同じ条件で、約10μmの振幅で振動する。そして、前
記実施例と同じ条件で水滴を付着させるとともに電流を
流すと、20秒以内に水滴がほぼ完全に除去された。
【0011】図7に示す実施例は、振動板1の両端側に
夫々圧電素子2,2を取り付けたものを、図8に示す実
施例は、湾曲させて固定部材3に取り付けた振動板1の
両端側に夫々圧電素子2,2を取り付けたものを示して
いる。このように、圧電素子2,2の数を増やすと、透
明視界の確保率は98%となるが、前者では振動板1は
最大で約40μmの振幅で厚み方向に振動し、後者では
約50μmの振幅で厚み方向に振動する。また前記実施
例と同じ条件で水滴を付着させるとともに電流を流す
と、共に10秒以内に水滴がほぼ完全に除去された。
【0012】ちなみに、図9に示すように、両端を固定
していない10cm角の厚さ0.6mmのアクリル樹脂
板からなる振動板1の一端表面に圧電素子2を取り付け
て、20V、3A、1kHzの条件で圧電素子2に電流
を流しても、振動板1の厚み方向の振動は計測できるだ
けの値とはならず、また水滴を付着させたテストでは6
0秒経過後も水滴の付着状況にほとんど変化は見られな
かった。また図10に示すように、10cm角の厚さ
0.6mmのアクリル樹脂板からなる振動板1をその弦
が9cmとなるように湾曲させておき、この一端表面に
圧電素子2を取り付けた場合も、おなじく計測できるだ
けの振動を振動板1に生じさせることはできず、また水
滴を付着させた時にこの水滴を除去することもできなか
った。
【0013】
【発明の効果】以上のように本発明においては、圧電素
子2における厚み方向の振動よりも大振幅となっている
面方向の振動により、2点間が剛性の高い固定部材で固
定されている振動板を厚み方向に振動させることができ
るものであり、このために小さい圧電素子によっても振
動板をその厚み方向に大きく振動させることができるも
のであり、これ故に、振動板を透明で向こうが透けて見
えるものとした時も、圧電素子が視界を妨げることがな
い小さいものとすることができ、窓ガラスや鏡、ゴーグ
ル等における水滴除去を振動で行うことができるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)(b)は本発明の動作を示す説明図である。
【図2】圧電素子の振動方向を示す説明図である。
【図3】本発明に用いる圧電素子の断面図である。
【図4】一実施例の斜視図である。
【図5】他の実施例の斜視図である。
【図6】さらに他の実施例の斜視図である。
【図7】別の実施例の斜視図である。
【図8】さらに別の実施例の斜視図である。
【図9】比較例の斜視図である。
【図10】他の比較例の斜視図である。
【図11】従来例の断面図である。
【符号の説明】
1 振動板 2 圧電素子 3 固定部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤木 智之 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動板と、この振動板の2点間を固定し
    ているとともに振動板以上の剛性を有している固定部材
    と、振動板の一面に取り付けられた圧電素子とから成る
    ことを特徴とする振動装置。
  2. 【請求項2】 透明部材にて形成された振動板と、この
    振動板の2点間を固定しているとともに振動板以上の剛
    性を有している固定部材と、振動板の一面に取り付けら
    れた圧電素子とから成ることを特徴とする水滴除去装
    置。
JP18721792A 1992-07-15 1992-07-15 振動装置及び水滴除去装置 Withdrawn JPH0631246A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005073591A1 (de) * 2004-01-30 2005-08-11 Fraunhofer Gesellschaft Einspannung, in der ein mechanisches element gehalten ist
JP2009523046A (ja) * 2006-01-12 2009-06-18 ダイソン テクノロジー リミテッド 乾燥装置
JP2009525105A (ja) * 2006-02-02 2009-07-09 ダイソン テクノロジー リミテッド フィルタ付き乾燥装置
CN102527611A (zh) * 2011-12-08 2012-07-04 吴江云峰金属购件涂装有限公司 一种涂装流平固化炉
JP2016058030A (ja) * 2014-09-12 2016-04-21 株式会社村田製作所 触覚提示装置
CN113295829A (zh) * 2021-04-08 2021-08-24 左延鹏 一种食品安全检测方法

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19991005