JPH0761701B2 - 水滴付着防止性シ−ト - Google Patents
水滴付着防止性シ−トInfo
- Publication number
- JPH0761701B2 JPH0761701B2 JP62147857A JP14785787A JPH0761701B2 JP H0761701 B2 JPH0761701 B2 JP H0761701B2 JP 62147857 A JP62147857 A JP 62147857A JP 14785787 A JP14785787 A JP 14785787A JP H0761701 B2 JPH0761701 B2 JP H0761701B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transparent
- water
- water droplet
- piezoelectric film
- film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Window Of Vehicle (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 イ.発明の目的 産業上の利用分野 この発明は、自動車のフロントガラス等に貼着して使用
でき、ワイパーなどを使用せずに雨滴等の水滴を排除で
きる水滴付着防止性シートに関するものである。
でき、ワイパーなどを使用せずに雨滴等の水滴を排除で
きる水滴付着防止性シートに関するものである。
従来の技術 降雨時に自動車のフロントガラスに付着する雨滴はワイ
パーを使用して拭っているが、運転時に眼前でワイパー
が動くのは邪魔であり、またワイパーの作動範囲外は雨
滴が拭えないので死角を生じ、安全運転に悪影響を及ぼ
す。
パーを使用して拭っているが、運転時に眼前でワイパー
が動くのは邪魔であり、またワイパーの作動範囲外は雨
滴が拭えないので死角を生じ、安全運転に悪影響を及ぼ
す。
発明が解決しようとする問題点 本発明は、ワイパーのような機械的手段によらずに、例
えばフロントガラス全面にわたり付着する雨滴を排除で
きる水滴付着防止性シートを提供することを目的とす
る。
えばフロントガラス全面にわたり付着する雨滴を排除で
きる水滴付着防止性シートを提供することを目的とす
る。
ロ.発明の構成 問題点を解決するための手段 本発明の水滴付着防止性シートは、対向する透明帯状電
極を複数対配設した透明な圧電性フィルムに透明な溌水
性フィルムを積層してなるものである。
極を複数対配設した透明な圧電性フィルムに透明な溌水
性フィルムを積層してなるものである。
透明な圧電性フィルムとしては、具体的には、ポリビニ
リデンフルオライドフィルムが挙げられる。ポリビニリ
デンフルオライドフィルムのような圧電性フィルムは音
−電気又は電気−音トランスデューサーなどに使用され
ており、電気パルスを与えれば振動する。
リデンフルオライドフィルムが挙げられる。ポリビニリ
デンフルオライドフィルムのような圧電性フィルムは音
−電気又は電気−音トランスデューサーなどに使用され
ており、電気パルスを与えれば振動する。
透明な帯状電極は、酸化インジウムなど、公知の透明な
導電性材料を前記透明な圧電性フィルム上にプリントす
ることにより形成される。
導電性材料を前記透明な圧電性フィルム上にプリントす
ることにより形成される。
このような透明帯状電極を、正極側と負極側を相互に対
向するように一対としたものを複数対、透明な圧電性フ
ィルム上に配設し、さらにポリオルガノシリコン樹脂フ
ィルム、弗素樹脂フィルムなど、溌水性で、且つ透明な
フィルムを積層することにより本発明の水滴付着防止性
シートが得られる。
向するように一対としたものを複数対、透明な圧電性フ
ィルム上に配設し、さらにポリオルガノシリコン樹脂フ
ィルム、弗素樹脂フィルムなど、溌水性で、且つ透明な
フィルムを積層することにより本発明の水滴付着防止性
シートが得られる。
これを添付図面により説明すると、第1図は本発明の水
滴付着防止性シートの一例の平面図、第2図は第1図の
X−X線における断面図で、透明な櫛型電極11(櫛の歯
は1A〜8A)及び12(櫛の歯は1B〜8B)を設けた透明な圧
電性フィルム13に透明な溌水性フィルム14を積層したも
のである。櫛型電極11及び12の端末はリード線21及び22
により外部電源に接続されるようにしてある。この場
合、櫛型電極11及び12の櫛の歯の部分(1A〜8A及び1B〜
8B)が交互に噛みあって正極側の帯状電極と負極側の帯
状電極が相互に対向するようになっている。
滴付着防止性シートの一例の平面図、第2図は第1図の
X−X線における断面図で、透明な櫛型電極11(櫛の歯
は1A〜8A)及び12(櫛の歯は1B〜8B)を設けた透明な圧
電性フィルム13に透明な溌水性フィルム14を積層したも
のである。櫛型電極11及び12の端末はリード線21及び22
により外部電源に接続されるようにしてある。この場
合、櫛型電極11及び12の櫛の歯の部分(1A〜8A及び1B〜
8B)が交互に噛みあって正極側の帯状電極と負極側の帯
状電極が相互に対向するようになっている。
第3図は本発明の水滴付着防止性シートの他の例の平面
図で、透明帯状電極1A〜8A及び1B〜8Bはそれぞれ別個に
外部電源に接続されるようにしたものである。
図で、透明帯状電極1A〜8A及び1B〜8Bはそれぞれ別個に
外部電源に接続されるようにしたものである。
本発明の水滴付着防止性シートを使用する場合には、透
明圧電性フィルム13をフロントガラスなど水滴の付着を
防止したい面に貼着し、透明な溌水性フィルム14が外
部、即ち水滴が付着する側に向けて配置する。
明圧電性フィルム13をフロントガラスなど水滴の付着を
防止したい面に貼着し、透明な溌水性フィルム14が外
部、即ち水滴が付着する側に向けて配置する。
商品としては、貼着に便利なように、透明圧電性フィル
ム13の裏側に粘着剤をあらかじめ塗布し、さらに離型紙
を仮貼付しておけばよい。
ム13の裏側に粘着剤をあらかじめ塗布し、さらに離型紙
を仮貼付しておけばよい。
作用 第1図の水滴付着防止性シートの場合、櫛型電極11及び
12に、リード線21及び22を通じて周期的に変動する電圧
(パルス電圧)をかけると、圧電性フィルム13はその変
動する電圧と同じ周期で振動する。雨滴は透明な溌水性
フィルム14に玉状で付着しているが、圧電性フィルム13
が振動することによりはじかれて溌水性フィルム14面か
ら払い落される。
12に、リード線21及び22を通じて周期的に変動する電圧
(パルス電圧)をかけると、圧電性フィルム13はその変
動する電圧と同じ周期で振動する。雨滴は透明な溌水性
フィルム14に玉状で付着しているが、圧電性フィルム13
が振動することによりはじかれて溌水性フィルム14面か
ら払い落される。
第2図の水滴付着防止性シートの場合、第1図の水滴付
着防止性シートと同じ使い方をすることもできるが、一
対の電極(例えば1Aと1B)とその隣の一対の電極(例え
ば2Aと2B)にパルス電圧を負荷する時刻にタイムラグを
与え、圧電性フィルムの振動場所が順次移動するように
すれば、水滴を上から下へ、又は右から左へスイープす
るように水滴を排除することができる。
着防止性シートと同じ使い方をすることもできるが、一
対の電極(例えば1Aと1B)とその隣の一対の電極(例え
ば2Aと2B)にパルス電圧を負荷する時刻にタイムラグを
与え、圧電性フィルムの振動場所が順次移動するように
すれば、水滴を上から下へ、又は右から左へスイープす
るように水滴を排除することができる。
また降雨状況に応じて、外部電源をコントロールして負
荷する電圧の大きさ、負荷周期、スイープ周期を変えら
れるようにしておけば、一層効果的に付着する水滴を排
除できる。
荷する電圧の大きさ、負荷周期、スイープ周期を変えら
れるようにしておけば、一層効果的に付着する水滴を排
除できる。
ハ.発明の効果 自動車のフロントガラス等に貼着して使用すれば、ワイ
パーのような機械的手段によらずに、フロントガラス全
面にわたり付着する雨滴を排除できる。
パーのような機械的手段によらずに、フロントガラス全
面にわたり付着する雨滴を排除できる。
また撮影レンズの表面に適用すれば、降雨時や海上での
撮影の水滴付着による障害を防止できるなど各種の応用
が期待される。
撮影の水滴付着による障害を防止できるなど各種の応用
が期待される。
第1図は本発明の水滴付着防止性シートの一例の平面
図、第2図は第1図のX−X線における断面図、第3図
は本発明の水滴付着防止性シートの他の例の平面図であ
る。
図、第2図は第1図のX−X線における断面図、第3図
は本発明の水滴付着防止性シートの他の例の平面図であ
る。
Claims (1)
- 【請求項1】対向する透明帯状電極を複数対配設した透
明な圧電性フィルムに透明な溌水性フィルムを積層して
なる水滴付着防止性シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62147857A JPH0761701B2 (ja) | 1987-06-16 | 1987-06-16 | 水滴付着防止性シ−ト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62147857A JPH0761701B2 (ja) | 1987-06-16 | 1987-06-16 | 水滴付着防止性シ−ト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63312138A JPS63312138A (ja) | 1988-12-20 |
JPH0761701B2 true JPH0761701B2 (ja) | 1995-07-05 |
Family
ID=15439824
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62147857A Expired - Lifetime JPH0761701B2 (ja) | 1987-06-16 | 1987-06-16 | 水滴付着防止性シ−ト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0761701B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20190066379A (ko) * | 2017-12-05 | 2019-06-13 | 명지대학교 산학협력단 | 압전필름이 부착된 전기집진기의 하이브리드 집진장치 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005335979A (ja) * | 2004-05-25 | 2005-12-08 | Honda Motor Co Ltd | 滑水表面の制御構造 |
JP5430367B2 (ja) | 2009-11-26 | 2014-02-26 | キヤノン株式会社 | 塵埃除去装置および塵埃除去方法 |
-
1987
- 1987-06-16 JP JP62147857A patent/JPH0761701B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20190066379A (ko) * | 2017-12-05 | 2019-06-13 | 명지대학교 산학협력단 | 압전필름이 부착된 전기집진기의 하이브리드 집진장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63312138A (ja) | 1988-12-20 |
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