JP2531306Y2 - バックミラー - Google Patents
バックミラーInfo
- Publication number
- JP2531306Y2 JP2531306Y2 JP1991012762U JP1276291U JP2531306Y2 JP 2531306 Y2 JP2531306 Y2 JP 2531306Y2 JP 1991012762 U JP1991012762 U JP 1991012762U JP 1276291 U JP1276291 U JP 1276291U JP 2531306 Y2 JP2531306 Y2 JP 2531306Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mirror
- rearview mirror
- porous glass
- pores
- impregnated
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は自動車その他の車輛にお
けるドアミラー、フェンダーミラー等のバックミラーに
関するものであり、特に降雨時等にミラー表面に水滴が
付着したときでも良好な後方視界を保つようにしたバッ
クミラーに係るものである。
けるドアミラー、フェンダーミラー等のバックミラーに
関するものであり、特に降雨時等にミラー表面に水滴が
付着したときでも良好な後方視界を保つようにしたバッ
クミラーに係るものである。
【０００２】
【従来の技術】ミラー表面に水滴が付着しても良好な後
方視界を保ち得るようにしたバックミラーとしては、ミ
ラー表面に付着した水滴をミラー表面から除去するよう
にした下記の如きバックミラーが知られている。 （１）ミラー表面の水滴をワイパーにより拭い取るよう
にしたバックミラー。 （２）ミラーをヒータにより乾燥させるようにしたバッ
クミラー。 （３）ミラーを超音波振動させることによりミラー表面
の水滴を霧化させて除去するようにしたバックミラー
（例えば特開昭５９−８５４８号）。
方視界を保ち得るようにしたバックミラーとしては、ミ
ラー表面に付着した水滴をミラー表面から除去するよう
にした下記の如きバックミラーが知られている。 （１）ミラー表面の水滴をワイパーにより拭い取るよう
にしたバックミラー。 （２）ミラーをヒータにより乾燥させるようにしたバッ
クミラー。 （３）ミラーを超音波振動させることによりミラー表面
の水滴を霧化させて除去するようにしたバックミラー
（例えば特開昭５９−８５４８号）。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】しかるに、上記従来の
バックミラーにおいては、ミラー表面に付着した水滴を
ミラー表面から除去するための手段として、（１）ワイ
パーとその駆動手段、（２）ヒータ、或いは（３）超音
波振動装置等をバックミラーに備えさせなければならな
いため、バックミラーのコストが上昇するという問題が
ある。そこで本考案は、ミラー表面に水滴が付着したと
きでも良好な後方視界を保つようにしたバックミラーを
低コストで実現しようとしてなされたものである。
バックミラーにおいては、ミラー表面に付着した水滴を
ミラー表面から除去するための手段として、（１）ワイ
パーとその駆動手段、（２）ヒータ、或いは（３）超音
波振動装置等をバックミラーに備えさせなければならな
いため、バックミラーのコストが上昇するという問題が
ある。そこで本考案は、ミラー表面に水滴が付着したと
きでも良好な後方視界を保つようにしたバックミラーを
低コストで実現しようとしてなされたものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本考案は、多孔質ガラス（多孔性ガラス）の裏面に
反射膜を設けることによりミラーを形成し、該多孔質ガ
ラスにおける細孔内に界面活性剤を含浸させたことを特
徴とするバックミラー、或いは、多孔質ガラスの表面に
多数の微細な透孔を備えた反射膜を設けることによりミ
ラーを形成し、該多孔質ガラスにおける細孔内に界面活
性剤を含浸させたことを特徴とするバックミラーを提供
するものである。
に、本考案は、多孔質ガラス（多孔性ガラス）の裏面に
反射膜を設けることによりミラーを形成し、該多孔質ガ
ラスにおける細孔内に界面活性剤を含浸させたことを特
徴とするバックミラー、或いは、多孔質ガラスの表面に
多数の微細な透孔を備えた反射膜を設けることによりミ
ラーを形成し、該多孔質ガラスにおける細孔内に界面活
性剤を含浸させたことを特徴とするバックミラーを提供
するものである。
【０００５】
【作用】請求項１のバックミラーにおいては、降雨時等
にミラー表面（多孔質ガラスの表面）に水滴が付着する
と、多孔質ガラスにおける細孔内に含浸させた界面活性
剤がミラー表面（多孔質ガラスの表面）に染み出し、水
滴の界面張力を著しく減少させてミラー表面を親水さ
せ、良好な後方視界を確保する。
にミラー表面（多孔質ガラスの表面）に水滴が付着する
と、多孔質ガラスにおける細孔内に含浸させた界面活性
剤がミラー表面（多孔質ガラスの表面）に染み出し、水
滴の界面張力を著しく減少させてミラー表面を親水さ
せ、良好な後方視界を確保する。
【０００６】請求項２のバックミラーにおいては、降雨
時等にミラー表面（反射膜の表面）に水滴が付着する
と、多孔質ガラスにおける細孔内に含浸させた界面活性
剤が反射膜における多数の微細な透孔を通ってミラー表
面（反射膜の表面）に染み出し、水滴の界面張力を著し
く減少させてミラー表面を親水させ、良好な後方視界を
確保する。
時等にミラー表面（反射膜の表面）に水滴が付着する
と、多孔質ガラスにおける細孔内に含浸させた界面活性
剤が反射膜における多数の微細な透孔を通ってミラー表
面（反射膜の表面）に染み出し、水滴の界面張力を著し
く減少させてミラー表面を親水させ、良好な後方視界を
確保する。
【０００７】
【実施例】次に、本考案の実施例を添付図面に従って説
明する。図１、図３に示すバックミラーは、多数の細孔
１、１・・・を備えた多孔質ガラス２の裏面に反射膜３
を設けることによりミラー４を形成し、該多孔質ガラス
２における細孔１、１・・・内に界面活性剤５を含浸さ
せたものである。図２、図４に示すバックミラーは、多
数の細孔１、１・・・を備えた多孔質ガラス２の表面に
多数の微細な透孔６、６・・・を備えた反射膜７を設け
ることによりミラー８を形成し、該多孔質ガラス２にお
ける細孔１、１・・・内に界面活性剤５を含浸させたも
のである。
明する。図１、図３に示すバックミラーは、多数の細孔
１、１・・・を備えた多孔質ガラス２の裏面に反射膜３
を設けることによりミラー４を形成し、該多孔質ガラス
２における細孔１、１・・・内に界面活性剤５を含浸さ
せたものである。図２、図４に示すバックミラーは、多
数の細孔１、１・・・を備えた多孔質ガラス２の表面に
多数の微細な透孔６、６・・・を備えた反射膜７を設け
ることによりミラー８を形成し、該多孔質ガラス２にお
ける細孔１、１・・・内に界面活性剤５を含浸させたも
のである。
【０００８】多孔質ガラス２における細孔１、１・・・
の孔径は例えば４０〜１００オングストローム程度とす
る。また、反射膜７における透孔６、６・・・の孔径も
同様に例えば４０〜１００オングストローム程度とす
る。図１、図２における符号９はミラーホルダー、符号
１０はミラーボデーである。図３、図４における符号１
１は水滴である。なお、本考案のバックミラーはミラー
の角度調節を電動、手動のいずれで行なうものであって
も差し支えないことはいうまでもない。
の孔径は例えば４０〜１００オングストローム程度とす
る。また、反射膜７における透孔６、６・・・の孔径も
同様に例えば４０〜１００オングストローム程度とす
る。図１、図２における符号９はミラーホルダー、符号
１０はミラーボデーである。図３、図４における符号１
１は水滴である。なお、本考案のバックミラーはミラー
の角度調節を電動、手動のいずれで行なうものであって
も差し支えないことはいうまでもない。
【０００９】
【考案の効果】以上説明したように、本考案のバックミ
ラーは、多孔質ガラスの裏面に反射膜を設けることによ
りミラーを形成し、或いは、多孔質ガラスの表面には多
数の微細な透孔を備えた反射膜を設けることによりミラ
ーを形成し、更に、該多孔質ガラスにおける細孔内に界
面活性剤を含浸させたため、降雨時等にミラー表面に水
滴が付着すると、多孔質ガラスにおける細孔内に含浸さ
せた界面活性剤がミラー表面に染み出して該表面を親水
させ、良好な後方視界を確保する。即ち、本考案のバッ
クミラーはミラー表面に水滴が付着したときでも良好な
後方視界を保つ機能をミラー自体が有しており、良好な
後方視界を保つための他の特別な電気的手段等を一切必
要としないのである。従って、本考案は、ミラー表面に
水滴が付着したときでも良好な後方視界を保つようにし
たバックミラーを極めて低コストで実現するという優れ
た効果を発揮するものである。
ラーは、多孔質ガラスの裏面に反射膜を設けることによ
りミラーを形成し、或いは、多孔質ガラスの表面には多
数の微細な透孔を備えた反射膜を設けることによりミラ
ーを形成し、更に、該多孔質ガラスにおける細孔内に界
面活性剤を含浸させたため、降雨時等にミラー表面に水
滴が付着すると、多孔質ガラスにおける細孔内に含浸さ
せた界面活性剤がミラー表面に染み出して該表面を親水
させ、良好な後方視界を確保する。即ち、本考案のバッ
クミラーはミラー表面に水滴が付着したときでも良好な
後方視界を保つ機能をミラー自体が有しており、良好な
後方視界を保つための他の特別な電気的手段等を一切必
要としないのである。従って、本考案は、ミラー表面に
水滴が付着したときでも良好な後方視界を保つようにし
たバックミラーを極めて低コストで実現するという優れ
た効果を発揮するものである。
【図１】本考案によるバックミラーの一例を示す断面図
である。
である。
【図２】本考案によるバックミラーの別の一例を示す断
面図である。
面図である。
【図３】図１のバックミラーにおけるミラーを概略的に
示す拡大断面図である。
示す拡大断面図である。
【図４】図２のバックミラーにおけるミラーを概略的に
示す拡大断面図である。
示す拡大断面図である。
１ 細孔 ２ 多孔質ガラス ３ 反射膜 ４ ミラー ５ 界面活性剤 ６ 透孔 ７ 反射膜 ８ ミラー ９ ミラーホルダー １０ ミラーボデー １１ 水滴
Claims (2)
- 【請求項１】 多孔質ガラスの裏面に反射膜を設けるこ
とによりミラーを形成し、該多孔質ガラスにおける細孔
内に界面活性剤を含浸させたことを特徴とするバックミ
ラー。 - 【請求項２】多孔質ガラスの表面に多数の微細な透孔を
備えた反射膜を設けることによりミラーを形成し、該多
孔質ガラスにおける細孔内に界面活性剤を含浸させたこ
とを特徴とするバックミラー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991012762U JP2531306Y2 (ja) | 1991-02-14 | 1991-02-14 | バックミラー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991012762U JP2531306Y2 (ja) | 1991-02-14 | 1991-02-14 | バックミラー |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04104061U JPH04104061U (ja) | 1992-09-08 |
| JP2531306Y2 true JP2531306Y2 (ja) | 1997-04-02 |
Family
ID=31746927
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991012762U Expired - Lifetime JP2531306Y2 (ja) | 1991-02-14 | 1991-02-14 | バックミラー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2531306Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2716113B2 (ja) * | 1986-08-07 | 1998-02-18 | 株式会社東海理化電機製作所 | 車両用雨滴センサ |
| JPS63185843A (ja) * | 1987-01-29 | 1988-08-01 | Tokai Rika Co Ltd | 防水滴鏡及びその製造方法 |
-
1991
- 1991-02-14 JP JP1991012762U patent/JP2531306Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04104061U (ja) | 1992-09-08 |
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