JPH0718989U - 車両用反射ミラー - Google Patents

車両用反射ミラー

Info

Publication number
JPH0718989U
JPH0718989U JP5415493U JP5415493U JPH0718989U JP H0718989 U JPH0718989 U JP H0718989U JP 5415493 U JP5415493 U JP 5415493U JP 5415493 U JP5415493 U JP 5415493U JP H0718989 U JPH0718989 U JP H0718989U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mirror
coating layer
vehicle
water
glass
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5415493U
Other languages
English (en)
Inventor
正規 峯尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hino Motors Ltd filed Critical Hino Motors Ltd
Priority to JP5415493U priority Critical patent/JPH0718989U/ja
Publication of JPH0718989U publication Critical patent/JPH0718989U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)

Abstract

(57)【要約】 [目的] 雨中走行時においても、雨滴が付着しないよ
うにした車両用反射ミラーを提供することを目的とす
る。 [構成] 反射ミラーを構成する凸面鏡19のガラス2
3の表面に撥水性コーティング層24または親水性コー
ティング層25を形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は車両用反射ミラーに係り、とくに車両に取付けられ、後方または側方 視界を得るための車両用反射ミラーに関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車を運転する際には、フロントガラスを通して運転手が直接前方視界を得 るようになっている。後方視界については、車両の前方の両側に設けられている バックミラーを通して得るようにしており、これによってより安全性の高い運転 を確保するようにしている。
【0003】 雨中の走行時においては、上記バックミラーに雨滴が付着する。このような雨 滴によって後方視界が見難くなり、安全性が低下するとともに、運転手の疲労が 増大する。
【0004】 そこで例えば実開昭58−47531号公報に開示されているように、熱線を 鏡面の内部に取付けるようにし、この熱線によって生ずる熱で付着した露、霜あ るいは氷を溶融するようにしている。熱線によると雨滴を十分に除去することが できない。そこで実開昭59−116237号公報には、加圧空気を吹付けるノ ズルを設けるようにし、このノズルによって加圧空気を吹付け、反射ミラーの表 面に付着した雨滴を除去するようにしている。この他に超音波振動子を鏡面の内 側に装着し、この振動子によって加振して雨滴を払い落とすようにしている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上記のような熱線を取付けたバックミラーは構造が複雑であり、コスト的に高 価になる欠点がある。加圧空気を吹付けて水滴を除去するようにした装置は、空 気の供給源を必要とすることになる。また超音波振動子から成る加振機構も、上 記超音波振動子に所定の周波数の交番電圧を加えるようにしなければならず、構 造が複雑になってコストが高くなる欠点がある。
【0006】 本考案はこのような問題点に鑑みてなされたものであって、非常に簡単な構成 によって、確実に反射ミラーの表面に付着した水滴を除去できるようにした車両 用反射ミラーを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、車両に取付けられ、後方または側方視界を得るための車両用反射ミ ラーにおいて、 鏡面の表面に撥水性コーティング層または親水性コーティング層を形成するよ うにしたことを特徴とする車両用反射ミラーに関するものである。
【0008】
【作用】
撥水性コーティング層が形成された車両用ミラーによれば、その表面に雨滴が 付着しても、高い表面張力によって小さな水玉になる。しかもこのような水玉は 走行に伴う風圧や振動によって直ちに落下し、ミラーの表面に水滴のままで残る ことがない。親水性コーティング層を形成したミラーによれば、その低い表面張 力によって表面には水滴が形成されず、雨滴はすぐに流れてしまう。このような 水の流動は走行に伴う風圧や振動によって助長される。
【0009】
【実施例】
図1は本考案の一実施例に係る車両用ミラーを備えるトラックを示すものであ って、このトラックは骨組としてのフレーム10を備えている。フレーム10の 上部には荷台11が装着されており、各種の荷物を積むことができるようになっ ている。また荷台11の前方側であってフレーム10の前端部にはキャブ12が 取付けられており、このキャブ12内に運転席が設けられている。またキャブ1 2の前方であってその両側にはそれぞれアーム13が取付けられており、このア ーム13の中間部分にはバックミラー14が支持されている。
【0010】 バックミラー14は図2および図3に示すように、中空の枠体18と、この枠 体18の前端部に装着されている凸面鏡から成る反射鏡19とによって構成され ている。そしてこのような凸面鏡19から成るバックミラーによって、後方視界 を得るようになっており、キャブ12内の運転手がこのバックミラー14を通し て後方視界を得ることができるようにしている。
【0011】 上記バックミラー14を構成する凸面鏡19のガラス23の表面には、図4に 示すように撥水性コーティング層24が形成されている。この撥水性コーティン グ層24は、テフロンの樹脂層から構成されている。その厚みは10μm以下で あることが好ましく、100μm以下にすることがとくに好ましい。このような テフロン(4フッ化エチレンの重合体、商品名)のコーティング層は、凸面鏡1 9を形成するためのガラスの成形時に、その上にテフロンの溶融樹脂を流して固 化させることにより形成され、極めて耐久性の高いコーティング層を構成してい る。
【0012】 このようにバックミラー14の表面に撥水性コーティング層24を形成するこ とによって、雨中での走行時にこのバックミラー14の鏡面19に雨滴が付着し ても、雨滴は大きな水滴にならず、小さな無数の水玉になってしまう。しかもこ のような小さな水玉は、走行に伴う風圧や振動によって直ちに落下することにな り、反射鏡19の表面に止まることがない。
【0013】 なお上記実施例のようなテフロン樹脂のコーティングに代えて、撥水性コーテ ィング層24をフッ素を含有する透明な塗布剤に置換え、反射鏡19を成形した 後に適宜この塗布剤を塗布することによって、表面に撥水性コーティング層24 を形成するようにしてもよい。この場合において、コーティング層24が経時的 に剥離したり撥水効果が低下した場合には、さらに後から塗布剤を塗布すること によって撥水性コーティング層24を形成し、初期の撥水性能を回復することが 可能になる。
【0014】 このような撥水性コーティング層24を表面に形成したガラス23から成るバ ックミラー14を装備することによって、雨中走行時にもバックミラーの表面に 雨滴が付かなくなる。従って後方確認が容易となり、雨天走行時の安全性が非常 に高くなる。また運転手の疲労を軽減することが可能になる。
【0015】 次に第2の実施例を図5によって説明する。この実施例においては、上記撥水 性コーティング層24の代りに親水性コーティング層25をガラス23の表面に 形成するようにしたものである。すなわち例えばエステル型あるいはエーテル型 の非イオン系の界面活性剤を練り込んだ透明樹脂層をガラス23の表面に形成す ることによって親水性コーティング層25としている。このようなコーティング 層25を形成すると、このコーティング層25の表面に雨が付着しても、表面張 力が低いために水玉とはならず、直ちに下方へ流れてしまう。
【0016】 車両の走行中にガラス23の表面に雨水が付着した場合には、走行中の風圧や 振動によってさらに迅速に水が下方へ流動し、ガラス23の表面にはほとんど水 滴が残らなくなる。従ってバックミラー14によって後方視界を得ることが非常 に容易になり、とくに雨中走行時の安全性が一段と向上するとともに、運転手の 疲労低減につながる。またこのようなコーティング層25は、予めガラス23の 表面に塗布しておくだけでよく、構造が簡単で、コスト的にも非常に有利になる 。
【0017】
【考案の効果】
以上のように本考案は、鏡面の表面に撥水性コーティング層または親水性コー ティング層を形成するようにした車両用反射ミラーに関するものである。
【0018】 従ってこのような反射ミラーによれば、上記撥水性コーティング層によって水 をはじくか、親水性コーティング層によって水を流すことによって雨水を水滴の ままで残存することを防止できるようになり、雨中走行時においても後方確認が 容易になり、雨中走行時の安全性が向上する。また運転時の疲労を低減できるよ うになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両用反射ミラーを備えるトラックの側面図で
ある。
【図2】車両用反射ミラーの斜視図である。
【図3】車両用反射ミラーの縦断面図である。
【図4】反射ミラーを構成するガラスの拡大縦断面図で
ある。
【図5】第2の実施例の反射ミラーのガラスの縦断面図
である。
【符号の説明】
10 フレーム 11 荷台 12 キャブ 13 アーム 14 バックミラー 18 枠体 19 反射鏡(凸面鏡) 23 ガラス 24 撥水性コーティング層 25 親水性コーティング層

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両に取付けられ、後方または側方視界を
    得るための車両用反射ミラーにおいて、 鏡面の表面に撥水性コーティング層または親水性コーテ
    ィング層を形成するようにしたことを特徴とする車両用
    反射ミラー。
JP5415493U 1993-09-10 1993-09-10 車両用反射ミラー Pending JPH0718989U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5415493U JPH0718989U (ja) 1993-09-10 1993-09-10 車両用反射ミラー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5415493U JPH0718989U (ja) 1993-09-10 1993-09-10 車両用反射ミラー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0718989U true JPH0718989U (ja) 1995-04-04

Family

ID=12962636

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5415493U Pending JPH0718989U (ja) 1993-09-10 1993-09-10 車両用反射ミラー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0718989U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5363026U (ja) * 1976-10-30 1978-05-27
JPS5431225U (ja) * 1977-08-04 1979-03-01

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5363026U (ja) * 1976-10-30 1978-05-27
JPS5431225U (ja) * 1977-08-04 1979-03-01
JPS5757131Y2 (ja) * 1977-08-04 1982-12-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH07291104A (ja) 自動車用バックミラーと自動車用バックミラーの雨滴付着防止具
JPH0718989U (ja) 車両用反射ミラー
JP3492726B2 (ja) エアーワイパー及び撥水剤液コーティング装置
JP2001191902A (ja) 透明ワイパー
JPH09150715A (ja) 水滴の付かない自動車等のサイドミラー装置
CN201161581Y (zh) 压电驱动自动除雨滴汽车后视镜
CN104724067A (zh) 一种车载后视镜清理方法
JPH08268232A (ja) 車両用ウィンドウの水滴除去装置
JPH11151979A (ja) 自動車用サイドミラー
JP4452374B2 (ja) ワイパー装置
JPH04104061U (ja) バツクミラー
RU75623U1 (ru) Система зеркал переднего вида для автомобиля
JP2523396Y2 (ja) キャブオーバ車両等におけるミラー装置
JPH10181541A (ja) 鏡面の水滴除去装置を備えたサイドミラー
JP3024056U (ja) 圧縮エヤ噴射式の水滴排除バックミラー
JPS58122220A (ja) ワイパ−レスシ−ト
JP6662700B2 (ja) 車両用サイドバイザ
JPH0665127U (ja) サイドミラ―等の視野保持装置
JPS641888Y2 (ja)
JP3089600U (ja) 透明ワイパー
KR0115261Y1 (ko) 자동차의 와이퍼용 윈드 가드(wind guard)
JPH0242530Y2 (ja)
JPH08268234A (ja) 自動車用ワイパー装置
JPH06255453A (ja) バックミラーの水滴防除装置
JP2000351356A (ja) バックミラー用エアーワイパー