JP2542082Y2 - 自動車のワイパ装置 - Google Patents

自動車のワイパ装置

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JP2542082Y2
JP2542082Y2 JP1989142183U JP14218389U JP2542082Y2 JP 2542082 Y2 JP2542082 Y2 JP 2542082Y2 JP 1989142183 U JP1989142183 U JP 1989142183U JP 14218389 U JP14218389 U JP 14218389U JP 2542082 Y2 JP2542082 Y2 JP 2542082Y2
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Inventor
和彦 蓮井
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関東自動車工業 株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、サイドウィンドウを有するドアの前部コー
ナ部に使用位置と格納位置との間でほぼ水平方向に回動
可能に支持されたドアミラー装置のミラー面と、前記サ
イドウィンドウの車外側の面を払拭する自動車のワイパ
装置に関する。
〔従来の技術〕
後方視認用のドアミラー装置のミラー面と、ドアのサ
イドウィンドウの車外側の面に付着した雨滴を共に払拭
できるようにした自動車のワイパ装置は従来より公知で
ある(例えば実開昭59−157955号公報、特開昭61−1550
43号公報等を参照)。
この形式のワイパ装置によれば、サイドウィンドウ面
とミラー面の両者を払拭できるので、雨天時にも後方を
明瞭に確認できる利点が得られる。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、従来のこの種のワイパ装置は、ブレードが
サイドウィンドウ面とミラー面を交互に払拭するように
構成されているため、これらの面を同時に払くことがで
きなかったり、ドアミラー装置を使用位置から格納位置
へ回動させることができない欠点を有していた。
本考案の目的は、上記従来の欠点を除去し、高い後方
視認性が得られるように、サイドウィンドウ面とミラー
面を同時に払拭でき、しかもドアミラー装置を使用位置
と格納位置との間で自由に回動させることの可能な自動
車のワイパ装置を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記目的を達成するため、冒頭に記載した形
式のワイパ装置において、サイドウィンドウ面を払拭す
る第1ブレードと、該ブレードを保持し、かつドアに揺
動可能に支持された第1アームと、前記第1ブレードが
サイドウィンドウ面を払拭する向きに前記第1アームを
揺動させる駆動手段と、前記第1アームの揺動中心とな
る支持部と第1ブレードが保持された第1アーム部分と
の間の第1アームの部分に下端部が枢着されていて、ほ
ぼ前記第1アームを含む鉛直面内を、ドアの前後方向に
揺動可能に支持された中間リンクと、ドアミラー装置の
ミラー面を払拭する第2ブレードと、該ブレードを保持
すると共に、前記ドアミラー装置が使用位置と格納位置
の間を回動するとき、当該ミラー装置と共にほぼ水平面
内を揺動するように、基端側が前記中間リンクの上端部
に枢着された第2アームと、前記第2ブレードがミラー
面に圧接するように前記中間リンクをドアの前方側へ向
けて回動付勢する第1のばねと、第2ブレードがミラー
面に圧接する向きに前記第2アームを回動付勢する第2
のばねとを有することを特徴とするワイパ装置を提案す
る。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に従って詳細に説明す
る。
第1図及び第2図は自動車のワイパ装置の一例を示す
斜視図、第3図は第1図の拡大図であり、第4図はワイ
パ装置の原理を示す説明図である。
第1図及び第2図において、1は自動車の車体を構成
するフロントピラー、2は車体に開閉自在に支持された
ドアであり、該ドア2は上下に昇降するサイドウィンド
ウ3を有している。
ドア2の前部コーナ部4には、ミラーケース5とミラ
ー6を有するドアミラー装置7が付設され、この装置7
は第1図及び第2図、並びに第3図に実線で示した使用
位置と、第3図に鎖線で示した格納位置との間でほぼ水
平方向に矢印A方向に回動可能に前部コーナ部4に支持
されている。
自動車の走行時にはドアミラー装置7を使用位置にも
たらし、車室内のドライバーはミラー6によって後方視
界を確認しながら運転することができる。また自動車の
駐車時等において、ドアミラー装置7が邪魔となるとき
は、これを格納位置に納めることができる。
ところで、雨天時に自動車を走行させると、使用位置
にあるドアミラー装置7のミラー面8とサイドウィンド
ウ3の車外側の面9に雨滴が付着し、後方視界の視認性
が低下する。そこで、ドアミラー装置7のミラー面8
と、サイドウィンドウ3の車外側の面9を払拭するワイ
パ装置10が設けられている。
ワイパ装置10は、サイドウィンドウ面9を払拭するゴ
ム等から構成された第1ブレード11を有し、このブレー
ド11はそれ自体公知のように、ブレードホルダ12(第3
図)を介して第1アーム13に保持されている。第1アー
ム13は、サイドウィンドウ3の領域から前方に延び、コ
ーナ部4に形成された孔14を通してコーナ部4の内部に
突入し、第4図にも示すようにコーナ部4の内部にて枢
ピン15を介してドア2に揺動可能に支持されている。す
なわち、第1アーム13は、ピン15を中心として矢印B,C
方向に揺動可能に支持されているのである。
第1図に符号16を付して示したものは、第1アーム13
を駆動するための駆動手段であり、この駆動手段16はド
ア2の内部に設けられ、その詳細は第4図及び第5図に
示してある。
駆動手段16は、ドア2に支持されたモータ17と、その
出力軸に固定された円板18と、一端側を円板18に枢着さ
れたコネクティングロッド19とを有し、該ロッド19の他
端側は、前述の枢ピン15よりも前方の第1アーム部分
に、ピン20を介して枢着されている。
またワイパ装置10は、ドアミラー装置7のミラー面8
を払拭する例えばゴムよりなる第2ブレード111を有
し、このブレード111もブレードホルダ112(第3図)を
介して第2アーム113に保持されている。
一方、第1アーム13の揺動中心となる支持部、すなわ
ち枢ピン15と、第1ブレード11が保持された第1アーム
部分との間の第1アームの部分には、ピン21を介して中
間リンク22の下端部が枢着されている。この中間リンク
22は、ほぼ第1アーム13を含む鉛直面内を、ドア2の前
後方向に、矢印D,E(第3図、第4図)で示したように
揺動可能に支持されている。また中間リンク22の上端部
には、他のピン23を介して、前述の第2アーム113の基
端側が枢着されており、第2アーム113は、ピン23を中
心として、矢印F,G(第3図)で示したように、ドアミ
ラー装置7が使用位置と格納位置の間を回動するとき、
そのミラー装置7と共にほぼ水平面内を揺動することが
できる。
第3図に示すように、ピン21には第1のねじりコイル
ばね24が巻回され、その一端は第1アーム13の側に、他
端は中間リンク22の側に係止され、これによって中間リ
ンク22は第3図における時計方向(矢印E)方向に回動
習性を与えられている。第1のねじりコイルばね24は、
第2ブレード111がミラー面8に圧接するように、中間
リンク22をドア2の前方側へ向けて回動付勢する第1の
ばねを構成する。
同様にもう一方のピン23にも第2のねじりコイルばね
124が巻回され、その一端は中間リンク22に、他端は第
2アーム113に係止され、これにより第2アーム113が矢
印G方向に付勢されている。この第2のねじりコイルば
ね124は、第2ブレード111がミラー面8に圧接する向き
に第2アーム113を回動付勢する第2のばねを構成す
る。
今、両ブレード11,111が第3図及び第4図に実線で示
し、かつ第1図に示した位置にある状態で、ドライバー
が図示していないスイッチを押下することにより、モー
タ17を作動させたとすると、円板18が第4図及び第5図
に示した時計方向に回転し、この円板18にコネクティン
グロッド19を介して連結された第1アーム13と第1ブレ
ード11は、枢ピン15を中心としてサイドウィンドウ面9
に沿って時計方向に回動する(矢印B方向)。これによ
って第1ブレード11はサイドウィンドウ面9に付着した
水滴を払拭する(第2図参照)。次いで、円板18とコネ
クティングロッド19のクランク機構の作用によって、第
1アーム13と第1ブレード11が第4図に鎖線で示した上
死点位置にくると、再びこれらは反時計方向(矢印C方
向)に回動し、この動作を繰返す。よって第1ブレード
11は第4図に実線と鎖線で示した範囲を揺動し、サイド
ウィンドウ面9を払拭する。このように、駆動手段16
は、第1ブレード11がサイドウィンドウ面9を払拭する
向きに第1アーム13を揺動させる。
一方、上述した第1アーム13の揺動時に、第2アーム
113はミラー面8の方を払拭する。具体的に示すと、中
間リンク22は、第1のねじりコイルばね24によってドア
2の前方側、すなわちミラー面8に接近する向き(矢印
E方向)に回動付勢され、第2ブレード111はこのばね
の作用と第2のねじりコイルばね124の作用でミラー面
8に圧接しているのであるが、この状態で第1アーム13
が第4図の実線の位置と鎖線の位置の間を揺動すると、
第2ブレード111はミラー面8に圧接しつつ、第4図に
実線で示した位置と鎖線で示した位置の間を揺動する。
このとき、第2ブレード111はミラー面8から反力を受
けるが、この力によって中間リンク22はその下端部側の
ピン21を中心として、第1アーム13を含む鉛直面内をド
ア2の前後方向、すなわち矢印D又はE方向に揺動す
る。よって、第2ブレード111は常にミラー面8に対し
て圧接状態を維持しつつ、この面に付着した水滴を確実
に払拭することができる。
上述のように、図示したワイパ装置10によれば、1つ
の駆動手段16によって、サイドウィンドウ面9とミラー
面8を同時に払拭でき、従ってドライバーはミラー面8
に写し出された後方視界を、サイドウィンドウ3を通し
て明瞭に視認できる。
次に、ドアミラー装置7を第3図に実線で示した使用
位置から、鎖線で示した格納位置に回動させると、第2
ブレード111と第2アーム113はミラー面8から矢印F方
向の加圧力を受ける。このとき、第2アーム113は中間
リンク22にピン23を介して水平面内を回動可能に支持さ
れているので、第2アーム113と第2ブレード111は、ピ
ン23のまわりを第2のねじりコイルばね124のばね力に
抗して支障なく矢印F方向に回動し、第3図に鎖線で示
したようにドアミラー装置7と共に格納位置に納められ
る。
再びドアミラー装置7を使用位置に回動させると、第
2アーム13と第2ブレード111は、第2のねじりコイル
ばね124の作用で、ドアミラー装置7と共に第3図に実
線で示した位置に回動する。
上述のように、ワイパ装置10は、ドアミラー装置7の
回動動作を何ら妨げることはない。
〔考案の効果〕
本考案によれば、サイドウィンドウ面とドアミラー装
置のミラー面を同時に払拭することができ、後方視認性
を高めることができる。しかも、第1アームと第2アー
ムが中間リンクを介して連結されているので、サイドウ
ィンドウ面とミラー面の各面を払拭する第1及び第2ブ
レードを同じ駆動手段によって作動させることができ、
コストの低減を図ることが可能である。また、ドアミラ
ー装置が使用位置と格納位置の間を回動するとき、第2
アームがそのミラー装置と共にほぼ水平面内を揺動する
ように、第2アームの基端側が中間リンクの上端部に枢
着され、かつ第2ブレードがミラー面に圧接する向き
に、第2アームを第2のばねによって回動付勢している
ので、ドアミラー装置を、ワイパ装置に邪魔されること
なく、その使用位置と格納位置の間で、自由に回動させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1及び第2ブレードが下死点位置にあるとき
のワイパ装置を示す斜視図、第2図は第1及び第2ブレ
ードが作動したときの斜視図、第3図は第1図の拡大
図、第4図はワイパ装置の原理を示す説明図、第5図は
駆動手段の斜視図である。 2…ドア、3…サイドウィンドウ 4…コーナ部、7…ドアミラー装置 8…ミラー面、9…サイドウィンドウ面 10…ワイパ装置、11…第1ブレード 13…第1アーム、16…駆動手段 22…中間リンク、111…第2ブレード 113…第2アーム、24、124…ばね

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】サイドウィンドウを有するドアの前部コー
    ナ部に使用位置と格納位置との間でほぼ水平方向に回動
    可能に支持されたドアミラー装置のミラー面と、前記サ
    イドウィンドウの車外側の面を払拭する自動車のワイパ
    装置において、 前記サイドウィンドウ面を払拭する第1ブレードと、該
    ブレードを保持し、かつドアに揺動可能に支持された第
    1アームと、前記第1ブレードがサイドウィンドウ面を
    払拭する向きに前記第1アームを揺動させる駆動手段
    と、前記第1アームの揺動中心となる支持部と第1ブレ
    ードが保持された第1アーム部分との間の第1アームの
    部分に下端部が枢着されていて、ほぼ前記第1アームを
    含む鉛直面内を、ドアの前後方向に揺動可能に支持され
    た中間リンクと、ドアミラー装置のミラー面を払拭する
    第2ブレードと、該ブレードを保持すると共に、前記ド
    アミラー装置が使用位置と格納位置の間を回動すると
    き、当該ミラー装置と共にほぼ水平面内を揺動するよう
    に、基端側が前記中間リンクの上端部に枢着された第2
    アームと、前記第2ブレードがミラー面に圧接するよう
    に前記中間リンクをドアの前方側へ向けて回動付勢する
    第1のばねと、第2ブレードがミラー面に圧接する向き
    に前記第2アームを回動付勢する第2のばねとを有する
    ことを特徴とするワイパ装置。
JP1989142183U 1989-12-08 1989-12-08 自動車のワイパ装置 Expired - Lifetime JP2542082Y2 (ja)

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