JP2508091Y2 - 自動車用ミラ―の水滴除去装置 - Google Patents

自動車用ミラ―の水滴除去装置

Info

Publication number
JP2508091Y2
JP2508091Y2 JP2044090U JP2044090U JP2508091Y2 JP 2508091 Y2 JP2508091 Y2 JP 2508091Y2 JP 2044090 U JP2044090 U JP 2044090U JP 2044090 U JP2044090 U JP 2044090U JP 2508091 Y2 JP2508091 Y2 JP 2508091Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mirror
water drop
diaphragm
water
sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2044090U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03112458U (ja
Inventor
直人 岩辺
小松  徹
寧俊 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murakami Corp
Original Assignee
Murakami Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murakami Corp filed Critical Murakami Corp
Priority to JP2044090U priority Critical patent/JP2508091Y2/ja
Publication of JPH03112458U publication Critical patent/JPH03112458U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2508091Y2 publication Critical patent/JP2508091Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、自動車の車体側面またはドア側面に取付
けるサイドミラーまたドアミラーのミラー表面に附着す
る水滴を飛散除去する装置に関する。
[従来の技術] 従来、ミラー裏面に金属製振動板を取付け、この振動
板に振動子を取付けて振動子を振動させることにより、
ミラーを共振させてミラー表面に付着した水滴の除去を
行うようにした装置が提案されている(実開平1-113069
号公報)。
また前記金属製振動板に代えガラスまたはセラミック
系材料から作られた振動板をミラー裏面の貼着した装置
が本出願人により実願昭63-17945号として実用新案登録
出願されている。
[考案が解決しようとする課題] 上記構造の従来例は、何れもミラーの周縁部と振動板
全周を接着剤を介して接合したものである。かかる構造
のものは、万一、不意の衝撃により接着剤に亀裂亀裂な
どが発生した場合、そこからミラーと振動板との間のク
リアランスに水が浸入したり、長期間に亘り接着剤に吸
水された水が何等かの原因でミラーと振動板との間のク
リアランスに滲み出てその水が表面張力のためミラーと
振動板との間に架橋現象を生じて外部に排出されにくい
という問題が指摘されている。また上記のように振動板
に振動子を取付けて振動子を振動させることによりミラ
ー表面に付着した水滴の除去を行う場合、ミラーと振動
板との間に水が滞留すると、ミラーを共振させる振動波
が形成されにくくなり、ミラー表面の水滴除去性能が低
下するという問題があった。
この考案はミラーと振動板間に水が溜まりにくい構造
の自動車用ミラーの水滴除去装置を提供することを目的
とする。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するために、本考案はミラー裏面に
振動板を固着し、この振動板に圧電振動子を取付けてミ
ラー表面の水滴を除去する水滴除去装置において、前記
振動板とミラーとの固着部を除くミラー裏面と振動板と
の隙間に内部に気泡を有する高分子シートを配設したこ
とを特徴とするものである。
上記の内部に気泡を有する高分子シートは、発泡プラ
スチックシートまたは2枚のプラスチックフイルム間に
気泡を封入してなるシートであって、このシートをミラ
ー裏面に対し接着部材を介して接合したことを特徴とす
るものである。
[実施例] 次に本考案の一実施例を図面を参照して説明する。第
1図は本考案ミラーの構成を示す一部省略した縦断面
図、第2図は同上要部の拡大図である。
図において、符号1はミラーガラス、2は前記ミラー
ガラスの裏面における周面部近くに、接着剤3を介して
固着した振動板である。前記ミラーガラス及び振動板は
何れも板ガラスを用いて形成するが、例えばこれを化学
強化ガラスを用いて形成することもできる。また振動板
は従来のものと同様な金属板で構成してもよい。
符号4は、前記振動板2とミラーガラス1とを接着す
る接着剤3の厚みで振動板2とミラーガラス1との間に
形成したクリアランスに挿入配設した発泡プラスチック
シートである。この発泡プラスチックシートは前記振動
板2とミラーガラス1との固着部を除き、ミラー裏面と
振動板との隙間に密着するように配設する。なお発泡プ
ラスチックシートとしては主にポリエチレン、シリコー
ンまたはポリプロピレン等の材料からなる発泡プラスチ
ックシートが使用される。
符号5はミラーガラス1裏面に前記発泡プラスチック
シート4を接着するためにはりつけた接着部材である。
この接着部材5は、両面に粘着材層を有する一例として
厚さ50ミクロン以下の薄いテープまたはシートで構成す
る。なおこの接着部材は振動板2とミラーガラス1との
固着部を除くミラー裏面のほぼ全面にはりつけておくこ
とにより、ミラーが万一、衝撃等の何等かの原因によっ
て割れたときにそのガラスの飛散を未然に防止できる効
果がある。
符号6は振動板2の裏面に貼着した圧電振動子、7は
ミラーガラス1と振動板2の両端部を圧電振動子の振動
を阻害しないように弾性的に支持するミラーホルダーで
ある。
ところで前記発泡プラスチックシートに代わる部材と
して気泡入りプラスチックシートを使用することができ
る。この気泡入りプラスチックシートは、2枚のプラス
チックフイルムの間に円筒状、半球状またはドーム状を
した多数の気泡を入れヒートシールした構成である。
上記のように本考案は、振動板に圧電振動子を取付け
てミラー表面の水滴を除去する水滴除去装置において、
前記振動板とミラーとの固着部を除くミラー裏面と振動
板との隙間に内部に気泡を有する高分子シートを配設し
たことを特徴とするものであって、図示を省略した発振
回路により、圧電振動子6の電極間に電圧を印加してこ
の振動子を駆動し、振動子で誘起された振動により振動
板2を介してミラーガラス1を振動させてガラス表面に
付着した水滴を霧化除去するのである。
[作用効果] 以上のとおり本考案は、ミラーの周縁部と振動板との
接着部を除くミラー裏面と振動板との隙間を発泡プラス
チックシートや気泡入りプラスチックシートのような内
部に気泡を有する高分子シートで充填したものである。
このように構成したものは、万一接着剤に亀裂やピンホ
ールを生じた場合、そこから毛管現象でミラーと振動板
との間のクリアランスに水が浸入してもミラー裏面と振
動板とのクリアランスには内部に気泡を有する高分子シ
ートが充填されているので、前記浸入した水はそのクリ
アランスにブリッジを作ることはない。
したがって従来例のごとくミラーと振動板との間に水
が滞留してミラー表面の水滴除去性能を低下させるとい
う問題を解決することができるのである。
なお請求第3項のように、前記の高分子シートをミラ
ー裏面に対し接着部材を介して接合した場合には、ミラ
ーが万一、衝撃等の何等かの原因によって割れたときに
そのガラスの飛散を未然に防止できるという効果もあ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案ミラーの構成を示す一部省略した縦断面
図、第2図は同上要部の拡大図である。 1……ミラーガラス、2……振動板、3……接着剤、4
……発泡プラスチックシート、5……接着部材、6……
圧電振動子、7……ミラーホルダー

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ミラー裏面に振動板を固着し、この振動板
    に圧電振動子を取付けてミラー表面の水滴を除去する水
    滴除去装置において、前記振動板とミラーとの固着部を
    除くミラー裏面と振動板との隙間に、内部に気泡を有す
    る高分子シートを配設したことを特徴とする自動車用ミ
    ラーの水滴除去装置。
  2. 【請求項2】前記内部に気泡を有する高分子シートは、
    発泡プラスチックシートまたは2枚のプラスチックフィ
    ルム間に気泡を封入してなるシートである第1項記載の
    自動車用ミラーの水滴除去装置。
  3. 【請求項3】前記の高分子シートをミラーの裏面に対し
    接着部材を介して接合したことを特徴とする第1項また
    は第2項記載の自動車用ミラーの水滴除去装置。
JP2044090U 1990-03-02 1990-03-02 自動車用ミラ―の水滴除去装置 Expired - Lifetime JP2508091Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2044090U JP2508091Y2 (ja) 1990-03-02 1990-03-02 自動車用ミラ―の水滴除去装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2044090U JP2508091Y2 (ja) 1990-03-02 1990-03-02 自動車用ミラ―の水滴除去装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03112458U JPH03112458U (ja) 1991-11-18
JP2508091Y2 true JP2508091Y2 (ja) 1996-08-21

Family

ID=31523531

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2044090U Expired - Lifetime JP2508091Y2 (ja) 1990-03-02 1990-03-02 自動車用ミラ―の水滴除去装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2508091Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03112458U (ja) 1991-11-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2540635B2 (ja) 超音波防滴ミラ―ユニット及び水滴除去方法
JP2508091Y2 (ja) 自動車用ミラ―の水滴除去装置
JPH0342348A (ja) 車両用ミラー
JPH0719934Y2 (ja) ミラー水滴落下装置
JP2535727Y2 (ja) ミラーの水滴除去装置
JP2508065Y2 (ja) 水滴除去装置
JPS59209675A (ja) 超音波霧化装置
JPS63110900A (ja) 振動アラ−ム装置
JPH04106519A (ja) 車両用液晶ミラー
JPH0763379A (ja) 超音波噴霧装置
JP2600964Y2 (ja) 自動車用アウトサイドミラーの水滴除去装置
JPH03200455A (ja) 水滴除去装置
JPH0649237U (ja) 水滴除去ミラー
JPH0722642Y2 (ja) 水滴除去機能付防眩ミラー
JPS644463Y2 (ja)
JPH081164Y2 (ja) ミラーの水滴除去装置
JPH0382650A (ja) 水滴飛散装置付きアウトサイドミラー
JP2893759B2 (ja) 水滴除去装置
JPH0340273U (ja)
KR970010454A (ko) 자동차 유리의 빗방울을 진동필름으로 제거 장치
JP2531307Y2 (ja) ミラー水滴除去装置
JPH078333Y2 (ja) 水滴除去機能付ミラー
JP2512616Y2 (ja) 水滴除去ミラ―
JPH06132754A (ja) 圧電発振子の製造方法
JPH0328057A (ja) 水滴除去装置