JPH0948329A - ヒータミラー - Google Patents
ヒータミラーInfo
- Publication number
- JPH0948329A JPH0948329A JP7202127A JP20212795A JPH0948329A JP H0948329 A JPH0948329 A JP H0948329A JP 7202127 A JP7202127 A JP 7202127A JP 20212795 A JP20212795 A JP 20212795A JP H0948329 A JPH0948329 A JP H0948329A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mirror
- heating element
- connecting tape
- cell foam
- heat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ミラー基板の表面温度の上昇効率が良い。
【解決手段】 独立気泡性発泡体からなる接合テープ5
で面発熱体3とミラーホルダ4とを接合する。この結
果、独立気泡性発泡体からなる接合テープ5の断熱作用
により、独立気泡性発泡体からなる接合テープ5の吸熱
がブチルテープと比較して小である。このために、面発
熱体3の熱が接合テープ5に吸収されるのを押えられ、
かつミラーホルダ4側に伝達されるのを押えられるの
で、ミラー基板1の表面温度の上昇効率が良くなる。ま
た、ミラー基板1側とミラーホルダ4側との離脱や脱落
の虞が無い。さらに、自動車の振動を防止してミラー基
板1の視認性が向上される。
で面発熱体3とミラーホルダ4とを接合する。この結
果、独立気泡性発泡体からなる接合テープ5の断熱作用
により、独立気泡性発泡体からなる接合テープ5の吸熱
がブチルテープと比較して小である。このために、面発
熱体3の熱が接合テープ5に吸収されるのを押えられ、
かつミラーホルダ4側に伝達されるのを押えられるの
で、ミラー基板1の表面温度の上昇効率が良くなる。ま
た、ミラー基板1側とミラーホルダ4側との離脱や脱落
の虞が無い。さらに、自動車の振動を防止してミラー基
板1の視認性が向上される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車用ア
ウトサイドミラー装置(電動格納式ドアーミラーやリモ
ートコントロールミラー等)に使用されるヒータミラー
に係り、特にミラー基板の表面温度の上昇効率が良いヒ
ータミラーに関するものである。
ウトサイドミラー装置(電動格納式ドアーミラーやリモ
ートコントロールミラー等)に使用されるヒータミラー
に係り、特にミラー基板の表面温度の上昇効率が良いヒ
ータミラーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ヒータミラーは、一般的に、ミラー基板
と、前記ミラー基板の裏面に設けられた面発熱体と、前
記面発熱体に接合テープを介して接合されたミラーホル
ダと、を備える。前記面発熱体に給電すると、この面発
熱体が発熱してミラー基板の表面温度を上昇させて、ミ
ラー基板の表面に付着した水等を除去するものである。
と、前記ミラー基板の裏面に設けられた面発熱体と、前
記面発熱体に接合テープを介して接合されたミラーホル
ダと、を備える。前記面発熱体に給電すると、この面発
熱体が発熱してミラー基板の表面温度を上昇させて、ミ
ラー基板の表面に付着した水等を除去するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の従来
のヒータミラーにおいては、面発熱体とミラーホルダと
を接合する接合テープとして、ブチルテープを使用して
いる。このブチルテープは吸熱が大であるから、面発熱
体の熱がブチルテープに吸収され、かつミラーホルダ側
に伝達される。このために、ミラー基板の表面温度の上
昇効率に問題がある。
のヒータミラーにおいては、面発熱体とミラーホルダと
を接合する接合テープとして、ブチルテープを使用して
いる。このブチルテープは吸熱が大であるから、面発熱
体の熱がブチルテープに吸収され、かつミラーホルダ側
に伝達される。このために、ミラー基板の表面温度の上
昇効率に問題がある。
【0004】本発明の目的は、ミラー基板の表面温度の
上昇効率が良いヒータミラーを提供することにある。
上昇効率が良いヒータミラーを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、独立気泡性発泡体からなる接合テープ
で面発熱体とミラーホルダとを接合したことを特徴とす
る。
達成するために、独立気泡性発泡体からなる接合テープ
で面発熱体とミラーホルダとを接合したことを特徴とす
る。
【0006】本発明は、独立気泡性発泡体からなる接合
テープの断熱作用により、独立気泡性発泡体からなる接
合テープの吸熱がブチルテープと比較して小である。こ
の結果、面発熱体の熱が接合テープに吸収されるのを押
えられ、かつミラーホルダ側に伝達されるのを押えられ
るので、ミラー基板の表面温度の上昇効率が良くなる。
テープの断熱作用により、独立気泡性発泡体からなる接
合テープの吸熱がブチルテープと比較して小である。こ
の結果、面発熱体の熱が接合テープに吸収されるのを押
えられ、かつミラーホルダ側に伝達されるのを押えられ
るので、ミラー基板の表面温度の上昇効率が良くなる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明のヒータミラーの一
実施例を添付図面を参照して説明する。この例は自動車
用アウトサイドミラー装置について説明する。図におい
て、1は透明な材質、例えばガラスからなるミラー基板
である。このミラー基板1の表面は、平面若しくは曲面
からなる。このミラー基板1の裏面には反射膜2が設け
られている。この反射膜2の裏面には面発熱体3が設け
られている。この面発熱体3としては、例えば、PTC
の面発熱体、又は、金属膜等の発熱抵抗体に電極を接続
してなるものである。
実施例を添付図面を参照して説明する。この例は自動車
用アウトサイドミラー装置について説明する。図におい
て、1は透明な材質、例えばガラスからなるミラー基板
である。このミラー基板1の表面は、平面若しくは曲面
からなる。このミラー基板1の裏面には反射膜2が設け
られている。この反射膜2の裏面には面発熱体3が設け
られている。この面発熱体3としては、例えば、PTC
の面発熱体、又は、金属膜等の発熱抵抗体に電極を接続
してなるものである。
【0008】なお、上述の反射膜2と面発熱体3とは別
体のものからなるが、この反射膜2と面発熱体3とを一
体になしたものであっても良い。例えば、発熱抵抗体か
らなる反射膜をミラー基板1の裏面に設ける。この発熱
抵抗体からなる反射膜としては、NiCr、Ti、Cr
等の通電により発熱するもの、例えば、NiCrとTi
との多層金属膜、CrとSiO2 とTiとの多層金属
膜、AlとSiO2 とTiとの多層金属膜等をスパッタ
リング法や真空蒸着法等により形成されるものである。
体のものからなるが、この反射膜2と面発熱体3とを一
体になしたものであっても良い。例えば、発熱抵抗体か
らなる反射膜をミラー基板1の裏面に設ける。この発熱
抵抗体からなる反射膜としては、NiCr、Ti、Cr
等の通電により発熱するもの、例えば、NiCrとTi
との多層金属膜、CrとSiO2 とTiとの多層金属
膜、AlとSiO2 とTiとの多層金属膜等をスパッタ
リング法や真空蒸着法等により形成されるものである。
【0009】上述のミラー基板1及び反射膜2及び面発
熱体3にはミラーホルダ4が装備されている。このミラ
ーホルダ4は、絶縁性の材料、例えば、絶縁性の合成樹
脂製からなり、正面側が開口した薄型のケース形状をな
す。このミラーホルダ4と面発熱体3とは、接合テープ
5によって相互に接合されている。
熱体3にはミラーホルダ4が装備されている。このミラ
ーホルダ4は、絶縁性の材料、例えば、絶縁性の合成樹
脂製からなり、正面側が開口した薄型のケース形状をな
す。このミラーホルダ4と面発熱体3とは、接合テープ
5によって相互に接合されている。
【0010】この接合テープ5は、図3に示すように、
独立気泡性発泡体50と、この独立気泡性発泡体50の
両面に設けたアクリル接着剤51及び52とからなる。
上述の独立気泡性発泡体50は、例えば、EPDM(エ
チレン、プロピレン、ジエン、メチレン)とブチルとの
混和物、又はアクリルフォーム、ウレタンフォームから
なる。また、上述のアクリル接着剤51及び52の代り
にブチル接着剤を使用しても良い。さらに、面発熱体3
側をアクリル接着剤とし、ミラーホルダ4側をブチル接
着剤としても良い。
独立気泡性発泡体50と、この独立気泡性発泡体50の
両面に設けたアクリル接着剤51及び52とからなる。
上述の独立気泡性発泡体50は、例えば、EPDM(エ
チレン、プロピレン、ジエン、メチレン)とブチルとの
混和物、又はアクリルフォーム、ウレタンフォームから
なる。また、上述のアクリル接着剤51及び52の代り
にブチル接着剤を使用しても良い。さらに、面発熱体3
側をアクリル接着剤とし、ミラーホルダ4側をブチル接
着剤としても良い。
【0011】上述のように構成されたヒータミラーが、
直接パワーユニットに、又はミラーベース(図示せず)
に保持されてこのミラーベースを介してパワーユニット
に、傾動可能に取り付けられ、このパワーユニットがミ
ラーハウジングに固定されて、本発明のヒータミラーは
自動車用アウトサイドミラー装置として使用される。そ
して、面発熱体3に通電すると、この面発熱体3が発熱
し、この熱が反射膜2を介してミラー基板1に伝達され
て、このミラー基板1の表面に付着した水等が除去され
る。
直接パワーユニットに、又はミラーベース(図示せず)
に保持されてこのミラーベースを介してパワーユニット
に、傾動可能に取り付けられ、このパワーユニットがミ
ラーハウジングに固定されて、本発明のヒータミラーは
自動車用アウトサイドミラー装置として使用される。そ
して、面発熱体3に通電すると、この面発熱体3が発熱
し、この熱が反射膜2を介してミラー基板1に伝達され
て、このミラー基板1の表面に付着した水等が除去され
る。
【0012】この実施例における本発明のヒータミラー
は、以上の如き構成、すなわち独立気泡性発泡体からな
る接合テープ5の断熱作用により、独立気泡性発泡体か
らなる接合テープ5の吸熱がブチルテープと比較して小
である。この結果、面発熱体3の熱が接合テープ5に吸
収されるのを押えられ、かつミラーホルダ4側に伝達さ
れるのを押えられるので、ミラー基板1の表面温度の上
昇効率が良くなる。
は、以上の如き構成、すなわち独立気泡性発泡体からな
る接合テープ5の断熱作用により、独立気泡性発泡体か
らなる接合テープ5の吸熱がブチルテープと比較して小
である。この結果、面発熱体3の熱が接合テープ5に吸
収されるのを押えられ、かつミラーホルダ4側に伝達さ
れるのを押えられるので、ミラー基板1の表面温度の上
昇効率が良くなる。
【0013】また、独立気泡性発泡体からなる接合テー
プ5の熱劣化はブチルテープと比較して小であるから、
熱劣化による接着力の劣化が小であり、ミラー基板1側
(反射膜2及び面発熱体3を含む)とミラーホルダ4側
との間の離脱や脱落等の虞が無い。
プ5の熱劣化はブチルテープと比較して小であるから、
熱劣化による接着力の劣化が小であり、ミラー基板1側
(反射膜2及び面発熱体3を含む)とミラーホルダ4側
との間の離脱や脱落等の虞が無い。
【0014】さらに、独立気泡性発泡体からなる接合テ
ープ5の防振性はブチルテープと比較して大であるか
ら、自動車の振動を防止してミラー基板1の視認性が向
上される。
ープ5の防振性はブチルテープと比較して大であるか
ら、自動車の振動を防止してミラー基板1の視認性が向
上される。
【0015】この例では、自動車用アウトサイドミラー
装置について説明したが、本発明のヒータミラーは、そ
の他のミラー装置にも適用できる。
装置について説明したが、本発明のヒータミラーは、そ
の他のミラー装置にも適用できる。
【0016】
【発明の効果】以上から明らかなように、本発明のヒー
タミラーは、独立気泡性発泡体からなる接合テープで面
発熱体とミラーホルダとを接合するものであるから、独
立気泡性発泡体からなる接合テープの断熱作用により、
独立気泡性発泡体からなる接合テープの吸熱がブチルテ
ープと比較して小である。この結果、面発熱体の熱が接
合テープに吸収されるのを押えられ、かつミラーホルダ
側に伝達されるのを押えられるので、ミラー基板の表面
温度の上昇効率が良くなる。また、ミラー基板側とミラ
ーホルダ側との離脱や脱落の虞が無い。さらに、自動車
の振動を防止してミラー基板の視認性が向上される。
タミラーは、独立気泡性発泡体からなる接合テープで面
発熱体とミラーホルダとを接合するものであるから、独
立気泡性発泡体からなる接合テープの断熱作用により、
独立気泡性発泡体からなる接合テープの吸熱がブチルテ
ープと比較して小である。この結果、面発熱体の熱が接
合テープに吸収されるのを押えられ、かつミラーホルダ
側に伝達されるのを押えられるので、ミラー基板の表面
温度の上昇効率が良くなる。また、ミラー基板側とミラ
ーホルダ側との離脱や脱落の虞が無い。さらに、自動車
の振動を防止してミラー基板の視認性が向上される。
【図1】本発明のヒータミラーの一実施例を示した正面
図である。
図である。
【図2】図1におけるII−II線断面図である。
【図3】接合テープの拡大断面図である。
1…ミラー基板、2…反射膜、3…面発熱体、4…ミラ
ーホルダ、5…接合テープ、50…独立気泡性発泡体、
51及び52…接着剤。
ーホルダ、5…接合テープ、50…独立気泡性発泡体、
51及び52…接着剤。
Claims (1)
- 【請求項1】 ミラー基板と、前記ミラー基板の裏面に
設けられた面発熱体と、前記面発熱体に接合テープを介
して接合されたミラーホルダと、を備えたヒータミラー
において、 前記接合テープは独立気泡性発泡体からなることを特徴
とするヒータミラー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7202127A JPH0948329A (ja) | 1995-08-08 | 1995-08-08 | ヒータミラー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7202127A JPH0948329A (ja) | 1995-08-08 | 1995-08-08 | ヒータミラー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0948329A true JPH0948329A (ja) | 1997-02-18 |
Family
ID=16452418
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7202127A Pending JPH0948329A (ja) | 1995-08-08 | 1995-08-08 | ヒータミラー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0948329A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010013592A (ja) * | 2008-07-07 | 2010-01-21 | Sekisui Chem Co Ltd | アウトサイドミラー組み立て用粘着シート |
-
1995
- 1995-08-08 JP JP7202127A patent/JPH0948329A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010013592A (ja) * | 2008-07-07 | 2010-01-21 | Sekisui Chem Co Ltd | アウトサイドミラー組み立て用粘着シート |
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