JPH0586729U - 自動防眩水滴除去ミラー - Google Patents

自動防眩水滴除去ミラー

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JPH0586729U
JPH0586729U JP3567992U JP3567992U JPH0586729U JP H0586729 U JPH0586729 U JP H0586729U JP 3567992 U JP3567992 U JP 3567992U JP 3567992 U JP3567992 U JP 3567992U JP H0586729 U JPH0586729 U JP H0586729U
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mirror
automatic anti
glare
diaphragm
transparent electrode
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小松  徹
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Murakami Corp
Original Assignee
Murakami Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動防眩水滴除去ミラーのEC蒸着膜と振動
板との間に電流が流れないようにする。 【構成】 導電体である透明電極と振動板との間にガラ
スビーズなどの粒状固体を混在して一定の厚みを有する
エポキシ系接着剤層を配設して両者間に絶縁体を介在し
た構成。 【効果】 上記絶縁体によって振動板から透明電極への
電流の流れを遮断してEC蒸着膜が正常に機能する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、降雨時などにおいてバックミラーの鏡面に付着した水滴を除去する 装置に関し、特に自動防眩ミラーに最適な水滴除去装置に係る。
【0002】
【従来の技術】
図3は、従来の一例である実開平3−6604号考案を示す断面図である。こ の考案は、水滴除去機能付防眩ミラー20であって、ミラー本体21の裏面にエ レクトロクロミック(EC)層22を有し、それを覆うように保護層23と、こ の保護層23と剛性のある(ガラス製)保護基板24との間に空間層25を形成 した状態でミラー本体21と保護基板24とを接着剤26で接合している。 そして、この考案は、保護基板24の裏面に超音波振動子27を配設し、この 超音波振動子27の励振による振動を保護基板24及び接着剤26を介してミラ ー本体21に伝達してその表面に付着した水滴を霧散させて除去する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記防眩ミラー20は、鏡面に付着した水滴を超音波振動子を励振することに よって霧散するものであるが、水滴は振動によって、大から小に微小化されて霧 散されるが、鏡面に残存する場合が多い。そこで、鏡面をヒーターによって加温 して残存の水滴を払拭する必要が有るものの、前記従来例は、ガラス製の保護基 板を採用しているために仮にその裏面にヒーターを配設したとしても熱伝導効率 が著しく劣り、目的の機能は発揮できない。また、保護基板の内側にヒーターを 組み込むことは、そのスペースが欠落しており不可能である。 そこで、本考案は、金属製振動板を採用しながらも接着剤層の厚みを一定に保 持するようにした絶縁体を形成して透明電極と振動板との離間距離を一定に保持 することによってショート・リークなどの事故を防止するとともにヒーターによ る昇温にも耐えられる手段の提供を目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、自動防眩ミラーのミラーガラスの背面にEC蒸着膜層などの自動防 眩機構を配設するとともに超音波振動子を有する振動板をミラーガラスの周端部 に施した接着剤層で接合した自動防眩水滴除去ミラーにおいて、 前記振動板とミラーガラス背面の透明電極との間にガラスビーズなどの粒状固 体を混在したエポキシ系接着剤層を配設して上記両者を一定の間隔を保って接合 したことを特徴とする自動防眩水滴除去ミラーである。
【0005】
【考案の作用】
本考案は、ミラーガラスと振動板との間にガラスビーズなどを混合したエポキ シ系接着剤を配設することによって接着剤層の厚さを均一に形成した絶縁体とし て機能するとともに振動板とミラーガラスに積層した透明電極との間隔を一定に 保持し、両者間に電流が流れないようにした。
【0006】
【実施例】
図1は本考案の一実施例を示す断面図である。すなわち、本考案の水滴除去ミ ラー1の一例を示すと、化学強化ガラスを基板としたミラーガラス2の裏面に樹 脂フィルムやガラス基板などの封止材3で封止されるEC蒸着層4、透明電極を 形成するITO蒸着層5及び電極膜を兼用するアルミニウム反射膜6を配設して いる。なお、前記ガラス基板2の周端部にはEC用の電極7を配設し、これらの 構成部材によって自動防眩機構を形成している。
【0007】 さらに、碗型の振動板10と超音波振動子11の前面には、粘着材12を介し て緩衝体13を貼着し、この緩衝体13の前面には上記と同様の粘着材14によ ってヒータパネル15を固着している。なお、上記振動板10は、略中央部を皿 状に突設して形成された凹部すなわちヒータパネル15の収納部16の背面には 、前記超音波振動子11を配設している
【0008】 さらにまた、前記振動板10は、その周縁部をガラスビーズなどの粒状固体1 6を混合したエポキシ系接着剤によって一定の厚みを保持する接着剤層17によ る絶縁膜を形成してミラーガラス2に接着している。
【0009】 上記のように構成した本考案の自動防眩水滴除去ミラーは、雨天時に作動スイ ッチを入れると超音波振動子で励起された振動を振動板によってミラーガラスに 伝達し、鏡面に付着した水滴を霧散して除去する。
【0010】
【考案の効果】
本考案は、前記のようにエレクトロクロミック(EC)層をミラーガラスの背 面に有する自動防眩ミラーの特に透明電極と振動板とをガラスビーズなどの粒状 固体を混合したエポキシ系接着剤によって接合したことで接着剤層を一定の厚み に保持することが出来るようになった。その結果、導電体である透明電極と振動 板との間に一定厚の絶縁膜を形成することができ、それによって振動板から透明 電極への電流の流れを遮断して正常に自動防眩機構が機能するようになった。
【図面の簡単な説明】
図1は本考案の一実施例を示す断面図 図2は本考案の要部を示す断面図 図3は従来例を示す断面図
【符号の説明】
1 ミラー 2 ガラス基板 3 フィルム封止材 4 EC蒸着膜 5 ITO蒸着膜 6 アルミニウム反射膜 7 電極 10 振動板 11 超音波振動素子 12 粘着材 13 緩衝体 14 粘着材 15 ヒーターパネル 16 粒状体 17 接着剤層
【手続補正書】
【提出日】平成5年2月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す断面図。
【図2】本考案の要部を示す断面図。
【図3】従来例を示す断面図。
【符号の説明】 1 ミラー 2 ガラス基板 3 フィルム封止材 4 EC蒸着膜 5 ITO蒸着膜 6 アルミニウム反射板 7 電極 10 振動板 11 超音波振動素子 12 粘着材 13 緩衝材 14 粘着材 15 ヒーターパネル 16 粒状体 17 接着剤層
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動防眩ミラーの鏡面に配設した振動体
    で超音波振動を発生させて鏡面の水滴を除去する自動防
    眩水滴除去ミラーにおいて、 振動板と透明電極との間にガラスビーズなどの粒状固体
    を混在したエポキシ系接着剤層を配設したことを特徴と
    する自動防眩水滴除去ミラー。
JP1992035679U 1992-04-28 1992-04-28 自動防眩水滴除去ミラー Expired - Lifetime JP2595531Y2 (ja)

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JP2595531Y2 JP2595531Y2 (ja) 1999-05-31

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014121991A (ja) * 2012-12-21 2014-07-03 Denso Corp サイドミラー
CN114257928A (zh) * 2020-09-23 2022-03-29 北京小米移动软件有限公司 混合胶和电子设备

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3006604U (ja) * 1994-07-13 1995-01-31 信助 千葉 指圧用器具
JP3047266U (ja) * 1997-04-18 1998-04-10 アンビックス技研株式会社 生ごみ処理装置

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