JP2614833B2 - 自動車車体窓用開口部への窓ガラス接着取付け具 - Google Patents

自動車車体窓用開口部への窓ガラス接着取付け具

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JP2614833B2
JP2614833B2 JP7163078A JP16307895A JP2614833B2 JP 2614833 B2 JP2614833 B2 JP 2614833B2 JP 7163078 A JP7163078 A JP 7163078A JP 16307895 A JP16307895 A JP 16307895A JP 2614833 B2 JP2614833 B2 JP 2614833B2
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クルーゼ マーチン
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  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Seal Device For Vehicle (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、窓ガラス内表面と窓ガ
ラス用フランジ間に塗布した速硬化性合成物質からなる
接着ビ−ドを用いる、自動車車体窓用開口部の窓ガラス
用フランジに対する窓ガラス保持接着取付け具に関わ
る。
【0002】
【従来の技術】独国公開未審査特許出願第350020
5号は、本発明が改良を志向した型の取付け具の配置を
開示した。
【0003】現在、生産される自動車は、前面ガラスお
よび後面ガラスを有し、自動車車体窓用開口部の窓ガラ
ス用フランジに、直接、窓ガラスの全周を接着して取付
けられる。
【0004】この方法は、一般的に、最近、たとえば、
独国公開未審査特許出願第3409903号、および同
第3500205号、ならびに独国特許第DE−C35
01490号に開示されたような、窓ガラス内表面上の
縁領域と窓開口部の窓ガラス用フランジ間に接着剤のあ
み糸あるいはビ−ド状に設計された接着剤層を設ける方
法でとって代わられようとしつつある。
【0005】上記従来技術によれば、後日の自動車修理
の際に、前面ガラスあるいは後面ガラスを交換する必要
ができた場合、前面ガラスあるいは後面ガラスを取外す
必要があり、窓ガラスを簡単に切り取ることができるよ
うに、接着ビ−ド内に空隙(独国出願第3500205
号)を配置して、あるいは接着ビ−ドの塗布時に柔軟性
のひもを接着ビ−ドの中に配置することが知られている
(独国出願第3409903号)。しかしながら、その
間に、自動車車体に接着された窓ガラスを取外す際に、
高周波振動切断歯を備えた切断工具を使用することが、
実際上、広く受入れられるようになった(独国特許第D
E−C3304981号および同第DE−C33246
76号参照)。切断工具を使用してガラスを取外すとき
には、窓ガラスと窓ガラス用フランジ間の接着ビ−ド
を、通常、窓ガラスの全周にわたって切断工具で切断す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、切断工
具を用いて、そのように窓ガラスを切断する場合、切断
工具の比較的短い切断歯は、窓ガラス下方角部の接着ビ
−ド切断に非常に困難を伴うという問題がある。この問
題はこれまで自動車を設計するときに、窓ガラスの修理
をやり易くするため、切断工具の切断歯が届きやすいよ
うに窓ガラス下方角部を斜めに傾けることによって避け
てきた。しかしながら、そうすることによって、自動車
の前柱領域の車体設計を行う際に、魅力的でない意匠上
の妥協を強いられた。さらに、切断工具を遠隔操作する
ことは、車体の塗装を傷つける危険性を常に有してい
た。
【0007】したがって、本発明の根底にある目的は、
上記の欠点を排除した窓ガラス保持用接着取付け具を提
供することであり、それによって、窓ガラスは車体設計
上の観点からのみ決めることが可能となる。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的は、本発明によ
って、自動車車体窓用開口部の窓ガラスフランジ上に窓
ガラス保持用接着取付け具を配置し、窓ガラス内表面と
窓ガラス用フランジ間に速硬化性合成物質からなる接着
ビ−ドを配置し、上記窓ガラスの下方角部2か所のそれ
ぞれにおいて、窓ガラスと接着性ビ−ド間に感圧接着板
を取り付け、前記感圧接着板は、それぞれの窓ガラス内
表面に面する面に接着面を有し、かつ永続的に柔軟であ
り、上記窓ガラスの下方角部2か所の感圧接着板は、上
記感圧接着板で覆う上記下方角部2か所の領域の接着ビ
−ドを切断することなく上記窓ガラスを取外すことを可
能とすることによって達成される。
【0009】本発明による接着取付け具によれば、もは
や、切断工具を用いて窓ガラスの下方角部の接着ビ−ド
を全て切断する必要がない。感圧接着板の接着取付け
は、保持力が少なく、窓ガラスの下方角部の接着にのみ
使用できる。窓ガラスを取外すとき、窓ガラス周囲の感
圧接着板部分以外の部分に沿って接着ビ−ドを切断した
後、大きな力を用いることなく、注意ぶかく手で、窓ガ
ラスの下方縁部のあたりを内部から外部に押し出して、
切断していない窓ガラスの残りの部分を傾けることによ
って、感圧接着板の比較的短い領域と窓ガラスを分離す
ることが可能である。
【0010】接着ビ−ド上に接着する感圧接着板は、感
圧接着板の領域内で加圧されて平らになった状態の接着
ビ−ドの幅よりも、広い幅を有するように設計されるこ
とが好ましい。
【0011】接着ビ−ドは、自動車産業で用いられる通
常の接着剤であり、大気中で固化する2液型あるいは1
液型のポリウレタン接着剤、あるいはポリサルファイド
接着剤からなる。あるいは、ブチルゴム接着剤でもよ
い。
【0012】好適な実施例によれば、感圧接着板は、感
圧接着剤を別として、永続的に柔軟なプラスチック製の
独立気泡構造の発泡板からなる。
【0013】感圧接着板が、長期の使用寿命を確実に有
するように、特に大気中の紫外線の影響から保護するた
めに、好適な実施例においては、感圧接着板の材料に紫
外線安定剤を添加するのも有効である。
【0014】上記のごとく、接着した窓ガラスを取外す
ために、窓ガラスと窓ガラス用フランジ間に配置された
接着ビ−ドを、窓ガラスの全周にわたって振動切断器で
切断する。このようにして切断する際に、特に、窓ガラ
ス下方角部が、自動車の前柱領域で、意匠上、魅力的に
設計された場合、比較的短い切断歯では窓ガラス下方角
部の接着ビ−ドの切断が非常に困難である。そのため、
窓ガラス下方角部2か所の各個所の窓ガラスと接着ビ−
ド間に、それぞれ感圧接着板を配置することによって、
窓ガラスの修理作業時に困る問題とならない接着方法を
提供するものである。その感圧接着板は、肉厚寸法にお
いては永続的に柔軟であり、その接着面は窓ガラスの内
面に面するように設計される。感圧接着板は、窓ガラス
下方各角部の下縁および側縁のそれぞれにおいて、約6
0mmから120mmの長さを覆うことが好ましい。こ
の方法は、窓ガラス下方角部を保持力のより小さい感圧
接着板を用いて接着接合し、窓ガラスを取外す際に、窓
ガラスの全周にわたって接着ビ−ドを切断後、注意ぶか
く手で窓ガラスの下方縁部あたりを内部から外部に押し
出して、窓ガラスを傾けることによって、上記感圧接着
板を破り、接着接合を引き離すことを可能とすることを
意図する。接着ビ−ド上の感圧接着板は、加圧平坦化し
た状態の接着ビ−ドよりも広い幅を有するように設計す
ることが好ましい。感圧接着板は、永続的に柔軟なプラ
スチック製の独立気泡発泡板からなることが好ましい。
【0015】一方では完全に水洩れがなく、また、他方
では、傾けて押し出すことによって、窓ガラスを破るこ
となく、容易に分離可能な保持力の小さい角部の接合
は、これまで実現が困難であった。特に、角部が接合目
的のために独自に設計され、いくぶん、長い寸法、たと
えば、角から一辺あたり100mmあるいはそれ以上の
接合の場合、そのような接合は困難である。市販の発泡
板を使用したときの角部の接合は、切断されなければ窓
ガラスよりも強固で、窓ガラス下方角部に上記感圧接着
板がない場合には、窓ガラスを取外す段階で、窓ガラス
を破損する可能性がある。
【0016】したがって、本発明の他の目的は、一方で
は、接着ビ−ドが切断された状態で窓ガラスを手で軽く
外に押し出すことによって常に取外すことが可能であ
り、他方では、たとえ角部でも永続的に水洩れしない、
独自に設計された角部の接合方法を開発することにあ
る。
【0017】上記の最後に述べた目的は、本発明の好適
な実施例に、さらに特徴をもたせることによって、達成
される。第一の特徴は、接着ビ−ドに面する側に接着減
少物質を有する感圧接着板の提供である。第二の特徴
は、感圧板の窓ガラスに面する側に設けた長方形の感圧
接着剤塗布面の提供であって、その塗布面の幅は感圧板
の幅よりも狭い。これら最後に述べた特徴の組合せを含
む実施例も、後述する。これらの特徴によれば、意図す
るところは、使用される感圧接着板が、角部の接合を確
実に切り離すために、少なくとも一面には減少した接着
剤あるいは接着力をを有し、一方では、水が、たとえば
毛細管現象あるいはクリ−プ作用によって、接合部を通
り抜けて侵入することを永久に完全に防止するため、あ
らゆる場合に充分な接着力あるいは結合作用を有するこ
とにある。
【0018】他の本発明の目的、効果、および新規性
は、以下に述べる本発明の詳細説明を、付属する図面を
関連させて考慮することによって明らかになる。
【0019】
【実施例】図1は窓ガラスを示し、その下方角部2およ
び2’は、内面に感圧接着板3および3’を有する。窓
ガラス1の側縁5に沿って配置された接着ビ−ド4は、
完全に切断され、図示するごとく、窓ガラス1の側縁5
の内面に接着している。
【0020】図2には、窓ガラス1と、窓ガラス1の内
面に接着した感圧接着板3を示す。接着ビ−ド4は、感
圧接着板3側と反対側の面で、窓ガラス用フランジ下部
6と接合する。車両車体の腕木部材7は、窓ガラス用フ
ランジ下部6を支持する。
【0021】本発明の好適な実施例の構成要素によって
得られる効果は、特に、自動車車体窓用開口部の窓ガラ
ス用フランジから窓ガラスを取外す際に、切断具の届き
にくい窓ガラス下方角部の接着ビ−ドの切断を、不要と
した点にある。これによって、窓ガラスを取外すための
時間が節約でき、また、車体の塗装面を傷つける危険性
が減少する。さらに、窓ガラス下方角部の車体設計製作
の創造的自由度が増加する。修理する場合を考慮して届
きやすく窓ガラスを構成するために、外観的に体裁の良
くない設計を妥協して行うことは、もはや必要ない。
【0022】図3および4は、窓ガラスの接着取り付け
状況を示す。窓ガラス1’を、自動車車体窓用開口部の
窓ガラス用フランジ6’上に強固に接着し、該フランジ
を腕木部材7部分に設ける。さらに詳述すれば、速硬化
性合成物質からなる接着ビ−ド4’を、窓ガラス内表面
12’に塗布する。後述するように製作した窓ガラスを
窓用開口部の窓ガラス用フランジ6’上に押しつけ、接
着剤を硬化させる。接着ビ−ドの塗布前に、窓ガラス下
方角部2’2個所の各個所に、それぞれ感圧接着板3A
を配置する。感圧接着板3Aの接着面は、窓ガラスの内
表面に面しており、上記感圧接着板3Aが、窓ガラスと
接着ビ−ド間に収まるようにする。すなわち、接着の準
備がなされた窓ガラス1’では、感圧接着板3Aは、塗
布された接着ビ−ドによって被覆されているかの観を呈
する。感圧接着板3Aは、窓ガラスの角から窓ガラスの
縁5’に沿って、それぞれ60mmから120mmの長
さ、L、を有する。実際上の感圧接着板3Aの長さは、
それぞれ特有の条件で定まるが、窓ガラス切断歯が届か
ない領域と同じ長さを有する必要がある。
【0023】修理が必要になって、窓ガラスの接着ビ−
ドを切断後、手で窓ガラスの残りの部分を内部から外部
に押し出して、角部の接合を切り離すために、また、一
方では、窓ガラスを角部においても永続的に水洩れなし
に接合するために、薄いフィルム状無孔板からなる感圧
接着板は、接着ビ−ドに面する側に接合力を減少させる
被覆を有する。しかし、角部においても永続的に水洩れ
なしに接合するため、常にある程度の接着力は残すこと
を意図して、被覆剤の種類は、接着ビ−ドの接着剤との
組合せを慎重に考慮して決める必要がある。いま述べた
本発明を発展させる可能性については、図面に示してい
ない。この代替品の場合、感圧接着板の窓ガラスに面す
る全面に感圧接着剤を塗布する。この代替品の場合を含
めて後述する本発明の全ての場合、感圧接着板の幅を充
分に大きくとり、窓ガラスが保持されて接着ビ−ドが加
圧のため平坦化しても、上記接着ビ−ドが角部におい
て、直接、窓ガラス表面に触れることのないようにす
る。したがって、感圧接着板の幅Bは、少なくとも、加
圧、平坦化した接着ビ−ドの幅(寸法B’)以上に広く
なければならない。しかし、接着ビ−ドおよび感圧接着
板の位置および幅の許容度を補償することが可能なよう
に、感圧接着板の幅をさらに過剰にすることが有効であ
る。
【0024】接着ビ−ド側の接着力を減少させる代わり
に、本発明の他の実施例を図3から図7までに示した。
すなわち、薄いフィルム状無孔板3A’(図6あるいは
7)からなり、窓ガラスに面する側に感圧接着剤の幅b
の板状塗布面8’を有し、その幅が感圧接着板よりも狭
いように設計された感圧接着板を提供する。感圧接着剤
の幅、すなわち幅b、が減少した分だけ、接着剤の接着
力が減少する。この構成に際して、感圧接着板はプラス
チックあるいは金属から成る。適切なフィルム厚さは、
0.03mmから0.3mmの範囲にある。フィルムが
薄ければ薄いほど、接着時に板の端部が段になる危険性
が減少し、漏洩を引き起こす危険性が減少する。一方、
フィルムは、損傷することなしに取扱および適用が可能
な充分な厚さを有する必要がある。感圧接着板の窓ガラ
スに面する側に塗布する感圧接着剤は、耐候性アクリル
接着剤であり、永続的な耐水性について最善の保証があ
る。感圧接着剤、あるいは接着板材料の耐紫外線性は、
多くの場合がそうであるが、もし、窓ガラスの縁の部
分、すなわち領域10’、が黒化されて、接着部が常に
紫外線の侵入から有効に防御されているならば、必要で
はない。感圧接着板上の感圧接着剤の板状塗布面8’の
幅bは、感圧接着板の幅Bの約10%から50%である
が、好適には約15%から30%である。
【0025】感圧接着板上の感圧接着剤の板状塗布面
8’は、偏心して(図5および6)、正確には、外側方
向に片寄って、設けられることが好ましい。これは、実
用上、二つの効果を生む。一つは、外部の水の沿面距離
が、塗布面が中央位置にある場合よりも短い(図7、
8”参照);塗布面を縁に設けることによって、沿面距
離を全く無くすことも可能である。他方、窓ガラスを外
側に傾けたとき、塗布面が中央位置にある場合よりも接
合が弱い。しかし、感圧接着剤の塗布面を偏心して設け
ることは、図6からも知られるように、常に必要に応じ
て切断した感圧接着板を得るために、フィルム片3A’
上の無駄な部分11’を切り取る必要がある。塗布面
8’が中央位置にある場合(図7)には、必要な感圧接
着板を無駄なしで作成できる。
【0026】感圧接着板を配置して用いるとき重要なこ
とは、角部の斜線に沿って互いに接触する2枚の感圧接
着板の接着剤塗布面8’が、互いに直接接合することで
あって、感圧接着板の幅内における塗布面の相対位置を
考慮し、相互に横に少しでも片寄らないようにする必要
がある。2枚の感圧接着板間の間隙を防止して信頼性を
あげるため、角部で感圧接着板が重畳して使用すること
は有効である。
【0027】本発明の構成要素によって得られる効果
は、特に、自動車車体の窓用開口部の窓ガラス用フラン
ジから窓ガラスを取外すとき、切断具の届きにくい、あ
るいは全く届かない角部分の接着ビ−ドを、もはや、切
断する必要がないということにある。このことは、窓ガ
ラスの取外しに要する時間を節減し、車体の塗装面を傷
つける危険性を減らす。車体下部角部分の窓ガラス枠の
設計製作について創造的な自由度が増す。修理のため届
くことが可能なように構成された窓ガラスに関連して、
車体設計上、外観的に魅力のない妥協をすることは、も
はや必要ない。
【0028】以上、本発明を詳細に説明し図示したが、
それらが例示であり、なんら制約を与えるものではない
ことは、明確に理解されるべきである。本発明の思想お
よび範囲は、添付した特許請求の範囲によってのみ限定
される。
【0029】
【発明の効果】本発明に関わる自動車車体窓用開口部の
窓ガラス用フランジを採用することにより、窓ガラスの
取外しに要する時間が節減し、車体の塗装面を傷つける
危険性が減じ、さらに、車体の設計製作上の創造的な自
由度が増す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例による、窓用開口部の窓
ガラス用フランジ側面から切り離された窓ガラスの平面
図である。
【図2】図1のII−II線に沿った、窓用開口部の窓
ガラス用フランジ下部に接合された窓ガラスの側面図で
ある。
【図3】本発明の他の好適な実施例による、窓用開口部
の窓ガラス用フランジに接合された窓ガラスの平面図で
ある。
【図4】図3のIV−IV切断線に沿った、窓用開口部
の窓ガラス用フランジ下部および接合された窓ガラスの
断面図である。
【図5】本発明の好適な実施例による、窓ガラス角部一
個所の拡大平面図であり、接着ビ−ド塗布前である。
【図6】本発明の好適な実施例による、準無限長感圧接
着板の一部分の展開図であり、感圧接着剤塗布面は偏心
して配置してあり、斜めの点線で使用時の個別の部材を
示した。
【図7】本発明の他の好適な実施例による、準無限長感
圧接着板の一部分の展開図であり、感圧接着剤塗布面は
中心に配置してあり、斜めの点線で使用時の個別の部材
を示した。
【符号の説明】
1 窓ガラス 3 感圧接着板 4 接着ビ−ド 6 窓ガラス用フランジ 7 腕木部材 8 接着剤塗布面
フロントページの続き (72)発明者 ヴオルフラム フレイ ドイツ連邦共和国 75382 アルトヘン クシユテツト 3 ネルケンシユトラー セ 11 (72)発明者 マーチン クルーゼ ドイツ連邦共和国 71149 ボンドルフ ヒンデンブルクシユトラーセ 17 (72)発明者 アントン エツプレ ドイツ連邦共和国 72108 ロツテンブ ルク 3シユピールベルクシユトラーセ 1 (72)発明者 ハインツ フアイクス ドイツ連邦共和国 75391 ゲヒンゲン ワインガルテンシユトラーセ 38

Claims (25)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車車体窓用開口部の窓ガラス用フラ
    ンジ(6)への窓ガラス(1)保持接着取付け具におい
    て、 窓ガラス内表面と窓ガラス用フランジ間に塗布された速
    硬化性合成物質からなる接着ビ−ド(4)、及び上記窓
    ガラスの下方角部2か所(2、2’)のそれぞれにおい
    て、窓ガラスと接着ビ−ド(4)間に取り付けられた感
    圧接着板(3、3’)とからなり、 前記感圧接着板(3、3’)は上記窓ガラス内表面に面
    してそれぞれ接着面を有すると共に永続的に柔軟であ
    り、 上記窓ガラス(1)の下方角部2か所(2、2’)の感
    圧接着板(3、3’)は、上記感圧接着板(3、3’)
    が覆う上記下方角部2か所(2、2’)の領域の接着ビ
    −ド(4)を切断することなく上記窓ガラス(1)を取
    外すことを可能とする接着取付け具。
  2. 【請求項2】 各感圧接着板(3、3’)が、窓ガラス
    (1)の下方角部において、上記窓ガラス(1)の下方
    縁および側縁のそれぞれに沿って、60mmから120
    mmの間を覆うことを特徴とする請求項1記載の接着取
    付け具。
  3. 【請求項3】 接着ビ−ド(4)を覆う感圧接着板
    (3、3’)の幅が、窓ガラスを窓ガラス用フランジ
    (6)へ取付けたときの平らに圧縮された上記接着ビ−
    ド(4)の幅よりも広いことを特徴とする請求項1記載
    の接着取付け具。
  4. 【請求項4】 接着ビ−ド(4)を覆う感圧接着板
    (3、3’)の幅が、窓ガラスを窓ガラス用フランジ
    (6)へ取付けたときの平らに圧縮された上記接着ビ−
    ド(4)の幅よりも広いことを特徴とする請求項2記載
    の接着取付け具。
  5. 【請求項5】 感圧接着板(3、3’)が、永続的に柔
    軟なプラスチック製の独立気泡構造の発泡フィルム板か
    らなることを特徴とする請求項1記載の接着取付け具。
  6. 【請求項6】 感圧接着板(3、3’)が、永続的に柔
    軟なプラスチック製の独立気泡構造の発泡フィルム板か
    らなることを特徴とする請求項2記載の接着取付け具。
  7. 【請求項7】 感圧接着板(3、3’)が、永続的に柔
    軟なプラスチック製の独立気泡構造の発泡フィルム板か
    らなることを特徴とする請求項3記載の接着取付け具。
  8. 【請求項8】 感圧接着板(3、3’)が、永続的に柔
    軟なプラスチック製の独立気泡構造の発泡フィルム板か
    らなることを特徴とする請求項4記載の接着取付け具。
  9. 【請求項9】 感圧接着板(3、3’)が、紫外線安定
    剤を含有する材料からなることを特徴とする請求項1記
    載の接着取付け具。
  10. 【請求項10】 感圧接着板(3、3’)が、紫外線安
    定剤を含有する材料からなることを特徴とする請求項5
    記載の接着取付け具。
  11. 【請求項11】 各感圧接着板(3、3’)が、その接
    着ビ−ド(4)に面する面に、接着ビ−ド(4)の接着
    剤と組合さって接着ビ−ド(4)と感圧接着板(3、
    3’)間の接着力を減少させる接着力減少材料を備えた
    無気孔フィルムを有することを特徴とする請求項1記載
    の接着取付け具。
  12. 【請求項12】 上記接着力減少材料が、接着ビ−ド
    (4)の接着剤と組合さる被覆の形態であることを特徴
    とする請求項11記載の接着取付け具。
  13. 【請求項13】 上記接着力減少材料が、感圧接着板フ
    ィルム上の感圧接着剤の長方形状をした塗布面の形態で
    あり、上記長方形状をした塗布面の幅(長さb)は、上
    記感圧接着板の幅(3、長さB)よりも狭いことを特徴
    とする請求項12記載の接着取付け具。
  14. 【請求項14】 フィルム状感圧接着板(3)が、プラ
    スチックあるいは金属からなることを特徴とする請求項
    12記載の接着取付け具。
  15. 【請求項15】 フィルム状感圧接着板(3)が、プラ
    スチックあるいは金属からなることを特徴とする請求項
    13記載の接着取付け具。
  16. 【請求項16】 フィルム状感圧接着板(3)が、約
    0.03mmから0.3mmの厚さを有することを特徴
    とする請求項12記載の接着取付け具。
  17. 【請求項17】 フィルム状感圧接着板(3)が、約
    0.03mmから0.3mmの厚さを有することを特徴
    とする請求項13記載の接着取付け具。
  18. 【請求項18】 フィルム状感圧接着板(3)の窓ガラ
    ス(1)に面した面に塗布された接着力減少材料が、耐
    候性アクリル酸エステル接着剤であることを特徴とする
    請求項12記載の接着取付け具。
  19. 【請求項19】 フィルム状感圧接着板(3)の窓ガラ
    ス(1)に面した面に塗布された接着力減少材料が、耐
    候性アクリル酸エステル接着剤であることを特徴とする
    請求項13記載の接着取付け具。
  20. 【請求項20】 フィルム状感圧接着板(3)が、角部
    領域において重畳して使用されることを特徴とする請求
    項12記載の接着取付け具。
  21. 【請求項21】 フィルム状感圧接着板(3)が、角部
    領域において重畳して使用されることを特徴とする請求
    項13記載の接着取付け具。
  22. 【請求項22】 フィルム状感圧接着板(3)の窓ガラ
    ス(1)に面した面の全面が、感圧接着剤によって塗布
    されることを特徴とする請求項13記載の接着取付け
    具。
  23. 【請求項23】 角部領域において、斜角線に沿って互
    いに隣接する2枚の感圧接着板(3A)上の感圧接着剤
    の塗布面(8’)は、感圧接着板の幅内で相対的位置を
    考慮して互いに直接連続することを特徴とする請求項1
    3記載の接着取付け具。
  24. 【請求項24】 感圧接着板(3’A’)上の感圧接着
    剤の長方形状をした塗布面(8’)の幅(b)は、感圧
    接着板(3’A’)の幅(B)の約10%から50%で
    あり、好ましくは約15%から30%であることを特徴
    とする請求項13記載の接着取付け具。
  25. 【請求項25】 感圧接着板(3’A’)上の感圧接着
    剤の長方形状をした塗布面(8’)が、窓ガラスが取付
    け位置で使用中のときに、外縁方向に片寄って偏心的に
    位置することを特徴とする請求項15記載の接着取付け
    具。
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