JPH11245659A - 視野を拡大する窓ガラス構造及びこれに使用する視野拡大レンズ - Google Patents
視野を拡大する窓ガラス構造及びこれに使用する視野拡大レンズInfo
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- JPH11245659A JPH11245659A JP7323298A JP7323298A JPH11245659A JP H11245659 A JPH11245659 A JP H11245659A JP 7323298 A JP7323298 A JP 7323298A JP 7323298 A JP7323298 A JP 7323298A JP H11245659 A JPH11245659 A JP H11245659A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 窓ガラスの視野を広げ、更には出来る限り死
角の減少が可能な視野を拡大する窓ガラス構造及びこれ
に使用する視野拡大レンズを提供する。 【解決手段】 窓ガラス１１の端側部分に、窓ガラス１
１と一体又は別体からなる透明物質からなって、外端部
方向に厚くなった視野拡大部１２が設けられている。
角の減少が可能な視野を拡大する窓ガラス構造及びこれ
に使用する視野拡大レンズを提供する。 【解決手段】 窓ガラス１１の端側部分に、窓ガラス１
１と一体又は別体からなる透明物質からなって、外端部
方向に厚くなった視野拡大部１２が設けられている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば視野を拡大
するために、車両の窓ガラスに好適に適用可能な視野を
拡大する窓ガラス構造及びこれに使用する視野拡大レン
ズに関する。
するために、車両の窓ガラスに好適に適用可能な視野を
拡大する窓ガラス構造及びこれに使用する視野拡大レン
ズに関する。
【０００２】
【従来の技術】車両を安全に運転するには、運転席から
の前後左右方向の視野が十分に確保されている必要があ
る。このため自動車の正面側には視野の広いフロントガ
ラスが設けられており、更にはその周囲を見るために、
車体にはバックミラーやフェンダミラー等が設けられて
いる。ところが、自動車のフロントガラスは、その周囲
を窓枠によって支持され、多少の湾曲はしているが、平
面ガラスが設けられているので、窓枠の部分は死角とな
り、場合によっては右折、左折時に人や障害物を発見で
きない場合がある。また、バスやワゴン車等の場合に
は、特に、車体の正面下部にある障害物や、車体の後方
下部にある障害物や人は見えにくく、事故が発生し易
い。このような問題を解決するために、例えば、特開昭
５４−１０６２５０号公報、実開平５−２４４１５号公
報において、フレネルレンズを窓の周囲に用いた窓ガラ
スが提案されている。
の前後左右方向の視野が十分に確保されている必要があ
る。このため自動車の正面側には視野の広いフロントガ
ラスが設けられており、更にはその周囲を見るために、
車体にはバックミラーやフェンダミラー等が設けられて
いる。ところが、自動車のフロントガラスは、その周囲
を窓枠によって支持され、多少の湾曲はしているが、平
面ガラスが設けられているので、窓枠の部分は死角とな
り、場合によっては右折、左折時に人や障害物を発見で
きない場合がある。また、バスやワゴン車等の場合に
は、特に、車体の正面下部にある障害物や、車体の後方
下部にある障害物や人は見えにくく、事故が発生し易
い。このような問題を解決するために、例えば、特開昭
５４−１０６２５０号公報、実開平５−２４４１５号公
報において、フレネルレンズを窓の周囲に用いた窓ガラ
スが提案されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フレネ
ルレンズは断面が鋸状になっているので、埃が溜まりや
すく、更には掃除がしにくいという問題がある。そこ
で、実開平５−２４４１５号公報に記載のように、フレ
ネルレンズの正面に透明な蓋を設けてゴミ等が付着しな
いようにした車両用窓ガラス構造も提案されているが、
構造が複雑で実用に供しにくいという問題がある。更に
は、フレネルレンズを後から取付けると、フレネルレン
ズと窓ガラスの直接の境界部分に死角ができるという問
題もある。本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
で、窓ガラスの視野を広げ、更には出来る限り死角の減
少が可能な視野を拡大する窓ガラス構造及びこれに使用
する視野拡大レンズを提供することを目的とする。
ルレンズは断面が鋸状になっているので、埃が溜まりや
すく、更には掃除がしにくいという問題がある。そこ
で、実開平５−２４４１５号公報に記載のように、フレ
ネルレンズの正面に透明な蓋を設けてゴミ等が付着しな
いようにした車両用窓ガラス構造も提案されているが、
構造が複雑で実用に供しにくいという問題がある。更に
は、フレネルレンズを後から取付けると、フレネルレン
ズと窓ガラスの直接の境界部分に死角ができるという問
題もある。本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
で、窓ガラスの視野を広げ、更には出来る限り死角の減
少が可能な視野を拡大する窓ガラス構造及びこれに使用
する視野拡大レンズを提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項１
記載の視野を拡大する窓ガラス構造は、窓ガラスの端側
部分に、透明物質からなって、外端方向に厚くなった視
野拡大部が設けられている。請求項２記載の視野を拡大
する窓ガラス構造は、請求項１記載の視野を拡大する窓
ガラス構造において、前記視野拡大部は、前記窓ガラス
の室内側に曲面が形成されて、外端方向に厚くなってい
る。請求項３記載の視野を拡大する窓ガラス構造は、請
求項１又は２記載の視野を拡大する窓ガラス構造におい
て、前記視野拡大部は、前記窓ガラスと一体となってい
る。請求項４記載の視野を拡大する窓ガラス構造は、請
求項１又は２記載の視野を拡大する窓ガラス構造におい
て、前記視野拡大部は、前記窓ガラスとは別体となった
視野拡大レンズからなって、前記窓ガラスの端側部分に
貼着されている。請求項５記載の視野を拡大する窓ガラ
ス構造は、請求項４記載の視野を拡大する窓ガラス構造
において、前記視野拡大レンズの内側には、外側のレン
ズ部分に円滑に連接し、その厚みが均等な平面部が設け
られている。請求項６記載の視野を拡大する窓ガラス構
造は、請求項４又は５記載の視野を拡大する窓ガラス構
造において、前記視野拡大レンズは、透明な固定具によ
って前記窓ガラスに装着されている。
記載の視野を拡大する窓ガラス構造は、窓ガラスの端側
部分に、透明物質からなって、外端方向に厚くなった視
野拡大部が設けられている。請求項２記載の視野を拡大
する窓ガラス構造は、請求項１記載の視野を拡大する窓
ガラス構造において、前記視野拡大部は、前記窓ガラス
の室内側に曲面が形成されて、外端方向に厚くなってい
る。請求項３記載の視野を拡大する窓ガラス構造は、請
求項１又は２記載の視野を拡大する窓ガラス構造におい
て、前記視野拡大部は、前記窓ガラスと一体となってい
る。請求項４記載の視野を拡大する窓ガラス構造は、請
求項１又は２記載の視野を拡大する窓ガラス構造におい
て、前記視野拡大部は、前記窓ガラスとは別体となった
視野拡大レンズからなって、前記窓ガラスの端側部分に
貼着されている。請求項５記載の視野を拡大する窓ガラ
ス構造は、請求項４記載の視野を拡大する窓ガラス構造
において、前記視野拡大レンズの内側には、外側のレン
ズ部分に円滑に連接し、その厚みが均等な平面部が設け
られている。請求項６記載の視野を拡大する窓ガラス構
造は、請求項４又は５記載の視野を拡大する窓ガラス構
造において、前記視野拡大レンズは、透明な固定具によ
って前記窓ガラスに装着されている。
【０００５】請求項７記載の視野を拡大するレンズは、
透明体からなって、窓ガラスの端側部分に貼着して使用
する視野拡大レンズであって、曲面を形成して外方向に
徐々に厚くなる一方向凹レンズと、該一方向凹レンズの
内側部分に連接して形成される平面部とを有する。請求
項８記載の視野拡大レンズは、請求項７記載の視野拡大
レンズにおいて、前記視野拡大レンズの貼着面には、透
明な接着剤が予め塗布されていると共に、その表面には
引き剥がし可能な保護シートが貼着されている。
透明体からなって、窓ガラスの端側部分に貼着して使用
する視野拡大レンズであって、曲面を形成して外方向に
徐々に厚くなる一方向凹レンズと、該一方向凹レンズの
内側部分に連接して形成される平面部とを有する。請求
項８記載の視野拡大レンズは、請求項７記載の視野拡大
レンズにおいて、前記視野拡大レンズの貼着面には、透
明な接着剤が予め塗布されていると共に、その表面には
引き剥がし可能な保護シートが貼着されている。
【０００６】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明
の理解に供する。ここに、図１は本発明の第１の実施の
形態に係る視野を拡大する窓ガラス構造の説明図、図２
は同視野を拡大する窓ガラス構造を適用する窓ガラスの
説明図、図３（Ａ）〜（Ｃ）は同視野を拡大する窓ガラ
ス構造を適用する乗物の説明図、図４は本発明の第２の
実施の形態に係る視野を拡大する窓ガラス構造の断面
図、図５は同視野を拡大する窓ガラス構造の平面図、図
６は本発明の第３の実施の形態に係る視野を拡大する窓
ガラス構造の説明図である。
つ本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明
の理解に供する。ここに、図１は本発明の第１の実施の
形態に係る視野を拡大する窓ガラス構造の説明図、図２
は同視野を拡大する窓ガラス構造を適用する窓ガラスの
説明図、図３（Ａ）〜（Ｃ）は同視野を拡大する窓ガラ
ス構造を適用する乗物の説明図、図４は本発明の第２の
実施の形態に係る視野を拡大する窓ガラス構造の断面
図、図５は同視野を拡大する窓ガラス構造の平面図、図
６は本発明の第３の実施の形態に係る視野を拡大する窓
ガラス構造の説明図である。
【０００７】図１には、本発明の第１の実施の形態に係
る視野を拡大する窓ガラス構造１０を示すが、窓ガラス
１１の端側部分に視野拡大部を構成する視野拡大レンズ
１２が貼着されている。なお、図１においては、窓ガラ
ス１１は多少湾曲しているが、図面（以下の実施の形態
においても同様）上は平面で表している。この視野拡大
レンズ１２は、アクリルやポリカーボネイト等の透明性
の良い合成樹脂からなって、外側の一方向凹レンズ部１
３とこれに一体的に円滑に連接する内側の平面部１４が
帯状に形成されている。
る視野を拡大する窓ガラス構造１０を示すが、窓ガラス
１１の端側部分に視野拡大部を構成する視野拡大レンズ
１２が貼着されている。なお、図１においては、窓ガラ
ス１１は多少湾曲しているが、図面（以下の実施の形態
においても同様）上は平面で表している。この視野拡大
レンズ１２は、アクリルやポリカーボネイト等の透明性
の良い合成樹脂からなって、外側の一方向凹レンズ部１
３とこれに一体的に円滑に連接する内側の平面部１４が
帯状に形成されている。
【０００８】前記一方向凹レンズ部１３は、図１におい
てｙ軸方向の厚みがｘ軸方向（外端部方向）に、曲面を
形成して円弧状又は放物線状に徐々に厚くなり、これら
の直交するｚ軸方向（図示せず）には、その厚みが一定
となって、その室内側表面１５は円弧面又は放物面とな
っている。一方、一方向凹レンズ部１３の内側部分に連
接する平面部１４は、平面状となって、通過する光の方
向が曲がらないようになっている。なお、平面部１４の
厚みは０．５〜１ｍｍ程度と均等になって、その端部で
通過する光に死角が生じにくいようになっている。ま
た、平面部１４の幅は１〜５ｍｍ程度となって、一方向
凹レンズ部１３の幅は３０〜１００ｍｍ程度となってい
るが、本発明はこの数字に限定されるものではない。
てｙ軸方向の厚みがｘ軸方向（外端部方向）に、曲面を
形成して円弧状又は放物線状に徐々に厚くなり、これら
の直交するｚ軸方向（図示せず）には、その厚みが一定
となって、その室内側表面１５は円弧面又は放物面とな
っている。一方、一方向凹レンズ部１３の内側部分に連
接する平面部１４は、平面状となって、通過する光の方
向が曲がらないようになっている。なお、平面部１４の
厚みは０．５〜１ｍｍ程度と均等になって、その端部で
通過する光に死角が生じにくいようになっている。ま
た、平面部１４の幅は１〜５ｍｍ程度となって、一方向
凹レンズ部１３の幅は３０〜１００ｍｍ程度となってい
るが、本発明はこの数字に限定されるものではない。
【０００９】視野拡大レンズ１２の室外側（窓ガラス１
１に貼着する面）は平面状となって、透明な接着剤が塗
布され、これによって窓ガラス１１に接合している。な
お、視野拡大レンズ１２を窓ガラス１１に接合する前に
は、接着剤にゴミ等が付着しないように、引き剥がし可
能な保護シート（図示せず）が貼着されている。
１に貼着する面）は平面状となって、透明な接着剤が塗
布され、これによって窓ガラス１１に接合している。な
お、視野拡大レンズ１２を窓ガラス１１に接合する前に
は、接着剤にゴミ等が付着しないように、引き剥がし可
能な保護シート（図示せず）が貼着されている。
【００１０】なお、第１の実施の形態に係る視野を拡大
する窓ガラス構造１０においては、透明な接着剤を介し
て視野拡大レンズ１２を窓ガラス１１に貼着したが、例
えば、図４、図５の第２の実施の形態に係る視野を拡大
する窓ガラス構造１０ａのように、視野拡大レンズ１２
の両側を複数の透明な固定具１１ａ、１２ａで固定して
もよい。この固定具１１ａ、１２ａの裏面側には、接着
剤が塗布されて、窓ガラス１１に貼着でき、更には、片
側の側部には視野拡大レンズ１２の端部を覆う段状部１
３ａ、１４ａが設けられている。
する窓ガラス構造１０においては、透明な接着剤を介し
て視野拡大レンズ１２を窓ガラス１１に貼着したが、例
えば、図４、図５の第２の実施の形態に係る視野を拡大
する窓ガラス構造１０ａのように、視野拡大レンズ１２
の両側を複数の透明な固定具１１ａ、１２ａで固定して
もよい。この固定具１１ａ、１２ａの裏面側には、接着
剤が塗布されて、窓ガラス１１に貼着でき、更には、片
側の側部には視野拡大レンズ１２の端部を覆う段状部１
３ａ、１４ａが設けられている。
【００１１】従って、図１に示すように、この視野拡大
レンズ１２を窓ガラス１１の端側部分に取付けると、視
点Ｐ（例えば、運転席）から見える光が、窓ガラス１１
の外側部分に広がることになるので、これを図２に示す
ように、視野拡大レンズ１６、１７をフロントガラス１
８の両側に適用した場合には、側部窓枠を超えて人や障
害物を見ることができる。また、図２、図３（Ａ）、
（Ｂ）、（Ｃ）に示すように、トラック１９、バス２０
やワゴン２１のフロントガラス１８の下部や、図３
（Ｃ）に示すように、ワゴン２１のリアガラス２２の下
部に、２３で代表する視野拡大レンズを貼着した場合に
は、矢印で示すように、更に下方部分が視認できるの
で、より事故の発生を防止できる。なお、点線は視野拡
大レンズ２３がない場合の視野を示す。
レンズ１２を窓ガラス１１の端側部分に取付けると、視
点Ｐ（例えば、運転席）から見える光が、窓ガラス１１
の外側部分に広がることになるので、これを図２に示す
ように、視野拡大レンズ１６、１７をフロントガラス１
８の両側に適用した場合には、側部窓枠を超えて人や障
害物を見ることができる。また、図２、図３（Ａ）、
（Ｂ）、（Ｃ）に示すように、トラック１９、バス２０
やワゴン２１のフロントガラス１８の下部や、図３
（Ｃ）に示すように、ワゴン２１のリアガラス２２の下
部に、２３で代表する視野拡大レンズを貼着した場合に
は、矢印で示すように、更に下方部分が視認できるの
で、より事故の発生を防止できる。なお、点線は視野拡
大レンズ２３がない場合の視野を示す。
【００１２】次に、図６に示す本発明の第３の実施の形
態に係る視野を拡大する窓ガラス構造２５について説明
するが、窓ガラス２６の側端部が外方向（ｘ軸方向）に
向けてｙ軸方向の厚みが徐々に厚くなった一方向凹レン
ズからなる視野拡大部２７が窓ガラス２６と一体となっ
て設けられている。この視野拡大部２７の室内側表面２
８は放物面又は円弧面（凹面）となって、室外側は実質
的に平面状になっている。この視野拡大部２７によっ
て、運転席Ｑから見える光が外方向まで広がるので、結
果として、視野を広げることができる。なお視野拡大部
２７の幅ａは、３０〜１００ｍｍ程度で十分であるが、
本発明はこの数字に限定されるものではない。窓板（窓
ガラス）の材質は、ガラスであっても透明性の高い合成
樹脂であっても、更にはこれらを積層した積層体であっ
てもよい。この視野を拡大する窓ガラス構造２５（１０
も同様）は、フロントガラスの周囲の他、リアガラスの
周囲、又はその他の窓に適用できる。
態に係る視野を拡大する窓ガラス構造２５について説明
するが、窓ガラス２６の側端部が外方向（ｘ軸方向）に
向けてｙ軸方向の厚みが徐々に厚くなった一方向凹レン
ズからなる視野拡大部２７が窓ガラス２６と一体となっ
て設けられている。この視野拡大部２７の室内側表面２
８は放物面又は円弧面（凹面）となって、室外側は実質
的に平面状になっている。この視野拡大部２７によっ
て、運転席Ｑから見える光が外方向まで広がるので、結
果として、視野を広げることができる。なお視野拡大部
２７の幅ａは、３０〜１００ｍｍ程度で十分であるが、
本発明はこの数字に限定されるものではない。窓板（窓
ガラス）の材質は、ガラスであっても透明性の高い合成
樹脂であっても、更にはこれらを積層した積層体であっ
てもよい。この視野を拡大する窓ガラス構造２５（１０
も同様）は、フロントガラスの周囲の他、リアガラスの
周囲、又はその他の窓に適用できる。
【００１３】
【発明の効果】請求項１〜６記載の視野を拡大する窓ガ
ラス構造は、窓外側まで視野が広がるので、これを車両
用の窓ガラスに適用した場合には、側方又は下方まで視
野を広げることができ、これによって、従来では見えな
かった人や対象物を視認することができる。従って、よ
り安全運転が可能となる。特に、請求項２記載の視野を
拡大する窓ガラス構造においては、窓ガラスの室内側に
凹面が形成されているので、雨やゴミ等で汚れることが
少なく、更には、窓ガラスの室外側を掃除する場合の障
害とならない。請求項３記載の視野を拡大する窓ガラス
構造においては、前記視野拡大部は、窓ガラスと一体と
なっているので、境界部分の違和感が少なく、より確実
な視野を確保できる。請求項４記載の視野を拡大する窓
ガラス構造は、視野拡大部は窓ガラスとは別体となった
視野拡大レンズからなっているので、既製の車両にも取
付けることができる。そして、その形状は従来から提案
されているフレネルレンズ等に比較して、単純な形をし
ているので、製造原価も下がり、更には、掃除等がし易
いという利点がある。請求項５記載の視野を拡大する窓
ガラス構造においては、視野拡大レンズの内側部分には
その厚みが均等な平面部が設けられているので、窓ガラ
スの視界と視野拡大レンズの視界との隣接部分に死角が
生じにくく、結果としてより安全な運転を行うことがで
きる。請求項６記載の視野を拡大する窓ガラス構造にお
いては、その取付けが容易であり、取り外す場合も簡単
である。そして、請求項７、８記載の視野拡大レンズ
は、透明体からなって、窓ガラスの端側部分に貼着して
使用する視野拡大レンズであって、外方向に徐々に厚く
なる一方向凹レンズと、該一方向凹レンズの内側部分に
連接して形成される平面部とを有するので、既製の車両
や、車両以外の窓等に取付けることができ、これによっ
て、その視野を広げ、死角を無くすことができる。特
に、請求項８記載の視野拡大レンズは、その貼着面に
は、透明な接着剤が予め塗布されていると共に、その表
面には引き剥がし可能な保護シートが貼着されているの
で、取扱い及びその取付けが容易である。
ラス構造は、窓外側まで視野が広がるので、これを車両
用の窓ガラスに適用した場合には、側方又は下方まで視
野を広げることができ、これによって、従来では見えな
かった人や対象物を視認することができる。従って、よ
り安全運転が可能となる。特に、請求項２記載の視野を
拡大する窓ガラス構造においては、窓ガラスの室内側に
凹面が形成されているので、雨やゴミ等で汚れることが
少なく、更には、窓ガラスの室外側を掃除する場合の障
害とならない。請求項３記載の視野を拡大する窓ガラス
構造においては、前記視野拡大部は、窓ガラスと一体と
なっているので、境界部分の違和感が少なく、より確実
な視野を確保できる。請求項４記載の視野を拡大する窓
ガラス構造は、視野拡大部は窓ガラスとは別体となった
視野拡大レンズからなっているので、既製の車両にも取
付けることができる。そして、その形状は従来から提案
されているフレネルレンズ等に比較して、単純な形をし
ているので、製造原価も下がり、更には、掃除等がし易
いという利点がある。請求項５記載の視野を拡大する窓
ガラス構造においては、視野拡大レンズの内側部分には
その厚みが均等な平面部が設けられているので、窓ガラ
スの視界と視野拡大レンズの視界との隣接部分に死角が
生じにくく、結果としてより安全な運転を行うことがで
きる。請求項６記載の視野を拡大する窓ガラス構造にお
いては、その取付けが容易であり、取り外す場合も簡単
である。そして、請求項７、８記載の視野拡大レンズ
は、透明体からなって、窓ガラスの端側部分に貼着して
使用する視野拡大レンズであって、外方向に徐々に厚く
なる一方向凹レンズと、該一方向凹レンズの内側部分に
連接して形成される平面部とを有するので、既製の車両
や、車両以外の窓等に取付けることができ、これによっ
て、その視野を広げ、死角を無くすことができる。特
に、請求項８記載の視野拡大レンズは、その貼着面に
は、透明な接着剤が予め塗布されていると共に、その表
面には引き剥がし可能な保護シートが貼着されているの
で、取扱い及びその取付けが容易である。
【図１】本発明の第１の実施の形態に係る視野を拡大す
る窓ガラス構造の説明図である。
る窓ガラス構造の説明図である。
【図２】同視野を拡大する窓ガラス構造を適用する窓ガ
ラスの説明図である。
ラスの説明図である。
【図３】（Ａ）〜（Ｃ）は同視野を拡大する窓ガラス構
造を適用を行う乗物の説明図である。
造を適用を行う乗物の説明図である。
【図４】本発明の第２の実施の形態に係る視野を拡大す
る窓ガラス構造の断面図である。
る窓ガラス構造の断面図である。
【図５】同視野を拡大する窓ガラス構造の平面図であ
る。
る。
【図６】本発明の第３の実施の形態に係る視野を拡大す
る窓ガラス構造の説明図である。
る窓ガラス構造の説明図である。
１０ 視野を拡大する窓ガラス構造 １０ａ 視野を拡大する窓ガラス構造 １１ 窓ガラス １１ａ 固定具 １２ 視野拡大
レンズ １２ａ 固定具 １３ 一方向凹
レンズ １３ａ 段状部 １４ 平面部 １４ａ 段状部 １５ 室内側表
面 １６ 視野拡大レンズ １７ 視野拡大
レンズ １８ フロントガラス １９ トラック ２０ バス ２１ ワゴン ２２ リアガラス ２３ 視野拡大
レンズ ２５ 視野を拡大する窓ガラス構造 ２６ 窓ガラス ２７ 視野拡大部（一方向凹レンズ） ２８ 室内側表
面
レンズ １２ａ 固定具 １３ 一方向凹
レンズ １３ａ 段状部 １４ 平面部 １４ａ 段状部 １５ 室内側表
面 １６ 視野拡大レンズ １７ 視野拡大
レンズ １８ フロントガラス １９ トラック ２０ バス ２１ ワゴン ２２ リアガラス ２３ 視野拡大
レンズ ２５ 視野を拡大する窓ガラス構造 ２６ 窓ガラス ２７ 視野拡大部（一方向凹レンズ） ２８ 室内側表
面
Claims (8)
- 【請求項１】 窓ガラスの端側部分に、透明物質からな
って、外端方向に厚くなった視野拡大部が設けられてい
ることを特徴とする視野を拡大する窓ガラス構造。 - 【請求項２】 前記視野拡大部は、前記窓ガラスの室内
側に曲面が形成されて、外端方向に厚くなっている請求
項１記載の視野を拡大する窓ガラス構造。 - 【請求項３】 前記視野拡大部は、前記窓ガラスと一体
となっている請求項１又は２記載の視野を拡大する窓ガ
ラス構造。 - 【請求項４】 前記視野拡大部は、前記窓ガラスとは別
体となった視野拡大レンズからなって、前記窓ガラスの
端側部分に貼着されている請求項１又は２記載の視野を
拡大する窓ガラス構造。 - 【請求項５】 前記視野拡大レンズの内側には、外側の
レンズ部分に円滑に連接し、その厚みが均等な平面部が
設けられている請求項４記載の視野を拡大する窓ガラス
構造。 - 【請求項６】 前記視野拡大レンズは、透明な固定具に
よって前記窓ガラスに装着されている請求項４又は５記
載の視野を拡大する窓ガラス構造。 - 【請求項７】 透明体からなって、窓ガラスの端側部分
に貼着して使用する視野拡大レンズであって、曲面を形
成して外方向に徐々に厚くなる一方向凹レンズと、該一
方向凹レンズの内側部分に連接して形成される平面部と
を有することを特徴とする視野拡大レンズ。 - 【請求項８】 前記視野拡大レンズの貼着面には、透明
な接着剤が予め塗布されていると共に、その表面には引
き剥がし可能な保護シートが貼着されている請求項７記
載の視野拡大レンズ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7323298A JPH11245659A (ja) | 1998-03-05 | 1998-03-05 | 視野を拡大する窓ガラス構造及びこれに使用する視野拡大レンズ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7323298A JPH11245659A (ja) | 1998-03-05 | 1998-03-05 | 視野を拡大する窓ガラス構造及びこれに使用する視野拡大レンズ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11245659A true JPH11245659A (ja) | 1999-09-14 |
Family
ID=13512244
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7323298A Pending JPH11245659A (ja) | 1998-03-05 | 1998-03-05 | 視野を拡大する窓ガラス構造及びこれに使用する視野拡大レンズ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11245659A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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1998
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