JP3004719U - 広角アウトサイドミラー - Google Patents
広角アウトサイドミラーInfo
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- JP3004719U JP3004719U JP1994007726U JP772694U JP3004719U JP 3004719 U JP3004719 U JP 3004719U JP 1994007726 U JP1994007726 U JP 1994007726U JP 772694 U JP772694 U JP 772694U JP 3004719 U JP3004719 U JP 3004719U
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- Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目 的】本考案は、自動車の室外に取りつけられ、
主として車両の側面や後方を確認するための広角アウト
サイドミラーに関するものである。 【構 成】フロントフェンダ、または,フロントドア
に取りつけられるアウトサイドミラー1において、1.
5〜3.2mmの強化ガラス,又は、アクリル樹脂で作
られた母材2の表面、または裏面に、アルミニューム、
クロム、銀などの反射膜を形成させ,該母材2は曲率半
径400〜800mmの凸面鏡3とし、母材2の曲率半
径を左右ともに600mmの凸面鏡3とすることを基本
とし、運転席の反対側の曲率半径を、運転席側の曲率半
径より小さくした凸面鏡とし、母材2の表面、または裏
面に、3mm程度のウレタンスペーサを貼着し、フロン
トフェンダ、または,フロントドアに取りつけられる既
存のアウトサイドミラー1に吸着盤4を固定し、または
両面テープ5を粘着させ、ミラーベース7の裏面にシリ
コンシーラント6を塗布することを特徴としている。
主として車両の側面や後方を確認するための広角アウト
サイドミラーに関するものである。 【構 成】フロントフェンダ、または,フロントドア
に取りつけられるアウトサイドミラー1において、1.
5〜3.2mmの強化ガラス,又は、アクリル樹脂で作
られた母材2の表面、または裏面に、アルミニューム、
クロム、銀などの反射膜を形成させ,該母材2は曲率半
径400〜800mmの凸面鏡3とし、母材2の曲率半
径を左右ともに600mmの凸面鏡3とすることを基本
とし、運転席の反対側の曲率半径を、運転席側の曲率半
径より小さくした凸面鏡とし、母材2の表面、または裏
面に、3mm程度のウレタンスペーサを貼着し、フロン
トフェンダ、または,フロントドアに取りつけられる既
存のアウトサイドミラー1に吸着盤4を固定し、または
両面テープ5を粘着させ、ミラーベース7の裏面にシリ
コンシーラント6を塗布することを特徴としている。
Description
【0001】
本考案は、自動車の室外のフロントフェンダ、またはフロントドアに取りつけ られているアウトサイドミラーを利用し、アウトサイドミラーの広角化を図るこ とによって、運転者のために車両の側方や後方の確認を有効にするために用いる ものである。
【0002】
従来、乗用車のアウトサイドミラーは、フロントフェンダ、またはフロントド アに取りつけられ,アメリカでは平面鏡が一般的に用いられ、ヨーロッパでは平 面鏡か曲率半径1200mm以上の凸面鏡が一般的に用いられ、わが国では曲率 半径1000mmの凸面鏡が一般的に用いられている。
【0003】 しかし、アメリカでは平面鏡が一般的に用いられ、ヨーロッパでも曲率半径1 200mm以上の凸面鏡とともに平面鏡が一般的に用いられており、わが国でも 曲率半径1000mmの凸面鏡が一般的に用いられているため,視界が狭いため に事故に結びつくことが多かった。
【0004】 こうした乗用車のアウトサイドミラーは、車両の側面や後方を確認するために 、運転者が運転開始前にミラーの角度をリモートコントロールで角度調整してい るリモートコントロールミラーがあるが、普通は視界が狭く、後続車の存在に気 づかずに接触事故が多く、3線ワイヤ式、レバー式、モーター式いずれも高速運 転中には操作が難しく,無理に操作することによって事故につながるという危険 があった。
【0005】 こうした背景のもとに,曲率半径1000mmの凸面鏡が一般的に用いられて いるが,バックミラーの視界は国内法規(道路運送車両の保安基準第44条)ば かりか、輸出先国の交通法規によって規制されているため,視界を広げるための 製品が期待できないという欠点があった。
【0006】
本考案は、自動車の室外に取りつけられ、主として車両の側面や後方を確認す るために、フロントフェンダ、またはフロントドアに取りつけられるアウトサイ ドミラーを改良し、または、既存のアウトサイドミラーに簡単に装着し、バック ミラーの視界を広げるようにしたものである。
【0007】 バックミラーは、必要な視界内の後続車両を鮮明に、しかも歪みの無いように 映像として表示しなければならないが、とくに、平面鏡では後続車両の把握が完 全にできなくて事故につながるということが多かった。
【0008】 また、標準ミラーである1.9mm程度の板ガラスでは破損することが多く、 映像の明るさも、反射被膜の種類や母材の光線透過率によって決まるだけに、反 射被膜や母材の選択に注意する必要があった。
【0009】
本考案は、上記の不具合を解決するために、フロントフェンダ、または,フロ ントドアに取りつけられるアウトサイドミラー1において、1.5〜3.2mm の強化ガラス,または、アクリル樹脂で作られた母材2の表面、または裏面に、 アルミニューム、クロム、銀などの反射膜を形成させ,該母材2は曲率半径40 0〜800mmの凸面鏡3としている。
【0010】 また、母材2の曲率半径を、左右ともに600mmの凸面鏡3とすることを基 本とし、運転席の反対側の曲率半径を運転席側の曲率半径より小さくした凸面鏡 としている。
【0011】 さらに、母材2の表面、または裏面に、3mm程度のウレタンスペーサを貼着 し、フロントフェンダ、または,フロントドアに取りつけられる既存のアウトサ イドミラー1に吸着盤4を固定し、または両面テープ5を粘着させたことを特徴 としている。
【0012】 また、ミラーベース7の裏面にシリコンシーラント6を塗布することを特徴と している。
【0013】
本考案の作用を図面に従って詳細に説明すると、図1は、本考案になる広角ア ウトサイドミラーの一実施例の斜面図であり、図2は、ミラーベース7の正面図 で、ミラーベース7に両面テープを粘着させており、図3は、ミラーベース7の 他の実施例の正面図で、ミラーベース7に吸着盤4を固定させている。
【0014】 母材2として、1.5〜3.2mmの強化ガラス,または、アクリル樹脂を採 用したのは、材料として強靭で、しかも反射膜が被着しやすく、光線透過率もよ いことが実験の結果判明した。
【0015】 また,母材2の表面、または裏面に、アルミニューム、クロム、銀などの反射 膜を形成させたのは、雨天や薄暮においても、後続車の認知が判然できるように 平均反射率が40%以上であることが必要であって、平均反射率がアルミニュー ムで80〜90%、クロムで40〜50%、銀で85〜90%であることが判っ たためである。
【0016】 また,母材2の表面に、アルミニューム、クロム、銀などの反射膜を形成させ るのは、裏面に反射膜を形成させると母材2の厚さによっては歪みが生ずる懸念 があるためで、普通は母材2の裏面にアルミニューム、クロム、銀などの反射膜 を形成させるほうが反射膜の保護のためによいからである。
【0017】 また、母材の曲率半径を、400〜800mmの凸面鏡3としたのは、既存の バックミラーに効率よく使用するためであって、後続車の認知が判然できるよう になっている。
【0018】 さらに、母材2の曲率半径を、左右ともに600mmの凸面鏡3とすることを 基本とし、運転席の反対側の曲率半径を運転席側の曲率半径より小さくした凸面 鏡としているのは、運転者の目とミラー間の距離でみると、運転席側のミラーと 運転席の反対側のミラーとでは大きく離れており、運転者の視界に影響が出てく るからである。
【0019】 また、母材2の裏面に3mm程度のウレタンスペーサを貼着しているのは、ア ルミニューム、クロム、銀などの反射膜を形成させた母材2の反射膜の剥離を防 止するとともに、緩衝作用のためのものである。
【0020】 また、既存のアウトサイドミラー1のミラーベース7に吸着盤4または両面テ ープ5で固定、または粘着させるようにしたのは、既存のアウトサイドミラー1 を利用できるように考えたからである。 。
【0021】 また、ミラーベース7の一部に、シリコンシーラント6を塗布するようにした のは、ミラーベース7と母材2の脱落を防ぐためのものであって、シリコンシー ラント6の塗布は、ミラーベース7からはみ出さないように注意することはいう までもない。
【0022】 本考案による広角アウトサイドミラーの取替方法としては、既存のアウトサイ ドミラー1を利用するときは、国産車や外車によって鏡体やミラーベースの取付 方法が異なっているため、最初にその違いを確認し、ミラーベースを取り外す必 要がある。
【0023】 日産自動車の方式を図4から図7で説明すると、ミラーベース8はマウント9 に、4つか5つの凹部10ではめ込んでいるため、図5のように鏡面11を上向 きにし、ミラーベース8下部とミラーボデイ19の間にできたスキ間に指を入れ て図6の矢印方向に回転させると、図7のようにミラーベース8が取り外せ、そ の後、ミラーベース8とミラー12を分離させるものである。
【0024】 トヨタ自動車、三菱自動車の方式を図8から図9で説明すると、ミラーベース 13はマウント14に、2つの凹部15と2つのフック16によって固定されて いるため、鏡面17を上向きにし、ミラーベース13下部とミラー18の間にで きたスキ間に指を入れて、図9のように矢印方向に回転させると、2つの凹部1 5が外れ、つぎにマウント14の下を押して角度を変え、ミラーベース13を引 き抜き、その後、ミラーベース13とミラー18を分離させるものである。
【0025】 トヨタ自動車、三菱自動車の旧来の方式を図10から図11で説明すると、ミ ラーボデイー19の下にネジ穴20があるのが特徴となっているため、まずこの 穴からプラスドライバーを差し込み、螺子21を取はずし、ミラー側を上にずら すと、ミラーボデイー19と電動部分22が外れるようになっている。
【0026】 ミラーベースからミラーを取り外すには、先ずミラーの最もRの大きい角から 取り外すのがよく、ミラーとミラーベースの間にあるゲル状の接着剤や両面テー プをナイフなどで切り離すが、ミラーベースのリップ部分をひねり、ミラーとミ ラーベース間にスキ間を作る。この際、木製のヘラなどをスキ間に差し込むとこ の先の作業が楽に行えるようになり、2分の1程度外れればあとは引き抜くだけ で外すことができる。
【0027】
本考案は,以上のような構成,つまり,フロントフェンダ、またはフロントド アに取りつけられるアウトサイドミラー1において、1.5〜3.2mmの強化 ガラス,または、アクリル樹脂で作られた母材2の表面、または裏面に、アルミ ニューム、クロム、銀などの反射膜を形成させ,該母材2は曲率半径400〜8 00mmの凸面鏡3としていることを特徴としているため,車両の側面や後方を 確認するためのアウトサイドミラーが改良され、既存のアウトサイドミラーにも 簡単に装着され、バックミラーの視界が大きく広がるようになった。
【0028】 また、母材2の曲率半径を、運転席から見て左右ともに600mmの凸面鏡3 とすることを基本とし、運転席の反対側の曲率半径を運転席側の曲率半径より小 さくした凸面鏡としていることを特徴としているため,運転者の目とミラー間の 距離でみると、運転席側のミラーと運転席の反対側のミラーとでは大きく離れて いるが、運転席の反対側のミラーも効果的に視界が広がることになっている。
【0029】 さらに、母材2の裏面に、3mm程度のウレタンスペーサを貼着させることを 特徴としているため,アルミニューム、クロム、銀などの反射膜を形成させた母 材2の反射膜の剥離が防止されるとともに、ミラーの緩衝作用にも役立つように なった。
【0030】 さらに、既存のアウトサイドミラー1のミラーベース7に,吸着盤4を固定し 、または両面テープを粘着させているため,既存のアウトサイドミラー1を利用 できるようになり、ミラーベース7と母材2の脱落をも防ぐことができるように なった。
【0030】 また、ミラーベース7の一部にシリコンシーラント6を塗布するようにしてい るため、ミラーベース7と母材2の脱落を、完全に防ぐことができるようになっ た。しかし、シリコンシーラント6の塗布は、ミラーベース7からはみ出さない ように注意することはいうまでもない。
【図 1】本考案になる広角アウトサイドミラーの一実
施例の斜面図。
施例の斜面図。
【図 2】ミラーベースの正面図。
【図 3】ミラーベースの他の実施例図。
【図 4】既存のアウトサイドミラーの分解図。
【図 5】既存のアウトサイドミラーのミラーベース取
外し前の状態図。
外し前の状態図。
【図 6】既存のアウトサイドミラーのミラーベース取
外し状態図。
外し状態図。
【図 7】既存のアウトサイドミラーのミラーベース取
外し状態図。
外し状態図。
【図 8】既存のアウトサイドミラーの他の分解図。
【図 9】既存のアウトサイドミラーのミラーベース取
外し状態図。
外し状態図。
【図10】既存のアウトサイドミラーの他の分解図。
【図11】既存のアウトサイドミラーの固定部の概要
図。
図。
1:アウトサイドミラー 2:母材 3:凸面鏡 4:吸着盤 5:両面テープ 6:シリコンシーント 7:ミラーベース 8:ミラーベース 9:マウント 10:凹部 11:鏡面 12:ミラー 13:ミラーベース 14:マウント 15:凹部 16:フック 17:鏡面 18:ミラー 19:ミラーボデイー 20:ネジ穴 21:螺子 22:電動部分
Claims (2)
- 【請求項1】強化ガラスまたはアクリル樹脂で作られた
母材の表面、または裏面にアルミニューム、クロム、銀
などの反射膜を形成し,該母材は、曲率半径400〜8
00mmの凸面鏡とし、反射部材の裏面に、3mm程度
のウレタンスペーサを貼着したことを特徴とする広角ア
ウトサイドミラー。 - 【請求項2】母材の曲率半径を、運転席からみて左右と
もに600mmの凸面鏡としたことを基本とし、運転席
の反対側の母材の曲率半径を、運転席側の母材の曲率半
径より若干小さくした凸面鏡としたことを特徴とする請
求項1記載の広角アウトサイドミラー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994007726U JP3004719U (ja) | 1994-05-27 | 1994-05-27 | 広角アウトサイドミラー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994007726U JP3004719U (ja) | 1994-05-27 | 1994-05-27 | 広角アウトサイドミラー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3004719U true JP3004719U (ja) | 1994-11-22 |
Family
ID=43140635
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994007726U Expired - Lifetime JP3004719U (ja) | 1994-05-27 | 1994-05-27 | 広角アウトサイドミラー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3004719U (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60215446A (ja) * | 1984-03-23 | 1985-10-28 | Shinya Miyake | 車輌用バツクミラ− |
JPS61173202A (ja) * | 1985-01-28 | 1986-08-04 | Tokai Rika Co Ltd | 合成樹脂ミラ−の製造方法 |
JPH02117457A (ja) * | 1988-10-26 | 1990-05-01 | Aisin Seiki Co Ltd | 水滴除去装置 |
JPH0326482U (ja) * | 1989-07-26 | 1991-03-18 |
-
1994
- 1994-05-27 JP JP1994007726U patent/JP3004719U/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH02117457A (ja) * | 1988-10-26 | 1990-05-01 | Aisin Seiki Co Ltd | 水滴除去装置 |
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