JP3009313U - 自動車前側面鏡 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車の運転席から見ることができなかっ
た左右前部側面を鏡の反写によってみえるようにした。 【構成】 後写鏡（１）または反写鏡（３）に自動車
前側面鏡（２）の鏡面を向かい合わせて取り付けて自動
車前側面鏡（２）を車両前方に向ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】［産業上の利用分野］ この考案は鏡を組み合わせて、自動車の運転席から見えない死角（５）を見 るためのものである。

【０００２】［従来の技術］ 従来自動車には後方側面を写し見る後写鏡、前面下を見るアンダーミラー他 にルームミラー、キャブオーバー車用サイドアンダーミラーなどがある。 しかしこれらは一枚の鏡の像（虚像）を写し見るものであった。

【０００３】［考案が解決しようとする課題］ 自動車（乗用車）には左右前側面（５）を運転席から見ることができず、勘 による運転をしていたため事故の原因となっていた。 本案はこれらの欠点を除くためなされたものである。

【０００４】［問題を解決するための手段］ 自動車前側面鏡（２）の鏡面を車両前方に向け且つ後写鏡（１）に向けて、 後写鏡（１）またはドアー（４）にとりつける。 または反写鏡（３）と自動車前側面鏡（２）の鏡面を斜めに向かい合わせて 一対の鏡として自動車前側面鏡（２）の鏡面を車両前方に向けて後写鏡（１ ）にとりつける。

【０００５】［作用］ 図２、図３の点線で示すように、運転席からの死角（５）を自動車前側面鏡 （２）を介して後写鏡（１）または反写鏡（３）でみることができる。

【０００６】［実施例］ 以下、本案の実施例についてせつめいする。 （イ）図１イ のように自動車前側面鏡（２）を後写鏡（１）にとりつけ る。自動車前側面鏡（２）のとりつけ角度を調整して死角（５）の 像を自動車前側面鏡（２）を介して後写鏡（１）に写し運転席（６ ）から見る。 （ロ）図１ロ のように自動車前側面鏡（２）を後写鏡（１）の後部ドア ー（４）にとりつける。自動車前側面鏡（２）のとりつけ角度を調 整して死角（５）の像を自動車前側面鏡（２）を介して後写鏡（１ ）に写し運転席（６）から見る。 （ハ）図１ハ のように後写鏡（１）に反写鏡（３）と自動車前側面鏡 （２）の鏡面を斜めに向かい合わせ角度を調整してとりつけ、運転 席で死角（５）の像を自動車前側面鏡（２）を介して反写鏡（３） でみる。 （ニ）鏡の形状は丸型でもよい、また凸面鏡を使用すると広範囲写し見る ことができる。 図面では車両右側で説明しているが車両左側は車両右側に対称であ る。

【０００７】［考案の効果］ 本案は以上のような２枚の鏡の組み合わせで運転席（６）からの死角（５） を写し見ることができ、勘に頼ることなく運転できるので狭い道路や車庫の 出し入れのときに安全運転に大変役立つことができる。 なお後写鏡（１）の斜線部（７）の部分に像を写し出せば後写鏡本来の目的 である後方確認にはなんら悪影響しない。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案の斜視図である。

【図２】 本考案の像の流れを点線でしめした平面図で
ある。

【図３】 本考案の像の流れを点線でしめした側面図で
ある。

【図４】 本考案の図１イの鏡面部の拡大斜視図であ
る。

【図５】 本考案の図１ハの鏡面部の拡大斜視図であ
る。

【符号の説明】

１ 後写鏡 ２ 自動車前側面鏡 ３ 反写鏡
４ ドアー ５ 死角 ６ 運転席 ７ 写し出す像

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【手続補正書】

【提出日】平成６年１０月１７日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 自動車前側面鏡（２）の鏡面を車両前方
   に向け且つ後写鏡（１）に向けて、後写鏡（１）または
   ドアー（４）にとりつける自動車前側面鏡（２）。
2. 【請求項２】 反写鏡（３）と自動車前側面鏡（２）の
   鏡面を斜めに向かい合わせて一対の鏡として自動車前側
   面鏡（２）を車両前方に向けて後写鏡（１）に取付け
   る。