JP2636596B2 - サービスホールカバー付きドアトリム - Google Patents

サービスホールカバー付きドアトリム

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JP2636596B2
JP2636596B2 JP3277056A JP27705691A JP2636596B2 JP 2636596 B2 JP2636596 B2 JP 2636596B2 JP 3277056 A JP3277056 A JP 3277056A JP 27705691 A JP27705691 A JP 27705691A JP 2636596 B2 JP2636596 B2 JP 2636596B2
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JP
Japan
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door
hole cover
service hole
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door body
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JP3277056A
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成次郎 鯉江
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Toyota Industries Corp
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Toyoda Jidoshokki Seisakusho KK
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,自動車のドア本体に対
してサービスホールカバーとドアトリムとを組付ける際
の組付け構造に関する。
【0002】
【従来技術】自動車のドアは,図4に示すごとく,車両
に取付けるドア本体7と,ドアトリム9と両者の間に配
置するシール用のサービスホールカバー8とを有する。
ドア本体7は,ドアガラスを昇降,保持させるためのフ
レーム部71とパネル部72とよりなる。パネル部72
には,ドアロックコントロールリンク74,ウィンドレ
ギュレータ75等が配設されている。サービスホールカ
バー8は,フィルムにより作製されており,ハンドル貫
通穴81,リンク貫通穴82が設けてある。また,ドア
トリム9は,ウィンドハンドル911を挿通するハンド
ル貫通穴91,アームレスト931の取付穴93,ドア
ノブ941の取付穴94などを有する。
【0003】また,ドアトリム9は,図5に示すごと
く,トリムベース90とその表面に貼付されたトリム表
皮97とよりなる。そして,これらを組付けるに当たっ
ては,図4,図5に示すごとく,まずドア本体7のパネ
ル内側にブチル系の接着剤6を環状に配置し,次いでこ
れにサービスホールカバー8を貼着する。その後,ドア
トリム9を,サービスホールカバー8の上に重ね,グロ
メット95によりドアトリム9の周囲をドア本体に固定
する。なお,上記サービスホールカバー8は,ドア本体
7の内部を雨水,塵埃等から保護するためのシートであ
る。
【0004】
【解決しようとする課題】しかしながら,上記従来のド
ア組付け構造には,次の問題がある。即ち,上記サービ
スホールカバー8はフィルム状であるため,剛性がな
く,それ自体では一定の形状を保持できない。そのた
め,サービスホールカバー8をドア本体に接着する際に
極めて作業性が悪い。また,そのため,貼付位置がズレ
易く,上記ハンドル貫通穴81,リンク貫通穴82など
の位置がズレることがある。
【0005】特に,上記接着剤6は,サービスホールカ
バー8をドア本体7に対して強く貼着しておく必要があ
るため,強い粘着力を有している。そのため,上記貼着
作業時に位置ズレを起こすと,再び貼着し直すことが困
難である。更に,リンク,ワイヤーハーネス等の貫通作
業をサービスホールカバー8,ドアトリム9に対してそ
れぞれ行う必要があり,2度手間であった。本発明はか
かる従来の問題点に鑑み,サービスホールカバーの接着
作業が容易で,またその位置ズレがない,サービスホー
ルカバー付きドアトリムを提供しようとするものであ
る。
【0006】
【課題の解決手段】本発明は,車両のドア本体と,該ド
ア本体に対して接着剤を介してフィルム状のサービスホ
ールカバーを接着し,更にその上にドアトリムを組付け
るドアの組付け構造において,上記サービスホールカバ
ーは,その周縁近くにおける周縁接着部分を,予めドア
トリムのトリムベースに対して接着してドアトリムと一
体的に構成すると共に,かつ該サービスホールカバーに
はドア本体に対して接着するドア接着部分と上記周縁接
着部分との間に環状のミシン目ラインを形成してなる。
そして,ドア組付けの際には,ドアトリムとサービスホ
ールカバーとを一体的にドア本体に組付け,ドア接着部
分において接着し,一方修理時にドアトリムを取外した
際にはサービスホールカバーがミシン目ラインにおいて
切断されてドア本体側に残るよう構成したことを特徴と
するサービスホールカバー付きドアトリムにある。
【0007】本発明において最も注目すべき点は,トリ
ムベースに対してサービスホールカバーを予め接着して
サブアッシィ化したこと,またサービスホールカバーに
おいて上記周縁接着部分と上記ドア接着部分との間に環
状のミシン目ラインを形成したこと,修理時にドアトリ
ムを取外した際には上記ミシン目ラインにおいてサービ
スホールカバーが切断されてサービスホールカバーがド
ア本体側に残るよう構成したことである。
【0008】上記サービスホールカバーは,その周縁近
くにおいて,ドアトリムのトリムベースに対して接着剤
により接着する。この接着部分が周縁接着部分である。
そして,サービスホールカバーがドア本体に接着される
部分がドア接着部分であり,該ドア接着部分は上記周縁
接着部分よりも内側に位置している。そして,該ドア接
着部分と周縁接着部分との間に,切断用のミシン目ライ
ンが穿設されている。このミシン目ラインは,ドア本体
内を修理するために,ドアトリムを取り外したとき,サ
ービスホールカバーがドア本体側に残って,切断される
よう環状に形成されている。該ミシン目ラインは,例え
ば0.5〜3mm置きに穿設された孔である。サービス
ホールカバーとトリムベースとの接着は,接着剤或いは
熱溶着等により行う。
【0009】
【作用及び効果】本発明においては,サービスホールカ
バーがドアトリムのトリムベースに対して,予め周縁接
着部分において接着してあり,サブアッシィ化されてい
る。そのため,ドアトリムをドア本体に取付ける作業と
同時に,サービスホールカバーをドア本体に接着するこ
とができる。それ故,サービスホールカバーのドア本体
への接着作業が極めて容易である。また,そのため,接
着時の位置ズレもない。
【0010】また,サービスホールカバーをトリムベー
スに接着する際には,ほぼ平板のトリムベース上にサー
ビスホールカバーの原反を載置して,トリムベースに接
着する。そして,これに続いて両者を同時に切断加工で
きる。そのため,サービスホールカバー及びトリムベー
スの加工作業も軽減できる。また,そのため,サービス
ホールカバーを,ドア本体,ドアトリムの種類毎に別
途,加工,管理する必要もない。
【0011】一方,サービスホールカバーをドア本体に
接着した後,即ちドア本体,サービスホールカバー,ド
アトリムを組み付けた後において,ドア本体の修理をす
る際には,ドアトリムを取り外す。このとき,サービス
ホールカバーは上記ミシン目ラインにおいて切断され,
サービスホールカバーはドア本体側が減る。そこで,該
サービスホールカバーの一部分をドア接着部分より剥離
し,ドア本体内部の修理をする。修理後は,再びドア接
着部分を接着する。以上のごとく,本発明によれば,ド
ア本体へのサービスホールカバーの接着作業が容易で,
またその接着時の位置ズレがなく,更にサービスホール
カバーとトリムベースの切断加工も容易なサービスホー
ルカバー付きドアトリムを提供することができる。
【0012】
【実施例】本発明の実施例にかかるサービスホールカバ
ー付きドアトリムにつき,図1〜図3を用いて説明す
る。即ち,本例においては,サービスホールカバー1
が,その周縁近くにおける周縁接着部分12を,予めド
アトリム9のトリムベース90に対して接着してある。
即ち,両者が予め一体的に構成してある。また,該サー
ビスホールカバー1には,ドア本体7に対して接着する
ドア接着部分61と,上記周縁接着部分12との間に,
環状のミシン目ライン11が形成してある。
【0013】また,サービスホールカバー1は,前記従
来例と同様に,ハンドル貫通穴81,リンク貫通穴82
を有している。また,ドアトリム9は図2に示すごと
く,トリムベース90とその表面側に被覆したトリム表
皮97とよりなる。そして,トリムベース90の周縁近
くにおいて,熱溶着16により,サービスホールカバー
1の周縁接着部分12を接着している。
【0014】また,トリムベース90にサービスホール
カバー1を接着するに当たっては,サービスホールカバ
ーの原反を,平板状のトリムベース90の上に置き,周
縁接着部分12を熱溶着16させる。その後,上記原反
とトリムベース90とを,同時に切断加工し,またサー
ビスホールカバーに上記ハンドル貫通穴81などを明け
る。更に,周縁接着部分12とドア接着部分61との間
に,ミシン目ライン穿設具によりミシン目ライン11を
形成する(図1)。その他は,前記従来例と同様であ
る。
【0015】次に,上記のサービスホールカバー1及び
ドアトリム9の一体品を,ドア本体7に組付けるに当た
っては,従来と同様にまずドア本体7に接着剤6を塗
る。そして,上記一体品をドア本体7に対して位置合わ
せし,サービスホールカバー1のドア接着部分61を上
記接着剤6に接着する(図2)。その後,グロメット9
5により,ドアトリム9をドア本体7に固定する。
【0016】一方,上記組付け後において,ドア本体7
を修理する際には,図3に示すごとくグロメット95を
緩めて,ドアトリム9をドア本体7より取り外す。この
とき,サービスホールカバー1は,そのミシン目ライン
11において破断され,ドア本体7側に残る。そこで,
サービスホールカバー8の一部分をドア接着部分61に
おいてドア本体7から剥離し,ドア本体7内を修理す
る。修理後は,再びドア接着部分61を接着剤6に接着
する。
【0017】上記のごとく,本例によれば,サービスホ
ールカバー1とドアトリム9とを予めサブアッシィ化
し,これをドア本体7に取付けている。そのため,サー
ビスホールカバー1を独立してドア本体7に接着する必
要がなく,サービスホールカバーの接着作業が極めて容
易である。また,そのため,接着時の位置ズレもない。
また,サービスホールカバー1は,その原反をトリムベ
ース90に接着して,上記のごとく一緒に切断加工でき
るので,両者の加工作業も容易である。また,そのた
め,サービスホールカバー1を,ドア本体或いはドアト
リムの種類毎に,別途,加工,管理する必要がない。ま
た,サービスホールカバー1は,従来と同様に,ドア本
体7に対して正常に接着しておくことができ,ドア本体
7の内部を保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例における,サービスホールカバー及びド
アトリムの一体品の正面図。
【図2】実施例における,ドア本体にサービスホールカ
バー及びドアトリムを取付けた状態の要部断面図。
【図3】実施例における,ドア本体修理時の斜視図。
【図4】従来例における,ドア本体,サービスホールカ
バー及びドアトリムの組付け展開斜視図。
【図5】従来例における,サービスホールカバー等の組
付け部分の要部断面図。
【符号の説明】
1...サービスホールカバー, 11...ミシン目ライン, 12...周縁接着部分, 6...接着剤, 61...ドア接着部分, 7...ドア本体, 9...ドアトリム, 90...トリムベース,

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のドア本体と,該ドア本体に対して
    接着剤を介してフィルム状のサービスホールカバーを接
    着し,更にその上にドアトリムを組付けるドアの組付け
    構造において, 上記サービスホールカバーは,その周縁近くにおける周
    縁接着部分を,予めドアトリムのトリムベースに対して
    接着してドアトリムと一体的に構成すると共に,かつ該
    サービスホールカバーにはドア本体に対して接着するド
    ア接着部分と上記周縁接着部分との間に環状のミシン目
    ラインを形成してなり, ドア組付けの際には,ドアトリムとサービスホールカバ
    ーとを一体的にドア本体に組付け,ドア接着部分におい
    て接着し,一方修理時にドアトリムを取外した際にはサ
    ービスホールカバーがミシン目ラインにおいて切断され
    てドア本体側に残るよう構成したことを特徴とするサー
    ビスホールカバー付きドアトリム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP7365894B2 (ja) 2019-12-24 2023-10-20 西川ゴム工業株式会社 シート
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