JPH0231304Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0231304Y2
JPH0231304Y2 JP1985124289U JP12428985U JPH0231304Y2 JP H0231304 Y2 JPH0231304 Y2 JP H0231304Y2 JP 1985124289 U JP1985124289 U JP 1985124289U JP 12428985 U JP12428985 U JP 12428985U JP H0231304 Y2 JPH0231304 Y2 JP H0231304Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reinforcing plate
wire frame
sun visor
pad
pad material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1985124289U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6231517U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985124289U priority Critical patent/JPH0231304Y2/ja
Publication of JPS6231517U publication Critical patent/JPS6231517U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0231304Y2 publication Critical patent/JPH0231304Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 《考案の分野》 この考案は自動車用サンバイザの改良に関す
る。
《従来技術とその問題点》 従来、自動車用サンバイザは第3図に示すよう
にループ状に曲成されたワイヤフレーム1の両面
に、ウレタンフオーム等のパツド材2を介して表
皮材3を重ね合せ、外周部4を高周波溶着するこ
とにより形成している。
上記表皮材3としては、高周波溶着加工が可能
であり、またコスト的にも廉価なPVCシートが
通常用いられている。
ところで、自動車用サンバイザはフロントガラ
ス及びサイドガラス越しに侵入する直射日光を遮
蔽する関係上、フロントガラスの上方に設定され
ており、非使用時には、天井表面に沿つて天井面
とほぼ平行状態に格納されている。
従つてこの格納状態にあつては、パツド材2の
荷重が下側の表皮材3aに加わることになる。更
に、表皮材3の素材であるPVCシートは、引つ
張り強度はそれほど強くなく、上述した負荷に対
して下側表皮材3aは持ち応えることができず、
長期使用により表皮材3aに垂れ下がり現象が生
じる。
更に、サンバイザは上述したように直射日光に
より相当高温状態になることが予想され、PVC
シートが熱により伸縮し易い状態になつているこ
とも表皮材3の垂れ下がり現象を助長する一因と
なつている。
このように、PVCシートを表皮材3として用
いた場合、表皮材3に垂れ下がり現象が生じ、第
4図にて示すように、乗員の前方視界を妨げると
ともに、外観上も非常に体裁の悪いものとなる。
そのため第5図に示すように、格納時下側に位置
するパツド材2a表面に補強板5を両面テープ6
により接着し、かつこの補強板5に対してホツト
メルト系接着剤7を使用してワイヤフレーム1並
びに上側パツド材2bを接着するようにしてお
り、こ補強板5がフラツトな形状を維持するた
め、下側パツド材2aが自重により垂れ下がるこ
とを防止し、更に上側パツド材2bの負荷を持ち
応えている。
このようにしてサンバイザ格納時下側に位置す
る表皮材3aの垂れ下がりを未然に防止するよう
にしている。
しかしながらこの対策案では、補強板5と他部
材(パツド材、ワイヤフレーム)との接着方法に
ついて工数が多くかかるという欠点があつた。す
なわち、下側パツド材2aと補強板5とは両面テ
ープ6で接着させ、かつ補強板5と上側パツド材
2b、ワイヤフレーム1とはホツトメルト系接着
剤7を使用しているので、材料費がかさむととも
に、これら接着取付作業が面倒であり、実用的な
ものではなかつた。
更に両面テープ6は高温に対する信頼性が薄
く、前述したようにサンバイザ設定箇所は非常に
高温になるところであるから、長期の使用により
下側パツド材2aと補強板5との接着力が弱ま
り、下側パツド材2aが補強板5から剥離し、パ
ツド材2aの自重により下側表皮材3aが仲張
し、上述と同様の不具合が生じていた。
《考案の目的》 この考案はこのような事情に鑑みなされたもの
であり、本考案の目的とするところは、長期間使
用しても表皮材が垂れ下がることなく、乗員の前
方視界並びに所望の外観形状を常時確保でき、し
かも簡易に製作できる自動車用サンバイザを提供
することにある。
《考案の構成と効果》 上記目的を達成するために、本考案による自動
車用サンバイザは、ループ状に曲成されたワイヤ
フレームと、フレームの両側に積層された熱可塑
性樹脂発泡体からなるパツド材と、パツド材の外
側に配置された表皮材とから構成され、表皮材を
製品形状に沿つて接合させることにより形成され
る自動車用サンバイザにおいて、 前記ワイヤフレームの一側面に、補強板が配置
され、この補強板の中央部に開口が穿設され、こ
の開口にホツトメルト系接着剤を塗布することに
より、補強板を介して上下のパツド材同士を接着
すると共に、前記補強板の上下端部におけるワイ
ヤフレーム近傍部分に開口が突設され、この開口
にホツトメルト系接着剤を介して、上下のパツド
材、およびワイヤフレームの3者を接着したこと
を特徴とする。
すなわち、本考案に係るサンバイザにあつて
は、ワイヤフレームの一側面に補強板が配置さ
れ、この補強板に開口が穿設され、この開口にホ
ツトメルト系接着剤が塗布されていることによ
り、ワイヤフレームの上下側に位置するパツド材
同士を補強板を介して強固に接着できるものであ
るから、パツド材の自重や、表皮材の伸縮によ
り、表皮材が垂れ下がることを未然に防止でき
る。
さらに、従来の如く、下側パツド材と補強板並
びに補強板とワイヤフレームとを単に両面テープ
を用いて接着したものに比べ、熱に強いホツトメ
ルト系接着剤を用いることにより、高温に対対す
る信頼性を高め、長期の使用によつても補強板と
パツド材との剥離を防ぐとともに、ホツトメルト
系接着剤の接合により、補強板、パツド材および
ワイヤフレームを上記補強板に開設した開口を通
して接着するようにしたものであるから、作業工
数を簡略化できコストダウンを招来することがで
きるとともに、その接着も堅固なものとなるなど
実用的価値の大きいものである。
《実施例の説明》 以下、本考案によるサンバイザの実施例を図面
に基づき詳細に説明する。
第1図に示すものは補強板の縁部および中央部
に開口を穿設してなる本考案に係るサンバイザの
一実施例を示す一部切欠斜視図、第2図は同サン
バイザの縦断面図である。
第1図において、このサンバイザ10は所要形
状に折曲成形成されたワイヤフレーム11の両面
にウレタンフオーム等のパツド材12,12をサ
ンドイツチ状に積層し、それらの外周を表皮材1
3により被覆して構成されている。
更に詳しくは、表皮材13はパツド材12の外
側にそれぞれ積層させ、サンバイザ10の外周形
状に沿つて、外周部14をウエルダ溶着した後、
トリムカツト行ない形成されている。
ところで、本考案のサンバイザ10にあつて
は、ワイヤフレーム11一方側面にボード等のフ
ラツトな補強板15が配置され、この補強板15
の上下端部におけるワイヤフレーム11の近傍部
分には開口16が複数開設され、同様に補強板1
5の中央部にも開口17が複数開設されている。
そしてサンバイザ10のアツセンブリ工程で、
下側のパツド材13a上面に補強板15を載置
し、更にその上からワイヤフレーム11をのせ、
次いでホツトメルト系接着剤18を補強板15に
穿設された開口16,17に塗布する。
しかる後、その上側から上側パツド材13bを
載置するのであるが、補強板15の上下端部に開
設した開口16を通して、ワイヤフレーム11と
補強板15との接着は勿論のこと、これら両者と
上下のパツド材12a,12bが一体的に接着さ
れ、ワイヤフレーム11、補強板15、パツド材
13は強固に接合されることになる。
一方、補強板15の中央部に開設された開口1
7を通して上下のパツド材12a,12b間も強
固な接着がなされる。
なお、実施例のものは補強板15に設けた開口
16,17は矩形状であるが、丸穴等でもよく、
その形状を限定するものでもなく、その設定個数
を適宜変更することも何等差し支えない。
このように本考案のサンバイザにあつては、ワ
イヤフレームの一方側面にフラツトな補強板を配
置し、この補強板に開口を設けるとともに、この
開口にホツトメルト系接着剤18を塗布すること
により製作できるので、従来の如く両面テープ等
を使用して接着するものに比べ、作業工数を短縮
化できるとともに、ホツトメルト系接着剤は高温
に対し信頼性の高いものであり、パツド材同士を
補強板を介して並びにパツド材、ワイヤフレーム
を補強板を介して強固に接合接着することがで
き、長期の使用によつてもこれらが剥離すること
がなく、常に初期の形状を維持することができ、
乗員の運転視界を常に確保することがきる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る自動車用サンバイザの一
実施例を示す一部切欠斜視図、第2図は同断面
図、第3図は従来のサンバイザを示す断面図、第
4図は従来のサンバイザの格納状態を示す側面
図、第5図従来のサンバイザを示す断面図であ
る。 10……自動車用サンバイザ、11……ワイヤ
フレーム、12……パツド材、13……表皮材、
15……補強板、16,17……開口、18……
ホツトメルト系接着剤。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ループ状に曲成されたワイヤフレームと、フレ
    ームの両側に積層された熱可塑性樹脂発泡体から
    なるパツド材と、パツド材の外側に配置された表
    皮材とから構成され、表皮材を製品形状に沿つて
    接合させることにより形成される自動車用サンバ
    イザにおいて、 前記ワイヤフレームの一側面に、補強板が配置
    され、この補強板の中央部に開口が穿設され、こ
    の開口にホツトメルト系接着剤を塗布することに
    より、補強板を介して上下のパツド材同士を接着
    するとともに、上記補強板の上下端部におけるワ
    イヤフレーム近傍部分に開口が穿設され、この開
    口にホツトメルト系接着剤を塗布することによ
    り、補強板を介して、上下のパツト材及びワイヤ
    フレームの三者を接着したことを特徴とする自動
    車用サンバイザ。
JP1985124289U 1985-08-13 1985-08-13 Expired JPH0231304Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985124289U JPH0231304Y2 (ja) 1985-08-13 1985-08-13

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985124289U JPH0231304Y2 (ja) 1985-08-13 1985-08-13

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6231517U JPS6231517U (ja) 1987-02-25
JPH0231304Y2 true JPH0231304Y2 (ja) 1990-08-23

Family

ID=31016165

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985124289U Expired JPH0231304Y2 (ja) 1985-08-13 1985-08-13

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0231304Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5349125U (ja) * 1976-09-29 1978-04-25

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5349125U (ja) * 1976-09-29 1978-04-25

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6231517U (ja) 1987-02-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5040844A (en) Method and arrangement for window mounting in a flexible roof
KR0156068B1 (ko) 자동차용 내장부품 및 그 제조방법
US3916055A (en) Adhesive attachment system for decorative trim strips
KR20050105472A (ko) 차량용 창유리 장치 및 그 제조 방법
JPS5826628A (ja) 自動車用のサンバイザ
JPH0231304Y2 (ja)
JP3545326B2 (ja) 内張材及び内張材の製造方法
JP2636596B2 (ja) サービスホールカバー付きドアトリム
JPH0320179Y2 (ja)
JPH04208656A (ja) 自動車用ルーフライニングにおける取付具の取付方法
JP3067025B2 (ja) 自動車ドアの防水構造
JPH0221325Y2 (ja)
JPH0523376Y2 (ja)
JPH0443781B2 (ja)
JP3339606B2 (ja) 自動車用サンバイザの製造方法
JP2601118B2 (ja) 車両用内装材及びその成形方法
EP0912388B1 (en) A method of manufacturing vehicle body and a vehicle body structure
JPH0253244B2 (ja)
JPS5927184Y2 (ja) 鏡取付構造
JPS624009Y2 (ja)
JPS6032988Y2 (ja) 自動車用内装材
JPS6144821Y2 (ja)
HU223001B1 (hu) Eljárás anyagnak szerkezeti részre történő rögzítésére, valamint az eljárással megvalósított összekötő elrendezés
JP3007816U (ja) 自動車用バイザ
JPH0223475Y2 (ja)