JPH0221325Y2 - - Google Patents

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JPH0221325Y2
JPH0221325Y2 JP1982070405U JP7040582U JPH0221325Y2 JP H0221325 Y2 JPH0221325 Y2 JP H0221325Y2 JP 1982070405 U JP1982070405 U JP 1982070405U JP 7040582 U JP7040582 U JP 7040582U JP H0221325 Y2 JPH0221325 Y2 JP H0221325Y2
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JP1982070405U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は自動車用内装材における貼着用表皮
材料に関する。
例えばガーニツシユレスタイプのドアトリムは
ドアトリムの芯材上部を構成する金属板等からな
る部材(ガーニツシユ)を省き、ハードボード芯
材上縁よりこれの表面に積層接着された可撓性表
皮を延設し、この可撓性を利用してその延設部を
ドアのインナーパネル(車体側パネル)の曲面に
そつて装着することにより、従来の剛性のあるド
アトリムと外観の同一性を保つとともに、ドアト
リムの軽量化と部品数削減を図るようにしたもの
である。
このガーニツシユレスタイプのドアトリム構造
は、例えば第1図に示すように、ドアトリム1を
構成するハードボード等の芯材2の表面にウエル
ダ溶着等によりパツト材3、表皮材4を積層接着
するとともに、上記芯材2の上縁よりパツト材3
及び表皮材4を延設して形成し、この延設部5の
延設端裏面に硬質ボード6を装着したものであ
る。また、このように構成されたドアトリム1を
ドア側のインナーパネル7に取り付けるには、上
記芯材2の適宜位置に取り付けクリツプ8を装着
しておくとともに、インナーパネル7の上記クリ
ツプ取り付け位置に対向して取付穴8′を形成し
ておき、さらにインナーパネル7の上端折り返し
部、すなわちウエスト部7aにウエザーストリツ
プ9一体化した断面U字形の取り付け金具10を
装着しておき、この取り付け金具10のU字状部
にドアトリム1の硬質ボード6を嵌合固着し、延
設部5を引つ張りながら上記取付クリツプ8を取
付穴8′に嵌合することによつて、上記延設部5
をインナーパネル7の上部曲面に沿つて展張し、
ドアトリム1をインナーパネル7の側部に装着す
るようにしている。
ところで、ドアのウエストライン(同第1図に
示すインナーパネル7の上端部の紙面と直交する
方向の稜線形状)は必ずしも直線的に構成されて
いるとは限らず、特にウエストラインの中でロツ
クノブが突出する部分は側面に膨出したような形
状に形成されている。
このために、上記のようなドアトリムを曲線部
を有するインナーパネルに取着した場合には、上
記延設部5の展張度が部分的に不均衡となり、表
皮材4にシワが寄り易く、しかもその両端縁が表
面側にめくれ易い傾向となる。
したがつて、この原因を除去するために、上記
延設部5を曲面展開形状にトリムカツトして展張
度合を可及的に均一化するとともに、表皮材4の
両端縁裏面にテンシヨン調整用の同材質からなる
シートを高周波ウエルダし、そのめくれ上がりを
裏面側シートで引張ることにより防止し、更には
現場組立工程においてインナーパネル7の表面に
接着剤や両面粘着テープを塗布または貼着し、硬
質ボード6の嵌合による延設部5の展張作用とと
もに上記接着作用によりインナーパネル7の曲面
に一致した形状に装着することが行われている。
しかしながら、このような取付構造のものにお
いては基本的に延設部5を引張りつつ取付けるよ
うにしたものであり、また一般に表皮材は塩化ビ
ニル等で構成されているため、寒暖の差で伸縮が
著しく、その伸縮分が寸法誤差となつてシワが発
生し易いとともに、組立作業が面倒で熟練を要
し、しかも接着剤等の揮散により作業環境を悪化
させる欠点があつた。
この考案は以上述べたような内装材をインナー
パネル等に直接貼着する上での問題点に鑑みなさ
れたものであつて、その目的とするところは上述
のような特殊な取付構造が不要で、シワの発生や
めくれ上がりがなく、しかも組立作業性が良好で
作業環境の悪化のない自動車用内装材における貼
着用表皮材料を提供するものである。
上記目的を達成するために本考案は、内装材を
構成する低引張荷重で伸びのよい装飾用発泡塩化
ビニルシートの裏面に粘着または接着剤層を形成
するとともに、この粘着または接着剤層を剥離シ
ートで覆い、被貼着面にシートを貼着するときに
は剥離シートを剥離して貼着するようになした貼
着用表皮材料において、上記粘着または接着剤層
を構成する粘着または接着剤は加熱により固化し
ない樹脂材料からなり、該貼着用表皮材料を三層
一体化した状態において内装材の被貼着面の展開
形状に高周波ウエルダ手段によりトリムカツトさ
れるとともに、内装材の長手方向両端縁部が湾曲
状に押し潰され、高密度の表皮層により被覆され
るように高周波溶断されている自動車用内装材に
おける貼着用表皮材料を提供するもので、以下に
この考案をガーニツシユレスタイプのドアトリム
に適用した場合についてその一実施例を第2図以
下の図面を用いて詳細に説明する。
但し、従来と共通部分には同一符号を付し、異
なる部分についてのみ新たな符号を付して説明す
る。
同第2図a,bはこの考案に係るガーニツシユ
レスタイプのドアトリム本体20及びその取付状
態を示すもので、このものは、従来と同様に芯材
2の表面にウエルダ溶着等によりパツト材3、表
皮材4を積層接着するとともに、表皮材4の未端
を芯材2の裏面に巻込んで固着したインナーパネ
ル7に対する側部添設部20aと、この側部添設
部20aの上縁にあつて、インナーパネル7の上
縁のウエスト部7a側に巻込み接着される側部添
設部20aとは別体の延設部21とから構成され
ている。
上記延設部21はその表面に装飾用の表皮層2
2aを形成するとともに、表面から連続する部分
に発泡層22bを一体に形成した装飾用発泡塩化
ビニルシート22と、このシート22の裏面に形
成された粘着または接着剤層23と、この粘,接
着剤層23の接着面を覆う剥離紙24の三層の素
材構成からなる表皮材料を高周波ウエルダ装置に
よつて第3図に示すようにその外周を上記ウエス
ト部7aの展開形状にトリムカツトするととも
に、そのカツト両縁部に沿つて高周波溶着により
押潰して薄肉化せしめ、その薄肉部分21a,2
1aの一方を上記側部添設部20aに重なり合う
ようにし、他方をウエスト部7aの巻込み端側に
貼着するようにしたもので、更にこの延設部21
の適宜位置にはロツクノブグロメツト装着用の孔
部21bをやはり高周波溶断によつて形成してあ
る。またこの延設部21の長手方向両端縁部21
cは第4図に断面して示す如く表皮層22aの縁
部を押潰すような状態で高周波溶断され、これに
より格別な端末処理を施さなくても所謂切りつぱ
なしの外観を呈さず、外周部が被覆された状態で
延設部21が完成することになる。
なお以上のように構成される延設部21を構成
する素材は発泡塩化ビニルシート22、粘,接着
剤層23、剥離紙24の三層ラミネートシートの
状態で提供さ、これを同第3図の如き形状に高周
波ウエルダ加工により加工されたものである。
ここで、上記発泡塩化ビニルシート22は従来
のパツド材と塩化ビニルシートを貼合せたものに
比して低引張荷重で各方向に伸びのよい材料であ
ることが知られており、また温度変化等による伸
びの変化も少ない材料であるが、高周波ウエルダ
加工時において、発泡塩化ビニールシート22の
伸びは剥離紙24により押さえられ、寸法精度の
良いウエルダ加工がなされる。
また上記粘,接着剤層23を構成する粘着また
は接着剤は上記高周波ウエルダ加工時における加
熱、加圧によつても固化せず、粘,接着性が維持
される樹脂材料であり、更に剥離紙24の表面に
は離型剤が塗布され、組立時においてはこの剥離
紙24を粘,接着剤層23より剥し、同第2図b
のようにインナーパネル7のウエスト部7aの曲
面に沿つて精度よく密着することになるのであ
る。
したがつて以上のように構成される延設部21
を用いてドアトリム本体20を構成し、これをイ
ンナーパネル7に取付けるようにすることによつ
て、従来のような硬質ボードやインナーパネル側
に設けられる差込み手段あるいは反り防止対策等
の格別な取付構造が不要となり、しかも延設部2
1はその全面がインナーパネル7に粘,接着剤層
23によつて密着されるために、局部的なテンシ
ヨンが延設部に加わつたとしても全体にそのテン
シヨンが加わることがなく従来の展張によるもの
に比してシワの発生がなく平滑な表面性を得るこ
とができるほか組立が容易かつ確実となり作業環
境も良好に保つことができる。
なお、上記の実施例ではこの考案に係る貼着用
表皮材料をガーニツシユレスタイプの自動車用ド
アトリムに適用した場合についてのみ説明した
が、本考案はこれのみに限定適用されるものでな
く、他の自動車のパネル面に直接貼着される内装
材一般に適用出来ることは勿論である。
以上説明したようにこの考案に係る自動車用内
装材における貼着用表皮材料にあつては、上述の
如く装飾用発泡塩化ビニルシート・粘,接着剤層
及び剥離シートを3層一体化した状態においてこ
れを高周波ウエルダ手段により被貼着面の面形状
に応じて成形したものであるから、これを自動車
のパネル面に装着する場合には上記剥離シートを
剥して貼着するだけで簡単に貼合せることがで
き、他の格別な取付構造を要さないなどの利点を
有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のガーニツシユレスタイプのドア
トリム及びその取付状態を示す断面図、第2図
a,bはこの考案に係るドアトリム及びその取付
状態を示す断面図、第3図は同ドアトリムの延設
部を示す展開平面図、第4図は第3図の4−4線
断面図である。 7,7a……被貼着面(7……インナーパネ
ル、7a……ウエスト部)、21……延設部(貼
着用表皮材料)、22……装飾用発泡塩化ビニル
シート、23……粘着または接着剤層、24……
剥離紙(剥離シート)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内装材を構成する低引張荷重で伸びのよい装飾
    用発泡塩化ビニルシートの裏面に粘着または接着
    剤層を形成するとともに、この粘着または接着剤
    層を剥離シートで覆い、被貼着面にシートを貼着
    するときには剥離シートを剥離して貼着するよう
    になした貼着用表皮材料において、上記粘着また
    は接着剤層を構成する粘着または接着剤は加熱に
    より固化しない樹脂材料からなり、該貼着用表皮
    材料を三層一体化した状態において内装材の被貼
    着面の展開形状に高周波ウエルダ手段によりトリ
    ムカツトされるとともに、内装材の長手方向両側
    端縁部が湾曲状に押し潰され、高密度の表皮層に
    より被覆されるように高周波溶断されていること
    を特徴とする自動車用内装材における貼着用表皮
    材料。
JP7040582U 1982-05-14 1982-05-14 自動車用内装材における貼着用表皮材料 Granted JPS58171750U (ja)

Priority Applications (1)

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JP7040582U JPS58171750U (ja) 1982-05-14 1982-05-14 自動車用内装材における貼着用表皮材料

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JPS58171750U JPS58171750U (ja) 1983-11-16
JPH0221325Y2 true JPH0221325Y2 (ja) 1990-06-08

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51315A (ja) * 1974-06-19 1976-01-06 Victor Company Of Japan Kirokusaiseisochiniokeru teepujidosotensochi
JPS5329012B2 (ja) * 1973-02-23 1978-08-18

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5329012U (ja) * 1976-08-20 1978-03-13

Patent Citations (2)

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JPS51315A (ja) * 1974-06-19 1976-01-06 Victor Company Of Japan Kirokusaiseisochiniokeru teepujidosotensochi

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JPS58171750U (ja) 1983-11-16

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