JPH0728017Y2 - 自動車用内装部品における表皮材の端末処理構造 - Google Patents

自動車用内装部品における表皮材の端末処理構造

Info

Publication number
JPH0728017Y2
JPH0728017Y2 JP11149190U JP11149190U JPH0728017Y2 JP H0728017 Y2 JPH0728017 Y2 JP H0728017Y2 JP 11149190 U JP11149190 U JP 11149190U JP 11149190 U JP11149190 U JP 11149190U JP H0728017 Y2 JPH0728017 Y2 JP H0728017Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
skin material
support plate
treatment structure
automobile interior
present
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP11149190U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0469211U (ja
Inventor
昭義 堀田
実 狩野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kasai Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Kasai Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kasai Kogyo Co Ltd filed Critical Kasai Kogyo Co Ltd
Priority to JP11149190U priority Critical patent/JPH0728017Y2/ja
Publication of JPH0469211U publication Critical patent/JPH0469211U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0728017Y2 publication Critical patent/JPH0728017Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は、ドアトリム等の自動車用内装部品に関する
もので、特に表皮材の端末処理構造に関する。
〈従来の技術〉 例えば、第11図に示すように、ドアトリム1の表皮材と
して、高級感、手作り感を強調するために、革製表皮材
2がその一部に使用されることが多くなってきている。
そして、革製表皮材2を使用した場合、第12図に示すよ
うに、まず、長尺状のサポートプレート3に革製表皮材
2の端末部分を巻き込み固定した後、芯材4の取付孔4a
内にサポートプレート3に設けた係止爪5を折曲固定す
ることにより、プレート3を芯材4に取付固定し、その
後、革製表皮材2を芯材4の表面側に被覆貼着するよう
にしている。
さらに、革製表皮材2に高級感ならびに手作り感を強調
するために、縫製接合によりシワ2aを形成して、商品価
値を高めているのが実情である。
〈考案が解決しようとする課題〉 このように、自動車用内装部品の表皮材として、表面側
の一部に革製表皮材2を使用する場合、さらに、高級
感,手作り感を付与するためにシワを形成することが多
くなっているが、このシワ形成を縫製加工により行なう
のは非常に面倒であり、作業工数が多くかかるため、製
品のコストアップを招来するという問題点が指摘されて
いる。
この考案は、このような事情に鑑みてなされたもので、
本考案の目的とするところは、内装部品表面側の一部に
表皮材を使用する場合において、表皮材の端縁部に明瞭
なシワを簡単に形成することにより、廉価でかつ外観意
匠性に優れた内装部品における表皮材の端末処理構造を
提供することにある。
〈課題を解決するための手段〉 上記目的を達成するために、本考案は、芯材表面の一部
に表皮材を貼着してなる自動車用内装部品における表皮
材の端末処理構造において、 前記表皮材は、端縁部を保持固定する長尺状のサポート
プレートの表面に、適宜間隔毎に連続的な凹凸が形成さ
れ、このサポートプレートを芯材表面の所定箇所に固定
し、表皮材にテンションを加えてサポートプレートの表
面側に巻き込み、芯材表面に沿って貼着することによ
り、表皮材の端縁部に沿ってシワを形成したことを特徴
とする。
〈作用〉 以上の構成から明らかなように、表皮材を芯材表面側に
被覆貼着する際、テンションを加えるだけで、表皮材の
端縁部がサポートプレート表面の凹凸に沿って密着する
ため、表皮材の端縁部に沿って簡単に明瞭なシワが形成
される。
〈実施例〉 以下、本考案による表皮材の端末処理構造の実施例につ
いて、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
第1図は本考案の第1実施例を示すもので、本考案を適
用した自動車用ドアトリムの斜視図、第2図は同自動車
用ドアトリムの断面図、第3図ないし第5図は表皮材の
端末処理構造の第1実施例を説明する各斜視図、第6
図,第7図は本考案に使用するサポートプレートの別実
施例を示す斜視図ならびに断面図、第8図ないし第10図
はサポートプレートのさらに別実施例を示す各斜視図で
ある。
まず、第1図,第2図において、本考案を適用した自動
車用ドアトリム10は、所要形状に成形され、適度の保形
性ならびに車体パネルへの取付剛性を備えたハードボー
ド等の芯材11と、この芯材11表面を覆う2種類の表皮材
(革製表皮材12,クロス,塩ビシート等汎用の表皮材1
3)と、芯材11と表皮材12,13との間に介在されるポリウ
レタンフォーム等のパッド材14とから大略構成されてい
る。
そして、ドアトリム10のアッパー部10aに革製表皮材12
を、ロア部10bにクロス、塩ビシート等汎用の表皮材13
を設定し、製品の上下で外観を相違させることにより、
意匠性を向上させるとともに、高級な革製表皮材12を使
用することで高級感,手作り感を与え、商品価値を高め
ている。
ところで、本考案は一方側の表皮材である革製表皮材12
の端末処理構造にその特徴があり、簡単な構造で革製表
皮材12に明瞭なシワを形成することにより、さらに高級
感ならびに手作り感を強調させるようにしている。
すなわち、本考案による革製表皮材の端末処理構造を第
3図ないし第5図を基に説明すると、まず、第3図に示
すように、パッド材14を裏打ちした革製表皮材12の端末
12aを固着するサポートプレート15は、長尺状の樹脂板
から構成され、このサポートプレート15の表面側は断面
鋸歯状をなす連続的な凹凸16が形成されているととも
に、裏面側には取付用ボス17が適宜間隔を配して突設形
成されている。
また、芯材11の取付孔11a下方には、芯材11の表面側に
パッド材14を積層させ、クロス,塩ビシート等の表皮材
13が溶着ライン19に沿って溶着固定されている。
そして、第4図に示すように、革製表皮材12の端末部12
aを、サポートプレート15の裏面側に両面接着テープ20
を介して接着固定した後、このサポートプレート15の取
付用ボス17を芯材11の取付孔11aに挿入し、プッシュナ
ット18等の取付具を介して、サポートプレート15を芯材
11に取付固定する。
その後、第5図に示すように、革製表皮材12にテンショ
ンを矢印方向に加えて、この革製表皮材12をサポートプ
レート15の表面側に巻き込み、さらに、芯材11表面を被
覆するように貼着すれば、革製表皮材12は、サポートプ
レート15の表面側に形成された凹凸16面に沿うように明
瞭なシワ21が容易に形成され、第1図に示すように、明
瞭なシワ21を形成した革製表皮材12で一部を被覆した自
動車用ドアトリム10が容易に提供できる。尚、革製表皮
材12の他に、クロス等を使用しても良い。
次に、第6図,第7図は本考案の第2実施例を示すもの
で、この実施例においては、図示するように、サポート
プレート5の表面側には、凹凸16のほかに、下縁部に沿
って適宜間隔をおいて切欠き22が形成されており、凹凸
16と切欠き22によりさらに顕著なシワ21を形成すること
ができる。
さらに、この実施例の場合、凹凸16及び切欠き22は、と
もに丸みをもたせた形に形成されているため、革製表皮
材12にテンションを加えて貼着する際、革製表皮材12に
損傷を与えることがなく、かつ手触り感も良い等の利点
がある。
また、サポートプレート15の固定構造として、この実施
例では、取付用ボス17の先端部分が超音波加工や熱溶着
等によりカシメ固定されており、プッシュナット等の別
途取付具を廃止できる利点もある。
このように本考案によれば、サポートプレート15の表面
形状により、革製表皮材12の端縁部に沿って明瞭なシワ
21を形成することが特徴であり、この際サポートプレー
ト15の表面形状は上述した実施例に特定されることはな
く、第8図ないし第10図に示す種々の形状を任意に選択
してよい。
〈考案の効果〉 以上説明した通り、本考案による自動車用内装部品にお
ける表皮材の端末処理構造は、表皮材の端末部分を保持
するサポートプレートの表面側に連続的な凹凸を形成
し、表皮材の貼着時、表皮材の端縁部分がサポートプレ
ートの表面形状に沿って密着し、表皮材に明瞭なシワが
簡単に形成できるため、従来の面倒な縫製加工が省け、
作業性が著しく向上するとともに、明瞭なシワを強調で
きるため、製品の高級感、手作り感が強調でき、外観意
匠性を著しく向上させることから、商品価値を著しく高
めることができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】 第1図ないし第5図は本考案の第1実施例を示すもの
で、第1図は本考案を適用した自動車用ドアトリムを示
す斜視図、第2図は第1図中II-II線断面図、第3図な
いし第5図は本考案による表皮材の端末処理構造を説明
する各斜視図、第6図,第7図は本考案の第2実施例を
示すもので、表皮材の端末処理構造を示す斜視図ならび
に断面図、第8図ないし第10図は本考案のさらに別実施
例を示すサポートプレートの要部斜視図、第11図は従来
の自動車用ドアトリムを示す外観図、第12図は従来の表
皮材の端末処理構造を示す説明図である。 10……自動車用ドアトリム 11……芯材 12……革製表皮材 13……表皮材 14……パッド材 15……サポートプレート 16……凹凸 17……取付用ボス 21……シワ 22……切欠き

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】芯材(11)表面の一部に表皮材(12)を貼
    着してなる自動車用内装部品(10)における表皮材(1
    2)の端末処理構造において、 前記表皮材(12)の端縁部を保持固定する長尺状のサポ
    ートプレート(15)の表面に、適宜間隔毎に連続的な凹
    凸(16)が形成され、このサポートプレート(15)を芯
    材(11)表面の所定箇所に固定し、表皮材(12)にテン
    ションを加えてサポートプレート(15)の表面側に巻き
    込み、芯材(11)表面に沿って貼着することにより、表
    皮材(12)の端縁部に沿ってシワ(21)を形成したこと
    を特徴とする自動車用内装部品における表皮材の端末処
    理構造。
JP11149190U 1990-10-24 1990-10-24 自動車用内装部品における表皮材の端末処理構造 Expired - Lifetime JPH0728017Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11149190U JPH0728017Y2 (ja) 1990-10-24 1990-10-24 自動車用内装部品における表皮材の端末処理構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11149190U JPH0728017Y2 (ja) 1990-10-24 1990-10-24 自動車用内装部品における表皮材の端末処理構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0469211U JPH0469211U (ja) 1992-06-18
JPH0728017Y2 true JPH0728017Y2 (ja) 1995-06-28

Family

ID=31858953

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11149190U Expired - Lifetime JPH0728017Y2 (ja) 1990-10-24 1990-10-24 自動車用内装部品における表皮材の端末処理構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0728017Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009214702A (ja) * 2008-03-10 2009-09-24 Kasai Kogyo Co Ltd 自動車用内装部品構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0469211U (ja) 1992-06-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0728017Y2 (ja) 自動車用内装部品における表皮材の端末処理構造
JPH0728018Y2 (ja) 自動車用内装部品における革製表皮材の端末処理構造
JP2585341Y2 (ja) 内装材
JPH0245046Y2 (ja)
JPH069911Y2 (ja) 自動車のトリム構造
JPS606380Y2 (ja) ル−フトリムの取付構造
JPH0523376Y2 (ja)
JPH0644677Y2 (ja) 車両用内装材
JPH0352204Y2 (ja)
JP2584403Y2 (ja) 自動車用内装パネル
JPH052334Y2 (ja)
JPH052333Y2 (ja)
JPH0719884Y2 (ja) ドアトリム用アームレスト
JPH0732882A (ja) 内装材のポケット構造
JPS6027688Y2 (ja) 自動車用ドアトリム
JP2556688Y2 (ja) 自動車用ドアトリム
JP2526343Y2 (ja) 自動車用ドアトリム
JPS6129535Y2 (ja)
JP2585963Y2 (ja) パッド部品
JPH0413173B2 (ja)
JPH023964Y2 (ja)
JPS624009Y2 (ja)
JP2507837Y2 (ja) 自動車用内装部品
JPS583695Y2 (ja) 自動車用フロアカ−ペツトの固定構造
JP2511208Y2 (ja) 自動車用リヤパ―セルトリム