JPH0644677Y2 - 車両用内装材 - Google Patents
車両用内装材Info
- Publication number
- JPH0644677Y2 JPH0644677Y2 JP1990066675U JP6667590U JPH0644677Y2 JP H0644677 Y2 JPH0644677 Y2 JP H0644677Y2 JP 1990066675 U JP1990066675 U JP 1990066675U JP 6667590 U JP6667590 U JP 6667590U JP H0644677 Y2 JPH0644677 Y2 JP H0644677Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- base material
- interior base
- interior
- skin
- surface side
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は車両用内装材に関し、更に詳細に説明すると、
内装基材と、該内装基材の表面側に接合された表皮材と
からなり、前記表皮材の端末が内装基材の端末で折り返
されて内装基材の裏面側の外周縁に固着されるようにな
された車両用内装材に関する。
内装基材と、該内装基材の表面側に接合された表皮材と
からなり、前記表皮材の端末が内装基材の端末で折り返
されて内装基材の裏面側の外周縁に固着されるようにな
された車両用内装材に関する。
従来より、車両等の内装材として成形天井やドアトリム
及びトランクトリム等が存在し、これらの内装材の内装
基材としてフェルト層を用いたものが知られている。第
５図に示す如く、この内装材１はフェルト層からなる内
装基材２と、この内装基材２の表面に接合された表皮材
３とから形成され、表皮材３の端末3aが内装基材２の端
末2aで折り返されて内装基材２の裏面側2bの外周縁に接
着剤等を用いて固着されている。
及びトランクトリム等が存在し、これらの内装材の内装
基材としてフェルト層を用いたものが知られている。第
５図に示す如く、この内装材１はフェルト層からなる内
装基材２と、この内装基材２の表面に接合された表皮材
３とから形成され、表皮材３の端末3aが内装基材２の端
末2aで折り返されて内装基材２の裏面側2bの外周縁に接
着剤等を用いて固着されている。
前記内装基材２は粗毛に合成樹脂繊維を混合し、ニード
ルパンチにより所望の厚さに形成され、この内装基材２
は単独で、または表皮材３を積層した状態で所望形状に
加熱プレス成形されている。
ルパンチにより所望の厚さに形成され、この内装基材２
は単独で、または表皮材３を積層した状態で所望形状に
加熱プレス成形されている。
従来の内装材１では内装基材２が加熱プレス成形等によ
り一定の厚さに成形され、この内装基材２の端末2aで表
皮材３の端末3aが折り返され、内装基材２の裏面側2bの
外周縁に接着剤を用いて手作業により接合しているので
接着作業が煩雑で作業能率を向上させることができない
欠点を有していた。また表皮材３の端末3aをタッカー止
めする場合には内装基材２の厚さが薄く、タッカー針が
内装基材２より表皮材３側に突出し、または突出しない
までも表皮材３に皺等を発生させる虞れを有していた。
り一定の厚さに成形され、この内装基材２の端末2aで表
皮材３の端末3aが折り返され、内装基材２の裏面側2bの
外周縁に接着剤を用いて手作業により接合しているので
接着作業が煩雑で作業能率を向上させることができない
欠点を有していた。また表皮材３の端末3aをタッカー止
めする場合には内装基材２の厚さが薄く、タッカー針が
内装基材２より表皮材３側に突出し、または突出しない
までも表皮材３に皺等を発生させる虞れを有していた。
また表皮材３が表面側の表皮５と、該表皮５の裏面側に
積層された緩衝材６とから形成されている場合には表皮
材３の端末3aの緩衝材６の端末6aを剥離して表皮５の端
末5aを直接に内装基材２の裏面側に接合させなければ表
皮材３の端末3aの接着性を向上させることができない欠
点を有していた。
積層された緩衝材６とから形成されている場合には表皮
材３の端末3aの緩衝材６の端末6aを剥離して表皮５の端
末5aを直接に内装基材２の裏面側に接合させなければ表
皮材３の端末3aの接着性を向上させることができない欠
点を有していた。
本考案の目的は表皮材の端末処理を簡易迅速に行え、作
業能率を著しく向上させることができ、また表皮材の端
末の接合強度を著しく向上させることができ、且つ外観
の優れた車両用内装材を提供するものである。
業能率を著しく向上させることができ、また表皮材の端
末の接合強度を著しく向上させることができ、且つ外観
の優れた車両用内装材を提供するものである。
本考案は上述せる課題に鑑みてなされたもので、内装基
材と、該内装基材の表面側に接合された表皮材とからな
り、前記表皮材の端末が内装基材の端末で折り返されて
内装基材の裏面側の外周縁に固着されるようになされた
車両用内装材において、前記内装基材の端末から適宜の
間隔を置いて内装基材の裏面側に肉厚部が形成され、前
記内装基材の裏面側の端末から肉厚部までが略直線状に
形成され、前記肉厚部に表皮材の端末がタッカー止めさ
れていることを特徴とする。
材と、該内装基材の表面側に接合された表皮材とからな
り、前記表皮材の端末が内装基材の端末で折り返されて
内装基材の裏面側の外周縁に固着されるようになされた
車両用内装材において、前記内装基材の端末から適宜の
間隔を置いて内装基材の裏面側に肉厚部が形成され、前
記内装基材の裏面側の端末から肉厚部までが略直線状に
形成され、前記肉厚部に表皮材の端末がタッカー止めさ
れていることを特徴とする。
本考案に依れば、内装基材の端末から適宜の間隔を置い
て内装基材の裏面側に肉厚部が形成されているので表皮
材の端末の折り返しが容易であり、且つ折り返し代を大
きく形成することができ、また前記内装基材の裏面側の
端末から肉厚部までが略直線状に形成されているので表
皮材の端末に皺等を発生させる虞れがなく、前記肉厚部
に表皮材の端末がタッカー止めされているので、タッカ
ー針が内装基材を貫通して表皮材まで到達せず、作業を
簡易迅速に行え、また外観を悪化させる虞れがないもの
である。
て内装基材の裏面側に肉厚部が形成されているので表皮
材の端末の折り返しが容易であり、且つ折り返し代を大
きく形成することができ、また前記内装基材の裏面側の
端末から肉厚部までが略直線状に形成されているので表
皮材の端末に皺等を発生させる虞れがなく、前記肉厚部
に表皮材の端末がタッカー止めされているので、タッカ
ー針が内装基材を貫通して表皮材まで到達せず、作業を
簡易迅速に行え、また外観を悪化させる虞れがないもの
である。
以下本考案に係る車両用内装材を図面を参照して詳述す
る。
る。
第１図乃至第３図には、本考案の一実施例の概略が夫々
示されており、この内装材11は内装基材12と、該内装基
材12の表面側を被覆する表皮材13とからなり、この内装
材11は本実施例では車両の成形天井に適用したもので、
車両のルーフパネルの形状に合致するように端部11aが
弯曲形成されている。
示されており、この内装材11は内装基材12と、該内装基
材12の表面側を被覆する表皮材13とからなり、この内装
材11は本実施例では車両の成形天井に適用したもので、
車両のルーフパネルの形状に合致するように端部11aが
弯曲形成されている。
内装基材12は粗毛に合成樹脂繊維を混合して形成された
フェルト層から形成され、目付量が１〜1.4kg/m2、好ま
しくは1.2kg/m2に形成されている。表皮材13は表面側の
布，合成樹脂シート等からなる表皮14と、この表皮14の
裏面側に接合されたウレタンフォーム等からなる緩衝材
15とから構成されているが、単一材からなる表皮材13で
あってもよい。
フェルト層から形成され、目付量が１〜1.4kg/m2、好ま
しくは1.2kg/m2に形成されている。表皮材13は表面側の
布，合成樹脂シート等からなる表皮14と、この表皮14の
裏面側に接合されたウレタンフォーム等からなる緩衝材
15とから構成されているが、単一材からなる表皮材13で
あってもよい。
前記内装基材12は厚さ２〜3mmに形成され、この内装基
材12の裏面側12bの外周縁に沿って厚さ５〜6mmの肉厚部
17が形成されている。この肉厚部17は内装基材12の端末
12aから適宜の間隔を置いて弯曲した状態で膨出形成さ
れ、内装基材12の端末12aから肉厚部17までが第２図に
示す如く、略直線状に形成されている。尚、内装基材12
の肉厚部17の形状は第２図に示すものに限定されるもの
ではなく、例えば第４図に示す如く、内装基材12の裏面
側の外周縁に沿って突出する突条であってもよく、この
肉厚部17は１枚または数枚の内装基材の原反を同時成形
または別工程による接着等で所望の位置に形成すること
ができるものである。
材12の裏面側12bの外周縁に沿って厚さ５〜6mmの肉厚部
17が形成されている。この肉厚部17は内装基材12の端末
12aから適宜の間隔を置いて弯曲した状態で膨出形成さ
れ、内装基材12の端末12aから肉厚部17までが第２図に
示す如く、略直線状に形成されている。尚、内装基材12
の肉厚部17の形状は第２図に示すものに限定されるもの
ではなく、例えば第４図に示す如く、内装基材12の裏面
側の外周縁に沿って突出する突条であってもよく、この
肉厚部17は１枚または数枚の内装基材の原反を同時成形
または別工程による接着等で所望の位置に形成すること
ができるものである。
前記内装基材12の表面側に表皮材13が接合され、この表
皮材13の端末13aが内装基材12の端末12aで折り返され、
この表皮材13の端末13aが内装基材12の裏面側12の外周
縁に沿って形成された肉厚部17に長さ２〜3mmの多数の
タッカー針19によりタッカー止めされている。
皮材13の端末13aが内装基材12の端末12aで折り返され、
この表皮材13の端末13aが内装基材12の裏面側12の外周
縁に沿って形成された肉厚部17に長さ２〜3mmの多数の
タッカー針19によりタッカー止めされている。
尚本実施例では表皮材13の端末13aの全外周に沿ってタ
ッカー針19によりタッカー止めしたが、接合強度が要求
される一側部のみにタッカー止めを用いるものであって
もよい。また内装基材12に肉厚部17を形成する際に表皮
材13を同時成形してもよく、更には内装基材12の裏面側
12bに取付金具であるクリップベースを同時に埋設して
形成することもできる。
ッカー針19によりタッカー止めしたが、接合強度が要求
される一側部のみにタッカー止めを用いるものであって
もよい。また内装基材12に肉厚部17を形成する際に表皮
材13を同時成形してもよく、更には内装基材12の裏面側
12bに取付金具であるクリップベースを同時に埋設して
形成することもできる。
以上が本考案に係る車両用内装材の一実施例の構成であ
るが、斯る構成に依れば、内装基材の端末から適宜の間
隔を置いて内装基材の裏面側に肉厚部が形成されている
ので表皮材の端末の折り返しが容易であり、且つ折り返
し代を大きく形成することができ、また前記内装基材の
裏面側の端末から肉厚部までが略直線状に形成されてい
るので表皮材の端末に皺等を発生させる虞れがなく、前
記肉厚部に表皮材の端末がタッカー止めされているの
で、タッカー針が内装基材を貫通して表皮材まで到達せ
ず、作業を簡易迅速に行え、また外観を悪化させる虞れ
がなく、更に接合強度を著しく向上させることができる
車両用内装材を得ることができる。
るが、斯る構成に依れば、内装基材の端末から適宜の間
隔を置いて内装基材の裏面側に肉厚部が形成されている
ので表皮材の端末の折り返しが容易であり、且つ折り返
し代を大きく形成することができ、また前記内装基材の
裏面側の端末から肉厚部までが略直線状に形成されてい
るので表皮材の端末に皺等を発生させる虞れがなく、前
記肉厚部に表皮材の端末がタッカー止めされているの
で、タッカー針が内装基材を貫通して表皮材まで到達せ
ず、作業を簡易迅速に行え、また外観を悪化させる虞れ
がなく、更に接合強度を著しく向上させることができる
車両用内装材を得ることができる。
第１図乃至第３図は本考案に係る車両用内装材の一実施
例の概略を夫々示すもので、第１図は内装材の一部断面
図、第２図は内装基材の一部断面図、第３図は内装材の
裏面斜視図、第４図は本考案の変形例を示す内装基材の
一部断面図、第５図は従来の内装材の一部断面図であ
る。 図中、11……内装材、11a……端部、12……内装基材、1
2a……内装基材の端末、12b……裏面側、13……表皮
材、13a……表皮材の端末、14……表皮、15……緩衝
材、17……肉厚部、19……タッカー針。
例の概略を夫々示すもので、第１図は内装材の一部断面
図、第２図は内装基材の一部断面図、第３図は内装材の
裏面斜視図、第４図は本考案の変形例を示す内装基材の
一部断面図、第５図は従来の内装材の一部断面図であ
る。 図中、11……内装材、11a……端部、12……内装基材、1
2a……内装基材の端末、12b……裏面側、13……表皮
材、13a……表皮材の端末、14……表皮、15……緩衝
材、17……肉厚部、19……タッカー針。
Claims (1)
- 【請求項１】内装基材と、該内装基材の表面側に接合さ
れた表皮材とからなり、前記表皮材の端末が内装基材の
端末で折り返されて内装基材の裏面側の外周縁に固着さ
れるようになされた車両用内装材において、前記内装基
材の端末から適宜の間隔を置いて内装基材の裏面側に肉
厚部が形成され、前記内装基材の裏面側の端末から肉厚
部までが略直線状に形成され、前記肉厚部に表皮材の端
末がタッカー止めされていることを特徴とする車両用内
装材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990066675U JPH0644677Y2 (ja) | 1990-06-22 | 1990-06-22 | 車両用内装材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990066675U JPH0644677Y2 (ja) | 1990-06-22 | 1990-06-22 | 車両用内装材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0424333U JPH0424333U (ja) | 1992-02-27 |
| JPH0644677Y2 true JPH0644677Y2 (ja) | 1994-11-16 |
Family
ID=31599584
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990066675U Expired - Lifetime JPH0644677Y2 (ja) | 1990-06-22 | 1990-06-22 | 車両用内装材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0644677Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5090493B2 (ja) | 2010-04-06 | 2012-12-05 | 豊田鉄工株式会社 | 車両用内装部品 |
| JP6706947B2 (ja) * | 2016-03-29 | 2020-06-10 | 日本プラスト株式会社 | 車両用内装材 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3031542U (ja) * | 1996-05-02 | 1996-11-29 | 佐藤 進 | 作業の安全性と操作性を向上させた園芸用変形三脚 |
-
1990
- 1990-06-22 JP JP1990066675U patent/JPH0644677Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0424333U (ja) | 1992-02-27 |
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