JPH0751949Y2 - 車両用内装材 - Google Patents

車両用内装材

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JPH0751949Y2
JPH0751949Y2 JP1473491U JP1473491U JPH0751949Y2 JP H0751949 Y2 JPH0751949 Y2 JP H0751949Y2 JP 1473491 U JP1473491 U JP 1473491U JP 1473491 U JP1473491 U JP 1473491U JP H0751949 Y2 JPH0751949 Y2 JP H0751949Y2
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JP
Japan
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base material
interior
skin
interior base
intermediate base
Prior art date
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JP1473491U
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JPH0516505U (ja
Inventor
原 勝 則 宮
野 芳 弘 浅
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は車両用内装材に関し、更
に詳細に説明すると、内装基材と、該内装基材の表面側
に接合された表皮材とを備え、前記内装基材に適宜の間
隔で多数の吸音用の小孔が穿設された車両用内装材に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両等の内装材として成形天
井やドアトリム及びトランクトリム等が存在し、これら
の内装材はフェルト層や段ボール材及び合成樹脂材等か
ら形成された内装基材と、この内装基材の表面側に接合
された表皮材とから形成されている。図3に示す如く、
従来の内装材1の内装基材2に適宜の間隔で多数の吸音
用の小孔3が穿設され、これらの吸音用の小孔3を被覆
する状態で表皮材5が接合されている。前記表皮材5は
布材、合成樹脂材等からなる表面側の表皮6と、この表
皮6の裏面側に接合された発泡体シート等からなる緩衝
材7とから形成されている。前記内装基材2に形成され
た小孔3は直径が5mm、間隔が30mm前後のもので、且
つ内装基材2の厚さを3mmとすると1000サイクル付
近の音波の吸音効果があることが知られている(実公昭
56−52124号公報)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来の内装基材2に形
成される小孔3は直径が5mm程度と小さいため吸音効果
を向上させることができず、またこの小孔3の直径を大
きくした場合には吸音効果を向上させることはできる
が、小孔3の部分と対向する表皮材5が部分的に垂れ下
がったり、非接着状態であるのでベコツキが発生した
り、表皮材5に触れた場合に小孔3が判別され、外観や
感触を悪化させるものであった。本考案の目的は、内装
基材に比較的大きな吸音用の小孔を形成し、吸音作用を
向上させることができ、然も表皮材の部分的な垂れ下が
りやベコツキを防止し、表皮材に触れた場合にも小孔が
判別できず、外観及び感触を著しく向上させることので
きる車両用内装材を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は上述せる課題に
鑑みてなされたもので、内装基材と、該内装基材の表面
側に接合された表皮材とを備え、前記内装基材に適宜の
間隔で多数の吸音用の小孔が穿設された車両用内装材に
おいて、前記内装基材と表皮材との間に中間基材が接合
され、前記中間基材はフェルト材より形成され、該中間
基材を内装基材と表皮材との間に挿入してプレス成形す
ることにより、内装基材と表皮材との間の中間基材が押
圧された状態で形成され、且つ内装基材の吸音用の小孔
と対向する中間基材が小孔に入り込み、押圧されない状
態で形成されていることを特徴とする。
【0005】
【作用】本考案に依れば、内装基材と表皮材との間に中
間基材が接合され、内装基材の小孔の直径を大きくして
も表皮材が中間基材に接合されているため表皮材の垂れ
下がりやベコツキが発生せず、表皮材に触れても小孔が
判別されず、外観や感触を損なうことがなく、また中間
基材の小孔と対向する部分のフェルト材が押圧状態でな
い空気層を有する綿状に保持され、中間基材が吸音作用
を阻害することがなく吸音効果を著しく向上させること
ができる。
【0006】
【実施例】以下、本考案に係る車両用内装材を図面を参
照して詳述する。図1には本考案の一実施例の概略が示
されており、この内装材11は内装基材12と、この内
装基材12の表面側に接合された表皮材15とを備え、
且つ内装基材12と表皮材15との間に中間基材21が
挿入されて一体的に接合されている。前記内装基材12
は非通気性のレジンボード、レジンフェルト、段ボール
等から形成され、この内装基材12には適宜の間隔で多
数の吸音用の小孔13が穿設されている。前記小孔13
の直径は5〜20mm、好ましくは8〜15mmに形成され
ている。
【0007】前記表皮材15は表面側の表皮16と、こ
の表皮16の裏面側に接合されたウレタンフォーム等か
らなる緩衝材17とから形成され、前記表皮16は布材
等からなる通気性を有する表皮が好ましいが、パンチン
グ穴加工を施した合成樹脂シートを用いてもよい。また
緩衝材17も通気性を有するものが好ましいが、非通気
性の緩衝材17に針穴の如き小孔を形成してもよい。前
記内装基材12と表皮材15との間に挿入される中間基
材21はレジンフェルト材より形成され、このレジンフ
ェルト材は厚さ約5mm、目付200〜300g/m2のも
のが用いられる。このレジンフェルト材は前記内装基材
12と表皮材15との間に挿入され、前記内装基材12
とレジンフェルト材との間に塗布した接着材またはホッ
トメルトシートにより接合され、また表皮材15とレジ
ンフェルト材との間に塗布した接着材またはホットメル
トシートにより接合される。尚、内装基材12と中間基
材21とが同一素材のレジンフェルト材より形成されて
いる場合には接着剤を省略することができる。またホッ
トメルトシートは通気性を有する不織布タイプのものを
用いるのが好ましい。次に、適宜の間隔で多数の吸音用
の小孔13を穿設した状態の内装基材12に接着剤層を
介して中間基材21と表皮材15とを積層し、加熱プレ
ス成形機等によりプレス成形することにより、内装基材
12と表皮材15との間の中間基材21aが押圧された
状態で形成され、且つ内装基材12の吸音用の小孔13
と対向する中間基材21bが小孔13に入り込み、押圧
されない状態で形成される。また、表皮材15は中間基
材21に全面的に接合され、また内装基材12と表皮材
15との間の中間基材21aが押圧され、0.1 mmに圧縮
されているので剛性が著しく向上すると共に、内装基材
12の吸音用の小孔13と対向する中間基材21bも中
間基材21aと一連に形成されているので表皮材15の
垂れ下がりやベコツキを防止することができる。図2に
は内装基材12に30mmピッチで直径15mmの吸音用の
小孔13を穿設した本考案の内装材の吸音性能が、従来
の直径5mmの吸音用の小孔を穿設した内装材と共に示さ
れている。この実施例によれば、周波数200〜100
0Hzの吸音周波数範囲において従来例と比較して著しい
吸音効果を有することが明らかに示されている。
【0008】
【考案の効果】以上が本考案に係る車両用内装材の一実
施例の構成であるが、斯る構成に依れば、内装基材と表
皮材との間に中間基材が接合され、内装基材の小孔の直
径を大きくしても表皮材が中間基材に接合されているた
め表皮材の垂れ下がりやベコツキが発生せず、表皮材に
触れても小孔が判別されず、外観や感触を損なうことが
なく、また中間基材の小孔と対向する部分のフェルト材
が押圧状態でない空気層を有する綿状に保持され、中間
基材が吸音作用を阻害することがなく吸音効果を著しく
向上させることができる車両用内装材を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の車両用内装材の一部断面図。
【図2】吸音性能を示す図。
【図3】従来の内装材の分解斜視図。
【符号の説明】
11 内装材 12 内装基材 13 小孔 15 表皮材 16 表皮 17 緩衝材 21 中間基材 21a 中間基材 21b 中間基材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭51−156110(JP,U) 実開 昭64−17726(JP,U) 実開 昭54−19419(JP,U) 実公 昭39−4804(JP,Y1)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内装基材と、該内装基材の表面側に接合
    された表皮材とを備え、前記内装基材に適宜の間隔で多
    数の吸音用の小孔が穿設された車両用内装材において、
    前記内装基材と表皮材との間に中間基材が接合され、前
    記中間基材はフェルト材より形成され、該中間基材を内
    装基材と表皮材との間に挿入してプレス成形することに
    より、内装基材と表皮材との間の中間基材が押圧された
    状態で形成され、且つ内装基材の吸音用の小孔と対向す
    る中間基材が小孔に入り込み、押圧されない状態で形成
    されていることを特徴とする車両用内装材。
JP1473491U 1991-02-21 1991-02-21 車両用内装材 Expired - Lifetime JPH0751949Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1473491U JPH0751949Y2 (ja) 1991-02-21 1991-02-21 車両用内装材

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JP1473491U JPH0751949Y2 (ja) 1991-02-21 1991-02-21 車両用内装材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0516505U JPH0516505U (ja) 1993-03-02
JPH0751949Y2 true JPH0751949Y2 (ja) 1995-11-29

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ID=11869358

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JP1473491U Expired - Lifetime JPH0751949Y2 (ja) 1991-02-21 1991-02-21 車両用内装材

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS519387Y1 (ja) * 1970-08-11 1976-03-12
JPS49140233U (ja) * 1973-04-09 1974-12-03
JPS5368337U (ja) * 1976-11-12 1978-06-08
JPS6293308U (ja) * 1985-11-27 1987-06-15

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JPH0516505U (ja) 1993-03-02

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