JP2520673Y2 - 内装基材 - Google Patents
内装基材Info
- Publication number
- JP2520673Y2 JP2520673Y2 JP1992072933U JP7293392U JP2520673Y2 JP 2520673 Y2 JP2520673 Y2 JP 2520673Y2 JP 1992072933 U JP1992072933 U JP 1992072933U JP 7293392 U JP7293392 U JP 7293392U JP 2520673 Y2 JP2520673 Y2 JP 2520673Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- base material
- interior base
- sides
- woven fabric
- cork layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は例えば自動車の天井材、
ドアトリム、リアパーセル等の内装材に用いられる基材
に関するものである。
ドアトリム、リアパーセル等の内装材に用いられる基材
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来はこの種の基材としては波形紙から
なる芯材の両面に紙ライナーを貼着した段ボールが提供
されていた。上記段ボールは紙を材料としているので伸
びに乏しく成形性が悪く、深絞り成形部分には亀裂やし
わが発生する。
なる芯材の両面に紙ライナーを貼着した段ボールが提供
されていた。上記段ボールは紙を材料としているので伸
びに乏しく成形性が悪く、深絞り成形部分には亀裂やし
わが発生する。
【0003】そこで紙ライナーに代えて不織布ライナー
を用いた段ボールが提供されている(特開昭61−25
532号)。不織布は良好な伸びを示し成形性が良く、
深絞り成形部にあっても亀裂やしわが発生しない。また
吸音性にも優れる。
を用いた段ボールが提供されている(特開昭61−25
532号)。不織布は良好な伸びを示し成形性が良く、
深絞り成形部にあっても亀裂やしわが発生しない。また
吸音性にも優れる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら上記不織
布は剛性に乏しく、このような段ボールを成形した場合
形状安定性に乏しいと云う問題点がある。
布は剛性に乏しく、このような段ボールを成形した場合
形状安定性に乏しいと云う問題点がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は上記従来の課題
を解決するための手段として、波形紙からなる芯材(2)
の両面にライナーとして不織布(4) を貼着することによ
って構成される段ボール(5) の両面または片面にコルク
層(7) を貼着した内装基材を提供するものである。
を解決するための手段として、波形紙からなる芯材(2)
の両面にライナーとして不織布(4) を貼着することによ
って構成される段ボール(5) の両面または片面にコルク
層(7) を貼着した内装基材を提供するものである。
【0006】
【作用】本考案の段ボール(5) はライナーとして良好な
伸びを示す不織布(4) を使用しているから、成形性が良
い。しかし伸びの良い不織布(4) は剛性に乏しいのでこ
れをコルク層(7) で補強する。コルク層(7) は伸びを示
し成形性良く、しかも剛性がある。また多孔性でもある
ので吸音性に優れている。
伸びを示す不織布(4) を使用しているから、成形性が良
い。しかし伸びの良い不織布(4) は剛性に乏しいのでこ
れをコルク層(7) で補強する。コルク層(7) は伸びを示
し成形性良く、しかも剛性がある。また多孔性でもある
ので吸音性に優れている。
【0007】
【実施例】本考案を図1および図2に示す一実施例によ
って説明すれば、内装基材(1) は波形紙からなる芯材
(2) の両面に接着剤(3) によって不織布(4) を貼着する
ことによって構成される段ボール(5) の両面に接着剤
(6) によってコルク層(7) を貼着することにより得られ
る。該コルク層(7) は天然コルクあるいはコルク粉を合
成樹脂バインダーで結着した再生コルクを材料とする。
って説明すれば、内装基材(1) は波形紙からなる芯材
(2) の両面に接着剤(3) によって不織布(4) を貼着する
ことによって構成される段ボール(5) の両面に接着剤
(6) によってコルク層(7) を貼着することにより得られ
る。該コルク層(7) は天然コルクあるいはコルク粉を合
成樹脂バインダーで結着した再生コルクを材料とする。
【0008】上記芯材(2) 、不織布(4) 、コルク層(7)
にはフェノール樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、ウ
レタン樹脂、アクリル樹脂、ジアリルフタレート樹脂、
スチレン樹脂、変性澱粉等の合成樹脂が10〜50重量
%程度含浸されていてもよい。
にはフェノール樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、ウ
レタン樹脂、アクリル樹脂、ジアリルフタレート樹脂、
スチレン樹脂、変性澱粉等の合成樹脂が10〜50重量
%程度含浸されていてもよい。
【0009】上記接着剤(3,6) はホットメルト型接着
剤、溶液型接着剤、エマルジョン型接着剤のいづれでも
よい。
剤、溶液型接着剤、エマルジョン型接着剤のいづれでも
よい。
【0010】上記不織布(4) はポリエステル繊維、ポリ
アミド繊維、アクリル繊維、アセテート繊維、ヤシ繊
維、竹繊維、綿繊維、あるいはこれらの繊維の再生繊維
等からなり、通常目付は30〜70g/m2 、望ましく
は40〜60g/m2 程度のものである。
アミド繊維、アクリル繊維、アセテート繊維、ヤシ繊
維、竹繊維、綿繊維、あるいはこれらの繊維の再生繊維
等からなり、通常目付は30〜70g/m2 、望ましく
は40〜60g/m2 程度のものである。
【0011】上記内装基材(1) は例えば図2のように天
井形に成形されて天井基材(8) となり、該天井基材(8)
には不織布、合成レザー等の表皮材が貼着されて自動車
の天井材となる。図2のように天井形に成形する場合、
基材(1) の不織布(4) 、コルク層(7) は良好な成形性を
示し、深絞り成形部(8A)にあっても亀裂やしわを生じな
い。
井形に成形されて天井基材(8) となり、該天井基材(8)
には不織布、合成レザー等の表皮材が貼着されて自動車
の天井材となる。図2のように天井形に成形する場合、
基材(1) の不織布(4) 、コルク層(7) は良好な成形性を
示し、深絞り成形部(8A)にあっても亀裂やしわを生じな
い。
【0012】
【考案の効果】したがって本考案においては、優れた剛
性を有しかつ外観に優れた内装基材が得られる。
性を有しかつ外観に優れた内装基材が得られる。
図1および図2は本考案の一実施例を示すものである。
【図1】部分断面図
【図2】斜視図
1 内装基材 2 芯材 4 不織布 5 段ボール 7 コルク層
Claims (1)
- 【請求項1】波形紙からなる芯材の両面にライナーとし
て不織布を貼着することによって構成される段ボールの
両面または片面にコルク層を貼着したことを特徴とする
内装基材
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992072933U JP2520673Y2 (ja) | 1992-09-25 | 1992-09-25 | 内装基材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992072933U JP2520673Y2 (ja) | 1992-09-25 | 1992-09-25 | 内装基材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0629829U JPH0629829U (ja) | 1994-04-19 |
JP2520673Y2 true JP2520673Y2 (ja) | 1996-12-18 |
Family
ID=13503666
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992072933U Expired - Lifetime JP2520673Y2 (ja) | 1992-09-25 | 1992-09-25 | 内装基材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2520673Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6129532A (ja) * | 1984-07-20 | 1986-02-10 | 日産自動車株式会社 | 内装材 |
JP2502725Y2 (ja) * | 1990-11-30 | 1996-06-26 | 池田物産株式会社 | ダンボ―ル |
-
1992
- 1992-09-25 JP JP1992072933U patent/JP2520673Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0629829U (ja) | 1994-04-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960716 |