JPH1016659A - 自動車天井材 - Google Patents

自動車天井材

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Publication number
JPH1016659A
JPH1016659A JP18860296A JP18860296A JPH1016659A JP H1016659 A JPH1016659 A JP H1016659A JP 18860296 A JP18860296 A JP 18860296A JP 18860296 A JP18860296 A JP 18860296A JP H1016659 A JPH1016659 A JP H1016659A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
melting point
fiber
basic material
ceiling
low melting
Prior art date
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Pending
Application number
JP18860296A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Kano
浩司 加納
Kazuo Tanabe
和雄 棚部
Masahiro Kodama
雅博 児玉
Teruo Tsujimura
照男 辻村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ikeda Corp
Original Assignee
Ikeda Bussan Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ikeda Bussan Co Ltd filed Critical Ikeda Bussan Co Ltd
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Publication of JPH1016659A publication Critical patent/JPH1016659A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は自動車の天井において、ルーフパネル
と天井材との間に介在するパッド材を省略しかつ剛性を
向上せしめることを課題とする。 【解決手段】天井材1の基材2としてウェブを低融点繊
維で結着することにより、厚手でかつクッション性を有
し圧縮成形可能なものを使用し、裏面主要部をルーフパ
ネル7に密着する形状に成形し、かつ両端部1Aにおい
て基材2を圧縮成形して高密度高剛性とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車天井材に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車天井材は、レジンボード、
ダンボール、合成樹脂含浸ポリウレタン発泡体シート、
ポリスチレン発泡体パネル等を材料とする基材と、該基
材の表面に貼着される表皮材とからなる。そして図8に
示すように該基材(12)と、表皮材(13)とからなる天井材
(11)は、自動車天井に張設された状態ではルーフパネル
(14)との間にはルーフパット(15)が介在せしめられる。
該ルーフパット(15)はルーフパネル(14)と天井材(11)と
の間を結露防止し、そして防音断熱し、かつ自動車走行
中の振動によって天井材(11)がルーフパネル(14)に接触
して異音を発するのを防止するための部材である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構成では結露
防止、防音断熱あるいは異音発生防止のために天井材(1
1)とルーフパネル(14)との間にルーフパット(15)を介在
せしめることが必要でありコスト高になり、かつルーフ
パット(15)取付けの手間が必要である。また中央部も両
端部も厚みおよび密度が同等であるから、高剛性がえら
れにくゝ折損および破損し易いと言う問題点もある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の課題
を解決するための手段として、融点110〜160℃の
低融点繊維を30〜50重量%混合した繊維ウェブの加
熱融着物からなる基材(2) と、該基材(2) 表面に貼着さ
れている表皮材(3) とからなり、該基材(2) 裏面主要部
はルーフパネル(7) に密着する形状に成形されておりか
つ両端部(1A)において該基材(2) は圧縮成形されて剛性
が向上されている自動車天井材(1) が提供される。該天
井材(1) において該基材(2) の裏面には音を拡散吸収す
るための凹部(6) を形成することも出来る。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を図1〜図
4に示す。天井材(1) は基材(2) と該基材(2) の表面に
貼着されている表皮材(3) とからなり、自動車天井形状
に成形されており、該基材(2) は融点110〜160℃
の低融点繊維を30〜50重量%混合した繊維ウェブの
加熱融着物であり、該低融点繊維としては融点110〜
160℃のポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維、ポ
リエステル繊維、ポリアミド繊維等が使用され、他の繊
維としては融点200℃以上のポリエステル繊維、ポリ
アミド繊維、アクリル繊維、木綿等が使用され、他の繊
維として中空繊維を使用すれば基材の剛性が向上する。
【0006】該表皮材(3) としては繊維編織物、ポリ塩
化ビニルレザー、ポリウレタンレザー等であるが、低融
点繊維を混合した表皮材用ウェブも使用される。該ウェ
ブには基材用ウェブに使用されている低融点繊維と同様
な繊維が15〜25重量%混合されており、他の繊維も
基材用ウェブと同様な繊維が使用されるが、該基材(2)
がクッション性を有しているからポリエチレン発泡体や
ポリウレタン発泡体等のワディング材は不要である。
【0007】該表皮材(3) は該基材(2) 表面に感熱性接
着層(4) を介して貼着されている。該感熱性接着層(4)
としては基材(2) に使用されている低融点繊維と同様な
低融点繊維ウェブやポリエチレンフィルム、ポリアミド
フィルム等が使用される。そして該基材(2) の裏面主要
部はルーフパネル(7) に密接するような形状に成形さ
れ、更に両端部(1A,1A) は圧縮成形されて剛性を向上さ
れている。
【0008】このような裏面成形形状を明確に形成しか
つ剛性を付与するために、該基材(2) の裏面にも感熱性
接着層(4) に使用されると同様な低融点繊維ウェブ層
(5) が裏打ちされることが好ましい。
【0009】上記天井材(1) を製造するには基材(2) の
原料である低融点繊維混合ウェブの表裏面に低融点繊維
ウェブを重ね合わせ、表側には更に表皮材(3) を重ね合
わせて該低融点繊維の融点以上の温度、通常150〜2
00℃の熱風加熱を行なって、該低融点繊維ウェブを軟
化せしめた上でプレスして厚みを調節して原反(1B)を製
造する。該原反(1B)において基材(2) は厚み30〜40
mm、目付600〜1000g/m2 、感熱性接着層(4)
として低融点繊維ウェブは目付20〜50g/m2 であ
り、表皮材(3) がウェブの場合には目付100〜210
g/m2 とされ、プレス前の全体の厚みは5〜10mm、
プレス後の全体の厚みは1〜3mmとされている。上記原
反(1B)の基材(2) においてはウェブは低融点繊維によっ
て結着され、そして表皮材(3) は感熱性接着層(4) によ
って該基材(2) に接着されている。
【0010】上記原反(1B)は混合されている低融点繊維
が軟化状態を維持しているうちに図4に示すようなプレ
ス成形型(9) によって冷間プレス成形され、図2に示す
自動車の天井材(1) が製造される。この場合該天井材
(1) の両端部において基材(2)を圧縮して剛性を向上せ
しめる。通常天井材(1) の中央部では基材(2) の厚みt
1 は15〜25mm、両端部(1A)の厚みt2 は2〜5mmに
設定され、その結果両端部(1A)の密度は中央部の密度の
約3〜12.5倍になる。
【0011】上記天井材(1) において該基材(2) として
低融点繊維ウェブで結着したものを使用するから、内部
構造の緻密化が極端に行なわれず、厚手でかつクッショ
ン性のある基材となり、厚みを縮小することが出来るか
ら、表面を天井形状にして裏面を任意形状に成形し、ま
た凹部を形成することが可能であり、更に両端部を圧縮
成形して高密度として剛性を向上させることが出来、ま
た表皮材のワディング材を省略することが出来る。また
表皮材に低融点繊維混合ウェブを使用した場合、該ウェ
ブは該低融点繊維によって結着されるので、ニードルパ
ンチの必要がなく、表面に針跡が存在せず外観良好な内
装材が得られる。
【0012】図5〜図7には本発明のもう一つの実施の
形態が示される。本実施の形態においては、原反(1B)を
製造する場合、図5に示すように金網(8) 上に支持す
る。そうすると該原反(1B)の金網(8) に接触する部分は
熱風によって加熱されている金網(8) によって溶融さ
れ、図6に示すような凹部(6) が形成される。このよう
に裏面に凹部(6) を形成した天井材(1) をルーフパネル
(7) に張設すると、図7に示すように該凹部(6) によっ
て車内の音が矢印に示すように反射されて拡散吸収され
る。
【0013】本発明においては、上記実施の形態におけ
る感熱性接着層(4) や低融点繊維ウェブ層(5) は必須の
ものではなく省略されてもよい。基材(2) は低融点繊維
を含んでいるから、該低融点繊維の軟化物によって、該
感熱性接着層(4) が存在しなくても表皮材(3) を接着す
ることが出来る。
【0014】
【発明の効果】本発明では上記したように表皮材の基材
が厚手でクッション性を有するから、圧縮成形が可能で
あり、裏面主要部をルーフパネルに密着する形状にし、
所望なれば凹部を形成することが出来、したがってルー
フパッドを省略することが出来、また表皮材にワディン
グ材を裏打ちする必要がなく、その分コストダウンを図
ることが出来、更に圧縮成形された高密度の両端部は天
井材全体に剛性を付与し折損や破損を防止する。
【図面の簡単な説明】
図1〜図4は本発明の一実施の形態を示すものである。
【図1】天井材部分拡大断面図
【図2】天井材斜視図
【図3】天井材張設状態の図2におけるA−A断面図
【図4】プレス成形工程図図5〜図7は本発明の他の実
施の形態を示すものである。
【図5】原反加熱工程図
【図6】加熱後の原反部分断面図
【図7】天井に張設した状態の部分断面図
【図8】従来例の天井材張設状態部分断面図
【符号の説明】
1 天井材 1A 両端部 2 基材 3 表皮材 6 凹部 7 ルーフパネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 辻村 照男 岐阜県不破郡垂井町498番地 池田物産株 式会社岐阜工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】融点110〜160℃の低融点繊維を30
    〜50重量%混合した繊維ウェブの加熱融着物からなる
    基材と、該基材表面に貼着されている表皮材とからな
    り、該基材裏面主要部はルーフパネルに密着する形状に
    成形されておりかつ両端部において該基材は圧縮成形さ
    れて剛性が向上されていることを特徴とする自動車天井
  2. 【請求項2】該基材裏面には音を拡散吸収するための凹
    部が形成されている請求項1に記載の自動車天井材
JP18860296A 1996-06-29 1996-06-29 自動車天井材 Pending JPH1016659A (ja)

Priority Applications (1)

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JP18860296A JPH1016659A (ja) 1996-06-29 1996-06-29 自動車天井材

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006084432A1 (de) * 2005-02-10 2006-08-17 Wilhelm Karmann Gmbh Verbundmaterial für ein faltbares fahrzeugdach und verfahren zur herstellung eines verbundmaterials
JP4828658B1 (ja) * 2011-03-14 2011-11-30 株式会社タケヒロ 車両用防音材
CN102529840A (zh) * 2010-12-23 2012-07-04 上海新安汽车隔音毡有限公司 一种多层结构的汽车用隔音垫及其制造方法

Cited By (4)

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Effective date: 19991207