JP3031542U - 作業の安全性と操作性を向上させた園芸用変形三脚 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来からの園芸用三脚は二脚が固定している
ので、傾斜地や凹凸の激しい所では脚が安定ぜず、転倒
の危険性があり、必ずしも安全性が高いとは言えない。
また設置操作が樹木等が邪魔になって、困難なことが多
い。そこで本考案では作業の安全性と操作性を向上させ
ることを目的とした。 【構成】 はしご１の一端に踏み板２を取り付け、その
踏み板２に、はしご１の反対側に伸縮自在で前後に動か
すことのできる可動部４を持った脚３を二本取り付けた
ものである。即ち、はしごに一脚の作用を持たせた変形
三脚である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案が解決しようとする課題】

一般に、庭樹や果樹のせん定には園芸用三脚が用いられるが、庭や畑の地面の 形状は平坦とは言えず、特に庭では傾斜面が多く、この三脚を安定的に設置する ことが困難なことが多々ある。転倒事故も耳にするところである。

【０００２】 また、従来の園芸用三脚では二脚が固定されているので、樹木等が邪魔になり 、設置操作も困難である。そこで、三脚を安定させ、作業の安全性と設置する時 の操作性を向上させることにした。

【０００３】

【課題を解決するための手段】

従来からの園芸用三脚ははしご状の踏み段は上部から下部に向かって、段階的 に、長く取っている。そして、はしご状に二脚の役目をさせ、もう一脚は伸縮自 在の機能を持った脚を上部の踏み板の部分に可動できるように取り付けている。

【０００４】 上記の課題を達成するため、上部と下部の踏み段の長さの等しい、いわゆる従 来のはしご１の一端に踏み板２を取り付け、この板に伸縮自在の機能を持った脚 ３を二本取り付ける。この脚の取り付け位置は踏み板２の強度等を考慮して、は しご１が取り付けられた反対側の隅とする。これを園芸用変形三脚と呼ぶことに する。なお取り付けられた脚３は従来通り可動部４をもつものとする。

【０００５】

【作用】

三脚は三点を接地させ、この三点から作られる三角形が平面を決定することか ら、その三脚を安定させる道具である。しかし従来の園芸用三脚は二脚が固定し ており、即ち三角形の一辺が固定されているので、傾斜地や凹凸の激しい場所の 作業では任意の大きい重心の低い安定な三角点を形成させることが困難である。

【０００６】 本考案では、はしご部分の接地する二点の脚の距離が非常に短いので、はしご 全体を一脚の作用とみなし、他の二脚を操作することにより、任意の三角形を形 成させることができる。このことから本考案の三脚は非常に安定性が向上するの が特徴である。

【０００７】

【考案の効果】

本考案の三脚は任意の三角形を形成させることができるので、傾斜地でも脚 の安定性がよく、作業の安全性が向上する。 従来の三脚のように、二脚が固定していないので、設置に際して樹木等が邪 魔になることがほとんどく、設置の操作性が向上する。 収納時に嵩ばらない。 脚をたたむことにより、はしごとして使用可能である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の園芸用変形三脚の使用時の斜視図であ
る。

【図２】本考案の園芸用変形三脚の使用時の平面図であ
る。

【符号の説明】

１ はしご ２ 踏み板 ３ 伸縮自在の機能を持った脚 ４ 可動部（前後に）

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 一般の金属製又は本製のはしごの一端に
   踏み板を取り付け、それに伸縮自在な機能を持った脚を
   可動できる状態で、二本取り付けることを特徴とする園
   芸用変形三脚。