JP2710053B2 - 自動車の車体構造 - Google Patents

自動車の車体構造

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JP2710053B2 JP63167087A JP16708788A JP2710053B2 JP 2710053 B2 JP2710053 B2 JP 2710053B2 JP 63167087 A JP63167087 A JP 63167087A JP 16708788 A JP16708788 A JP 16708788A JP 2710053 B2 JP2710053 B2 JP 2710053B2
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Description

【発明の詳細な説明】 a.産業上の利用分野 本発明は自動車の車体構造に関し、更に詳しくは、ウ
インドガラスが接着されるパネル面の構造に関するもの
である。
b.従来の技術 ウインドガラスを自動車のサイドボディー等に接着固
定するに際しては、通常、サイドボディーにプライマ
(下塗り塗料)を塗布してその上部に接着材を塗布し、
この接着材にウインドガラスの縁部を当てがって接着す
るようにしている。
ところで従来では、プライマ塗布作業に際しては、こ
の作業に専用の治具を予め作っておき、当該治具を利用
してプライマの塗布範囲を明確にしていた。また、この
作業を自動ラインにて行なう場合には、専用のロボット
を製作するようにしていた。
さらに、ウインドガラスの組付作業にも簡単な治具を
使用していた。
c.発明が解決しようとする課題 しかしながら、従来の場合には、治具の製作費用、点
検・補修等の管理費用が高く、しかも治具使用による作
業工数の増加並びにそれに伴う作業能率の低下を来たす
といった大きな問題点があった。
その上、プライマ塗布作業時にプライマが治具に付着
していまい、塗布作業の能率が低下するのみならず、品
質上のバラツキを生じ、ウインドガラスの接着不良が発
生するおそれがあった。
本発明は上述の如き不都合を解消すべくなされたもの
であって、ウインドガラスの組付時に特別な治具を用い
ることなくプライマの塗布範囲を明確に認識できると共
に、ウインドガラスの位置決めを正確かつ容易に行なう
ことができ、しかもウインドガラスが接着されるピラー
部の軸心を中心とする回転方向における強度の向上を図
り得る自動車の車体構造を提供することにある。
d.課題を解決するための手段 上述の目的を達成するために、本発明では、ピラー部
の外面を構成するアウタパネルのうちウインドガラス接
着用のプライマ及び接着剤が塗布されるべき箇所の近傍
部分であってかつその箇所よりも車体後方側の部分に、
断面略U字状でかつ車体外側へ向けて突出すると共に、
前記ピラー部の延設方向に沿って延びるように断続的に
設けられた複数個の凸状ビード部を形成するようにして
いる。
以下、本発明の一実施例に付き図面を参照して説明す
る。
第1図は本発明に係る車体構造を具備する自動車1を
示すものであって、同図において、2はサイドボディ
ー、3はフロントピラー、4はセンタピラー、5はリヤ
ピラー、6はクォータウインド、7はウインドガラスで
ある。
上述のリヤピラー5は、第3図に示すようにアウタパ
ネル5aとインナパネル5bとを閉断面形状に形成して成る
ものであり、リヤピラー5のアウタパネル5aにウインド
ガラス7が接着固定されるようになっている。ここで、
ウインドガラス7の接着部分の構成を詳述すると、上述
のアウタパネル5aには第2図及び第3図に示す如くリヤ
ピラー5の延設方向に沿って延びかつ外方に突出してい
る凸状ビード部8がプレス成形等にて成形されている。
なお、この凸状ビード部8は一連には設けられておら
ず、断続的に設けられており、本実施例では途中の2箇
所9a,9bにおいて中断されている。また、凸状ビード部
8の形成位置は、アウタパネル5aの外面のうち、ウイン
ドガラス取付用のプライマ10及び接着材11(第3図参
照)が塗布されるべき箇所の近傍部分であってその箇所
よりも車両後方側の部分となるように構成されている。
アウタパネル5aへのウインドガラス7の取付けに際し
ては、第3図に示すように、凸状ビード部8の両側部の
うち車両前方側の側部近傍の領域Aにプライマ10を塗布
し、さらにこのプライマ10の上部に接着材11を塗布す
る。次いで、ウインドガラス7の後端縁に枠状部材12を
介して取付けられたスペーサ13を凸状ビード部8の車両
後方側の立上り部に当接させて前後方向の位置決めを行
ない。、その直後にウインドガラス7を接着材11に押し
付ける。これにより、アウタパネル5aへウインドガラス
7の後端縁が接着固定される。なお、図示を省略したが
ウインドガラス7の上下両端縁及び前端縁も同時に接着
固定される。
このように構成した自動車1の車体構造によれば、ウ
インドガラス7が接着されるリヤピラー5のアウタパネ
ル5aの所定箇所に凸状ビード部8を形成するようにした
ので、この凸状ビード部8を目印とすることによりプラ
イマ10の塗布範囲(塗布領域)を容易に認識することが
できると共に、ウインドガラス組付時にスペーサ13ひい
てはウインドガラス7自体の位置決めのために上述の凸
状ビード部8を利用することができる。従って、特別な
治具を何ら用いることなくウインドガラス7の接着固定
を行なうことができ、作業能率の向上を図ることが可能
となる。
また、本実施例においては、凸状ビード部8を断続的
に延びるように構成したので、この凸状ビード部8を連
続にした場合に比べてリヤピラー5の軸心を中心とする
回転方向における強度がより強くなり、強度の点で有利
である。
以上、本発明の一実施例に付き述べたが、本発明は既
述の実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的
思想に基いて各種の変形及び変更が可能である。
例えば、凸状ビード部8をリヤピラー5以外の箇所に
設けるようにすることも可能であり、また短い凸状ビー
ド部を点在させるようにしてもよい。
e.発明の効果 以上の如く、本発明は、本発明では、ピラー部の外面
を構成するアウタパネルのうちウインドガラス接着用の
プライマ及び接着剤が塗布されるべき箇所の近傍部分で
あってかつその箇所よりも車体後方側の部分に、断面略
U字状でかつ車体外側へ向けて突出すると共に、前記ピ
ラー部の延設方向に沿って延びるように断続的に設けら
れた複数個の凸状ビード部を形成するようにしたもので
あるから、接着材の塗布範囲を凸状ビードの側部領域と
すればよいこととなる。従って、接着材をパネル面に塗
布するに際しては凸状ビード部を目印とすることにより
接着材塗布範囲を容易かつ正確に認識することができ、
しかも上述の凸状ビード部を利用してウインドガラスの
位置決めを容易かつ正確に行なうことができ、従来用い
ていたような特別な治具を用いる必要がなくなる。
さらに、上述の凸状ビード部をウインドガラスの位置
決めのために利用することが可能となり、治具を用いる
ことなく容易な作業にてウインドガラスの組付作業を行
なうことができる。
その結果、特別な治具を製作する必要がなくなり、コ
スト面で有利となるばかりでなく、作業能率を大巾に向
上させることが可能となる。
さらに、本発明によれば、凸状ビード部をピラー部の
アウタパネルにピラー部の延設方向に沿って延びるよう
に配設するようにしたので、前記凸状ビード部の存在に
よりピラー部の強度の向上を図ることができる。その
上、本発明では、ピラー部の延設方向において継続的に
複数個の凸状ビード部を設けるようにしているので、連
続ビードの場合と比較してピラー部の軸心を中心とする
回転方向における強度がより強くなり、強度の点で有利
となる。
【図面の簡単な説明】 図面は本発明の一実施例を説明するためのものであっ
て、第1図は自動車の全体斜視図、第2図は自動車の後
部の拡大側面図、第3図は第2図におけるIII-III線拡
大断面図である。 1……自動車、2……サイドボディー、5……リヤピラ
ー、5a……アウタパネル、5b……インナパネル、6……
クォータウインド 7……ウインドガラス、8……凸状ビード部、10……プ
ライマ、11……接着材、13……スペーサ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ピラー部の外面を構成するアウタパネルの
    うちウインドガラス接着用のプライマ及び接着剤が塗布
    されるべき箇所の近傍部分であってかつその箇所よりも
    車体後方側の部分に、断面略U字状でかつ車体外側へ向
    けて突出すると共に、前記ピラー部の延設方向に沿って
    延びるように断続的に設けられた複数個の凸状ビード部
    を形成したことを特徴とする自動車の車体構造。
JP63167087A 1988-07-05 1988-07-05 自動車の車体構造 Expired - Fee Related JP2710053B2 (ja)

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JPH0218112A JPH0218112A (ja) 1990-01-22
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LT3033086T (lt) 2013-08-14 2021-12-27 Novartis Ag Kombinuota terapija vėžiui gydyti
US10562274B1 (en) 2016-02-22 2020-02-18 Apple Inc. Glass fastening and sealing systems

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6099723A (ja) * 1983-11-05 1985-06-03 Nissan Motor Co Ltd ウインドウパネルの取付構造
JPH0330168Y2 (ja) * 1984-12-28 1991-06-26

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