JPH0711011Y2 - フロントピラー構造 - Google Patents

フロントピラー構造

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JPH0711011Y2
JPH0711011Y2 JP12181288U JP12181288U JPH0711011Y2 JP H0711011 Y2 JPH0711011 Y2 JP H0711011Y2 JP 12181288 U JP12181288 U JP 12181288U JP 12181288 U JP12181288 U JP 12181288U JP H0711011 Y2 JPH0711011 Y2 JP H0711011Y2
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JP
Japan
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front pillar
joining
clip
notch
hole
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JP12181288U
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JPH0241879U (ja
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孝司 松井
清史 高橋
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Mitsubishi Motors Corp
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Mitsubishi Motors Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、フロントピラーインナとフロントピラーアウ
タとを接合して形成される車両用のフロントピラー構造
に関する。
(従来の技術) 車両用のフロントピラーは、第6図に示す車体前部のフ
ロントガラスとドアとの間に配置されており、例えば、
そのVII-VII断面図である第7図に示すように、フロン
トピラーインナ20,21とフロントピラーアウタ22を、そ
の長手方向に沿って形成された接合縁部20a,21a,22aで
互いに接合した後、第8図に示すように、フロントピラ
ーアウタ22の接合縁部22aの適数箇所に形成されたモー
ル組付用のクリップ孔22bにモール組付クリップ23aを嵌
合してフロントピラーモール23が組付けられている。こ
こにおいて、フロントピラーインナ20の接合縁部20aに
は、クリップ孔22bに対応する位置にモール組付クリッ
プ用の切欠き部22bが形成されている。
前記接合縁部の接合に際し、従来は、前記各部材20,21,
22の長手方向に伸びる角部20c,21b,22cに、これら角部2
0c,21b,22cの形状に対応するように形成した凹溝24a,25
a,26aを有するロケーター24,25,26を当接し、これらの
ロケーター24,25,26によってフロントピラーインナ20,2
1とフロントピラーアウタ22とを支持しながら、充分な
接合面積が確保できない切欠き部20bを除いて、スポッ
ト溶接等により接合作業を行っている。
そして、切欠き部20bについては、フロントピラーイン
ナ20とフロントピラーアウタ22との境界部分にボディー
シーラー27を塗布することによって、雨水等に対するシ
ール性を確保している。
(考案が解決しようとする課題) ところが、フロントピラーインナ20とフロントピラーア
ウタ22との接合作業に際して、ロケーター24,25,26によ
る位置決め精度が悪く、フロントピラーインナ20とフロ
ントピラーアウタ22とが正規の接合位置からズレて組付
けられてしまうことがある。
このため、かかるズレが、両接合縁部20a,22aの幅方向
に沿ってクリップ孔22bの孔縁と切欠き部20bの切欠き縁
とが接近するように生じると、第8図に示すように、ボ
ディーシーラー27を塗布する塗布面を充分に確保するこ
とができなくなる。しかも、このような状態でフロント
ピラーアウタ22のクリップ孔22bにモール組付クリップ2
3aを嵌合してフロントピラーモール23を組付けると、ク
リップ23aによってボディーシーラー27が剥ぎ取られた
りする。
これらの理由から、フロントピラーインナ20の切欠き部
20bは、フロントピラーアウタ22との境界部分におい
て、シール性が低下する。したがって、例えば、雨天や
洗車の際に、ボディーシーラー27を塗布した境界部分か
らフロントピラー内へ水が侵入してしまうという不都合
があった。
本考案は、上記した課題を解決すべくなされたもので、
フロントピラーインナとフロントピラーアウタとが精度
よく組付けられ、シール性に優れたフロントピラー構造
を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するため、本考案においては、フロント
ピラーインナとフロントピラーアウタの長手方向に沿っ
て形成された接合縁部を互いに接合して形成されるフロ
ントピラー構造において、フロントピラーアウタの接合
縁部の適数箇所にモール組付用のクリップを嵌合するク
リップ孔が、フロントピラーインナ接合縁部の前記クリ
ップ孔に対応する位置に切欠き部がそれぞれ所定の位置
に形成され、前記接合縁部の接合時に、前記クリップ孔
に挿入したロケーションピンを前記切欠き部に当接させ
ることにより、フロントピラーインナとフロントピラー
アウタの位置決めをして接合されている構成としたもの
である。
(作用) 以上のように構成すると、フロントピラーインナとフロ
ントピラーアウタとを接合するときに、フロントピラー
アウタに形成したクリップ孔を基準として、このクリッ
プ孔に挿入したロケーションピンを切欠き部に当接させ
ると、フロントピラーインナとフロントピラーアウタと
は正規の接合位置に位置決めされる。この状態で溶接等
により接合縁部を接合すると、クリップ孔の孔縁と切欠
き部の切欠き縁とが所定距離だけ離間してボディーシー
ラーの塗布面が確保される。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を添付図面に基づいて詳細に説
明する。
第1図は、前記第7図と同様に、第6図のVII-VII断面
に対応する断面を示すもので、第1図において、フロン
トガラス1とドア2との間に配置されるフロントピラー
3は、フロントピラーインナ4,5とフロントピラーアウ
タ6とから構成される。これらは、長尺状の板材を所定
形状に折曲するとともに、長手方向に沿ってその両側に
それぞれ接合縁部4a,5a,6aを形成したもので、各接合縁
部4a,5a,6aで互いに接合することにより筒状に形成され
る。
さらに、第2図に示すように、フロントピラーアウタ6
には、フロントピラーインナ4の接合縁部4aと接合され
る接合縁部6aの適数箇所にクリップ孔6bが、また、フロ
ントピラーインナ4の接合縁部4aには、各クリップ孔6b
に対応する位置にモール組付クリップ用の切欠き部4bが
それぞれ所定の位置に形成されている。ここにおいて、
クリップ孔6bはモール組付用のクリップ7aを嵌合すると
ともに、フロントピラーインナ4とフロントピラーアウ
タ6との接合時の位置決めをするための孔である。
また、フロントピラー3には、前記各クリップ孔6bに対
応する位置にモール組付クリップ7aを形成したフロント
ピラーモール7が、前記各クリップ孔6bにモール組付ク
リップ7aを嵌合して組付けられている。
そして、前記フロントピラーインナ4の接合縁部4aに形
成された切欠き部4bには、フロントピラーインナ4とフ
ロントピラーアウタ6との境界部分に合成樹脂等のボデ
ィーシーラー8が塗布されている。
尚、第1図において、9はドアサッシュ、10はドアラン
チャンネル、11はドアガラスであり、また、12,13はウ
ェザストリップ、14は室内モールであり、このモール14
はフロントピラーインナ5の適数箇所に形成したクリッ
プ孔5bにモール組付クリップ14aを嵌合させて取り付け
られる。
以上のような構造とした本考案のフロントピラー3にお
いて、フロントピラーインナ4とフロントピラーアウタ
6とを接合するときには、第3図に示すように、接合縁
部4aと接合縁部6aとを重ね合わせ、前記クリップ孔6bに
ロケーションピン15の先端に形成した突起15aを嵌挿
し、ロケーションピン15の端部側壁を切欠き部4bの切欠
き縁に当接させることによりフロントピラーインナ4と
フロントピラーアウタ6とを正規の接合位置に保持して
おく。そして、この状態でモール組付クリップ用の切欠
き部4bが形成されている部分を除いて、スポット溶接に
より接合縁部4aと接合縁部6aの接合作業を行うのであ
る。
このようにすると、第3図のIV円部を拡大した第4図に
示すように、ロケーションピン15はその先端に形成した
突起15aがクリップ孔6bに嵌合し、しかもロケーション
ピン15の端部側壁はフロントピラーインナ4側に形成さ
れた切欠き部4bの切欠き縁に当接することになる。
したがって、フロントピラーインナ4とフロントピラー
アウタ6とは幅方向にズレることがなく、切欠き部4bの
切欠き縁とクリップ孔6bの孔縁との間が所定の距離lの
間隔に保持され、接合作業に際してもフロントピラーイ
ンナ4とフロントピラーアウタ6とを正規の接合位置に
保持しておくことができることになる。そして、第1図
のV円部を拡大した第5図からも明らかなように、ボデ
ィーシーラー8を塗布する塗布面を充分に確保すること
ができる。
(考案の効果) 本考案のフロントピラー構造においては、フロントピラ
ーアウタの接合縁部の適数箇所にモール組付用のクリッ
プを嵌合するクリップ孔を、フロントピラーインナ接合
縁部の前記クリップ孔に対応する位置に切欠き部をそれ
ぞれ所定の位置に形成し、前記接合縁部の接合時に、前
記クリップ孔に挿入したロケーションピンを前記切欠き
部に当接させることにより、フロントピラーインナとフ
ロントピラーアウタとの位置決めをして接合する構造と
したので、構造が簡単で、フロントピラーインナとフロ
ントピラーアウタとを正規の接合位置に保持して精度よ
く組付作業をすることができ、シール性に優れたフロン
トピラーを提供できるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すフロントピラー構造の
断面図、第2図はフロントピラーインナとフロントピラ
ーアウタのモール組付用クリップ孔近傍の詳細を示す部
分斜視図、第3図はフロントピラーインナとフロントピ
ラーアウタとの位置決め状態を示す要部断面図、第4図
は第3図のIV円部拡大図、第5図は第1図のV円部拡大
図、第6図から第8図は従来のフロントピラー構造を示
すもので、第6図は車体前部を示す部分斜視図、第7図
は第6図のVII-VII断面図、第8図はフロントピラーへ
のボディーシーラーの塗布状態を示す要部断面図であ
る。 3……フロントピラー、4,5……フロントピラーイン
ナ、4a,5a……接合縁部、4b……切欠き部、6……フロ
ントピラーアウタ、6a……接合縁部、6b……クリップ
孔、7……フロントピラーモール、7a……モール組付ク
リップ、15……ロケーションピン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フロントピラーインナとフロントピラーア
    ウタの長手方向に沿って形成された接合縁部を互いに接
    合して形成されるフロントピラー構造において、フロン
    トピラーアウタの接合縁部の適数箇所にモール組付用の
    クリップを嵌合するクリップ孔が、フロントピラーイン
    ナ接合縁部の前記クリップ孔に対応する位置に切欠き部
    がそれぞれ所定の位置に形成され、前記接合縁部の接合
    時に、前記クリップ孔に挿入したロケーションピンを前
    記切欠き部に当接させることにより、フロントピラーイ
    ンナとフロントピラーアウタの位置決めをして接合され
    ていることを特徴とするフロントピラー構造。
JP12181288U 1988-09-16 1988-09-16 フロントピラー構造 Expired - Lifetime JPH0711011Y2 (ja)

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JP12181288U JPH0711011Y2 (ja) 1988-09-16 1988-09-16 フロントピラー構造

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JP12181288U JPH0711011Y2 (ja) 1988-09-16 1988-09-16 フロントピラー構造

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JPH0241879U JPH0241879U (ja) 1990-03-22
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