JPH059960Y2 - - Google Patents

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JPH059960Y2
JPH059960Y2 JP1986072560U JP7256086U JPH059960Y2 JP H059960 Y2 JPH059960 Y2 JP H059960Y2 JP 1986072560 U JP1986072560 U JP 1986072560U JP 7256086 U JP7256086 U JP 7256086U JP H059960 Y2 JPH059960 Y2 JP H059960Y2
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  • Connection Of Plates (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この考案は、2つのトリム部材の端部を重ね合
せて車体パネルに固定するための自動車のトリム
部材固定構造に関する。
《従来の技術》 自動車の内装において、2つのトリム部材を端
部でつなぎ合せた状態で組み付けることがよくあ
る。トリム部材のつなぎ合せで重要なのは、両部
材の位置が正確に合い、隙間やねじれや浮きを生
じないようにし、車室内の美観を損わないように
することである。また取付作業性が良いことも要
求される。
トリム部材をつなぎ合せる構造には、両トリム
部材の端部同士を突き合わせる構造と、一方のト
リム部材の端部に他方のトリム部材の端部を重ね
合せる構造とがある。
突き合せ構造としては、例えば特開昭59−
120542号公報に開示されたものがあり、この構造
は、車体パネルに別々にクリツプで取付けられて
端面が相互に突き合わされる2つのトリム部材の
両者間に段差などが生じるのを防止するために、
一方のトリム部材の端面から他方のトリム部材の
端面側に突出させて爪部を設けるとともに、他方
のトリム部材の端面には前記爪部を挿入させて係
止する受け部を設けて、両者の一体化を図つてい
る。
しかしながら、このような突き合わせ構造で
は、両者の位置ずれが生じやすくまた目立ちやす
いという課題があり、またトリム部材の端部の両
方をそれぞれ車体パネルに止めなければならず、
組付け性の面でも課題があり、特に上記公報のも
のでは受け部に爪部を差し込むという作業も必要
で、かつ受け部と爪部とを係合させた状態でクリ
ツプを嵌合させることは甚だ困難になる。
一方、重ね合せ構造では、2つのトリム部材を
重ね合せた部分で一度に車体パネルに止着でき、
両者の位置ずれは比較的生じにくい。
上記の重ね合せ構造において、重ね合せた2つ
のトリム部材をビスでもつて車体に固定すれば、
最も正確にしつかりとトリム部材を固定すること
ができる。しかし、ビスの頭が露呈し、外観を損
ねるという致命的な問題がある。そのために、一
般には外部から止着部材が見えないようにすべ
く、トリム部材の裏面側に取付けたクリツプを車
体パネルの取付孔に差し込んでトリム部材を固定
する構造としている。
すなわち、トリム部材Aの端部の上にトリム部
材Bの端部を重ね合せて車体パネルにクリツプで
固定する従来の構造は次のようになつていた。
トリム部材Aの端部に貫通孔を形成するととも
に、トリム部材Bの端部裏面に上記貫通孔に対応
する位置決めピンを突出形成している。トリム部
材Aの上にトリム部材Bを重ねたとき、上記位置
決めピンが上記貫通孔に嵌合し、重ね合せ部分の
位置決めがなされる。
またトリム部材Bのトリム部材Aと重なり合わ
ない部分の裏面にクリツプ取付用のクリツプ座を
設け、ここに取付けたクリツプを車体パネルに止
着する構成となつていた。
《考案が解決しようとする問題点》 しかし、上述した従来技術では、トリム部材A
とBの重ね合せ部分より少し離れた点でトリム部
材Bがクリツプで車体パネルに固定される。その
ため、クリツプによる止着点とトリム部材Bの端
縁との間には相当の距離があり、トリム部材Bの
端縁がトリム部材Aの表面にぴつたりと密着せ
ず、場合によつては著しく浮き上り、外観が損わ
れるという問題があつた。
また、特開昭58−211936号公報には、一方の下
になるトリム部材には車体パネルに嵌合して止着
されるクリツプ部を一体または別体に設け、かつ
このクリツプ部の軸芯には貫通された嵌合孔を形
成してメス型クリツプとし、他方の上になるトリ
ム部材には上記嵌合孔に嵌合するオス型クリツプ
部を一体に設け、下になるトリム部材のクリツプ
部を車体パネルに形成した嵌合孔に嵌合させて止
着した後に、上になるトリム部材のオス型クリツ
プ部を、その下になるトリム部材のクリツプ部に
形成した嵌合孔に嵌合させて、当該上になるトリ
ム部材を下になるトリム部材のクリツプ部を介し
て車体パネル側に止着する用にした重ね合わせ構
造が開示されている。
しかしながら、当該公報の重ね合わせ構造で
は、2つのトリム部材を車体パネル側に固定する
に当たつて、個別にクリツプを嵌合させる作業が
必要であり、組付け性の向上という面で改善の余
地がある。
この考案は上述した従来の問題点に鑑みなされ
たものであり、その目的は、2つのトリム部材の
端部を重ね合せて車体パネルにクリツプで固定す
るにあたつて、上になるトリム部材の端縁がしつ
かりと下のトリム部材の表面に密着するととも
に、両者が幅方向にずれることなく正確な位置関
係でつながり、もつて良好な外観を維持でき、し
かも組付け性に優れる自動車のトリム部材固定構
造を提供することにある。
《問題点を解決するための手段》 そこでこの考案では、下になるトリム部材の端
部に所定形状の貫通孔を形成し、上になるトリム
部材の端部裏面の上記貫通孔と対応する位置にク
リツプ取付用のクリツプ座を突出形成するととも
に、このクリツプ座を上記貫通孔に緊密に嵌合さ
せるための位置決め突起をこのクリツプ座の一部
に当該トリム部材の幅方向に並べて設けた。そし
て、上記クリツプ座にクリツプを装着した状態で
上記貫通孔に上記クリツプ座を嵌合し、このクリ
ツプを車体パネルに止着する構造とした。
《作用》 上記クリツプ座は上記位置決め突起とともに上
記貫通孔に緊密に嵌合する。この嵌合で2つのト
リム部材の端部が幅方向に対して正確な位置関係
でつなぎ合わされる。そして、貫通孔に嵌合した
クリツプ座の部分に上記クリツプが取付けられ、
この点で両トリム部材が車体パネルに止着され
る。
《実施例》 第1図〜第3図はこの考案を適用したピラート
リムのつなぎ合せ部分の固定構造を示している。
10と12がつなぎ合わされる2つのトリム部材
で、重ね合せ部14において、トリム部材10の
端部の上にトリム部材12に端部が重ね合わされ
る。トリム部材10,12に断面が台形山形をな
しており、トリム部材10の端部はトリム部材1
2の端部より一回り小寸法に形成されており、重
ね合せ部14においては、第2図に示すように、
トリム部材10がトリム部材12の内部に収容さ
れた形になる。
20は金属製の車体パネル、22は車体パネル
20に貼り合わされた内装材である。トリム部材
10,12は内装材22の上に配置され、車体パ
ネル20の固定孔にクリツプ24でもつて後述の
ように固定される。
重ね合せ部14にて下になるトリム部材10の
端部中央には、ほぼ四角形の窓状の貫通孔16が
形成されている。一方、上になるトリム部材12
の端部裏面側にはクリツプ座18が突出形成され
ている。トリム部材10の端部にトリム部材12
を重ねたとき、貫通孔16にクリツプ座18が対
応する位置関係になつている。
第3図にクリツプ座18の構成の詳細を示して
いる。クリツプ座18は、トリム部材12の中央
裏面から半円筒状に突出した立壁部18aと、立
壁部18aの頂部に位置する天板部18bと、天
板部18bの中央に形成されたクリツプ取付孔1
8cと、立壁部18aの両脇に半円柱状に突出形
成された位置決め突起18d,18dとからな
る。図のように2つの位置決め突起18d,18
dはトリム部材12の幅方向に並んで配設されて
いる。
トリム部材10,12をつなぎ合せて固定する
には、まずクリツプ座18の取付孔18cにクリ
ツプ24を装着する。その状態でトリム部材10
の端部の上にトリム部材12の端部を重ね合せ
る。このときトリム部材10の貫通孔16にトリ
ム部材12のクリツプ座18が嵌合し貫通する。
ここで、クリツプ座18における立壁部18aの
両脇に突出した2つの位置決め突起18dによ
り、クリツプ座18は貫通孔16に緊密に嵌合
し、この嵌合でトリム部材10と12が正確に位
置決めされ、特に幅方向に位置ずれするにが確実
に防止される。なお、下になるトリム部材10に
形成される貫通孔16は、ほぼ四角形の窓状とな
つているので、このトリム部材10の長手方向に
対してはその寸法精度誤差等を許容して吸収する
ことができる。
そして、クリツプ座18に装着したクリツプ2
4を車体パネル20の所定位置に形成してある固
定孔(図示省略)に圧入すると、第2図のように
クリツプ24の先端が車体パネル20を貫通し、
これで重ね合せ部14が車体パネル20に止着さ
れる。
以上のように、クリツプ座18と貫通孔16と
の緊密な嵌合によつて重ね合せ部14で正確な位
置決めがなされる。これに加えて、この重ね合せ
部14に位置するクリツプ座18に取付けたクリ
ツプ24でこの部分が車体パネル20に止着され
る。従つて第1図に示すように、上になるトリム
部材12の端縁とクリツプ24による止着点との
間の距離は極く小さく、そのためトリム部材12
の端縁はトリム部材10の表面にしつかりと密着
し、この間に隙間は生じない。
《考案の効果》 以上詳細に説明したように、この考案に係る自
動車のトリム部材固定構造にあつては、2つのト
リム部材の重ね合わせ部分にてクリツプ座と貫通
孔とが嵌合し、ここの部分で幅方向の正確な位置
決めがなされるだけではなく、この部分のクリツ
プ座に取付けたクリツプで重ね合わせ部分が車体
パネルに止着されるので、止着点と上になるトリ
ム部材の端縁との間の距離が非常に小さくなり、
この端縁が浮き上つて美観を損うことがなくなる
ばかりか、上になるトリム部材に装着したクリツ
プを車体パネルの嵌合孔に押し込むという1回の
作業で2つのトリム部材を同時に車体パネルに固
定でき、組付け性の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例によるトリム部材
固定構造の概略図、第2図は第1図における−
線断面図、第3図は同上実施例におけるクリツ
プ座の詳細な構成を示す斜視図である。 10……下になるトリム部材、12……上にな
るトリム部材、14……重ね合せ部、16……貫
通孔、18……クリツプ座、18d……位置決め
突起、20……車体パネル、22……内装材、2
4……クリツプ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 トリム部材Aの端部の上にトリム部材Bの端部
    を重ね合せて車体パネルに固定する構造であつ
    て; トリム部材Aの端部に所定形状の貫通孔を形成
    し、トリム部材Bの端部裏面の上記貫通孔と対応
    する位置にクリツプ取付用のクリツプ座を突出形
    成するとともに、このクリツプ座を上記貫通孔に
    緊密に嵌合させるための位置決め突起をこのクリ
    ツプ座の一部にトリム部材Bの幅方向に並べて設
    け; 上記クリツプ座にクリツプを装着した状態で上
    記貫通孔に上記クリツプ座を嵌合し、このクリツ
    プを車体パネルに止着することを特徴とする自動
    車のトリム部材固定構造。
JP1986072560U 1986-05-16 1986-05-16 Expired - Lifetime JPH059960Y2 (ja)

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JPS62184049U JPS62184049U (ja) 1987-11-21
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Citations (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5419421B2 (ja) * 1976-12-28 1979-07-14
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Family Cites Families (1)

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