JP2573751Y2 - 竪樋取付具 - Google Patents

竪樋取付具

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JP2573751Y2
JP2573751Y2 JP1993021458U JP2145893U JP2573751Y2 JP 2573751 Y2 JP2573751 Y2 JP 2573751Y2 JP 1993021458 U JP1993021458 U JP 1993021458U JP 2145893 U JP2145893 U JP 2145893U JP 2573751 Y2 JP2573751 Y2 JP 2573751Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、竪樋を建物の外壁,柱
などに取り付ける際に使用する取付具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建物に竪樋を取り付ける場合に
は、建物に固定した竪樋取付具により、竪樋を保持する
形式のものが一般的である。このような竪樋取付具とし
て、従来は、竪樋の全周を保持する丸型の取付具が知ら
れていたが、この取付具は、その一部が竪樋の前面に露
出して見栄えが悪いことから、取付具が竪樋の前面に露
出しないようにしたものが提案された。このような竪樋
取付具として、実開昭62−82625号公報あるいは
実開平2−47325号公報に記載されたものが知られ
ている。
【0003】上記従来文献に記載の竪樋取付具の前者の
ものは、図6に示すようにばね性を有する帯金をコ字状
に折り曲げて、連結片01の両端に腕片02,02が対
向して設けられた本体04と、腕片02の一方に螺合さ
れて先端を他方の腕片に当接させたねじ05とを有し、
前記腕片02の先端には、竪樋06の後面に形成した係
合溝06aと係合する係合片02aが形成されたもの
で、竪樋06の仕様の違いや寸法誤差により係合溝06
aの間隔にばらつきがあっても、ねじ05を回転させて
腕片02の間隔を広げて係合片02aを係合溝06aと
強固に係合できるものであった。
【0004】また、上記従来文献記載の後者のものは、
図7に示すように、コ字状の基体の連結片が2つの部材
07,08をスライドさせて伸縮可能に形成されてい
た。したがって、竪樋09の側面に設けられた被係止部
09a,09aの位置にばらつきがあっても、連結片0
7,08の2つの部材を適宜スライドさせて最適な位置
でねじ010により両者を固定することで、強固に係合
させることができる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上述のような従来の竪
樋取付具は、竪樋の前面側に露出することがなく見栄え
がよいし、また、竪樋の寸法にばらつきがあってもがた
つくことなく強固に係合させることができるという利点
は有しているものの、前者のものと後者のものとで共通
して次のような問題がある。
【0006】 本体と別体のねじが必要であることか
ら、部品点数が多くなってコスト高を招きがちである。
【0007】 施工の際に、竪樋の後面側の狭い空間
においてねじを回す作業が必要なので、作業性が悪い。
【0008】 竪樋と竪樋取付具との係合状態を目で
確認しながら作業しにくいので、確実性が低い。
【0009】本考案は、上述の問題に着目して成された
もので、部品点数の少ない簡単な構造により竪樋を保持
する力を向上させてがたつきを確実に防止でき、しか
も、施工が容易な竪樋取付具を提供することを目的とし
ている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本考案では、対向して配置された一対の挟着片
と、これら挟着片の基端部を連結する連結片とが、弾性
を有した素材により形成され、前記挟着片の先端部内側
には、竪樋に形成された係合溝と係合する係合突部が形
成された竪樋取付具において、各挟着片の内側に、一対
の係合片を、それぞれ基端を各挟着片の内面に結合させ
ると共に、先端が他方の挟着片に向かって延在させ、各
係合片の先端部には、各挟着片を相互に近付けるよう内
側に変形させたときに相互に係合する係合部を形成し
た。
【0011】
【作用】竪樋を建物に取り付ける時の施工手順を説明す
ると、まず、釘,ボルト,ねじなどにより本考案の竪樋
取付具を連結片が建物側になるようにして建物の所定位
置に固定する。
【0012】次に、両側面に係合溝が形成されている竪
樋を一対の挟着片の間に押し込み、竪樋の係合溝と挟着
片の係合突部とを係合させる。そして、各挟着片を内側
に変形させて、それにより挟着片の内側に設けた係合片
の先端同士を近付け、係合片の係合部同士を係合させ
る。この時の係合片の係合部同士の係合は、一方の係合
部が他方の係合部を乗り越える時に生じる音により確認
できる。
【0013】また、挟着片を内側に変形させることによ
って、この変形により生じた弾性力に応じて挟着片の先
端内側の係合突部と竪樋の係合溝との係合強度が高ま
り、その後、係合片同士の係合により上述の挟着片の変
形状態が維持されるので、係合溝と係合突部との係合強
度が高まった状態が維持される。
【0014】
【実施例】本考案の実施例を図面により説明する。
【0015】まず、図1〜3により本考案第1実施例の
竪樋取付具について説明する。この第1実施例の竪樋取
付具Aは、図3に示すように、弾性を有した樹脂による
一体成形品であり、保持部1と取付部2とを有してい
る。保持部1は、竪樋B(図1参照)を保持するための
もので、帯板状に形成されて、対向して配置された一対
の挟着片11,11と、これら挟着片11,11の基端
部を連結する連結片12とを有した略コの字状に形成さ
れている。そして、前記挟着片11の先端部内側には係
合爪(係合突部)11aが突設されていて、この係合爪
11aは、図1に示すように、竪樋Bの両側面に形成さ
れた係合溝b1と係合可能に形成されている。なお、本
実施例では、図示の外力を加えない自然形状において係
合爪11aの先端の部分のみが係合溝b1と係合するよ
うな形状に形成されている。
【0016】一方、前記取付部2は、竪樋取付具Aを建
物に固定するためのもので、図3に示すように、前記連
結片12から立設されて建物に対する当接面21aが形
成された略T字断面形状の取付基部21と、この取付基
部21から取付時の竪樋Bの延在方向と同じ方向に延在
されて、2個の貫通穴22a,22aが形成されたブラ
ケット22とで構成されている。
【0017】更に、本実施例では、前記保持部1の挟着
片11の内側に、一対の係合片13,13が設けられて
いる。これらの係合片13,13は、図1に示すよう
に、それぞれ、その基端が各挟着片11の内面に結合さ
れていると共に、先端が他方の挟着片11に向かって前
記連結片12と略平行に延在されている。そして、各係
合片13の先端部には、係合突起(係合部)13aが形
成されている。これらの係合突起13a,13aは、図
2に示すように各挟着片11を相互に近付けるよう内側
に折り曲げたときに相互に係合するように、一方が、連
結片12に向かって突設され、他方がその反対方向に突
設されて、図中左右方向で重なるように配置され、更
に、係合片13の先端側は、係合突起13aの部分を含
めて円弧形状に形成されている。
【0018】次に、竪樋取付時の施工手順を説明する
と、まず、釘,ボルトなどを貫通穴22aに貫通させて
ブラケット22を建物の外壁などに当接させて固定す
る。そして、図1に示すように、挟着片11,11の間
に竪樋Bを押し込み、竪樋Bの側面の係合溝b1,b1
と挟着片11,11の係合爪11a,11aとを係合さ
せる。この時、係合爪11aは、その先端部のみが係合
溝b1と係合するようになっているため、押し込みの際
に、挟着片11を広げる側に変形させる量が少なくて済
み、作業性がよい。
【0019】その後、手や治具を用いて、左右の挟着片
11を内側に押して変形させると、挟着片11,11の
内側に設けた係合片13,13の先端同士が近付き、両
者の先端部が円弧形状に形成されているため、両者は、
この円弧形状に応じて図中上下方向(挟着片11の延在
方向)に変位した後、図2に示すように係合突起13
a,13a同士で係合する。そうすると、挟着片11
は、内側に弾性変形した状態に維持される。また、この
時の係合片13,13の係合突起13a,13a同士の
係合は、一方の係合突起13aが他方の係合突起13a
を乗り越える時に生じる音により確認できる。
【0020】また、挟着片を内側に変形させることによ
って、この変形により生じた弾性力に応じて挟着片の先
端内側の係合突部と竪樋の係合溝との係合強度が高ま
り、その後、係合片同士の係合により上述の挟着片の変
形状態が維持されるので、係合溝と係合突部との係合強
度が高まった状態が維持される。
【0021】このように、挟着片11,11を変形させ
ると、挟着片11の係合爪11aが竪樋Bの係合溝b1
に深く係合し、更に、この挟着片11の変形により生じ
た弾性力が、その係合状態を維持する方向に作用するの
で、係合強度が高まる。よって、竪樋Bと竪樋取付具A
との間に寸法誤差があっても、がたつかないように強固
に竪樋Bを保持できる。
【0022】以上のように、本実施例では、従来と同様
に、竪樋Bと竪樋取付具Aとの間に寸法誤差があって
も、竪樋Bをがたつかないように強固に保持でき、更
に、以下に列挙する効果が得られる。
【0023】 竪樋取付具A全体を樹脂の一体成形品
としたため、製造が容易で、しかも、部品点数も少な
く、コストダウンを図ることができる。
【0024】 竪樋Bの取り付けの際に、係合力を高
めるにあたり、単に挟着片11,11を両側から押して
変形させるだけでよく、ねじなどを回す作業が不要なの
で、作業が非常に簡単である。
【0025】 係合片13の係合突起13a,13a
同士が係合したかどうかを音によって確認することもで
きるので、確実に係合強度を高めることができる。
【0026】次に、他の実施例について説明するが、こ
の説明を行うにあたり、第1実施例と同じ構成・作用に
ついては説明を省略して相違点のみを説明する。
【0027】図4は、第2実施例の竪樋取付具Cの概略
を示す平面図であり、この実施例では、挟着片11の係
合爪11aを、竪樋Bの後面とフランジb2との間に形
成された係合溝b3と係合するように形成している。な
お、本実施例の竪樋取付具Cは、金属の薄板を素材とし
て形成されている。
【0028】図5は第3実施例の竪樋取付具Dを示す平
面図であり、この実施例では、挟着片11の係合爪11
aを、竪樋Bのコーナ部に形成された係合溝b4と係合
するように形成している。
【0029】以上、本考案の実施例を図面により詳述し
てきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもので
はなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲における設計変
更があっても本考案に含まれる。
【0030】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の竪樋取付
具にあっては、各挟着片の内側に相互に係合する係合部
を有した係合片を設けた構成とし、この係合片の係合部
同士を係合させることによって、各挟着片の係合突部と
竪樋の係合溝との係合強度が高まった状態を維持できる
ようにしたため、部品点数を増加させることなく、従来
と同様に、寸法誤差があっても、がたつかないように竪
樋を保持することができる。また、施工時に、係合強度
を高めるための作業としては、両挟持片を内側に変形さ
せるだけでよく、ねじを回すなどの作業が不要であるか
ら、作業が極めて容易である。更に、係合片の係合部同
士が係合したかどうかを音によって確認することもでき
るので、確実に係合強度を高めることができるという効
果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案第1実施例の竪樋取付具を示す平面図で
ある。
【図2】第1実施例竪樋取付具の取付時の説明をする作
用説明図である。
【図3】第1実施例竪樋取付具を示す斜視図である。
【図4】本考案第2実施例の竪樋取付具を示す平面図で
ある。
【図5】本考案第2実施例の竪樋取付具を示す平面図で
ある。
【図6】従来例を示す平面断面図である。
【図7】従来例を示す平面断面図である。
【符号の説明】
11 挟着片 11a 係合爪(係合突部) 12 連結片 13 係合片 13a 係合突起(係合部) A 竪樋取付具 B 竪樋

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向して配置された一対の挟着片と、こ
    れら挟着片の基端部を連結する連結片とが、弾性を有し
    た素材により形成され、前記挟着片の先端部内側には、
    竪樋に形成された係合溝と係合する係合突部が形成され
    た竪樋取付具において、各挟着片の内側には、一対の係
    合片が、それぞれ基端を各挟着片の内面に結合されると
    共に、先端が他方の挟着片に向かって延在され、各係合
    片の先端部には、各挟着片を相互に近付けるよう内側に
    変形させたときに相互に係合する係合部が形成されてい
    ることを特徴とする竪樋取付具。
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