JP2546333Y2 - エンジンカバーのシール構造 - Google Patents

エンジンカバーのシール構造

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JP2546333Y2
JP2546333Y2 JP1991027469U JP2746991U JP2546333Y2 JP 2546333 Y2 JP2546333 Y2 JP 2546333Y2 JP 1991027469 U JP1991027469 U JP 1991027469U JP 2746991 U JP2746991 U JP 2746991U JP 2546333 Y2 JP2546333 Y2 JP 2546333Y2
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engine cover
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JP1991027469U
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隆太郎 高尾
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UD Trucks Corp
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UD Trucks Corp
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  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Superstructure Of Vehicle (AREA)
  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両の運転室がエンジ
ンの上方に位置し、回転自在に設けられた座部およびシ
ートパネルの下方にはフロアパネルに形成したエンジン
点検用開口部を覆うエンジンカバーの縁部に設けられた
エンジンカバーのシール構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この様なエンジンカバー、所謂アシスト
カバーは、例えば実開昭61−127021号公報に示
されている。そしてエンジン点検用開口部のシールのた
めに、シールラバーを設けるのが一般的である。ここ
で、シールラバーの取付態様としては、アシストカバー
の裏側(エンジン側)に接着剤等により固着する方式
と、アシストカバーにフランジを形成してシールラバー
をそこに差し込む方式とがある。しかし、接着剤等によ
り固着する方式では、接着剤が乾燥するまでの間にシー
ルラバーの取付位置がずれてしまうという問題がある。
一方、フランジを形成してシールラバーを差し込む方式
では、エンジンカバーのプレス型の磨耗や曲げRのダレ
等が原因でフランジの長さや位置が変わり、シールラバ
ーの変形量(つぶれ量)が変化して、シール性が悪化す
るという問題がある。
【0003】実開昭62−192959号公報にはエン
ジンのサービスホールを覆うエンジンカバーのパッキン
が開示されているが、この公知技術ではエンジンカバー
のフランジがパッキンの脚部に挿入する形式のため、前
述の欠点を有し、特にパッキンの変形量の点検が困難な
座席の下方のエンジンカバーに適用すると、変形量がわ
からないためにシール性の悪化が認識しにくい。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】したがって、本考案は
シールラバーの取付位置が一定となり、且つシールラバ
ーの変形量も安定している様なエンジンカバーのシール
構造を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案によれば、車両の
運転室(C)がエンジン(E)の上方に位置し、回動自
在に設けられた座部(1)およびシートパネル(2)の
下方にはフロアパネル(12)に形成したエンジン点検
用開口部(9)を覆うエンジンカバー(8)の縁部に設
けられたエンジンカバーのシール構造において、エンジ
ンカバー(8)の縁部には下向きのプランジャ部14が
形成され、そのフランジ部(14)はU字状部材(1
6)に収容され、そのU字状部材(16)は板状部材
(18)に接続面(22)で結合され、その板状部材
(18)にはフロアパネル(12)と係合する中空シー
ル部材(26)が接続面(24)で固着されている。
【0006】
【0007】
【作用】上記した様な構成を具備する本考案のエンジン
カバーのシール構造によれば、一体的に結合されたU字
状部材と中空シール部材とは、U字状部材によりエンジ
ンカバーのフランジ部を挟み込んで保持し、中空シール
部材(シールラバー)の取付位置を一定にする。この状
態でエンジンカバーによりエンジン点検用開口部を閉鎖
すれば、該中空シール部材により騒音その他が遮断され
るのである。
【0008】この場合、U字状部材による挟持に際して
エンジンカバーと中空シール部材との相対位置を調整す
ることが出来るので、エンジンカバーのプレス型の磨耗
や曲げRのダレ等によりフランジの長さや位置が変わっ
ても、シールラバーの変形量(つぶれ量)は変化しない
のである。そして、U字状部材と中空シール部材とを板
状部材によって結合したので、板状部材の厚みを適宜調
節して同様の作用効果が得られる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本考案の実施例につい
て説明する。
【0010】図3には本考案を実施した車両の運転室C
が示されている。この運転室CはエンジンEの上方に位
置しており、運転者席S1と助手席S2が設けられてい
る。そして、助手席S2の座部1及びシートパネル2の
下方には、エンジン点検用開口部(図1の符号9)を覆
うためのエンジンカバー(アシストカバー)8が設けら
れている。
【0011】符号4は助手席S2の取付部材を示してお
り、符号6(図4)は回動中心を示している。そして、
座部1は該回動中心を回動軸として図4の符号SWで示
す様に回動するのである。ここで、図3は座部1の通常
の状態であり、図4はエンジンルーム点検時を示してい
る。また、符号12はフロアパネルを示している。
【0012】なお、助手席S2は図5においても示され
ている。
【0013】本考案のエンジンカバーのシール構造は、
図3及び図4で説明した様な構造に設けられており、図
1及び図2において詳細に示されている。
【0014】図1は図5のI−I断面を一部破断して示
しており、図1において、エンジンカバー8の縁部には
下向きのフランジ部14が形成されており、このフラン
ジ部14はU字状部材16に収容されている。U字状部
材16は板状部材18に接続しており、この板状部材1
8には中空シール部材20が固着されている。
【0015】U字状部材16、板状部材18及び中空シ
ール部材20は、図2において詳細に示されている。図
2から明らかな様に、U字状部材16と中空シール部材
20とは直接には固着されていない。U字状部材16と
板状部材18とは接続面22で結合しており、板状部材
18と中空シール部材20とは接続面24により結合さ
れている。そして図14に示されているように中空シー
ル部材20の下部はフロアパネル12と係合している。
【0016】図1において示されている様に、エンジン
カバー8と板状部材18の上面とが接着等により接続さ
れている。図2において符号tで示す板状部材18の厚
さ寸法を適宜選定することにより、中空シール部材20
の変形量が調節出来るのである。但し、図示はされてい
ないが、板状部材18を省略して、U字状部材16と中
空シール部材20とを直接固着することも可能である。
【0017】
【考案の効果】以上説明した様に、本考案によれば、中
空シール部材の取付位置が一定となるため、シール性が
悪化するという問題は生じない。また、エンジン点検用
開口部を閉鎖した際に、中空シール部材により騒音その
他が遮断される。
【0018】さらに、U字状部材による挟持に際してエ
ンジンカバーと中空シール部材との相対位置を調整する
ことが出来るので、シールラバーの変形量(つぶれ量)
は変化しない。そして、U字状部材と中空シール部材と
を板状部材によって結合したので、板状部材の厚みを適
宜調節して同様の作用効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1実施例を示す断面図。
【図2】本考案の要部を示す拡大部品図。
【図3】本考案が適用される車両の運転室を示す正面
図。
【図4】本考案が適用される助手席を示す側面図。
【図5】本考案が適用される助手席を示す斜視図。
【符号の説明】
1・・・座部 2・・・シートパネル 4・・・助手席の取付部材 6・・・回動中心 8・・・エンジンカバー 12・・・フロアパネル 14・・・フランジ 16・・・U字状部材 18・・・板状部材 20・・・中空シール部材 22、24・・・接続面 E・・・エンジン S1・・・運転席 S2・・・助手席 C・・・運転室

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の運転室(C)がエンジン(E)の
    上方に位置し、回動自在に設けられた座部(1)および
    シートパネル(2)の下方にはフロアパネル(12)に
    形成したエンジン点検用開口部(9)を覆うエンジンカ
    バー(8)の縁部に設けられたエンジンカバーのシール
    構造において、エンジンカバー(8)の縁部には下向き
    のプランジャ部14が形成され、そのフランジ部(1
    4)はU字状部材(16)に収容され、そのU字状部材
    (16)は板状部材(18)に接続面(22)で結合さ
    れ、その板状部材(18)にはフロアパネル(12)と
    係合する中空シール部材(26)が接続面(24)で固
    着されていることを特徴とするエンジンカバーのシール
    構造。
JP1991027469U 1991-04-22 1991-04-22 エンジンカバーのシール構造 Expired - Lifetime JP2546333Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH04123784U JPH04123784U (ja) 1992-11-10
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JPS62192959U (ja) * 1986-05-29 1987-12-08

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