JP3206364B2 - 自動車用ウエザストリップ - Google Patents

自動車用ウエザストリップ

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JP3206364B2
JP3206364B2 JP10009995A JP10009995A JP3206364B2 JP 3206364 B2 JP3206364 B2 JP 3206364B2 JP 10009995 A JP10009995 A JP 10009995A JP 10009995 A JP10009995 A JP 10009995A JP 3206364 B2 JP3206364 B2 JP 3206364B2
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weather strip
seal
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篤志 彦坂
政博 野崎
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Toyoda Gosei Co Ltd
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  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車用ウエザストリッ
プ、特に車体のドア開口まわりに取付けるウエザストリ
ップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3に示すように、自動車のフロントピ
ラー13およびクォータピラー14を含むルーフサイド
10に沿うドア開口縁およびセンタピラー11にはウエ
ザストリップWが取付けられ、前後のドアガラス12
A,12Bまわりをシールするようになっている。
【0003】この種のウエザストリップWとしては、図
4に示すようにルーフサイドの前半部に沿うウエザスト
リップ21と、後半部に沿うウエザストリップ22と、
センタピラーに沿うウエザストリップ23とを、T字形
の型成形接続部24で一体化したものが用いられてい
る。なお図において、25,26,27は型成形下端部
である。
【0004】また図5に示すようにルーフサイドの前半
部に沿うウエザストリップ31とセンタピラーの前部
沿うウエザストリップ32を型成形接続部35で接合し
たものと、ルーフサイドの後半部に沿うウエザストリッ
プ33とセンタピラーの後部に沿うウエザストリップ3
4とを型成形接続部36で接合したものを、合せて用い
る場合もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のウ
エザストリップは屈曲形状であることから、組付け現場
へ搬送するときに作業がやりにくく、また保管時に不規
則に変形して曲げぐせがつく場合がある。また近時、組
付けの自動化が要望されているが、組付け機で車体の開
口縁に順次組付けていく場合、一部が垂れ下がったり変
形したりするため自動組付けに不向きである。
【0006】そこで本発明は搬送作業が容易で、不都合
な曲がりぐせがつかず、かつ自動組付けに適したウエザ
ストリップを提供することを課題としてなされたもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、自動車のドア
開口縁に取付けるウエザストリップにおいて、図1およ
び図2に示すように、ウエザストリップWをそれぞれ独
立の、フロントピラーからルーフサイドにかけて取付け
る第1のウエザストリップ40と、クォータピラーに取
付ける第2のウエザストリップ50と、センタピラーに
取付ける第3のウエザストリップ60とで構成し、第2
のウエザストリップ50の上端末に第1のウエザストリ
ップ40の後端末と密着係合する型成形端末部50Bを
形成し、第3のウエザストリップ60の上端末に第1の
ウエザストリップ40の中間部と密着係合する型成形端
末部60Cを形成する。そしてこれ等独立のウエザスト
リップ40,50,60を端末合せ部を密着せしめて取
付ける構造とする。
【0008】上記第1のウエザストリップ40は取付基
部41と、取付基部41の幅方向車外側の端部に形成さ
れてドアガラス12Bの周縁がガラスシール線45に沿
う位置で押付けられる中空状のシール部42と、上記取
付基部41の幅方向室内側の端部に形成されて車外方向
に延び先端がドアガラス12Bの室内側の面に圧接する
シールリップ43を備え、上記第2のウエザストリップ
50の型成形端末部50Bの上端縁に、上記第1のウエ
ザストリップ40の後端末の上記中空状のシール部41
にガラスシール線45に沿う位置で圧接する圧接部54
と、上記後端末の上記シールリップ43をその幅方向に
包む包持部55とを形成し、上記第3のウエザストリッ
プ60の型成形端末部60Cの上端縁に、上記第1のウ
エザストリップ40の中間部の上記中空状のシール部4
2にドアガラスシール線45に沿う位置で圧接する圧接
部64と、上記中間部の上記シールリップ43をその幅
方向に包む包持部65とを形成する
【0009】
【作用】各ウエザストリップ40,50,60はいずれ
も直線ないしはそれに近い形状であるから搬送作業およ
び保管が容易である。また各ウエザストリップ40,5
0,60は従来の屈曲形状のものに比べて垂れ下がり状
に曲がりにくく剛性があるから、自動組付けを可能とす
る。各ウエザストリップ40,50,60は型成形端末
部50B,60Cにより組付け時に密着接合する。
【0010】
【実施例】図1に示すように、ウエザストリップWは、
それぞれ独立の第1のウエザストリップ40と、第2の
ウエザストリップ50と、第3のウエザストリップ60
で構成されている。これ等はいずれも押出成形体で、下
端末に型成形の端末部47,57,67が形成してあ
る。
【0011】図1(B)に示すように第1のウエザスト
リップ40は、取付基部41と、取付基部41の幅方向
車外側の端部に形成されてサッシュレスドアのドアガラ
ス12A,12B(図3)の周縁がガラスシール線45
に沿って押付けられる中空状のシール部42と、取付基
部41の幅方向室内側の端部に形成されて車外方向に延
ドアガラス閉時に先端がドアガラス12A,12Bの
室内側の面に圧接するシールリップ43と、シール部4
2の車外側の側面に沿うモール部44を備えており、モ
ール部44には光輝板46が表面に露出するように埋設
してある。シール部42のシール壁およびシールリップ
43はスポンジゴム、他はソリッドゴムからなる。
【0012】第3のウエザストリップ60は、フロント
ドアガラスの後縁をシールするウエザストリップ60A
とリヤドアガラスの前縁をシールするウエザストリップ
60Bが一体化された押出成形体で、上端に型成形の端
末部60Cが形成してある。図1(B),図1(C)に
示すように、端末部60C先端中央は幅方向に延びる薄
板状直線部64としてあり、その両端は円弧状の湾曲部
65としてある。そして端末部60Cは、これを第1の
ウエザストリップ40と衝き合せたときに、直線部64
が第1のウエザストリップ40のシール部42の上記ガ
ラスシール線45に圧接する圧接部となり、上記湾曲部
65がシールリップ43をその幅方向に包む包持部とな
る構造としてある。
【0013】図2は第1のウエザストリップ40の後端
部と、第2のウエザストリップ50との衝合部を示すも
のである。第1のウエザストリップ40はその後端がや
や斜め方向に切断されている。第2のウエザストリップ
50は、全体として中空体をなす押出成形の一般部50
Aの上端に、型成形の端末部50Bが形成してある。
【0014】型成形端末部50Bの先端は、第3のウエ
ザストリップ60の型成形端末部60Cの先端と類似し
た形状をなしている。即ち、第1のウエザストリップ4
0のシールリップ43の端末部をその幅方向に包む包持
部55と、この包持部55から、第1のウエザストリッ
プ40のシールリップ43とシール部42の間へ延出し
てシール部42のガラスシール線45に圧接する圧接部
54を有している。
【0015】第1のウエザストリップ40のモール部4
4の端末には、第2のウエザストリップ50に沿うモー
ル70が接続してあり、モール70は第2のウエザスト
リップ50の上半部を覆う構造としてある。なお図にお
いて12Bはリヤドアガラスである。
【0016】以上のように構成したウエザストリップW
は、先ず第1のウエザストリップ40が、ルーフサイド
沿いのドア開口縁に沿って設けた図略のリテーナに嵌込
み取付けられる。次に第2のウエザストリップ50が、
その型成形端末部50Bを第1のウエザストリップ40
の後端部に押付けるようにして、クォータピラー14
(図3)に沿って設けた図略のリテーナに嵌込み取付け
される。そして第3のウエザストリップ60が、その型
成形端末部60Cを第1のウエザストリップ40の中間
部に押付るようにして、センタピラー11(図3)に沿
って設けた図略のリテーナに嵌込み取付けられる。
【0017】各ウエザストリップ40,50,60はそ
の取付基部にあらかじめ両面接着テープを貼着してお
き、この接着テープを介してドア開口縁やピラーに接着
固定してもよい。また各ウエザストリップ40,50,
60の断面形状は上記実施例に限定されるものではな
く、例えばウエザストリップ40として、リップ43を
有せず全体が台形中空状のものを用いることができる。
【0018】
【発明の効果】本発明のウエザストリップを構成する第
1、第2および第3のウエザストリップはいずれも直線
ないしはそれに近い形状であるから、搬送作業が容易で
あり、またこれ等を積重ねて保管しても不規則に変形す
ることがない。また、ドア開口縁への組付け時、一端か
ら他端へと順次直線状に組付ければよく、また組付け時
に垂れ下がり状に変形しないから自動組付けを可能とす
る。また各ウエザストリップは、型成形端末部により密
着係合するから、シール性や見栄えを損ねることはな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)は本発明のウエザストリップの全体
を示す図、図1(B)は第1のウエザストリップと第3
のウエザストリップの合せ部を示す斜視図、図1(C)
は上記合せ部が係合された状態を示す図である。
【図2】本発明のウエザストリップの第1のウエザスト
リップと第2のウエザストリップの係合状態を示す斜視
図である。
【図3】本発明のウエザストリップが適用される自動車
の側面図である。
【図4】従来のウエザストリップを示す図である。
【図5】従来の他のウエザストリップを示す図である。
【符号の説明】
10 ルーフサイド 11 センタピラー 12A,12B ドアガラス 13 フロントピラー 14 クォータピラー 40 第1のウエザストリップ41 取付基部 42 シール部 43 シールリップ 45 ドアガラスシール線 50 第2のウエザストリップ 60 第3のウエザストリップ 50B,60C 型成形端末部 54,64 圧接部 55,65 包持部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60J 10/08 B60R 13/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のドア開口縁に取付けるウエザス
    トリップにおいて、ウエザストリップをそれぞれ独立
    の、フロントピラーからルーフサイドにかけて取付ける
    第1のウエザストリップと、クォータピラーに取付ける
    第2のウエザストリップと、センタピラーに取付ける第
    3のウエザストリップとで構成し、第2のウエザストリ
    ップの上端末に第1のウエザストリップの後端末に密着
    係合する型成形端末部を形成し、第3のウエザストリッ
    プの上端末に第1のウエザストリップの中間部に密着係
    合する型成形端末部を形成し、上記第1のウエザストリ
    ップは取付基部と、取付基部の幅方向車外側の端部に形
    成されてドアガラスの周縁がガラスシール線に沿う位置
    で押付けられる中空状のシール部と、上記取付基部の幅
    方向室内側の端部に形成されて車外方向に延び先端がド
    アガラスの室内側の面に圧接するシールリップを備え、
    上記第2のウエザストリップの型成形端末部の上端縁
    に、上記第1のウエザストリップの後端末の上記中空状
    のシール部にガラスシール線に沿う位置で圧接する圧接
    部と、上記後端末の上記シールリップをその幅方向に包
    む包持部とを形成し、上記第3のウエザストリップの型
    成形端末部の上端縁に、上記第1のウエザストリップの
    中間部の上記中空状のシール部にドアガラスシール線に
    沿う位置で圧接する圧接部と、上記中間部の上記シール
    リップをその幅方向に包む包持部とを形成したことを特
    徴とする自動車用ウエザストリップ。
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