JP7163570B2 - 積層型圧電素子及び振動デバイス - Google Patents

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Description

本発明の一側面は、積層型圧電素子及び振動デバイスに関する。
例えば特許文献1には、圧電素体と、内部電極と、表面電極と、ビア電極と、を備える積層型圧電素子が記載されている。この積層型圧電素子は、一端部が保持部により保持された片持ち梁型であり、表面電極に接続されたビア電極が一端部及び他端部のそれぞれに配置されている。このため、衝撃により積層型圧電素子にクラックが発生し、表面電極が一端部側及び他端部側に分離された場合でも、内部電極及びビア電極を通じ、表面電極の一端部側及び他端部側のそれぞれに対して給電を行うことができる。したがって、圧電特性の劣化を抑制することができる。
特開2005-354298号公報
特許文献1に記載の積層型圧電素子では、クラックの発生により表面電極だけでなく内部電極に及んだ場合、圧電特性の劣化を抑制することができない。
本発明の一側面は、クラックによる圧電特性の劣化を更に抑制可能な積層型圧電素子及び振動デバイスを提供する。
本発明の一側面に係る積層型圧電素子は、複数の圧電体層が積層されてなり、複数の圧電体層の積層方向において互いに対向する第一主面及び第二主面と、第一主面と第二主面とを接続するように積層方向に延びる側面と、を有する圧電素体と、互いに異なる極性を有していると共に、積層方向において互いに対向して圧電素体内に配置された第一内部電極及び第二内部電極と、積層方向に延び、第一主面に露出した第一端部を有すると共に、第一内部電極に接続された複数の第一接続導体と、積層方向に延び、第二主面に露出した第二端部を有すると共に、第二内部電極に接続された複数の第二接続導体と、導電性を有し、複数の第一接続導体の第一端部を覆うように第一主面に接合され、複数の第一接続導体と電気的に接続された外部部材と、を備える。
本発明の一側面に係る積層型圧電素子では、圧電素体内には第一内部電極及び第二内部電極が配置されている。複数の第一接続導体は、第一主面に露出した第一端部を有すると共に、第一内部電極に接続されている。複数の第二接続導体は、第二主面に露出した第二端部を有すると共に、第二内部電極に接続されている。外部部材は、導電性を有し、第一接続導体の第一端部を覆うように第一主面に接合され、複数の第一接続導体と電気的に接続されている。このため、仮に圧電素体にクラックが発生して第一内部電極が分離された場合でも、例えば、外部部材をクラックによる破損が生じ難い構成とすることにより、外部部材及び複数の第一接続導体を通じ、第一内部電極の分離された各部分に対して給電を行うことができる。したがって、圧電特性の劣化を抑制することができる。
本発明の一側面に係る積層型圧電素子では、第二主面は、導電性を有する振動板に実装される実装面であり、複数の第二接続導体の第二端部同士は、振動板を介して互いに電気的に接続されてもよい。この場合、仮に圧電素体にクラックが発生し、第二内部電極が分離された場合でも、振動板及び複数の第二接続導体を通じ、第二内部電極の分離された各部分に対して給電を行うことができる。したがって、圧電特性の劣化を更に抑制することができる。
本発明の一側面に係る積層型圧電素子は、第一主面上に配置され、複数の第一接続導体の第一端部に接続された第一外部電極を更に備え、外部部材は、第一外部電極を介して第一主面と接合されていると共に、第一外部電極を介して複数の第一接続導体と電気的に接続されていてもよい。この場合、第一接続導体と外部部材とを直接接続する場合に比べて、接続不良を抑制することができる。
本発明の一側面に係る積層型圧電素子は、第二主面上に配置され、複数の第二接続導体の第二端部に接続された第二外部電極を更に備えてもよい。この場合、複数の第二接続導体同士を第二外部電極により互いに電気的に接続することができる。
本発明の一側面に係る積層型圧電素子では、第二外部電極は、積層方向から見て、丸い角を有していてもよい。この場合、例えば、第二外部電極と第一内部電極との間に活性領域が形成され、第一外部電極の外縁が活性領域と不活性領域との境界となるときでも、第一外部電極の角の部分に駆動時の変位に伴う応力が集中するのを抑制可能となる。これにより、圧電体層のクラックを抑制することができる。
本発明の一側面に係る積層型圧電素子では、複数の第一接続導体のそれぞれ又は複数の第二接続導体のそれぞれは、圧電体層を貫通するビア導体を有していてもよい。この場合、第一接続導体又は第二接続導体が、例えば、圧電素体の側面に設けられた側面電極を有している場合に比べて、短絡の懼れが少ない。
本発明の一側面に係る積層型圧電素子では、複数の第一接続導体のそれぞれ又は複数の第二接続導体のそれぞれは、圧電体層を貫通する複数のビア導体を含むビア導体群を有していてもよい。この場合、1つのビア導体を設ける場合に比べて、各ビア導体を小径化することができる。これにより、焼成によるビア導体の収縮量が小さくなるので、ビア導体の断線を抑制することができる。
本発明の一側面に係る積層型圧電素子では、積層方向から見て、複数のビア導体は行列状に配置されていてもよい。この場合、例えば、複数のビア導体が一列に配置されている場合に比べて、複数のビア導体の並びに沿うクラックの延伸が抑制される。
本発明の一側面に係る積層型圧電素子では、圧電素体は、直方体形状を呈し、積層方向から見て、圧電素体の各角部には、第一接続導体及び第二接続導体が配置されていてもよい。この場合、複数の第一接続導体を分散して配置することができると共に、複数の第二接続導体を分散して配置することができる。したがって、複数の第一接続導体及び複数の第二接続導体が、例えば、積層方向から見て圧電素体の中央部にまとまって配置されている場合に比べて、クラックにより第一内部電極及び第二内部電極が分離されても、分離された各部分がいずれかの第一接続導体及び第二接続導体に接続されている可能性が高い。これにより、圧電特性の劣化を効果的に抑制することができる。
本発明の一側面に係る振動デバイスは、上記積層型圧電素子と、積層型圧電素子が実装される振動板と、を備え、第二主面は振動板と互いに対向している。
本発明の一側面に係る振動デバイスは、上記積層型圧電素子を備えているので、クラックによる圧電特性の劣化を更に抑制することができる。
本発明の一側面に係る振動デバイスは、側面を覆う樹脂層を更に備えていてもよい。この場合、クラックの発生を抑制することができる。
本発明によれば、クラックによる圧電特性の劣化を更に抑制可能な積層型圧電素子及び振動デバイスを提供することができる。
実施形態に係る圧電素子を示す斜視図である。 図1の圧電素子を示す分解斜視図である。 図1のIII-III線断面図である。 図1の圧電素子を示す上面図である。 実施形態に係る振動デバイスを示す断面図である。 圧電素体におけるクラックの例を示す上面図である。 変形例に係る圧電素子を示す断面図である。 図7の圧電素子の一部を拡大して示す上面図である。 変形例に係る振動デバイスを示す断面図である。
本発明の実施形態について図面を参照して説明する。以下の本実施形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明を以下の内容に限定する趣旨ではない。説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
図1は、実施形態に係る圧電素子を示す斜視図である。図2は、図1の圧電素子を示す分解斜視図である。図3は、図1のIII-III線断面図である。図4は、図1の圧電素子を示す上面図である。図1~図4に示されるように、圧電素子1は、圧電素体2と、外部部材3と、複数の外部電極4と、外部電極5と、内部電極6と、内部電極7と、複数の接続電極8と、複数の接続電極9と、複数の接続導体11と、複数の接続導体12と、を備えている。圧電素子1は、いわゆる積層型圧電素子である。なお、図4では、内部電極6,7、複数の接続電極8,9、及び複数の接続導体11,12が破線で示されている。
圧電素体2は、直方体形状を呈している。圧電素体2は、互いに対向している一対の主面2a,2bと、互いに対向している一対の側面2cと、互いに対向している一対の側面2dと、を有している。一対の主面2a,2bと、一対の側面2cと、一対の側面2dと、はそれぞれ矩形状を呈している。一対の側面2cは、主面2aと主面2bとを接続するように、一対の主面2a,2bの対向方向に延びている。一対の側面2dは、主面2aと主面2bとを接続するように、一対の主面2a,2bの対向方向に延びている。一対の主面2a,2bの対向方向、一対の側面2cの対向方向、及び一対の側面2dの対向方向は、互いに直交している。主面2bは、例えば、圧電素子1を振動デバイス10に用いる場合、振動板50(図5参照)に実装される実装面(圧電素子1を振動板50に実装する際に、振動板50と対向し、振動板50に貼り付けられる面)である。なお、圧電素体2は、角部及び稜部が面取りされている形状、並びに角部及び稜部が丸められている形状であってもよい。
圧電素体2の厚さ(一対の主面2a,2bの対向方向における長さ)は、例えば0.1mmよりも厚く、0.2mmである。圧電素体2の長さ(一対の側面2cの対向方向における長さ)は、例えば20mmである。圧電素体2の幅(一対の側面2dの対向方向における長さ)は、例えば10mmである。圧電素体2は、一対の主面2a,2bの対向方向から見て、4つの角部Aを有している。角部Aは、積層方向Dから見て、一対の側面2cの対向方向の中央から、圧電素体2の長さの20%以上離間すると共に、一対の側面2dの対向方向の中央から、圧電素体2の幅の20%以上離間する領域である。
圧電素体2は、圧電セラミック材料(圧電材料)からなる。圧電セラミック材料としては、PZT[Pb(Zr、Ti)O]、PT(PbTiO)、PLZT[(Pb,La)(Zr、Ti)O]、チタン酸バリウム(BaTiO)、又はBNT(チタン酸ビスマスナトリウム)、KNN(ニオブ酸カリウムナトリウム)等が挙げられる。
圧電素体2は、複数(本実施形態では5つ)の圧電体層20が一対の主面2a,2bの対向方向に沿って積層されてなる。すなわち、一対の主面2a,2bの対向方向は、複数の圧電体層20の積層方向Dと一致している。一対の主面2a,2bは、積層方向Dにおいて互いに対向している。圧電体層20は、矩形状を呈するとともに、積層方向Dにおいて互いに対向する一対の主面20a,20bを有している。
圧電素体2の主面2aは、複数の圧電体層20のうち、積層方向Dの一端に配置された圧電体層20(以下、「一端の圧電体層20」とも言う)の主面20aにより構成されている。圧電素体2の主面2bは、複数の圧電体層20のうち、積層方向Dの他端に配置された圧電体層20(以下、「他端の圧電体層20」とも言う)の主面20bにより構成されている。圧電体層20は、例えば、上述した圧電セラミック材料を含むセラミックグリーンシートの焼結体から構成される。実際の圧電素体2では、複数の圧電体層20は、圧電体層20の間の境界が認識できない程度に一体化されている。
外部部材3は、例えば、矩形板状を呈している。積層方向Dから見て、外部部材3は、主面2aよりも小さい。このため、圧電素体2の変位が外部部材3によって拘束され難い。また、積層方向Dから見て、外部部材3は、主面2aの外縁から離間している。このため、外部部材3が主面2aから剥がれ難い。積層方向Dから見て、外部部材3は、内部電極6及び内部電極7よりも小さい。このため、例えば、圧電体層20が薄く、内部電極6及び内部電極7が圧電体層20を通して透けて見える場合、外部部材3を主面2aに設ける際の位置合わせを容易に行うことができる。また、積層方向Dから見て、外部部材3は、内部電極6及び内部電極7の外縁から離間している。外部部材3は、各角部Aにおいて、丸い角を有している。丸い角とは、2つの直線の交わりからなる角ではなく、2つの直線の端部同士が曲線で接続されてなる湾曲した角を意味する。積層方向Dから見て、外部部材3の丸い角は、外部部材3の外縁のうち、主面2aの外縁に沿う2つの直線の端部同士が曲線で接続されてなる湾曲した角である。
外部部材3は、複数の接続導体11の端部11a及び複数の外部電極4を覆うように、接着等により主面2aに接合されている。本実施形態では、例えばエポキシ樹脂又はアクリル樹脂からなり、圧電素体2の主面2aと外部部材3とを接合する接合部材31を圧電素子1が備え、外部部材3は接着により主面2aに接合されている。外部部材3は、複数の外部電極4を介して主面2aに接合されている。外部部材3は、導電性を有し、複数の外部電極4を介して複数の接続導体11と電気的に接続されている。
外部部材3は、圧電素体2よりも塑性変形し易く、例えば、ステンレス鋼(SUS)、インバー材(Ni-Mn-Fe)、FeNi合金、黄銅、Al、Cu、又はプリント基板からなっている。外部部材3は、膨張率の低い材料からなっていてもよい。外部部材3がプリント基板の場合、プリント基板は、複数の接続導体11同士を互いに電気的に接続する導体部分を含むことにより、導電性を有していればよい。外部部材3の厚さ(積層方向Dにおける長さ)は、圧電素体2の厚さ(積層方向Dにおける長さ)よりも薄く、例えば、0.1mm以下である。このため、外部部材3は圧電素体2の変位を抑制し難い。外部部材3の厚さは、例えば0.03mm以上である。このため、外部部材3ではクラックによる破損が生じ難い。
複数(本実施形態では4つ)の外部電極4は、複数(本実施形態では4つ)の接続導体11の端部11aを覆うように主面2a上に配置されている。複数の外部電極4は、端部11aに接続されている。外部電極4は、主面2aと外部部材3との間に配置されている。複数の外部電極4は、積層方向Dから見て、例えば互いに同形状を呈している。外部電極4は、積層方向Dから見て、例えば円形状を呈している。外部電極4は、各角部Aに配置されている。
外部電極5は、複数の接続導体12の端部12bを覆うように主面2b上に配置されている。外部電極5は、端部12bに接続されている。圧電素子1が振動板50(図5参照)に実装される場合、外部電極5は、主面2bと振動板50との間に配置される。外部電極5は、積層方向Dから見て、例えば矩形状を呈している。積層方向Dから見て、外部電極5は、主面2bよりも小さく、主面2bの外縁から離間している。これにより、例えば、導電性ペーストを用いて圧電素子1を振動板50に実装する場合、主面2bの外部電極5が設けられていない領域と振動板50との間の隙間が、余分な導電性ペーストを収容する樹脂だまりとして機能する。このため、導電性ペーストが側面2c及び側面2dに回り込むことが抑制される結果、短絡の発生が抑制可能となる。積層方向Dから見て、外部電極5の外縁は、主面2bの外縁に沿って設けられている。積層方向Dから見て、外部電極5は、内部電極6及び内部電極7よりも小さく、内部電極6及び内部電極7の外縁から離間している。外部電極5は、各角部Aにおいて、丸い角を有している。
外部電極4,5は、導電性材料からなる。導電性材料としては、例えばAgPd合金、Ag、Pd、Cu、Au又はPtが挙げられる。導電性材料は、圧電素体2の形成材料に応じて適宜選択される。外部電極4,5は、上記導電性材料を含む導電性ペーストの焼結体として構成されている。外部電極4,5の厚さ(積層方向Dにおける長さ)は、例えば、1μm以上5μm以下である。
内部電極6及び内部電極7は、積層方向Dにおいて互いに対向して圧電素体2内に配置されている。内部電極6及び内部電極7は、一端の圧電体層20と、他端の圧電体層20との間で、他の圧電体層20を介して積層されている。本実施形態では、圧電素子1は、一対の内部電極6及び一対の内部電極7を備え、内部電極6及び内部電極7は、一端の圧電体層20側からこの順で交互に2回繰り返して積層されている。内部電極6及び内部電極7は、互いに異なる極性を有している。なお、圧電素子1は、少なくとも1つの内部電極6と、1つの内部電極7と、を備えていればよい。
内部電極6及び内部電極7は、積層方向Dから見て、例えば矩形状を呈している。積層方向Dから見て、内部電極6及び内部電極7は、側面2c及び側面2dから離間すると共に、側面2c及び側面2dに沿って設けられている。内部電極6及び内部電極7は、側面2c及び側面2dから、例えば20μm以上離間している。内部電極6及び内部電極7は、各角部Aにおいて、丸い角を有している。内部電極6には、複数(本実施形態では4つ)の貫通孔6aが設けられている。貫通孔6aは、各角部Aに一つずつ設けられている。複数の貫通孔6aは、積層方向Dから見て、例えば互いに同形状を呈している。内部電極7には、複数(本実施形態では4つ)の貫通孔7aが設けられている。貫通孔7aは、各角部Aに一つずつ設けられている。複数の貫通孔7aは、積層方向Dから見て、例えば互いに同形状を呈している。貫通孔6a及び貫通孔7aは、積層方向Dから見て、例えば円形状を呈している。
複数(本実施形態では4つ)の接続電極8は、圧電素体2内において、内部電極6と同一層内に配置されている。接続電極8は、貫通孔6a内に配置されている。複数の接続電極8は、積層方向Dから見て、例えば互いに同形状を呈している。接続電極8は、積層方向Dから見て、例えば円形状を呈している。接続電極8は、積層方向Dから見て貫通孔6aと同心、かつ、貫通孔6aよりも小径の円形状を呈している。これにより、同一層内に配置された内部電極6と複数の接続電極8とは、積層方向Dから見て互いに離間すると共に、互いに電気的に絶縁されている。接続電極8は、積層方向Dから見て、例えば外部電極4と同形状を呈している。
複数(本実施形態では4つ)の接続電極9は、圧電素体2内において、内部電極7と同一層内に配置されている。接続電極9は、貫通孔7a内に配置されている。複数の接続電極9は、積層方向Dから見て、例えば互いに同形状を呈している。接続電極9は、積層方向Dから見て、例えば円形状を呈している。接続電極9は、積層方向Dから見て貫通孔7aと同心、かつ、貫通孔7aよりも小径の円形状を呈している。これにより、同一層内に配置された内部電極7と複数の接続電極9とは、積層方向Dから見て互いに離間すると共に、互いに電気的に絶縁されている。
積層方向Dから見て、特に図4に示されるように、各角部Aにおける貫通孔6a及び貫通孔7aは、一部が互いに重なるように設けられている。積層方向Dから見て、各角部Aにおける貫通孔6aと接続電極9及び接続導体12とは、互いに重ならないように設けられている。積層方向Dから見て、各角部Aにおける貫通孔7aと接続電極8及び接続導体11とは、互いに重ならないように設けられている。積層方向Dから見て、各角部Aにおける接続電極8及び接続導体11と外部電極4とは、互いに重なるように設けられている。
内部電極6、内部電極7、複数の接続電極8、及び複数の接続電極9は、導電性材料からなる。導電性材料としては、例えばAgPd合金、Ag、Pd、Cu、Au又はPtが挙げられる。導電性材料は、圧電素体2の形成材料に応じて適宜選択される。内部電極6、内部電極7、複数の接続電極8、及び複数の接続電極9は、上記導電性材料を含む導電性ペーストの焼結体として構成されている。内部電極6、内部電極7、複数の接続電極8、及び複数の接続電極9の厚さ(積層方向Dにおける長さ)は、例えば、1μm以上5μm以下である。
複数(本実施形態では4つ)の接続導体11は、積層方向Dに延び、内部電極7から主面2aに引き出されている。接続導体11は、各角部Aに配置されている。接続導体11は、主面2a側の端部11aと、主面2b側の端部11bと、を有している。端部11aは、主面2aに露出している。端部11aは、主面2aと同一面内に設けられていてもよいし、主面2aから突出していてもよいし、主面2aから窪んでいてもよい。端部11aは、外部電極4に接続されている。これにより、端部11a同士は、主面2a上において、互いに電気的に接続されている。端部11bは、他端の圧電体層20と隣り合う内部電極7に接続されている。接続導体11は、積層方向Dに並ぶ複数(本実施形態では4つ)のビア導体13を有している。複数のビア導体13は、積層方向Dから見て、互いに重なっている。ビア導体13は、圧電体層20を貫通している。具体的には、ビア導体13は、他端の圧電体層20以外の圧電体層20を貫通している。
複数のビア導体13のうち、最も主面2a側に配置されたビア導体13(すなわち、一端の圧電体層20を貫通しているビア導体13)の主面2a側の端部は、接続導体11の端部11aを構成している。複数のビア導体13のうち、最も主面2b側に配置されたビア導体13の主面2b側の端部は、接続導体11の端部11bを構成している。積層方向Dで隣り合う一対のビア導体13は、接続電極8により互いに電気的に接続されている。ビア導体13は、積層方向Dから見て、接続電極8と同心、かつ、同径又は接続電極8よりも小径の円形状を呈している。
複数(本実施形態では4つ)の接続導体12は、積層方向Dに延び、内部電極6から主面2bに引き出されている。接続導体12は、各角部Aに配置されている。接続導体12は、主面2a側の端部12aと、主面2b側の端部12bと、を有している。端部12aは、一端の圧電体層20と隣り合う内部電極6に接続されている。端部12bは、主面2bに露出している。端部12bは、主面2bと同一面内に設けられていてもよいし、主面2bから突出していてもよいし、主面2bから窪んでいてもよい。端部12bは、外部電極5に接続されている。これにより、端部12b同士は、主面2b上において、互いに電気的に接続されている。接続導体12は、積層方向Dに並ぶ複数(本実施形態では4つ)のビア導体14を有している。複数のビア導体14は、積層方向Dから見て、互いに重なっている。ビア導体14は、圧電体層20を貫通している。具体的には、ビア導体14は、一端の圧電体層20以外の圧電体層20を貫通している。
複数のビア導体14のうち、最も主面2a側に配置されたビア導体14の主面2a側の端部は、接続導体12の端部12aを構成している。複数のビア導体14のうち、最も主面2b側に配置されたビア導体14(すなわち、他端の圧電体層20を貫通しているビア導体14)の主面2b側の端部は、接続導体12の端部12bを構成している。積層方向Dで隣り合う一対のビア導体14は、接続電極9により互いに電気的に接続されている。ビア導体14は、積層方向Dから見て接続電極9と同心、かつ、同径又は接続電極9よりも小径の円形状を呈している。
積層方向Dから見て、特に図4に示されるように、各角部Aにおける接続導体11及び接続導体12は、一対の側面2cの対向方向において互いに離間するように配置されている。各角部Aにおいて、接続導体11及び側面2cの離間距離は、接続導体12及び側面2cの離間距離よりも長い。つまり、一対の側面2cの対向方向において互いに隣り合う一対の接続導体11の離間距離は、一対の側面2cの対向方向において互いに隣り合う一対の接続導体12の離間距離よりも短い。各角部Aにおいて、接続導体11及び側面2dの離間距離は、接続導体12及び側面2dの離間距離と同等である。
図5は、実施形態に係る振動デバイスを示す断面図である。図5に示されるように、実施形態に係る振動デバイス10は、圧電素子1と、振動板50と、接合部材32と、樹脂層33と、を備えている。振動板50は、積層方向Dから見て、例えば矩形状を呈する板部材である。振動板50の主面50aには、圧電素子1が実装されている。主面50aは、圧電素子1の実装面である主面2bと互いに対向している。主面50aには、主面2bの全面が貼り付けられている。振動板50は、例えば、ガラス、Ni、ステンレス鋼(SUS)、黄銅、インバー材(Ni-Mn-Fe)、又は樹脂からなっている。振動板50を構成する樹脂としては、例えば、ポリエステル、ポリイミド、PPS(ポリフェニレンサルファイド)又はLCP(液晶ポリマー)が挙げられる。本実施形態の振動板50は、導電性を有している。振動板50は、例えば、ガラス板と、ガラス板上に設けられたCu等からなる導電性薄膜とにより構成されてもよい。振動板50の厚さ(積層方向Dにおける長さ)は、例えば0.1mm以上0.3mmである。
接合部材32は、圧電素子1と振動板50とを接合している。具体的には、接合部材32は、圧電素子1の主面2b及び外部電極5と、振動板50の主面50aとを接着している。接合部材32は、導電性を有し、外部電極5と振動板50とを電気的に接続している。すなわち、複数の接続導体12の端部12b同士は、外部電極5、接合部材32及び振動板50を介して互いに電気的に接続されている。接合部材32は、導電性樹脂からなる。導電性樹脂は、樹脂(例えば、熱硬化性樹脂)と導電性材料(例えば、金属粉末)とを含んでいる。金属粉末としては、例えばAg粉末が用いられる。熱硬化性樹脂としては、例えば、フェノール樹脂、アクリル樹脂、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、又はポリイミド樹脂等が用いられる。
樹脂層33は、圧電素子1の一対の側面2c及び一対の側面2d(図1参照)を覆っている。樹脂層33は、主面2aのうち、接合部材31及び外部部材3から露出した部分と、主面2bのうち、外部電極5及び接合部材32から露出した部分も覆っている。樹脂層33は、樹脂モールドを構成し、外部部材3以外が露出しないように、圧電素子1を封止している。樹脂層33は、導電性材料を含んでおらず、電気絶縁性を有している。樹脂層33は、例えば、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂からなる。樹脂層33の硬度は、接合部材31及び接合部材32の硬度よりも低い。このため、圧電素子1の変位が樹脂層33により阻害され難い。
次に、圧電素子1及び振動デバイス10の製造方法の一例について説明する。まず、PZT粉末を塗料化し、圧電体層20となるグリーンシートをドクターブレード法により作製する。続いて、YAGレーザを使用し、グリーンシートにスルーホールを形成する。続いて、グリーンシート上に内部電極6,7及び接続電極8,9となる電極パターンを形成した後、グリーンシートを積層する。電極パターンの形成は、導電性材料に有機バインダや有機溶剤等を混合して作製した導電性ペーストを用い、スクリーン印刷により行われる。続いて、積層されたグリーンシートに対し、100MPa、70℃程度で静水圧プレスを5分間実施する。続いて、脱バインダ処理を行った後、焼成し、積層体基板を得る。脱バインダ処理は、450℃で12時間程度実施される。焼成は、1200℃で3時間実施される。続いて、スクリーン印刷により積層体基板に導電性ペーストを付与し、導電性ペーストを焼き付けることにより、外部電極4,5を形成する。続いて、分極処理を行い、積層体基板を圧電素体2とする。分極処理は、100℃、3.5kV/mmで10分間程度実施される。続いて、圧電素体2の主面2aに外部部材3に接着する。これにより、圧電素子1が得られる。更に、圧電素体2の主面2bに振動板50を接着する。続いて、外部部材3及び振動板50のそれぞれにFPC又はリード線を接続すると共に、樹脂層33を形成する。これにより、振動デバイス10が得られる。
圧電素子1では、例えば外部部材3及び外部電極5に極性の異なる電極が印加されると、外部部材3と電気的に接続された内部電極7と、外部電極5と電気的に接続された内部電極6との間で、電界が発生する。また、外部部材3が電極として機能するので、外部部材3と内部電極6との間、及び外部電極5と内部電極7との間でも、電界が発生する。これにより、一端の圧電体層20における外部部材3と内部電極6とで挟まれた領域、他端の圧電体層20における外部電極5と内部電極7とで挟まれた領域、及び、他の圧電体層20における内部電極6と内部電極7とで挟まれた領域、が圧電的に活性な活性領域となり、活性領域に変位が発生する。印加される電圧が交流電圧であれば、圧電素子1は交流電圧の周波数に応じて伸縮を繰り返す。
振動デバイス10では、圧電素子1と振動板50とは、接合部材32により互いに接合されている。これにより、振動板50は、圧電素子1の伸縮の繰り返しに応じて、圧電素子1と一体に撓み振動を行う。なお、振動デバイス10では、振動板50が電極として機能する。
以上説明したように、本実施形態に係る圧電素子1では、圧電素体2内には内部電極6及び内部電極7が配置されている。複数の接続導体11は、主面2aに露出した端部11aを有すると共に、内部電極7に接続されている。複数の接続導体12は、主面2bに露出した端部12bを有すると共に、内部電極6に接続されている。外部部材3は、導電性を有し、接続導体11の端部11aを覆うように主面2aに接合され、複数の接続導体11と電気的に接続されている。このため、仮に圧電素体2にクラックが発生して内部電極7が分離された場合でも、例えば、外部部材3をクラックによる破損が生じ難い構成とすることにより、外部部材3及び複数の接続導体11を通じ、内部電極7の分離された各部分に対して給電を行うことができる。したがって、圧電特性の劣化を抑制することができる。
主面2bは、導電性を有する振動板50に実装される実装面であり、複数の接続導体12の端部12b同士は、振動板50を介して互いに電気的に接続されている。このため、仮に圧電素体2にクラックが発生し、内部電極6が分離された場合でも、振動板50及び複数の接続導体12を通じ、内部電極6の分離された各部分に対して給電を行うことができる。したがって、圧電特性の劣化を更に抑制することができる。
圧電素子1は、外部電極4を備え、外部部材3は、外部電極4を介して主面2aと接合されていると共に、外部電極4を介して複数の接続導体11と電気的に接続されている。このため、接続導体11と外部部材3とを直接接続する場合に比べて、接続不良を抑制することができる。特に、接続導体11のビア導体13が焼成時に収縮し、接続導体11と外部部材3とを直接接続できない場合でも、外部電極4によれば、接続導体11と外部部材3とを電気的に接続することができる。
圧電素子1は、外部電極5を備え、外部電極5は、複数の接続導体12の端部12bに接続されている。このため、複数の接続導体12同士を外部電極5により互いに電気的に接続することができる。特に、接続導体12のビア導体14が焼成時に収縮し、接続導体12の端部12bが主面2bから窪んでいる場合でも、外部電極5によれば、複数の接続導体12同士を互いに電気的に接続することができる。
外部電極5は、積層方向Dから見て、丸い角を有している。このため、外部電極5と内部電極7との間に活性領域が形成され、外部電極5の外縁が活性領域と不活性領域との境界となるときでも、外部電極5の角の部分に駆動時の変位に伴う応力が集中するのを抑制可能となる。これにより、圧電素体2のクラックを抑制することができる。圧電素子1では、外部部材3は電極として機能し、外部部材3も積層方向Dから見て、丸い角を有している。このため、外部部材3と内部電極6との間に活性領域が形成され、外部部材3の外縁が活性領域と不活性領域との境界となるときでも、外部部材3の角の部分に駆動時の変位に伴う応力が集中するのを抑制可能となる。これにより、圧電素体2のクラックを更に抑制することができる。
接続導体11は、圧電体層20を貫通するビア導体13を有している。このため、接続導体11が、例えば、側面2c又は側面2dに設けられた側面電極を有している場合に比べて、短絡の懼れが少ない。接続導体12は、圧電体層20を貫通するビア導体14を有している。このため、接続導体12が、例えば、側面2c又は側面2dに設けられた側面電極を有している場合に比べて、短絡の懼れが少ない。
圧電素体2は、直方体形状を呈し、積層方向Dから見て、圧電素体2の各角部Aには、接続導体11及び接続導体12が配置されている。このため、複数の接続導体11を分散して配置することができると共に、複数の接続導体12を分散して配置することができる。したがって、複数の接続導体11及び複数の接続導体12が、例えば、積層方向Dから見て圧電素体2の中央部にまとまって配置されている場合に比べて、クラックにより内部電極6,7が分離されても、分離された各部分がいずれかの接続導体11,12に接続されている可能性が高い。分離された部分がいずれの接続導体11,12にも接続されていないと、活性領域が減少するが、圧電素子1では、このような活性領域の減少が抑制される。これにより、圧電特性の劣化を効果的に抑制することができる。
図6は、圧電素体におけるクラックの例を示す上面図である。図6では、接続導体11,12が破線で示されている。図6の(a)~(c)に示されるクラックでは、分離された内部電極6,7(図3参照)の各部分がいずれかの接続導体11,12に接続されているため、内部電極6,7の全面に給電を行うことができる。したがって、内部電極6,7の全面により活性領域が形成される。図6の(d)に示されるクラックでは、角部A(図1参照)における内部電極6,7の一部分に給電を行うことができないが、それ以外の大部分には給電を行うことができる。したがって、内部電極6,7の大部分により活性領域が形成される。
振動デバイス10は、圧電素子1を備えているので、クラックによる圧電特性の劣化を更に抑制することができる。振動デバイス10は、側面2c及び側面2d(図1参照)を覆う樹脂層33を備えているので、クラックの発生を抑制することができる。
本発明は必ずしも上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
図7は、変形例に係る圧電素子を示す断面図である。図8は、図7の圧電素子の一部を拡大して示す上面図である。図7及び図8に示されるように、変形例に係る圧電素子1Aは、接続導体11が、複数のビア導体13の代わりに、複数のビア導体13aを含むビア導体群15aと、複数のビア導体13bを含むビア導体群15bとを有している点と、接続導体12が、複数のビア導体14の代わりに、複数のビア導体14aを含むビア導体群16aと、複数のビア導体14bを含むビア導体群16bとを有している点と、外部電極5を備えていない点で、圧電素子1(図3参照)と主に相違している。
ビア導体群15aは、複数の圧電体層20のうち、主面2a側から奇数番目に配置された圧電体層20(奇数番目の圧電体層20)であって、他端の圧電体層20以外の圧電体層20に設けられている。複数のビア導体13aは、奇数番目の圧電体層20であって、他端の圧電体層20以外の圧電体層20を貫通している。異なるビア導体群15aに含まれるビア導体13a同士は、積層方向Dから見て互いに重なるように配置されている。ビア導体群15bは、複数の圧電体層20のうち、主面2a側から偶数番目に配置された圧電体層20(偶数番目の圧電体層20)に設けられている。複数のビア導体13bは、偶数番目の圧電体層20を貫通している。異なるビア導体群15bに含まれるビア導体13b同士は、積層方向Dから見て互いに重なるように配置されている。
ビア導体群16aは、複数の圧電体層20のうち、偶数番目の圧電体層20に設けられている。複数のビア導体14aは、偶数番目の圧電体層20を貫通している。異なるビア導体群16aに含まれるビア導体14a同士は、積層方向Dから見て互いに重なるように配置されている。ビア導体群16bは、複数の圧電体層20のうち、奇数番目の圧電体層20であって、一端の圧電体層20以外の圧電体層20に設けられている。複数のビア導体14bは、奇数番目の圧電体層20であって、一端の圧電体層20以外の圧電体層20を貫通している。異なるビア導体群16bに含まれるビア導体14b同士は、積層方向Dから見て互いに重なるように配置されている。
複数のビア導体13aは、積層方向Dから見て、行列状に配列されている。本実施形態では、9つのビア導体13aが、3×3(すなわち、3行3列)の行列状に配列されている。図7ではビア導体13bの一部の図示が省略されている。複数のビア導体13aは、積層方向Dから見て、例えば等間隔で配列されている。複数のビア導体13aは、例えば、等間隔で引かれた格子(すなわち、正方格子)の交点位置に配置されている。複数のビア導体13aは、積層方向Dから見て、全てが外部電極4及び接続電極8と重なるように配置されている。
複数のビア導体13bは、積層方向Dから見て、行列状に配列されている。本実施形態では、9つのビア導体13bが、3×3(すなわち、3行3列)の行列状に配列されている。図7ではビア導体13bの一部の図示が省略されている。複数のビア導体13bは、積層方向Dから見て、例えば等間隔で配列されている。複数のビア導体13bは、例えば、等間隔で引かれた格子(すなわち、正方格子)の交点位置に配置されている。複数のビア導体13bは、積層方向Dから見て、全てが外部電極4及び接続電極8と重なるように配置されている。
複数のビア導体13aの配列間隔は、複数のビア導体13bの配列間隔と等しい。上述のように、複数のビア導体13aと複数のビア導体13bとは、積層方向Dから見て、互いに離間するように配置されている。複数のビア導体13aは、積層方向Dから見て、複数のビア導体13bと重ならず、複数のビア導体13bから行方向及び列方向に配列間隔の1/2ずつ平行移動した位置に配置されている。このように、ビア導体13aとビア導体13bとが積層方向Dにおいて隣り合わないので、ビア導体13aとビア導体13bとが積層方向Dにおいて隣り合う場合に比べて、焼成によりビア導体13a,13bが収縮しても、ビア導体13a,13bの断線が生じ難い。
複数のビア導体14aは、積層方向Dから見て、行列状に配列されている。本実施形態では、9つのビア導体14aが、3×3(すなわち、3行3列)の行列状に配列されている。図7ではビア導体14aの一部の図示が省略されている。複数のビア導体14aは、積層方向Dから見て、例えば等間隔で配列されている。複数のビア導体14aは、例えば、等間隔で引かれた格子(すなわち、正方格子)の交点位置に配置されている。複数のビア導体14aは、積層方向Dから見て、全てが接続電極9と重なるように配置されている。
複数のビア導体14bは、積層方向Dから見て、行列状に配列されている。本実施形態では、9つのビア導体14bが、3×3(すなわち、3行3列)の行列状に配列されている。図7ではビア導体14bの一部の図示が省略されている。複数のビア導体14bは、積層方向Dから見て、例えば等間隔で配列されている。複数のビア導体14bは、例えば、等間隔で引かれた格子(すなわち、正方格子)の交点位置に配置されている。複数のビア導体14bは、積層方向Dから見て、全てが接続電極9と重なるように配置されている。
複数のビア導体14aの配列間隔は、複数のビア導体14bとの配列間隔と等しい。上述のように、複数のビア導体14aと複数のビア導体14bとは、積層方向Dから見て、互いに離間するように配置されている。複数のビア導体14aは、積層方向Dから見て、複数のビア導体14bと重ならず、複数のビア導体14bから行方向及び列方向に配列間隔の1/2ずつ平行移動した位置に配置されている。本実施形態では、複数のビア導体13aの配列間隔、複数のビア導体13bの配列間隔、複数のビア導体14aの配列間隔、及び複数のビア導体14bの配列間隔は、それぞれ等しい。このように、ビア導体14aとビア導体14bとが積層方向Dにおいて隣り合わないので、ビア導体14aとビア導体14bとが積層方向Dにおいて隣り合う場合に比べて、焼成によりビア導体14a,14bが収縮しても、ビア導体14a,14bの断線が生じ難い。
図9は、変形例に係る振動デバイスを示す断面図である。図9に示されるように、変形例に係る振動デバイス10Aは、圧電素子1の代わりに圧電素子1Aを備える点で、振動デバイス10と主に相違し、その他の点で一致している。
変形例に係る圧電素子1A及び振動デバイス10Aにおいても、圧電素子1及び振動デバイス10Aと同様に圧電特性の劣化を抑制することができる。圧電素子1Aでは、複数の接続導体11のそれぞれは、複数のビア導体13aを含むビア導体群15aと、複数のビア導体13bを含むビア導体群15bと、を有している。このため、1つのビア導体13を設ける場合に比べて、各ビア導体13a,13bを小径化することができる。これにより、焼成によるビア導体13a,13bの収縮量が小さくなるので、ビア導体13a,13bの断線を抑制することができる。複数の接続導体12のそれぞれは、複数のビア導体14aを含むビア導体群16aと、複数のビア導体14bを含むビア導体群16bと、を有している。このため、1つのビア導体14を設ける場合に比べて、各ビア導体14a,14bを小径化することができる。これにより、焼成によるビア導体14a,14bの収縮量が小さくなるので、ビア導体14a,14bの断線を抑制することができる。
圧電素子1Aでは、積層方向Dから見て、複数のビア導体13a,13b,14a,14bは行列状に配置されている。このため、例えば、複数のビア導体13a,13b,14a,14bが一列に配置されている場合に比べて、複数のビア導体13a,13b,14a,14bの並びに沿うクラックの延伸が抑制される。
圧電素子1は外部電極4を備えていなくてもよいし、外部電極5を備えていなくてもよい。これらの場合、外部電極4,5を形成する工程を省略し、圧電素子1の製造プロセスを容易化することができる。同様に、圧電素子1Aは外部電極4を備えていなくてもよい。この場合、外部電極4を形成する工程を省略することができる。圧電素子1,1Aは、複数の外部電極4ではなく、複数の端部11aを全て覆う1つの外部電極4を備えていてもよい。圧電素子1は、複数の端部12bをそれぞれ覆う複数の外部電極5を備えていてもよい。圧電素子1Aは、複数の接続導体12同士を電気的に確実に接続するために、複数の端部12bを全て覆う1つの外部電極5を備えていてもよいし、複数の端部12bをそれぞれ覆う複数の外部電極5を備えていてもよい。
圧電素子1では、接続導体11が側面2c又は側面2dに設けられた側面電極を有し、側面電極を通じて、内部電極7に給電を行う構成としてもよい。この場合、ビア導体13を設けなくてもよいので、内部電極6の面積を広げることができる。これにより、圧電特性を向上させることができる。接続導体12が側面2c又は側面2dに設けられた側面電極を有し、側面電極を通じて、内部電極6に給電を行う構成としてもよい。この場合、ビア導体14を設けなくてもよいので、内部電極7の面積を広げることができる。これにより、圧電特性を向上させることができる。
圧電素子1では、ビア導体13の断線を抑制するために、積層方向Dにおいて隣り合う圧電体層20に設けられたビア導体13が、積層方向Dから見て、互いに重ならないように配置されていてもよい。また、ビア導体14の断線を抑制するために、積層方向Dにおいて隣り合う圧電体層20に設けられたビア導体14が、積層方向Dから見て、互いに重ならないように配置されていてもよい。
振動デバイス10,10Aでは、主面2bの全面でなく、例えば、外周部、中央部、一対の側面2cの対向方向の両端部、又は一対の側面2dの対向方向の両端部が主面50aに貼り付けられることにより、圧電素子1,1Aが振動板50に支持されていてもよい。
1,1A…圧電素子、2…圧電素体、2a,2b…主面、2c,2d…側面、3…外部部材、4,5…外部電極、6,7…内部電極、10,10A…振動デバイス、11…接続導体、11a,11b…端部、12…接続導体、12a,12b…端部、13…ビア導体、13a,13b…ビア導体、14…ビア導体、14a,14b…ビア導体、15a,15b…ビア導体群、16a,16b…ビア導体群、20…圧電体層、33…樹脂層、50…振動板、A…角部、D…積層方向。

Claims (13)

  1. 複数の圧電体層が積層されてなり、前記複数の圧電体層の積層方向において互いに対向する第一主面及び第二主面と、前記第一主面と前記第二主面とを接続するように前記積層方向に延びる側面と、を有する圧電素体と、
    互いに異なる極性を有していると共に、前記積層方向において互いに対向して前記圧電素体内に配置された第一内部電極及び第二内部電極と、
    それぞれ、前記積層方向に延び、前記第一主面に露出した第一端部を有すると共に、前記第一内部電極に接続され、前記積層方向において前記第二主面から離間した複数の第一接続導体と、
    それぞれ、前記積層方向に延び、前記第二主面に露出した第二端部を有すると共に、前記第二内部電極に接続され、前記積層方向において前記第一主面から離間した複数の第二接続導体と、
    導電性を有し、前記複数の第一接続導体の前記第一端部を覆うように前記第一主面に接合され、前記複数の第一接続導体と電気的に接続された外部部材と、を備え
    前記第一主面上に配置され、前記複数の第一接続導体の前記第一端部に接続された第一外部電極を更に備え、
    前記外部部材は、前記第一外部電極を介して前記第一主面と接合されていると共に、前記第一外部電極を介して前記複数の第一接続導体と電気的に接続されている 、積層型圧電素子。
  2. 複数の圧電体層が積層されてなり、前記複数の圧電体層の積層方向において互いに対向する第一主面及び第二主面と、前記第一主面と前記第二主面とを接続するように前記積層方向に延びる側面と、を有する圧電素体と、
    互いに異なる極性を有していると共に、前記積層方向において互いに対向して前記圧電素体内に配置された第一内部電極及び第二内部電極と、
    それぞれ、前記積層方向に延び、前記第一主面に露出した第一端部を有すると共に、前記第一内部電極に接続され、前記積層方向において前記第二主面から離間した複数の第一接続導体と、
    それぞれ、前記積層方向に延び、前記第二主面に露出した第二端部を有すると共に、前記第二内部電極に接続され、前記積層方向において前記第一主面から離間した複数の第二接続導体と、
    導電性を有し、前記複数の第一接続導体の前記第一端部を覆うように前記第一主面に接合され、前記複数の第一接続導体と電気的に接続された外部部材と
    前記第二主面上に配置され、前記複数の第二接続導体の前記第二端部に接続された第二外部電極と、を備え、
    前記第二外部電極は、前記積層方向から見て、丸い角を有している 、積層型圧電素子。
  3. 複数の圧電体層が積層されてなり、前記複数の圧電体層の積層方向において互いに対向する第一主面及び第二主面と、前記第一主面と前記第二主面とを接続するように前記積層方向に延びる側面と、を有する圧電素体と、
    互いに異なる極性を有していると共に、前記積層方向において互いに対向して前記圧電素体内に配置された第一内部電極及び第二内部電極と、
    それぞれ、前記積層方向に延び、前記第一主面に露出した第一端部を有すると共に、前記第一内部電極に接続され、前記積層方向において前記第二主面から離間した複数の第一接続導体と、
    それぞれ、前記積層方向に延び、前記第二主面に露出した第二端部を有すると共に、前記第二内部電極に接続され、前記積層方向において前記第一主面から離間した複数の第二接続導体と、
    導電性を有し、前記複数の第一接続導体の前記第一端部を覆うように前記第一主面に接合され、前記複数の第一接続導体と電気的に接続された外部部材と、を備え
    前記複数の第一接続導体のそれぞれ又は前記複数の第二接続導体のそれぞれは、前記圧電体層を貫通する複数のビア導体を含むビア導体群を有し
    前記積層方向から見て、前記複数のビア導体は行列状に配置されている、積層型圧電素子。
  4. 複数の圧電体層が積層されてなり、前記複数の圧電体層の積層方向において互いに対向する第一主面及び第二主面と、前記第一主面と前記第二主面とを接続するように前記積層方向に延びる側面と、を有する圧電素体と、
    互いに異なる極性を有していると共に、前記積層方向において互いに対向して前記圧電素体内に配置された第一内部電極及び第二内部電極と、
    それぞれ、前記積層方向に延び、前記第一主面に露出した第一端部を有すると共に、前記第一内部電極に接続され、前記積層方向において前記第二主面から離間した複数の第一接続導体と、
    それぞれ、前記積層方向に延び、前記第二主面に露出した第二端部を有すると共に、前記第二内部電極に接続され、前記積層方向において前記第一主面から離間した複数の第二接続導体と、
    導電性を有し、前記複数の第一接続導体の前記第一端部を覆うように前記第一主面に接合され、前記複数の第一接続導体と電気的に接続された外部部材と、を備え
    前記複数の第一接続導体のそれぞれ又は前記複数の第二接続導体のそれぞれは、前記圧電体層を貫通するビア導体を有し、
    前記圧電素体は、直方体形状を呈し、
    前記積層方向から見て、前記圧電素体の各角部には、前記第一接続導体及び前記第二接続導体が配置されている 、積層型圧電素子。
  5. 複数の圧電体層が積層されてなり、前記複数の圧電体層の積層方向において互いに対向する第一主面及び第二主面と、前記第一主面と前記第二主面とを接続するように前記積層方向に延びる側面と、を有する圧電素体と、
    互いに異なる極性を有していると共に、前記積層方向において互いに対向して前記圧電素体内に配置された第一内部電極及び第二内部電極と、
    それぞれ、前記積層方向に延び、前記第一主面に露出した第一端部を有すると共に、前記第一内部電極に接続され、前記積層方向において前記第二主面から離間した複数の第一接続導体と、
    それぞれ、前記積層方向に延び、前記第二主面に露出した第二端部を有すると共に、前記第二内部電極に接続され、前記積層方向において前記第一主面から離間した複数の第二接続導体と、
    導電性を有し、前記複数の第一接続導体の前記第一端部を覆うように前記第一主面に接合され、前記複数の第一接続導体と電気的に接続された外部部材と、を備え
    前記複数の第一接続導体のそれぞれ又は前記複数の第二接続導体のそれぞれは、前記圧電体層を貫通する複数のビア導体を含むビア導体群を有し、
    前記圧電素体は、直方体形状を呈し、
    前記積層方向から見て、前記圧電素体の各角部には、前記第一接続導体及び前記第二接続導体が配置されている 、積層型圧電素子。
  6. 複数の圧電体層が積層されてなり、前記複数の圧電体層の積層方向において互いに対向する第一主面及び第二主面と、前記第一主面と前記第二主面とを接続するように前記積層方向に延びる側面と、を有する圧電素体と、
    互いに異なる極性を有していると共に、前記積層方向において互いに対向して前記圧電素体内に配置された第一内部電極及び第二内部電極と、
    それぞれ、前記積層方向に延び、前記第一主面に露出した第一端部を有すると共に、前記第一内部電極に接続され、前記積層方向において前記第二主面から離間した複数の第一接続導体と、
    それぞれ、前記積層方向に延び、前記第二主面に露出した第二端部を有すると共に、前記第二内部電極に接続され、前記積層方向において前記第一主面から離間した複数の第二接続導体と、
    導電性を有し、前記複数の第一接続導体の前記第一端部を覆うように前記第一主面に接合され、前記複数の第一接続導体と電気的に接続された外部部材と、を備え
    前記積層方向から見て、前記外部部材は、前記第一主面の外縁から離間している 、積層型圧電素子。
  7. 前記第二主面は、導電性を有する振動板に実装される実装面であり、
    前記複数の第二接続導体の前記第二端部同士は、前記振動板を介して互いに電気的に接続される、請求項1~6のいずれか一項に記載の積層型圧電素子。
  8. 前記第二主面上に配置され、前記複数の第二接続導体の前記第二端部に接続された第二外部電極を更に備える、請求項1、3、4、5、6、又は、7に記載の積層型圧電素子。
  9. 前記複数の第一接続導体のそれぞれ又は前記複数の第二接続導体のそれぞれは、前記圧電体層を貫通するビア導体を有している、請求項1~のいずれか一項に記載の積層型圧電素子。
  10. 前記複数の第一接続導体のそれぞれ又は前記複数の第二接続導体のそれぞれは、前記圧電体層を貫通する複数のビア導体を含むビア導体群を有している、請求項1、2、4、5、6、7、8、又は、9に記載の積層型圧電素子。
  11. 前記複数の圧電体層は、前記複数の第一接続導体がそれぞれ配置されていると共に、前記複数の第二接続導体がそれぞれ配置されている圧電体層を含む、請求項1~10のいずれか一項に記載の積層型圧電素子。
  12. 請求項1~11のいずれか一項に記載の積層型圧電素子と、
    前記積層型圧電素子が実装される振動板と、を備え、
    前記第二主面は前記振動板と互いに対向している、振動デバイス。
  13. 前記側面を覆う樹脂層を更に備える、請求項12に記載の振動デバイス。
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