JP5556857B2 - 積層型圧電素子 - Google Patents

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Description

本発明は、積層型圧電素子に関する。さらに詳しくは、焦電効果に起因する特性劣化を防止し得る積層型圧電素子に関する。
圧電素子は、圧電効果および逆圧電効果を利用し、機械的な変位と電気的な変位とを相互に変換する素子である。このような圧電素子は、例えば、圧電セラミックスを成形・焼成して素子本体を得た後、これに電極を形成し、さらに分極処理を施すことによって製造される。
圧電素子により得られる機械的変位は比較的微小であるため、圧電素子は、たとえば精密かつ正確な制御が要求されるアクチュエータとして好適に利用される。より具体的には、レンズ駆動用、HDDのヘッド駆動用、インクジェットプリンタのヘッド駆動用、燃料噴射弁駆動用等の用途が挙げられる。
このような圧電素子は、例えば携帯用電子機器等に用いられた場合、周囲の環境変化により、温度変化に曝されることになる。
このような温度変化に曝されることが想定される場合、圧電素子には、焦電効果による分極度の劣化という問題が発生する。特に温度が低下する過程において、圧電素子には、焦電効果による電荷によって分極処理時とは逆方向の電圧が印加されるため、その電圧が大きすぎる場合には、圧電素子の分極度を低下させてしまうおそれがある。このようにして低下した分極度は、温度が再度上昇する過程で回復することはほとんど望めないために、温度変化が繰り返されるたびに分極度が徐々に低下し、最終的には所望の変位が得られなくなるというような、圧電素子の特性劣化を引き起こしてしまう問題があった。
このような問題に対処するため、特許文献1には、積層型圧電素子において、その側面に露出している内部電極をマイグレーション防止用外装材で覆い、さらに該外装材に導電性粒子を分散させる技術が記載されている。
また、特許文献1には、導電性粒子を分散させた外装材により、焦電効果による分極度の低下を抑制できることが記載されている。
国際公開第2007/052599号
しかしながら、導電粒子を含有する従来技術の外装材には、導電性粒子の凝集などにより局所的に抵抗値の低い部分が形成され、該部分を通じて内部電極間に短絡を生じる恐れがあるという問題があった。特に、内部電極間の距離(圧電体層の厚み)が小さくなるほど、この問題が顕著になってしまう。
さらに、マイグレーションの防止と分極度低下の抑制を1つの外装材によって達成しようとする従来技術では、外装材が前記した両方の機能を果たすことを求められるために、その構成材料の選択や配合比の調整等が難しく、また外装材の抵抗値の調整が困難であるという問題があった。
本発明は、このような実状に鑑みてなされ、焦電効果に起因する特性劣化の抑制を確実に実現することができ、しかも、圧電体層の薄層化が容易で生産性に優れた積層型圧電素子を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る積層型圧電素子は、第1内部電極と第2内部電極とが圧電体層を積層方向に挟んで対向する圧電活性領域と、前記圧電体層が前記積層方向の一方のみで前記第1内部電極又は前記第2内部電極と接しているか又は前記第1内部電極同士若しくは前記第2内部電極同士が前記圧電体層を前記積層方向に挟んで対向する圧電不活性領域と、を有する両電極露出面を有する素子本体と、
前記両電極露出面における前記圧電活性領域を被覆する絶縁層と、
前記絶縁層によって前記圧電活性領域に対して隔てられており、前記圧電不活性領域における少なくとも一部の前記第1内部電極と、前記圧電不活性領域における少なくとも一部の前記第2内部電極とを接続するように前記両電極露出面に配置されており、前記圧電体層より電気抵抗値が低い抵抗層と、
前記第1内部電極に対して電気的に接続された第1外部電極と、
前記第2内部電極に対して電気的に接続された第2外部電極と、を有する。
本発明に係る積層型圧電素子は、両電極露出面における圧電活性領域は絶縁層で被覆してマイグレーションを防止し、さらに、圧電不活性領域に露出する第1内部電極と第2内部電極を抵抗層によって接続して焦電効果による分極度の低下を防止することができる。また、抵抗層は、絶縁層によって圧電活性領域に対して隔てられているため、抵抗層内における導電性粒子の不均一さによって内部電極間に短絡を発生させることを防止できる。
したがって、本発明に係る積層型圧電素子は、圧電活性領域における第1内部電極と第2内部電極との距離を小さくすることが可能であり、小型化に対して有利である。また、抵抗層内の不均一さをある程度大きく許容できるため、製造が容易である。また、さらに、抵抗層は、両電極露出面内で第1内部電極と第2内部電極を接続すれば足りるので、例えば素子本体部における複数の面に跨って抵抗層を形成する必要があるような態様よりも、製造が容易である。なお、絶縁層は、マイグレーションの防止のみを行えれば足りるので、本発明に係る積層型圧電素子は、確実かつ安価にマイグレーション防止効果を得られる。
また、例えば、前記素子本体は、前記両電極露出面を前記積層方向に直交する方向に挟んで互いに反対方向を向く第1の面と第2の面とを有しても良く、
前記第1の面には前記第1外部電極が配置されていても良く、
前記第2の面には前記第2外部電極が配置されていても良い。
両電極露出面を挟んで両側の面に、それぞれ第1外部電極と第2外部電極を配置する積層型圧電素子は、積層パターンを単純化することができ、製造が容易である。
また、例えば、前記抵抗層は、前記第1外部電極及び前記第2外部電極に接続していても良い。
抵抗層は、両電極露出面における第1内部電極と第2内部電極を接続するだけでなく、第1外部電極及び第2外部電極にも接続することにより、より確実に焦電効果による分極度低下を防止することができる。
また、例えば、前記絶縁層は、前記圧電不活性領域を被覆する拡張部を有しても良く、前記拡張部には、前記圧電不活性領域における前記第1内部電極及び前記第2内部電極の少なくとも一部を露出させるための切り欠きが形成されていても良い。
絶縁層は、抵抗層が配置される位置を除けば、圧電不活性領域を被覆してもよく、絶縁層によって圧電不活性領域を被覆することにより、第1内部電極及び第2内部電極を保護できる。
また、例えば、前記抵抗層は、前記両電極露出面における前記積層方向の中央部に配置されていても良い。
抵抗層の形状は、特に限定されないが、例えば積層方向の中央部に配置すれば、積層型圧電素子を実装した際に、積層型圧電素子の両端部付近に配置される他の部品と抵抗層が接触することを回避できる。
また、例えば、前記抵抗層は、前記両電極露出面において、前記絶縁層の少なくとも一部を前記積層方向に挟むように、2箇所以上に分割して配置されていても良い。
抵抗層は、2箇所以上に分割して配置することも可能であり、例えば積層型圧電素子の両端部付近に分割して配置することにより、積層型圧電素子を実装した際に、積層型圧電素子の中央部付近に配置される他の部品と抵抗層が接触することを回避できる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る積層型圧電素子を示す概略斜視図であり、特に抵抗層を強調して表示したものである。 図2は、本発明の第1実施形態に係る積層型圧電素子を示す概略斜視図であり、特に絶縁層を強調して表示したものである。 図3は、図1におけるIII−III線に沿って切断した概略断面図である。 図4は、図1におけるIV−IV線に沿って切断した概略断面図である。 図5は、図1におけるV−V線に沿って切断した概略断面図である。 図6は、両電極露出面における圧電活性部と圧電不活性部を表示した平面図である。 図7は、本発明の第2実施形態に係る積層型圧電素子を示す概略斜視図であり、特に抵抗層を強調して表示したものである。 図8は、本発明の第2実施形態に係る積層型圧電素子を示す概略斜視図であり、特に絶縁層を強調して表示したものである。 図9は、本発明の第3実施形態に係る積層型圧電素子の絶縁層及び抵抗層の形状を表示した平面図である。 図10は、圧電体層及び抵抗層の電気抵抗値を説明した概念的な回路図である。 図11は、第1実施形態の変形例に係る積層型圧電素子を示す概略斜視図である。
以下に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
第1実施形態
図1に示すように、第1実施形態に係る積層型圧電素子10は、略直方体形状であり、素子本体11と、第1外部電極15と、第2外部電極16と、絶縁層17と、抵抗層18とを有する。素子本体11は、積層型圧電素子10より若干小さい略直方体形状を有しており、第1外部電極15、第2外部電極16、絶縁層17及び抵抗層18は、素子本体11の第1側面11a〜第4側面11dに形成されている。
素子本体11は、圧電体層12と、第1内部電極13と、第2内部電極14とが、積層方向Zに沿って積層された内部構造を有する。図3及び図4に示すように、素子本体11の中央部では、第1内部電極13と第2内部電極14とが、圧電体層12を挟んで交互に積層されている。第1内部電極13と第2内部電極14とは、積層方向Zに垂直な方向に沿って、互いに略平行に延在しているが、図3に示すように、第1内部電極13は素子本体11の第2側面11bの手前で途切れており、第2内部電極14は第2側面11bとは反対方向を向く第1側面11aの手前で途切れている。
図3に示すように、第2内部電極14が露出せず、第1内部電極13のみが露出している第1側面11aには、第1外部電極15が配置されている。第1外部電極15と第1内部電極13は、電気的かつ物理的に接続されており、第1外部電極15と第1内部電極13は、共に導電材料で構成されているため、基本的に略同電位となる。
これに対して、第1内部電極13が露出せず、第2内部電極14のみが露出している第2側面11bには、第2外部電極16が配置されている。第2外部電極16と第2内部電極14は、電気的かつ物理的に接続されており、第2外部電極16と第2内部電極14は、共に導電材料で構成されているため、基本的に略同電位となる。
第1内部電極13及び第2内部電極14を構成する導電材としては、たとえば、Ag、Pd、Au、Pt等の貴金属およびこれらの合金(Ag−Pdなど)、あるいはCu、Ni等の卑金属およびこれらの合金などが挙げられるが、特に限定されない。第1外部電極15及び第2外部電極16を構成する導電材料も特に限定されず、内部電極を構成する導電材と同様の材料を用いることができる。なお、さらに、第1外部電極15及び第2外部電極16の外側には、上記各種金属のメッキ層やスパッタ層が形成してあってもよい。
図3に示すように、素子本体11の中央部には、第1内部電極13と第2内部電極14とが圧電体層12を挟んで対向する圧電活性部19aが形成されている。圧電活性部19aの圧電体層12には、互いに極性の異なる第1内部電極13と第2内部電極14を介して電圧が印加され、機械的な変位を生じる。
これに対して、圧電不活性部19bは、圧電活性部19aの周辺に形成されている。圧電不活性部19bは、圧電体層12が積層方向Zの一方のみで第1内部電極13又は第2内部電極14と接している部分と、第1内部電極13同士若しくは前記第2内部電極14同士が圧電体層12を積層方向Zに挟んで対向する部分を含む。圧電不活性部19bは、第1内部電極13と第2内部電極14によっては、積極的に電圧を印加されない部分である。
圧電活性部19aにおける圧電体層12の厚みは、特に制限されないが、本実施形態では、好ましくは5〜50μm程度である。ただし、素子本体11の両端部にある圧電不活性部19bでは、圧電体層12の厚みは、圧電活性部19aにおける厚みより厚い。また、圧電体層12の材質は、圧電効果あるいは逆圧電効果を示す材料であれば、特に制限されず、たとえば、PbZrTi1−x、BaTiOなどが挙げられる。また、特性向上等のための成分が含有されていてもよく、その含有量は、所望の特性に応じて適宜決定すればよい。
図1に示すように、積層方向Zに沿って延在する素子本体11の側面のうち、第1側面11aには第1内部電極13のみが露出しており、第2側面11bには第2内部電極14のみが露出しているが、第1側面11aと第2側面11bとを接続する第3側面11c及び第4側面11dには、第1内部電極13と第2内部電極14の両方が露出しており、両電極露出面となっている。
図6は、素子本体11の第3側面11cを表した平面概念図である。図6に示すように、第3側面11cは、圧電活性領域20と圧電不活性領域22とを有する。図6において、圧電活性領域20は、一点鎖線の枠50の内側に相当し、点線で表されている。圧電活性領域20では、第1内部電極13と第2内部電極14とが圧電体層12を積層方向Zに挟んで対向している。圧電活性領域20は、図3で説明した圧電活性部19aが第3側面11cに露出している部分であり、第1内部電極13及び第2内部電極14によって電圧を印加され、機械的な変位を生じる部分である。
図6において、圧電不活性領域22は、一点鎖線の枠50の外側に相当し、実線で表されている。圧電不活性領域22では、圧電体層12が積層方向Zの一方のみで第1内部電極13又は第2内部電極14と接しているか、又は第1内部電極13同士若しくは前記第2内部電極14同士が圧電体層12を積層方向Zに挟んで対向している。圧電不活性領域22は、図3で説明した圧電不活性部19bが第3側面11cに露出している部分であり、第1内部電極13と第2内部電極14によっては、積極的に電圧を印加されない部分である。なお、第4側面11dも、圧電活性領域と圧電不活性領域を有するが、図6に示す第3側面11cと同様であるため、説明を省略する。
図1及び図2に示すように、第3側面11c及び第4側面11dには、絶縁層17が配置されている。図2では、積層型圧電素子10における絶縁層17を、網掛で強調して示している。絶縁層17は、第3側面11c及び第4側面11dの圧電活性領域20(図6参照)を被覆している。ただし、絶縁層17は、第3側面11cのうち、圧電不活性領域22の少なくとも一部を被覆していない。
また、図2及び断面図である図4に示すように、絶縁層17は、第3側面11c及び第4側面11dの上端部から下端部まで連続しているが、絶縁層17の形状はこれに限定されず、例えば、第3側面11c及び第4側面11dの上下端部付近にある圧電不活性領域22(図6参照)は、絶縁層17によって被覆されていなくても良い。
絶縁層17の材質は、絶縁性が高く、水分の浸入を防止し、内部電極間のマイグレーションを防止できる材料であれば特に制限されない。具体的な材料としては、樹脂、ガラスなどが挙げられる。また、絶縁層17の電気抵抗値は、絶縁性を確保できれば特に制限されないが、本実施形態では、10Ω以上であることが好ましい。絶縁層17の厚みは特に制限されないが、たとえば1〜20μm程度である。
図1に示すように、素子本体11の第3側面11cには、絶縁層17に加えて、抵抗層18が配置されている。図1では、積層型圧電素子10における抵抗層18を、網掛で強調して示している。
図1及び断面図である図4に示すように、抵抗層18は、第3側面11cの圧電活性領域20(図6参照)に対しては、絶縁層17によって隔てられている。また、図1及び断面図である図5に示すように、抵抗層18は、第3側面11cの圧電不活性領域22(図6参照)における少なくとも一部の第1内部電極13及び圧電不活性領域22における少なくとも一部の第2内部電極14と接触している。したがって、図1に示すように、抵抗層18は、第1内部電極13と第2内部電極14とを電気的かつ物理的に接続している。
抵抗層18は、積層方向Zに垂直な方向に沿って伸びる帯状の形状を有しているが、抵抗層18の形状は、これに限定されるものではない。また、図5及び図6に示すように、積層型圧電素子10では、抵抗層18は第3側面11cのみに配置されているが、抵抗層18は、第4側面11dに備えられていても良く、また、第3側面11cと第4側面11dの両方に備えられても良い。
積層型圧電素子10の抵抗層18は、圧電体層12より電気抵抗値が低い。図10に示すように、積層型圧電素子10の2つの極性の電極は、電気的には、圧電体層12によって構成される抵抗R1と、抵抗層18によって構成される抵抗R2とによって、並列に接続されていると考えることができる。抵抗層18に対応する抵抗R2の電気抵抗値は、圧電体層12に対応する抵抗R1の電気抵抗値より低く、例えば、圧電体層12(抵抗R1)の電気抵抗値(Ω)が10オーダーである場合、抵抗層18(抵抗R2)の電気抵抗値(Ω)を10オーダーとすることができる。
抵抗層18の電気抵抗値は、圧電体層12(抵抗R1)に応じて適宜設定すれば良いが、焦電効果によって生じる電荷を適切に移動させるために、例えば圧電体層12(抵抗R1)の電気抵抗値の100分の1程度以下とすることが好ましい。また、抵抗層18の電気抵抗値の下限値は、特に限定されないが、圧電活性部19aが所望の機械的変位を発生するように、少なくとも10Ω程度とすることが好ましい。ここで、抵抗層18の電気抵抗値は、抵抗層18の電気抵抗率、抵抗層18の厚み又は抵抗層18の数、抵抗層18の平面形状等によって調整することができる。なお、抵抗層18の厚みは特に制限されないが、たとえば1〜20μm程度とすることができる。
抵抗層18の材質は、圧電体層12より低い電気抵抗値を得ることができ、抵抗R2が焦電効果により生じる電荷を適切に放電する機能を達成できれば、特に制限されない。具体的な材料としては、所定の抵抗値を有する樹脂、カーボン等の導電性粒子を含む絶縁性樹脂、金属酸化物などが挙げられる。また、圧電体層12の材料に導電性粒子等を含有させ、抵抗率を圧電体層12より低くした材料も、抵抗層18の材質として好ましい。なお、抵抗層18の電気抵抗値は、マイグレーションを防止する絶縁層17の電気抵抗値より低いことが好ましい。
積層型圧電素子10の製造方法は特に限定されないが、積層型圧電素子10は、例えば以下のような方法で製造することができる。
まず、焼成後に素子本体11となる積層体を製造する。積層体の製造工程では、焼成後に圧電体層12となるグリーンシートと、焼成後に第1内部電極13となる内部電極ペースト膜が形成されたグリーンシートと、焼成後に第2内部電極14となる内部電極ペースト膜が形成されたグリーンシートとを準備する。
内部電極ペースト膜が印刷される前のグリーンシートと、圧電体層12となるグリーンシートは、たとえば以下のような方法で製造される。まず、圧電体層12を構成する材料の原料を湿式混合等の手段によって均一に混合した後、乾燥させる。次に、適切に選定された焼成条件で仮焼成し、仮焼粉を湿式粉砕する。そして、粉砕された仮焼粉末にバインダを加えてスラリー化する。次に、スラリーをドクターブレード法またはスクリーン印刷法等の手段によってシート化し、その後に乾燥させてグリーンシートを得る。なお、圧電体層12を構成する材料の原料には、不可避的不純物が含まれていてもよい。
次に、導電材を含む内部電極ペーストを、印刷法等の手段により、グリーンシートの上に塗布することで、所定パターンの内部電極ペースト膜が形成されたグリーンシートが得られる。
次に、準備した各グリーンシートを、所定の順序で積層する。すなわち、素子本体11の中央部となる部分では、焼成後に第1内部電極13となる内部電極ペースト膜が形成されたグリーンシートと、焼成後に第2内部電極14となる内部電極ペースト膜が形成されたグリーンシートとを交互に積層する。また、焼成後に素子本体11の両端部となる部分では、焼成後に圧電体層12となるグリーンシートのみを積層する。
さらに、積層後に圧力を加えて圧着し、乾燥工程等の必要な工程を経た後、焼成後に素子本体11となる積層体を得る。次に、得られた積層体を所定条件で焼成して焼結体を得た後、焼結体における第1側面11a及び第2側面11bに相当する部分に第1外部電極15および第2外部電極16を形成し、この電極に直流電圧を印加して圧電体層12の分極処理を行う。これにより、第1側面11a及び第2側面11bに外部電極15,16が形成されており、第3側面11c及び第4側面11dが露出した状態の素子本体11が得られる(図1参照)。
なお、積層体の焼成前または後に、図1に示すような個片に切断する工程が行われる。また、得られた素子本体11にバレル研磨を行って、素子本体11の角部および稜線部をR面加工しておくことも好ましい。
次に、素子本体11の第3側面11c及び第4側面11dに絶縁性樹脂を塗布して、図3に示すような絶縁層17を形成し、圧電活性領域20を被覆する。最後に、絶縁層17が形成された第3側面11cに、抵抗層18を形成する。抵抗層18は、導電性粒子を含む絶縁性樹脂を塗布して形成する。なお、絶縁層17及び抵抗層18は、絶縁フィルム又は抵抗フィルムの貼付や、スパッタ等の薄膜形成法によって形成しても良い。このような工程を経て、図1に示すような積層型圧電素子10が製造される。
図1及び図2等に示す積層型圧電素子10は、両電極露出面である第3側面11cにおける圧電活性領域20は絶縁層17で被覆してマイグレーションを防止し、さらに、圧電不活性領域22に露出する第1内部電極13と第2内部電極14を抵抗層18によって接続して焦電効果による分極度の低下を防止することができる。また、抵抗層18は、絶縁層17によって圧電活性領域20に対して隔てられているため、抵抗層18内における電気抵抗率等の不均一さによって内部電極間に短絡を発生させることを防止できる。
また、積層型圧電素子10は、抵抗層18が圧電活性領域20に接触していないため、圧電活性領域20における第1内部電極13と第2内部電極14との距離を小さくすることが可能であり、圧電体層12の薄層化および積層型圧電素子10の小型化に対して有利である。また、抵抗層18内における電気抵抗率の不均一さを許容できる範囲が広い点でも、製造が容易である。
また、さらに、抵抗層18は、第3側面11c内の圧電不活性領域22に露出する第1内部電極13と第2内部電極14を接続すれば足りる。したがって、積層型圧電素子10は、素子本体11の稜線部等において、抵抗層18の厚さが薄く成りすぎたり、抵抗層18が途切れたりすることを懸念しないでよいため、例えば素子本体11における複数の面に跨る抵抗層を形成する態様よりも、製造が容易である。また、抵抗層18と、第1内部電極13及び第2内部電極14との接続箇所を複数形成することが可能であるため、抵抗層18は確実に第1内部電極13と第2内部電極14を接続し、分極度の低下の防止効果を、確実に奏することができる。
なお、絶縁層17は、マイグレーションの防止効果を奏すれば足りるので、中途半端に導電性を持たせる必要はない。したがって、積層型圧電素子10は、確実かつ安価にマイグレーション防止効果を得られる。
図11は、第1実施形態の変形例に係る積層型圧電素子10aの概略図である。図11に示すように、積層型圧電素子10aの抵抗層18aは、第1外部電極15と第2外部電極16が形成されている側面に回り込み、第1外部電極15及び第2外部電極16に接続しても良い。絶縁層17aは、積層方向の上下面まで連続しておらず、積層方向の上下面から隙間wを空けて配置されている。図6で説明したように、隙間wが形成されている領域は圧電不活性領域22であるため、絶縁層17aをこのような配置としてもマイグレーション防止の観点からは問題ない。また、製造時のバラツキ等により、絶縁層17aが積層型圧電素子10aの上下面にはみ出すなどして、積層型圧電素子10aの上下面に他の部材を取り付ける際に邪魔になることを防止することができるため、積層型圧電素子10aは、上下面に対して他の部材を好適に固定することができる。
第2実施形態
図7及び図8は、本発明の第2実施形態に係る積層型圧電素子30を示す概略斜視図であり、積層型圧電素子10(第1実施形態)の図1及び図2に相当する。図7及び図8に示す積層型圧電素子30は、絶縁層37及び抵抗層38の形状が異なる他は、積層型圧電素子10と同様であるため、重複部分については説明を省略する。
図8に示すように、積層型圧電素子10の絶縁層37は、第3側面11cにおける圧電活性領域20を被覆しているだけでなく、圧電不活性領域22(図6参照)の一部を被覆する拡張部37aを有する。拡張部37aには、圧電不活性領域22における第1内部電極13及び第2内部電極14の少なくとも一部を露出するための切り欠き37bが形成されている。切り欠き37bは、抵抗層38が第1内部電極13及び第2内部電極14に接続することを可能にする形状であれば特に限定されず、例えば貫通孔も、この場合における切り欠き37bに含まれる。
図7に示すように、抵抗層38は、絶縁層37に形成された2つの切り欠き37bを介して、第3側面11cに露出している第1内部電極13と第2内部電極14を接続する。また、抵抗層38は、第1外部電極15が形成されている第1側面11a及び第2外部電極16が形成されている第2側面11bにも回り込むように形成されており、第1外部電極15及び第2外部電極16に接続している。
積層型圧電素子30は、図1に示す積層型圧電素子10と同様の効果を奏する。また、積層型圧電素子30は、両電極露出面である第3側面11cにおける第1内部電極13と第2内部電極14を接続するだけでなく、第1外部電極15及び第2外部電極16にも接続することにより、両極間を確実に接続して、特性の製造バラツキを抑制することができる。また、圧電不活性領域22を被覆する拡張部37aは、第1内部電極13及び第2内部電極14の積層型圧電素子30表面への露出を防止し、第1内部電極13及び第2内部電極14を保護できる。
第3実施形態
図9(a)及び図9(b)は、本発明の第3実施形態に係る積層型圧電素子40を示す平面図であり、素子本体11の第3側面11cを正面から見た図である。図9(a)では、薄い網掛けによって絶縁層47を強調して表すとともに、抵抗層48の図示を省略している。積層型圧電素子40の絶縁層47は、積層型圧電素子30の絶縁層37(図8参照)と同様に、圧電不活性領域22を被覆する拡張部47aを有する。拡張部47aの四隅には、切り欠き47bが形成されている。切り欠き47bによって、圧電不活性領域22(図6参照)における第1内部電極13及び第2内部電極14の一部が、絶縁層47から露出している。
図9(b)は、図9(a)に重ねて抵抗層48を図示したものであり、抵抗層48は濃い網掛けで強調して表示している。抵抗層48は、絶縁層47に形成された4箇所の切り欠き47bを介して、第3側面11cに露出している第1内部電極13と第2内部電極14を接続する。抵抗層48は、絶縁層47の少なくとも一部を積層方向Zに挟むように、2箇所に分離して配置されている。
積層型圧電素子40は、絶縁層47及び抵抗層48の形状及び配置が異なることを除き、第3実施形態に係る積層圧電素子30と同様であり、積層圧電素子30と同様の効果を奏する。
第1〜第3実施形態で説明したように、積層型圧電素子における絶縁層及び抵抗層の形状、分割数等は、積層型圧電素子の周辺に配置される部材等に応じて適宜変更することが可能であり、そのような変形例も、本発明の技術的範囲に含まれる。
10,30,40…積層型圧電素子
11…素子本体
11a…第1側面
11b…第2側面
11c…第3側面
11d…第4側面
12…圧電体層
13…第1内部電極
14…第2内部電極
15…第1外部電極
16…第2外部電極
17,37,47…絶縁層
18,38,48…抵抗層
19a…圧電活性部
20…圧電活性領域
22…圧電不活性領域
37a,47a…拡張部
37b,47b…切り欠き
R1,R2…抵抗
Z…積層方向

Claims (6)

  1. 第1内部電極と第2内部電極とが圧電体層を積層方向に挟んで対向する圧電活性領域と、前記圧電体層が前記積層方向の一方のみで前記第1内部電極又は前記第2内部電極と接しているか又は前記第1内部電極同士若しくは前記第2内部電極同士が前記圧電体層を前記積層方向に挟んで対向する圧電不活性領域と、を有する両電極露出面を有する素子本体と、
    前記両電極露出面における前記圧電活性領域を被覆する絶縁層と、
    前記絶縁層によって前記圧電活性領域に対して隔てられており、前記圧電不活性領域における少なくとも一部の前記第1内部電極と、前記圧電不活性領域における少なくとも一部の前記第2内部電極とを接続するように前記両電極露出面に配置されており、前記圧電体層より電気抵抗値が低い抵抗層と、
    前記第1内部電極に対して電気的に接続された第1外部電極と、
    前記第2内部電極に対して電気的に接続された第2外部電極と、を有する積層型圧電素子。
  2. 前記素子本体は、前記両電極露出面を前記積層方向に直交する方向に挟んで互いに反対方向を向く第1の面と第2の面とを有し、
    前記第1の面には前記第1外部電極が配置されており、
    前記第2の面には前記第2外部電極が配置されていることを特徴とする請求項1に記載の積層型圧電素子。
  3. 前記抵抗層は、前記第1外部電極及び前記第2外部電極に接続していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の積層型圧電素子。
  4. 前記絶縁層は、前記圧電不活性領域を被覆する拡張部を有しており、前記拡張部には、前記圧電不活性領域における前記第1内部電極及び前記第2内部電極の少なくとも一部を露出させるための切り欠きが形成されていることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかに記載の積層型圧電素子。
  5. 前記抵抗層は、前記両電極露出面における前記積層方向の中央部に配置されていることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれかに記載の積層型圧電素子。
  6. 前記抵抗層は、前記両電極露出面において、前記絶縁層の少なくとも一部を前記積層方向に挟むように、2箇所以上に分割して配置されていることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれかに記載の積層型圧電素子。
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