JPH04225779A - 穀物乾燥方法 - Google Patents

穀物乾燥方法

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JPH04225779A
JPH04225779A JP40677890A JP40677890A JPH04225779A JP H04225779 A JPH04225779 A JP H04225779A JP 40677890 A JP40677890 A JP 40677890A JP 40677890 A JP40677890 A JP 40677890A JP H04225779 A JPH04225779 A JP H04225779A
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JP
Japan
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drying
grain
section
grains
cooling tank
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Application number
JP40677890A
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English (en)
Inventor
Eiji Nishino
栄治 西野
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、穀物乾燥方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】コンバ
イン等による収穫穀物を乾燥した後、直ちに籾摺作業を
行えない場合や穀物温度が所定以下に達していない場合
には、当該乾燥穀物は所定時間貯留して放冷する必要が
ある。ところが穀物乾燥機の貯留部をこれに代用すると
新たな穀物の乾燥に支障を来す。
【0003】このため、従来は穀物を一時貯留して放冷
をはかる放冷タンクを穀物乾燥機の側部に設置する形態
とし、あわせて放冷タンク側にも生籾を張り込んで一挙
に循環乾燥させる構成とされていた(特開昭58−14
5874号公報)。ところが、上記のように放冷タンク
を生籾張込用に兼用する場合には、処理量の拡大確保が
はかれて便利である反面、仕上がりを早くしたい場合に
は却って不合理である。例えば複数の穀物乾燥装置に対
して1台の籾摺処理装置を接続する場合等には、この籾
摺処理装置を効率稼働させるために順次乾燥仕上がり籾
が排出されることが望ましい。
【0004】あるいは、大量を乾燥処理するときは長時
間にわたり、市場のニーズに対応できない場合もあって
、小刻みの乾燥処理を要求されることが予測される。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の欠点
を解消しようとするもので、貯留部1、該貯留部2から
の流下穀物に乾燥風を作用させる通気乾燥部2、及び循
環機構部等からなる穀物乾燥部4と乾燥済穀物を受けて
放冷すべき放冷タンク5とを設け、上記貯留部1と放冷
タンク5との両方,又は貯留部1のみに生穀物を張り込
んで循環乾燥する場合であって、乾燥途中、運転制御部
からの制御信号に基づいて乾燥処理穀物の一部を放冷タ
ンク5に残すか又は移して残穀物のみを穀物乾燥部4に
て循環乾燥する穀物乾燥方法の構成とする。
【0006】
【発明の作用効果】貯留部1又は放冷タンク5に張り込
まれた生穀物は、通気乾燥部4通過の際に乾燥風を浴び
て乾燥される。途中、外気条件等によっては所定乾減率
を得られないこととなり、このようなときは設定により
又は自動的に穀物一部を放冷タンク5に残しあるいは移
し替えて、残りを優先的に穀物乾燥部4を循環乾燥させ
るものとすることによって、上記した欠点を解消するも
のである。
【0007】
【実施例】この発明の一実施例を図面に基づき説明する
。図は穀物乾燥調製装置を示し、建屋内に穀物荷受用ピ
ットA、このピットAをはさんで一側には複数の穀物乾
燥装置B,B…を、又他側には貯留ホッパC、籾摺装置
D、計量装値E等を配設するほか、各装置間に穀物を移
送供給するための昇降機等を配設している。
【0008】このうち穀物乾燥装値B,B…は、いずれ
も次の構成である。即ち、貯留部1と通気乾燥部2と集
穀部3とを上下方向に重設した穀物乾燥部4と、この穀
物乾燥部4機枠の上部に載置して設ける放冷タンク5と
からなり、これらは縦に長い直方体形状に構成される。 このうち、穀物乾燥部4の通気乾燥部2は、通気性側壁
にて形成される4槽の穀物流下通路6,6…を挾んで、
左右に熱風室7,7及び排風室8,8…を形成し、吸引
ファン9で吸引通風される空気をバーナ10により熱風
化して該穀物流下通路6,6…を流下する穀物に当該熱
風を作用させる構成としている。11,11…は上記穀
物流下通路6,6…の各下部に配設されて穀物を徐々に
流下させるための繰出バルブである。
【0009】上記各繰出バルブ11,11…からの繰出
穀物を受けて中央側に集める集穀部3の下部には移送螺
旋12を備える横移送樋13を設け、移送方向終端部側
の合わせ口14部から昇降機15に接続している。この
昇降機15は穀物乾燥部4と放冷タンク5との各機枠背
面側にあって、放冷タンク5よりもやや高い高さで立設
される。該昇降機15の内部にはバケットを所定間隔毎
に取付けた無端ベルトを上下プーリ間に巻回し、上記合
わせ口14部からの穀物等を掬い上げその上部で投げ出
し口16部に向けて投てきできる形態としている。
【0010】又この投げ出し口16部には、切替弁17
を有し、これの切替操作に伴って第1開口部イと第2開
口部ロとに選択的に供給できる構成としている。尚、第
1開口部イは、排出側端を貯留部1の天井部前後にあっ
て移送螺旋19内蔵の循環移送樋20始端側に接続する
連絡パイプ18にのぞませている。一方、第2開口部ロ
は、放冷タンク5側天井部に同形態に配設する移送螺旋
21内蔵の放冷移送樋22始端側にのぞませるものであ
る。
【0011】上記の移送螺旋19樋20及び移送螺旋2
1樋22は各タンク部の中央上部位置まで延長され、回
転拡散盤23又は24面に供給できる。前記放冷タンク
5は、前記穀物乾燥部4の貯留部1と略等容量の放冷部
25と、その下部にあって断面V型2槽状に形成され各
下方を排出移送樋26,26に形成した繰出部27とか
らなる。尚、この繰出部27は順次流下する集穀穀物を
水平移送すべく排出する移送螺旋28,28を内装して
いる。
【0012】各排出移送樋26の底部には底弁30が設
けられ、この底弁が適宜支点まわりに回動することによ
りその底部が開放可能に構成される。この底弁30の切
替作動に伴って繰出部27からの穀物が穀物乾燥部4の
開放天井部ハを経て穀物乾燥部4側の貯留部1内に流下
可能に構成している。又、これら排出移送螺旋28,2
8の各移送終端部側は機枠外部に突出させ、当該突出部
は機枠外面に取り付ける受継ぎ樋31,31に受けつが
せ端部側の各排出口(図示せず)から流下案内筒部33
,33を経てベルトコンベア形態の排出コンベア34に
供給される構成としている。
【0013】尚、前記循環移送樋20の供給始端側は機
枠外部に位置して、前記連絡パイプ18下部にのぞみ得
べくホッパ32を設け、該ホッパ32接続部真下に対応
すべく該移送樋20下部側に排出口を形成し、図外開閉
弁によって開閉しうる構成とし、案内筒部35を接続し
ている。上記の左右排出移送樋26及び26の間に循環
移送樋20が位置する関係にあって、各案内筒部33,
33及び35は左右に併設状態となり、排出コンベア3
4の移送方向に沿って設けられるものである。
【0014】前記排出コンベア34は、左右に併設され
る穀物乾燥装置B,B…、即ち複数の穀物乾燥部4・穀
物収容部5の一体構成機枠部を左右に接続する状態に設
けられ、各機枠部の背面側と前記昇降機15との間隔部
に位置して設けられ、適宜機枠部及び昇降機15枠部に
支持取付される。36はこの排出コンベア34の下方に
平行して設けられる張込コンベアで、フライトコンベア
形態とされ、その箱型枠部は上記排出コンベア34の箱
型枠部に支持固定されている。
【0015】上記張込コンベア36の途中部には排出口
(図示せず)を設け、これらには開閉弁(図示せず)を
配設して、複数の穀物乾燥部4,4…個々の昇降機15
に案内筒37,37…を接続している。尚前記ピットA
からの昇降機38は、張込コンベア36へ穀物供給可能
に設けられ、排出コンベア34からの乾燥済穀物は昇降
機39を介して貯留ホッパCに供給移送される。
【0016】籾摺装置Dは公知の形態であり、脱ぷ部と
籾玄米選別部等からなる。この籾玄米選別部の玄米出口
側には計量装置Eを配設して所定重量毎に袋詰めされる
構成である。40は運転制御盤で、バーナ10ボックス
上部近傍に配設され、穀物種類設定スイッチ41、仕上
水分設定スイッチ42、張込量設定スイッチ43、シン
グル/ダブル設定スイッチ44、乾燥タンク(乾燥部4
)及び放冷タンク5毎に仕分けて設ける張込、乾燥又は
通風、排出、停止の各運転スイッチ451,461,4
71,481および452,462,472,482等
を配設している。シングル/ダブル設定スイッチ44に
て選択されるシングル乾燥モードとダブル乾燥モードと
は、張込量が標準以下で調質作用を貯留部1のみでまか
なう場合と、荷受量が多く貯留部1のみではまかなえな
い場合とに区分して設定されるものである。シングル乾
燥モードを選択すると、前記切替弁17用モータ(図示
せず)を正転して第2開口部ロを閉じ、かつ底弁30開
閉用モータ(図示せず)をもって開口部を閉じる構成で
ある。 尚、下部移送螺旋12,昇降機15,中間移送樋20の
螺旋19は起動状態にあり、上部移送樋22の螺旋21
は停止状態である。
【0017】又、ダブル乾燥モードを選択すると、上記
とは逆に切替弁17にて第1開口部イを閉じ、底弁30
は開いて開口部は開く構成である。尚、中間移送樋20
の螺旋19は停止状態とし、上部移送樋22の螺旋21
は起動状態となる。上記運転制御盤40内部には、乾燥
制御を行うマイクロコンピュータが内蔵され、該コンピ
ュータの演算制御部50には、上記の各種設定スイッチ
等信号を入力するほか、貯留部1及び放冷タンク5に収
容される穀物量を検出するための張込量センサ51,5
1…及び52,52…信号を入力しうる。53は乾燥途
中、乾燥穀物を放冷タンク5に移して貯留部1に残る穀
物のみを循環乾燥させようとするための分配スイッチで
、該スイッチ操作によって演算制御部50は継続して乾
燥すべき穀物量の入力を求め、オペレータの分配指定ス
イッチ54による乾燥量信号を受付入力しうる。尚、該
分配指定スイッチ54は、増・減スイッチにて構成され
、現在の貯留部1張込量を上記張込量センサ51,51
…に読み込み、表示部55に石数表示され、次に任意に
増・減スイッチを操作して貯留部1で処理すべき穀物量
を決めることができる。
【0018】上例の作用について説明する。圃場で収穫
した穀物、例えば籾をトラック等で搬送し、ピットAに
投入する。このピットA内に荷受された穀物は昇降機3
8で揚上され張込コンベア36始端側に供給される。図
外制御室内からの選択制御によっていずれの穀物乾燥装
置Bに穀物を張り込むかが指定され、乾燥装置B毎に設
ける制御盤40の張込スイッチ451をONに連動して
、所定の張込用開閉弁が開き、張込コンベア36による
移送穀物が当該指定乾燥装置B内に張込供給されること
となる。
【0019】この指定された穀物乾燥装置Bについて、
上記張込スイッチ451のONで貯留部1張込信号を得
て、昇降機15は張込穀物を受けて揚上し、このとき投
げ出し口16部の切替弁17は第1開口部イ側供給可能
に切り替えられていて、連絡パイプ18,ホッパ32,
循環移送樋20を経て、穀物乾燥部4の貯留部1に張り
込まれる。その張込量は張込量検出センサ51,51…
によって制御部50に入力され、外気温度等の外気条件
検出センサからの入力信号とによってバーナによる熱風
温度が決定され、当該設定温度に基づいて乾燥が行われ
る。即ち、穀物乾燥部4各部が起動し、穀物流下通路6
,6…を徐々に流下する穀物は熱風を浴びて乾燥し、集
穀部3に集められて、横移送樋13,昇降機15,第1
開口部イ,移送樋20,回転拡散盤23を経て貯留部1
内に循環移送され、当該貯留部1内において調質される
【0020】このような乾燥工程を繰り返すうち、予め
スイッチ42で設定した仕上水分値に達し、乾燥終了す
るものであるが、貯留部1から排出するに際しては、排
出スイッチ471及び張込スイッチ452をONすると
よく、これによる乾燥部排出と放冷タンク張込指令信号
を受けて、上記切替弁17は、第2開口部ロ側に穀物供
給可能に切替わる。従って、昇降機15によって揚上さ
れる穀物は第2開口部ロ,移送樋22,回転拡散盤24
を経て放冷タンク5内放冷部25に移される。ここでは
所定時間放置されることによって放冷され、穀物温度の
低下がはかれる。
【0021】このタンク5の穀物は、所定時間の放冷が
行われた頃、図外の排出スイッチがONされると、次の
籾摺装置Dに移されて脱ぷ・籾玄米選別が行われること
となる。即ち、該排出スイッチからのタンク排出指令信
号を受けて排出移送樋26,26の移送螺旋28,28
が起動し、放冷部25内の穀物は当該排出移送樋26,
26を経て機外の排出コンベア36に排出される。
【0022】又、荷受穀物量が貯留部1容積よりも多い
場合には、シングル/ダブル切替スイッチ44にてダブ
ル乾燥モードを選択操作し、以下のような乾燥処理を行
う。即ち、張込開始信号によってまず貯留部1への張り
込みが行われ、該貯留部1の満了センサ(図示せず)が
ONすると、張込コンベア36の駆動が断たれ一旦張込
工程は停止する。次いで自動的にあるいはコントロール
部の張込スイッチのON操作によって、切替弁17は第
2開口部ロ側に切り替わると共に、排出移送樋26,2
6の底弁30,30は開かれ、荷受穀物は放冷タンク5
側放冷部25に張り込まれる。
【0023】こうして乾燥すべき全部の穀物の張込が完
了すると、乾燥スイッチをONする。放冷部循環の乾燥
運転の設定信号と当該乾燥スイッチ信号とによって、貯
留部1内の穀物は下方繰出バルブ11,11…の回転と
共に徐々に繰り出され通風乾燥部2において熱風を浴び
乾燥される一方、放冷タンク5側における排出移送樋2
6,26の底弁30,30は開いた状態を維持して、該
タンク5内の張込穀物は排出移送樋26,26部からそ
のまま下方に流下し、貯留部1内に落下して同様に乾燥
される。集穀部3に集められた乾燥穀物は昇降機15を
経て投げ出し口16から第2開口部ロ側に供給され放冷
タンク5側に至り、回転拡散盤24によって均分落下す
るもので、当該タンク5部の放冷部25が下方の貯留部
1と共に調質部として機能する。
【0024】上記の場合には乾燥終了後、排出スイッチ
をONすることにより循環移送樋20の案内筒35から
の排出が行われるものとなる。上記のように荷受穀物が
多量の場合は放冷タンク5内にも張り込み、これと貯留
部1との穀物を同時に処理するものであるが、次のよう
な乾燥方法を行うことができる。即ち、ダブル乾燥モー
ドにて乾燥する途中、 ■籾摺機の能力に見合う乾燥籾供給、 ■所定の乾燥速度の確保、 等の目的に従って乾燥中の籾一部を優先して処理させる
ものであり、ダブル乾燥開始後(ステップ101)、分
配指定スイッチ54がONされると(ステップ102)
、バーナ10等の乾燥運転は継続したまま、又は一旦停
止して、放冷タンク5下部の底弁30,30は閉じ(ス
テップ103)、乾燥表示部55に分配量指示が表示さ
れ(ステップ104)、オペレータは貯留部1処理量、
即ち乾燥継続すべき穀物量を増・減指定スイッチ56、
57をもって具体的数値(例えば、石数)で示すもので
ある(ステップ105)。
【0025】次いで、貯留部1に配設された張込量検出
センサ51,51…、及び放冷タンク5に配設した張込
量センサ52,52…は検出を開始し(ステップ106
)、先に指定した張込量との比較が行われ(ステップ1
07)、貯留部1への張込量が指定量より多いときは、
乾燥部4の繰出バルブ11,11を作動させ(ステップ
108)、逆に指定量より少ないときは該バルブ11,
11を停止して上記底弁30,30を開く(ステップ1
09)。こうして分配量が一定量に確保されると、シン
グル乾燥モードで乾燥が再開される(ステップ110)
。尚、放冷タンク5内の未乾燥穀物は通風運転によって
ムレ防止される。
【0026】上記のように穀物一部が分配されると、こ
の後の乾燥時間は当初予定の大量処理の場合に比較して
時間が短縮されることとなり、前記した種々の要求に対
応できる。上記実施例では、ダブル乾燥モード途中の穀
物一部を放冷タンク5に残す場合について説明したが、
シングル乾燥モードにおける乾燥穀物一部を放冷タンク
5に移し替えて残る穀物について乾燥継続させる方法も
同様の効果がある。
【0027】また、上記の実施例では、分配指定スイッ
チ54をもって任意に設定できる形態としたが、次のよ
うに自動設定できる形態でもよい。即ち、予め自動によ
る分配運転を行うか否かを決め、予め乾燥速度を設定し
ておき(ステップ201)、ダブル乾燥モードによる乾
燥をスタートする(ステップ202)。尚、ここで乾燥
速度は穀物種類・乾燥方法等によって経験的・実験的等
で決められたもので、運転制御盤面で任意に設定できる
形態としておく。次に熱風温度を検出し、外気温度,張
込量等から決められた設定温度との比較を行ない、所定
熱風温度が確保できているかチェックする(ステップ2
03)。検出熱風温度と設定温度との差が所定範囲内で
あるときは乾燥を継続し(ステップ204)、当該温度
差が所定以上で検出温度が低いときは、当該熱風温度で
確保しうる乾燥エネルギ(外気温度が低いときや外気湿
度が高いときは当該乾燥エネルギが低く所定の乾燥速度
を得られないものとなり、これら外気温度・湿度等を勘
案して算出できるエネルギをいう。)を演算する(ステ
ップ205)。こうしてこの乾燥エネルギの条件下で上
記設定乾燥速度を確保しうる張込量を逆算し(ステップ
206)、次に分配量、具体的には、貯留部1張込量=
当該逆算張込量,放冷タンク5張込量=全張込量−逆算
張込量、を記憶する(ステップ207)。その後予め設
定した分配運転開始水分値に達したか否か判定し(ステ
ップ208)、当該水分値に達すると前記の分配要領ス
テップ105〜ステップ110で穀物が分配される(ス
テップ209〜213)。
【0028】今までの実施例についてはバーナ10を利
用した熱風乾燥についてのものであるが、除湿空気を穀
物に作用させる場合についても同様に分配乾燥は有効で
ある。つまり、除湿空気を送って乾燥するときは乾燥速
度が遅いため仕上がりに長時間を要し、熱風乾燥以上に
分配処理を必要とするからである。例えば上記のような
上下2層の乾燥放冷装置において、乾燥源を除湿乾燥方
法とし、ダブル乾燥モードで乾燥を行っている場合に、
予め設定した所定水分値まではダブル乾燥とし、この水
分値を下回ると予め選択された内容により一定量を放冷
タンクに移してシングル乾燥モードで乾燥を行うものと
し、これを乾燥初期にシングル移行するかしないかを選
択できる形態とするものである。
【0029】更に前記実施例ではカットゲート形態の底
弁30について説明したが、流下量の微妙な調整には不
向きであるから、繰り出しバルブ形態を採用してもよい
。分配すべき量の判定に当っては、実際乾燥の乾燥速度
と予め設定する乾燥速度との比率を勘案して分配乾燥す
べき量を決めてやればよい。即ち、分配乾燥量=全体張
込量×所定係数×実際乾燥速度/設定乾燥速度とする。
【0030】尚、ここで所定係数は、補正係数で乾燥後
期の水分低下による乾燥速度の低下を加味するために設
定する1以下の係数である。特に除湿乾燥における場合
は、穀物水分が高いときは除湿風の状態にあまり左右さ
れず一定の値で乾燥し、その後水分が低下してくるとそ
の除湿風の状態によって乾減率が変化してくる傾向にあ
り、従って前記所定係数を、除湿風の平均温度・湿度か
ら求められる穀物の平衡含水率値と一時停止時の測定水
分値との差によって変更させるとよい。
【0031】以上のように当初設定した仕上水分値まで
乾燥され、排出コンベア34で移送される穀物は、昇降
機39で貯留ホッパC内に供給され、後段の籾摺工程の
終了を待って、当該ホッパCから籾摺装置Dへ供給され
、脱ぷ後の玄米は計量装置Eで所定量毎に袋詰されるか
、あるいは一旦仕上タンク(図示せず)に貯留された後
、計量ホッパGで計量処理されるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】システム全体正面図である。
【図2】穀物乾燥装置全体の正面図である。
【図3】穀物乾燥装置全体の正断面図である。
【図4】穀物乾燥装置全体の側面図である。
【図5】穀物乾燥装置全体の背面図である。
【図6】要部の分解斜視図である。
【図7】運転制御盤正面図である。
【図8】制御ブロック図である。
【図9】フローチャート図である。
【図10】フローチャート図である。
【符号の説明】
  A  荷受用ピット      B,B  穀物乾
燥装置    C  貯留ホッパ   D  籾摺装置          E  計量装
置            1  貯留部   2  通気乾燥部        3  集穀部 
             4  穀物乾燥部   5  放冷タンク        6,6  穀物
流下通路    7,7  熱風室   8,8  排風室        9  吸引ファ
ン        10  バーナ 13  横移送樋        15  昇降機  
          17  切替弁   イ  第1開口部        ロ  第2開口
部        20  循環移送樋 22  放冷移送樋      25  放冷部   
         26,26  排出移送樋 30  底弁            31,31  
受継ぎ樋    33,33  流下案内筒  34 
 排出コンベア    35  案内筒 36  張込コンベア    40  運転制御盤  
      44  シングル/ダブル設定スイッチ 
           53  分配スイッチ 54  分配指定スイッチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  貯留部1、該貯留部1からの流下穀物
    に乾燥風を作用させる通気乾燥部2、及び循環機構部等
    からなる穀物乾燥部4と乾燥済穀物を受けて放冷すべき
    放冷タンク5とを設け、上記貯留部1と放冷タンク5と
    の両方に生穀物を張り込んで循環乾燥する場合であって
    、乾燥途中、運転制御部からの制御信号に基づいて乾燥
    処理穀物の一部を放冷タンク5に残して残穀物のみを穀
    物乾燥部4にて循環乾燥する穀物乾燥方法。
  2. 【請求項2】  貯留部1、該貯留部1からの流下穀物
    に乾燥風を作用させる通気乾燥部2、及び循環機構部等
    からなる穀物乾燥部4と乾燥済穀物を受けて放冷すべき
    放冷タンク5とを設け、上記貯留部1に生穀物を張り込
    んで循環乾燥する場合であって、乾燥途中、運転制御部
    からの制御信号に基づいて乾燥処理穀物の一部を放冷タ
    ンク5に移して残穀物のみを穀物乾燥部4にて循環乾燥
    する穀物乾燥方法。
  3. 【請求項3】  穀物乾燥部4には熱風乾燥装置を接続
    してなる特許請求の範囲第1,2項記載の穀物乾燥方法
  4. 【請求項4】  穀物乾燥部4には除湿乾燥装置を接続
    してなる特許請求の範囲第1,2項記載の穀物乾燥方法
JP40677890A 1990-12-26 1990-12-26 穀物乾燥方法 Pending JPH04225779A (ja)

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JP40677890A JPH04225779A (ja) 1990-12-26 1990-12-26 穀物乾燥方法

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JP40677890A JPH04225779A (ja) 1990-12-26 1990-12-26 穀物乾燥方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6071025A (en) * 1998-02-05 2000-06-06 Funai Electric Co., Ltd. Printer system having two or more ink cartridges

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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