JPH0436580A - 穀物乾燥装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、貯留部と放冷タンクとを上下に配設する穀
物乾燥装置に関し、多量張込の際の作業性の向上をはか
る。

〔従来技術及び発明が解決しようとする課題〕コンバイ
ン等による収穫穀物を乾燥装置に張り込み乾燥処理する
。が、通常貯留部に張り込み循環乾燥に供するものであ
り、ところが、張り込み穀物が多量の場合には、貯留部
の上部に配設する放冷タンクにも穀物を張り込んで一挙
に循環乾燥させる形態がある。

徒って、放冷タンクや貯留部への移送切替のための切替
弁や該放冷タンクから貯留部への流下切替のための底弁
を設ける形態とするが、乾燥モードへの移行の際、通常
乾燥とするか、多量乾燥とするかを正確に設定しなけれ
ば、放冷タンク側にも張り込んでいるにも拘らず、貯留
部のみ循環指せて放冷タンク側の穀物乾燥が行なわれな
い等の不具合を生ずる。

〔課題を解決するための手段〕

この発明は、上記の欠点を解消しようとし、貯留部１、
該貯留部２からの流下穀物に乾燥風を作用させる通気乾
燥部２、及び循環機構部等からなる穀物乾燥部４に放冷
タンク５を載置し、上記循環機構部の昇降機からの揚上
穀物を穀物乾燥部４の貯留部１又は放冷タンク５のいず
れか一方に案内すべく切替わる切替弁１７を有し、且つ
上記放冷タンク５側下部には当該タンク内収容穀物を機
外に排出する排出移送樋２６．２６を設け、これの底弁
３０開放手段によって放冷タンク５内の穀物を貯留部１
へ流下可能に構成してなる穀物乾燥装置において、上記
貯留部１乃至放冷タンク５への穀物張込量を設定する張
込量設定手段を設け、当該設定動作に起因して上記切替
弁１７と底弁３０を所定位置に切替作動すべく構成する
ものである。

〔発明の作用及び効果〕

貯留部乃至放冷タンクには、移送手段を介して穀物が張
り込まれる。次いで乾燥作業に移行するが、この場合張
込ｉｆｆ定手段によって張込量が設定入力され、所定の
乾燥温度等が設定されるものである。ところで、張込穀
物が貯留部のみの場合は、循環機構部による穀物循環移
送を貯留部のみとするため、上記張込量設定手段による
設定動作に起因して切替弁は貯留部循環側に切替えられ
、一方、放冷タンク側にもＩＩ２物張込されているとき
は、当該切替弁は、放冷タンク側に循環供給できるよう
切替動作されるとともに放冷タンク底弁は解放されて貯
留部へ流下可能となって全体が循環移送されるものとな
る。

このように、乾燥温度等を設定すべき張込量設定手段の
設定動作に応じて所定量以上、即ち放冷タンクへの穀物
存在が予測されるときは、多量乾燥のモードに自動切替
でき、そうでないときは通常の乾燥モードに自動切替さ
れることができて便利であり、放冷タンク側穀物の処理
を行なわないまま貯留部のみの乾燥を続行する等の恐れ
がない。

〔実施例〕

この発明の一実施例を図面に基づき説明する６図は穀物
乾燥調製装置を示し、建屋内に穀物荷受用ピットＡ、こ
のピットＡをはさんで一側には複数の穀物乾燥装置Ｂ、
Ｂ・・・を、又他側には貯留ホッパＣ１籾槽装置Ｄ、計
量装幀Ｅ、仕上タンクＦ等を配設するほか、各装置間に
穀物を移送供給するための昇降機等を配設している。

このうち穀物乾燥装置Ｂ、Ｂ・・・は、いずれも次の構
成である。即ち、貯留部１と通気乾燥部２と集穀部３と
を上下方向に重設した穀物乾燥部４と。

この穀物乾燥部４機枠の上部に載置して設ける放冷タン
ク５とからなり、これらは縦に長い直方体形状に構成さ
れる。このうち、Ｉ１１物乾無乾燥の通気乾燥部２は１
通気性側壁にて形成される４槽の穀物流下通路６，６・
・・を挾んで、左右に熱風室７゜７及び排風室８，８・
・・を形成し、吸引ファン９で吸引通風される空気をバ
ーナ１０により熱風化して該穀物流下通路６．６・・・
を流下する穀物に当該熱風を作用させる構成としている
。１１，１１・・・は上記穀物流下通路６．６・・・の
各下部に配設されて穀物を徐々に流下させるための繰出
バルブである。

上記各繰出バルブ１１．１１・・・からの繰出穀物を受
けて中央側に集める集穀部３の下部には移送螺旋１２を
備える横移送＠１３を設け、移逆方向終端部側の合わせ
口１４部から昇降機１５に接続している。

この昇降機１５は穀物乾燥部４と放冷タンク５との各機
枠背面側、にあって、放冷タンク５よりもやや高い高さ
で立設される。該昇降機１５の内部にはパケットを所定
間隔毎に取付けた無端ベルトを上−トプーリ間に巻回し
、上記合わせ口１４部からの穀物等を掬い上げその上部
で投げ出し０１６部に向けて投てきできる形態としてい
る。

又この投げ出し０１６部には、切替弁１７を有し、これ
の切替操作に伴って第１開口部イと第２開口部口とに選
択的に供給できる構成としている。

尚、第１開口部イは、排出側端を貯留部１の天井部前後
にあって移送螺旋１９内藏の循環移送＠２０始端側に接
続する連絡パイプ１８にのぞませている。

一方、第２開口部口は、放冷タンク５側天井部に同形態
に配設する移送螺旋２１内蔵の放冷移送樋２２始端側に
のぞませるものである。

上記の移送螺旋１９・樋２０及び移送螺旋２１４ｉ１２
２は各タンク部の中央上部位置まで延長され、回転拡散
盤２３又は２４面に供給できる。

前記放冷タンク５は、前記穀物乾燥部４の貯留部１と略
等容量の放冷部２５と、その下部にあって断面Ｖ型２槽
状に形成され各下方を排出移送樋２６．２６に形成した
繰出部２７とからなる。尚。

この繰出部２７は順次流下する集穀穀物を水平移送すべ
く排出する移送螺旋２８．２８を内装している。

各排出移送樋２６の底部には底弁３０が設けられ、この
底弁が適宜支点まわりに回動することによりその底部が
開放可能に構成される。この底弁３０の切替作動に伴っ
て繰出部２７からの穀物が穀物乾燥部４の開放天井部ハ
を経て穀物乾燥部４側の貯留部１内に流下可能に構成し
ている６３１は前記移送＠２０の移送螺旋１９を駆動す
るモータ、３２は上記排出移送樋２６．２６の移送螺旋
２８．２８駆動用モータである。

又、これら排出移送螺旋２８．２８の各移送終端部側は
機枠外部に突出させ、当該突出部は機枠外面に取り付け
る受継ぎ樋３３．３３に受けつがせ端部側の各排出口３
４．３４から流下案内筒部３５．３５を経てベルトコン
ベア形態の排出コンベア３６に供給される構成としてい
る。

尚、前記循環移送樋２０の供給始端側は機枠外部に位置
して、連絡パイプ１８接続部真下に対応すべく該移送樋
２０下部側に排出口を形成し、開閉弁３７によって開閉
しうる構成とし、案内筒部３８を接続している。

上記の左右排出移送樋２６及び２６の間に＠環移送＠２
０が位置する関係にあって、各案内筒部３５．３５及び
３８は左右に併設状態となり、排出コンベア３６の移送
方向に沿って設けられるものである。

更に、上記排出コンベア３６は、左右に併設される穀物
乾燥装置Ｂ、Ｂ・・・、即ち複数の穀物乾燥部４・穀物
収容部５の一体構成機枠部を左右に接続する状態に設け
られ、各機枠部の背面側と前記昇降機１５との間隔部に
位置して設けられ、適宜機枠部及び昇降機１５枠部に支
持取付される。

３９はこの排出コンベア３６の下方に平行して設けられ
る張込コンベアで、フライトコンベア形態とされ、その
箱型枠部は上記排出コンベア３６の箱型枠部に支持固定
されている。

上記張込コンベア３９の途中部には排出口（図示せず）
を設け、これらには開閉弁（図示せず）を配設して、複
数の穀物乾燥部４，４・・・個々の昇降機１５に案内筒
４０，４０・・・を接続している。

尚前記ピットＡからの昇降機４１は、張込コンベア３９
へ穀物供給可能に設けられ、排出コンベア３６からの乾
燥済穀物は昇降機４２を介して貯留ホッパＣに供給移送
される。

籾摺袋ｆｆ１Ｄは公知の形態であり、脱稈部と籾玄米選
別部等からなる。この籾玄米選別部の玄米出口側には計
量装置Ｅを配設して、玄米タンクＦに一時貯留される玄
米の一部を所定重量毎に袋詰めされる構成である。又は
小型の縦型グレーダＧにて計量袋詰できる構成としてい
る。

４３は穀物乾燥装置Ｂ、Ｂ・・・毎に設ける制御盤で、
貯留部１側への運転制御を司る張込・乾燥・排出・停止
の各モードスイッチ４４，４５．４６゜４７、放冷タン
ク５側の運転制御を司る張込・排出・停止の各スイッチ
４８．４９のほか、張込量を設定するロータリースイッ
チ形態の張込量設定スイッチ５０、停止水分饋を設定す
る停止水分設定スイッチ５１等を配設してなり、併せて
乾燥モードでの熱風温度′ｒｂや検出水分値Ｍｎ及び乾
燥残時間■゛等を交替的に表ボするデジタル表示部５２
等を備える。

上記張込量設定スイッチ５０は１例えば第８図に示すよ
うに８石〜４８石まで設定１２ｆ能とされ、内蔵のマイ
クロコンピュータは張込量の大小によって予め設定する
乾燥温度、即ちバーナの燃焼値を制御するものであるが
、上記の８石〜４８石については、等容量の貯留部１と
放冷タンク５が夫々２４石収容できるものであり、最大
では上記４８石に設定しうる。そして該設定スイッチ５
０による設定張込量が８〜２４石の場合には、穀物乾燥
装置Ｂはシングル乾燥モード、即ち貯留部１内の穀物を
循環移送しながら乾燥させる状態に上記切替弁１７や底
弁３０等を所定位置に設定させる。

又当該張込量が２４石を越える場合には穀物乾燥装置Ｂ
はダブル乾燥モードに切り替わり、即ち昇降機１５を揚
上する乾燥穀物は切替弁１７位置を経て放冷タンク５内
に至り、解放された底弁３０から貯留部１に流下しなが
ら循環して乾燥処理を受ける。尚、この張込量設定操作
に基づく各部の連動状態は例えば第１０図に示すとおり
である。

上側の作用について説明する。

圃場で収穫した穀物１例えば籾をトラック等で搬送し、
ピットＡに投入する。このビットＡ内に荷受された穀物
は昇降機４１で揚上され張込コンベア３９始端側に供給
される１図外制御室内からの選択制御によっていずれの
穀物乾燥装置Ｂに穀物を張り込むかが指定され、これの
張込スイッチをＯＮに連動して、所定の張込用開閉弁が
開き、張込コンベア３９による移送穀物が当該指定乾燥
袋ＷＨ内に張込供給されることとなる。

この指定された穀物乾燥袋ｆｆ１Ｂについて、荷受穀物
量がこの貯留部１容積以下の場合には、張込量設定スイ
ッチ５０を８〜２４石のいずれかに仮設定しておけば、
昇降機１５は張込穀物を受けて揚上し、このとき投げ出
し０１６部の切替弁１７は第１開ロ部イ側供給可能に切
り替えられていて、連絡パイプ１８．循環移送樋２０を
経て、穀物乾張込量設定スイッチ５０を操作しておく、
その張込量は図外制御部に人力され、外気温度等の外気
条件検出センサからの入力信号とによってバーナによる
熱風温度が決定され、当該設定温度に基づいて乾燥が行
われる。このときシングル乾燥モードに設定されるもの
であるから、穀物乾燥部４各部が起動し、穀物流下通路
６，６・・・を徐々に流下する穀物は熱風を浴びて乾燥
し、集穀部３に集められて、横移送樋１３．昇降機１５
．第１開ロ部イ、移送樋２０１回転拡散盤２３を経て貯
留部１内に循環移送され、当該貯留部１内において調質
される。

このような乾燥工程を繰り返すうち、予めスイッチ５１
で設定した仕上水分値に達し、乾燥終了するものである
が、貯留部１から排出するに際しては、排出スイッチ及
び放冷タンク側への張込スイッチ４８をＯＮするとよく
、これによる乾燥部排出と放冷タンク張込指令信号を受
けて、上記切替弁１７は、第２開ロ部ロ側に穀物供給ｎ
Ｊ能に切替わる。従って、昇降機１５によって揚上され
る穀物は第２開ロ部ロ、移送＠２２９回転拡散盤２４を
経て放冷タンク５内放冷部２５に移される。

ここでは所定時間放置されることによって放冷され、穀
物温度の低下がはかれる。

このタンク５の穀物は、所定時間の放冷が行われた頃、
放冷タンク５側の排出スイッチ４９がＯＮされると、次
の籾摺装置りに移されて脱稈・籾玄米選別が行われるこ
ととなる。即ち、該排出スイッチ４９からのタンク排出
指令信号を受けて排出移送樋２６．２６の移送螺旋２８
．２８が起動し、放冷部２５内の穀物は当該排出移送＠
２６゜２６を経て機外の排出コンベア３６に排出される
。

又、荷受穀物量が貯留部１容積よりも多い場合には、仮
に張込量設定スイッチ５０を２８〜４８石のいずれかに
仮設定することにより、ダブル乾燥モードを選択操作し
、以下のような乾燥処理を行う。即ち、貯留部１への張
込スイッチ４８からの張込開始信号によって前記と同様
に貯留部１への張り込みが行われ、該貯留部１の満ｒセ
ンサ（図示せず）がＯＮすると、張込コンベア３９の翻
動が断たれ一亘張込工稈は停止する。次いで、切替弁１
７は第２開ロ部ロ側に切り替わると共に。

排出移送樋２６．２６の底弁３０，３０は開かれ。

荷受穀物は放冷タンク５側放冷部２５に張り込まれる。

こうして乾燥すべき全部の穀物の張込が完！すると、張
込量を正規に設定すると共に乾燥スイッチ４４をＯＮす
る。当該操作によって、貯留部１内の穀物は下方繰出バ
ルブ１１．１１・・・の回転と共に徐々に繰り出され通
風乾燥部２において熱風を浴び乾燥される一方、放冷タ
ンク５側における排出移送樋２６．２６の底弁３０，３
０は開いた状態を維持して、該タンク５内の張込穀物は
排出移送＠２６，２６部からそのまま下方に流下し、貯
留部１内に落下して同様に乾燥される。集穀部３に集め
られた乾燥穀物は昇降機１５を経て殺げ出し口１６から
第２開ロ部ロ側に供給され放冷タンク５側に至り、回転
拡散盤２４によって均分落下するもので、当該タンク５
部の放冷部２５が下方の貯留部１と共に調質部として機
能する。

上記の場合には乾燥終了後、排出スイッチ４６をＯＮす
ることにより循環移送樋２０の排出口３８からの排出が
行われるものとなる。

尚、上記のように荷受穀物が多量の場合は放冷タンク５
内にも張り込み、これと貯留部１との穀物を同時に処理
するほか、放冷タンク５を籾の一時貯留用として用い、
貯留部１内の乾燥が終了するまで待機させ、貯留部１の
乾燥終了・排出をまって貯留部１内に移し替えシングル
乾燥モードによる乾燥としてもよい。

排出コンベア３６で移送される穀物は昇降機４２で貯留
ホッパＣ内に供給され、後段の籾摺工程の終了を待って
、当該ホッパＣから籾摺装置２Ｄへ供給され、脱稈後の
玄米は計量装ＭＥで所定量毎に袋詰されるか、あるいは
−且仕上タンクト′に貯留された後、計量ホッパＧで計
量処理されるものとなる。

尚、第９図は張込量設定スイッチの別実施例を示し、こ
のスイッチ５３は回動による張込量設定と、押し引き動
作によって前記シングル／ダブルの乾燥モード設定切替
が行ない得るものとされ、定位置ではシングル乾燥モー
ドに（同図イ）、引き操作によってダブル乾燥モード（
同図口）を夫々選択設定できる。

【図面の簡単な説明】

図はこの発明の一実施例を示すもので、第１図はシステ
ム全体正面図、第２図は穀物乾燥装置の全体正面図、第
３図はその断面図、第４図は側面図、第５図は背面図、
第６図はｒ部の拡大斜視図、７図は制御盤正面図、第８
図は張込量設定スイッチ正面図、第９図（イ）及び（ロ
）はその別実施例を示す斜視図、第１０図は各部連動状
態を示す図である。 図中、Ａは荷受用ピット、Ｂ、Ｂ・・・は穀物乾燥装置
、Ｃは貯留ホッパ、Ｄは籾摺装置、Ｅは計量装置、１は
貯留部、２は通気乾燥部、３は集穀部、４は穀物乾燥部
、５は放冷タンク、６．６・・・は穀物流下通路、７．
７は熱風室、８，８・・・は排風室、９は吸引ファン、
１０はバーナ、１３は横移送樋、１５は昇降機、１７は
切替弁、イは第１開口部。 口は第２開ロ部、２０は循環移送樋、２２は放冷移送樋
、２５は放冷部、２６．２６は排出移送樋。 ３０は底弁、３３．３３は受継ぎ樋、３６は排出コンベ
ア、３９は張込コンベア、５０．５３は張込量設定スイ
ッチを示す

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）貯留部１、該貯留部２からの流下穀物に乾燥風を
   作用させる通気乾燥部２、及び循環機構部等からなる穀
   物乾燥部４に放冷タンク５を載置し、上記循環機構部の
   昇降機からの揚上穀物を穀物乾燥部４の貯留部１又は放
   冷タンク５のいずれか一方に案内すべく切替わる切替弁
   １７を有し、且つ上記放冷タンク５側下部には当該タン
   ク内収容穀物を機外に排出する排出移送樋２６、２６を
   設け、これの底弁３０開放手段によって放冷タンク５内
   の穀物を貯留部１へ流下可能に構成してなる穀物乾燥装
   置において、上記貯留部１乃至放冷タンク５への穀物張
   込量を設定する張込量設定手段を設け、当該設定動作に
   起因して上記切替弁１７と底弁３０を所定位置に切替作
   動すべく構成してなる穀物乾燥装置。