JPH0545054A - 穀物乾燥調製システムにおける顧客データ管理方法 - Google Patents
穀物乾燥調製システムにおける顧客データ管理方法Info
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- JPH0545054A JPH0545054A JP20780091A JP20780091A JPH0545054A JP H0545054 A JPH0545054 A JP H0545054A JP 20780091 A JP20780091 A JP 20780091A JP 20780091 A JP20780091 A JP 20780091A JP H0545054 A JPH0545054 A JP H0545054A
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- grain
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- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
- Drying Of Solid Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】穀物乾燥装置を複数配設しこれら夫々にコント
ローラを配設し、中央制御盤との信号の授受によって乾
燥運転を実行するものにおいて、穀物移動の際に中断等
によって穀物分配されたときにいずれにもデータ付与し
て事後の処理に支障ないようにする。 【構成】 穀物乾燥装置、搬送機器、籾摺機等で構成さ
れる穀物乾燥調製システムにおいて、荷受穀物毎に品
種、持込者、日時等を入力するデータ入力手段と、当該
荷受から乾燥、調製処理終了までこれら作業工程に従っ
てデータ移動させるデータ移動管理手段と、穀物が異な
る複数箇所に分配されたことを認識する穀物分配認識手
段と、異なる分配先に上記データを付与してデータ移動
管理すべくデータ分配手段とを設けデータを穀物移動に
連動させる。
ローラを配設し、中央制御盤との信号の授受によって乾
燥運転を実行するものにおいて、穀物移動の際に中断等
によって穀物分配されたときにいずれにもデータ付与し
て事後の処理に支障ないようにする。 【構成】 穀物乾燥装置、搬送機器、籾摺機等で構成さ
れる穀物乾燥調製システムにおいて、荷受穀物毎に品
種、持込者、日時等を入力するデータ入力手段と、当該
荷受から乾燥、調製処理終了までこれら作業工程に従っ
てデータ移動させるデータ移動管理手段と、穀物が異な
る複数箇所に分配されたことを認識する穀物分配認識手
段と、異なる分配先に上記データを付与してデータ移動
管理すべくデータ分配手段とを設けデータを穀物移動に
連動させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、穀物乾燥装置を複数
併設し異なる品種,荷受穀物毎に乾燥調製処理する穀物
乾燥調製システムにおける顧客データ管理方法に関す
る。
併設し異なる品種,荷受穀物毎に乾燥調製処理する穀物
乾燥調製システムにおける顧客データ管理方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】荷受穀物毎に乾燥調製処理を実施し持込
農家にそっくり返す穀物処理システムがある。この形態
では荷受穀物毎に上記処理を行い処理に要するコスト換
算等のため各種データを荷受時に所定管理データとして
入力し、乾燥調製の処理状況に併せて工程順にデータ移
動できる構成としている。
農家にそっくり返す穀物処理システムがある。この形態
では荷受穀物毎に上記処理を行い処理に要するコスト換
算等のため各種データを荷受時に所定管理データとして
入力し、乾燥調製の処理状況に併せて工程順にデータ移
動できる構成としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の穀物
乾燥調製途中に意図的あるいは不測に穀物が分配される
場合がある。例えば複数の穀物乾燥装置のコントローラ
と通信する中央制御盤との関係において何等の原因で通
信不良になった場合等がある。このようなときは当初顧
客データとして入力されたデータは指定排出先に移動し
て分配して残る穀物にはデータが残らずその時点から処
理状況が管理できないこととなり不都合である。
乾燥調製途中に意図的あるいは不測に穀物が分配される
場合がある。例えば複数の穀物乾燥装置のコントローラ
と通信する中央制御盤との関係において何等の原因で通
信不良になった場合等がある。このようなときは当初顧
客データとして入力されたデータは指定排出先に移動し
て分配して残る穀物にはデータが残らずその時点から処
理状況が管理できないこととなり不都合である。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の欠点
を解消しようとし、荷受穀物毎に品種、持込者、日時等
を入力するデータ入力手段と、当該荷受から乾燥、調製
処理終了までこれら作業工程に従ってデータ移動させる
データ移動管理手段と、穀物が異なる複数箇所に分配さ
れたことを認識する穀物分配認識手段と、異なる分配先
に上記データを付与してデータ移動管理すべくデータ分
配手段とからなる穀物乾燥調製システムにおける顧客デ
ータ管理方法の構成とする。
を解消しようとし、荷受穀物毎に品種、持込者、日時等
を入力するデータ入力手段と、当該荷受から乾燥、調製
処理終了までこれら作業工程に従ってデータ移動させる
データ移動管理手段と、穀物が異なる複数箇所に分配さ
れたことを認識する穀物分配認識手段と、異なる分配先
に上記データを付与してデータ移動管理すべくデータ分
配手段とからなる穀物乾燥調製システムにおける顧客デ
ータ管理方法の構成とする。
【0005】
【発明の作用効果】穀物の乾燥調製運転中、異なる貯留
部やタンク部に分配されると、穀物移動に伴って移動す
る顧客データは両方共に付与されることとなり、元来一
つの工程処理でまかない得る穀物の分配によるデータ移
動機能阻害から免れ、後の併合処理を可能とさせる効果
がある。
部やタンク部に分配されると、穀物移動に伴って移動す
る顧客データは両方共に付与されることとなり、元来一
つの工程処理でまかない得る穀物の分配によるデータ移
動機能阻害から免れ、後の併合処理を可能とさせる効果
がある。
【0006】
【実施例】この発明の一実施例を図面に基づき説明す
る。図1は穀物乾燥調製システムの概要を示し、穀物荷
受用ホッパAからの穀物を荷受昇降機Bで揚穀し、複数
の穀物乾燥装置C,C…に共通の張込コンベアDで供給
しうる構成としている。
る。図1は穀物乾燥調製システムの概要を示し、穀物荷
受用ホッパAからの穀物を荷受昇降機Bで揚穀し、複数
の穀物乾燥装置C,C…に共通の張込コンベアDで供給
しうる構成としている。
【0007】このうち穀物乾燥装置C,C…は、いずれ
も貯留部1と通気乾燥部2と集穀部3とを上下方向に重
設した乾燥部4と、この乾燥部4機枠の上部に載置して
設ける放冷タンク5とからなり、これらは縦に長い直方
体形状に構成される。このうち、乾燥部4の通気乾燥部
2は、通気性側壁にて形成される4槽の穀物流下通路
6,6…を挾んで、左右に熱風室7,7及び排風室8,
8…を形成し、吸引ファン9で吸引通風される空気をバ
ーナ(図示せず)により熱風化して該穀物流下通路6,
6…を流下する穀物に当該熱風を作用させる構成として
いる。10,10…は上記穀物流下通路6,6…の各下
部に配設されて穀物を徐々に流下させるための繰出バル
ブである。
も貯留部1と通気乾燥部2と集穀部3とを上下方向に重
設した乾燥部4と、この乾燥部4機枠の上部に載置して
設ける放冷タンク5とからなり、これらは縦に長い直方
体形状に構成される。このうち、乾燥部4の通気乾燥部
2は、通気性側壁にて形成される4槽の穀物流下通路
6,6…を挾んで、左右に熱風室7,7及び排風室8,
8…を形成し、吸引ファン9で吸引通風される空気をバ
ーナ(図示せず)により熱風化して該穀物流下通路6,
6…を流下する穀物に当該熱風を作用させる構成として
いる。10,10…は上記穀物流下通路6,6…の各下
部に配設されて穀物を徐々に流下させるための繰出バル
ブである。
【0008】上記各繰出バルブ10,10…からの繰出
穀物を受けて中央側に集める集穀部3の下部には移送螺
旋を備える横移送樋11を設け、これの移送方向終端部
側は昇降機12に接続している。この昇降機12は乾燥
部4と放冷タンク5との各機枠背面側にあって、放冷タ
ンク5よりもやや高い高さで立設される。該昇降機12
の内部にはバケットを所定間隔毎に取付けた無端ベルト
を上下プーリ間に巻回し、横移送樋11からの穀物等を
掬い上げその上部で投げ出し口13部に向けて投てきで
きる形態としている。
穀物を受けて中央側に集める集穀部3の下部には移送螺
旋を備える横移送樋11を設け、これの移送方向終端部
側は昇降機12に接続している。この昇降機12は乾燥
部4と放冷タンク5との各機枠背面側にあって、放冷タ
ンク5よりもやや高い高さで立設される。該昇降機12
の内部にはバケットを所定間隔毎に取付けた無端ベルト
を上下プーリ間に巻回し、横移送樋11からの穀物等を
掬い上げその上部で投げ出し口13部に向けて投てきで
きる形態としている。
【0009】又この投げ出し口13部には、切替弁14
を有し、これの切替操作に伴って第1開口部イと第2開
口部ロとに選択的に供給できる構成としている。尚、第
1開口部イは、排出側端を貯留部1の天井部前後にあっ
て移送螺旋15内蔵の循環移送樋16始端側に接続す
る。一方、第2開口部ロは、放冷タンク5側天井部に同
形態に配設する移送螺旋17内蔵の放冷移送樋18始端
側にのぞませるものである。
を有し、これの切替操作に伴って第1開口部イと第2開
口部ロとに選択的に供給できる構成としている。尚、第
1開口部イは、排出側端を貯留部1の天井部前後にあっ
て移送螺旋15内蔵の循環移送樋16始端側に接続す
る。一方、第2開口部ロは、放冷タンク5側天井部に同
形態に配設する移送螺旋17内蔵の放冷移送樋18始端
側にのぞませるものである。
【0010】上記の移送螺旋15樋16及び移送螺旋1
7樋18は各タンク部の中央上部位置まで延長され、回
転拡散盤19又は20により拡散落下できる。前記放冷
タンク5は、前記乾燥部4の貯留部1と略等容量に形成
され、下部の断面V型2槽状に形成される部分には、順
次流下する集穀穀物を水平移送すべく排出する移送螺旋
21,21を内装し排出移送樋22,22を構成してい
る。
7樋18は各タンク部の中央上部位置まで延長され、回
転拡散盤19又は20により拡散落下できる。前記放冷
タンク5は、前記乾燥部4の貯留部1と略等容量に形成
され、下部の断面V型2槽状に形成される部分には、順
次流下する集穀穀物を水平移送すべく排出する移送螺旋
21,21を内装し排出移送樋22,22を構成してい
る。
【0011】各排出移送樋22の底部には開閉機構とし
ての底弁23,23が設けられ、これら底弁23,23
が適宜水平支点まわりに回動することにより当該底部が
開放可能に構成される。これら底弁23の切替作動に伴
って穀物が乾燥部4の開放天井部ハを経て乾燥部4側の
貯留部1内に流下可能に構成している。又、前記排出移
送螺旋21,21の各移送終端部側は機枠外部に突出さ
せ、当該突出部は機枠外面に取り付ける受継ぎ樋24,
24に受けつがせ端部側の各排出口(図示せず)から流
下案内筒部25,25を経てベルトコンベア形態の排出
コンベアEに供給される構成としている。
ての底弁23,23が設けられ、これら底弁23,23
が適宜水平支点まわりに回動することにより当該底部が
開放可能に構成される。これら底弁23の切替作動に伴
って穀物が乾燥部4の開放天井部ハを経て乾燥部4側の
貯留部1内に流下可能に構成している。又、前記排出移
送螺旋21,21の各移送終端部側は機枠外部に突出さ
せ、当該突出部は機枠外面に取り付ける受継ぎ樋24,
24に受けつがせ端部側の各排出口(図示せず)から流
下案内筒部25,25を経てベルトコンベア形態の排出
コンベアEに供給される構成としている。
【0012】尚、前記循環移送樋16の供給始端側は機
枠外部に位置して、前記第1開口部イと当該移送樋16
を接続する連絡パイプ27下部にのぞみ得べくホッパ2
8を設け、該ホッパ28接続部真下に対応すべく該移送
樋16下部側に排出口を形成し、図外開閉弁によって開
閉しうる構成とし、案内筒部29を接続している。上記
の左右排出移送樋22及び22の間に循環移送樋16が
位置する関係にあって、各案内筒部25,25及び29
は左右に併設状態となり、排出コンベアEの移送方向に
沿って設けられるものである。
枠外部に位置して、前記第1開口部イと当該移送樋16
を接続する連絡パイプ27下部にのぞみ得べくホッパ2
8を設け、該ホッパ28接続部真下に対応すべく該移送
樋16下部側に排出口を形成し、図外開閉弁によって開
閉しうる構成とし、案内筒部29を接続している。上記
の左右排出移送樋22及び22の間に循環移送樋16が
位置する関係にあって、各案内筒部25,25及び29
は左右に併設状態となり、排出コンベアEの移送方向に
沿って設けられるものである。
【0013】張込コンベアDの途中部には排出口(図示
せず)を設け、これらには開閉弁(図示せず)を配設
し、接続の案内筒等の中継手段によって穀物乾燥機の昇
降機12に穀物張込すべく構成している。前記排出コン
ベアEからの穀物は2層に仕切られた籾タンクFに排出
され、籾摺機Gによる処理を受けるまで待機する。
せず)を設け、これらには開閉弁(図示せず)を配設
し、接続の案内筒等の中継手段によって穀物乾燥機の昇
降機12に穀物張込すべく構成している。前記排出コン
ベアEからの穀物は2層に仕切られた籾タンクFに排出
され、籾摺機Gによる処理を受けるまで待機する。
【0014】図5は上記穀物乾燥装置C,C…個々に設
けられるコントローラC’,C’…の制御ブロック図を
示し、その演算制御部30には、乾燥部4側運転スイッ
チ、すなわち張込、乾燥、移動、排出、停止の各スイッ
チ31,32,33,34,35、及び放冷タンク5側
運転スイッチ、すなわち張込、通風、移動、排出、停止
の各スイッチ36,37,38,39,40入力、水分
計や熱風温度等検出のアナログ入力、上下満杯センサ4
1,42入力、切替弁14の開閉検知センサ43,44
入力、左右底弁23の開閉検知センサ45,46入力、
張込シャッタセンサの開閉検知センサ47,48、放冷
タンク5側残量センサ49,49、乾燥部4側残量セン
サ50,50、及びその他設定スイッチ、例えばシング
ル/ダブル設定スイッチ51入力、仕上げ水分値設定ス
イッチ52,張込量設定スイッチ53、システム号機設
定スイッチ54等を受入れる一方、出力情報としては燃
焼系出力、各部運転モータ出力、運転・異常表示モニタ
出力、ブザー出力、切替弁14駆動出力、底弁23,2
3駆動出力、張込シャッタ駆動出力、等がある。
けられるコントローラC’,C’…の制御ブロック図を
示し、その演算制御部30には、乾燥部4側運転スイッ
チ、すなわち張込、乾燥、移動、排出、停止の各スイッ
チ31,32,33,34,35、及び放冷タンク5側
運転スイッチ、すなわち張込、通風、移動、排出、停止
の各スイッチ36,37,38,39,40入力、水分
計や熱風温度等検出のアナログ入力、上下満杯センサ4
1,42入力、切替弁14の開閉検知センサ43,44
入力、左右底弁23の開閉検知センサ45,46入力、
張込シャッタセンサの開閉検知センサ47,48、放冷
タンク5側残量センサ49,49、乾燥部4側残量セン
サ50,50、及びその他設定スイッチ、例えばシング
ル/ダブル設定スイッチ51入力、仕上げ水分値設定ス
イッチ52,張込量設定スイッチ53、システム号機設
定スイッチ54等を受入れる一方、出力情報としては燃
焼系出力、各部運転モータ出力、運転・異常表示モニタ
出力、ブザー出力、切替弁14駆動出力、底弁23,2
3駆動出力、張込シャッタ駆動出力、等がある。
【0015】55はメッセージ表示部、56はLED点
灯による状態表示乃至異常表示部である。上記設定スイ
ッチのうち、シングル/ダブル設定スイッチ51は、こ
れのシングル側設定によって、切替弁14を開口部イ側
供給すべく切替え、底弁23を回動して放冷部底を閉塞
状態におくものである。このため昇降機12の駆動によ
り揚穀されるものは穀物乾燥部4側にのみ供給しうるも
のとなり、一方放冷タンク5側にある穀物は穀物乾燥部
4側への供給落下を阻止される状態となる。
灯による状態表示乃至異常表示部である。上記設定スイ
ッチのうち、シングル/ダブル設定スイッチ51は、こ
れのシングル側設定によって、切替弁14を開口部イ側
供給すべく切替え、底弁23を回動して放冷部底を閉塞
状態におくものである。このため昇降機12の駆動によ
り揚穀されるものは穀物乾燥部4側にのみ供給しうるも
のとなり、一方放冷タンク5側にある穀物は穀物乾燥部
4側への供給落下を阻止される状態となる。
【0016】これをダブル側に切替ると、上記の切替弁
14及び底弁23は逆に作動して、昇降機12からの穀
物を開口部ロ側に供給可能となし、放冷タンク5の穀物
は穀物乾燥部4の貯留部1に流下しうるものとなる。
又、システム号機設定スイッチ54は、上記のような2
層型穀物乾燥機装置C,C…を複数併設するときに必要
な号機判定用スイッチで、「1(号機)」「2(号
機)」…「6(号機)」の各モードを選択できる構成で
あり、後記中央制御盤Hとの通信を所謂マルチドロップ
方式のライン接続形態において実行する場合の自局判定
用に用いられ、例えば「1(号機)」を選択すると、中
央制御盤から各コントローラへの情報信号のうち「1号
機」に関するものを自局用として判断しながら当該コン
トローラへ受入れて、乾燥制御等を実行できる構成であ
る。併せて中央制御盤とは切り離して乾燥運転を行う
「単独」モード、運転各部の点検を実行する「点検」モ
ードを選択できる構成である。
14及び底弁23は逆に作動して、昇降機12からの穀
物を開口部ロ側に供給可能となし、放冷タンク5の穀物
は穀物乾燥部4の貯留部1に流下しうるものとなる。
又、システム号機設定スイッチ54は、上記のような2
層型穀物乾燥機装置C,C…を複数併設するときに必要
な号機判定用スイッチで、「1(号機)」「2(号
機)」…「6(号機)」の各モードを選択できる構成で
あり、後記中央制御盤Hとの通信を所謂マルチドロップ
方式のライン接続形態において実行する場合の自局判定
用に用いられ、例えば「1(号機)」を選択すると、中
央制御盤から各コントローラへの情報信号のうち「1号
機」に関するものを自局用として判断しながら当該コン
トローラへ受入れて、乾燥制御等を実行できる構成であ
る。併せて中央制御盤とは切り離して乾燥運転を行う
「単独」モード、運転各部の点検を実行する「点検」モ
ードを選択できる構成である。
【0017】前記中央制御盤Hは、制御用コンピュータ
58にCRT表示部59、上記個々の乾燥装置のコント
ローラへの接続用データ通信インタフェース60、共通
機材を駆動すべき信号の増幅や検出センサからの信号を
受けるパワーボックス61等からなる。62は電源ユニ
ットである。中央制御盤Hは、乾燥装置C,C…の選択
及び張込・乾燥・移動・排出・停止等の通常運転操作機
能、運転状態・個々の乾燥装置の状態顧客状態等をモニ
ター表示する機能、あるいはデータ管理機能を有する。
尚、穀物運転に必要な張込量,仕上げ水分値等各種条件
の設定は個々のコントローラC’,C’側にて設定す
る。
58にCRT表示部59、上記個々の乾燥装置のコント
ローラへの接続用データ通信インタフェース60、共通
機材を駆動すべき信号の増幅や検出センサからの信号を
受けるパワーボックス61等からなる。62は電源ユニ
ットである。中央制御盤Hは、乾燥装置C,C…の選択
及び張込・乾燥・移動・排出・停止等の通常運転操作機
能、運転状態・個々の乾燥装置の状態顧客状態等をモニ
ター表示する機能、あるいはデータ管理機能を有する。
尚、穀物運転に必要な張込量,仕上げ水分値等各種条件
の設定は個々のコントローラC’,C’側にて設定す
る。
【0018】図7〜10は上記CRT表示部59の表示
一例を示すもので、荷受昇降機a、NO.1〜NO.4
の乾燥機b1〜b4、2層型籾タンクc1,c2、籾摺機
d、2層籾タンクe1,e2、張込及び排出コンベアf,
gの夫々レイアウトをグラフィック表示し、その下部に
は操作スイッチ表示乃至異常表示等の表示部hを設け
る。操作はグラフィック乃至文字表示された画面に直接
タッチして必要な運転状態等を選択できるピック操作形
態としている。
一例を示すもので、荷受昇降機a、NO.1〜NO.4
の乾燥機b1〜b4、2層型籾タンクc1,c2、籾摺機
d、2層籾タンクe1,e2、張込及び排出コンベアf,
gの夫々レイアウトをグラフィック表示し、その下部に
は操作スイッチ表示乃至異常表示等の表示部hを設け
る。操作はグラフィック乃至文字表示された画面に直接
タッチして必要な運転状態等を選択できるピック操作形
態としている。
【0019】前記パワーボックス61はプログラマブル
コントローラをベースに構成され、中央制御盤H菜医制
御用コンピュータ58からのモータ制御信号を受けて搬
送系モータ、例えば張込昇降機B、張込コンベアD、排
出コンベアE、排出昇降機等のモータを駆動乃至停止制
御できる構成である。又これら搬送系の穀物有無、過電
流検知等センサ系の入力を受けて上記制御用コンピュー
タ58に排出される。このパワーボックス61で処理さ
れる信号は乾燥機C,C…のコントローラC’,C’…
で管轄される信号とは異なり、上記張込コンベアD等共
通機器に関するものである。
コントローラをベースに構成され、中央制御盤H菜医制
御用コンピュータ58からのモータ制御信号を受けて搬
送系モータ、例えば張込昇降機B、張込コンベアD、排
出コンベアE、排出昇降機等のモータを駆動乃至停止制
御できる構成である。又これら搬送系の穀物有無、過電
流検知等センサ系の入力を受けて上記制御用コンピュー
タ58に排出される。このパワーボックス61で処理さ
れる信号は乾燥機C,C…のコントローラC’,C’…
で管轄される信号とは異なり、上記張込コンベアD等共
通機器に関するものである。
【0020】尚、籾タンクFは内部がNo.1及びN
o.2の2層に分割構成され各タンク部は放冷タンクや
貯留タンク部の容量と略等しく設定され、各内部下方に
は残量センサ63,64を設けてある。上例の作用につ
いて説明する。張込作業を開始させるには、中央制御盤
Hの「運転状態兼操作選択画面」(図7)へのタッチ操
作にて張込先の乾燥装置を選択する(ステップ101,
102)。1号機穀物乾燥部を選択すると表示部hには
その旨表示され、同表示部には張込・乾燥・移動・排出
・停止のスイッチ表示がなされる「乾燥装置操作画面」
に移り(図8,ステップ103)、オペレータは張込ス
イッチ部にタッチ操作する(ステップ104)。次いで
指定の張込先即ち1号機穀物乾燥部の穀物の有無が、残
量センサ50,50の検出情報に基づいて判定される
(ステップ105)。この結果穀物有りのときは「張込
禁止/確認」画面に切り替わり(ステップ106)、オ
ペレータの「はい」応答によって、以後「顧客名選択画
面」に移る(ステップ107)。この顧客名選択画面で
は、新規登録モード、省略モード、及び予め設定記憶さ
れた過去の持込顧客名リストから選択するモードを選択
できる。新規登録モードを選択すると50音表示の「顧
客名入力画面」に切り替わり(ステップ108)任意に
選択できる。省略モードを選択すると、顧客名記憶部に
は当該年月日が自動的に付与される(ステップ10
9)。ステップ108、109あるいは顧客名を選択す
ると顧客名データの使用頻度別並び替え(ステップ11
0)に続き、穀物名選択画面に移る(ステップ11
1)。
o.2の2層に分割構成され各タンク部は放冷タンクや
貯留タンク部の容量と略等しく設定され、各内部下方に
は残量センサ63,64を設けてある。上例の作用につ
いて説明する。張込作業を開始させるには、中央制御盤
Hの「運転状態兼操作選択画面」(図7)へのタッチ操
作にて張込先の乾燥装置を選択する(ステップ101,
102)。1号機穀物乾燥部を選択すると表示部hには
その旨表示され、同表示部には張込・乾燥・移動・排出
・停止のスイッチ表示がなされる「乾燥装置操作画面」
に移り(図8,ステップ103)、オペレータは張込ス
イッチ部にタッチ操作する(ステップ104)。次いで
指定の張込先即ち1号機穀物乾燥部の穀物の有無が、残
量センサ50,50の検出情報に基づいて判定される
(ステップ105)。この結果穀物有りのときは「張込
禁止/確認」画面に切り替わり(ステップ106)、オ
ペレータの「はい」応答によって、以後「顧客名選択画
面」に移る(ステップ107)。この顧客名選択画面で
は、新規登録モード、省略モード、及び予め設定記憶さ
れた過去の持込顧客名リストから選択するモードを選択
できる。新規登録モードを選択すると50音表示の「顧
客名入力画面」に切り替わり(ステップ108)任意に
選択できる。省略モードを選択すると、顧客名記憶部に
は当該年月日が自動的に付与される(ステップ10
9)。ステップ108、109あるいは顧客名を選択す
ると顧客名データの使用頻度別並び替え(ステップ11
0)に続き、穀物名選択画面に移る(ステップ11
1)。
【0021】この穀物名選択画面でも上記顧客名選択画
面と同様に新規登録モード、省略モード、予め設定され
ている品種名を選択するモードに選択できる。新規登録
モードを選択すると50音表示の「穀物名入力画面」に
切り替わり(ステップ112)任意に選択できる。省略
モードを選択すると、穀物名記憶部にはコントローラの
穀物種類設定スイッチに設定された穀物名が自動的に付
与される(ステップ113)。ステップ112、113
あるいは穀物名を選択すると穀物名データの使用頻度別
並び替え(ステップ114)が実施される。
面と同様に新規登録モード、省略モード、予め設定され
ている品種名を選択するモードに選択できる。新規登録
モードを選択すると50音表示の「穀物名入力画面」に
切り替わり(ステップ112)任意に選択できる。省略
モードを選択すると、穀物名記憶部にはコントローラの
穀物種類設定スイッチに設定された穀物名が自動的に付
与される(ステップ113)。ステップ112、113
あるいは穀物名を選択すると穀物名データの使用頻度別
並び替え(ステップ114)が実施される。
【0022】その後「張込確認画面」に移り(ステップ
115)、「はい」選択によって上記「運転状態兼操作
選択画面」に戻るとともに(ステップ116)、張込運
転指令出力がなされ、張込昇降機Bや張込コンベアEは
モータ駆動する(ステップ117〜119)(図1
1)。 上記の張込運転が完了すると、次いで乾燥運転に移る
が、このときの操作は、「運転状態兼操作選択画面」に
て、張込作業と同様に穀物乾燥部の指定、及び乾燥スイ
ッチ部タッチ操作にて穀物乾燥機の乾燥運転に必要な各
部が起動し当該乾燥運転が開始される(図9)。
115)、「はい」選択によって上記「運転状態兼操作
選択画面」に戻るとともに(ステップ116)、張込運
転指令出力がなされ、張込昇降機Bや張込コンベアEは
モータ駆動する(ステップ117〜119)(図1
1)。 上記の張込運転が完了すると、次いで乾燥運転に移る
が、このときの操作は、「運転状態兼操作選択画面」に
て、張込作業と同様に穀物乾燥部の指定、及び乾燥スイ
ッチ部タッチ操作にて穀物乾燥機の乾燥運転に必要な各
部が起動し当該乾燥運転が開始される(図9)。
【0023】所定水分値に達して乾燥終了すると、上記
運転各部は自動停止する。乾燥済穀物は放冷タンク5へ
移すが、このときも「運転状態兼操作選択画面」から移
動スイッチのタッチ操作にて切替弁14が切り替わり、
昇降機12からの穀物は放冷移送樋18側に供給される
こととなる。ところで、当該穀物移動運転途中、中央制
御盤Hと穀物乾燥装置CのコントローラC’との間に通
信異常が生じたときやコントローラC’の停止スイッチ
35にて手動停止がかかったときは移動運転がただちに
停止され、穀物は同一品種,同一人のものでありなが
ら、一部が穀物乾燥部4に残り、上下2ケ所に分配(分
断)されてしまうこととなる。
運転各部は自動停止する。乾燥済穀物は放冷タンク5へ
移すが、このときも「運転状態兼操作選択画面」から移
動スイッチのタッチ操作にて切替弁14が切り替わり、
昇降機12からの穀物は放冷移送樋18側に供給される
こととなる。ところで、当該穀物移動運転途中、中央制
御盤Hと穀物乾燥装置CのコントローラC’との間に通
信異常が生じたときやコントローラC’の停止スイッチ
35にて手動停止がかかったときは移動運転がただちに
停止され、穀物は同一品種,同一人のものでありなが
ら、一部が穀物乾燥部4に残り、上下2ケ所に分配(分
断)されてしまうこととなる。
【0024】中央制御盤Hは穀物の移動に対応してその
顧客データも移動する。即ち、前記「運転状態兼操作選
択画面」に表示されるデータが刻々穀物の移動に伴って
表示される等である。しかるに上記のように穀物の分配
が生じると顧客データは既に放冷タンク5側に移るが、
残る穀物乾燥部4の穀物に対してはそれの中断を認識す
ると、例えば移動の停止信号が穀物乾燥部4の残量セン
サ50もよるものでないとき等、当該顧客データと同一
のデータを残して分断された上下のタンク部分両方に割
当てられることとなる。
顧客データも移動する。即ち、前記「運転状態兼操作選
択画面」に表示されるデータが刻々穀物の移動に伴って
表示される等である。しかるに上記のように穀物の分配
が生じると顧客データは既に放冷タンク5側に移るが、
残る穀物乾燥部4の穀物に対してはそれの中断を認識す
ると、例えば移動の停止信号が穀物乾燥部4の残量セン
サ50もよるものでないとき等、当該顧客データと同一
のデータを残して分断された上下のタンク部分両方に割
当てられることとなる。
【0025】顧客データには処理運転開始時刻や終了時
刻など作業処理時刻を順次記憶できる形態とすると(図
10)、乾燥調製処理後の総運転時間から処理代金を割
り出す際等の参考とすることができる。その上、上記の
ように分配された後も夫々が同一データ部を残して個別
に分配後の処理時間等を合算することにより正確に代金
計算が行なえる。
刻など作業処理時刻を順次記憶できる形態とすると(図
10)、乾燥調製処理後の総運転時間から処理代金を割
り出す際等の参考とすることができる。その上、上記の
ように分配された後も夫々が同一データ部を残して個別
に分配後の処理時間等を合算することにより正確に代金
計算が行なえる。
【0026】尚、前記のように顧客登録データが入力さ
れないときは当日の年月日が、穀物種類省略時はコント
ローラC’に設定の穀物種類が読み込まれるから不測に
穀物持ち主が不明となる等の恐れがないものである。
れないときは当日の年月日が、穀物種類省略時はコント
ローラC’に設定の穀物種類が読み込まれるから不測に
穀物持ち主が不明となる等の恐れがないものである。
【図1】穀物乾燥機施設の概要図である。
【図2】穀物乾燥機の正断面図である。
【図3】穀物乾燥機の一部の分解斜視図である。
【図4】コントローラ正面図である。
【図5】制御ブロック図である。
【図6】制御ブロック図である。
【図7】CRT表示画面一例である。
【図8】CRT表示画面一例である。
【図9】CRT表示画面一例である。
【図10】CRT表示画面一例である。
【図11】フローチャート図である。
A 穀物荷受用ホッパ B 荷受昇降機 C
穀物乾燥装置 D 張込コンベア E 排出コンベア F
籾タンク G 籾摺機 H 中央制御盤 1
貯留部 2 通気乾燥部 3 集穀部 4
穀物乾燥部 5 放冷タンク 6,6 穀物流下通路 7,
7 熱風室 8,8 排風室 9 吸引ファン 12
昇降機 14 切替弁 イ 第1開口部 ロ 第2開口部 16
循環移送樋 18 放冷移送樋 22,22 排出移送樋 23 底弁(開閉機構) 50,50 残量センサ
穀物乾燥装置 D 張込コンベア E 排出コンベア F
籾タンク G 籾摺機 H 中央制御盤 1
貯留部 2 通気乾燥部 3 集穀部 4
穀物乾燥部 5 放冷タンク 6,6 穀物流下通路 7,
7 熱風室 8,8 排風室 9 吸引ファン 12
昇降機 14 切替弁 イ 第1開口部 ロ 第2開口部 16
循環移送樋 18 放冷移送樋 22,22 排出移送樋 23 底弁(開閉機構) 50,50 残量センサ
Claims (1)
- 【請求項1】 荷受穀物毎に品種、持込者、日時等を入
力するデータ入力手段と、当該荷受から乾燥、調製処理
終了までこれら作業工程に従ってデータ移動させるデー
タ移動管理手段と、穀物が異なる複数箇所に分配された
ことを認識する穀物分配認識手段と、異なる分配先に上
記データを付与してデータ移動管理すべくデータ分配手
段とからなる穀物乾燥調製システムにおける顧客データ
管理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20780091A JPH0545054A (ja) | 1991-08-20 | 1991-08-20 | 穀物乾燥調製システムにおける顧客データ管理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20780091A JPH0545054A (ja) | 1991-08-20 | 1991-08-20 | 穀物乾燥調製システムにおける顧客データ管理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0545054A true JPH0545054A (ja) | 1993-02-23 |
Family
ID=16545707
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20780091A Pending JPH0545054A (ja) | 1991-08-20 | 1991-08-20 | 穀物乾燥調製システムにおける顧客データ管理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0545054A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20010005403A (ko) * | 1999-06-30 | 2001-01-15 | 문성룡 | 건조실 자동제어 시스템 |
JP2016192076A (ja) * | 2015-03-31 | 2016-11-10 | 株式会社クボタ | 農業支援システム |
WO2017115418A1 (ja) * | 2015-12-28 | 2017-07-06 | 株式会社クボタ | 農業管理システム |
JP2019036034A (ja) * | 2017-08-10 | 2019-03-07 | 井関農機株式会社 | 乾燥調製設備の管理システム |
JP2021191987A (ja) * | 2020-06-05 | 2021-12-16 | 株式会社サタケ | 穀物乾燥機 |
-
1991
- 1991-08-20 JP JP20780091A patent/JPH0545054A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20010005403A (ko) * | 1999-06-30 | 2001-01-15 | 문성룡 | 건조실 자동제어 시스템 |
JP2016192076A (ja) * | 2015-03-31 | 2016-11-10 | 株式会社クボタ | 農業支援システム |
WO2017115418A1 (ja) * | 2015-12-28 | 2017-07-06 | 株式会社クボタ | 農業管理システム |
JP2019036034A (ja) * | 2017-08-10 | 2019-03-07 | 井関農機株式会社 | 乾燥調製設備の管理システム |
JP2021191987A (ja) * | 2020-06-05 | 2021-12-16 | 株式会社サタケ | 穀物乾燥機 |
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