JPH04211355A - フイルタシガレットの製造方法および装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、多数の棒状の素材を互
いに軸方向で同列に並ぶように整向して横軸方向に送り
、転動させながら接合紙片でくるんで二本分の使用長さ
の物品に成形し、この二本分の使用長さの物品を裁断し
て一本分の長さの物品に裁断し、軸線方向で反対方向に
に整向して二列にして横軸方向におくり、一列の物品を
再整向し、すべての物品を同じ軸線方向に整向してただ
一列に統合して行う、たばこ加工産業における棒状の物
品、特にフイルタシガレットを製造するための方法に関
する。

【０００２】更に本発明は、少なくとも第一のおよび第
二の棒状の物品素材を供給するための供給装置、これら
の物品素材を一緒に案内しかつ軸方向で成功することに
より素材群を形成するための編成装置、素材を相前後し
て来る素材群を接合紙片でくるみ二本分の長さの物品を
造るためのための転動装置、二本分の長さの物品を軸方
向で反対方向に配列される一本分の長さの単個の物品に
裁断するための裁断装置、物品を二つの列で横軸方向で
送るための送り手段および両物品列をまとめかつ物品を
順次ただ一つの物品流に引渡すための引渡装置とを備え
た、多数の素材から組成された、たばこ加工産業におけ
る棒状の物品、特にフイルタシガレットを造るための装
置に関する。

【０００３】本発明との関連でのたばこ加工産業におけ
る棒状の物品と言う意味は、先ず第一にフイルタシガレ
ットを意味するが、また軸方向で順次配設された多数の
素材から成る喫煙可能な物品、即ちフイルタ、多重のフ
イルタ或いは組合わせフイルタ、吸い口等を備えたシガ
レット、葉巻、シガリロ、両切り葉巻きたばこを意味す
る。以下説明を簡単にするために物品或いはフイルタシ
ガレットと言う名称を使用する。

【０００４】

【従来の技術】フイルタシガレット或いは多数の素材か
ら組成された他の物品を造るため、色々な原料から成る
棒状の素材が一緒に案内され、一定の方法で軸方向で順
次組成され、適当な接合材料で、一般には接合紙片或い
は被覆紙片で互いに接合される。生産効率を可能な限り
高めるため、通常それぞれ少なくとも二つの同じ素材が
軸方向に整向された素材群に対して対称的に接合され、
こうして先ず二本分の長さの物品が造られ、この物品は
後に一本分の長さの同じ単個物品に裁断される。この際
、相前後して来る物品の横軸方向の間隔は極めて大きな
間隔を必要とする機械要素によって定まる。物品はこの
横軸方向もしくは半径方向の間隔で全機械を経て送られ
る。接合紙片でのくるみのため物品の通過速度を初期速
度の約１／３に減速することは知られている。これは公
知の装置にあっては、相前後して来る物品をこれらの加
工工程のためそれぞれ一つの転動装置を備えた二つの送
り区間を経て送り、引続き再び一緒に案内されることに
よって行われる（ドイツ連邦共和国公開特許公報第３６
　　２３　　１２９号参照）。この分割された処理工程
の後速度低減は再び解消され、従って物品は元の速度で
更に送られる。

【０００５】更にドイツ連邦共和国公開特許公報第３７
　　０５　　６２７号により、ミシン目を形成するため
に相前後して送られて来る物品の間隔を時折短縮し、こ
れによりミシン目形成工程に必要な物品の転がり角度を
小さくすることが知られている。しかしミシン目形成後
物品は再び元の間隔にされる。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】本発明の根底をなす課
題は、冒頭に記載した様式の方法および装置を更に発展
させ、かつ特に生産効率を更に向上させることである。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記の課題は冒頭に記載
した様式の方法にあって本発明により、横軸方向で送る
間少なくとも一度相前後して来る物品の横軸方向の間隔
を短縮し、物品をこの短縮された間隔で更に送ることに
よって解決される。

【０００８】本発明による特に優れた構成により、相前
後して来る物品の横軸方向の間隔は二段階で重塁的に短
縮される。これと関連して本発明により、相前後して来
る物品の横軸方向の中間間隔、即ち物品の軸線から物品
の軸線への間隔はを二段階の短縮工程でそれぞれ少なく
ともほぼ半分に短縮される。この際特に、相前後して来
る物品の横軸方向の間隔は第一の短縮段階で製造される
最大の物品のほぼ二つ分の直径にそして第二の短縮段階
でほぼ一つ分の直径に短縮される。

【０００９】間隔短縮は本発明の枠内において第一の短
縮段階では相前後して来る物品の横軸方向の間隔が製造
される最大の物品の直径と少なくともほぼ等しいか或い
は僅かに大きくなるように行われる。異なるサイズの物
品、例えば直径７〜９ｍｍのシガレットを一つの機械に
より造らなければならない。従って機械の送り装置およ
び処理装置は、最小および最大の直径を有する物品が支
障なく送られかつ処理されるように構成されなければな
らない。即ち、間隔は機械で製造し得る最大の直径を有
する物品に合わせて定められる。最小の直径を有する物
品を造ろうとする場合、もちろん直径に関連する物品間
隔を相応して大きくしなければならない。

【００１０】本発明による他の構成により、相前後して
来る物品の横軸方向の間隔は二本分の長さの物品を造っ
た後等しく短縮される。即ち、物品の横軸方向の間隔の
短縮は本発明により物品製造の極めて早い段階で行われ
る。物品の短縮された間隔は次の処理工程の間維持され
る。これにより物品の通過速度が低減した場合には物品
の可能な限り物品を傷めることのない取扱が可能となり
、また間隔短縮後通過速度が一定である場合生産効率の
向上が可能となる。間隔短縮にあって物品の可能な限り
物品を傷めることのない取扱を保証するため、本発明に
よる他の構成により、物品は横軸方向の間隔を短縮する
ために第一の横軸方向で送られて来る第一のコンベヤか
らより短い横軸方向の間隔で送られる第二のコンベヤに
引渡され、物品を第一のコンベヤから第二のコンベヤに
送り路に沿って引渡す際両コンベヤに対して半径方向の
方向分力で第一のコンベヤから第二のコンベヤへと運動
させられる。

【００１１】横軸方向の短縮された間隔を維持しながら
、二本分の長さの物品は裁断された後の一本分の長さの
物品は軸方向で間隔をおいて配列される。この物品は短
縮された間隔で二列で更に送られる。この際、二つの列
で横軸方向に送られる一本分の長さの物品はそれぞれ相
前後して行われる多数の検査工程で所定の品質特徴の有
無が検査され、この際物品の短縮された間隔は両列で維
持される。物品の二列の検査は物品を傷めることがなく
、高い生産効率にもかかわらず検査の信頼性が損なわれ
ることがない。

【００１２】本発明による他の構成により、相前後して
来る物品の横軸方向の間隔はすべての検査および加工工
程に引続いて短縮される。この場合、本発明による方法
の有利な構成により、相前後して来る物品の横軸方向の
間隔は第二の短縮段において零に短縮される。これによ
り、ほとんどすき間の無い物品流が形成され、この物品
流内に連なっている多層の物品流への移行の際、相前後
して来る物品に対する機械的な負荷が十分に低減される
。これは物品の柔和なかつ傷めることの無い処理を可能
にする。第二の短縮段における横軸方向の間隔の短縮装
置は本発明により一列の一本分の長さの物品の整向し直
した後に行われる。この目的のため物品の横軸方向の間
隔は、第一列の整向し直した物品を第二列の相前後して
来る物品間の間げき内に移送することにより短縮される
。

【００１３】本発明の根底をなす課題は冒頭に記載した
様式の装置にあって請求項１０に記載の特徴によって解
決される。

【００１４】本発明による他の構成は請求項１１から２
４に記載した。

【００１５】以下に添付した図面に図示した実施例につ
き本発明を詳細に説明する。

【００１６】

【実施例】図１および図２にはフイルタシガレットを製
造するための本発明による装置、即ちフイルタ装着機１
が正面図で示されている。以下の記載を理解する上で同
時に図６および図７を参照されたい。引取りドラム２は
二本分の使用長さの物品３を図示していないシガレット
連続体製造機、例えば本出願人の『ＰＲＯＴＯＳ』型シ
ガレット連続体製造機から引取る。引取りドラム２上で
物品は横軸方向間隔ｄ１　で中間或いはピッチ間隔ｄ１
ｍで矢印２ａの方向に送られ、裁断機４に引渡され、こ
の裁断機上で物品はデイスクカッタ６により二本の同じ
長さの単個シガレット７ａと７ｂに裁断される。これら
の単個シガレットは離間装置８上で軸方向で互いに離間
するように運動させられ、これらの単個シガレットの間
に軸方向の間隔ａが生じる。互いに離間された単個シガ
レット７ａと７ｂは編成ドラム９に引渡される。容量が
背壁１１ａを移動させることによって変わるマガジン１
１からフイルタロッド１２が裁断ドラム１３上に到達し
、二つのデイスクカッタ１４により二本分の使用長さの
フイルタプラグ１６に裁断され、引揃えドラム１７上に
階段状に引揃えられ、送りドラム１８により一列の相前
後しているプラグに整向され、加速ドラム１９により編
成ドラム９上のシガレット列の中間空域ａ内に置かれる
。素材群もしくはシガレット−フイルタ−シガレット−
群２２は一緒に送られ、軸方向で密接して置かれ、引続
き引渡ドラム２１から引取られる。

【００１７】被覆紙テープ２３が被覆紙ボビン２４から
引出される。この被覆紙テープ２３は糊付け装置２６に
より糊付けされ、被覆ローラ２７上でカッタドラム２８
により相前後して並ぶ被覆紙片２９に裁断される。これ
らの被覆紙片は順次相前後して来るシガレット−フイル
タ−シガレット群に引渡ドラム２１上で貼付けられ、転
動ドラム３１上でローラハンド３２により転がされてシ
ガレット−フイルタ−群の周囲にくるまれる。

【００１８】仕上がった二本分の使用長さのフイルタシ
ガレット３３は中間ドラム３４を経て裁断ドラム３６に
供給され、この裁断ドラム上でデイスクカッタ３７によ
りフイルタプラグの中央が裁断されて単個フイルタシガ
レット３８ａと３８ｂに形成される。単個フイルタシガ
レット３８ａと３８ｂは拡距ドラム３９上で軸方向に互
いに離間するように運動させられ、互いの間に軸方向の
間隔ｂが生じる。次の検査ドラム４１と４２で単個フイ
ルタシガレット３８ａと３８ｂは二列のまま所定の品質
特徴の有無が検査される。この目的のため検査ドラム４
１と４２には検査装置４１ａと４２ａとが所属している
。検査装置４１ａは例えばシガレットの頭部検査のため
の装置である。公知の空気圧による検査装置である検査
装置４２ａにより例えば被覆部の密度、換気度、吸気抵
抗等のようなシガレットの品質特徴が検査される。この
様式の検査装置は公知であるのでここでは詳しく説明し
ない。

【００１９】検査された単個フイルタシガレット３８ａ
と３８ｂは次いで二列で中間ドラム４３に引渡され、こ
の中間ドラムから引渡ドラム４４に達する。シガレット
列は引渡ドラム４４から第二の中間ドラム４６に到達す
る。この中間ドラムはこれらの列のシガレットを再整向
装置４７に引渡す。図示した実施例の場合、この　　再
整向装置は円錐転向部４８として形成されており、この
円錐転向部はこの列で送られて来るシガレットの軸方向
の整向を逆方向し直し、他方の列のシガレットの軸方向
の向きと一致させる。この様式の円錐転向部は自体公知
であり、従ってここでは詳しく説明しない。この円錐転
向部に関しては例えばドイツ連邦共和国公開特許公報第
２０　　２０　　１３８号に記載の円錐転向部の構造を
参照されたい。

【００２０】整向されたシガレットは円錐転向部４８に
より軸方向に移動させられて再び中間ドラム４６に或い
は軸方向で位置ずれして設けられるこの中間ドラムに引
渡され、この中間ドラムはシガレットを補集ドラム４９
に引渡し、そこで順次この補集ドラムの第二の槽の各々
に載置する。従ってこの補集ドラム４９上で相前後して
来るシガレット間にその都度一つの収受部が空いた状態
にある。転向されたシガレット間のこの空いている収受
部内に他の中間ドラム５１が引取りドラム４４から引取
られた転向されていな第二の列のシガレットを載置する
。これらのシガレットはここで同じ軸方向の整向で一列
になって中間ドラム５２を経て載置ベルト５３に送られ
、この載置ベルトからシガレットはただ一つの一層の列
となって多量の物質流コンベヤ５４に引渡される。

【００２１】参照符号５６と５７により二つの取出しド
ラムを示した。これらの取出しドラムにより物品流から
欠陥のある或いは正常に造られたシガレットもしくは二
本分の使用長さのシガレットが所望により取出され、コ
ンベヤベルト５８に載置され、このコンベヤベルトはシ
ガレットを補集コンベヤベルト５９に引渡し、この補集
コンベヤベルトからシガレットは検査のため研究室に運
ばれるか、或いは屑ものとして破棄される。

【００２２】本発明により（図１、図２、図６および図
７を参照）、相前後して来る物品の横軸方向間隔は製造
工程の間二段階で短縮される。物品は先ず横軸方向間隔
ｄ１　で引取ドラム２から転動ドラム３１に送られる。 この横軸方向間隔ｄ１　は相前後して来る物品間のすき
間の幅である。コンベヤ上の物品もしくは物品収受部の
中間或いはピッチ間隔ｄ１ｍは横軸方向間隔ｄ１　に相
当する。 転動ドラム３１、即ち物品３３のための収受部として形
成された平坦な槽６１（図２）を備えたドラムは第一の
短縮装置３０の構成要素であり、この短縮装置により相
前後して来る物品の間隔短縮の第一段階が行われる。間
隔短縮のこの第一段階は二本分の使用長さのシガレット
３３が転動ドラムから下流側で続いている中間ドラム３
４に引渡される際に行われる。この際物品の横軸方向間
隔はｄ１　からｄ２　に短縮される。横軸方向間隔ｄ２
　は物品３３の直径にほぼ等しい。装置をサイズの異な
る物品、即ち直径の異なるの物品を作り得るように構成
しなければならないので、本発明の課題は直径の大きな
物品の製造にも及ぶ。即ち、例えば直径７〜９ｍｍのシ
ガレットもこの装置で造られる。直径９ｍｍの相前後し
て来る物品の横軸方向間隔は典型的な例ではｄ２　＝１
１，４２ｍｍである。これはシガレット直径より僅かに
大きい。手前に設けられているドラム上のシガレットの
中間間隔ｄ１ｍは例えばｄ１ｍ＝３７，７である。間隔
ｄ２間隔短縮の後のシガレットの中間間隔ｄ２ｍは約ｄ
２ｍ＝２０，４２ｍｍ、即ち以前の中間間隔ｄ１ｍの半
分よりも幾分大きい。即ち間隔短縮の第一の段階におい
て物品の中間間隔はほぼ半分になる。

【００２３】ここで、物品は短縮された間隔ｄ２　で裁
断ドラム３６に、そしてこの裁断ドラムの下流側で物品
を二列で補集ドラム４９に送られる。この際シガレット
は二つの列で上記の種々の検査が行われる。

【００２４】間隔短縮の第二段階は製造工程の終期にお
いて一方の列のシガレット３８ｂが整向し直した後この
整向されたシガレット３８ｂが再整向されていないシガ
レット３８ａの列内へ移送されることにより第二の短縮
装置４５で行われる。

【００２５】この目的のため、一方の列の再整向された
シガレット３８ｂは他方の列の再整向されていないシガ
レット３８ａ間のすき間に置かれる。この第二の間隔短
縮によりほぼ零に近い物品の横軸方向間隔ｄ３　が達せ
られる。これにより物品のすき間の無い列が達成され、
物品は柔和にかつ損傷されることなく多層の物質流で更
に案内される。実際においては第二の間隔短縮の後にお
いても、物品が最大の直径を有している場合ほぼｄ３　
＝１，２ｍｍの最小の横軸方向間隔が達せられる。物品
の中間間隔はこの場合、製造される物品の最大直径に関
して、ほぼ物品直径を有しているか或いは幾分それより
も大きい。即ち、全体として物品の中間間隔は製造工程
および送り工程の間二つの間隔短縮段において二度ほぼ
半分の寸法にされ、この際一方の間隔短縮段は製造工程
の極めて早い時期に行われ、第二の間隔短縮段は終期に
行われる。

【００２６】第二の短縮装置４５にとって、転向されて
いないシガレット３８ａの列と転向されるシガレットの
列と転向されたシガレット３８ｂの列が別個の円筒形中
間ドラム５１および４６を介して送られることは極めて
重要なことである。再整向されたシガレット３８ｂが中
間ドラム４６を経て送られ、円錐転向部４８に引取られ
、再整向された後軸方向でシガレット３８ａの面内に置
かれて中間ドラム４６に戻され、この中間ドラムから補
集ドラム４９に更に与えられるが、他方の列の再整向さ
れていないシガレット３８ａは中間ドラム５１を経て直
接補集ドラム４９に送られ、そこでシガレット３８ｂ間
のすき間に置かれる。この際これらのシガレットはドラ
ムの軸線に対して平行に整向されて運動させられる。 この場合、これらのシガレットをただ一つの列にまとめ
るにはシガレット間に極めて小さいすき間が必要である
に過ぎない。両シガレット列のために円筒形の別個の中
間ドラム５１或いは４６を使用することにより、転向さ
れたシガレットが円錐形転向部４８の最後の円錐ドラム
から転向されていないシガレットの列内への直接の引渡
しが回避される。この直接的な引渡しは引渡されるシガ
レットのこの引渡し伴う旋回運動により比較的大きな軸
方向の間隔を必要とし、従って不利である。中間ドラム
４６と５１の使用により、再整向されたシガレットが先
ず最後の円錐形転向部４８の円錐ドラムから円筒形の中
間ドラム４６に引渡され、次いで始めて補集ドラム４９
へと軸平行な移行により引渡される。ここでこれらのシ
ガレットは他の列のシガレットと共に軸平行に運動させ
られて統合される。この構成の利点は、単純なかつ信頼
性に富んだ円錐形転向部を密接して相前後して来るシガ
レットの再整向にも使用でき、これにより装置の生産効
率の向上が可能となることである。。

【００２７】シガレットは最後に第二の短縮段であらた
めて短縮された横軸方向間隔ｄ３　で物質流に引渡され
る。

【００２８】第一の横軸方向間隔短縮は二本分の使用長
さのシガレット３３が転動ドラム３１から下流側で続い
ている中間ドラム３４に引渡される際に行われる。図３
に示すように、転動ドラム３１上の二本分の使用長さの
シガレット３３は吸気孔６２を経て供給される低圧によ
り平坦な槽６１内に保持されている。この際二本分の使
用長さのシガレット３３は横軸方向間隔ｄ１　を有して
いる。転動ドラム３１は第一の速度Ｖ１　で回動する。 小さい速度Ｖ２　で回転している中間ドラム３４はその
周面に軸方向平行な収容部６３を有している。それぞれ
の収容部は平坦に傾斜して側面６４と急峻な側面６６と
を備えている。この場合、急峻な側面６６は中間コンベ
ヤ３４の送り方向で収容部を区画している。図３は転動
ドラム３１から中間コンベヤ３４に引渡される直前の二
本分の使用長さのシガレット３３ａを示している。この
二本分の使用長さのシガレット３３ａは吸気孔６２から
来る吸気により転動ドラム３１の平坦な槽６１内に保持
され、一方シガレットは転動ドラム３１の周速度が比較
的早いことから中間コンベヤ３４の収容部６３の急峻な
側面６６の方向に送られる。図４は二本分の使用長さの
シガレット３３ａが丁度中間コンベヤ３４の収容部６３
内に引渡された直後の状態を示している。この場合、転
動ドラム３１の平坦な槽６１と中間ドラム３４の収容部
６３が、この二本分の使用長さのシガレット３３ａの直
径よりも幾分大きな半径方向の相互間隔を有しているの
が明瞭に認められる。この理由から二本分の使用長さの
シガレット３３ａは転動ドラム３１から中間ドラム３４
に接線方向で引渡されず、引渡しの際転動ドラム３１と
中間ドラム３４に対して半径方向での運動ベクトルを有
しており、これにより引渡しは中間ドラム３４の収容部
６３内へ飛躍して行われる。図５は二本分の使用長さの
シガレット３３ａの中間ドラム３４の収容部内への引渡
し直後の状態を示している。転動ドラム３１の速度Ｖ１
　が比較的高いので平坦な槽６１は中間ドラム３４の収
容部６３を乗り越え、二本分の使用長さのシガレット３
３ａを戻す。このようにして中間ドラム３４上で相前後
して来る二本分の使用長さのシガレット間の横軸方向間
隔ｄ２　（図６参照）が達せられる。その際転動ドラム
３１の平坦な槽６１の上流側の区画部は中間ドラム３４
の収容部６３内に存在している二本分の使用長さのシガ
レットと接触することがなく、これにより変形されたり
、損傷が生じたりしない。これは相前後して来る二本分
の使用長さのシガレットの横軸方向間隔の極めて柔和で
短縮を可能にする。

【００２９】図８には円錐形転向部４８の様式の再整向
装置とこの円錐形転向部４８の本発明により提案された
配設がほぼ図１の矢印ＩＶの方向で見た図で示されてい
る。この円錐形転向部は二つの円錐ドラム６７，６８か
ら成り、これらの円錐ドラムは互いに円錐形の周面の角
度で設けられており、軸線６７ａと６８ａを中心にして
回転する。再整向されるシガレット３８ｂは矢印方向で
引渡ドラム４４と中間ドラム４６上に送られ（図１参照
）、第一の円錐ドラム６７に引渡され、この円錐ドラム
はシガレットを半分転向させて第二の円錐ドラム６８に
引渡す。シガレット３８ｂはこの第二の円錐ドラム６８
から１８０°で整向されて、同軸に、しかし中間ドラム
４６に対して軸方向で位置ずれして設けられている中間
ドラム４６ａに引渡される。図８に示すように、シガレ
ット３８ｂは整向の際同時に軸方向で位置ずれされ、従
って転向されたシガレットはドラム４６ａと４９上で転
向されていないシガレット３８ａの垂直な面内に存在す
る。相応して円錐形転向部４８は、シガレット３８ｂが
再整向の際同時に軸方向で移送され、中間コンベヤ４６
上の再整向されるべきシガレット３８ｂと中間コンベヤ
４６ａ上の再整向されたシガレット３８ｂ間の軸方向の
間隔ｂは離間ドラム３９上のシガレット列間の間隔ｂに
全く等しい（図１と図６参照）。中間コンベヤ４６ａは
再整向されたシガレット３８ｂを矢印方向で補集ドラム
４９に送り、ここでシガレットは上記した方法により第
二の列の転向されていないシガレット３８ａと共に送ら
れてただ一つの列に統合される。この列内でシガレット
はほぼ零の横軸方向間隔で、即ち極めて密接して順列さ
れる。

【００３０】

【発明の効果】本発明による方法と装置によりシガレッ
ト製造工程における処理のより以上の処理効率の向上が
達せられる。物品の横軸方向間隔の短縮は一定した送り
効率と処理効率にあって送り速度の低下と、一定した送
り速度にあって送り効率と処理効率の向上を可能にする
。この際物品は損傷されることなく最適に取扱われる。 何故なら物品は生産効率の向上のこの様式にあって付加
的なかつ強い力に曝されることがないからである。 本発明の他の利点は、生産効率が高いにもかかわらず物
品の検査のための条件が改善されることである。製造工
程の終期において殆どすき間の無い物品流が達せられ、
この物品流は有利に多量の物品流に移行可能である。こ
のほとんどすき間の無い個々の物品流で送られる物品の
各々は、物品間の横軸方向間隔が大きな物品流における
よりも、また同じ生産効率にあって送り速度が高い場合
に比してより柔和にかつ損傷されることなく引続いてい
る多量の物品流に引渡される。この物品を傷めることの
ない処理はもちろん物品の品質に対しても良い作用を及
ぼす。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による装置を分割線に沿って分割した左
半部分の正面図である。

【図２】本発明による装置の分割線に沿って分割した右
部分の正面図である。

【図３】相前後して来る物品の第一の間隔短縮の工程の
図である。

【図４】相前後して来る物品の第一の間隔短縮の図３に
続く工程の図である。

【図５】相前後して来る物品の第一の間隔短縮の図４に
続く工程の図である。

【図６】本発明によるフイルタシガレット製造機による
製造工程におけるシガレットの整向および転向工程を分
割線で分割して示した第一の工程の図である。

【図７】本発明によるフイルタシガレット製造機による
製造工程におけるシガレットの整向および転向工程を分
割線で分割して示した第二の工程の図である。

【図８】本発明による再整向装置の構成と配置を図１の
矢印ＶＩ方向で見た概略図である。

【符号の説明】

１　　フイルタ装着機 ２　　引取りドラム ３　　二本分の使用長さの物品 ４，１３　　裁断ドラム ６，１４，３７　　デイスクカッタ ７ａ、７ｂ　　単個シガレット ８，３９　　拡距装置 ９　　編成ドラム １１　　マガジン １２　　フイルタロッド １６　　フイルタプラグ １７　　引揃えドラム １８　　送りドラム １９　　加速ドラム ２１，４４　　引渡ドラム ３１　　転動ドラム ３４，４３，４６，５１，５２　　中間ドラム４１，４
２　　検査ドラム ４７　　再整向装置 ４８　　円錐形転向部 ４９　　補集ドラム ５４　　多量物品流 ５６，５７　　取出しドラム ５８　　コンベヤベルト ６１　　槽 ６３　　収容部 ６４　　平坦な側面 ６５　　急峻な側面

Claims (24)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項０１】　　多数の棒状の素材を互いに軸方向で
   同列に並ぶように整向して横軸方向に送り、転動させな
   がら接合紙片でくるんで二本分の使用長さの物品に成形
   し、この二本分の使用長さの物品を裁断して一本分の長
   さの単個の物品に裁断し、軸線方向で反対方向に整向し
   て二列にして横軸方向におくり、一列の物品を再整向し
   、すべての物品を同じ軸線方向に整向してただ一列に統
   合して行う、たばこ加工産業における棒状の物品、特に
   フイルタシガレットを製造するための方法において、横
   軸方向で送る間少なくとも一度相前後して来る物品の横
   軸方向の間隔を短縮し、物品をこの短縮された間隔で更
   に送ることを特徴とする、たばこ加工産業における棒状
   の物品、特にフイルタシガレットを製造するための方法
   。
2. 【請求項０２】　　相前後して来る物品の横軸方向の間
   隔を二段階で重塁的に短縮することを特徴とする請求項
   １の方法。
3. 【請求項０３】　　相前後して来る物品の横軸方向の中
   間間隔を二段階の短縮工程でそれぞれ少なくともほぼ半
   分に短縮することを特徴とする請求項２の方法。
4. 【請求項０４】　　相前後して来る物品の横軸方向の間
   隔を第一の短縮段階で、この間隔が製造される最大の物
   品の直径に少なくともほぼ等しいか或いは僅かに大きく
   なるように短縮することを特徴とする請求項１から３ま
   でのいずれか一つの方法。
5. 【請求項０５】　　相前後して来る物品の横軸方向の間
   隔を二本分の長さの物品を造った後等しく短縮すること
   を特徴とする請求項１から４までのいずれか一つの方法
   。
6. 【請求項０６】　　物品を横軸方向の間隔を短縮するた
   めに第一の横軸方向で送られて来る第一のコンベヤから
   比較的短い横軸方向の間隔で送られる第二のコンベヤに
   引渡し、物品を第一のコンベヤから第二のコンベヤに送
   り路に沿って引渡す際両コンベヤに対して半径方向の方
   向分力で第一のコンベヤから第二のコンベヤへと運動さ
   せることを特徴とする請求項１から５までのいずれか一
   つの方法。
7. 【請求項０７】　　二本分の長さの物品を裁断した後の
   一本分の長さの物品を軸方向で間隔をおいて配列し、短
   縮した横軸方向の間隔で二列にして更に送り、二つの列
   で横軸方向に送られる一本分の長さの物品をそれぞれ相
   前後して行う多数の検査工程で所定の品質特徴の有無を
   検査することを特徴とする請求項１から６までのいずれ
   か一つの方法。
8. 【請求項０８】　　相前後して来る物品の横軸方向の間
   隔をすべての検査および加工工程に引続いて第二の短縮
   段において更に特にほぼ零に短縮することを特徴とする
   請求項１から７までのいずれか一つの方法。
9. 【請求項０９】　　一列の一本分の長さの物品の整向し
   直し、相前後して来る物品の横軸方向の間隔を第二の短
   縮段において第一列の整向し直した物品を第二列の相前
   後して来る物品間の間げき内に移送することにより短縮
   することを特徴とする請求項８記載の方法。
10. 【請求項１０】　　少なくとも第一のおよび第二の棒状
    の物品素材を供給するための供給装置、これらの物品素
    材を一緒に案内しかつ軸方向で成功することにより素材
    群を形成するための編成装置、素材を相前後して来る素
    材群を接合紙片でくるむことにより接合し、二本分の長
    さの物品を造るためのための転動装置、二本分の長さの
    物品を軸方向で反対方向に配列される一本分の長さの単
    個の物品に裁断するための裁断装置、物品を二つの列で
    横軸方向で送るための送り手段および両物品列をまとめ
    かつ物品を順次ただ一つの物品流に引渡すための引渡装
    置とを備えた、多数の素材から組成された、たばこ加工
    産業における棒状の物品、特にフイルタシガレットを造
    るための装置において、相前後して来る物品（３３）の
    横軸方向の間隔（ｄ１　）を短縮するための少なくとも
    一つの短縮装置（３０）が設けられていることを特徴と
    する多数の素材から組成された、たばこ加工産業におけ
    る棒状の物品、特にフイルタシガレットを造るための装
    置。
11. 【請求項１１】　　短縮装置（３０）が周面に相互間で
    第一のピッチ間隔（ｄ１ｍ）で軸平行な物品収容部（６
    １）が設けられている回動する第一の送り手段（３１）
    を備えていること、短縮装置が周面に相互の第二の小さ
    いピッチ間隔（ｄ２ｍ）で軸平行な物品収容部（６３）
    が設けられている回動する第二の送り手段（３４）を有
    していること、およびこれらの送り手段が物品（３３ａ
    ）の第一のコンベヤから第二のコンベヤベルトの相前後
    している収容部へと順次の引渡しが行われる引渡帯域を
    形成するように設けられていることを特徴とする請求項
    １０記載の装置。
12. 【請求項１２】　　回動する第二の送り手段（３４）の
    物品収容部（６３）のピッチ間隔（ｄ２ｍ）が製造され
    る最大の物品（３３）の二倍の直径とほぼ等しいか或い
    はこれより僅かに大きいことを特徴とする請求項１１の
    装置。
13. 【請求項１３】　　短縮装置の回動する第二の送り手段
    （３４）の物品収容部（６３）内に送られて来る物品（
    ３３）の横軸方向の間隔（ｄ２　）が製造される最大の
    物品の直径とほぼ等しいか或いはこれより僅かに大きい
    ことを特徴とする請求項１１或いは１２の装置。
14. 【請求項１４】　　第一のコンベヤ（３１）の収容部（
    ６１）の第二のコンベヤ（３４）の物品収容部からの半
    径方向の最短間隔が引渡帯域において物品の直径よりも
    大きいことを特徴とする請求項１１から１３までのいず
    れか一つの装置。
15. 【請求項１５】　　短縮装置（３０）の第一の送り手段
    （３１）が周面に物品収容部として平坦に形成されてい
    てかつ吸気接続部（６２）を有している軸平行な槽（６
    １）を備え送りドラムであることを特徴とする請求項１
    １から１４までのいずれか一つの装置。
16. 【請求項１６】　　短縮装置の第二の送り手段が送りド
    ラム（３４）であり、この送りドラムがドラムの運動方
    向とは反対方向に緩慢に傾斜している側面（６４）と運
    動方向で急峻に傾斜している側面（６６）とを備えた、
    周面に互いに比較的小さな間隔で物品収容部として形成
    されている軸平行な槽（６３）を備えていることを特徴
    とする請求項１１から１５までのいずれか一つの装置。
17. 【請求項１７】　　物品（３３，３８ａ，３８ｂ）を送
    るための、下流方向で短縮装置（３０）に続いているす
    べての送り手段と処理装置とが最大限短縮された横軸方
    向の間隔（ｄ２　）で設けられていることを特徴とする
    請求項１０から１６までのいずれか一つの装置。
18. 【請求項１８】　　下流側で短縮装置の後方で二本分の
    長さの物品（３３）を裁断するための裁断装置（３６／
    ３７）と一本分の長さの物品（３８ａ，３８ｂ）を軸方
    向で離間させるための離間装置（３９）とが設けられて
    いること、および一本分の長さの物品（３８ａ，３８ｂ
    ）を二列で更に送るための下流側で続いている装置が短
    縮された横軸方向の間隔（ｄ２　）で形成されているこ
    と、および短縮された横軸方向の間隔（ｄ２　）で送ら
    れて来る一本分の長さの物品（３８ａ，３８ｂ）の列の
    各々に物品の所定の品質特徴の有無を検査するための検
    査装置（４１ａ，４２ａ）が所属していることを特徴と
    する請求項１０から１７までのいずれか一つの装置。
19. 【請求項１９】　　相前後して来る物品（３３；３８ａ
    ，３８ｂ）の横軸方向間隔（ｄ）を短縮するための短縮
    装置（３０，４５）が少なくとも二段階状に形成されて
    いることを特徴とする請求項１０から１８までのいずれ
    か一つの装置。
20. 【請求項２０】　　短縮装置が短縮段（３０，４５）の
    各々における横軸方向中央間隔の少なくともほぼ半分の
    間隔で形成されていることを特徴とする請求項１９の装
    置。
21. 【請求項２１】　　短縮装置が相前後して来る物品（３
    ３，３８ａ，３８ｂ）の横軸方向間隔を短縮するための
    短縮手段（３１，３４；４６，５１，４９）を二つの短
    縮段（３０，４５）においてほぼ零の間隔で備えている
    ことを特徴とする請求項１９或いは２０の装置。
22. 【請求項２２】　　相前後して来る物品の横軸方向間隔
    を短縮するための第二段階のための第二の短縮装置（４
    ５）が最後の検査或いは処理装置（４２）の下流側に設
    けられていることを特徴とする請求項１９から２１まで
    のいずれか一つの装置。
23. 【請求項２３】　　検査装置（４１ａ，４２ａ）の下流
    側後方で一つの列の物品（３８ｂ）を再整向するための
    装置（４７）が設けられていること、および第二の短縮
    装置（４５）が一方の列の再整向された物品（３８ｂ）
    を他方の列の相前後して来る物品（３８ａ）の間げき内
    に移送するための移送手段（４８，４６，４９）を備え
    ていることを特徴とする請求項１９から２２までのいず
    れか一つの装置。
24. 【請求項２４】　　第二の短縮装置（４５）が円筒状の
    中間コンベヤ（４６）を備えており、この中間コンベヤ
    が一方の列の再整向される物品（３８ｂ）を再整向する
    ための円錐形転向部（４８）として形成されている物品
    を装置（４７）に引渡し、物品（３８ｂ）を再整向し、
    かつ再整向されていない物品（３８ａ）の列の垂直な端
    面内で指向している列に軸方向で移送し後再び引取るよ
    うに構成されていること、および中間コンベヤが再整向
    されかつ軸方向で移送された物品（３８ｂ）を補集コン
    ベヤ（４９）に引渡すように設けられていること、およ
    び第二の短縮装置（４５）が第二の円筒形の中間コンベ
    ヤ（５１）を備えており、この中間コンベヤが第二の列
    の物品（３８ａ）を直接コンベヤ（４９）上の再整向さ
    れた物品（３８ｂ）間の間げき内に引渡すように形成さ
    れていることを特徴とする請求項２３の装置。