JP3283574B2 - たばこ製造機の紙巻たばこ軸方向移動装置 - Google Patents
たばこ製造機の紙巻たばこ軸方向移動装置Info
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- JP3283574B2 JP3283574B2 JP17267792A JP17267792A JP3283574B2 JP 3283574 B2 JP3283574 B2 JP 3283574B2 JP 17267792 A JP17267792 A JP 17267792A JP 17267792 A JP17267792 A JP 17267792A JP 3283574 B2 JP3283574 B2 JP 3283574B2
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- A24—TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
- A24C—MACHINES FOR MAKING CIGARS OR CIGARETTES
- A24C5/00—Making cigarettes; Making tipping materials for, or attaching filters or mouthpieces to, cigars or cigarettes
- A24C5/47—Attaching filters or mouthpieces to cigars or cigarettes, e.g. inserting filters into cigarettes or their mouthpieces
- A24C5/478—Transport means for filter- or cigarette-rods in view of their assembling
-
- A—HUMAN NECESSITIES
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- A24C5/32—Separating, ordering, counting or examining cigarettes; Regulating the feeding of tobacco according to rod or cigarette condition
- A24C5/322—Transporting cigarettes during manufacturing
- A24C5/327—Construction details of the cigarette transport drum
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- A—HUMAN NECESSITIES
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- A24C—MACHINES FOR MAKING CIGARS OR CIGARETTES
- A24C5/00—Making cigarettes; Making tipping materials for, or attaching filters or mouthpieces to, cigars or cigarettes
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- A24C5/34—Examining cigarettes or the rod, e.g. for regulating the feeding of tobacco; Removing defective cigarettes
- A24C5/3418—Examining cigarettes or the rod, e.g. for regulating the feeding of tobacco; Removing defective cigarettes by pneumatic means
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- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、フィルタ付き紙巻た
ばこの製造過程において、紙巻たばこ又はフィルタ付き
紙巻たばこを移動させるためのたばこ製造機の紙巻たば
こ軸方向移動装置に関する。
ばこの製造過程において、紙巻たばこ又はフィルタ付き
紙巻たばこを移動させるためのたばこ製造機の紙巻たば
こ軸方向移動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】フィルタ付き紙巻たばこの製造において
は、先ず、紙巻たばこ2本分の長さを有した倍長紙巻た
ばこを等分に切断して、個々の紙巻たばこを成形する。
この後、これら紙巻たばこ間にフィルタプラグを供給
し、これら2本の紙巻たばことフィルタプラグとにチッ
プペーパを巻付けて2本分のフィルタ付き紙巻たばこと
し、そして、これを等分に切断することで、個々のフィ
ルタ付き紙巻たばこが得られるようになっている。
は、先ず、紙巻たばこ2本分の長さを有した倍長紙巻た
ばこを等分に切断して、個々の紙巻たばこを成形する。
この後、これら紙巻たばこ間にフィルタプラグを供給
し、これら2本の紙巻たばことフィルタプラグとにチッ
プペーパを巻付けて2本分のフィルタ付き紙巻たばこと
し、そして、これを等分に切断することで、個々のフィ
ルタ付き紙巻たばこが得られるようになっている。
【0003】それ故、フィルタ付き紙巻たばこの製造機
いわゆるフィルタアタッチメントにあっては、切断して
得た紙巻たばこ間にフィルタプラグを供給するには、紙
巻たばこをその軸線方向に分離移動して、フィルタプラ
グのための空間を確保する必要があり、また、チップペ
ーパの巻付け工程を実施する前には、2本の紙巻たばこ
の端面とフィルタプラグの両端面とを密着移動させる必
要がある。更には、個々のフィルタ付き紙巻たばこが得
られた後にあっても、フィルタ付き紙巻たばこの品質検
査を実施する上で、個々のフィルタ付き紙巻たばこをそ
の検査子間に挟み込むようにして押圧移動させる必要が
ある。
いわゆるフィルタアタッチメントにあっては、切断して
得た紙巻たばこ間にフィルタプラグを供給するには、紙
巻たばこをその軸線方向に分離移動して、フィルタプラ
グのための空間を確保する必要があり、また、チップペ
ーパの巻付け工程を実施する前には、2本の紙巻たばこ
の端面とフィルタプラグの両端面とを密着移動させる必
要がある。更には、個々のフィルタ付き紙巻たばこが得
られた後にあっても、フィルタ付き紙巻たばこの品質検
査を実施する上で、個々のフィルタ付き紙巻たばこをそ
の検査子間に挟み込むようにして押圧移動させる必要が
ある。
【0004】このため、フィルタアタッチメントには、
紙巻たばこやフィルタ付き紙巻たばこを搬送する過程に
おいて、これら紙巻たばこやフィルタ付き紙巻たばこを
その軸線方向に移動させる装置が組み込まれており、そ
の一例は、例えば米国特許第4746006号に開示さ
れている。この公知の紙巻たばこ移動装置は、前段の溝
付きドラムから互いに逆向きに傾斜した一対の第1円錐
ドラム上に2本の紙巻たばこを受け取ることで、これら
第1円錐ドラムの回転により、これら紙巻たばこをその
軸線方向に分離し、更に、一対の第1円錐ドラムから2
本の紙巻たばこを同様な一対の第2円錐ドラムに受け取
り、これら第2円錐ドラムにより、2本の紙巻たばこを
更に分離して後段の溝付きドラムに渡すものとなってお
り、これにより、後段の溝付きドラム上に2本の紙巻た
ばこが供給された時点で、これら紙巻たばこ間にフィル
タプラグの供給空間が確保されるようになっている。
紙巻たばこやフィルタ付き紙巻たばこを搬送する過程に
おいて、これら紙巻たばこやフィルタ付き紙巻たばこを
その軸線方向に移動させる装置が組み込まれており、そ
の一例は、例えば米国特許第4746006号に開示さ
れている。この公知の紙巻たばこ移動装置は、前段の溝
付きドラムから互いに逆向きに傾斜した一対の第1円錐
ドラム上に2本の紙巻たばこを受け取ることで、これら
第1円錐ドラムの回転により、これら紙巻たばこをその
軸線方向に分離し、更に、一対の第1円錐ドラムから2
本の紙巻たばこを同様な一対の第2円錐ドラムに受け取
り、これら第2円錐ドラムにより、2本の紙巻たばこを
更に分離して後段の溝付きドラムに渡すものとなってお
り、これにより、後段の溝付きドラム上に2本の紙巻た
ばこが供給された時点で、これら紙巻たばこ間にフィル
タプラグの供給空間が確保されるようになっている。
【0005】また、特公平4−20589号公報に開示
された移動装置は、並列に配置された一対の搬送ローラ
と、各搬送ローラの外周面に周方向に等間隔を存して設
けられた溝付きスライダとを備えており、溝付きスライ
ダは前段の溝付きドラムから、その溝に紙巻たばこを受
け取り可能となっている。そして、各搬送ローラの回転
に伴い、溝付きスライダはそのカムフォロアがカム溝に
沿って案内されることで、搬送ローラの軸方向に移動
し、これにより、各搬送ローラ上の紙巻たばこは互いに
その軸線方向に分離され、その間にフィルタプラグの供
給空間を確保して、後段の溝付きドラムに渡されること
になる。
された移動装置は、並列に配置された一対の搬送ローラ
と、各搬送ローラの外周面に周方向に等間隔を存して設
けられた溝付きスライダとを備えており、溝付きスライ
ダは前段の溝付きドラムから、その溝に紙巻たばこを受
け取り可能となっている。そして、各搬送ローラの回転
に伴い、溝付きスライダはそのカムフォロアがカム溝に
沿って案内されることで、搬送ローラの軸方向に移動
し、これにより、各搬送ローラ上の紙巻たばこは互いに
その軸線方向に分離され、その間にフィルタプラグの供
給空間を確保して、後段の溝付きドラムに渡されること
になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、米国特許の
移動装置は、各円錐ドラムが傾斜していることから、こ
れら円錐ドラムへの回転駆動力の伝達に、まがりばかさ
歯車又はすぐばかさ歯車等のベベルギヤを使用してい
る。ベベルギヤは、軸角度の大きな部材間の等速伝動に
適した機械要素ではあるものの、その使用には次のよう
な不具合がある。
移動装置は、各円錐ドラムが傾斜していることから、こ
れら円錐ドラムへの回転駆動力の伝達に、まがりばかさ
歯車又はすぐばかさ歯車等のベベルギヤを使用してい
る。ベベルギヤは、軸角度の大きな部材間の等速伝動に
適した機械要素ではあるものの、その使用には次のよう
な不具合がある。
【0007】先ず、移動装置にベベルギヤを組み付ける
にあたっては、その位置決めを高精度に行う必要があ
る。つまり、ベベルギヤの噛み合いにおいて、バックラ
ッシュが小さ過ぎると、その劣化を早めてしまい、逆
に、バックラッシュが大きいと、搬送方向でみて前後の
ドラム間での回転位相にずれが生じ、紙巻たばこの受け
渡しが確実になされないことになる。
にあたっては、その位置決めを高精度に行う必要があ
る。つまり、ベベルギヤの噛み合いにおいて、バックラ
ッシュが小さ過ぎると、その劣化を早めてしまい、逆
に、バックラッシュが大きいと、搬送方向でみて前後の
ドラム間での回転位相にずれが生じ、紙巻たばこの受け
渡しが確実になされないことになる。
【0008】このため、ベベルギヤの組付には、円錐ド
ラムやベベルギヤの位置決めにシムを使用することにな
るが、しかしながら、シムにより正確な位置決めを得る
には、円錐ドラムやベベルギヤの組付及び分解を何度も
繰り返す必要があり、非常に手間と時間のかかる煩雑な
作業を必要とする。また、ベベルギヤには、その軸受に
軸方向荷重が加わるために、その軸方向荷重を受けるの
に適したタイプの軸受が必要となるが、保守性を重視す
れば、その軸受に深溝玉軸受を使用せざるを得ず、早期
の劣化を招くことになる。
ラムやベベルギヤの位置決めにシムを使用することにな
るが、しかしながら、シムにより正確な位置決めを得る
には、円錐ドラムやベベルギヤの組付及び分解を何度も
繰り返す必要があり、非常に手間と時間のかかる煩雑な
作業を必要とする。また、ベベルギヤには、その軸受に
軸方向荷重が加わるために、その軸方向荷重を受けるの
に適したタイプの軸受が必要となるが、保守性を重視す
れば、その軸受に深溝玉軸受を使用せざるを得ず、早期
の劣化を招くことになる。
【0009】更に、ベベルギヤに対しては、その歯面の
潤滑や防塵保護を必要とするため、ベベルギヤをベロー
形状をなした特注のゴムカバーで覆っているが、このゴ
ムカバーはベベルギヤの回転によって伸縮を高頻度で繰
り返し、しかも、その噛み込み防止用の受台に摺接する
ため、その消耗が著しいものとなる。軸受やゴムカバー
の劣化に起因した部品の交換はその費用のみならず、フ
ィルタアタッチメントの稼働停止を招き、紙巻たばこの
生産性が低下して、そのコストを上昇させる大きな要因
となり、稼働停止による損失は、フィルタアタッチメン
トが高速化すればするほど増大する。
潤滑や防塵保護を必要とするため、ベベルギヤをベロー
形状をなした特注のゴムカバーで覆っているが、このゴ
ムカバーはベベルギヤの回転によって伸縮を高頻度で繰
り返し、しかも、その噛み込み防止用の受台に摺接する
ため、その消耗が著しいものとなる。軸受やゴムカバー
の劣化に起因した部品の交換はその費用のみならず、フ
ィルタアタッチメントの稼働停止を招き、紙巻たばこの
生産性が低下して、そのコストを上昇させる大きな要因
となり、稼働停止による損失は、フィルタアタッチメン
トが高速化すればするほど増大する。
【0010】また、この種のベベルギヤは特殊仕様のも
のであるため、その加工が非常に困難であることに加え
て、異なる長さのフィルタプラグに適合したベベルギヤ
を必要とし、ベベルギヤに要するコストは非常に高価な
ものとなる。この発明は、上述した事情に基づいてなれ
さたもので、その目的とするところは、ベベルギヤを使
用することなく、簡単な伝動機構を採用して、その組立
性や作動上の信頼性を高め、しかも、銘柄の異なるフィ
ルタ付き紙巻たばこへの適用性にも優れたたばこ製造機
の紙巻たばこ軸方向移動装置を提供することにある。
のであるため、その加工が非常に困難であることに加え
て、異なる長さのフィルタプラグに適合したベベルギヤ
を必要とし、ベベルギヤに要するコストは非常に高価な
ものとなる。この発明は、上述した事情に基づいてなれ
さたもので、その目的とするところは、ベベルギヤを使
用することなく、簡単な伝動機構を採用して、その組立
性や作動上の信頼性を高め、しかも、銘柄の異なるフィ
ルタ付き紙巻たばこへの適用性にも優れたたばこ製造機
の紙巻たばこ軸方向移動装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、搬送ドラム
に対し偏角を存した回転体との間を連結する伝動手段に
ベロー型の自在軸継手を使用し、これら搬送ドラム及び
回転体の回転に伴い、回転体から突設された押圧部材に
より、搬送ドラム上の紙巻たばこを押圧し、そして、搬
送ドラムの軸線方向に移動させることを特徴とする。
に対し偏角を存した回転体との間を連結する伝動手段に
ベロー型の自在軸継手を使用し、これら搬送ドラム及び
回転体の回転に伴い、回転体から突設された押圧部材に
より、搬送ドラム上の紙巻たばこを押圧し、そして、搬
送ドラムの軸線方向に移動させることを特徴とする。
【0012】また、この発明が前述の米国特許に開示さ
れたタイプの移動装置に適用される場合にあっては、そ
のベベルギヤの噛み合いによる伝動手段がベロー型の自
在軸継手に置換される。
れたタイプの移動装置に適用される場合にあっては、そ
のベベルギヤの噛み合いによる伝動手段がベロー型の自
在軸継手に置換される。
【0013】
【作用】上述したベロー型の自在軸継手はその軸方向に
は、搬送ドラムと回転体との間、円錐ドラム間、そし
て、円錐ドラムと回転体との間の偏角を吸収する可撓性
を有しているが、しかしながら、その周方向のねじり剛
性は高く、回転動力を伝達すべき部材間の等速回転が確
保される。
は、搬送ドラムと回転体との間、円錐ドラム間、そし
て、円錐ドラムと回転体との間の偏角を吸収する可撓性
を有しているが、しかしながら、その周方向のねじり剛
性は高く、回転動力を伝達すべき部材間の等速回転が確
保される。
【0014】
【実施例】図1を参照すると、フィルタアタッチメント
の全体が概略的に示されており、このフィルタアタッチ
メントは立設フレーム1を備えている。図1でみて、立
設フレーム1の右側部分には、紙巻たばこの搬送ドラム
列2が設けられており、この搬送ドラム列2は、チップ
ペーパ片の巻付け部3まで左方に延びている。搬送ドラ
ム列2は、互いに転接するようにして連なる溝付きドラ
ムからなり、その始端にある溝付きドラムの溝には、紙
巻たばこ2本分のたばこロッドが順次供給されるように
なっている。このようにして供給されたたばこロッド
は、左側に隣接する溝付きドラムの溝に順次移し変えら
れていき、そして、前記巻付け部3まで搬送されること
になる。従って、隣接する溝付きドラムは互いに逆向き
にして且つ同一の周速で回転駆動可能となっている。
の全体が概略的に示されており、このフィルタアタッチ
メントは立設フレーム1を備えている。図1でみて、立
設フレーム1の右側部分には、紙巻たばこの搬送ドラム
列2が設けられており、この搬送ドラム列2は、チップ
ペーパ片の巻付け部3まで左方に延びている。搬送ドラ
ム列2は、互いに転接するようにして連なる溝付きドラ
ムからなり、その始端にある溝付きドラムの溝には、紙
巻たばこ2本分のたばこロッドが順次供給されるように
なっている。このようにして供給されたたばこロッド
は、左側に隣接する溝付きドラムの溝に順次移し変えら
れていき、そして、前記巻付け部3まで搬送されること
になる。従って、隣接する溝付きドラムは互いに逆向き
にして且つ同一の周速で回転駆動可能となっている。
【0015】また、搬送ドラム列2の1つの溝付きドラ
ムには、回転ナイフ4が組み合わされており、この回転
ナイフ4は、その溝付きドラム上をたばこロッドが搬送
されるとき、このたばこロッドを等分に切断し、これに
より、1本のたばこロッドから2本の紙巻たばこが得ら
れる。更に、回転ナイフ4を備えた溝付きドラムに対
し、左側に順次隣接する前後の溝付きドラム、つまり、
ドラムユニットは、紙巻たばこの軸方向移動装置5を構
成するものとなっており、切断して得た2本の紙巻たば
こが軸方向移動装置5を通過するとき、これら紙巻たば
こ間にはその軸線方向に所定の空間つまり間隔が形成さ
れるようになっている。なお、軸方向移動装置5に関し
ては後述する。
ムには、回転ナイフ4が組み合わされており、この回転
ナイフ4は、その溝付きドラム上をたばこロッドが搬送
されるとき、このたばこロッドを等分に切断し、これに
より、1本のたばこロッドから2本の紙巻たばこが得ら
れる。更に、回転ナイフ4を備えた溝付きドラムに対
し、左側に順次隣接する前後の溝付きドラム、つまり、
ドラムユニットは、紙巻たばこの軸方向移動装置5を構
成するものとなっており、切断して得た2本の紙巻たば
こが軸方向移動装置5を通過するとき、これら紙巻たば
こ間にはその軸線方向に所定の空間つまり間隔が形成さ
れるようになっている。なお、軸方向移動装置5に関し
ては後述する。
【0016】一方、搬送ドラム列2の上方には、フィル
タプラグのホッパ6が配置されており、このホッパ6と
搬送ドラム列2内の前記軸方向移動装置5の左側に隣接
する溝付きドラムとの間は、フィルタロッドの搬送ドラ
ム列7により相互に接続されている。この搬送ドラム列
7もまた、搬送ドラム列2と同様に互いに転接するよう
にして連なる溝付きドラムからなっており、従って、ホ
ッパ6内のフィルタロッドは1本ずつ取り出され、そし
て、搬送ドラム列2に向けて搬送される。
タプラグのホッパ6が配置されており、このホッパ6と
搬送ドラム列2内の前記軸方向移動装置5の左側に隣接
する溝付きドラムとの間は、フィルタロッドの搬送ドラ
ム列7により相互に接続されている。この搬送ドラム列
7もまた、搬送ドラム列2と同様に互いに転接するよう
にして連なる溝付きドラムからなっており、従って、ホ
ッパ6内のフィルタロッドは1本ずつ取り出され、そし
て、搬送ドラム列2に向けて搬送される。
【0017】搬送ドラム列7において、ホッパ6の直下
に位置する溝付きドラムには、例えば2枚の回転ナイフ
8が組み合わされており、また、この溝付きドラムより
も下流に位置する溝付きドラムは、いわゆるグレーディ
ングドラム9として構成されている。従って、ホッパ6
から取り出されたフィルタロッドは、回転ナイフ8を備
えた溝付きドラムを通過するとき、例えば3個に等分さ
れて個々のフィルタプラグとなり、そして、これら同軸
上にあるフィルタプラグはグレーディングドラム9を通
過するとき、その搬送方向でみて前後に整列された後、
搬送ドラム列2に供給される。
に位置する溝付きドラムには、例えば2枚の回転ナイフ
8が組み合わされており、また、この溝付きドラムより
も下流に位置する溝付きドラムは、いわゆるグレーディ
ングドラム9として構成されている。従って、ホッパ6
から取り出されたフィルタロッドは、回転ナイフ8を備
えた溝付きドラムを通過するとき、例えば3個に等分さ
れて個々のフィルタプラグとなり、そして、これら同軸
上にあるフィルタプラグはグレーディングドラム9を通
過するとき、その搬送方向でみて前後に整列された後、
搬送ドラム列2に供給される。
【0018】従って、搬送ドラム列2の溝付きドラムに
は、個々のフィルタプラグが供給され、そして、供給さ
れたフィルタプラグは前述した2本の紙巻たばこ間に位
置付けられる。この結果、前記巻付け部3には2本の紙
巻たばこ間にフィルタプラグが位置した状態で、これら
が供給されることになる。一方、前記巻付け部3の直上
には、チップペーパの裁断部が設けられている。この裁
断部はコークドラム10と、このコークドラム10に転
接するようにして配置された刃付きドラム11とからな
り、この刃付きドラム11にはその周面に等間隔を存し
て複数の裁断刃(図示しない)が設けられている。
は、個々のフィルタプラグが供給され、そして、供給さ
れたフィルタプラグは前述した2本の紙巻たばこ間に位
置付けられる。この結果、前記巻付け部3には2本の紙
巻たばこ間にフィルタプラグが位置した状態で、これら
が供給されることになる。一方、前記巻付け部3の直上
には、チップペーパの裁断部が設けられている。この裁
断部はコークドラム10と、このコークドラム10に転
接するようにして配置された刃付きドラム11とからな
り、この刃付きドラム11にはその周面に等間隔を存し
て複数の裁断刃(図示しない)が設けられている。
【0019】裁断部のコークドラム10には、チップペ
ーパPが導かれており、このチップペーパPは、立設フ
レーム1の左端部に位置したチップペーパロール12か
ら繰り出し可能となっている。チップペーパロール8か
らコークドラム10までのチップペーパPの供給経路に
は、その上流側からチップペーパPのプレヒータ13、
糊付け器14及びポストヒータ15が順次配置されてい
る。なお、チップペーパPの供給経路において、プレヒ
ータ13よりも上流側には、チップペーパPの蓄積部1
6及び接続部17が配置されており、この接続部17に
は待機中にあるチップペーパロール18から繰り出され
たチップペーパPが導かれている。
ーパPが導かれており、このチップペーパPは、立設フ
レーム1の左端部に位置したチップペーパロール12か
ら繰り出し可能となっている。チップペーパロール8か
らコークドラム10までのチップペーパPの供給経路に
は、その上流側からチップペーパPのプレヒータ13、
糊付け器14及びポストヒータ15が順次配置されてい
る。なお、チップペーパPの供給経路において、プレヒ
ータ13よりも上流側には、チップペーパPの蓄積部1
6及び接続部17が配置されており、この接続部17に
は待機中にあるチップペーパロール18から繰り出され
たチップペーパPが導かれている。
【0020】コークドラム10に導かれた糊付け後のチ
ップペーパPは、このコークドラム10の周面に吸引さ
れて、巻付け部3に向けて供給され、この際、刃付きド
ラム11の各裁断刃により、所定長さずつのチップペー
パ片に裁断される。ここで、チップペーパPの裁断は、
コークドラム10に対し裁断刃を当接させることなく実
施される。
ップペーパPは、このコークドラム10の周面に吸引さ
れて、巻付け部3に向けて供給され、この際、刃付きド
ラム11の各裁断刃により、所定長さずつのチップペー
パ片に裁断される。ここで、チップペーパPの裁断は、
コークドラム10に対し裁断刃を当接させることなく実
施される。
【0021】従って、コークドラム10から巻付け部3
には、既に糊付けされたチップペーパ片が順次供給さ
れ、一方、搬送ドラム列2から巻付け部3には前述した
ように2本の紙巻たばことこれらの間に位置付けられた
フィルプラグとが供給されてくるから、巻付け部3上に
て2本の紙巻たばことフィルタプラグとが転動すること
により、これらにチップペーパ片が巻付けられて、これ
らの接続がなされ、この時点で、2本分の、つまり、倍
長のフィルタ付き紙巻たばこが成形される。
には、既に糊付けされたチップペーパ片が順次供給さ
れ、一方、搬送ドラム列2から巻付け部3には前述した
ように2本の紙巻たばことこれらの間に位置付けられた
フィルプラグとが供給されてくるから、巻付け部3上に
て2本の紙巻たばことフィルタプラグとが転動すること
により、これらにチップペーパ片が巻付けられて、これ
らの接続がなされ、この時点で、2本分の、つまり、倍
長のフィルタ付き紙巻たばこが成形される。
【0022】更に、巻付け部3からは左方の搬送コンベ
ア20に向かって搬送ドラム列19が延びている。この
搬送ドラム列19もまた、互いに転接するようにして連
なった溝付きドラムからなり、巻付け部3にて成形され
た倍長フィルタ付き紙巻たばこを搬送コンベア20に向
けて搬送する。搬送ドラム列19の上流側に位置する溝
付きドラムには回転ナイフ21が備えられており、その
溝付きドラム上を倍長フィルタ付き紙巻たばこが搬送さ
れるとき、この倍長フィルタ付き紙巻たばこは回転ナイ
フ21により、そのフィルタプラグの中央から等分に切
断されて、2本のフィルタ付き紙巻たばことなる。
ア20に向かって搬送ドラム列19が延びている。この
搬送ドラム列19もまた、互いに転接するようにして連
なった溝付きドラムからなり、巻付け部3にて成形され
た倍長フィルタ付き紙巻たばこを搬送コンベア20に向
けて搬送する。搬送ドラム列19の上流側に位置する溝
付きドラムには回転ナイフ21が備えられており、その
溝付きドラム上を倍長フィルタ付き紙巻たばこが搬送さ
れるとき、この倍長フィルタ付き紙巻たばこは回転ナイ
フ21により、そのフィルタプラグの中央から等分に切
断されて、2本のフィルタ付き紙巻たばことなる。
【0023】搬送ドラム列19において、回転ナイフ2
1を備えた溝付きドラムに対し左側に隣接する前後のド
ラムユニットもまた、前述した軸方向移動装置5と同様
な軸方向移動装置22を構成しており、これにより、2
本のフィルタ付き紙巻たばこもまた軸方向移動装置22
を通過するとき、これらフィルタ付き紙巻たばこの間に
所定の空間つまり間隔が形成されることになる。
1を備えた溝付きドラムに対し左側に隣接する前後のド
ラムユニットもまた、前述した軸方向移動装置5と同様
な軸方向移動装置22を構成しており、これにより、2
本のフィルタ付き紙巻たばこもまた軸方向移動装置22
を通過するとき、これらフィルタ付き紙巻たばこの間に
所定の空間つまり間隔が形成されることになる。
【0024】更に、搬送ドラム列19において、軸方向
移動装置22によりも下流に位置す溝付きドラムは、検
査ドラム23として構成されており、この検査ドラム2
3を2本のフィルタ付き紙巻たばこが通過するとき、こ
れらフィルタ付き紙巻たばこに対し、所定の検査つまり
チップペーパ片の巻付けが正常であるか否かの検査が実
施される。
移動装置22によりも下流に位置す溝付きドラムは、検
査ドラム23として構成されており、この検査ドラム2
3を2本のフィルタ付き紙巻たばこが通過するとき、こ
れらフィルタ付き紙巻たばこに対し、所定の検査つまり
チップペーパ片の巻付けが正常であるか否かの検査が実
施される。
【0025】なお、検査ドラム23にて、不良である判
定されたフィルタ付き紙巻たばこは、搬送コンベア20
に供給される前の段階で除去され、良品のフィルタ付き
紙巻たばこのみが搬送コンベア20を介して、後段の包
装機に向けて供給される。図2を参照すると、搬送ドラ
ム列2にて、巻付け部3の上流側から下流側に至るたば
こロッドTR、紙巻たばこTS、フィルタプラグFP及び
倍長フィルタ付き紙巻たばこWTSの搬送流れを示して
いる。なお、図2中、PCはチップペーパ片を示してい
る。また、図2では、回転ナイフ4によるたばこロッド
TRの切断を明瞭に示すため、その搬送経路を下方から
みた状態で示してある。
定されたフィルタ付き紙巻たばこは、搬送コンベア20
に供給される前の段階で除去され、良品のフィルタ付き
紙巻たばこのみが搬送コンベア20を介して、後段の包
装機に向けて供給される。図2を参照すると、搬送ドラ
ム列2にて、巻付け部3の上流側から下流側に至るたば
こロッドTR、紙巻たばこTS、フィルタプラグFP及び
倍長フィルタ付き紙巻たばこWTSの搬送流れを示して
いる。なお、図2中、PCはチップペーパ片を示してい
る。また、図2では、回転ナイフ4によるたばこロッド
TRの切断を明瞭に示すため、その搬送経路を下方から
みた状態で示してある。
【0026】また、図2は軸方向移動装置5の機能を明
らかに示している。つまり、図2には、切断して得た2
本の紙巻たばこTSが更に搬送されるに従い、これら紙
巻たばこの間に間隔が形成され、そして、この間隔が徐
々に増大されていく様子が示されている。次に、図3を
参照すると、軸方向移動装置5の詳細が示されており、
以下に、軸方向移動装置5について説明する。
らかに示している。つまり、図2には、切断して得た2
本の紙巻たばこTSが更に搬送されるに従い、これら紙
巻たばこの間に間隔が形成され、そして、この間隔が徐
々に増大されていく様子が示されている。次に、図3を
参照すると、軸方向移動装置5の詳細が示されており、
以下に、軸方向移動装置5について説明する。
【0027】軸方向移動装置5は、前述したように紙巻
たばこTSの搬送方向でみて、前後に位置する2つのド
ラムユニット100,101からなっているが、これら
ドラムユニットの構造は実質的に同一であるから、ここ
では、先ず前側に位置するドラムユニット100につい
て説明する。立設フレーム1には固定部材24が嵌合し
て取り付けられており、この固定部材24には駆動軸2
5が貫通されている。駆動軸25の一端側は、軸受26
を介して立設フレーム1の内方に突出し、図示しない駆
動ギヤ列に接続されている。
たばこTSの搬送方向でみて、前後に位置する2つのド
ラムユニット100,101からなっているが、これら
ドラムユニットの構造は実質的に同一であるから、ここ
では、先ず前側に位置するドラムユニット100につい
て説明する。立設フレーム1には固定部材24が嵌合し
て取り付けられており、この固定部材24には駆動軸2
5が貫通されている。駆動軸25の一端側は、軸受26
を介して立設フレーム1の内方に突出し、図示しない駆
動ギヤ列に接続されている。
【0028】一方、駆動軸25の他端側は固定部材24
から大きく突出し、その突出部には固定部材24側から
固定スリーブ27及び駆動スリーブ28が順次設けられ
ている。固定スリーブ27の一端にはフランジ29が形
成されており、このフランジ29は固定部材24に複数
の取付ねじ30により固定されている。固定スリーブ2
7の他端は、駆動軸25に対し軸受31を介して回転自
在に支持されている。
から大きく突出し、その突出部には固定部材24側から
固定スリーブ27及び駆動スリーブ28が順次設けられ
ている。固定スリーブ27の一端にはフランジ29が形
成されており、このフランジ29は固定部材24に複数
の取付ねじ30により固定されている。固定スリーブ2
7の他端は、駆動軸25に対し軸受31を介して回転自
在に支持されている。
【0029】固定スリーブ27の外周面には溝からなる
吸引通路32が形成されており、この吸引通路32は固
定スリーブ27の軸方向に延びて、この固定スリーブ2
7の一端面に形成した接続孔33に接続されている。こ
の接続孔33は、固定部材24内及び立設フレーム1内
に形成した吸引マニホールド34に接続されており、吸
引マニホールド34は図示しないエアの吸引源つまり真
空源に接続可能となっている。
吸引通路32が形成されており、この吸引通路32は固
定スリーブ27の軸方向に延びて、この固定スリーブ2
7の一端面に形成した接続孔33に接続されている。こ
の接続孔33は、固定部材24内及び立設フレーム1内
に形成した吸引マニホールド34に接続されており、吸
引マニホールド34は図示しないエアの吸引源つまり真
空源に接続可能となっている。
【0030】また、固定スリーブ27の外周面には、吸
引通路32とは別にこの吸引通路32に対して周方向に
離間した大気通路35が設けられている。この大気通路
35もまた固定スリーブ27の軸方向に延びる溝からな
り、この固定スリーブ27の一端面に開口した接続孔3
6に接続されている。この接続孔36は、制御弁37に
より、固定部材24内の前記吸引マニホールド34若し
くは大気ボート38に選択的に接続可能となっている。
引通路32とは別にこの吸引通路32に対して周方向に
離間した大気通路35が設けられている。この大気通路
35もまた固定スリーブ27の軸方向に延びる溝からな
り、この固定スリーブ27の一端面に開口した接続孔3
6に接続されている。この接続孔36は、制御弁37に
より、固定部材24内の前記吸引マニホールド34若し
くは大気ボート38に選択的に接続可能となっている。
【0031】即ち、制御弁37はその弁体が固定部材2
4に内蔵されているとともに、その弁軸がロータリアク
チュエータ60に連結されている。従って、ロータリア
クチュエータ60により、制御弁37の弁体が回転され
ることで、接続孔36は、大気ポート38又は吸引マニ
ホールド34に接続されるが、通常、図3に示す如く、
接続孔36は大気ポート38と接続された状態にある。
4に内蔵されているとともに、その弁軸がロータリアク
チュエータ60に連結されている。従って、ロータリア
クチュエータ60により、制御弁37の弁体が回転され
ることで、接続孔36は、大気ポート38又は吸引マニ
ホールド34に接続されるが、通常、図3に示す如く、
接続孔36は大気ポート38と接続された状態にある。
【0032】固定スリーブ27には、吸引通路32及び
大気通路35を覆うようにして、中空の支持軸39が設
けられており、この支持軸39は固定スリーブ27の両
端部に螺着して固定されている。駆動軸25の他端に位
置する前述した駆動スリーブ28と支持軸39との間に
は、駆動リング40が設けられており、この駆動リング
40はキー41を介して駆動スリーブ28に連結されて
いる。従って、駆動リング40は駆動スリーブ28即ち
駆動軸25と一体にして回転駆動されるものとなってい
る。
大気通路35を覆うようにして、中空の支持軸39が設
けられており、この支持軸39は固定スリーブ27の両
端部に螺着して固定されている。駆動軸25の他端に位
置する前述した駆動スリーブ28と支持軸39との間に
は、駆動リング40が設けられており、この駆動リング
40はキー41を介して駆動スリーブ28に連結されて
いる。従って、駆動リング40は駆動スリーブ28即ち
駆動軸25と一体にして回転駆動されるものとなってい
る。
【0033】駆動リング40は支持軸39の他端から突
出し、その突出端にはフランジ42が一体に形成されて
いる。一方、駆動軸25の他端には、保持部材43がね
じ軸を介して連結されており、この保持部材43は、そ
のフランジ状の突起が駆動リング40のフランジ42と
内側リング44との間に挟持されるようにして、フラン
ジ42に取り付けられている。なお、図3中、参照符号
44aは、内側リング44を駆動リング40のフランジ
42に連結する連結ねじを示している。
出し、その突出端にはフランジ42が一体に形成されて
いる。一方、駆動軸25の他端には、保持部材43がね
じ軸を介して連結されており、この保持部材43は、そ
のフランジ状の突起が駆動リング40のフランジ42と
内側リング44との間に挟持されるようにして、フラン
ジ42に取り付けられている。なお、図3中、参照符号
44aは、内側リング44を駆動リング40のフランジ
42に連結する連結ねじを示している。
【0034】支持軸39の他端部には、一対の軸受46
を介して回転駆動体45が回転自在に取り付けられてお
り、この回転駆動体45は駆動リング40のフランジ4
2に外側リング47a及び複数の連結ねじ47を介して
連結されている。なお、外側リング47aは、前記内側
リング44の外側に嵌合されており、また、この実施例
の場合、回転駆動体45は、段付きの筒部材45aと、
この筒部材45aに一体的に嵌合されたリング部材45
bからなっている。
を介して回転駆動体45が回転自在に取り付けられてお
り、この回転駆動体45は駆動リング40のフランジ4
2に外側リング47a及び複数の連結ねじ47を介して
連結されている。なお、外側リング47aは、前記内側
リング44の外側に嵌合されており、また、この実施例
の場合、回転駆動体45は、段付きの筒部材45aと、
この筒部材45aに一体的に嵌合されたリング部材45
bからなっている。
【0035】支持軸39の中央部には、一対ずつの軸受
48,49を介して、一対の円錐ドラム50a,50b
が回転自在に取り付けられている。これら円錐ドラム5
0a,50bはその大径側が対向するようにして配置さ
れ、その軸線は支持軸39の軸線に対し、所定の角度を
存して逆向きに傾斜されている。従って、図3から明ら
かなように、円錐ドラム50a,50bは、これらの間
隔が紙巻たばこTSの搬送方向に拡開していくようにし
て支持軸39上に取り付けられており、この支持軸39
上において、円錐ドラム50a,50b即ちその軸受4
8,49の取付面は、支持軸39の軸線に対し所定の角
度を存して逆向きに傾斜されている。
48,49を介して、一対の円錐ドラム50a,50b
が回転自在に取り付けられている。これら円錐ドラム5
0a,50bはその大径側が対向するようにして配置さ
れ、その軸線は支持軸39の軸線に対し、所定の角度を
存して逆向きに傾斜されている。従って、図3から明ら
かなように、円錐ドラム50a,50bは、これらの間
隔が紙巻たばこTSの搬送方向に拡開していくようにし
て支持軸39上に取り付けられており、この支持軸39
上において、円錐ドラム50a,50b即ちその軸受4
8,49の取付面は、支持軸39の軸線に対し所定の角
度を存して逆向きに傾斜されている。
【0036】円錐ドラム50a,50bの外周面即ち円
錐面には、多数の保持溝51が周方向に等間隔を存して
設けられており、これら保持溝51は円錐ドラムの円錐
面と平行に延びている。一方、各円錐ドラムと支持軸3
9との間には制御リング52が介装されており、これら
制御リング52は支持軸39に固定されている。従っ
て、円錐ドラム50a,50bには対応する制御リング
52に摺接しながら回転するものとなっている。
錐面には、多数の保持溝51が周方向に等間隔を存して
設けられており、これら保持溝51は円錐ドラムの円錐
面と平行に延びている。一方、各円錐ドラムと支持軸3
9との間には制御リング52が介装されており、これら
制御リング52は支持軸39に固定されている。従っ
て、円錐ドラム50a,50bには対応する制御リング
52に摺接しながら回転するものとなっている。
【0037】各制御リング52には吸引スロット53が
形成されており、この吸引スロット53は駆動軸25の
所定の回転角領域に亘って形成されている。吸引スロッ
ト53は、支持軸39内に形成した連絡孔54を介して
前述した吸引通路32に接続されている。また、各制御
リング52には吸引スロット53とは別に、大気スロッ
ト55が形成されており、この大気スロット55もまた
駆動軸25の所定の回転角領域に亘って形成されてい
る。大気スロット55は、支持軸39内に形成した連絡
孔56を介して前述した大気通路35に接続されてい
る。
形成されており、この吸引スロット53は駆動軸25の
所定の回転角領域に亘って形成されている。吸引スロッ
ト53は、支持軸39内に形成した連絡孔54を介して
前述した吸引通路32に接続されている。また、各制御
リング52には吸引スロット53とは別に、大気スロッ
ト55が形成されており、この大気スロット55もまた
駆動軸25の所定の回転角領域に亘って形成されてい
る。大気スロット55は、支持軸39内に形成した連絡
孔56を介して前述した大気通路35に接続されてい
る。
【0038】一方、円錐ドラム50a,50b内には、
各保持溝51に対し一対の吸引孔57が組み合わされて
おり、これら吸引孔57は放射状に延び、その一端が対
応する保持溝51の底に開口されているとともに、その
他端はそのドラムの内周面に開口されている。従って、
円錐ドラムの回転に伴い、各保持溝51の吸引孔57
は、その他端が制御リング52の吸引スロット53又は
大気スロット55に合致したとき、連絡孔54又は56
を介して吸引通路32又は大気通路35に接続されるこ
とになる。
各保持溝51に対し一対の吸引孔57が組み合わされて
おり、これら吸引孔57は放射状に延び、その一端が対
応する保持溝51の底に開口されているとともに、その
他端はそのドラムの内周面に開口されている。従って、
円錐ドラムの回転に伴い、各保持溝51の吸引孔57
は、その他端が制御リング52の吸引スロット53又は
大気スロット55に合致したとき、連絡孔54又は56
を介して吸引通路32又は大気通路35に接続されるこ
とになる。
【0039】前述した回転駆動体45と円錐ドラム50
bとの間、また、円錐ドラム50a,50b間は、自在
軸継手58,59を介して相互に連結されている。これ
ら自在軸継手58,59は、両端に連結リング61を有
したベロー62から構成されており、これら連結リング
61及びベロー62は共にステンレス鋼からなってい
る。また、図3からは明かではないが、ベロー62は二
重構造をなしており、従って、自在軸継手58,59
は、そのフレキシビリティを損なうことなく、高いねじ
り剛性を有している。
bとの間、また、円錐ドラム50a,50b間は、自在
軸継手58,59を介して相互に連結されている。これ
ら自在軸継手58,59は、両端に連結リング61を有
したベロー62から構成されており、これら連結リング
61及びベロー62は共にステンレス鋼からなってい
る。また、図3からは明かではないが、ベロー62は二
重構造をなしており、従って、自在軸継手58,59
は、そのフレキシビリティを損なうことなく、高いねじ
り剛性を有している。
【0040】一方の自在軸継手58は、その両端の連結
リング61を回転駆動体45及び円錐ドラム50bの双
方に連結して取り付けられており、他方の自在継手59
は、その両端の連結リング61を円錐ドラム50a,5
0bの双方に連結して取り付けられている。従って、駆
動軸25の回転は、前述した駆動スリーブ28、駆動リ
ング40、回転駆動体45及び自在軸継手58を介して
円錐ドラム50bに伝達され、そして、この円錐ドラム
50bから自在軸継手59を介して円錐ドラム50aに
伝達され、この結果、一対の円錐ドラム50a,50b
は互いに等速にして回転されることになる。
リング61を回転駆動体45及び円錐ドラム50bの双
方に連結して取り付けられており、他方の自在継手59
は、その両端の連結リング61を円錐ドラム50a,5
0bの双方に連結して取り付けられている。従って、駆
動軸25の回転は、前述した駆動スリーブ28、駆動リ
ング40、回転駆動体45及び自在軸継手58を介して
円錐ドラム50bに伝達され、そして、この円錐ドラム
50bから自在軸継手59を介して円錐ドラム50aに
伝達され、この結果、一対の円錐ドラム50a,50b
は互いに等速にして回転されることになる。
【0041】上述したドラムユニット100に対し、他
方のドラムユニット101は前述したように実質的に同
様な構造を有しており、それ故、対応する部材及び部位
には同一の参照符号を付してその説明は省略し、以下に
は相違する点について説明する。ドラムユニット101
の一対の円錐ドラム70a,70bは、対応する円錐ド
ラム50a,50bに対して転接するように設けられて
おり、従って、対応する円錐ドラム50,70は互いに
逆向きにして、且つ、その軸線相互を平行にして配置さ
れている。
方のドラムユニット101は前述したように実質的に同
様な構造を有しており、それ故、対応する部材及び部位
には同一の参照符号を付してその説明は省略し、以下に
は相違する点について説明する。ドラムユニット101
の一対の円錐ドラム70a,70bは、対応する円錐ド
ラム50a,50bに対して転接するように設けられて
おり、従って、対応する円錐ドラム50,70は互いに
逆向きにして、且つ、その軸線相互を平行にして配置さ
れている。
【0042】それ故、図3から明かなように、円錐ドラ
ム70a,70bは円錐ドラム50a,50bに連なる
ようにして夫々傾斜されており、これら円錐ドラム70
a,70bの間隔もまた、紙巻たばこTSの搬送方向に
拡開されている。ここで、互いに組をなす円錐ドラム5
0,70に関しては、その保持溝51同士が互いに平行
状態で合致しながら逆向きに回転するのは勿論のこと、
保持溝51は、円錐ドラム50の前や円錐ドラム70の
後ろに位置する溝付きドラムの溝に対しても平行状態に
して合致しながら逆向きに回転される。
ム70a,70bは円錐ドラム50a,50bに連なる
ようにして夫々傾斜されており、これら円錐ドラム70
a,70bの間隔もまた、紙巻たばこTSの搬送方向に
拡開されている。ここで、互いに組をなす円錐ドラム5
0,70に関しては、その保持溝51同士が互いに平行
状態で合致しながら逆向きに回転するのは勿論のこと、
保持溝51は、円錐ドラム50の前や円錐ドラム70の
後ろに位置する溝付きドラムの溝に対しても平行状態に
して合致しながら逆向きに回転される。
【0043】この結果、ドラムユニット100の前側に
位置する溝付きドラム上を搬送されてくる2本の紙巻た
ばこTS、つまり、互いに同軸の2本の紙巻たばこTS
は、対応する円錐ドラム50a,50bの保持溝51に
受け取られて、これら円錐ドラム50a,50b上に乗
り移ることになる。即ち、この時点で、各円錐ドラムの
保持溝51は一対の吸引孔57を介して制御リング52
の吸引スロット53即ち吸引通路32に接続され、これ
により、その保持溝51に溝付きドラム側の紙巻たばこ
TSを吸引して、この紙巻たばこTSを受け取ることがで
きる。
位置する溝付きドラム上を搬送されてくる2本の紙巻た
ばこTS、つまり、互いに同軸の2本の紙巻たばこTS
は、対応する円錐ドラム50a,50bの保持溝51に
受け取られて、これら円錐ドラム50a,50b上に乗
り移ることになる。即ち、この時点で、各円錐ドラムの
保持溝51は一対の吸引孔57を介して制御リング52
の吸引スロット53即ち吸引通路32に接続され、これ
により、その保持溝51に溝付きドラム側の紙巻たばこ
TSを吸引して、この紙巻たばこTSを受け取ることがで
きる。
【0044】円錐ドラム50a,50bに乗り移った2
本の紙巻たばこTSは、これら円錐ドラムの回転に伴
い、その間隔が徐々に拡大されながら搬送されていき、
そして、この後、円錐ドラム50a,50bから円錐ド
ラム70a,70bの保持溝51に受け取られて搬送さ
れることになる。つまり、紙巻たばこTSを吸引保持し
ている円錐ドラム50a,50bの保持溝51は、円錐
ドラム70a,70b側に紙巻たばこTSを渡す直前ま
で、その吸引孔57を介して吸引通路32側に接続され
ているが、しかしながら、この後、保持溝51は、その
吸引孔57を介して制御リング52の大気スロット55
つまり大気通路35に接続されることで、紙巻たばこT
Sの吸引が解除される。
本の紙巻たばこTSは、これら円錐ドラムの回転に伴
い、その間隔が徐々に拡大されながら搬送されていき、
そして、この後、円錐ドラム50a,50bから円錐ド
ラム70a,70bの保持溝51に受け取られて搬送さ
れることになる。つまり、紙巻たばこTSを吸引保持し
ている円錐ドラム50a,50bの保持溝51は、円錐
ドラム70a,70b側に紙巻たばこTSを渡す直前ま
で、その吸引孔57を介して吸引通路32側に接続され
ているが、しかしながら、この後、保持溝51は、その
吸引孔57を介して制御リング52の大気スロット55
つまり大気通路35に接続されることで、紙巻たばこT
Sの吸引が解除される。
【0045】一方、円錐ドラム70a,70b側では、
紙巻たばこTSを受け取るべき保持溝51が吸引通路3
2側に接続されており、これにより、円錐ドラム50,
70間での紙巻たばこTSの受け渡しを確実に行うこと
ができる。円錐ドラム70a,70b上に乗り移った2
本の紙巻たばこTsは、図2に示されているように、こ
れら間隔が更に拡大されながら搬送され、この後、これ
ら円錐ドラム70a,70bからドラムユニット101
の後側に位置する溝付きドラムに同様にして移し変えら
れ、そして、前述した巻付け部3に向けて搬送されるこ
とになる。
紙巻たばこTSを受け取るべき保持溝51が吸引通路3
2側に接続されており、これにより、円錐ドラム50,
70間での紙巻たばこTSの受け渡しを確実に行うこと
ができる。円錐ドラム70a,70b上に乗り移った2
本の紙巻たばこTsは、図2に示されているように、こ
れら間隔が更に拡大されながら搬送され、この後、これ
ら円錐ドラム70a,70bからドラムユニット101
の後側に位置する溝付きドラムに同様にして移し変えら
れ、そして、前述した巻付け部3に向けて搬送されるこ
とになる。
【0046】ここで、ドラムユニット101から後側の
溝付きドラム上に2本の紙巻たばこTSが乗り移ったと
き、これら紙巻たばこTS間には、図3に示されている
ように前述したフィルタプラグFPを十分に供給可能と
する間隔が確保されている。なお、前述した軸方向移動
装置22は、前述した一対のドラムユニット100,1
01と同様な一対のドラムユニットから構成されてお
り、その説明は省略する。
溝付きドラム上に2本の紙巻たばこTSが乗り移ったと
き、これら紙巻たばこTS間には、図3に示されている
ように前述したフィルタプラグFPを十分に供給可能と
する間隔が確保されている。なお、前述した軸方向移動
装置22は、前述した一対のドラムユニット100,1
01と同様な一対のドラムユニットから構成されてお
り、その説明は省略する。
【0047】上述した軸方向移動装置によれば、円錐ド
ラム50,70への回転駆動力の伝達にベロー型の自在
軸継手58,59が採用されているから、以下の利点が
得られる。先ず、自在軸継手58,59は、そのベロー
62により、円錐ドラム間の軸線の偏角、また、円錐ド
ラムと回転駆動体45との間の軸線の偏角を吸収して、
これらを簡単に連結することができる。また、自在軸継
手58,59にはベベルギヤのようなバックラッシュの
問題もないし、また、その回転特性が変化することもな
いので、円錐ドラム50,70の回転速度を高精度にし
て安定させることができる。この結果、溝付きドラムと
円錐ドラムとの間や、また、円錐ドラム間での紙巻たば
こTSの乗り移りが確実になる。更に、自在軸継手5
8,59には潤滑や防塵を必要としないから、伝動系の
構造が簡単になるばかりでなく、その保守もまた非常に
容易となる。
ラム50,70への回転駆動力の伝達にベロー型の自在
軸継手58,59が採用されているから、以下の利点が
得られる。先ず、自在軸継手58,59は、そのベロー
62により、円錐ドラム間の軸線の偏角、また、円錐ド
ラムと回転駆動体45との間の軸線の偏角を吸収して、
これらを簡単に連結することができる。また、自在軸継
手58,59にはベベルギヤのようなバックラッシュの
問題もないし、また、その回転特性が変化することもな
いので、円錐ドラム50,70の回転速度を高精度にし
て安定させることができる。この結果、溝付きドラムと
円錐ドラムとの間や、また、円錐ドラム間での紙巻たば
こTSの乗り移りが確実になる。更に、自在軸継手5
8,59には潤滑や防塵を必要としないから、伝動系の
構造が簡単になるばかりでなく、その保守もまた非常に
容易となる。
【0048】自在軸継手58,59の採用は、その周囲
の部材や部品の加工精度及び組立精度の誤差をそのベロ
ー62の伸縮性により吸収できるから、これら部材や部
品の組立及び分解を簡単且つ短時間で行うことができ
る。また、ベベルギヤから自在軸継手58,59に代え
たことにより、ベベルギヤのための防塵ゴムカバーや軸
受を必要とせず、これらの消耗品を無くすことができ
る。従って、部品交換に伴うフィルタアタッチメントの
運転停止が無くなり、フィルタアタッチメントの作動上
の信頼性が向上することになる。
の部材や部品の加工精度及び組立精度の誤差をそのベロ
ー62の伸縮性により吸収できるから、これら部材や部
品の組立及び分解を簡単且つ短時間で行うことができ
る。また、ベベルギヤから自在軸継手58,59に代え
たことにより、ベベルギヤのための防塵ゴムカバーや軸
受を必要とせず、これらの消耗品を無くすことができ
る。従って、部品交換に伴うフィルタアタッチメントの
運転停止が無くなり、フィルタアタッチメントの作動上
の信頼性が向上することになる。
【0049】更に、フィルタアタッチメントにおいて、
そのフィルタプラグFPの長さが変更されると、2本の
紙巻たばこ間に確保すべき間隔の大きさもまた異なるこ
とから、円錐ドラム等の部品を交換して、円錐ドラムの
傾斜角を可変する必要があるが、しかしながら、このよ
うな場合でも、自在軸継手58,59は共通して使用可
能であるから、交換部品の点数を減少させることができ
る。この結果、銘柄の異なるフィルタ付き紙巻たばこに
対しても、容易に切換えて適用可能となり、また、切換
えに要する作業時間やコストを抑えることができる。
そのフィルタプラグFPの長さが変更されると、2本の
紙巻たばこ間に確保すべき間隔の大きさもまた異なるこ
とから、円錐ドラム等の部品を交換して、円錐ドラムの
傾斜角を可変する必要があるが、しかしながら、このよ
うな場合でも、自在軸継手58,59は共通して使用可
能であるから、交換部品の点数を減少させることができ
る。この結果、銘柄の異なるフィルタ付き紙巻たばこに
対しても、容易に切換えて適用可能となり、また、切換
えに要する作業時間やコストを抑えることができる。
【0050】この発明は、上述した一実施例に制約され
るものではなく種々の変形が可能である。例えば一実施
例では、この発明を2本の紙巻たばこ間にフィルタプラ
グのための間隔を形成する軸方向移動装置に適用した
が、図4には他の軸方向移動装置に適用した例が示され
ている。即ち、図4の軸方向移動装置は、2本の紙巻た
ばこTS間にフィルタプラグFPが供給された後、これら
を互いに密着させ、且つ、同時に位置決めして前述した
巻付け部3に供給するためのものであり、より具体的に
は、この軸方向移動装置は、巻付け部3の前側つまり搬
送ドラム列2の終端に位置する溝付きドラム80を含ん
で構成されている。
るものではなく種々の変形が可能である。例えば一実施
例では、この発明を2本の紙巻たばこ間にフィルタプラ
グのための間隔を形成する軸方向移動装置に適用した
が、図4には他の軸方向移動装置に適用した例が示され
ている。即ち、図4の軸方向移動装置は、2本の紙巻た
ばこTS間にフィルタプラグFPが供給された後、これら
を互いに密着させ、且つ、同時に位置決めして前述した
巻付け部3に供給するためのものであり、より具体的に
は、この軸方向移動装置は、巻付け部3の前側つまり搬
送ドラム列2の終端に位置する溝付きドラム80を含ん
で構成されている。
【0051】図4においても、図3に示した部材及び部
位と同様な機能を有する部材及び部位には同一の参照符
号を付して、その説明は省略し、相違する点について説
明する。先ず、この軸方向移動装置にあっては、固定ス
リーブ27上に制御リング52が取り付けられ、この制
御リング52により吸引通路32が覆われている。
位と同様な機能を有する部材及び部位には同一の参照符
号を付して、その説明は省略し、相違する点について説
明する。先ず、この軸方向移動装置にあっては、固定ス
リーブ27上に制御リング52が取り付けられ、この制
御リング52により吸引通路32が覆われている。
【0052】また、駆動リング40のフランジ42は、
搬送ドラムとしての溝付きドラム80の端面に連結され
ており、これより、駆動軸25の回転力は駆動リング4
0を介して直接に伝達されるようになっている。なお、
図4から明かなように、溝付きドラム80と駆動軸25
とは互いに同心にして配置されている。駆動リング40
には、押圧・位置決め機構200が設けられており、こ
の押圧・位置決め機構200は、駆動リング40上に一
対の軸受81を介して取り付けられた支持リング82を
備え、この支持リング82は固定アーム83に連結され
ている。この固定アーム83と固定スリーブ27のフラ
ンジ29との間は連結ロッド88により相互に連結され
ており、従って、支持リング82は固定して配置されて
いる。
搬送ドラムとしての溝付きドラム80の端面に連結され
ており、これより、駆動軸25の回転力は駆動リング4
0を介して直接に伝達されるようになっている。なお、
図4から明かなように、溝付きドラム80と駆動軸25
とは互いに同心にして配置されている。駆動リング40
には、押圧・位置決め機構200が設けられており、こ
の押圧・位置決め機構200は、駆動リング40上に一
対の軸受81を介して取り付けられた支持リング82を
備え、この支持リング82は固定アーム83に連結され
ている。この固定アーム83と固定スリーブ27のフラ
ンジ29との間は連結ロッド88により相互に連結され
ており、従って、支持リング82は固定して配置されて
いる。
【0053】支持リング82には、軸受84を介して回
転駆動体85が回転自在に配置されており、この回転駆
動体85は、駆動軸25即ち溝付きドラム80の軸線に
対し傾斜して取り付けられている。回転駆動体85と駆
動リング40のフランジ42とは、ベロー型の自在軸継
手86により相互に連結されており、従って、駆動リン
グ40即ち溝付きドラム80と回転駆動体85とは等速
で回転されることになる。
転駆動体85が回転自在に配置されており、この回転駆
動体85は、駆動軸25即ち溝付きドラム80の軸線に
対し傾斜して取り付けられている。回転駆動体85と駆
動リング40のフランジ42とは、ベロー型の自在軸継
手86により相互に連結されており、従って、駆動リン
グ40即ち溝付きドラム80と回転駆動体85とは等速
で回転されることになる。
【0054】そして、回転駆動体85の外側には、円筒
形の押圧ガイド87が固定して取り付けられており、こ
の押圧ガイド87は、紙巻たばこTSの押圧部材を構成
している。押圧ガイド87は、溝付きドラム80の端部
に向かって延び、その開口面は溝付きドラム80の保持
溝51に対して傾斜されている。従って、溝付きドラム
80及び押圧ガイド87が等速で回転駆動されると、こ
の押圧ガイド87の開口端は、その1回転毎に対応する
保持溝51に対して接離を繰り返すことになる。
形の押圧ガイド87が固定して取り付けられており、こ
の押圧ガイド87は、紙巻たばこTSの押圧部材を構成
している。押圧ガイド87は、溝付きドラム80の端部
に向かって延び、その開口面は溝付きドラム80の保持
溝51に対して傾斜されている。従って、溝付きドラム
80及び押圧ガイド87が等速で回転駆動されると、こ
の押圧ガイド87の開口端は、その1回転毎に対応する
保持溝51に対して接離を繰り返すことになる。
【0055】一方、図4から明かなように溝付きドラム
80の他方の端部側にも、回転駆動体85、ベロー形の
自在軸継手86及び押圧ガイド87等からなる押圧・位
置決め機構200と同様な押圧・位置決め機構201が
設けられているが、この押圧・位置決め機構201は、
上述の機構200とは逆向に傾斜し、そして、これらの
機構200,201は溝付きドラム80に対して対称と
なっている。なお、押圧・位置決め機構201の支持リ
ング82は、固定スリーブ27に固定して取り付けられ
ている。
80の他方の端部側にも、回転駆動体85、ベロー形の
自在軸継手86及び押圧ガイド87等からなる押圧・位
置決め機構200と同様な押圧・位置決め機構201が
設けられているが、この押圧・位置決め機構201は、
上述の機構200とは逆向に傾斜し、そして、これらの
機構200,201は溝付きドラム80に対して対称と
なっている。なお、押圧・位置決め機構201の支持リ
ング82は、固定スリーブ27に固定して取り付けられ
ている。
【0056】従って、溝付きドラム80の保持溝51に
図4中2点鎖線で示すように、2本の紙巻たばこTS及
びこれらの間に配置されたフィルタプラグFPが同時に
受け取られ、そして、これらが溝付きドラム80の回転
に伴い、所定の回転角位置まで搬送されると、図4に示
されているように、2本の紙巻たばこTSは、対応する
押圧ガイド87の開口端により押圧されてフィルタプラ
グFPの両端に密着し、同時に、これらは溝付きドラム
80の軸線方向でみて、所定の位置に位置決めされる。
即ち、溝付きドラム80上において、2本の紙巻たばこ
TSとフィルタプラグFPとは、一対の押圧ガイド87の
開口端の間で挟持されることにより、相互の密着と位置
決めとが実施される。なお、溝付きドラム80に2本の
紙巻たばこTSとフィルタプラグFPが供給される時点で
は、一対の押圧ガイド87における開口端の間の間隔は
拡開した状態にあり、従って、押圧ガイド87は、紙巻
たばこTS及びフィルタプラグFPの供給を阻害するよう
なことはない。
図4中2点鎖線で示すように、2本の紙巻たばこTS及
びこれらの間に配置されたフィルタプラグFPが同時に
受け取られ、そして、これらが溝付きドラム80の回転
に伴い、所定の回転角位置まで搬送されると、図4に示
されているように、2本の紙巻たばこTSは、対応する
押圧ガイド87の開口端により押圧されてフィルタプラ
グFPの両端に密着し、同時に、これらは溝付きドラム
80の軸線方向でみて、所定の位置に位置決めされる。
即ち、溝付きドラム80上において、2本の紙巻たばこ
TSとフィルタプラグFPとは、一対の押圧ガイド87の
開口端の間で挟持されることにより、相互の密着と位置
決めとが実施される。なお、溝付きドラム80に2本の
紙巻たばこTSとフィルタプラグFPが供給される時点で
は、一対の押圧ガイド87における開口端の間の間隔は
拡開した状態にあり、従って、押圧ガイド87は、紙巻
たばこTS及びフィルタプラグFPの供給を阻害するよう
なことはない。
【0057】この結果、このようにして相互の密着と位
置決めがなされた後、2本の紙巻たばこTS及びフィル
タプラグFPが巻付け部3に供給されると、この巻付け
部3上でのチップペーパ片PCの巻付けを正確に行える
ことになる。この発明は、前述した検査ドラム23にも
適用可能であり、その詳細は図5に示されている。図5
の検査ドラム23は、先ず、駆動軸25の軸線方向に離
間した一対の溝付きドラム90,91を備えており、従
って、これら溝付きドラム90,91の保持溝には、前
述の軸方向移動装置22にて分離された2本のフィルタ
付き紙巻たばこFTが夫々供給されることになる。
置決めがなされた後、2本の紙巻たばこTS及びフィル
タプラグFPが巻付け部3に供給されると、この巻付け
部3上でのチップペーパ片PCの巻付けを正確に行える
ことになる。この発明は、前述した検査ドラム23にも
適用可能であり、その詳細は図5に示されている。図5
の検査ドラム23は、先ず、駆動軸25の軸線方向に離
間した一対の溝付きドラム90,91を備えており、従
って、これら溝付きドラム90,91の保持溝には、前
述の軸方向移動装置22にて分離された2本のフィルタ
付き紙巻たばこFTが夫々供給されることになる。
【0058】溝付きドラム90は、溝付きドラム91に
向かって延びる軸部90aを有しており、この軸部90
a上に溝付きドラム91が固定して取り付けられてい
る。また、溝付きドラム90,91間には、中央ドラム
92が配置されており、この中央ドラム92は、キー9
3を介して溝付きドラム90の軸部90aに固定されて
いる。従って、中央ドラム92及び溝付きドラム91
は、溝付きドラム90と一体にして回転されることにな
る。
向かって延びる軸部90aを有しており、この軸部90
a上に溝付きドラム91が固定して取り付けられてい
る。また、溝付きドラム90,91間には、中央ドラム
92が配置されており、この中央ドラム92は、キー9
3を介して溝付きドラム90の軸部90aに固定されて
いる。従って、中央ドラム92及び溝付きドラム91
は、溝付きドラム90と一体にして回転されることにな
る。
【0059】駆動軸25には駆動ディスク94が取り付
けられており、この駆動ディスク94は溝付きドラム9
0における軸部90aの端部に複数の連結ねじを介して
連結されている。従って、駆動軸25の回転力が駆動デ
ィスク94を介し溝付きドラム90に伝達されること
で、この溝付きドラム90は他方の溝付きドラム91及
び中央ドラム92と共に回転駆動される。
けられており、この駆動ディスク94は溝付きドラム9
0における軸部90aの端部に複数の連結ねじを介して
連結されている。従って、駆動軸25の回転力が駆動デ
ィスク94を介し溝付きドラム90に伝達されること
で、この溝付きドラム90は他方の溝付きドラム91及
び中央ドラム92と共に回転駆動される。
【0060】駆動ディスク94側には、前述した押圧・
位置決め機構200と同様な押圧・検査機構300が設
けられており、この押圧・検査機構300は、駆動ディ
スク94の内側の周端に軸受95を介して取り付けられ
た内側支持リング96を備えており、この内側支持リン
グ96には、キー97を介して外側支持リング98が取
り付けられている。内側支持リング96は、固定部材9
9に固定されており、この固定部材99は内側支持リン
グ96の支持をも兼ねている。
位置決め機構200と同様な押圧・検査機構300が設
けられており、この押圧・検査機構300は、駆動ディ
スク94の内側の周端に軸受95を介して取り付けられ
た内側支持リング96を備えており、この内側支持リン
グ96には、キー97を介して外側支持リング98が取
り付けられている。内側支持リング96は、固定部材9
9に固定されており、この固定部材99は内側支持リン
グ96の支持をも兼ねている。
【0061】外側支持リング98上には、前述の回転駆
動体85、自在軸継手86及び押圧ガイド87に対応す
る回転駆動体100、自在軸継手101及び押圧ガイド
102が夫々配置されており、この場合、自在軸継手1
01は、回転駆動体100と溝付きドラム91とを連結
している。従って、溝付きドラム91の回転力が自在軸
継手101を介し回転駆動体100即ち押圧ガイド10
2に伝達されることにより、この押圧ガイド102もま
た回転されることになる。
動体85、自在軸継手86及び押圧ガイド87に対応す
る回転駆動体100、自在軸継手101及び押圧ガイド
102が夫々配置されており、この場合、自在軸継手1
01は、回転駆動体100と溝付きドラム91とを連結
している。従って、溝付きドラム91の回転力が自在軸
継手101を介し回転駆動体100即ち押圧ガイド10
2に伝達されることにより、この押圧ガイド102もま
た回転されることになる。
【0062】押圧ガイド102は前述した押圧ガイド8
7とは異なり、その開口端にてフィルタ付き紙巻たばこ
FTを直接に押圧するものではなく、開口端には複数の
押圧ピン103が取り付けられている。これら押圧ピン
103は、押圧ガイド102の周方向に等間隔を存し、
溝付きドラム91の各保持溝に向けて突出されている。
7とは異なり、その開口端にてフィルタ付き紙巻たばこ
FTを直接に押圧するものではなく、開口端には複数の
押圧ピン103が取り付けられている。これら押圧ピン
103は、押圧ガイド102の周方向に等間隔を存し、
溝付きドラム91の各保持溝に向けて突出されている。
【0063】一方、中央ドラム92の端面には、複数の
検査ソケット104が設けられており、これら検査ソケ
ット104もまた、中央ドラム92の周方向に等間隔を
存し、溝付きドラム91の各保持溝に向けて突出されて
いる。各検査ソケット104は、中央ドラム92内の通
路105に接続されており、この通路105は中央ドラ
ム92の外周面に開口されている。ここで、通路105
の開口もまた、中央ドラム92の周方向に等間隔を存し
て分布されている。
検査ソケット104が設けられており、これら検査ソケ
ット104もまた、中央ドラム92の周方向に等間隔を
存し、溝付きドラム91の各保持溝に向けて突出されて
いる。各検査ソケット104は、中央ドラム92内の通
路105に接続されており、この通路105は中央ドラ
ム92の外周面に開口されている。ここで、通路105
の開口もまた、中央ドラム92の周方向に等間隔を存し
て分布されている。
【0064】中央ドラム92の外周面にはコネクタ10
6が当接されており、従って、中央ドラム92はその外
周面がコネクタ106に摺接しながら回転することにな
る。コネクタ106には圧力検出器107が接続されて
おり、この圧力検出器107は図示しない検査制御装置
に接続されている。従って、中央ドラム92が回転され
ると、圧力検出器107は、コネクタ106を介して通
路105即ち各検査ソケット104に順次接続されるこ
とになる。
6が当接されており、従って、中央ドラム92はその外
周面がコネクタ106に摺接しながら回転することにな
る。コネクタ106には圧力検出器107が接続されて
おり、この圧力検出器107は図示しない検査制御装置
に接続されている。従って、中央ドラム92が回転され
ると、圧力検出器107は、コネクタ106を介して通
路105即ち各検査ソケット104に順次接続されるこ
とになる。
【0065】更に、溝付きドラム91の外側には、コネ
クタ106と対応する位置に吸引カバー108が配置さ
れており、この吸引カバー108はその直下を通過する
ようにして搬送されるフィルタ付き紙巻たばこFTを覆
うものとなっている。吸引カバー108は図示しない吸
引装置に接続されており、その内部は負圧状態となって
いる。
クタ106と対応する位置に吸引カバー108が配置さ
れており、この吸引カバー108はその直下を通過する
ようにして搬送されるフィルタ付き紙巻たばこFTを覆
うものとなっている。吸引カバー108は図示しない吸
引装置に接続されており、その内部は負圧状態となって
いる。
【0066】一方、溝付きドラム90側にも、前述の押
圧・検査機構300と同様な押圧・検査機構301が配
置されているが、重複を避けるため、この機構301の
説明は省略する。溝付きドラム90,91に上述の押圧
・検査機構300,301が備えられていると、これら
溝付きドラム90,91の保持溝に供給された2本のフ
ィルタ付き紙巻たばこFTは、溝付きドラムの回転に伴
って搬送されるが、この搬送の際、前述の実施例の場合
と同様に、そのフィルタ付き紙巻たばこFTは、押圧ガ
イド102の対応する押圧ピン103により、その検査
ソケット104に向けて押圧され、そして、図5に示さ
れているようにフィルタ付き紙巻たばこFTは、検査ソ
ケット104と押圧ピン103との間で挟持される。
圧・検査機構300と同様な押圧・検査機構301が配
置されているが、重複を避けるため、この機構301の
説明は省略する。溝付きドラム90,91に上述の押圧
・検査機構300,301が備えられていると、これら
溝付きドラム90,91の保持溝に供給された2本のフ
ィルタ付き紙巻たばこFTは、溝付きドラムの回転に伴
って搬送されるが、この搬送の際、前述の実施例の場合
と同様に、そのフィルタ付き紙巻たばこFTは、押圧ガ
イド102の対応する押圧ピン103により、その検査
ソケット104に向けて押圧され、そして、図5に示さ
れているようにフィルタ付き紙巻たばこFTは、検査ソ
ケット104と押圧ピン103との間で挟持される。
【0067】このとき、その検査ソケット104は圧力
検出器107に接続される一方、フィルタ付き紙巻たば
こFTは吸引カバー108に覆われた状態にあるから、
フィルタ付き紙巻たばこFTを通じて空気が吸引可能と
なる。ここで、圧力検出器107に接続されている検査
制御装置は、フィルタ付き紙巻たばこFTを通じて吸引
される空気の吸引圧力を検出し、この吸引圧力の大きさ
から、チップペーパ片PCの巻付けが正常であるか否か
を判別することになる。
検出器107に接続される一方、フィルタ付き紙巻たば
こFTは吸引カバー108に覆われた状態にあるから、
フィルタ付き紙巻たばこFTを通じて空気が吸引可能と
なる。ここで、圧力検出器107に接続されている検査
制御装置は、フィルタ付き紙巻たばこFTを通じて吸引
される空気の吸引圧力を検出し、この吸引圧力の大きさ
から、チップペーパ片PCの巻付けが正常であるか否か
を判別することになる。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の軸方向
移動装置によれば、相対的に偏角を存した搬送ドラムと
回転体との間や円錐ドラム間、並びに、円錐ドラムと回
転体との間をねじり剛性の高いベロー型の自在軸継手を
介して連結してあるから、これらの間での回転動力の伝
達を簡単に行えるばかりでなく、これらの等速回転を確
実且つ安定して得ることができる。また、ベロー型の自
在軸継手は、前記偏差を吸収する以外に、搬送ドラム、
円錐ドラム及び回転体などの部材の加工精度や組付精度
の誤差をも吸収するから、装置の組立や分割を容易に
し、しかも、自在軸継手自体には潤滑な防塵対策が不要
となるから、その保守もまた容易となる。更に、自在軸
継手の使用により、消耗部品となる部品の数をも低減で
き、しかも、円錐ドラムなどの仕様が変更されても、自
在軸継手は共通に使用できるから、仕様の変更にも容易
に対処できるなどの優れた効果を奏する。
移動装置によれば、相対的に偏角を存した搬送ドラムと
回転体との間や円錐ドラム間、並びに、円錐ドラムと回
転体との間をねじり剛性の高いベロー型の自在軸継手を
介して連結してあるから、これらの間での回転動力の伝
達を簡単に行えるばかりでなく、これらの等速回転を確
実且つ安定して得ることができる。また、ベロー型の自
在軸継手は、前記偏差を吸収する以外に、搬送ドラム、
円錐ドラム及び回転体などの部材の加工精度や組付精度
の誤差をも吸収するから、装置の組立や分割を容易に
し、しかも、自在軸継手自体には潤滑な防塵対策が不要
となるから、その保守もまた容易となる。更に、自在軸
継手の使用により、消耗部品となる部品の数をも低減で
き、しかも、円錐ドラムなどの仕様が変更されても、自
在軸継手は共通に使用できるから、仕様の変更にも容易
に対処できるなどの優れた効果を奏する。
【図1】フィルタアタッチメントを示した概略構成図で
ある。
ある。
【図2】フィルタアタッチメント内での紙巻たばこ、フ
ィルタプラグ及び倍長フィルタ付き紙巻たばこの搬送の
流れを示した斜視図である。
ィルタプラグ及び倍長フィルタ付き紙巻たばこの搬送の
流れを示した斜視図である。
【図3】一実施例の軸方向装置を示した断面図である。
【図4】他の実施例の軸方向装置を示した断面図であ
る。
る。
【図5】更に別の実施例の軸方向装置を示した断面図で
ある。
ある。
25 駆動軸 32 吸引通路 35 大気通路 45 回転駆動体 50a,50b,70a,70b 円錐ドラム 52 制御リング 58,59 ベロー型自在軸継手 TS 紙巻たばこ FP フィルタプラグ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭62−193197(JP,U) 米国特許4746006(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A24C 5/32 A24C 5/47
Claims (2)
- 【請求項1】 回転に伴い、紙巻たばこを受け取って搬
送する搬送ドラムと、 搬送ドラムの側方に回転自在に配置され、搬送ドラムに
対し所定の偏角を存した回転体と、 回転体及び搬送ドラムの一方から他方に回転動力を伝達
し、これら回転体及び搬送ドラムを一体にして回転させ
る伝動手段と、回転体から搬送ドラムに向けて突設され、搬送ドラムの
回転に伴い 、搬送ドラム上の紙巻たばこが搬送ドラムの
周方向でみて所定の回転角位置に達したとき、搬送ドラ
ムに対する回転体の偏角に基づき、前記紙巻たばこを押
圧して搬送ドラムの軸線方向に移動させる押圧部材とを
備え、 前記伝動手段は、回転体と搬送ドラムとの間を連結する
ベロー型の自在軸継手からなり、 前記自在軸継手は、軸線方向には回転体と搬送ドラムと
の間の前記偏角を吸収する可撓性を有する一方、周方向
には回転体及び搬送ドラムの等速回転を可能にするねじ
り剛性を有している ことを特徴とするたばこ製造機の紙
巻たばこ軸方向移動装置。 - 【請求項2】 第1固定軸に対して互いに逆向きの偏角
を存した状態で回転自在に配置され、回転に伴い、前段
の搬送ドラムから互いに同軸にして密着した2本の紙巻
たばこをそれぞれ受け取って搬送し、この搬送過程にて
2本の紙巻たばこを第1固定軸の軸線方向に離間させる
一対の第1円錐ドラムと、前記一対の第1円錐ドラム間にて回転力を伝達する第1
伝動手段と、 第1固定軸に同心的に設けられ、回転駆動可能な第1回
転体と、前記1回転部材と一方の前記第1円錐ドラムとの間にて
回転力を伝達する第2 伝動手段と、 前記第1固定軸と平行な第2固定軸に対して互いに逆向
きの偏角を存した状態で回転自在に配置され、回転に伴
い、前記一対の第1円錐ドラムから離間された後の2本
の紙巻たばこを受け取って搬送し、この搬送過程にて2
本の紙巻たばこを更に離間させた後、後段の搬送ドラム
に搬送を引き継がせる一対の第2円錐ドラムと、前記一対の第2円錐ドラム間にて回転力を伝達する第3
伝動手段と、 前記 第2固定軸に同心的に設けられ、回転駆動可能な第
2回転体と、前記第2回転体と一方の第2円錐ドラムとの間にて回転
力を伝達する第4 伝動手段とを備え、 前記第1乃至第4伝動手段はそれぞれ、ベロー型の自在
軸継手からなり、 前記各自在軸継手は、軸線方向には対応する前記ドラム
間若しくは前記ドラムと前記回転体間の偏角を吸収する
可撓性を有する一方、周方向には前記ドラム間若しくは
前記ドラムと前記回転体との間での等速回転を可能にす
るねじり剛性を有している ことを特徴とするたばこ製造
機の紙巻たばこ軸方向移動装置。
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