JPH04208663A - 車両用ワイパ - Google Patents

車両用ワイパ

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JPH04208663A
JPH04208663A JP2339615A JP33961590A JPH04208663A JP H04208663 A JPH04208663 A JP H04208663A JP 2339615 A JP2339615 A JP 2339615A JP 33961590 A JP33961590 A JP 33961590A JP H04208663 A JPH04208663 A JP H04208663A
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cam
wiper
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spring lever
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Yasushi Sugawara
靖 菅原
Shinji Murata
真二 村田
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60SSERVICING, CLEANING, REPAIRING, SUPPORTING, LIFTING, OR MANOEUVRING OF VEHICLES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60S1/00Cleaning of vehicles
    • B60S1/02Cleaning windscreens, windows or optical devices
    • B60S1/04Wipers or the like, e.g. scrapers
    • B60S1/32Wipers or the like, e.g. scrapers characterised by constructional features of wiper blade arms or blades
    • B60S1/34Wiper arms; Mountings therefor
    • B60S1/3411Wiper arms; Mountings therefor with means for varying wiper-blade pressure on windshield during operation

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は自動車のウィンドシールドガラス等を払拭する
車両用ワイパに関する。
[従来の技術] 自動車のウィンドシールドガラス等を払拭する車両用ワ
イパは、ブレードラバーがウィンドシールドガラス面に
密着して確実に払拭できるように、ブレードラバーを保
持するワイパアームに引張スプリング等を連結して所定
のアーム圧を付与している。
ところで、ワイパに作用する揚力は車両速度に応じて変
化する、すなわち、車両速度が速くなるにつれて一層揚
力が増加する。このため、ワイパアームに付与されるア
ーム圧を車両の低速走行状態に対応させて設定すると、
車両の高速走行時にはワイパに作用する揚力の増加のた
めに、ワイパブレード(ブレードラバー〉の所謂浮き上
がりを生じることになる。したがって、この場合には、
ブレードラバーがウィンドシールドガラス面に密着せず
、払拭性能が低下する。一方、ワイパアームに付与され
るアーム圧を車両の高速走行状態に対応させて設定する
と、車両の低速走行時には必要以上のアーム圧が付与さ
れることになり、ワイパ作動音の増加やブレードラバー
の早期劣化の原因となる。
そこで、車両の走行状態に応じてワイパアームに付与さ
れるアーム圧を変化させることができるワイパ装置が、
特開昭62−6833号公報において提案されている。
このワイパ装置では、アーム圧を付与するための引張ス
プリングの一端は、アームヘッドに回動可能に支持され
たレバーの一端に連結されている。
また、ピボット軸は中空に形成されており、内部にはロ
ンドが貫通されている。このロンドの上端部は前記レバ
ーの他端部に当接されており、さらに下端部はモータに
よって回動するウオームギヤに係合している。ウオーム
ギヤの回動によってロンドが軸線方向へ移動し、ロンド
の移動によってレバーの一端部が押圧されて支軸層りに
回転され、これによって引張スプリングの支持位置が変
更されてアーム圧が変更される構成である。
このワイパ装置では、車両の走行速度に応じてモータを
回転させ引張スプリングの支持位置を変更させることに
より、最適なアーム圧を付与して常にブレードラバーを
ウィンドシールドガラス面に密着させることができ、車
両の走行速度に拘わらず所定の払拭性能を確保すること
ができる。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、前述のワイパ装置では、中空に形成され
たピボット軸にロンドを貫通させてレバーを回動させる
等の構成のため、比較的構造が複雑で部品点数が多く、
またこのた於全体的に大型の形状になる欠点があった。
また、ウオームギヤの回動力をロンドの軸線方向移動力
に変更してレバーへ伝達し引張スプリングの支持位置を
変更させる構成であるため、最低アーム圧状態から最高
アーム圧状態まで変化させるためには、換言すれば、引
張スプリングの支持位置を一方の端部位置から他方の端
部位置まで変化させるた於には長い時間を要し、アーム
圧を変更する際の応答性(即応性)が極めて悪い欠点が
あった。
さらに、前述のワイパ装置では、部品点数が多く長いロ
ンドを用いる等のだ約に寸法精度や組付精度の影響を受
けやすく、このため、組付時のアーム圧のばらつきを吸
収するための組付位置調節機構(調節ネジ)が不可欠で
あった。
本発明は上記事実を考慮し、ブレードラバーをウィンド
シールドガラス面に密着させるために、車両の走行速度
に応じて迅速に最適なアーム圧に変更することができ、
車両の走行速度に拘わらず払拭性能を確保することがで
き、かつこれを小型で簡単な構造で実現できる車両用ワ
イパを得ることが目的である。
[課題を解決するための手段] 本発明に係る車両用ワイパは、ワイパブレードを保持す
るワイパアームに回動可能に支持され、ワイパアームに
一端が連結されたワイパアーム付勢用のスプリングの他
端が連結されたスプリングレバーと、前記ワイパアーム
を往復回動させるピボット軸の外周にピボット軸と同軸
的でかつ相対回転可能に配置されると共に、前記ピボッ
ト軸の軸線に沿った一方向および他方向から前記スプリ
ングレバーの他端部に当接してこれを支持する複数の当
接面が形成され、回転することにより前記スプリングレ
バーの他端部が前記複数の当接面を移動してその支持位
置を変更可能なカムと、前記カムに係合可能に配置され
、車両の走行速度に応じて作動して前記カムを回転させ
る作動手段と、を備えている。
[作用] 上記構成の車両用ワイパでは、車両の走行状態に応じて
作動手段が作動することにより、カムが回転される。こ
のため、カムの当接面によるスプリングレバーの支持位
置が変更されてスプリングレバーが支軸層りに回転され
、ワイパアーム付勢用のスプリングの他端支持位置が変
更される。したがって、ワイパアームに付与されるスプ
リング付勢力が変更され、車両走行速度に応じた最適ア
−ム圧となる。
このように、常にブレードラバーをウィンドシールドガ
ラス面に密着させることができ、車両の走行速度に拘わ
らず払拭性能を確保することができる。また、カムの回
転によって直接的にアーム圧を変更できるため、迅速に
最適なアーム圧に変更することができ、構造も簡単とな
る。
[実施例] 第6図には本発明の実施例に係る車両用ワイパ10の概
略全体構成図が示されている。
ワイパ10は、基本的に同一構造の右ワイパ10Aおよ
び左ワイパIOBによって構成された所謂平行連動式と
されている。左右ワイパは、それぞれワイパアーム12
A、12B、ワイパブレード14A、14Bを備えてお
り、ワイパアーム12A、12Bの往復回動によってワ
イパブレード14A、14Bがそれぞれセット位置から
オープン位置までの間で往復回動じてウィンドシールド
ガラス16に付着した雨滴等を払拭する。
ここで、右ワイパIOA及び左ワイパIOBは基本的に
同一構造とされているため、以下においては右ワイパI
OAについて説明する。
第1図には右ワイパIOAの概略断面図が示されている
。右ワイパIOAにおいては、ワイパアーム12Aを構
成するアームヘッド18の一端部が、ベース20に回動
可能に支持されたピボット軸22の先端に固定されてお
り、これによりワイパアーム12A及びワイパブレード
14Aは常にピボット軸22と共に回転する。ピボット
軸22の下端部にはリンクレバー24が連結されており
、図示しないワイパモータによって往復回動される。
一方、アームヘッド18の他端部にはリテーナ26が所
定角度回動可能に支軸28を介して連結されている。こ
のリテーナ26の先端部に、前記ワイパブレード14A
が保持されている。ワイパブレード14Aは、ウィンド
シールドガラス16に当接するブレードラバーを複数の
ヨークレバー、セカンダリレバー及びプライマリレバー
によって保持した構成となっており、ブレードラバーが
ウィンドシールドガラス16に当接して雨滴等を払拭で
きる。
またリテーナ26には、引張スプリング30の一端がフ
ック32を介して連結されており、さらに引張スプリン
グ30の他端はスプリングレノイー34に連結されてい
る。
スフリングレバー34は、アームヘッド18の中間部か
ら下方へ延出する腕部19に回動可能に支持されており
、このため、引張スプリング30の付勢力によってリテ
ーナ26は常にアームヘッド18(ピボット軸22)の
方向、すなわちウィンドガラス16の方向へ付勢されて
いる。
一方、スプリングレバー34の他端部は略球形に形成さ
れて当接部36となっており、その当接部36はアーム
ヘッド18のピボット軸22内の防水のためにゴムブー
ツ37を通りカム38に当接している。カム38はピボ
ット軸22の外周にピボット軸22と同軸的でかつ相対
回転可能に配置されている。ここで、第2図にはカム3
8の斜視図が示されており、第3図には第2図矢印へ方
向から見たカム38の斜視図が示されている。また第4
図には裏側から見たカム38の斜視図が示されている。
カム38は略円柱形に形成されており、中央に形成され
た貫通孔40をピボット軸22が貫通している。第2図
に詳細に示す如く、カム38の上端部近傍は、周方向に
略100度の範囲に渡って縮径されており、軸線方向に
沿った上当接面42及び上当接面44が形成されている
。上当接面42は、その高さ寸法(カム38の底面39
からの寸法)が上当接面44の高さ寸法より高く形成さ
れており、また、上当接面42と上当接面44は緩やか
に傾斜する傾斜面46を介して連続的に形成されている
。これら上当接面42、傾斜面46及び上当接面44に
、前述のスプリングレバー34の当接部36が当接可能
であり、これによってスプリングレバー34を何れかの
位置で支持できる構成である。
また、上当接面44の側方には、第4図にも詳細に示す
如く、周方向に略20度の範囲に渡って縮径されて上当
接面42、傾斜面46及び上当接面44の側壁部分と同
径の隙間部48が形成されている。さらに、隙間部48
の側方には、カム38の下端部近傍が周方向に略130
度の範囲に渡って縮径されており、軸線方向に沿った下
当接面50及び下当接面52が形成されている。下当接
面50は、その高さ寸法(カム38の底面39からの寸
法)が下当接面52の高さ寸法より高く形成されており
、また、下当接面50と下当接面52は緩やかに傾斜す
る傾斜面54によって連続的に形成されている。これら
下当接面50、傾斜面54及び下当接面52にも、前述
のスプリングレバー34の当接部36が当接可能であり
、これによってもスプリングレバー34を何れかの位置
で支持できる。
一方、カム38の裏側には、第4図に示す如く、半径方
向内側へ突出する突起56が形成されており、作動手段
を構成するモータギヤ58に係合可能である。
モータギヤ58は略円筒形に形成されており、カム38
の下方でピボット軸22の外周にピボット軸22と同軸
的でかつ相対回転可能に配置されている。モータギヤ5
8の外周一部は、周方向に略90度の範囲に渡って切り
欠かれて切欠き部60が形成されており(第8図(A)
乃至第8図(E)等に図示)、この切欠き部60にカム
38の突起56が嵌まり込んでいる。このため、モータ
ギヤ58が回転することにより、切欠き部60の側壁が
突起56に当接してこれを抑圧可能である。このモータ
ギヤ58の下端部には、ノーウジング62に内蔵された
ウオームホイール及びウオームギヤを介して作動手段を
構成するモータ64が連結されており、モータ64の作
動によって回転する。
モータギヤ58の外周にはカバー66が配置されている
。第5図(A)及び第5図(B)に示す如く、カバー6
6は略円筒形でアームヘッド18の下端開口部に固定さ
れており、アームヘッド18とハウジング62との間の
隙間を遮蔽し異物の進入を阻止している。そして、カバ
ー66とハウジング62との間にOリング67を設けて
、さらに遮蔽を密なものにしている。
また、カバー66とカム38との間、及びアームヘッド
18とカム38との間にはワッシャ68が配置されてお
り、カム38が回動する際の摺動抵抗を低減している。
次に本実施例の作用を、第7図乃至第18図に示す断面
図および作動説明図に従って説明する。
なお、図中矢印Cは右ワイパIOAのクローズ移動方向
を示し、矢印○は右ワイパIOAのオープン移動方向を
示している。
上記構成の右ワイパ10A(ワイパ10)では、ワイパ
アーム12A(ワイパブレード14A)のアーム圧を4
段階に変更できる。先ず、ワイパ停止時においては、第
7図に示す如く、スプリングレバー34の当接部36は
カム38の下当接面52に当接して支持されており、引
張スプリング30の一端(スプリングレバー34による
支持位置)は最もアームヘッド18に接近した状態とな
っている。このため、引張スプリング30によるワイパ
アーム12Aのアーム圧は最も低い状態である。またこ
の状態においては、第8図(A)に示す如く、カム38
の突起56はモータギヤ58の切欠き部60の側壁に当
接している。
ここで、車両の低速走行時にワイパ10を作動させると
、第8図(B)及び(C)に示す如く、ピボット軸22
の回転に伴ってアームヘッド18がスプリングレバー3
4と共にオープン方向く矢印0方向)へ移動する。この
場合、カム38はモータギヤ58によって回転が阻止さ
れているため、スプリングレバー34の当接部36はカ
ム38の下当接面52から順次傾斜面54及び下当接面
50へと摺動し、ワイパアーム12Aの上反転位置にお
いては当接部36はカム38の下当接面50に当接して
支持される(第8図(C)図示状態)。
したがって、第9図に示す如く、引張スプリング30の
一端(スプリングレバー34による支持位置)がアーム
ヘッド18から若干離間した状態となり、このため、引
張スプリング30によるワイパアーム12Aのアーム圧
が増加する。
さらに、アームヘッド18が反転しクローズ方向(矢印
C方向)へ移動すると、この場合にはカム38はモータ
ギヤ58によって回転が阻止されることが無いため、カ
ム38はスプリングレバー34と共に回転しく第8図(
D)図示状態)、当接部36は下当接面50に当接した
状態が維持される。さらに、ワイパアーム12Aが下反
転位置に達すると、当接部36は下当接面50に当接し
た状態のままで、さらにカム38の突起56がモータギ
ヤ58の切欠き部60の側壁に当接する(第8図(E)
図示状態)。
また、車両の速度が増加し中速走行状態となった場合に
は、モータ64を作動させてモータギヤ58をクローズ
方向へ回転させると、”JID図(A)に示す如く、モ
ータギヤ58の切欠き部60の前述とは反対側の側壁が
カム38の突起56に当接する。次いで、ピボット軸1
8の回転に伴って、第10図(B)及び第10図(C)
に示す如<、アームヘッド18がスプリングレバー34
と共にオープン方向へ移動する。この場合、カム38は
モータギヤ58によって回転が阻止されているため、ス
プリングレバー34の当接部36はカム38の下当接面
50から順次隙間部48を経て上当接面44へと移動し
、ワイパアーム12Aの上圧転位置においては当接部3
6はカム38の上当接面44に当接して支持される(第
10図(C)図示状態)。したがって、第11図に示す
如く、引張スプリング30の一端(スプリングレバー3
4による支持位置)がアームヘッド18から更に離間し
た状態となり、このため、引張スプリング30によるワ
イパアーム12Aのアーム圧が更に増加する。
さらに、アームヘッド18が反転しクローズ方向へ移動
すると、この場合にはカム38はモータギヤ58によっ
て回転が阻止されることが無いため、カム38はスプリ
ングレバー34と共に回転しく第10図(D)図示状態
)、当接部36は上当接面44に当接した状態が維持さ
れる。さらに、ワイパアーム12Aの下反転位置に達す
ると、当接部36は上当接面44に当接した状態のまま
で、さらにカム38の突起56がモータギヤ58の切欠
き部60の側壁に当接する(第10図(E)図示状態)
また更に、車両の速度が増加し高速走行状態となった際
には、モータ64を作動させてモータギヤ58をクロー
ズ方向へ更に回転させる。これにより、第12図(A)
に示す如く、モータギヤ58の切欠き部60の前述とは
反対側の側壁がカム38の突起56に当接する。さらに
、ピボット軸22の回転に伴って、第12図(B)及び
第12図(C)に示す如く、アームヘッド18がスプリ
ングレバー34と共にオープン方向へ移動する。
この場合、カム38はモータギヤ58によって回転が阻
止されているたt1スプリングレバー34の当接部36
はカム38の上当接面44から順次傾斜面46を経て上
当接面42へと移動し、ワイパアーム12Aの上圧転位
置においては当接部36はカム38の上当接面42に当
接して支持される(第12図(C)図示状態)。したが
って、第13図に示す如く、引張スプリング30の一端
(スプリングレバー34による支持位置)がアームヘッ
ド18から最も離間した状態となり、このため、引張ス
プリング30によるワイパアーム12Aのアーム圧が最
大値となる。
さらに、アームヘッド18が反転しクローズ方向へ移動
すると、この場合にはカム38はモータギヤ58によっ
て回転が阻止されることが無いため、カム38はスプリ
ングレバー34と共に回転しく第12図(D)図示状態
)、当接部36は上当接面42に当接した状態が維持さ
れる。さらに、ワイパアーム12Aの下反転位置に達す
ると、当接部36は上当接面42に当接した状態のまま
で、さらにカム38の突起56がモータギヤ58の切欠
き部60の側壁に当接する(第12図(E)図示状態)
一方、車両の速度が減少し前記アーム圧最大状態(第1
2図(E)図示状態)からアーム圧を減少させる場合に
は、モータギヤ58を前述とは逆向きにオープン方向へ
回転する。これにより、第14図(A)に示す如く、モ
ータギヤ58の切欠き部60の前述とは反対側の側壁が
カム38の突起56に当接する。次いで、第14図(B
)及び第14図(C)に示す如く、ピボット軸22の回
転に伴ってアームヘッド18がスプリングレバー34と
共にクローズ方向移動すると、この場合には、カム38
はモータギヤ58によって回転が阻止されているため、
スプリングレバー34の当接部36はカム38の上当接
面42から順次傾斜面46を経て上当接面44へと移動
し、ワイパアーム12Aの下反転位置においては当接部
36はカム38の上当接面44に当接して支持される(
第14図(C)図示状態)。したがって、再びスプリン
グレバー34による引張スプリング30の支持位置がア
ームヘッド18に接近しワイパアーム12Aのアーム圧
が減少される。
さらに、アームヘッド18が反転しオーブン方向へ移動
すると、この場合にはカム38はモータギヤ58によっ
て回転が阻止されることが無いため、カム38はスプリ
ングレバー34と共に回転しく第14図(D)図示状態
)、当接部36は上当接面44に当接した状態が維持さ
れる。
また更に車両の速度が減少し更にアーム圧を減少させる
場合には、モータギヤ58を更にオーブン方向へ回転す
る。これにより、第15図(A)に示す如く、モータギ
ヤ58の切欠き部60の側壁がカム38の突起56に当
接する。次いて、第15図(B)及び第15図(C)に
示す如く、ピボット軸22の回転に伴ってアームヘッド
18がスプリングレバー34と共にクローズ方向へ移動
すると、この場合にはカム38はモータギヤ58によっ
て回転が阻止されているため、スプリングレバー34の
当接部36はカム38の上当接面44から順次隙間部4
8を経て再び下当接面50へと移動し、ワイパアーム1
2Aの下反転位置においては当接部36はカム38の下
当接面50に当接して支持される(第15図(C)図示
状態)。
したがって、スプリングレバー34による引張スプリン
グ30の支持位置が更にアームヘッド18に接近しワイ
パアーム12Aのアーム圧が減少される。
さらに、アームヘッド18が反転しオーブン方向へ移動
すると、この場合にはカム38はモータギヤ58によっ
て回転が阻止されることが無いた杓、カム38はスプリ
ングレバー34と共に回転しく第15図(D)図示状態
)、当接部36は下当接面50に当接した状態が維持さ
れる。
このように、車両の走行速度に応じてカム38を回転さ
せることにより、スプリングレバー34による引張スプ
リング30の支持位置を変更することができ、ワイパア
ーム12Aのアーム圧を走行速度に応じた最適な状態に
設定することができる。
なお、第10図(A)、第12図(A)、第14図(A
)、第15図(A)におけるスプリングレバー34とモ
ータギヤ58の切欠き部60との位置関係は一例であり
、必ずしもワイパアーム12Aがクローズ位置またはオ
ープン位置にある時にモータギヤ58が所定の位置にな
くても、すなわち、最終的にモータギヤ58が所定の位
置に停止すれば、ワイパアーム12Aの往復作動中のあ
らゆるタイミングでも所定のアーム圧に可変することが
できる。さらに、アーム圧変更途中の中間位置(低速走
行状態または中速走行状態)すなわちスプリングレバー
34の当接部36がカム38の上当接面44上にある場
合、スプリングレバー34が引張スプリング30の作用
線の延長線上に一致するように当接面の高さを設定すれ
ば、当接面に作用するスプリングレバー34の押圧力は
0のニュートラル状態となる。したがって、この状態に
おけるカム38の必要回動トルクは摩擦抵抗による損失
のみですみ、また、他の可変状態においても、ニュート
ラル状態から上下方向にスプリングレバー34を回転さ
せているため、スプリング分力を小さく抑えることがで
き、モータ64のトルクを小さくでき、小型化が可能で
ある。
また、このニュートラル状態においては、アーム圧可変
構成部品の影響を受けず、所定のアーム圧となり、アー
ム圧の設定を容易にでき、またアーム圧のばらつきを抑
えることが可能である。
また、ワイパ10を車両走行状態に応じて作動させてア
ーム圧を変更させた後に停止させる際には、カム38を
回転させることにより、初期状態すなわちスプリングレ
バー34の当接部36がカム38の下当接面52に当接
しスプリングレバー34による引張スプリング30の支
持位置が最もアームヘッド18に接近してアーム圧が最
も低い状態に復帰できる。
例えば、車両の低速走行状態、したがってアーム圧が若
干低い状態(第16図(A)図示状態)からワイパ10
を停止する場合には、アームヘッド18が下反転位置に
達してワイパ払拭作動を終了させた後にモータギヤ58
をオープン方向へ回転する。これにより、第16図(B
)及び第16図(C)に示す如く、モータギヤ58の切
欠き部60の側壁がカム38の突起56を押圧してカム
38が回転され、スプリングレバー34の当接部36が
カム38の下当接面50から順次傾斜面54を経て再び
下当接面52へと移動し、初期状態すなわちアーム圧が
最も低い状態に復帰できる。
その後モータギヤ58をクローズ方向へ回転させ、第1
6図(D)の状態、すなわちアーム圧最小状態から低速
走行状態への待機状態となる。したがって、その後の第
8図の増圧ステップにおいては、モータ64は作動せず
、ワイパモータによる往復運動によって増圧が完了する
。すなわち、モータ64が何らかの故障で不作動状態が
生じても最低必要限のアーム圧は確保される。
また、車両の中速走行状態、したがってアーム圧が高い
状態(第17図(A)図示状態)からワイパ10を停止
する場合には、アームヘッド18が下反転位置に達し、
ワイパ払拭作動を終了させた後にモータギヤ58をオー
プン方向へ回転する。
これにより、第17図(B)及び第17図(C)に示す
如く、前述と同様にモータギヤ58の切欠き部60の側
壁がカム38の突起56を押圧してカム38が回転され
、スプリングレバー34の当接部36がカム38の上当
接面44から順次隙間部48、下当接面50更に傾斜面
54を経て再び下当接面52へと移動し、初期状態すな
わちアーム圧が最も低い状態に復帰できる。その後、前
述と同様モータギヤ58をクローズ方向へ回転させ待機
状態となる。
またさらに、車両の高速走行状態、したがってアーム圧
が最も高い状態(第18図(A)図示状態)からワイパ
10を停止する場合には、アームヘッド18が下反転位
置に達し、ワイパ払拭作動を終了させた後にモータギヤ
58をオープン方向へ回転する。これにより、第18図
(B)及び第18図(C)に示す如く、前述と同様にモ
ータギヤ58の切欠き部60の側壁がカム38の突起5
6を押圧してカム38が回転され、スプリングレバー3
4の当接部36がカム38の上当接面42から順次傾斜
面46、上当接面44、更に隙間部48、下当接面50
及び傾斜面54を経て再び下当接面52へと移動し、初
期状態すなわちアーム圧が最も低い状態に復帰できる。
その後、前述と同様モータギヤ58をクローズ方向へ回
転させ待機状態となる。
このように、ワイパ10を停止する際にも、カム38を
回転させることにより、直ちに初期状態に復帰できる。
なお、前記実施例においてはカム38に4箇所の当接面
を形成しアーム圧を4段階に変更する構成としたが、こ
れに限らず、更に多数の当接面を形成し多段階にアーム
圧を変更する構成としてもよく、また、当接面を連続し
て形成しアーム圧を連続して無段階に変更させる構成と
してもよい。
これらの場合であっても、車両の走行速度に応じてカム
38を回転させることにより引張スプリング30の支持
位置を変更することができ、ワイパアーム12Aのアー
ム圧を走行速度に応じた最適な状態に設定することがで
きる。
また、”前記実施例においては平行連動式のワイパ10
の右ワイパIOAについて主に説明したが、左ワイパI
OBにおいても同様の構成として適用できることは無論
である。また、本発明は平行連動式のワイパに限らず、
所謂ワンアームワイパに適用してもよい。
[発明の効果] 以上説明した如く本発明に係る車両用ワイパは、車両の
走行速度に応じて迅速に最適なアーム圧に変更すること
ができ、これによってブレードラバーを常にウィンドシ
ールドガラス面に密着させて車両の走行速度に拘わらず
払拭性能を確保することができ、かつこれを小型で簡単
な構造で実現できるという優れた効果を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係る車両用ワイパのカム及び
周辺部品を示す断面図、第2図はカムの斜視図、第3図
は第2図矢印Aから見たカムの斜視図、第4図には裏側
から見たカムの斜視図、第5図(A)はカバーの平面図
、第5図(B)は第5図(A)B−B線に沿ったはカバ
ーの断面図、第6図は車両用ワイパの全体概略構成図、
第7図はアーム圧が低状態における第1図に対応した断
面図、第8図(A)乃至第8図(E)はアーム圧を低状
態から中状態へ増加する際の作動を示す概略図、第9図
はアーム圧が中状態における第1図に対応した断面図、
第10図(A)乃至第10図(E)はアーム圧を中状態
から大状態へ増加する際の作動を示す概略図、第11図
はアーム圧が大状態における第1図に対応した断面図、
第12図(A)乃至第12図(E)はアーム圧を大状態
から最大状態へ増加する際の作動を示す概略図、第13
図はアーム圧が最大状態における第1図に対応した断面
図、第14図(A)乃至第14図(D)はアーム圧を最
大状態から大状態へ減少する際の作動を示す概略図、第
15図(A)乃至第15図(D)はアーム圧を大状態か
ら中状態へ減少する際の作動を示す概略図、第16図(
A)乃至第16図(D)はアーム圧を中状態から低状態
へ減少する際の作動を示す概略図、第17図(A)乃至
第17図(D)はアーム圧を大状態から低状態へ減少す
る際の作動を示す概略図、第18図(A)乃至第18図
(D)はアーム圧を最大状態から低状態へ減少する際の
作動を示す概略図である。 10・・・ワイパ、 10A・・・右ワイパ、 10B・・・左ワイパ、 12A、12B・・・ワイパアーム、 14A、14B・・・ワイパブレード、16・・・ウィ
ンドシールドガラス、 18・・・アームヘッド、 22・・・ピボット軸、 26・・・リテーナ、 30・・・引張スプリング、 34・・・スプリングレバー、 36・・・当接部、 38・・・カム、 42・・・上当接面、 44・・・上当接面、 46・・・傾斜面、 48・・・隙間部、 50・・・下当接面、 52・・・下当接面、 54・・・傾斜面、 56・・・突起、 58・・・モータギヤ(作動手段)、 60・・・切欠き部、 64・・・モータ(作動手段)。 ン (A) (B) 第6図 (A)              (B)第8図 第16 図 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ワイパブレードを保持するワイパアームに回動可
    能に支持され、ワイパアームに一端が連結されたワイパ
    アーム付勢用のスプリングの他端が連結されたスプリン
    グレバーと、 前記ワイパアームを往復回動させるピボット軸の外周に
    ピボット軸と同軸的でかつ相対回転可能に配置されると
    共に、前記ピボット軸の軸線に沿った一方向および他方
    向から前記スプリングレバーの他端部に当接してこれを
    支持する複数の当接面が形成され、回転することにより
    前記スプリングレバーの他端部が前記複数の当接面を移
    動してその支持位置を変更可能なカムと、 前記カムに係合可能に配置され、車両の走行速度に応じ
    て作動して前記カムを回転させる作動手段と、 を備えた車両用ワイパ。
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