JP2008030601A - ワイパーアーム - Google Patents

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Abstract

【課題】 ワイパーブレードの被払拭面への押し付け力を発生させる押しバネを備えたワイパーアームにおいて、ワイパーアームを分解することなく、押しバネのバネ力(ワイパーアームの押し付け力)を容易に調整し得る機構を備えたワイパーアームを提供する。
【解決手段】 アームヘッド2とリテーナ4の間に押し付け力発生のための圧縮状態のコイルスプリング16を備えたワイパーアームにおいて、コイルスプリング16の基端部16Aとガイドピン10の基端部11の間に、当接部材30を備える。当接部材30は、コイルスプリング16の基端部16Aと当接する平坦な支持面32と、ガイドピン10の基端部11の端部11Bと当接する螺旋形に傾斜した傾斜面34A、34Bとを備える。当接部材30を支持面32と直交する回転軸の回りで回転させ、傾斜面34A、34Bの基端部11の端部11Bと当接する箇所を変更することにより、コイルスプリング16の初期状態における圧縮量が変更でき、押し付け力を調整できる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ワイパーブレードの被払拭面への押し付け力を発生させる押しバネを備えたワイパーアームにおいて、押しバネのバネ力を調整し得る機構を備えたワイパーアームに関する。
ワイパー装置は、一般に、自動車のウィンドウ面等の被払拭面を払拭するワイパーブレードと、ワイパーブレードを支持するワイパーアームと、ワイパーアームに対してリンク機構を介して連係する駆動モータとから構成される。ワイパーアームは、一般に、リンク機構に連結されるアームヘッドと、アームヘッドに回動可能に連結されたリテーナと、リテーナに保持されたアームピースからなり、アームピースによりワイパーブレードを保持する。アームヘッドとリテーナの連結部分には、バネ手段が設けられる。このバネ手段が、リテーナを被払拭面方向に付勢することにより、ワイパーブレードを被払拭面に押し付けるための押し付け力が発生するようになっている(例えば、本出願人による特願2004−47604号、特願2005−208266号、特願2006−144339号等を参照)。
図7、図8には、従来のワイパーアームにおけるアームヘッドとリテーナの連結部分付近の構造を示す。図示されるように、ワイパーアーム101において、アームヘッド102とリテーナ103は、軸104を介して、互いに回動可能に連結されている。アームヘッド102の先端には、ガイドピン105が備えられる。ガイドピン105は、基端部106と、基端部106から延び出す長手部107とからなり、基端部106においてアームヘッド102に対して回動可能に軸支されている。
ガイドピン105の長手部107の回りには、コイルスプリング110が配置される。コイルスプリング110の基端部110Aは、ワッシャー111を介して、基端部106の端面106Aに支持される。一方、コイルスプリング110の先端部110Bは、ストッパ部材113の支持板113Aに当接する。これにより、コイルスプリング110は、ガイドピン105の基端部106と、ストッパ部材113の支持板113Aの間に挟持されて、圧縮状態で保持される。なお、ストッパ部材113は、リテーナ103に対してリベット112を介して固定されている。
このような構成により、ワイパーブレードが被払拭面に押し付けられていないとき、リテーナ103は、コイルスプリング110のバネ力により、アームヘッド2に対して、図15に示す状態よりも、わずかに時計回り方向に回転した位置にある。一方、ワイパーブレードが被払拭面に押し付けられると、被払拭面からの反力によって、リテーナ103はアームヘッド102に対する角度を拡げる方向(図15の反時計方向)に押される。この結果、初期状態よりも更に圧縮された状態となったコイルスプリング110は、リテーナ4を初期状態に戻る方向に回転させようとするバネ力を与え、このバネ力に応じた押し付け力が発生する。このような押し付け力の大きさは、初期状態におけるコイルスプリング110の圧縮量で決まってくるが、この圧縮量は、ワッシャー111の厚みを変更することにより調整される。
なお、従来のワイパーアームとしては、アームヘッドとリテーナの間に引っ張りバネを備え、この引っ張りバネのバネ力によって押し付け力を発生させているものもある。例えば、本出願人による実用新案登録第2049435号では、ワイパーアームに引っ張りバネを備えるとともに、この引っ張りバネのバネ力を調整するためのモータ機構を備えたものが提案されている。
特願2004−47604号 特願2005−208266号 特願2006−144339号 実用新案登録第2049435号
このように、従来の押しバネを用いて押し付け力を発生させるワイパーアーム101では、ワッシャー111を厚みの異なるものに変更することによって、押し付け力の調整を行っていた。このため、押し付け力を変更するためには、いったんアームヘッド102とリテーナ103間の連結構造(リベット112とストッパ部材113)を分解して、ワッシャー111を付け替えねばならず、手間がかかっていたうえ、異なる厚みのワッシャー111を複数用意する必要があった。また、引っ張りバネを用いたワイパーアームのようにバネ力調整用のモータを備えようとすると、構造が複雑になるうえ、コストがかかる。また、押しバネ式のワイパーアームでは、調整用モータを配置する位置を確保するのも難しい。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、ワイパーブレードの被払拭面への押し付け力を発生させる押しバネを備えたワイパーアームにおいて、ワイパーアームを分解することなく、押しバネのバネ力(ワイパーアームの押し付け力)を容易に調整し得る機構を備えたワイパーアームを提供することを目的とする。
本発明は、ワイパーブレードと連結可能なブレード支持部と、前記ブレード支持部に回動可能に連結されたアームヘッドと、前記ブレード支持部と前記アームヘッドとの間に配置されて前記ブレード支持部に支持されたワイパーブレードを被払拭面に押し付けるための押し付け力を発生させる押しバネとを備えたワイパーアームにおいて、前記押しバネの少なくとも一方の端部に当接して配置され、前記押しバネと同軸上で回転可能な当接部材を備え、前記当接部材の回転量に応じて前記押しバネの圧縮量を調整できる。
前記ワイパーアームは、前記押しバネを案内するガイドピンを備え、前記ガイドピンは、前記アームヘッドに軸支される基端部と、前記基端部から延びだして周囲に前記押しバネが配置される長手部とを備え、前記当接部材は、前記長手部の外周に前記基端部と隣接して配置されるとともに、前記基端部と少なくとも一部が当接する傾斜面を備え、前記当接部材の回転によって前記傾斜面の前記基端部に当接する位置を変化させることにより、前記当接部材が前記押しバネを圧縮させる量を調整できるようにしてもよい。
前記傾斜面は、前記当接部材の回転中心から見て円周方向に沿って螺旋形に傾斜していてもよい。
前記当接部材は、傾斜した支持面を備え、前記支持面の少なくとも一部が前記押しバネの端部と当接するようにするとともに、前記当接部材の回転によって前記支持面の前記押しバネの端部と当接する位置を変化させることにより、前記当接部材が前記押しバネを圧縮させる量を調整できるようにしてもよい。
前記支持面は、前記当接部材の回転中心から見て円周方向に沿って螺旋形に傾斜していてもよい。
本発明によれば、押しバネ(例えばコイルスプリング16)によって押し付け力を発生させるワイパーアーム(例えばワイパーアーム1)において、押しバネの少なくとも一方の端部(例えば基端部16A、先端部16B)と当接する当接部材(例えば当接部材30、40)を備え、当接部材の回転に応じて押しバネの圧縮量を調整できるようにしたので、押し付け力の調整は、ワイパーアームを分解することなく容易に行える。
例えば、当接部材(例えば当接部材30)の螺旋形に傾斜した傾斜面(例えば傾斜面34A、34B)の少なくとも一部を、ガイドピン(例えばガイドピン10)の基端部(例えば基端部11)に当接させて、当接部材の回転に応じて、傾斜面の基端部が当接する箇所が変更され、押しバネが当接部材によって押し込まれる量が変わるようにすれば、ワイパーアームの押し付け力調整は、当接部材を回転させるだけで容易に行える。また、前記当接部材(例えば当接部材40)の螺旋形に傾斜した支持面(例えば支持面43)の少なくとも一部が、押しバネの端部に当接するようにして、当接部材の回転に応じて、支持面の押しバネの端部が当接する箇所が変更され、押しバネが当接部材によって押し込まれる量が変わるようにすれば、ワイパーアームの押し付け力調整は、当接部材を回転させるだけで容易に行える。
本発明によれば、このように、的確な押し付け力調整を容易に行いうるうえ、押し付け力調整のための構成は、当接部材のみであるので、簡素かつ低コストなものとできる。また、当接部材は、場所をとらずに配置できるので、ワイパーアームの形状を肥大化してしまうこともない。
以下、添付図面に基づいて本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の各実施形態に共通のワイパーアームの全体構成を示す側面図である。図示されるように、ワイパーアーム1は、アームヘッド2と、アームヘッド2に対して軸3を介して回動可能に連結されたリテーナ4と、リテーナ4に保持されたアームピース5とを備えている。アームヘッド2は、基端部2Aにおいて、図示されない駆動機構(駆動モータ及びリンク機構)に連結される。アームピース5は、先端のフック部において、図示されないワイパーブレードに連結される。このような構成により、ワイパーアーム1に支持されたワイパーブレードは、駆動機構により自動車のウィンドウ等の被払拭面に沿って動かされ、被払拭面を払拭するようになっている。なお、実施形態におけるリテーナ4とアームピース5のユニットが、特許請求の範囲におけるブレード支持部に相当する。
図2には、本発明の第1の実施形態のワイパーアーム1における、アームヘッド2とリテーナ4の連結部分付近を示す、ワイパーアーム1の部分底面図である。図示されるように、連結部分には、ガイドピン10と、ガイドピン10の外周に配置されたコイルスプリング16と、コイルスプリング16の基端部16A(アームヘッド2側の端部)を支持する当接部材30と、コイルスプリング16の先端部16B(リテーナ4側の端部)を支持するストッパ部材20とが備えられている。
図3に示すように、ガイドピン10は、基端部11と、長手部12とを備えている。基端部11は、アームヘッド2の先端部2Bに対して取り付けられる板状の部分であり、取り付け用の軸が挿入される軸穴11Aと、細長い形状の端部11Bを備えている。ガイドピン10は、この軸穴11Aにおいて、アームヘッド2の先端部2Bに対して回動自在に取り付けられる。長手部12は、基端部11の端部11Bから長手方向に延び出しており、この長手部12の回りにコイルスプリング16が配置され得るようになっている。
図2に示すように、ストッパ部材20は、リテーナ4の内側面に沿って配置される両側側壁21を備え、これらの側壁21に形成された孔22及びリテーナ4の両側側壁に形成された孔23を貫通するリベット24により、リテーナ4に対して固定されている。ストッパ部材20には、支持板25が設けられ、コイルスプリング16の先端部16Bは、この支持板25に当接して支持されている。
当接部材30は、ガイドピン10の基端部11とコイルスプリング16の基端部16Aの間に配置され、コイルスプリング16の基端部16Aと当接している。これにより、コイルスプリング16は、当接部材20と支持板25の間に挟み込まれて、所定の圧縮状態で保持され、ワイパーアーム1に支持されたワイパーブレードが被払拭面(例えば自動車のウィンドウ)に適度な強さで押し付けられるための押し付け力を与えるようになっている。
詳しく説明すると、ワイパーアーム1は、初期状態(ワイパーブレードが被払拭面に押し付けられていない状態)においては、コイルスプリング16のバネ力により、アームヘッド2に対してリテーナ4がある程度の角度を持った状態となっている。すなわち、リテーナ4は、図1に示す状態よりも、わずかに時計回り方向に回転した位置にある。これに対して、ワイパーアーム1に取り付けられたワイパーブレードが被払拭面(例えば自動車のウィンドウ面)に押し付けられた状態では、被払拭面からの反力によって、リテーナ4はアームヘッド2に対する角度を拡げる方向(図1の反時計方向)に押され、コイルスプリング16は、初期状態よりも更に圧縮された状態となる。この結果、コイルスプリング16は、リテーナ4を初期状態に戻る方向に回転させるように付勢し、この付勢力に応じた押し付け力でワイパーブレードが被払拭面に押し付けられることになる。
図4A、図4Bにも示すように、当接部材30は、六角形断面の本体部31を備えている。本外部31の一方の側面は、コイルスプリング16の基端部16Aと当接する支持面32となっている。支持面32の中央からは、円形断面を有する延設部33が延び出している。延設部33は、コイルスプリング基端部16Aの内側に嵌合して、コイルスプリング16の位置決めをする。
本体部31の支持面32と反対側の面は、ガイドピン10の基端部11の端部11Bと当接する傾斜面34となっている。傾斜面34は、直径方向に延びる段部35、36によって、左右の傾斜面34A、34Bに二分されている。傾斜面34A、34Bは、同一の形状を持つもので、いずれも段部35から段部36に至るまで円周方向に沿って螺旋形に傾斜している。この場合、傾斜面34Aは、段部35から段部36に至るまで、円周方向に高さが高くなっていく斜面であり、傾斜面34Bは、段部36から段部35に至るまで、円周方向に高さが高くなっていく斜面である。つまり、傾斜面34A、34Bは、互いに、傾斜面34の中心点に対して点対称の形状を有している。
当接部材30は、その中心軸上を本体部31から延設部32にかけて貫通する貫通穴37を有している。ガイドピン10の長手部12は、この貫通穴37内に配置される。これにより、当接部材30をガイドピン10の基端部11に隣接して配置することができ、また、当接部材30を軸回りで回転させることができるようになっている。
このような構成により、当接部材30を、貫通穴37内に長手部12を貫通させた状態でガイドピン10の基端部11に隣接して配置すると、基端部11の端部11Bが、傾斜面34の略中心上に配置された状態となる。この結果、傾斜面34の端部11Bに当接する部分の高さは、傾斜面34A、34Bとで略等しくなり、当接部材30は、傾くことなく、ガイドピン10の基端部に支持される。
このような傾斜面34A、34Bの端部11Bに当接する部分の高さは、当接部材30を傾斜面34の円周方向に回転させて(支持面32と直交する回転軸の回りで回転させて)、傾斜面34A、34Bに対して基端部11の端部11Bが当接する位置を変えることにより、当接部材30の回転量に応じて変更することができ、この変更により、コイルスプリング16の初期状態における圧縮量を調整できる。すなわち、基端部11が支持される位置を傾斜面34A、34Bの低い位置(支持面32に近い位置)とすれば、コイルスプリング16の圧縮量は小さくなり、基端部11が支持される位置を傾斜面34A、34Bの高い位置(支持面32から遠い位置)とすれば、コイルスプリング16の圧縮量は大きくなる。この圧縮量変更により、ワイパーアーム1の押し付け力を調整できる。
このように、本実施形態のワイパーアーム1によれば、当接部材30を回転させることにより、ワイパーアーム1の押し付け力を調整できるので、押し付け力の調整は、アームヘッド2とリテーナ4の連結部分の構造(リベット24とストッパ部材20)をいったん分解すること無く、極めて容易に行い得る。また、押し付け力は、当接部材30の回転量に応じて変化する(傾斜面34A、34Bの傾斜が一様であれば、当接部材30の回転量に比例して変化する)ので、調整を行いやすい。また、押し付け力調整のための構成は、当接部材30のみであるから、構成を複雑化することもなく、コストもかからない。更に、当接部材30は、場所をとらずに配置できるので、ワイパーアーム1の形状を肥大化してしまうこともない。
図5には、本発明の第2の実施形態を示す。図示されるように、本実施形態では、上記第1の実施形態における当接部材30に代えて、コイルスプリング16の両側に、同一形状の当接部材40を配置している。
図6A、図6Bには、当接部材40を示す。図示されるように、当接部材40は、断面六角形形状の本体部41を備えている。本体部41は、略平坦な背面42と、背面42と反対側の支持面43とを備えている。コイルスプリング16の基端部16A側に配置された当接部材40は、背面42をガイドピン10の基端部11に当接させ、支持面43をコイルスプリング16の基端部16Aに当接させて配置される。また、コイルスプリング16の先端部16B側に配置された当接部材40は、背面42をストッパ部材20の支持板25に当接させ、支持面43をコイルスプリング16の先端部16Bに当接させて配置される。
支持面43の中央部分には、円形断面の延設部44が設けられている。延設部44は、コイルスプリング16の基端部16A又は先端部16Bの内側に嵌合して、コイルスプリング16の位置決めをする。また、当接部材40は、本体部41から延設部44にかけて貫通する貫通穴45を備えている。ガイドピン10の長手部12は、貫通穴45内に配置される。
支持面43は、円周方向に傾斜した螺旋形の傾斜面である。詳しく説明すると、支持面43は、段部46を備えており、この段部46の片側から円周方向に一周して段部46反対側に至るまで、螺旋形状に傾斜している。図6Aで見ると、支持面43は、段部46左側の低い部分から、段部46右側の高い部分に至るまで、円周方向に沿って傾斜している。
このような構成により、コイルスプリング16の基端部16A及び先端部16Bが、対応する当接部材40の傾斜面43のどの位置に当接するかによって、コイルスプリング16の初期状態における圧縮量が決定される。すなわち、コイルスプリング16の基端部16A及び先端部16Bが、対応する傾斜面43の高い位置(背面42から遠い位置)に当接して支持されていると、コイルスプリング16の圧縮量は大きくなり、対応する傾斜面43の低い位置(背面42に近い位置)に当接して支持されていると、コイルスプリング16の圧縮量は小さくなる。このような支持位置の変更は、当接部材40を軸回りで回転させることにより、当接部材40の回転量に応じて容易に行うことができる。
このように、本実施形態によれば、ワイパーアーム1の押し付け力の調整は、ワイパーアーム1を分解することなく容易に行うことができる。また、押し付け力は、当接部材40の回転量に応じて(傾斜面43の傾斜が回転方向に一様であれば、当接部材40の回転量に比例して)変化するので、調整を行いやすい。また、押し付け力調整のための構成は、当接部材40のみであるから、構成を複雑化することもなく、コストもかからない。更に、当接部材40は、場所をとらずに配置できるので、ワイパーアーム1の形状を肥大化してしまうこともない。
なお、本実施形態では、コイルスプリング16の両側に当接部材40を備えるようにしたが、本発明はこのような形態に限られるものではなく、当接部材40をコイルスプリング16の基端部16A側又は先端部16B側の何れか一方にのみ備えるようにすることも当然に可能である。
本発明の各実施形態に共通のワイパーアームの全体構成を示す側面図である。 本発明の第1の実施形態のワイパーアームにおける、アームヘッドとリテーナの連結部分付近を示す底面図である。 同じく、ガイドピンを示す側面図である。 同じく、当接部材を示す正面図である。 同じく、当接部材を示す側面図である。 本発明の第2の実施形態のワイパーアームにおける、アームヘッドとリテーナの連結部分付近を示す底面図である。 同じく、当接部材を示す正面図である。 同じく、当接部材を示す側面図である。 従来のワイパーアームにおける、アームヘッドとリテーナの連結部分付近を示す底面図である。 同じく、アームヘッドとリテーナの連結部分付近を示す側断面図である。
符号の説明
1 ワイパーアーム
2 アームヘッド
4 リテーナ
5 アームピース
10 ガイドピン
11 基端部
11B 基端部の端面
12 長手部
16 コイルスプリング
16A コイルスプリングの基端部
16B コイルスプリングの先端部
20 ストッパ部材
25 ストッパ部材の支持板
30 当接部材
31 当接部材の本体部
32 当接部材の支持面
33 当接部材の延設部
34 当接部材の傾斜面
34A 傾斜面
34B 傾斜面
35 傾斜面の段部
36 傾斜面の段部
37 当接部材の貫通穴
40 当接部材
41 当接部材の本体部
42 当接部材の背面
43 当接部材の支持面
44 当接部材の延設部
45 当接部材の貫通穴
46 当接部材の段部

Claims (5)

  1. ワイパーブレードと連結可能なブレード支持部と、
    前記ブレード支持部に回動可能に連結されたアームヘッドと、
    前記ブレード支持部と前記アームヘッドとの間に配置されて前記ブレード支持部に支持されたワイパーブレードを被払拭面に押し付けるための押し付け力を発生させる押しバネと
    を備えたワイパーアームにおいて、
    前記押しバネの少なくとも一方の端部に当接して配置され、前記押しバネと同軸上で回転可能な当接部材を備え、
    前記当接部材の回転量に応じて前記押しバネの圧縮量を調整できるようにしたワイパーアーム。
  2. 前記ワイパーアームは、前記押しバネを案内するガイドピンを備え、
    前記ガイドピンは、前記アームヘッドに軸支される基端部と、前記基端部から延びだして周囲に前記押しバネが配置される長手部とを備え、
    前記当接部材は、前記長手部の外周に前記基端部と隣接して配置されるとともに、前記基端部と少なくとも一部が当接する傾斜面を備え、
    前記当接部材の回転によって前記傾斜面の前記基端部に当接する位置を変化させることにより、前記当接部材が前記押しバネを圧縮させる量を調整できるようにした請求項1に記載のワイパーアーム。
  3. 前記傾斜面は、前記当接部材の回転中心から見て円周方向に沿って螺旋形に傾斜している請求項2に記載のワイパーアーム。
  4. 前記当接部材は、傾斜した支持面を備え、前記支持面の少なくとも一部が前記押しバネの端部と当接するようにするとともに、前記当接部材の回転によって前記支持面の前記押しバネの端部と当接する位置を変化させることにより、前記当接部材が前記押しバネを圧縮させる量を調整できるようにした請求項1に記載のワイパーアーム。
  5. 前記支持面は、前記当接部材の回転中心から見て円周方向に沿って螺旋形に傾斜している請求項2に記載のワイパーアーム。
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