JP2002096690A - リトラクト装置 - Google Patents

リトラクト装置

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JP2002096690A
JP2002096690A JP2000290064A JP2000290064A JP2002096690A JP 2002096690 A JP2002096690 A JP 2002096690A JP 2000290064 A JP2000290064 A JP 2000290064A JP 2000290064 A JP2000290064 A JP 2000290064A JP 2002096690 A JP2002096690 A JP 2002096690A
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eccentric cam
coil spring
compression coil
shaft
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Minoru Ito
稔 伊藤
Shohei Hatake
尚平 畠
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧縮コイルばねの弾性力が大きな場合でも、
容易に所望の圧縮量への調整を可能とし、また調整者の
違いによる調整量のばらつきもないリトラクト装置を提
供すること。 【解決手段】 ばね受けの一方30と当接しながら回動
する偏心カム26を回動させることで、2つのばね受け
30、33間の距離を変えて圧縮コイルばね31の圧縮
量の調整を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回動自在に支持さ
れた被駆動体に対して、圧縮コイルばねの弾性力を所定
方向のモーメントとして作用させ、モータなどの駆動手
段による被駆動体の回動動作を補助するバランス機構を
備えたリトラクト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】航空機や電車、バスなどにおいて、頭上
に設置された例えば液晶モニターは、設置スペースの制
約等によって、通常は天井側に収納状態とされ、使用時
には一端側を支点に回動して展開される(下方に引き出
される)リトラクト構造となっている。天井側に収納さ
れている液晶モニターを、モータによって下方に回動さ
せて引き出す動作を行わせる場合には、液晶モニターの
重量が回動する向きに作用するため、モータは負荷を受
けることはないが、液晶モニターを上方に回動させて収
納する場合には、液晶モニターの重量はモータに負荷と
して作用する。
【0003】すなわち、モータは、液晶モニターの重量
によって発生しているモーメントより大きな力を出力す
る必要がある。このように、頭上に設置する格納可能な
液晶モニターを駆動する場合に必要となるトルクは液晶
モニターの重量に大きく影響される。従って、今後増え
てくるであろう大画面液晶パネルやプラズマディスプレ
イパネルなど重量物を駆動する場合には、より大きな出
力のモータを用い、更にモータへの供給電力も大とな
る。
【0004】そこで、小型のモータで大重量の液晶モニ
ターを駆動できるようにしたものとして、図4、5に示
すリトラクト装置1がある。
【0005】リトラクト装置1は、図示しないモータに
よって回動される液晶モニター2と、モータによる液晶
モニター2の回動動作を補助するバランス機構12から
成る。
【0006】液晶モニター2は、図5に示すように、そ
の両側面から突出した軸部材2aが、天井や壁面などに
取り付けられた軸受けに支持され、この軸部材2aを回
動軸として回動する。軸部材2aはカム3と中心を一致
させて固定されており、軸部材2aの回動、すなわち液
晶モニター2の回動と共にカム3も回動する。
【0007】次に、図4を参照してバランス機構12に
ついて説明する。なお、図4においては、液晶モニター
2とバランス機構12の位置関係について、実線と一点
鎖線とで区別して表している。バランス機構12は、圧
縮コイルばね9の弾性力をジョイント4を介してカム3
に作用させるものである。カム3には、この回動中心A
から偏心してピン3aが、カム3の側面外周側に突出し
て固定されている。このピン3aには、ジョイント4が
この一端側を回動自在に嵌合させている。ジョイント4
の他端側にはシャフト6の一端部が嵌入され、固定ねじ
5でジョイント4に固定されている。
【0008】シャフト6の他端側には、このリトラクト
装置1の筐体に固定されてピンベース7が配設され、こ
れにはピン11が取り付けられている。ピン11には、
エンドブロック8が回動自在に支持されている。エンド
ブロック8にはピン11と直角方向に貫通孔8aが形成
されており、この貫通孔8aに、シャフト6の他端側が
摺動可能に嵌合している。また、シャフト6の摺動がピ
ン11により阻害されないようにするため、シャフト6
の他端側には摺動方向に沿って長孔6aが形成され、こ
の長孔6aをピン11が貫通している。
【0009】シャフト6の先端側にはナット部材10が
螺着されている。このナット部材10と前記エンドブロ
ック8はばね受けとして機能し、これらナット部材10
とエンドブロック8との間には、圧縮コイルばね9が圧
縮されて配設されている。圧縮コイルばね9はシャフト
6に巻装され、両端をそれぞれ、ナット部材10とエン
ドブロック8に圧接させている。
【0010】以上のように構成されるリトラクト装置1
について、次にその作用を説明する。
【0011】図4において、実線は液晶モニター2が上
方から展開されて使用されているときの状態を示す。こ
の状態から、天井側に収納される場合には、図示しない
モータの回転力が、リンク機構、ギア、プーリとベル
ト、などを介して液晶モニター2に伝わり、液晶モニタ
ー2は回動軸Aを中心に反時計方向に回動される。
【0012】このとき、液晶モニター2と共にカム3も
反時計方向に回動するので、カム3のピン3aは中心A
まわりに回動し、液晶モニター2が一点鎖線で示す位置
まで回動すると、ピン3aは一点鎖線で示す位置に至
る。
【0013】シャフト6はジョイント4を介してピン3
aと連結しているので、上述したピン3aの回動によ
り、シャフト6は一点鎖線で示すように、エンドブロッ
ク8に対して摺動して左上方へ引っ張られる。このと
き、圧縮コイルばね9の一端を受けているエンドブロッ
ク8はピン11を中心に時計方向に回動するのみであ
り、圧縮コイルばね9の他端を受けているナット部材1
0は左上方へ引っ張られるので、圧縮コイルばね9は若
干伸ばされる。
【0014】しかし、圧縮コイルばね9は、なおも圧縮
状態であることには変わりなく、圧縮コイルばね9の弾
性力は、ナット部材10、このナット部材10が螺着さ
れているシャフト6、このシャフト6の一端部が固定さ
れたジョイント6、このジョイント6と係合しているピ
ン3aを介してカム3に伝わり、カム3の回動中心Aに
対する力のモーメントf2を、カム3に作用させる。
【0015】この力のモーメントf2は、カム3の回動
中心Aに対する液晶モニター2の重量による力のモーメ
ントf1を打ち消す方向に作用するので、モータによる
液晶モニター2の収納動作を補助する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】以上のリトラクト装置
1では、液晶モニター2の重量に応じて、ナット部材1
0をまわしてシャフト6に対してスライドさせることで
ばね9の圧縮量を調整するようにしている。これにより
f2の大きさを液晶モニター2の重量に応じて調整す
る。重量の大きな液晶モニター2に対しては、ナット部
材10を締め込んでばね9を圧縮させ、より大きな弾性
力を発生させ大きなf2をカム3に作用させる。しか
し、この調整方法では、ばね強度が増すほど更なる圧縮
は困難となり、微妙な調整、例えば0.5mm単位での
圧縮量の調整作業も困難である。更に、調整者の違いに
よる調整量のばらつきも生じやすい。
【0017】本発明は上述の問題に鑑みてなされ、圧縮
コイルばねの弾性力が大きな場合でも、容易に所望の圧
縮量への調整を可能とし、また調整者の違いによる調整
量のばらつきもないリトラクト装置を提供することを課
題とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するに
あたり、本発明のリトラクト装置では、ばね受けの一方
と当接しながら回動する偏心カムを回動させることで、
2つのばね受け間の距離を変えて圧縮コイルばねの圧縮
量の調整を行う。
【0019】すなわち、偏心カムの回動運動を一方のば
ね受けの往復運動に変換して、他方のばね受けとの間の
距離を近づけたり遠ざけたりしてばね圧縮量を調整す
る。従来のようにナット自体を、常にばね力を受けなが
ら移動させる場合に比べ、単に、ある回動軸を中心に偏
心カムを回動させるだけなので大きなばね力を受けてい
る場合でも容易に調整が行え、偏心カムの回動角度に応
じて前記一方のばね受けの移動量も一対一の対応で決ま
るので、調整者ごとによる調整量の違いが出ない。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0021】図1、2に示される、本実施の形態による
リトラクト装置20は、従来と同様、図示しないモータ
によって回動される液晶モニター22と、モータによる
液晶モニター22の回動動作を補助するバランス機構2
1から成る。
【0022】液晶モニター22は、従来と同様、その両
側面から突出した軸部材22aが、天井や壁面などに取
り付けられた軸受けに支持され、この軸部材22aを回
動軸として回動する。軸部材22aはカム23と中心を
一致させて固定されており、軸部材22aの回動、すな
わち液晶モニター22の回動と共にカム23も回動す
る。なお、従来のバランス機構12の説明に用いた図5
では、2つのバランス機構12から液晶モニター2に圧
縮コイルばねの弾性力を付加しているが、本実施の形態
でも、そのように2つのバランス機構21を用いる、あ
るいは液晶モニター22の重量が小さな場合には1つで
もよい。もちろん、3つ以上用いても良い。
【0023】カム23には、この回動中心Aから偏心し
てピン23aが、カム23の側面外周側に突出して固定
されている。このピン23aには、ジョイント24がこ
の一端側を回動自在に嵌合させている。ジョイント24
の他端側にはシャフト32の一端部が嵌入され固定され
ている。
【0024】シャフト32の他端側には、筐体36に固
定されてピンベース35が配設され、これにはピン34
が取り付けられている。ピン34には、エンドブロック
33が回動自在に支持されている。シャフト6の他端側
は、エンドブロック33に形成された貫通孔33aを摺
動可能に貫通している。また、シャフト32の摺動がピ
ン34により阻害されないようにするため、シャフト3
2の他端側には摺動方向に沿って長孔32aが形成さ
れ、この長孔32aをピン34が貫通している。
【0025】エンドブロック33は圧縮コイルばね31
の一端を受けており、圧縮コイルばね31の他端を受け
るばね受けとして、スライダー30がシャフト32に対
して摺動自在に嵌合している。すなわち、圧縮コイルば
ね31はシャフト32に巻装され、両端をそれぞれ、エ
ンドブロック33とスライダー30のフランジ部30a
に圧接させている。
【0026】フランジ部30の、圧縮コイルばね31の
他端が圧接している面とは反対側の面には、ばね圧縮量
調整部材としての偏心カム26の一平面部が当接してい
る。
【0027】偏心カム26は、同じ形状の2枚の板カム
26a、26bから成り、これら板カム26a、26b
はシャフト32を挟むようにして互いに向きを揃えて配
設され、ボルト29で一体的に固定されている。この偏
心カム配設部分のシャフト32には、ボルト29の軸部
を貫通させるための貫通孔28が形成されている。
【0028】ボルト29の頭部には六角孔29aが形成
され、この六角孔29aに六角レンチの一端を係合させ
てボルト29を回動させることで、偏心カム26はボル
ト29の中心軸を回動軸として回動する。
【0029】次に板カム26a、26bの形状について
説明する。2つの板カム26a、26bは同形状なの
で、一方の板カム26aについてのみ説明する。板カム
26aの、回動方向に沿う周面にはボルト29の軸中心
からの距離がそれぞれ異なる4つの平面部27a〜27
dが形成されている。これら平面部27a〜27dは相
互に曲面で接続されている。そして、偏心カム26は常
に圧縮コイルばね31からの弾性力を受けており、スラ
イダー30のフランジ部30aとは、4つの平面部27
a〜27dのうち何れか1つが当接している。
【0030】スライダー30のフランジ部30aと当接
する平面部と対向する平面部は、シャフト32に螺着さ
れたストッパー(ナット部材)25の端面と当接してい
る。
【0031】本実施の形態によるリトラクト装置20は
以上のように構成され、次にこの作用について説明す
る。
【0032】図1において、実線は液晶モニター22が
上方から展開されて使用されているときの状態を示す。
この状態から、天井側に収納される場合には、図示しな
いモータの回転力が、リンク機構、ギア、プーリとベル
ト、などを介して液晶モニター22に伝わり、液晶モニ
ター22は回動軸Aを中心に反時計方向に回動される。
【0033】このとき、液晶モニター22と共にカム2
3も反時計方向に回動するので、カム23のピン23a
は中心Aまわりに回動し、液晶モニター22が一点鎖線
で示す位置まで回動すると、ピン23aは一点鎖線で示
す位置に至る。
【0034】シャフト32はジョイント24を介してピ
ン23aと連結しているので、上述したピン23aの回
動により、シャフト32は一点鎖線で示すように、エン
ドブロック33に対して摺動して左上方へ引っ張られ
る。図1においては、その状態におけるバランス機構2
1の一部のみを一点鎖線で示している。このとき、圧縮
コイルばね31の一端を受けているエンドブロック33
はピン34を中心に時計方向に回動するのみであり、圧
縮コイルばね31の他端を受けているスライダー30は
シャフト32と共に左上方へ移動するので、圧縮コイル
ばね31は若干伸ばされる。
【0035】しかし、圧縮コイルばね31は、なおも圧
縮状態であることには変わりなく、圧縮コイルばね31
の弾性力は、偏心カム26、ストッパー25、このスト
ッパー25が螺着されているシャフト32、このシャフ
ト32の一端部が固定されたジョイント24、このジョ
イント24と係合しているピン23aから成る伝達手段
を介してカム23に伝わり、カム23の回動中心Aに対
する力のモーメントf2を、カム23に作用させる。
【0036】この力のモーメントf2は、カム23の回
動中心Aに対する液晶モニター22の重量による力のモ
ーメントf1を打ち消す方向に作用するので、モータに
よる液晶モニター22の収納動作を補助する。
【0037】次に、圧縮コイルばね31の圧縮量の調整
について図3を参照して説明する。先ず図3Aにおい
て、ストッパー25をまわして偏心カム26の平面部2
7cから離間させ、偏心カム26の平面部27cとの間
に隙間を形成させる。次に、ボルト29頭部の六角孔2
9aに六角レンチの一端を係合させてボルト29を時計
方向に回動させて、偏心カム26をボルト29を中心に
時計方向に90度回動させる(図3Bの状態になる)。
この回動により、ボルト29の中心(回動中心)とフラ
ンジ部30aとの間の距離が5mmから8.5mmと大
となったことにより、スライダー30はシャフト32に
沿って図において右方に摺動する。そして、他方のばね
受け33はスライダー30のスライド方向に関して固定
されているので、2つのばね受け30、33間の距離が
小さくなって圧縮コイルばね31は圧縮される。
【0038】以下同様に、偏心カム26を90度ごと時
計方向に回動させていくと、図3C、Dに示すように回
動中心とフランジ部30aとの間の距離を変化させ、ば
ね圧縮量を変化させる。例えば、液晶モニター22の重
量が2000gのときには、図3Aで示す圧縮量とし、
2250gのときには図3Bの圧縮量、2750gのと
きには図3Cの圧縮量、2500gのときには図3Dの
圧縮量というように、液晶モニター22の重量に応じて
ばね圧縮量を調整して、上記のf2の大きさを調整す
る。
【0039】なお、ボルト29を正確に90度回動させ
なくても、次の平面部が少しでもフランジ部30aに当
接する位置に回動されれば、圧縮コイルばね31の弾性
力を受けて、偏心カム26は回動され、平面部全体をフ
ランジ部30aに当接させる位置へと自動的に位置決め
される。
【0040】圧縮量の調整が終わると、ストッパー25
を偏心カム26側に向けて締め込んでいき、その端面を
偏心カム26の、フランジ部30aと圧接している平面
部とは反対側の平面部に押し当てて、フランジ部30a
と共に偏心カム26を挟む込む。これにより、振動や衝
撃などで偏心カム26が回動してしまうのを防げる。
【0041】以上述べたように、ばね圧縮量の調整は六
角レンチをまわすだけなので容易に行える。そして、六
角レンチは例えばL字形をしており、その長手部分を持
って回転させるために、小さな力でもってボルト29を
回動させることができる。このような六角レンチは一般
に市販されている工具なので、専用工具が不要である。
また、偏心カム26の回動中心と各平面部27a〜27
dまでの距離によって、調整量が予め設定されているの
で調整者による調整量の違いが生じない。また、調整作
業は、リトラクト装置20が設置された状態で行える。
【0042】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、勿論、本発明はこれに限定されることなく、本発
明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
【0043】上記実施の形態では、ボルト頭部の六角孔
に六角レンチを係合させて、ボルトを回動させたが、ボ
ルトの頭部そのものを六角形にして、この頭部に係合す
る六角スパナを用いて回動させてもよい。
【0044】また、偏心カムにおける平面部の数も4つ
に限ることはなく、最低2つあれば、その数に応じたス
テップでばね圧縮量の調整を行える。
【0045】また、被駆動体としては液晶モニターに限
らず、操作パネルや、開閉自在の遮蔽部材などでもよ
い。
【0046】また、圧縮コイルばねの弾性力を、リンク
機構などで液晶モニターに伝達してもよい。
【0047】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1に係わる本
発明によれば、弾性力の大きな圧縮コイルばねであって
も、容易にその圧縮量の調整が行え、また調整者ごとの
調整量のばらつきも生じない。
【0048】請求項2に係わる本発明によれば、偏心カ
ムの不慮の回動を防ぐことができ、所望のばね圧縮量を
安定して維持できる。
【0049】請求項3に係わる本発明によれば、ある程
度偏心カムに回動力を与えれば、圧縮コイルばねの弾性
力を利用して、偏心カムは所望の位置に位置決めされ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるリトラクト装置の要
部の側面図である。
【図2】同平面図である。
【図3】同作用を説明する側面図である。
【図4】従来のリトラクト装置の要部の側断面図であ
る。
【図5】同平面図である。
【符号の説明】
20……リトラクト装置、21……バランス機構、22
……被駆動体、25……ストッパー、26……偏心カ
ム、27a〜27d……平面部、30……ばね受け、3
1……圧縮コイルばね、32……シャフト、33……ば
ね受け。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回動自在に支持された被駆動体と、 前記被駆動体を回動させる駆動手段と、 2つのばね受け間に圧縮して配設される圧縮コイルばね
    と、 前記2つのばね受け間の距離を変えて前記圧縮コイルば
    ねの圧縮量を調整するばね圧縮量調整部材と、 前記圧縮コイルばねの弾性力を前記被駆動体に伝達する
    伝達手段とを備え、 前記被駆動体に伝達された前記圧縮コイルばねの弾性力
    を、前記被駆動体の重量による力のモーメントを打ち消
    す方向の力のモーメントとして作用させ、 前記駆動手段による前記被駆動体の回動動作を補助する
    ようにしたリトラクト装置において、 前記ばね圧縮量調整部材は、前記ばね受けの一方と当接
    しながら回動する偏心カムであり、 前記偏心カムを回動させることで、前記2つのばね受け
    間の距離を変えるようにしたことを特徴とするリトラク
    ト装置。
  2. 【請求項2】 前記ばね受けの一方と対向させてストッ
    パーを設け、これらばね受けの一方とストッパーとの間
    に、前記偏心カムは狭入されてまわり止めされているこ
    とを特徴とする請求項1に記載のリトラクト装置。
  3. 【請求項3】 前記偏心カムには、この回動軸からの距
    離がそれぞれ異なる4つの平面部が回動方向に沿って形
    成され、これら4つの平面部のうち何れか1つが前記ば
    ね受けの一方と当接し、相隣る平面部間は曲面で接続さ
    れていることを特徴とする請求項1または請求項2に記
    載のリトラクト装置。
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