JPH04148510A - ソフトフェライトの製造方法 - Google Patents

ソフトフェライトの製造方法

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Publication number
JPH04148510A
JPH04148510A JP2272198A JP27219890A JPH04148510A JP H04148510 A JPH04148510 A JP H04148510A JP 2272198 A JP2272198 A JP 2272198A JP 27219890 A JP27219890 A JP 27219890A JP H04148510 A JPH04148510 A JP H04148510A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mixing
soft ferrite
crushing
shrinkage rate
different
Prior art date
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Pending
Application number
JP2272198A
Other languages
English (en)
Inventor
Keizou Okuno
奥埜 計造
Satoru Narutani
成谷 哲
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
Priority to JP2272198A priority Critical patent/JPH04148510A/ja
Publication of JPH04148510A publication Critical patent/JPH04148510A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、ソフトフェライトの製造方法に関するもので
ある。
〈従来の技術〉 ソフトフェライトの製造工程は、通常フェライトに含ま
れる主要元素であるFe、 Mn、 Zn、 Ni等の
個々の酸化物または炭酸塩等の化合物を所定の比率で混
合した後、仮焼、粉砕、成形、焼成することによって行
われる。
成形時、成形体の密度は通常2.6〜3.0 g/cj
の範囲にあり、引き続く焼成工程で焼結され、密度は4
.7〜5.0 g/cjに増加する。この際成形体は線
収縮率で表すと16〜20%の著しい体積収縮を示す。
従って、フェライトの製造において焼成時の収縮を常に
一定範囲に制御することは、製品の寸法精度を安定して
確保する上で、さらに成形用金型寸法を何%の収縮率を
考慮して設計するかという点で非常に重要である。
収縮率は同一原料を使用する場合、一定の焼成条件のも
とでは、成形体密度に依存しており、成形体密度が高い
ほど小さくなる。そのため、従来は収縮率の制御は、主
として成形体の密度の制御によってなされてきた。そし
てこの方法の一つとして、仮焼工程とこれに続く粉砕条
件や成形時の圧力調整によって行われてきた。
〈発明が解決しようとする課題〉 収縮率は前述のように成形体密度が高い程低下すること
になるが、優れた磁気特性、寸法精度及び成形体のハン
ドリングの点から小さいことが望ましい。
一般に成形体密度向上には仮焼温度を高めることに効果
があるが、一方950°Cを超える温度での仮焼を行う
ことは粉の粒成長が進むため、次工程で長時間の粉砕を
余@、無くされると共に粉砕時粉砕媒体として使用され
るスチールボールからの鉄分や不純物の混入があり、製
品の磁気特性の観点から好ましくない。
また収縮率はフェライト組成の大きな割合を占める原料
酸化鉄の種類によっても大きく影響される。表1はA−
Dの4種類の酸化鉄を原料として、950℃で仮焼し、
粉砕によって平均粒径を約1.nに調整した粉をトロイ
ダルリングにIt/cjの成形圧力で成形した時の成形
密度と収縮率を示したものである。
表1 このように使用する酸化鉄の種類又は酸化鉄製造時の条
件変動による材質のバラツキに起因して、収縮率は大き
な影響を受け、かつ収縮率の低減策にも限界がある。
また、成形特成形圧力を高めることも成形密度を高める
上では有効であるが、この方法では金型の摩耗を早め、
ラミネーション等の成形体に欠陥を生じる等の問題があ
る。
以上の現状に鑑み、本発明は、実用的な仮焼条件を適用
した上で、成形体密度を上げ、収縮率を制御 調整する
ことのできるソフトフェライトの製造方法を提案するこ
とを目的とするものである。
〈課題を解決するための手段〉 本発明者らは上記の問題を解決するために収縮率を制御
し、磁気特性の安定した量産製品を製造し得る方法につ
いて種々研究を重ねた結果、異なる仮焼条件で処理した
仮焼粉を所定比率で粉砕前に混合してから粉砕するか、
又は粉砕後混合することによって成形密度を高め、収縮
率を制御し得ることを見出した。
すなわち、本発明は、ソフトフェライトに含まれる主要
元素の酸化物又は炭酸塩等の化合物を所定の比率で混合
した後、仮焼、粉砕、成形、焼成するソフトフェライト
の製造方法において、該仮焼処理を複数の異なる温度条
件で行い、それぞれを所定の比率で混合後粉砕し、成形
し、焼成時の収縮率を制御することを特徴とするソフト
フェライトの製造方法であり、また、ソフトフェライト
に含まれる主要元素の酸化物又は炭酸塩等の化合物を所
定の比率で混合した後、仮焼、粉砕、成形、焼成するソ
フトフェライトの製造方法において、該仮焼処理を複数
の異なる温度条件で行い、それぞれを粉砕した後所定の
比率で混合し、成形し、焼成時の収縮率を制御すること
を特徴とするソフトフェライトの製造方法である。
く作 用〉 まず本発明に至った実験結果について説明する。
第1図は950°Cでの仮焼粉に850°Cでの仮焼粉
を0〜100%の比率で混合復温式微粉砕し、平均粒径
を1.0〜1.2−の範囲に調整したのち、1t/cd
で外径37閣、内径25閣、高さ7閣にトロイダルに成
形し、1350°Cで焼成した時の収縮率を示すもので
ある。焼結コアの密度は2.89〜2.91 g /c
jとほぼ一定であった0図から明らかなように、950
°C及び850°C仮焼粉単体を使用した場合、収縮率
はそれぞれ17.6%、18.4%であるが、950°
C仮焼粉に850℃仮焼粉を10〜20%の割合で混合
することによって、収縮率は約1%改善されていること
がわかる。
異なる仮焼条件の仮焼粉を一定比率で混合・粉砕するこ
とによって、上記の効果が得られる理由は必ずしも明ら
かではないが、平均粒径はほぼ同一であるが、粒度分布
が異なるため、粉の充填度を高める状態が実現されるた
めと考えられる。
このような効果は実施例2で示すように、異なる条件の
仮焼粉を粉砕後、一定比率で混合しても得られることが
f!認された。
〈実施例〉 実施例I Fe雪0. :  MnO: ZnO−52,5: 3
5.7 : 11.8 (モル%)の組成となるように
原料配合したのち、大気中において950℃、及び85
0℃で3時間仮焼した。
以下それぞれの仮焼粉を次のように処理した。
950℃仮焼粉:80% 850℃仮焼粉:20% ↓ 混合 ↓ 湿式粉砕、平均粒径(d)=1.15n同時に添加物混
合(Sin、、CaO1Tie、、NbgOs)↓ 乾燥 ↓ PVA添加、造粒 ↓ トロイダル成形 It/cj ↓ 焼成 1320°C 比較材として950℃及び850℃仮焼粉の単独粉砕材
(それぞれd−1,19,1,11n)を同様に処理し
、焼成時の収縮率を測定し結果を表2に示した。
表 実施例2 実施例1の950°C仮焼粉及び850℃仮焼粉をそれ
ぞれ単独で粉砕した。平均粒径は、950°Cは1.2
0m、850°Cは0.91nであった。混合比率は、
950°C粉85%、850℃粉15%で、湿式混合を
し、同時に実施例1と同じ添加物を混合した。その後乾
燥、造粒、および成形をし、1320℃で通常の雰囲気
で焼成処理をしトロイダルコアを得た。得られた結果を
表3に示した。
表 〈発明の効果〉 かくして本発明によれば、ソフトフェライトの密度の制
御及びソフトフェライトの収縮率の制御は従来に比べ格
段と制御し易く、磁気特性及び寸法精度の優れたソフト
フェライトコアを容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は950’C仮焼粉と850°C仮焼粉の混合比
に対する収縮率の変化を示したグラフである。 特許出願人   川崎製鉄株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ソフトフェライトに含まれる主要元素の酸化物又は
    炭酸塩等の化合物を所定の比率で混合した後、仮焼、粉
    砕、成形、焼成するソフトフェライトの製造方法におい
    て、該仮焼処理を複数の異なる温度条件で行い、それぞ
    れを所定の比率で混合後粉砕し、成形し、焼成時の収縮
    率を制御することを特徴とするソフトフェライトの製造
    方法。 2、ソフトフェライトに含まれる主要元素の酸化物又は
    炭酸塩等の化合物を所定の比率で混合した後、仮焼、粉
    砕、成形、焼成するソフトフェライトの製造方法におい
    て、該仮焼処理を複数の異なる温度条件で行い、それぞ
    れを粉砕した後所定の比率で混合し、成形し、焼成時の
    収縮率を制御することを特徴とするソフトフェライトの
    製造方法。
JP2272198A 1990-10-12 1990-10-12 ソフトフェライトの製造方法 Pending JPH04148510A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112017841A (zh) * 2020-08-28 2020-12-01 中钢天源股份有限公司 一种多极磁环及其制造方法

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