JPH034766A - 乾燥果実エキスの製造方法及び香味変調剤 - Google Patents

乾燥果実エキスの製造方法及び香味変調剤

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JPH034766A JP1134791A JP13479189A JPH034766A JP H034766 A JPH034766 A JP H034766A JP 1134791 A JP1134791 A JP 1134791A JP 13479189 A JP13479189 A JP 13479189A JP H034766 A JPH034766 A JP H034766A
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(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は乾燥果実エキスの製造方法に関し、殊にたばこ
、飲料、菓子類、保健医薬品などの広い分野において利
用可能な香味の優れた乾燥果実エキスの製造方法に関す
る。
[従来の技術1 ブルーノ、レーズン等に代表される乾燥果実を水抽出し
てエキス乃至ジュースを製造することは一般的に行われ
ている。この際、ペクチナーゼ、ヘミセルラーゼ等の酵
素で処理することによって濾過等の処理を容易にする技
術(特開昭49−108261号公報)、或いは、プル
ー7のエキスを抽出した後活性炭等の吸着剤で処理して
該抽出物の苦味、渋味及び過度の酸味等を除去するプル
ーンエキスの製法が開示されている(特開昭61−19
9756号公報)。また、プルー7の水抽出液を限外濾
過し、得られる内液に低級アルコールを加えて生成する
沈殿を採取して人免疫活性を有するプルーン多糖体の製
法(特開昭62−221632号公報)などが知られて
いる。さらに、かりんを有機溶媒で抽出したエキスを配
合した抗う触性、抗炎症作用を有する菓子類も提案され
ている(特開昭62−61538号公報)。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記のごとき従来提案は、乾燥果実をそ
のまま抽出処理しているため、得られるエキスはいずれ
も特有のひなた臭、かび臭、酸臭或いは苦味、渋味等を
有するという重大な欠点を有していた。特に従来法によ
って得られた乾燥果実エキスを、例えばタバコに賦香し
た場合には、これらの欠点が強調され、タバコの持つ渋
味、辛味、酸味および刺激が強く且つ煙が粗くなり、現
代の嗜好の主流である明るさ、軽さを伴った緩和な香喫
味を有する高級感のあるタバコを製造することは困難で
あった。
[課題を解決するための手段1 本発明者らは、かかる従来の乾燥果実エキスの欠点を解
決すべく鋭意研究を行った。
その結果、乾燥果実を水系溶媒で抽出して乾燥果実エキ
スを調製するに先立って、該乾燥果実を予め相対湿度8
0〜lOO%、品温45〜70℃の条件下に1日〜約1
 ケ月間保持して熟成させることによって、意外なこと
にも前記のごとき従来法の欠点が一挙に解決できること
を見いだし、本発明に到達した。
従って、本発明の目的は、乾燥果実の好ましい風味を著
しく増強し、濃厚感、熟成感及び高級感に富み、嗜好性
に優れた乾燥果実エキスを提供するにある。
かくして本発明によれば、乾燥果実又はその細片を水系
溶媒で抽出して乾燥果実エキスを調製するに際し、該乾
燥果実又はその細片を予め相対湿度80〜100%、品
温45〜706Cの条件下に1日〜1 ケ月間保持して
熟成させることを特徴とする乾燥果実エキスの製造方法
及び得られた乾燥果実エキスを有効成分として含有した
香味変調剤が提供される。
次に本発明の具体的な態様について説明する。
本発明において利用することのできる乾燥果実としては
、例えば、かりん、プルーフ、レーズン、アプリコツト
、リンゴ、カキ、アンズ、モモ、バナナ、イチジク、ナ
ツメヤノ、リュウガン、梅などの乾燥物を挙げることが
できる。
これらの乾燥果実を、そのまま或いは所望の犬きさ、例
えば、約O95〜50mm程度に細断し、又は磨砕して
ペースト状にした材料を温度及び湿度を調整できる密閉
容器に収納し、相対湿度約80〜100%、好ましくは
約90〜100%、品温約45〜70℃1好ましくは、
約50〜55℃の条件下に約1日〜1 ケ月間、好まし
くは約5日〜15日間保持して熟成させる。
またこの膜、細断した果実細片に加水して、予め果実の
水分含量を約lO〜40%、好ましくは、約20〜30
%に調整しておくことが熟成を促進させるうえから好ま
しく、更に、所望により、この加える水に糖類、アミノ
酸類を加えて溶解しておくこともできる。かかるアミノ
酸類としては、例えば、グリシン、アラニン、β−アラ
ニン、ヒスチジン、リジン、セリン、グルタミン酸、バ
リン、スレオニン、アルギニン、アスパラギン酸、プロ
リン、オキンプロリン及びα−アミノ酪酸のうち1種、
或いは2種以上の混合物を挙げることができる。かかる
アミノ酸類の添加量は、果実にたいして約0.005〜
10重量%の範囲で用いるのがよく、好ましくは約帆l
〜1重量%である。
また糖類としては、リポース、キシロース、アラビノー
ス等のペントース類、或いはグルコース、フラクトース
などのヘキソース類及びこれらの任意の混合物を挙げる
ことができる。かかる糖類の添加量としては、乾燥果実
に対して約0.1〜20重量%、好ましくは約0.5〜
lO重量%の如き添加量を例示することができる。又か
かるアミノ酸類及び糖類の混合物を使用してもよく、そ
の混合比は重量比で0.01:l〜10:lが好ましく
、殊に好ましくは0.5:1〜4:1である。かかる混
合物の添加量は、乾燥果実に対してo、oot〜30重
量%である。
上記熟成処理中、品温のコントロールは殊に重要で、品
温が約70℃を超えると果実に焦げ臭乃至日焼は臭等の
異臭を生じ易く、また品温か45″Cを下回った場合に
は、熟成処理中に果実が腐敗する原因となるので避ける
ことが好ましい。
熟成処理した果実は、次いで水を用いて抽出処理する。
その際必要に応じて細片することもできる。かかる抽出
処理の条件は、任意に選択することができるが、一般的
には熟成処理済みの乾燥果実1重量部に対して水を約3
〜100重量部、好ましくは約5〜20重量部加え、約
10〜1106C1好ましくは約50〜100℃の温度
で約1〜50時間攪拌する如き条件を例示することがで
きる。
上記抽出溶媒としての水には、少量のアルコール、グリ
コール、ケトン、エーテルなどを加えたものであっても
差し支えがない。
抽出終了後、約30℃以下に冷却し、濾過、遠心分離等
の任意の分離手段により不溶性の固形分を分離除去し、
分離液を得るが、この際、所望により珪藻土、セルロー
ス粉末などの濾過助剤を使用して清澄な抽出液とするこ
ともできる。或いはまた、得られた抽出液又はその清澄
化液に、セルラーゼ、ペクチナーゼ、ヘミセルラーゼ、
タンナーゼ等の酵素を添加し、それぞれの酵素の最適p
HS温度、時間によって酵素処理し、更に殺菌と酵素の
失活を兼ねて例えば、約85〜95℃で約1〜30分間
加熱処理することができる。
酵素処理後、約30℃以下に冷却し、前記のごとき濾過
助剤を加えて、濾過、遠心分離等によって清澄化処理を
行う。得られた濾液は次いで減圧条件下に、例えば、B
r1x約50〜80°まで濃縮し、常法により殺菌する
ことによって本発明の乾燥果実エキスを得ることができ
る。
まI;、本発明においては、前記抽出に先立って、所望
により、レーズン、かりん、カキ等の渋味を存する乾燥
果実にあっては、例えば、エタノール等に浸漬処理する
ことにより渋味の原因物質であるポリフェノール類を不
溶化せしめるか、またはタンナーゼ処理を行うことによ
って、エキスの呈味を一層改善することができる。
さらに、本発明によって得られる乾燥果実エキスは、所
望により澱粉、加工澱粉、デキストリン、サイクロデキ
ストリン、アラビアガム、ダイエタリーファイバーその
他の天然又は合成の糊料を配合し、常法により噴霧乾燥
、凍結乾または真空乾燥などの手段により粉末化するこ
とができる。
本発明によって得られる乾燥果実エキスはそのまま或い
は可食性溶媒などの媒体と混合して香味変調剤として利
用することができる。その場合の乾燥果実エキスの添加
量は約0.01〜50重量%、好ましくは約0.1〜1
ot1%の如き添加量を挙げることができる。
本発明によって得られる乾燥果実エキスは、保健飲料、
炭酸飲料、果実飲料などの飲料類;アイスキャンデイ−
シャーベット、アイスクリーム等の冷菓類:キャンデイ
−、和菓子、洋菓子類;各種調味料及びソース類;ジャ
ム、フルーツブレザープ等の果汁・果肉加工品、医薬品
及びそのシロップ類:リキュール類:たばこ等に好適に
配合することができ、かくすることにより、これら飲食
品、医薬品及びたばこ等にこくのある芳醇な風味を付与
することができる。殊に、たばこに配合した場合には、
従来法によって得られたエキスを配合した場合の欠点即
ち、渋味、辛味、酸味および刺激の強さが和らげられ、
且つ煙の粗さが緩和されて、現代の嗜好の主流である明
るさ、軽さを伴ったマイルドな香喫味を有する高級感の
あるタバコが得られる。
本発明の乾燥果実エキスの飲食品、医薬品などに対する
配合量は任意に選択することができるが、例えば、飲食
品に対して一般的には約0.5〜50重量%、好ましく
は、約1〜30重量%の如き配合量を例示することがで
きる。又、たばこに対する添加量としては、例えば、約
0.005〜5重量%、好ましくは約0.O1〜0.5
重量%の如き添加量を例示することができる。
上記の如き飲食品、医薬品及びタバコ等には、本発明の
乾燥果実エキスのほかに、従来公知の方法によって得ら
れる乾燥果実エキス、天然動植物エキス類等の他の香気
香味成分を配合できることはいうまでもない。
以下実施例により本発明の具体的態様について更に詳し
く説明する。
[実施例1 実施例1 乾燥力リン粗砕物1009(水分17%)をジャゲット
付き密閉容器に入れ、相対湿度約90〜95%、品温的
50〜55℃で2週間保持して熟成させた。この熟成処
理力リンに水100hを加え、80〜85℃で1時間加
熱撹拌して抽出を行った。
抽出後約30℃まで冷却し、遠心分離及び珪藻土濾過を
行い、得られた清澄濾液を減圧濃縮してBr1x60°
のカリンエキス40gを得た(本発明品l)。
比較例1 実施例1において乾燥力リン粗砕物を熟成処理すること
なくそのまま用いたほかは、実施例1と同一条件にて抽
出し、カリンエキス38gを得た(比較量1)。
参考例1 実施例1及び比較例1で得られたカリンエキスに適量の
水を加え、国内産バーレ一種タバコ葉に本発明品1及び
比較量1をそれぞれスプレー加香し、0.1%加香品を
調製した。両者を一定時間同一条件下に静置してなじま
せた後、官能検査に供試した。官能検査は、専門パネル
20人により行い、喫味及びくせ、嫌味について2点識
別試験法により比較評価を行った。その結果は第1表の
とおりであった。
第1表 表1の結果から明らかな通り、本発明品lを添加したも
のは、はタバコ喫味上の悪癖即ち渋味、辛味、刺激、酸
味及び青生臭み等が除去され、タバコに芳醇な香りを賦
与し、高級感があり嗜好性の高い喫味に改善されたが、
従来法によって得られた比較量lを添加したものは、タ
バコ葉の欠点をマスキングしきれず、これら総ての点に
おいて劣っていた。
実施例2 ブルーフの乾燥果実粗砕物100gを密閉容器に容れ、
湿度90〜95%、温度50〜55%で5日間熟成させ
た。この熟成処理物に水300gを加え、約80〜90
℃で1時間抽出した後冷却し、遠心分離、珪藻土濾過を
行って不溶物を除去し、次いで減圧濃縮してBr1x7
0’のブルーフエキス85gを得た(本発明品2)。
比較例2 実施例2において、ブルーフの熟成処理を省略したほか
はすべて実施例2と同一の条件で抽出を行い、Br1x
70’のプルーンエキス819を得た(比較量2)。
参考例2 実施例2及び比較例2で得られt;プルーンエキスを参
考例1と同様に、タバコに0.1%加香し、パネル20
名を使って官能比較した結果、本発明品2は、比較量2
に比べて苦味、渋味がなく酸味も和らげられ、芳醇でし
かも濃厚な風味を有し、嗜好性が著しく改善されたと判
定された。
実施例3 乾燥ナツメヤシ粗砕物100g(水分28%)をジャケ
ット付き密閉容器に容れ、相対湿度90〜95%、品温
的50〜55℃で1週間保持して熟成させた。
この熟成処理ナツメヤシにグリセリン濃度1oft量%
のグリセリン水溶液800gを加え、50〜55℃で2
日間浸漬抽出を行った。抽出後約40℃まで冷却し、晒
布濾過により不溶性固形物を除き、得られた分離液にス
クラーゼN(三共製薬)を0.19添加し、40〜45
℃で2時間酵素処理を行った。
次いでこの酵素処理液を90〜95℃で10分間加熱処
理し、酵素の失活と同時に殺菌処理を行った。
306C以下まで冷却後、珪藻土を濾過助剤として吸引
濾過を行い清澄な濾液を得、この濾液を減圧濃縮してB
r1x70°のナツメヤシエキス32gを得た(本発明
品3)。
比較例3 実施例3において、ナツメヤシの熟成処理を省略したほ
かはすべて実施例3と同一の条件でナツメヤシを抽出し
、酵素処理、濃縮を行って、Brix70°のナツメヤ
シエキス28gを得た(比較量3)。
参考例3 実施例3及び比較例3で得られたナツメヤシエキスをド
ロップに賦香し、参考例1に準じて20名のパネルによ
り官能評価を行った。
(ドロップの調製) グラニユー糖120g、水飴(固形分85%)95g、
水509を鍋に入れ加熱熔融し、約145℃で煮詰めた
加熱を止め、品温130〜135℃になったところでナ
ツメヤシエキス(本発明品3または比較量3)2gを加
え均一に混合後、型に流して冷却固化した。
(官能評価) よく訓練された男女各10名、合計20名のパネルを使
って、2点比較法により上記ドロップの風味、嗜好性に
ついて評価した結果、全員が本発明品3は比較量3に比
べて苦味、渋味がなくナツメヤシ特をの芳醇で且つ重厚
な風味を有し、嗜好性が著しく改善されたと判定した。
実施例4 レーズン粗砕物100g(水分II%)にスレオニン0
.5g、バリン0.25g及びグルコース2gを添加し
、さらに水18.7gを加え、均一に混合溶解して水分
25%のレーズンペーストを調製した。このペーストを
ジャケット付き密閉容器に容れ、相対湿度90〜95%
、品温約50〜55℃で2週間保持して熟成させた。こ
の熟成処理レーズンにプロピレングリコール濃度10重
量%のプロピレングリコール水溶液800gを加え、5
0〜55℃で2日間浸漬抽出を行った。
抽出後約40℃まで冷却し、晒布濾過により不溶性固形
物を除き、得られた分離液にスクラーゼN(三共製薬)
 0.1gを添加し、40〜45℃で2時間酵素処理を
行った。
次いでこの酵素処理液を90〜95℃で10分間加熱処
理し、酵素の失活と同時に殺菌処理を行った。
30℃以下まで冷却後、珪藻土を濾過助剤として吸引濾
過を行い清澄な濾液を得、この濾液を減圧濃縮してBr
1x70°のレーズンエキス76gを得た(本発明品4
)。
比較例4 実施例4においてレーズンの熟成処理を省略したほかは
総て実施例4と同一条件によって行い、Br 1x70
°のレーズンエキス70gを得た(比較量4)参考例4 実施例4及び参考例4で得られたレーズンエキスを参考
例3と同様にドロップに賦香し、20名のパネルを使っ
て官能評価を行った。その結果、本発明品4は、比較量
4に比べて酸味が和らげられ、レーズン特有の甘く芳醇
な芳香が著しく強まり、且つ濃厚で嗜好性に優れた風味
に改善されたと判定された。これに対し比較量4は日向
臭及び蒸れた酸臭が残り好ましくないと判定された。
[発明の効果1 本発明によって、乾燥果実を高湿度条件下に加温熟成処
理することにより、乾燥果実の濃厚感、熟成感及び高級
感のある香味が著しく強化される。
かかる効果は、乾燥果実をそのまま抽出処理していた従
来提案のエキスが特有のひなた臭、かび臭、酸臭或いは
苦味、渋味等を有していたことに比較すると画期的な効
果である。
本発明によって得られる乾燥果実エキスは、飲料類、冷
果類、菓子類、調味料及びソース類、果汁・果肉加工品
、医薬品類、リキュール類;たばこ等に好適に配合する
ことができ、これら飲食品、医薬品及びたばこ等に厭味
がなく、且つ、こくのある芳醇な風味を付与することが
できる。
殊に、たばこに配合した場合には、従来法によって得ら
れたエキスを配合した場合の欠点即ち、渋味、辛味、酸
味および刺激の強さが和らげられ、且つ煙の粗さが緩和
されて、現代の嗜好の主流である明るさ、軽さを伴った
マイルドな香喫味を有する高級感のあるタバコが得られ
る。
さらに本発明によれば、上記の如き乾燥果実エキスを香
味変調剤として香料組成物に配合することにより、乾燥
果実の濃厚感、熟成感及び高級感のある香味を賦与強化
された香料組成物を提供することができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)乾燥果実またはその細片を水系溶媒で抽出して乾
    燥果実エキスを調製するに際し、該乾燥果実またはその
    細片を予め相対湿度80〜100%、品温45〜70℃
    の条件下に1日〜1ケ月間保持して熟成させることを特
    徴とする乾燥果実エキスの製造方法。
  2. (2)乾燥果実またはその細片を予め相対湿度80〜1
    00%、品温45〜70℃の条件下に1日〜1ケ月間保
    持して熟成せしめ、しかる後水系溶媒で抽出して得られ
    た乾燥果実エキスを有効成分として含有した香味変調剤
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