JPH0333559B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、一般的に船外機など船尾に装置され
て船を駆動する装置等の如き舶用推進装置に関す
る。特に、本発明はこのような船外機など船尾に
装置されて船を駆動する装置等のための操舵機構
に関する。

従来の操舵機構の１つの形式においては、舶用
推進装置の操舵アームは、船外機の片側に延在す
る操舵リンクに結合され、ある地点で推進装置か
ら遠く離れて船体により支持されていた。その結
果、また、操舵アームと操舵リンクとの結合部
が、操舵運動に応答してある１つの円弧にそつて
移動し、船外機を水中に没つした位置と水中から
持ち上げられた位置との間で水平なチルト軸の回
りに枢動させるチルト運動すなわち傾斜運動に応
答して別の円弧に沿つて運動するため、このよう
な構成は一般に自在運動を可能にする構成によ
る、操舵リンクを船体及び操舵アームに連結する
装置を備えていた。更に、推進装置の傾斜運動が
推進装置の操舵運動を生じるのが通常であつた。

以上述べた従来の操舵機構の事例は下記米国特
許に示される。即ち、特許No. 発明者名 発行月日 3631833 Shimanckas 1972年１月４日 3832967 Waner 1974年９月３日 2961986 Rockhill 1960年11月29日 別の形式の従来の操舵機構においては、操舵機
構は、旋回ブラケツトと共に傾斜するように一部
がチルトチユーブ内に取付けられていた。このよ
うシステムにおいては、操舵アームと、傾斜チユ
ーブを介して抵抗リンクと結合する装置の片側迄
通常延在するリンク即ち操舵部材との間に抵抗リ
ンクが結合されていた。このような機構に含まれ
る結合部は、屡々前記機構において望ましくない
曲げモーメントを生じた。特に、リンク即ち操舵
部材は傾斜チユーブを通る直線で運動するが操舵
アームは円弧状に運動するため、可動部材と抵抗
リンク間の角度関係によつてあるモーメントが惹
起された。抵抗リンクと可動部材間の接合点の直
線状運動も又前記部材の支持を困難にしていた。

以上述べた従来の操舵機構の事例は下記米国特
許に示される。即ち、特許No. 発明者名 発行月日 2875722 Post 1959年３月３日 3774568 Borst等 1973年11月27日 4054102 Borst等 1977年10月18日 以下に述べる操舵機構は、従来のシステムの各
短所を克脱するものと考えられる。

又、更に次の米国特許を参照されたい。即ち、特許No. 発明者名 発行月日 2028089 Erling 1936年１月14日 3063244 Wilkins 1962年11月13日 本発明は、船体の船尾梁材に対して固定される
ようになつているブラケツトと、操舵アームを含
む推進装置と、前記操舵アームより下に配置され
そして前記ブラケツトが船体に装着された時にほ
ぼ水平となる第１の軸の回りに前記推進装置が垂
直面内での揺動運動をするように、また前記第１
の軸に対し横切る方向にある操舵軸の回りに前記
推進装置が揺動運動するように、前記ブラケツト
と前記推進装置とを枢動自在に連結する装置を含
んでなる舶用推進装置のための操舵装置におい
て、支持部材と、前記支持部材を前記第１の軸に
対して前方に間隔をあけた平行な関係で配置し、
前記第１の軸の軸方向に運動しないように前記支
持部材を保持し、他方前記推進装置の垂直面内で
の揺動運動と一緒に前記第１の軸の回りに前記支
持部材が弧を画いて揺動するのを許すようになつ
ている、前記支持部材を支持する間隔をあけられ
た手段と、前記支持部材に担持されて該支持部材
に沿つて前記第１の軸に平行な方向に移動する移
動部材と、前記移動部材の前記支持部材に沿つて
の運動に応答して前記操舵アームが前記推進装置
を前記操舵軸の回りに揺動させるように前記操舵
アームに力を加えるために、前記移動部材を前記
操舵アームに連結するようにされた装置と、前記
移動部材を前記支持部材に沿つて変位させそれに
より前記推進装置を操舵するために、前記支持部
材と前記移動部材とが相互作用するように、前記
支持部材と前記移動部材とに設けられた装置とか
らなることを特徴とする舶用推進装置のための操
舵装置を提供する。

本発明の一実施態様においては、可動部材と操
舵アームを結合する装置も又傾斜軸を横切る方向
に前記部材と操舵アーム間に空運動を生じる。

本発明の一実施態様においては、前記部材は、
両端部を有し、シリンダの両端部に対する圧力流
体の選択的供給に応答して前記支持装置上で運動
可能な流体作動シリンダを含む。

本発明の一実施態様においては、前記支持装置
は、前記シリンダの両端部を貫通し、更にこれに
固定されたピストンをシリンダ内に含む支持ロツ
ドを含んでいる。

本発明の一実施態様においては、前記支持装置
は回転するが軸方向運動をしないように支持され
たねじを設けたロツドを含み、前記部材を変位さ
せる前記装置は前記ロツドに対して駆動作用的に
結合される回転動力源を含む。

本発明の一実施態様においては、前記回転動力
源は逆転可能な電動機である。

本発明の一実施態様においては、前記回転動力
源は逆転可能な液圧作動モータである。

本発明の一実施態様においては、前記部材と前
記操舵アームを結合する前記装置は、前記部材と
操舵アームの一方におけるスタツドと、この部材
と操舵アームの他方に配置されて前記スタツドを
収受し、前記傾斜軸に略々直角の方向に延在する
細長いスロツトとを含んでいる。

本発明の一実施態様においては、推進装置とブ
ラケツトとを枢着する装置は、両端部を有しかつ
推進装置と共に傾斜可能な傾斜チユーブを含み、
前記支持装置は前記傾斜チユーブの両端部から延
在する支持アームと、傾斜チユーブの軸心方向に
は運動しないように傾斜チユーブと平行に離間さ
れた位置関係に支持アームにより支持された支持
ロツドとを含んでいる。

本発明の諸実施態様の他の特徴および長所につ
いては、以下の全般的な記述、特許請求の範囲お
よび添付図面を照合すれば明らかになるであろ
う。

本発明の２つの実施態様について詳細に説明す
るに先立ち、本発明はその用途において以下の記
述又は添付図面に示される構造の詳細および構成
要素の配置に限定されるものではないことを理解
すべきである。本発明は他の実施態様が可能であ
り、種々の方法で実施可能である。又、本文中の
語句は説明のためであり限定と見做すべきでない
ことを理解すべきである。

第１図には、第２図および第３図に最もよく示
される操舵機構即ち装置１３について本文中に述
べる点は除いて、一般に従来周知の構造であり、
艇体２１の梁材１７に固定されるようになつた梁
材ブラケツト１５を、動力ヘツド２５とこの動力
ヘツド２５の底部に固定された下部装置２７とを
含みかつ駆動軸ハウジング２９とプロペラ３３を
支持する下部歯車箱３１とを含む推進装置２３と
共に含む船外機１１が示されている。周知の如
く、プロペラ３３はプロペラ軸３５上に取付けら
れ、このプロペラ軸は更に逆転トランスミツシヨ
ン３７を介して駆動軸ハウジング２９を貫通する
駆動軸３９と結合され、動力ヘツド２５に内蔵さ
れた内燃機関４１と駆動作用的に結合されてい
る。

船外機１１は又、横断方向のチルト軸および操
舵軸の周囲に傾斜運動および操舵運動するように
梁材ブラケツト１５から推進装置２３を枢動自在
に支持する装置も含んでいる。種々の構成が使用
可能であるが、図示の構造においては、前記装置
は従来型の旋回ブラケツト５７を含んでおり、こ
の旋回ブラケツト５７は、旋回ブラケツト５７と
梁材ブラケツト１５との整合された孔を通つて延
びているチルトチユーブ６１により与えられる水
平なチルト軸の回りに、梁材ブラケツト１５に対
して旋回ブラケツト５７が垂直面内での傾斜運動
をするように、梁材ブラケツト１５に枢動可能に
結合されている。さらに旋回ブラケツト５７と推
進装置２３は、キングピン６５により与えられる
垂直な操舵軸６３の回りに推進装置２３が旋回ブ
ラケツト５７に対して操舵運動をするように枢動
可能に結合され、そのキングピン６５は旋回ブラ
ケツト５７内の垂直な孔を通つて延び、その上下
端部においてブラケツトすなわちアーム６７を介
して後方に配置された駆動軸ハウジング２９に結
合されている。周知の如く、操舵アーム６９はキ
ング・ピン６５の頂部から固定的に延在し、推進
装置２３と実質的に一体である。

梁材ブラケツト１５に対する旋回ブラケツト５
７と推進装置２３の第１の軸である水平方向のチ
ルト軸５９の周囲の傾斜運動を許容すると同時
に、操舵軸６３の周囲で旋回ブラケツト５７と梁
材ブラケツト１５に対する推進装置２３の操舵運
動を生じるために前述の操舵機構１３が設けら
れ、その機構１３は第２図および第３図に最もよ
く示される如く、梁材ブラケツト１５に対して軸
線方向には不動であるが梁材ブラケツト１５に対
して傾斜運動が可能で旋回ブラケツト５７と共に
一緒に傾斜運動を行ない、チルト軸に対して望ま
しくは前方において平行に延びている細長い支持
装置７１と、その支持装置７１上で長手方向に運
動可能な部材７３と、この支持装置７１の長手方
向での部材７３の運動に応答して操舵アーム６９
を横方向に変位させかつ部材７３の運動方向を横
切る方向にはこの部材と操舵アーム６９との間に
空運動を可能にするように部材７３と操舵アーム
６９を結合する装置７５と、支持装置の長手方向
に部材７３を選択的に変位させることにより推進
装置２３を旋回ブラケツト５７に対して操舵運動
させる装置７７とを含む。

支持装置７１を提供するため種々の構成が提供
可能である。第２図および第３図に示される構成
においては、前記支持装置は、チルトチユーブ６
１の両方向に突出する延長部８５から堅固に半径
方向に延在する各アーム８３によつてその両端部
で固定的に支持される長い支持ロツド８１を含
む。チルトチユーブ６１は、旋回ブラケツト５７
に対し軸線方向には適当に固定され、梁材ブラケ
ツト１５に対して旋回ブラケツト５７と共に傾斜
運動を許容するように回動自在であることが望ま
しい。

支持ロツド８１に沿つて運動可能な部材を設け
てこの部材を選択的に変位させるため種々の構成
が使用可能である。第２図および第３図に示され
る構成においては、支持ロツド８１には、その中
心部に固定されかつ液圧作動シリンダ８９に収受
されるピストン８７が設けられ、このシリンダは
支持ロツド８１が貫通する両端部を有し、作動流
体の選択的な供給に応答してピストン８７および
支持ロツド８１に対して運動可能であり、支持ロ
ツド８１に沿つて運動可能な部材７３を構成す
る。

支持ロツド８１に沿うシリンダ８９の運動は、
このシリンダに対してその両端部に隣接してそれ
ぞれ結合された作動流体管路９１と９３を介して
作動流体を充排することによつて選択的に制御す
ることができる。シリンダの一端部に圧力作動流
体を選択的に供給し、シリンダの他端部から作動
流体を排出させるため、適当な圧力作動流体の供
給源９５と適当な弁作用装置９７が使用可能であ
る。このような構成要素の詳細は重要とは思われ
ない。明らかなように、作動流体供給源９５と弁
作用装置９７は船外機１１に対しては遠く離して
配置することができる。

操舵アーム６９と部材７３を結合する装置７５
は、部材７３と操舵アーム６９の一方から固定的
に延長し、かつ部材７３と操舵アーム６９の他方
に設けられて部材７３の移動方向に直角、即ちチ
ルト軸５９に対して直角に延在するスロツト１０
３に収受されるスタツド１０１を含む。特に本文
に開示した構成においては、シリンダ８９はこれ
に固定されたスロツト１０３を有するブラケツト
１０５を有し、前記スタツド１０１は操舵アーム
６９から固定的に延在する。スタツド１０１がス
ロツト１０３から外れたりすることを阻止するた
め適当な手段を用いることが可能である。

第４図には本発明による操舵機構１１３の別の
実施態様が示されている。第４図に示される機構
１１３は、支持ロツド１８１が回転運動するよう
に支持アーム１８３に支持され、軸心方向には運
動しないように保持される点で第２図および第３
図に示された操舵機構１１３と異なる。更に、支
持ロツド１８１はねじが設けられ、支持ロツド１
８１に対して移動可能な部材は操舵アーム６９の
スロツト２０３を貫通するスタツド２０１を固定
したナツト１８２を含む。このように、操舵アー
ム６９に対してナツト１８２を結合させること
は、更に支持ロツド１８１と共にナツト１８２が
回転することを阻止し、これにより支持ロツド１
８１の回転運動に応答するナツト１８２の軸方向
運動を生じるよう作用する。もしこれに替る構成
が望まれるときには、ガイド（図示せず）を支持
アーム１８３により支持するように設けて、ナツ
ト１８２の回転運動は阻止しながらそのナツト１
８２の支持ロツド１８１の軸方向運動は可能にす
ることができる。

支持ロツド１８１を選択的に回転させる適当な
装置を設けることができる。本文に開示した構成
においては、支持アーム１８３の一方に逆転可能
な電動機２０５を取付けて、適当な手段によつて
支持ロツド１８１に駆動作用的に結合する。電動
機２０５を反対方向に回転させて支持ロツド１８
１に対するナツト１８２の軸心方向の運動を生じ
るように選択的に付勢するため適当な制御装置を
使用することができる。あるいは又、適当に圧力
作動流体供給源を提供して適当に制御される回転
形流体作動モータ２０７（第５図に点線で示す）
を支持アーム１８３の一方に取付けて支持ロツド
１８１と作用的に結合し、ナツト１８２を選択的
に回転させて推進装置２３の操舵動作を生じるよ
うに用いることができる。

第５図および第６図に部分的に示されるのは、
本発明の諸特徴を実施した別の操舵機構である。
第５図および第６図には、前に開示した操舵アー
ム６９と、旋回ブラケツト５７と、梁材ブラケツ
ト１５と、チルトチユーブ６１と、チルトチユー
ブ延長部８５が示されている。又第５図には、第
１図に示された如き流体作動シリンダの形態の部
材７３と共に、前に示した支持ロツド８１も示さ
れている。しかし、第１図の実施態様と識別され
る如く、シリンダの一端部は図示のスタツド２２
３の如き適当な手段によつて抵抗リンク２２１を
枢動自在に支持し、このリンクはその他端部では
図示されたピン２２５の如き適当な手段によつて
操舵アーム６９に対して枢着されている。作用に
おいては、支持ロツド８１の軸方向における部材
７３の運動は抵抗リンク２２１の同伴運動を惹起
し、このリンクは更に推進装置１３の操舵運動を
惹起する。

以上の説明から明らかなように本願発明によれ
ば、その操舵装置は既存の推進装置に何らの改変
を加える必要もなく、特にその回り継手あるいは
旋回ブラケツトに何らの改変を必要とせずその推
進装置に適用し得るものである。またその操舵装
置は船体のトランサムの直ぐ前あるいは上方に僅
かのスペースを占めるのみであり、支持部材は推
進装置のチルト運動時にチルト軸の回りに円弧運
動をするのみである。したがつてトランサムの前
側に船の占有者の占有に供し得る大きなスペース
を提供し得るものである。さらには、移動部材を
移動させるための装置を、通常は運転席などその
装置から隔てて配置されるその装置のための制御
装置あるいは動力源に接続する構成が容易とな
り、例えば油送管等を通すために船体のトランサ
ムに穴を明けたりすることは不要である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の諸特徴を実施した船外機を示
す斜視図、第２図は第１図に示された船外機に内
蔵された操舵機構の一部を示す一部破断平面図、
第３図は第２図に示された機構を示す正面図、第
４図は本発明の別の実施態様を示す第２図と類似
の部分図、第５図は本発明の諸特徴を実施した操
舵機構の一態様を示す部分図、および第６図は第
５図の一部の部分断面図である。 １１……船外機、１３……操舵機構、１５……
梁材ブラケツト、１７……梁材、２１……艇体、
２３……推進装置、２５……動力ヘツド、２７…
…下部装置、５７……旋回ブラケツト、５９……
傾斜軸、６３……操舵軸、６５……キング・ピ
ン、６７……ブラケツト、６９……操舵アーム、
７１……支持装置、７３……可動部材、７５……
結合装置、７７……変位装置、８１……支持ロツ
ド、８３……アーム、８７……ピストン、８９…
…流体作動シリンダ、１０１……スタツド、１０
３……スロツト、１０５……ブラケツト。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 船体の船尾梁材に対して固定されるようにな
   つているブラケツトと、操舵アームを含む推進装
   置と、前記操舵アームより下に配置されそして前
   記ブラケツトが船体に装着された時にほぼ水平と
   なる第１の軸の回りに前記推進装置が垂直面内で
   の揺動運動をするように、また前記第１の軸に対
   し横切る方向にある操舵軸の回りに前記推進装置
   が揺動運動するように、前記ブラケツトと前記推
   進装置とを枢動自在に連結する装置を含んでなる
   舶用推進装置のための操舵装置において、支持部
   材と、前記支持部材を前記第１の軸に対して前方
   に間隔をあけた平行な関係で配置し、前記第１の
   軸の軸方向に運動しないように前記支持部材を保
   持し、他方前記推進装置の垂直面内での揺動運動
   と一緒に前記第１の軸の回りに前記支持部材が弧
   を画いて揺動するのを許すようになつている、前
   記支持部材を支持する間隔をあけられた手段と、
   前記支持部材に担持されて該支持部材に沿つて前
   記第１の軸に平行な方向に移動する移動部材と、
   前記移動部材の前記支持部材に沿つての運動に応
   答して前記操舵アームが前記推進装置を前記操舵
   軸の回りに揺動させるように前記操舵アームに力
   を加えるために、前記移動部材を前記操舵アーム
   に連結するようにされた装置と、前記移動部材を
   前記支持部材に沿つて変位させそれにより前記推
   進装置を操舵するために、前記支持部材と前記移
   動部材とが相互作用するように、前記支持部材と
   前記移動部材とに設けられた装置とからなること
   を特徴とする舶用推進装置のための操舵装置。 ２ 前記移動部材と前記操舵アームを連結するよ
   うになつている前記装置が前記移動部材と前記操
   舵アームとの間に前記第１の軸に対して横切る方
   向での空運動を与える装置を含んでいることを特
   徴とする特許請求の範囲１項記載の操舵装置。 ３ 前記移動部材が、流体作動シリンダを含み、
   該シリンダは両端部を有し、かつ該流体作動シリ
   ンダの該両端部に対する圧力流体の選択的供給に
   応答して前記支持部材上で運動可能であることを
   特徴とする特許請求の範囲１項記載の操舵装置。 ４ 前記支持部材が、前記シリンダの前記両端部
   を貫通して延びる支持ロツドを含み、更に該シリ
   ンダ内に前記支持ロツド上に固定されたピストン
   を含むことを特徴とする特許請求の範囲３項記載
   の操舵装置。 ５ 前記支持部材が、回転運動はするが軸心方向
   運動はしないように支持されたねじを設けたロツ
   ドを含み、前記移動部材は前記のねじを設けたロ
   ツド上のナツトを有し、前記移動部材を変位させ
   る前記装置は前記ロツドに連結されて駆動する回
   転動力源を含むことを特徴とする特許請求の範囲
   １項記載の操舵装置。 ６ 前記回転動力源が逆転可能な電動機であるこ
   とを特徴とする特許請求の範囲５項記載の操舵装
   置。 ７ 前記回転動力源が逆転可能な流体作動モータ
   であることを特徴とする特許請求の範囲５項記載
   の操舵装置。 ８ 前記移動部材と前記操舵アームを連結するよ
   うにされた前記装置が、該移動部材と該操舵アー
   ムの一方に設けたスタツドと、前記移動部材と操
   舵アームの他方に配置され前記スタツドを収受し
   かつ前記第１の軸に対し略々直角の方向に延在す
   る長形のスロツトとを有することを特徴とする特
   許請求の範囲１項記載の操舵装置。 ９ 前記推進装置と前記ブラケツトとを枢動自在
   に連結する前記装置が、両端部を有し前記推進装
   置と共にチルト運動可能なチルトチユーブを含
   み、前記間隔をあけられた手段が前記チルトチユ
   ーブの前記両端部から延在し前記支持部材に固定
   された支持アームとを含むことを特徴とする特許
   請求の範囲１項記載の操舵装置。