JPH0332820Y2 - - Google Patents

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JPH0332820Y2
JPH0332820Y2 JP1986087320U JP8732086U JPH0332820Y2 JP H0332820 Y2 JPH0332820 Y2 JP H0332820Y2 JP 1986087320 U JP1986087320 U JP 1986087320U JP 8732086 U JP8732086 U JP 8732086U JP H0332820 Y2 JPH0332820 Y2 JP H0332820Y2
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JP
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grommet
panel
clip
decorative plate
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、車体等の固定パネルに、取付け用ブ
ラケツトを背面に固定した装飾板を取付けるため
のクリツプに関する。
従来の技術 自動車の車体等に装飾板を取付けるクリツプは
種々開発されている。例えば、ブラケツトの穴に
グロメツトを取付け、車体の取付け穴からねじを
グロメツトにねじ込んで、装飾板を車体に取付け
るグロメツト形式のクリツプがあり、また、ブラ
ケツトにねじ切りスタツドを固着して、そのねじ
部を車体の取付穴に通してナツトで締める形式の
クリツプがある。これらのクリツプは固着力は強
いのであるが、ねじあるいはナツトが車体面に直
接接触するため、車体の塗膜を剥すおそれがあ
る。
このような欠点をなくするため、一方がブラケ
ツトの取付穴に係止し、他方が車体の取付穴に係
止するようになつたプラスチツク製のクリツプも
知られている(実開昭55−165854号公報、実開昭
52−16472号公報等参照)。このクリツプは、車体
の塗膜を剥したりするおそれがないので好ましい
ものである。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら上記した従来のクリツプは、装飾
板が車体に対して固着するようになつていること
から、装飾板が熱膨脹した場合に波打ち状に変形
してしまうことがあつた。
従つて本考案の目的は、装飾板が膨脹、収縮し
ても変形しないように車体等の固定パネルに取付
けることができ、ねじ等が車体等に直接接触する
ことのないようにしたクリツプを提供するにあ
る。
問題点を解決するための手段 かかる目的を達成するため、本考案による装飾
板用クリツプは、装飾板のブラケツトの長穴に係
止する本体部と、固定パネルの取付穴を通つて該
パネルに係止するパネル取付部と、本体部とパネ
ル取付部との間に位置し本体部の側方に拡がるよ
うに形成されたフランジ部とから成る。そして、
前記本体部は装飾板のブラケツトの長穴に対して
スライドできる大きさと係止部を有し且つ内部が
中空に形成されてる。また前記パネル取付部は、
本体部の中空部に挿入されるよう筒状に形成され
且つ軸方向にねじ挿入穴を有するグロメツト部
と、このグロメツト部から本体部に延びており且
つグロメツト部が本体部の中空部に挿入されたと
きフランジ部と協働して固定パネルを挟持するよ
うに折れ曲るヒンジ部とから成り、グロメツト部
は当初本体部に対して突出した状態で薄肉を介し
て連結され、該グロメツト部を本体部へ一定の力
以上で挿入すると該薄肉部が破断する。
従つて、装飾板が膨脹や収縮をしてもクリツプ
の本体部に対してスライドでき、これにより波打
ち変形を防止できる。また、パネル取付部のグロ
メツト部を本体部の中空部に押し込むと装飾板が
車体部の固定パネルに留められ、従来のクリツプ
には見られない仮留め機能を得ることができる。
そしてねじをグロメツト部にねじ込んで本留めし
た場合において、ねじは固定パネルだけではな
く、装飾板のブラケツトにも接触することがなく
なり、塗膜剥れは一切なくなり、更に、薄肉部に
より当初はパネル取付部が本体部に突出した状態
にあるので、クリツプの仮留めすなわちパネルへ
の取付け及び装飾板への取付けが極めて簡単にで
きる。
実施例 以下本考案の実施例について図面を参照しなが
ら説明する。
第1図a〜iに、本考案による装飾板用クリツ
プの詳細が示されている。クリツプ1は、装飾板
のブラケツトの長穴に係止する本体部2と、車体
等の固定パネルの取付穴を通つて係止するパネル
取付部3と、本体部2とパネル取付部3との間に
位置し本体部2の側方に拡がるように形成された
フランジ部4とが一体に成形されたプラスチツク
品で成る。
本体部2は、装飾板のブラケツトの取付穴の幅
に適合した短辺とブラケツトの取付穴の長さより
短かく形成された長辺とブラケツトの高さより短
かい高さとを有するほぼ直方体で成り、その内部
は中空に形成されている。長辺の側部6,6には
そのほぼ中央に係止爪7,7がそれぞれ形成され
ていて、フランジ部4と協働してクリツプ1をブ
ラケツトに連結できるようになつている。本体部
2の内側の短辺8の面には上下方向に溝9が形成
されており、フランジ部4に近い位置でこの溝9
は終り、係止肩10を形成している。
フランジ部4は、本体部2の上端から側方に広
く延び出していて、下面がブラケツトの上面を、
また上面がパネルの下面を支持するようになつて
いる。
パネル取付部3は、本体部2の中空部11に挿
入されるよう筒(図では角筒)状に形成されたグ
ロメツト部13と、このグロメツト部13から本
体部2の上端に至るヒンジ部14とから成る。グ
ロメツト部13は、車体等の固定パネルの取付穴
に入り込むのに十分な高さであつて本体部2の中
空部11に収まる程度の高さに形成されるのが好
ましい。グロメツト部13の外側面の中間位置に
は、本体部2の溝9,9に対応して、係止爪1
6,16が設けられており、グロメツト部13を
中空部11に挿入すると、各係止爪16が各溝9
に入つて係止肩10に係止するようになつてい
る。この係止爪16は、図示のように上側をなだ
らかに形成するのが好ましく、これにより、一度
グロメツト部13を中空部11から取出すことが
でき、再使用できる。係止爪16の位置におい
て、グロメツト部13の内側に撓んでその挿入が
容易なように、スリツト17,17が形成されて
いる。また、係止爪16,16の上部には、グロ
メツト部13を中空部11に挿入したとき、係止
肩10の上方の部分の側面を外方に押圧する肉厚
部分16′,16′が設けられるのが好ましい。こ
の肉厚部分16′,16′の形成により、第2段階
の仮留め機能が向上し、再使用にも変わらずに強
い連結ができる。
更に、グロメツト部13には軸方向にねじ挿入
穴18が形成され、この穴にねじを挿入すること
ができる。ねじの挿入によりスリツト17の部分
でグロメツト部13は外方に拡膨することができ
る。更に、グロメツト部13は、本体部2に対し
て突出するように延び出した状態で、本体部2へ
薄肉部19により連結されている。この薄肉部1
9は、グロメツト部13を押し下げると破断され
るようになつている。
ヒンジ部14は、グロメツト部13の上端から
その下端に隣接する本体部部分に連結されたくの
字状の平板部材で成り、図示のように、グロメツ
ト部13の両側に一対設けられている。
次に第2図〜第5図を用いて、クリツプ1によ
つて装飾板を車体等の固定パネルに取付ける様子
を説明する。第2図において、装飾板25にはそ
の背面に取付用のブラケツト26が固着され、こ
のブラケツト26には取付穴としての長穴27が
形成されている。他方、固定パネル28には取付
穴29が形成され、これらの取付穴27,29に
本考案によるクリツプ1が装着される。先ず、ク
リツプ1の本体部2が装飾板25のブラケツト2
6の取付穴27に押し込まれ(矢印30)、これ
により、係止爪7がブラケツト26に係止して、
クリツプ1がブラケツト26に取付けられる。次
に、クリツプ付きの装飾板25をもつて、クリツ
プ1のパネル取付部3をパネル28の取付穴29
にあてがい押し込む(矢印31)。
上記の押し込みによつて第3図に示す状態とな
り、ヒンジ部14のくの字に曲つた下側の部分が
一時的な仮留めとして機能し、装飾板25が固定
パネル28に保持される。この状態で、第3図の
矢印32で示すように、グロメツト部13の先端
を親指等で押し込むと、薄肉部19が破断しグロ
メツト部13が本体部2の中空部11に入り込
む。そして、グロメツト部13の係止爪16,1
6が本体部2の溝9,9にはまり、押下げ力を解
除すると、係止爪16が係止肩10に係止する
(第4図)。
グロメツト部13の押し込みによりヒンジ部1
4,14はその中間位置で折れ曲がり、フランジ
部4と協働して固定パネル28を挟持する第2の
フランジを形成する。すなわち、グロメツト部1
3の押し込みによつて、クリツプ1は、装飾板2
5を相当に強い力で固定パネル28に第2段階の
仮留め機能を発揮する。なお、この場合、グロメ
ツト部13の肉厚部分16′が中空部11の上部
の内方への撓みを規制しているので、仮留めの力
は強い。
しかしながら、第4図の係止状態では、第2フ
ランジを形成するヒンジ部14の折り曲がりが必
ずしも水平になるとは限らない。例えばヒンジ部
14の折れ曲り部の端部が破線14′で示すよう
に、固定パネル28の表面から離れてしまうこと
もある。このため、第4図に示すように、ねじ3
3を、グロメツト部13のねじ穴18にねじ込
む。なお、グロメツト部13の係止爪16,16
は本体部2の溝9,9にはまり込んでおり、ねじ
込みによるグロメツト部13の回動モーメントに
対してこれを克服している。このねじ込みによ
り、ねじの拡大頭部が浮き上る可能性のある折れ
曲りヒンジ部14を確実に水平位置まで押し下
げ、これにより、この折れ曲りヒンジ部14が第
2フランジとして完全に機能し、装飾板25が固
定パネル28に対して確実に連結される。この代
表的な例が第5図に示されている。
第5図において、ヒンジ部14はねじ33の頭
部によつて水平に押し下げられ、フランジ部4と
協働して確実に固定パネル28を支持している。
従つて、装飾板25はブラケツト26に係止した
本体部2により、固定パネル28にしつかりと取
付けられ、自動車走行時等の振動によつても落下
しない。
しかし、前述の通り、本体部2の長辺側の寸法
は、ブラケツト26の取付穴27より短かく作ら
れており、また長辺側に係止爪7,7が形成され
ているので、第5図の下部に示した矢印35,3
5′に示すように、装飾板25は左右にスライド
できる。従つて装飾板25が膨脹、収縮しても波
打変形することなくスライドできるようになつて
いる。
なお、上記の説明では、ブラケツトの取付穴は
長穴として説明されているが、本体部がスライド
できる限り、長穴でなくともよい。
また、一度連結した後、その連結を取外すに
は、ねじ33を逆転して取外し、グロメツト部1
3を例えばドライバをそのねじ孔18に差込んで
抜き出せばパネル28から取外すことができる。
考案の効果 本考案によれば、装飾板が膨脹や収縮をしても
クリツプの本体部に対してスライドでき、これに
より波打ち変形を防止できる。また、薄肉部によ
り当初はパネル取付部が本体部に突出した状態に
あるので、クリツプの仮留めすなわちパネルへの
取付け及び装飾板への取付けが極めて簡単にで
き、パネル取付部のグロメツト部を本体部の中空
部に押し込むきにも確実にグロメツト部が本体部
に押し込まれて挿入不良を生ずることもなく、更
に、ヒンジ部が折れ曲つてフランジを形成し、装
飾板が車体等の固定パネルに確実に留められ、従
来のクリツプには見られない強い仮留め機能を得
ることができる。そしてねじをグロメツト部にね
じ込んで本留めした場合において、ねじは固定パ
ネルだけではなく、装飾板のブラケツトにも接触
することがなく、塗膜剥れは一切なくなる。更
に、連結の外し及び再使用も可能になる利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるクリツプを示しており、
同図aは正面図、同図bは平面図、同図cは底面
図、同図dは側面図、同図eは同図aのe−e線
断面図、同図fは同図aのf−f線断面図、同図
gは同図aのg−g線断面図、同図hは同図aの
h−h線断面図、同図iは同図dのi−i線断面
図、及び第2図〜第5図は、第1図のクリツプを
用いて装飾板を固定パネルに連結する様子を示す
説明図である。 1……クリツプ、2……本体部、3……パネル
取付部、4……フランジ部、7……係止爪、9…
…溝、10……係止肩、13……グロメツト部、
14……ヒンジ部、16……係止爪、17……ス
リツト、19……薄肉部、25……装飾板、26
……ブラケツト、28……固定パネル、33……
ねじ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 車体等の固定パネルに、背面に取付け用ブラ
    ケツトを固定した装飾板を取付けるためのクリ
    ツプにおいて、装飾板のブラケツトの長穴に係
    止する本体部と、固定パネルの取付穴を通つて
    該パネルに係止するパネル取付部と、本体部と
    パネル取付部との間に位置し本体部の側方に拡
    がるように形成されたフランジ部とから成り、
    前記本体部は装飾板のブラケツトの取付穴に対
    してスライドできる大きさと係止部を有し且つ
    内部が中空に形成されており、前記パネル取付
    部は、本体部の中空部に挿入されるよう筒状に
    形成され且つ軸方向にねじ挿入穴を有するグロ
    メツト部と、このグロメツト部から本体部に延
    びており且つグロメツト部が本体部の中空部に
    挿入されたときフランジ部と協働して固定パネ
    ルを挟持するように折れ曲るヒンジ部とから成
    り、グロメツト部は当初本体部に対して突出し
    た状態で薄肉を介して連結されており、該グロ
    メツト部を本体部へ一定の力以上で挿入すると
    該薄肉部が破断することを特徴とする装飾板用
    クリツプ。 (2) ヒンジ部は、グロメツト部の先端から側面に
    沿つて本体部に延びた、くの字状の一対の平板
    部材で成り、グロメツト部が本体部の中空部に
    挿入されると各部材がその中間に折れ曲つて固
    定パネルを押圧するようになつている実用新案
    登録請求の範囲第1項記載のクリツプ。 (3) グロメツト部と本体部とにはグロメツト部が
    本体部に挿入された状態で相互に係止する手段
    が形成されている実用新案登録請求の範囲第1
    項記載のクリツプ。
JP1986087320U 1986-06-09 1986-06-09 Expired JPH0332820Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986087320U JPH0332820Y2 (ja) 1986-06-09 1986-06-09

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986087320U JPH0332820Y2 (ja) 1986-06-09 1986-06-09

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Publication Number Publication Date
JPS62199518U JPS62199518U (ja) 1987-12-18
JPH0332820Y2 true JPH0332820Y2 (ja) 1991-07-11

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ID=30944416

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JP1986087320U Expired JPH0332820Y2 (ja) 1986-06-09 1986-06-09

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5723698U (ja) * 1980-07-11 1982-02-06

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5992213U (ja) * 1982-12-13 1984-06-22 株式会社東郷製作所 車両用保持具

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JPS5723698U (ja) * 1980-07-11 1982-02-06

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JPS62199518U (ja) 1987-12-18

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