JPH0641890Y2 - 自動車の内装材取付装置 - Google Patents

自動車の内装材取付装置

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JPH0641890Y2
JPH0641890Y2 JP12508288U JP12508288U JPH0641890Y2 JP H0641890 Y2 JPH0641890 Y2 JP H0641890Y2 JP 12508288 U JP12508288 U JP 12508288U JP 12508288 U JP12508288 U JP 12508288U JP H0641890 Y2 JPH0641890 Y2 JP H0641890Y2
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JP
Japan
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interior material
clip
flange portion
vehicle body
side walls
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JP12508288U
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JPH0245856U (ja
Inventor
宏暁 岩澤
Original Assignee
日野自動車工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、内装材を車体に取付けて保持する自動車の内
装材取付装置に関する。
〔従来の技術〕
例えばカウルサイドトリム等の内装材を車体に取付ける
自動車の内装材取付装置は従来より周知である。
第7図は従来のこの種の内装材取付装置の一例を示す断
面図である。内装材1aには例えばばね鋼より成るクリッ
プ2aが固定され、該クリップ2aは、互いに対向する側壁
3a,3aと、これら側壁3a,3aと一体の底壁4aとを有するほ
ぼU字形断面に形成されている。クリップ2aの両側壁3
a,3aの間に車体5aのフランジ部6aが挟まれるように、該
クリップ2aをフランジ部6aに対して矢印A方向に嵌合す
る。このとき両側壁3a,3aに付設され、かつ互いに接近
する向きに突出した一対の係止舌片7a,7aがその弾性に
よってフランジ部6aの各面に圧接する。
これにより内装材1aは車体5aのフランジ部6aに保持され
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが上述した従来の取付装置によると、自動車走行
時の振動等によって内装材1aに対し矢印Bで示した方向
の外力が作用すると、各係止舌片7a,7aがフランジ部6a
の面に対して滑り、クリップ2aと内装材1aがフランジ部
6aから離脱する恐れがあった。このため従来はクリップ
2aの数を増やし、その全体の保持力を高めていたが、こ
のようにすればそのコストが上昇する不具合を免れな
い。
そこで第8図に示すように、クリップ2aの脱抜方向Bに
傾斜した各係止舌片7a,7aの先端エッジ部8a,8aをフラン
ジ部6aの各面に摩擦係合させ、その摩擦力を高めること
によってクリップ2a、従って内装材1aの離脱を防止した
取付装置も公知である。ところがこの構成によると、各
係止舌片7a,7aの先端エッジ部8a,8aが直にフランジ部6a
の各面に強く当るため、フランジ部6aの塗装面に傷を付
けやすく、錆が発生しやすくなる欠点を生じる。
また第7図及び第8図に示した取付装置は、クリップ2a
と内装材1aがフランジ部6aの長手方向、すなわち第7図
及び第8図の紙面に対して垂直な方向にずれやすい欠点
も有していた。
本考案の目的は、上記従来の欠点を除去し、フランジ部
の塗装面に傷を付けることなく、しかもクリップと内装
材の外れを防止できる自動車の内装材取付装置を提供す
ることである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記目的を達成するため、互いに対向する側壁
と、これら側壁と一体の底壁とを有するほぼU字形断面
のクリップを内装材に固定し、該クリップの両側壁の間
に車体のフランジ部が挟まれるように該クリップをフラ
ンジ部に嵌合し、その際、両側壁に形成され、互いに接
近する向きに突出した一対の係止舌片を、その弾性によ
ってフランジ部の各面に圧接させ、内装材を車体に保持
する自動車の内装材取付装置において、前記フランジ部
の各面に、クリップの脱抜を阻止するように各係止舌片
に係合する第1のビードと、フランジ部の長手方向に内
装材がずれ動くことを阻止する第2のビードをそれぞれ
突設したことを特徴とする内装材取付装置を提案する。
〔作用〕
両係止舌片がフランジ部の第1のビードに係合して、ク
リップ及び内装材の脱抜が阻止され、かつ第2のビード
により内装材がフランジ部の長手方向にずれ動くことが
阻止される。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に従って説明する。
第1図は自動車の車室内右隅部を車室内側から見た斜視
図であり、10は図示していないドアが位置するドア開
口、11は車体5を構成するフロアパネル、12は同じく車
体5の一部を構成するロッカパネル、13も車体5の一部
をなしているフロントピラーであり、14はフロントウイ
ンドガラス、15はインストルメントパネルをそれぞれ示
している。
また1は内装材の一例であるカウルサイドトリムであ
り、このトリム1は次に説明するように本考案に係る内
装材取付装置によって車体に取付けられている。なお第
2図はカウルサイドトリム1が車体5に付けられる前の
状態を示す斜視図である。
カウルサイドトリム1には適数の、図の例では2個のク
リップ2が固定されており、このクリップ2は第3図及
び第4図に示すように互いに対向する側壁3,3と、これ
らの側壁3,3と一体の底壁4とを有するほぼU字形の断
面形状に形成され、ばね鋼等の弾性を有する材料から構
成されている。また両側壁3,3には、これらを切り起こ
すことにより形成された係止舌片7,7が突設され、両舌
片7,7は互いに接近する向きに突出している。このよう
に、クリップ2自体の構成は第7図に示した従来のクリ
ップ2aと変りはない。
一方、カウルサイドトリム1は例えば硬質合成樹脂より
成り、その後部側の縁には端壁16が立設され、該端壁16
は、前述のドア開口10を区画する車体5のフランジ部6
(第2図も参照)に沿って延びている。
第3図乃至第5図に明示するようにクリップ2が取付け
られる領域の、端壁16に対向した位置には、クリップ取
付用の立壁17が突設され、両壁部16,17の間にクリップ
2がその底壁4の側から挿入され、クリップ2の各側壁
3,3に切り起こしにより形成された4つの爪18(第4
図)は端壁16と立壁17の壁面にそれぞれ係合し、クリッ
プ2がカウルサイドトリム1に一体的に固定されてい
る。
カウルサイドトリム1を車体5の取付けるには、該トリ
ム1を第2図及び第6図に示すような姿勢に保ち、クリ
ップ2を車体5のフランジ部6に近づける(矢印A方
向)。そして第3図に示すように、クリップ2の両側壁
3,3の間にフランジ部6が挟み込まれるように、該クリ
ップ2をフランジ部6に嵌合する。これにより第7図の
場合と同じく、各係止舌片7,7の曲折部19,19が舌部7,7
自体の弾性によってフランジ部6の各面に圧接し、カウ
ルサイドトリム1が車体1に保持される。
ここで従来と異なるところは、フランジ部6の各面にそ
の側方へ向けて突出する第1のビード20,20がそれぞれ
形成されている点である。クリップ2を上述のようにフ
ランジ部6に嵌合するとき、各係止舌片7,7が第1のビ
ード20,20に当り、外側に弾性変形しながら各第1のビ
ード20,20を乗り越える。最終的には第3図に示すよう
に各係止舌片7,7の曲折部19,19が第1のビード20,20に
それぞれ係合する。このため、自動車の走行時に発生す
る振動等により、カウルサイドトリム1に矢印B(第3
図)で示した方向に力が加わっても、係止舌部7,7と第
1のビード20,20による係合保持力により、トリム1の
脱抜が阻止される。これにより、クリップ2の数を特に
増大しなくともカウルサイドトリム1を車体5に確実に
保持することができる。また第7図の場合と同様に各係
止舌片7,7の丸みのある曲折部19,19がフランジ部6の各
面に圧接しているので、その塗装面に傷を付ける不具合
も阻止できる。しかもクリップ2としては従来と同じも
のを用いることができ、かつフランジ部自体にビード20
を形成するので、コストが上昇する不具合も防止でき
る。
なお、第1図ではカウルサイドトリム1が取付けられた
部分以外の、フランジ部分が露出しているが、通常はこ
の部分に図示していないオープニングトリムが嵌着され
る。
ところで図示した例では、カウルサイドトリム1が取付
けられた車体5のフランジ部6は、ほぼ上下方向に延び
ているが、その際従来の取付装置においては、トリム1
がフランジ部6の長手方向、本例では上下の方向にずれ
動く恐れがあった。
そこで本考案に係る取付装置においては、第5図に明示
する如く、カウルサイドトリム1の立壁17の下方に位置
する第2のビード21が、フランジ部6に突設され、かか
るビード部21によって下方にずれ動こうとするカウルサ
イドトリム1の立壁17を下から支え、そのずれ動きを阻
止している。第2のビード21もフランジ部自体に形成さ
れているので、トリム1を支える特別な部材は不要であ
り、コストの上昇を阻止できる。
立壁17の上方にも第2のビードを設け、カウルサイドト
リム1を上下の方向から支えるようにしてもよい。
また第2のビード21によりカウルサイドトリム1を支え
るのではなく、これに固定されたクリップ2を支えるよ
うに構成することもできる。
以上、内装材の一例としてカウルサイドトリムを例に挙
げて説明したが、本考案は他の適宜な内装材を保持する
取付装置としても構成できることは当然である。
〔考案の効果〕
本考案によれば、簡単な構成によって内装材の抜け出し
と、そのずれ動きを阻止でき、しかも車体フランジ部の
塗装面に傷を付ける不具合も防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は車体内側からカウルサイドトリムを見たときの
斜視図、第2図はカウルサイドトリムの取付前の斜視
図、第3図は第1図のIII-III線に沿う断面部端面図、
第4図はカウルサイドトリム,クリップ及びフランジ部
を互いに離脱して示した分解斜視図、第5図は第3図の
V−V線断面図、第6図はカウルサイドトリムをフラン
ジ部に取付けるときの状態を示した、第3図と同様な断
面部端面図、第7図は従来の内装材取付装置の一例を示
した断面図、第8図は他の従来例を示した断面図であ
る。 2…クリップ、3…側壁、4…底壁、5…車体、6…フ
ランジ部、7…係止舌片、20…第1のビード、21…第2
のビード

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに対向する側壁と、これら側壁と一体
    の底壁とを有するほぼU字形断面のクリップを内装材に
    固定し、該クリップの両側壁の間に車体のフランジ部が
    挟まれるように該クリップをフランジ部に嵌合し、その
    際、両側壁に形成され、互いに接近する向きに突出した
    一対の係止舌片を、その弾性によってフランジ部の各面
    に圧接させ、内装材を車体に保持する自動車の内装材取
    付装置において、 前記フランジ部の各面に、クリップの脱抜を阻止するよ
    うに各係止舌片に係合する第1のビードと、フランジ部
    の長手方向に内装材がずれ動くことを阻止する第2のビ
    ードをそれぞれ突設したことを特徴とする内装材取付装
    置。
JP12508288U 1988-09-24 1988-09-24 自動車の内装材取付装置 Expired - Lifetime JPH0641890Y2 (ja)

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JPH0245856U JPH0245856U (ja) 1990-03-29
JPH0641890Y2 true JPH0641890Y2 (ja) 1994-11-02

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006327264A (ja) * 2005-05-23 2006-12-07 Nippon Plast Co Ltd フィニッシャ取付構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006327264A (ja) * 2005-05-23 2006-12-07 Nippon Plast Co Ltd フィニッシャ取付構造
JP4612470B2 (ja) * 2005-05-23 2011-01-12 日本プラスト株式会社 フィニッシャ取付構造

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JPH0245856U (ja) 1990-03-29

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