JPH11104U - 車体内装部品のクリップ取付座 - Google Patents

車体内装部品のクリップ取付座

Info

Publication number
JPH11104U
JPH11104U JP82499U JP82499U JPH11104U JP H11104 U JPH11104 U JP H11104U JP 82499 U JP82499 U JP 82499U JP 82499 U JP82499 U JP 82499U JP H11104 U JPH11104 U JP H11104U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clip
rising
mounting seat
vehicle body
interior component
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP82499U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2602378Y2 (ja
Inventor
孝 岩崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TS Tech Co Ltd
Original Assignee
TS Tech Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TS Tech Co Ltd filed Critical TS Tech Co Ltd
Priority to JP1999000824U priority Critical patent/JP2602378Y2/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH11104U publication Critical patent/JPH11104U/ja
Publication of JP2602378Y2 publication Critical patent/JP2602378Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Connection Of Plates (AREA)
  • Insertion Pins And Rivets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 通常の機械的強度を保つよう形成し、尚且
つ、車体に加わる衝撃力を吸収し緩和可能な車体内装部
品のクリップ取付座とする。 【解決手段】 内装部品Rのパネル面より起立する平板
状の立上り板部10と、その立上り板部10の突端側よ
り内装部品Rのパネル面と所定の間隔を隔て車体パネル
とほぼ平行方向に張り出す棚板状のクリップ着座部11
と、立上り板部10の基部寄りtを除く側部からクリッ
プ着座部11の側部に亘る支え板状の両側板部12,1
3とからなり、クリップ着座部11をクリップの立付け
保持用とし、両側板部12,13を機械的強度の付与用
とし、立上り板部10の基部寄りtを衝撃に対する脆弱
部用として設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、内装部品を車体パネルに取り付けるのに用いられるクリップの装備 用として内装部品に設けるクリップ取付座の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、図2で示すドアライニングRやリアコーナートリム等の内装部品にお いてはクリップをパネル面に複数個備え、各クリップを車体パネルの止め穴に圧 入嵌着することにより車体パネルに対接固定することが行なわれている。
【0003】 そのクリップを備えるには、図3で示すようにクリップ取付座Hが内装部品R と一体に樹脂成形し或いは別体ものを取り付けることによりパネル面に設けられ ている。また、このクリップ取付座Hにはクリップが車体パネルの止め穴に圧入 嵌着される先端側を突出させて立付け保持することにより備え付けられている。
【0004】 従来、そのクリップ取付座Hとしては、図4で示すようにクリップ2の係合片 2aを穴縁に嵌込み係止させてクリップ2を立付け保持する鍵穴状の取付穴1a を設けるクリップ着座部1bと、このクリップ着座部1bと内装部品Rのパネル 面との間にクリップ2の基部側2bを収容する空間を隔てる直立状の側壁部1c とから形成するものがある。
【0005】 そのクリップ取付座Hは側壁部1cが剛性を有し、リブ的な補強機能を発揮す ることからクリップ2を確実に立付け保持することができる。然し、このクリッ プ取付座1では衝撃力が車体の側方より加わった場合、その衝撃力を乗員にその まま及ぼすおそれがあるため、乗員を保護する観点からすると好ましくない。
【0006】 その衝撃力を緩和するべく、所定値以上の衝撃力で破断するV溝状の薄肉部や 切欠窓状の肉抜き部等を剛性脆弱部としてクリップ取付座の側壁部に設けること が知られている。
【0007】 このクリップ取付座によれば、所定値以上の衝撃が加わると、側壁部が剛性脆 弱部で破断することから衝撃力を吸収し緩和することができる。然し、そのクリ ップ取付座では内装部品を製品として運搬し或いはクリップを圧入嵌着する等の 際に加わる外力によっても簡単に破断し易い。このため、内装部品を製品として 並びにクリップ取付座自体を取り扱うのも慎重に行なわなければならない。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、通常の機械的強度を保つよう形成し、尚且つ、車体に加わる衝撃力 を吸収し緩和できる車体内装部品のクリップ取付座を提供することを目的とする 。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る車体内装部品のクリップ取付座においては、内装部品のパネル面 より起立する平板状の立上り板部と、その立上り板部の突端側より内装部品のパ ネル面と所定の間隔を隔て車体パネルとほぼ平行方向に張り出す棚板状のクリッ プ着座部と、立上り板部の基部寄りを除く側部からクリップ着座部の側部に亘る 支え板状の両側板部とからなり、クリップ着座部をクリップの立付け保持用とし 、両側板部を機械的強度の付与用とし、立上り板部の基部寄りを衝撃に対する脆 弱部用として設けることにより構成されている。
【0010】
【作用】
本考案に係る車体内装部品のクリップ取付座では、立上り板部の側部からクリ ップ着座部の側部に亘る支え板状の両側板部を設けることから通常の機械的強度 を保っても、立上り板部の突端側より内装部品のパネル面と所定の間隔を隔てク リップ着座部を車体パネルとほぼ平行方向に張り出す棚板状に設けると共に、立 上り板部の基部寄りを衝撃に対する脆弱部用として設けるため、所定値以上の衝 撃値が加わると、クリップ着座部が立上り板部の基部寄りから内装部品のパネル 面方向に容易に撓み変位し、更には立上り板部の基部寄りから破断することによ り側突に伴う衝撃力を吸収し緩和することができる。
【0011】
【実施例】
以下、添付図面を参照して説明すれば、図示実施例は自動車用のドアライニン グに設けられるクリップ取付座を示す。そのクリップ取付座は、ドアライニング と別成形したものをドアライニング基板に取付固定し、またはポリプロピレン樹 脂等からインジェクション成形されるドアライニング基板と一体に樹脂成形する ことができる。
【0012】 そのクリップ取付座は、図1で示すようにドアライニングRのパネル面より起 立する平板状の立上り板部10と、その立上り板部10の突端側よりドアライニ ングRのパネル面と所定の間隔を隔て車体パネルとほぼ平行方向に張り出す棚板 状のクリップ着座部11と、立上り板部10の基部寄りtを除く側部からクリッ プ着座部11の側部に亘る支え板状の両側板部12,13とを備えて形成されて いる。
【0013】 このクリップ取付座においては、一端の開放された鍵穴状のクリップ取付穴1 4を板面に設けることから、クリップ着座部11がクリップの立付け保持用とし て設けられている。そのクリップ着座部11に対し、クリップ受け桟15を中央 に有する受け台16が下部側に設けられている。両側板部12,13は通常の剛 性を保つ機械的強度の付与用とし、立上り板部10の基部寄りは側板部12,1 3を設ける領域から外すことにより衝撃に対する脆弱部用として設けられている 。
【0014】 このクリップ取付座は、アンカー形状等のクリップを基部寄りの係合片でクリ ップ取付穴14に嵌込み係止させてクリップ着座部11で立付け保持すると共に 、基部側をクリップ受け桟15で支持することによりクリップを確実に取付け固 定できる。また、そのクリップは車体パネルの止め穴に差込み嵌着し、ドアライ ニングRを車体パネルの内側に対接固定するよう用いられる。
【0015】 そのドアライニングが対接固定された車体パネルの外部より衝撃力が加わると 、クリップ着座部11が車体パネルとほぼ平行に位置すると共に、ドアライニン グRのパネル面から間隔を隔て立上り板部10の突端側より棚板状に突出するた め、クリップ着座部11が立上り板部10の基部寄りtからドアライニングRの パネル面に近接するよう撓み変位し、更には立上り板部10の基部寄りtからド アライニングRのパネル面で破断されるようになる。
【0016】 これにより、そのクリップ取付座では車体パネルに加わる衝撃力を吸収し緩和 することができる。また、ドアライニングには荷重が集中するのを抑えられるか ら、ドアライニングが車内側に極度に撓み出すのを防ぐことができる。
【0017】
【考案の効果】
以上の如く、本考案に係る車体内装部品のクリップ取付座に依れば、立上り板 部の基部寄りを除く側部からクリップ着座部の側部に亘る支え板状の両側板部を 設けるため、通常の機械的強度を保てると共に、クリップ着座部を棚板状に張り 出ししかも両側板部を設ける領域から立上り板部の基部寄りを外すことにより衝 撃に対する脆弱部とするため、衝撃力が車体に加わったときにはクリップ着座部 が撓み変形可能で、更には立上り板部の基部寄りから内装部品のパネル面で破断 することにより衝撃力を吸収し緩和することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る車体内装部品のクリップ取付座を
示す斜視図である。
【図2】車体内装部品の一般例としてドアライニングを
示す斜視図である。
【図3】同ドアライニングを部分背面で示す斜視図であ
る。
【図4】従来の一例に係る車体内装部品のクリップ取付
座を示す斜視図である。
【符号の説明】
R 内装部品 10 立上り板部 11 クリップ着座部 12,13 側板部 t 立上り板部の基部寄り

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内装部品を車体パネルに取り付けるのに
    用いられるクリップの装備用として内装部品に設けるク
    リップ取付座であって、内装部品のパネル面より起立す
    る平板状の立上り板部と、その立上り板部の突端側より
    内装部品のパネル面と所定の間隔を隔て車体パネルとほ
    ぼ平行方向に張り出す棚板状のクリップ着座部と、立上
    り板部の基部寄りを除く側部からクリップ着座部の側部
    に亘る支え板状の両側板部とからなり、クリップ着座部
    をクリップの立付け保持用とし、両側板部を機械的強度
    の付与用とし、立上り板部の基部寄りを衝撃に対する脆
    弱部用として設けたことを特徴とする車体内装部品のク
    リップ取付座。
JP1999000824U 1999-02-22 1999-02-22 車体内装部品のクリップ取付座 Expired - Lifetime JP2602378Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1999000824U JP2602378Y2 (ja) 1999-02-22 1999-02-22 車体内装部品のクリップ取付座

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1999000824U JP2602378Y2 (ja) 1999-02-22 1999-02-22 車体内装部品のクリップ取付座

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11104U true JPH11104U (ja) 1999-08-17
JP2602378Y2 JP2602378Y2 (ja) 2000-01-11

Family

ID=11484412

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1999000824U Expired - Lifetime JP2602378Y2 (ja) 1999-02-22 1999-02-22 車体内装部品のクリップ取付座

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2602378Y2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50117382U (ja) * 1974-03-09 1975-09-25
JPS61250926A (ja) * 1985-04-30 1986-11-08 Ulvac Corp イオン加速装置用多重より線フイラメント
JP2013035322A (ja) * 2011-08-04 2013-02-21 Kasai Kogyo Co Ltd 車両用内装材の組付構造

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50117382U (ja) * 1974-03-09 1975-09-25
JPS61250926A (ja) * 1985-04-30 1986-11-08 Ulvac Corp イオン加速装置用多重より線フイラメント
JP2013035322A (ja) * 2011-08-04 2013-02-21 Kasai Kogyo Co Ltd 車両用内装材の組付構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2602378Y2 (ja) 2000-01-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5367751A (en) Panel locator and attachment apparatus
JPH11104U (ja) 車体内装部品のクリップ取付座
US20020164200A1 (en) Vehicle interior fastener clip assembly for securing a rubber molding between a vehicle dashboard and windshield
US8434810B2 (en) Surrounding structure of storage compartment of instrument panel
JP4336956B2 (ja) 部品取付クリップ
JP2606669Y2 (ja) 車体内装部品のクリップ取付座
JPH055528U (ja) 自動車用ドアトリムの取付構造
JP2600959Y2 (ja) 車体内装部品のクリップ取付座
JP2003341405A (ja) 内装部品におけるアームレスト構造
US10532638B2 (en) Mounting structure for mounting interior component
KR200447201Y1 (ko) 트림 장착용 패스너
JP2606069Y2 (ja) 車体内装部品のクリップ取付座
JP3268218B2 (ja) 自動車用小物入れ
JP2001233049A (ja) 自動車用のモールクリップ
JP4247381B2 (ja) 自動車用内装部品に備えたポケット装置
JPH0230376Y2 (ja)
WO2021060284A1 (ja) 車両のガーニッシュ
KR20020055333A (ko) 자동차의 트림 장착구조
JP2004144204A (ja) 物品支持具
KR100229465B1 (ko) 자동차의 루프 몰딩 장착용 클립
JP2596574Y2 (ja) 自動車の部品取付装置
JPH0687024U (ja) 自動車用ドアライニング
JPH0642450U (ja) バンパー構造
JP2606463Y2 (ja) クリップ取付座
JP2002213428A (ja) 少なくとも1つの機能ホルダを備えた保持装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19990928

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081105

Year of fee payment: 9

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081105

Year of fee payment: 9