JP2602378Y2 - 車体内装部品のクリップ取付座 - Google Patents

車体内装部品のクリップ取付座

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JP2602378Y2
JP2602378Y2 JP1999000824U JP82499U JP2602378Y2 JP 2602378 Y2 JP2602378 Y2 JP 2602378Y2 JP 1999000824 U JP1999000824 U JP 1999000824U JP 82499 U JP82499 U JP 82499U JP 2602378 Y2 JP2602378 Y2 JP 2602378Y2
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clip
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rising
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vehicle body
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孝 岩崎
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TS Tech Co Ltd
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Connection Of Plates (AREA)
  • Insertion Pins And Rivets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、内装部品を車体パネル
に取り付けるのに用いられるクリップの装備用として内
装部品に設けるクリップ取付座の改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、図2で示すドアライニングRや
リアコーナートリム等の内装部品においてはクリップを
パネル面に複数個備え、各クリップを車体パネルの止め
穴に圧入嵌着することにより車体パネルに対接固定する
ことが行なわれている。
【0003】そのクリップを備えるには、図3で示すよ
うにクリップ取付座Hが内装部品Rと一体に樹脂成形し
或いは別体ものを取り付けることによりパネル面に設け
られている。また、このクリップ取付座Hにはクリップ
が車体パネルの止め穴に圧入嵌着される先端側を突出さ
せて立付け保持することにより備え付けられている。
【0004】従来、そのクリップ取付座Hとしては、図
4で示すようにクリップ2の係合片2aを穴縁に嵌込み
係止させてクリップ2を立付け保持する鍵穴状の取付穴
1aを設けるクリップ着座部1bと、このクリップ着座
部1bと内装部品Rのパネル面との間にクリップ2の基
部側2bを収容する空間を隔てる直立状の側壁部1cと
から形成するものがある。
【0005】そのクリップ取付座Hは側壁部1cが剛性
を有し、リブ的な補強機能を発揮することからクリップ
2を確実に立付け保持することができる。然し、このク
リップ取付座1では衝撃力が車体の側方より加わった場
合、その衝撃力を乗員にそのまま及ぼすおそれがあるた
め、乗員を保護する観点からすると好ましくない。
【0006】その衝撃力を緩和するべく、所定値以上の
衝撃力で破断するV溝状の薄肉部や切欠窓状の肉抜き部
等を剛性脆弱部としてクリップ取付座の側壁部に設ける
ことが知られている。
【0007】このクリップ取付座によれば、所定値以上
の衝撃が加わると、側壁部が剛性脆弱部で破断すること
から衝撃力を吸収し緩和することができる。然し、その
クリップ取付座では内装部品を製品として運搬し或いは
クリップを圧入嵌着する等の際に加わる外力によっても
簡単に破断し易い。このため、内装部品を製品として並
びにクリップ取付座自体を取り扱うのも慎重に行なわな
ければならない。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、通常の機械
的強度を保つよう形成し、尚且つ、車体に加わる衝撃力
を吸収し緩和できる車体内装部品のクリップ取付座を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案に係る車体内装部
品のクリップ取付座においては、内装部品のパネル面よ
り起立する平板状の立上り板部と、その立上り板部の突
端側より内装部品のパネル面と所定の間隔を隔て車体パ
ネルとほぼ平行方向に張り出す棚板状のクリップ着座部
と、立上り板部の基部寄りを除く側部からクリップ着座
部の側部に亘る支え板状の両側板部とからなり、クリッ
プ着座部をクリップの立付け保持用とし、両側板部を機
械的強度の付与用とし、立上り板部の基部寄りを衝撃に
対する脆弱部用として設けることにより構成されてい
る。
【0010】
【作用】本考案に係る車体内装部品のクリップ取付座で
は、立上り板部の側部からクリップ着座部の側部に亘る
支え板状の両側板部を設けることから通常の機械的強度
を保っても、立上り板部の突端側より内装部品のパネル
面と所定の間隔を隔てクリップ着座部を車体パネルとほ
ぼ平行方向に張り出す棚板状に設けると共に、立上り板
部の基部寄りを衝撃に対する脆弱部用として設けるた
め、所定値以上の衝撃値が加わると、クリップ着座部が
立上り板部の基部寄りから内装部品のパネル面方向に容
易に撓み変位し、更には立上り板部の基部寄りから破断
することにより側突に伴う衝撃力を吸収し緩和すること
ができる。
【0011】
【実施例】以下、添付図面を参照して説明すれば、図示
実施例は自動車用のドアライニングに設けられるクリッ
プ取付座を示す。そのクリップ取付座は、ドアライニン
グと別成形したものをドアライニング基板に取付固定
し、またはポリプロピレン樹脂等からインジェクション
成形されるドアライニング基板と一体に樹脂成形するこ
とができる。
【0012】そのクリップ取付座は、図1で示すように
ドアライニングRのパネル面より起立する平板状の立上
り板部10と、その立上り板部10の突端側よりドアラ
イニングRのパネル面と所定の間隔を隔て車体パネルと
ほぼ平行方向に張り出す棚板状のクリップ着座部11
と、立上り板部10の基部寄りtを除く側部からクリッ
プ着座部11の側部に亘る支え板状の両側板部12,1
3とを備えて形成されている。
【0013】このクリップ取付座においては、一端の開
放された鍵穴状のクリップ取付穴14を板面に設けるこ
とから、クリップ着座部11がクリップの立付け保持用
として設けられている。そのクリップ着座部11に対
し、クリップ受け桟15を中央に有する受け台16が下
部側に設けられている。両側板部12,13は通常の剛
性を保つ機械的強度の付与用とし、立上り板部10の基
部寄りは側板部12,13を設ける領域から外すことに
より衝撃に対する脆弱部用として設けられている。
【0014】このクリップ取付座は、アンカー形状等の
クリップを基部寄りの係合片でクリップ取付穴14に嵌
込み係止させてクリップ着座部11で立付け保持すると
共に、基部側をクリップ受け桟15で支持することによ
りクリップを確実に取付け固定できる。また、そのクリ
ップは車体パネルの止め穴に差込み嵌着し、ドアライニ
ングRを車体パネルの内側に対接固定するよう用いられ
る。
【0015】そのドアライニングが対接固定された車体
パネルの外部より衝撃力が加わると、クリップ着座部1
1が車体パネルとほぼ平行に位置すると共に、ドアライ
ニングRのパネル面から間隔を隔て立上り板部10の突
端側より棚板状に突出するため、クリップ着座部11が
立上り板部10の基部寄りtからドアライニングRのパ
ネル面に近接するよう撓み変位し、更には立上り板部1
0の基部寄りtからドアライニングRのパネル面で破断
されるようになる。
【0016】これにより、そのクリップ取付座では車体
パネルに加わる衝撃力を吸収し緩和することができる。
また、ドアライニングには荷重が集中するのを抑えられ
るから、ドアライニングが車内側に極度に撓み出すのを
防ぐことができる。
【0017】
【考案の効果】以上の如く、本考案に係る車体内装部品
のクリップ取付座に依れば、立上り板部の基部寄りを除
く側部からクリップ着座部の側部に亘る支え板状の両側
板部を設けるため、通常の機械的強度を保てると共に、
クリップ着座部を棚板状に張り出ししかも両側板部を設
ける領域から立上り板部の基部寄りを外すことにより衝
撃に対する脆弱部とするため、衝撃力が車体に加わった
ときにはクリップ着座部が撓み変形可能で、更には立上
り板部の基部寄りから内装部品のパネル面で破断するこ
とにより衝撃力を吸収し緩和することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る車体内装部品のクリップ取付座を
示す斜視図である。
【図2】車体内装部品の一般例としてドアライニングを
示す斜視図である。
【図3】同ドアライニングを部分背面で示す斜視図であ
る。
【図4】従来の一例に係る車体内装部品のクリップ取付
座を示す斜視図である。
【符号の説明】
R 内装部品 10 立上り板部 11 クリップ着座部 12,13 側板部 t 立上り板部の基部寄り

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内装部品を車体パネルに取り付けるのに
    用いられるクリップの装備用として内装部品に設けるク
    リップ取付座であって、内装部品のパネル面より起立す
    る平板状の立上り板部と、その立上り板部の突端側より
    内装部品のパネル面と所定の間隔を隔て車体パネルとほ
    ぼ平行方向に張り出す棚板状のクリップ着座部と、立上
    り板部の基部寄りを除く側部からクリップ着座部の側部
    に亘る支え板状の両側板部とからなり、クリップ着座部
    をクリップの立付け保持用とし、両側板部を機械的強度
    の付与用とし、立上り板部の基部寄りを衝撃に対する脆
    弱部用として設けたことを特徴とする車体内装部品のク
    リップ取付座。
JP1999000824U 1999-02-22 1999-02-22 車体内装部品のクリップ取付座 Expired - Lifetime JP2602378Y2 (ja)

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JPH11104U JPH11104U (ja) 1999-08-17
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JPS61250926A (ja) * 1985-04-30 1986-11-08 Ulvac Corp イオン加速装置用多重より線フイラメント
JP2013035322A (ja) * 2011-08-04 2013-02-21 Kasai Kogyo Co Ltd 車両用内装材の組付構造

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